このページは,塾の様子や教育に関すること,その他,
世の中の出来事について,塾長が思うがままに雑記しています。
15年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
15/12/31(木)
年の瀬を迎え新年の準備に追われている人も多いことだろう。そういった人たちには申し訳ないのだが,個人的には新年の準備を意識してすることはほとんどない。大掃除などすることもなく,新年に向けてたくさん買い出しすることもない。帰省とも無縁だ。自宅が実家なのだ。とは言うものの,新年を迎えるにあたって何かしら新しいものがあってもいい。大晦日のスーパーで見たものは「ワケあり品」と称された有田焼の丼が目に入った。緑で彩られた側面の上方には,なにやら象形文字のような文様があり,それが何となく気に入り買うことにした。500円だった。年越しそばがその器の最初の仕事になりそうだ。それとは別で,頂き物の青いビードロの徳利も正月から使おうかと思っている。熱に強く,電子レンジでも使える優れものだ。日本酒だけでなく,この時期なら梅酒のお湯割りなど作るのも最高だろう。柚子やカボスを搾ると別物になる。酒飲みの冬の楽しみ方だ。結局飲み食いのものばかりが新年の準備となった。毎年,正月はのんびりグダグダの生活をしているのだが,そんな日々を過ごすことをたまには許して欲しい。
15/12/30(水)
忘年会から二日後の今日,ようやく自宅から出て買い物に出掛けた。塾の大きな宴会は年に3回で,その中でも忘年会と夏の打ち上げはあとがしばらく休みということもあってかなり派手に飲む。そのため回復するのに一日だけでは足りない。それとも単に歳を取っただけなのだろうか。何にせよ二日間たっぷり休養してなんとか元に戻った。年末年始にはまた飲むので,この二日間はいい休養になった。仕事があるときにはほとんど休み無く働くので,たまにはこんなにのんびりするのも悪くない。二日ぶりの『社会復帰』は,近所のスーパーへの買い物が中心だった。馴染みの店の店長には,年末の忙しさを聞いてみたところ,去年よりは忙しくないとのこと。それでも売り上げは今年の方がいいというのだから結構な話ではないか。別のスーパーの屋上からは,晴れ渡った冬の空に鮮やかな夕焼けを見ることができた。沈んだあとの山の端を見ながら,今年もあと一日とちょっとになったと思った。
15/12/29(火)
昨日は八王子教室で忘年会を行った。先生方の忘年会だが,卒業生もたくさんやってきた。卒業後講師としてきているOBが居る一方,卒業後何度も飲みに来てくれる卒業生も居る。宴会が始まり見渡すと,卒業生が大半を占めているのに気づいた。卒業後のさまざまな話が聞けるのが楽しい。一番上の先輩と,一番下の後輩の年齢差は15歳ほど。親子ほどの差までとはいかないが,ずいぶん上に下にと集まったものだ。今年一年の労をねぎらいながら,今年はどんな年だったのかなど考える暇も無いほど宴は盛り上がった。
15/12/28(月)
年内の冬期講習が今日で終了する。今回の冬期講習は,担当する授業よりも面談の方が圧倒的に多かった。授業は一講座100分だが,ひとつの面談に要する時間は平均でおおよそ一時間だ。中には一時間半になることもあり,授業一講座分ほどの時間が必要なこともある。高校2年生にとってはそれだけ大事な時期だということだ。毎度のことだが,生徒と親との温度差があることを感じるケースが今回は多い。面談時に心がけていることのひとつは,決して急がないことだ。次の面談が迫っていても,終わりを感じさせるような雰囲気を作らないようにしているつもりだ。時間制限があることはあるのだが,それを意識したり意識させてしまっては,落ち着いて話ができなくなる。ふだんから腕時計はしないが,壁に掛けてある時計も見る素振りはしない。それが礼儀というものだろう。
15/12/27(日)
日曜日だが講習中なので授業はあった。ふだん日曜日に授業は無い。あるとしたら試験前か数学特訓くらいだろう。そのせいか,塾が開いているかと心配して問い合わせがあった。生徒から一件,先生から一件だ。用心に越したことはない。来てみて開いていなければがっかりする。買い物に出掛けたとき,目的の店が閉まっているときの侘しさは言葉に言い表しにくい。
15/12/26(土)
今日は午後の最初の時間に授業をしてからカウンセリングや面談があった。その後先生との打ち合わせやいくつかの連絡事項を済ませてから東中野教室へ移動した。先日の終業式の日に都合の合わなかった生徒・保護者の三者面談を行ったのだ。夜の面談は授業も全て終わっているので静かだった。けれども面談内容は高校2年のこの時期なので熱くなる。一年後の今日にはのんびり年末を過ごし,正月を迎えていられるだろうか。生徒自身はもちろん,面談にみえた親のその思いも強いだろう。
15/12/25(金)
今日から冬期講習の中期が始まった。前期同様,この期間の対象学年は主に高校2年生だ。明大推薦・統一学力テスト対策ゼミを行っている。午前中の授業を終えてから郵便局に向かった。年賀状を出しに行ったのだ。八王子駅前郵便局は,駅前にある東急スクエアの2階にある。エスカレーターで上り入ってみると,いつもはそれほど人が多くない局内が人で一杯だった。順番待ちは20人ほどだった。年賀状を出すだけだったので,影響は無かったが待っている人たちは大変だっただろう。次に銀行に記帳しに行った。郵便局の比では無かった。銀行内はまるで混雑している駅のプラットホームのようで,ATMに並んでいる人は銀行の外まで続いていた。最後部には女子行員が「列の最後部」のプラカードを持っている姿を目にした。ここはどこぞの遊園地か!と思わず言いそうになった。記帳は今日でなくても済むことだったので,当然その長い行列に加わることはしなかった。
15/12/24(木)
仕事用の年賀状は,今年に限ってはかなり早めに仕上げた。ところが個人的なものはギリギリになってしまった。まあ,そんなものだろう。そこで一気に仕上げた。前年の宛名リストから新たに加える人,除く人をリストアップ。宛名印刷をし,画像を取り込み若干の修正。その後は印刷だ。宛名印刷をし,裏面の印刷。仕上げはひとり一人にメッセージを手書きで入れた。全部で約50枚だ。こうして記すとおおごとのようだが,はじめから最後までで1時間も要していない。最も時間を費やしたのは手書きのメッセージで,それ以外は20分程度だろう。印刷機の早さに救われた。
15/12/23(水)
昨晩は帰ってから湯豆腐を作った。ふだん鍋物は出汁に醤油と料理酒で味付けをしてから具材を入れる。けれども昨夜は鍋に水を張り,そこにネギと豆腐だけを入れた。しっかり暖めてから柚子醤油で食した。柚子は頂き物で,黄色く熟したたまん丸のものだ。半分に切るといい香りがし,実がしっかりしているのが見えた。それをギュッと絞り,醤油と酒で味を調え湯で薄め,最後に柚子の皮を細く刻みそれを入れて仕上げた。豆腐とネギが柚子の香りに包まれて美味かった。そんな晩酌をしながら録画してあったニュース番組を見ていると,昨日が冬至であることを知った。画面には柚子湯に浸かっている人の映像が流れた。偶然かもしれないけれど,なんとなく柚子を欲したのは何かの縁だろうか。寒さが本格的になってきたが,ほっこり暖かな夜を過ごせた。
15/12/22(火)
今日から期末面談が始まった。毎年この時期は高校2年生が対象だ。高校3年の推薦が決まった今,高校2年生が次の番となる。実質残り一年を切ったのだ。今日は東中野教室での面談だ。学校のPTAがあったので,面談は予定外の学年のものも突発的に入ることもある。保護者との面談で必ずといっていいほど毎回出る話題は,男子校である明大中野校の場合はゲームのことである。今どきの中学生・高校生の男子で,ゲームをやらない生徒はどれほど居るのだろうか。息抜きの娯楽としては認めるが,度を超した場合は考えものだ。もはや息抜きで無くなるからだ。自制できないのならば強制的に制限しなければならない。親とこどもの戦いはまだまだ続きそうだ。
15/12/21(月)
今回あつらえたスーツは二着。靴同様,スーツは何着か着回す方が長持ちする。また,ある程度の値段がしてもブランドもののきちんとしたスーツの方が長持ちして,結果的にコストパフォーマンスがいい。今持っているスーツの中にも8年を超え,今なお『現役』のものもある。個人的にはサイドベンツが好みで,今回あつらえた2つのスーツもサイドベンツにした。この方がポケットに手を入れたときに型が崩れにくいのがいい。その反面,デメリットもある。面談のときに座る椅子との相性だ。ふだんはクッション性の高い椅子に座っているのだが,面談時は教室で行うため,いわゆる学校で使うあのおなじみの椅子に座る。この椅子は座面とサイドのパイプとの間に微妙に隙間があるのだ。その隙間にサイドベンツのスーツの上着の下部が挟まってしまうことがあるのだ。立ち上がろうとしたときに引っかかって仕舞うことしばしば。期末面談が多いこの時期。気をつけて立ち上がるようにしよう。
15/12/20(日)
ここ数年,スーツを新調しなかった。理由はいくつかある。時間が無い。でもそれはいつのときも同じで,いわゆる言い訳だ。世界中で一番忙しい人でも,スーツの一つをあつらえる時間はあるだろう。理由その2は体格だ。正直,ここ数年は体重が増加の一途をたどっていた。人生で体重の最大値を更新することが多々あった。以前着ていたスーツが着れなくなる恐れがあったのだ。上着はともかく,スラックスの方が怪しくなったのだ。電車に乗っていて,たまにスラックスがお腹の肉にめり込んでいる人を見て,ああは成りたくない,そう思っている姿に自分が近づいているのではないかと危惧し始めたのだ。そうして今年の夏,人間ドックを受けた。そこで娘のような - 断っておくが実際娘はいない - 年齢の栄養士に指導を受けそれなりにスリムになった。年下からの指導は結構効くものだ。その結果,夏以降体重は5kg落ちた。ベルトの穴の位置も2個ほど変化を見た。この時期を逃してスーツを作る時はない。そう決心した。(つづく)
15/12/19(土)
明大中野校の高校3年生は,今日が久しぶりの登校日だった。学校帰りに何人かの生徒が寄ってくれたようだ。「ようだ」と記したのは,今日が八王子教室勤務で間接的に話を聞いたからだ。明治大学への推薦がどの学部・学科になったかが今日,明らかになったのだ。その報告に生徒がやって来てくれたのだ。明大中野八王子校から遅れること三週間。ようやくそれぞれの進路が決まった。電話で連絡をしてきてくれた生徒もあり,これで今年の内部推薦の全容が分かってきた。今日は生徒に直接電話できなかったが,月曜日にでも話を聞こうかと思っている。その一方で,健闘むなしくあと一歩というところで届かなかった生徒も出てしまった。たとえその差が僅かであっても,結果はいつも残酷だ。悲喜こもごものこの時期を迎えると,今年も残りあと僅かだ。
15/12/18(金)
数年前の講習で使った「ユークリッドの互除法」のプリントには,Bicの赤いボールペンでぎっしり解答が記されていた。解答を作った卒業生は,そのときには先生でもあった。彼の数学への情熱の傾け方は熱く,論理的な考え方がきちんとしているのは解答を見れば分かる。生徒として居た時期から,数学の理解度や計算力は他の生徒とは一線を画していた。今は地方の大学で研究をしている。さて,ワープロで答案作成することはやめた。彼のきちんとした手書きの答案の方が遙かに優れていたからだ。活字にしてしまってはその良さは分からなくなる。何よりも解答以外の走り書きやちょっとしたヒントが面白い。ところでなぜBicのボールペンとだとすぐに分かったかというと,彼と半分ずつ分けたからだ。その昔,Bicボールペンの同好の士である二人が,通信販売で“Fine(細字)”と“Medium(中字)”をケースごと買い半分ずつ分けたことがあったのだ。
15/12/17(木)
新しく作っている教材には,生徒用のものとは別に解答を赤色の文字で入力したものも作っている。以前は手書きで解答を入れていたのだが,教材を新しくするたびにまた書き込まなければならないので,数年前からの教材は極力ワープロで打ち込むようにしている。そうすれば,新課程になったり修正をしたときにも手書きの解答を作る必要が無くなる。今回の冬期講習に向けて,いくつかの教材を作成している。その中に高校生の数学で「ユークリッドの互除法」という単元がある。証明の多い内容なので,生徒には敬遠されがちである。生徒用の教材はすでに出来ていたので,今年は解答を入れようかと思っていた。そこで手書きの解答をファイルから取り出した。そこには赤のボールペンでぎっしり証明や計算方法が記されていた。その解答を作ったのは卒業生だ。(つづく)
15/12/16(水)
今日から冬期講習が始まった。とは言うものの,始まったのは高校2年生の明大推薦・統一学力テスト対策ゼミのみだ。毎年この時期は高校2年生対象の授業を行っている。他学年の授業はほとんど無い。けれども冬期講習の申し込みや問い合わせはすでに始まっている。個人指導の問い合わせや申し込みなど,講習時には細かな要望が出る。その都度A4の紙にメモを書いていく。右上には通しナンバーを,左側には日付とチェックリスト用に□を記す。この紙が日を追って徐々に増えていく。チェックリストの□も増えていくが,組み込みが済めばそれも減っていく。講習は始まったばかりだが,やるべきことは次から次へとやって来る。
15/12/15(火)
個人的な用件があり,それを片付けるために早起きした。午後から授業の予定があったので,それに間に合うように出かけた。けれども予定通りに事が運ばないのが世の常で,一件だけ片付かないままで終わってしまった。慌てるとろくなことが無いのもこれまた世の常なのか,ふだんなら余りしないミスをも犯してしまった。結果的には事なきを得たのだが,もっと余裕を持って行動するべきだと反省した。実際,工夫すれば今日のいくつかの用件はもっと早くにできたはずだったのだから。
15/12/14(月)
夕方,銀行に行った。ATM機で入金しに行った。時間は午後6時前だったので銀行内は閑散としていた。客の数も少なく行員の姿はなかった。入金を済ませるとATM機の上の方に預金通帳の忘れ物があった。置き忘れてしまったのだ。今一度銀行内を見回したがやはり行員は居なかった。そこで壁に掛かっていたインターホンで連絡を取った。すると銀行の管理センターに繋がった。オペレーターは預金通帳の名義と,繰越などで使い終わった通帳でないかを聞いてきた。名義は会社のものだった。それを読み上げ,繰り越した通帳ではないようだと伝えると,ATM機で預かるとのこと。最初は意味が分からなかったが,その後彼女は「遠隔操作をしてATMに入れられるようにします」と言った。しばらくしてATMは使用中止になりすぐさま通帳を入れる箇所が点滅した。「どのページでも構いませんので開いて入れてください」と指示があった。ケースから取り出し適当なページを開いて入れた。ケースはどうするかと聞くと,それが銀行で作成しているものだと分かると,そのまま置いてくださいと言われた。インターホンを切ると程なくATM機は元の状態に戻った。いろいろな仕事があり,さまざまな対処の仕方があるのだと感心した。
15/12/13(日)
守りたいもの。それは人によってさまざまだろう。地位であったり,財産であったり。でも,中学生や高校生にとって守りたいものは何だろうか。家族,友達,成績。それとも『今』のこのひと時だろうか。時や年齢,その立場で異なるのかもしれない。けれども共通するのは大切な人,大切なものたちだろう。守りたいものは失いたくないものかもしれない。失って初めて知る大切さ。変わらないと思っている『今』を大切にしなければ。そう思った。一人で生きている訳ではないのだから。
15/12/12(土)
明大中野八王子校は昨日で,明大中野校は今日,期末試験が終わった。そのため今日の塾内はかなり静かだった。試験前の喧噪がウソのように静まりかえっていた。八王子教室の個別指導で来ている他校の生徒は「こんな塾の日もあるんですね」と驚いていた。戦士の休息ではないが,生徒たちも今は試験後でホッとしていることだろう。もっとも,来週早々には答案返却があり,現実を目の当たりにする時間がやって来る。
15/12/11(金)
第一教育センターのロゴが入ったカレンダーは,新年最初に送る教室通信に同封する予定だ。今回が初めての試みだ。カレンダー自体は一年間使うものなので,営業的にはそれなりの効果は見越せるのかもしれない。もっともそんな効果を見込んで作った訳ではない。塾生の家庭で一年間,どこかに存在してもらえればそれだけで充分だと思う。月に一度めくるたびに,わが子の塾のことを思いおこす切っ掛けになるだけでも,カレンダーは役目を果たしてくれることだろう。時計は刻一刻を告げ,日めくりカレンダーは超短期的な時間を教えてくれる。月めくりのカレンダーは短期的な時間を知らせてくれる。一年間一枚のカレンダーは中期的な時間を刻み続けていることに気づかされる。そうして一年が終わり,みんな平等にひとつ歳を重ねていく。けれども,重ねられずに去って行く人もいる。戻れない時系列を,カレンダーは記憶の中で一時的に引き戻してくれる。少しだけ戻るには,月めくりのカレンダーがちょうど良い気がする。
15/12/10(木)デスクカレンダー
今年もカレンダーを貰う時期がやって来た。貰うのは銀行からだ。教室に貼る目的で毎年近所の銀行に寄るたびに貰っている。一人では大変なので,何人かの先生とで分担して貰っている。それとは別に今年は塾でも卓上のカレンダーを作成した。文具類などの事務用品の通信販売会社の既製品で,そこにロゴや住所が入る簡易的なものだ。そのカレンダーが先日出来上がって届けられた。通販会社のサイト上でカレンダーを選び,入れる文字とロゴと部数を決めるだけで済む。ロゴは第一教育センターの封筒に印刷しているペンをモチーフにしたものを入れた。あとは東中野教室と八王子教室の電話番号を印刷した。完成品が届くとそれを主だったスタッフに見せた。まずまずの評判だった。赤い留め金と金ぱくの文字が目を引いたようだ。(つづく)
15/12/09(水)
今週は期末試験週間だ。今日も多数の生徒が授業や自習でやって来た。試験中の授業は試験時間割によってその日の授業が決まる。ほとんどの授業は翌日の試験対策として行う。試験時間割によって,教科の先生が決まる。今日の八王子教室は数学の先生が多かった。それもそのはずで,明日の高校2年生の試験は数学のみなのだ。授業後も自習の生徒も含め,遅くまで翌日の勉強をしていた。そのため,仕事をしながらも質問を受けることしばしば。生徒は仕事をしている場所に入れ替わり立ち替わり来る。自分の仕事もやらなければならないが,何よりも生徒の勉強が一番大切だ。授業が終わった他の数学の先生も何人か,生徒に捕まっていた。
15/12/08(火)
火曜日は通常八王子教室勤務の日だが,試験時間割の関係で今日は東中野教室で授業を行った。授業後はひたすら教材の修正をした。ふだんはなかなかできない教材の修正だが,今年の東中野教室の担当授業の巡り合わせから,今のこの時期はじっくり時間が取れる。それゆえ教材に時間を掛けられるのだ。新しい教材では無く,修正や加筆に時間を費やしている。授業をしていて気になる箇所を直すのだが,案外この作業ができないまま過ぎることが多いのだ。時間が経てばそれだけ記憶も薄れ,どこをどう修正したかったのか思い出せないこともある。じっくり直すことができる時間が東中野教室では取れる。
15/12/07(月)
明大中野八王子校の高校生は,今日から期末試験が始まった。試験対策授業や自習などでたくさんの生徒がやって来た。中学生は明日から試験が始まる。明大中野校の方は明大中野八王子校よりも一日遅れで,中学2年生から高校2年生は明日から,中学1年生だけが水曜日から試験が始まる。いずれにしても今週中にはすべての試験が終わる。自習していた高校2年生が,生徒どうしで化学を教え合っていた。苦手な同級生に説明や質問を受ける形でしていた。苦手な生徒の出来があまりにもひどかったので,途中助けに行こうかと思ったがやめた。教えている方がそれなりにきちんとしていたので,そのままでいいと思ったのだ。教えることにより,自分の知識の整理が出来,分かっていたと思っていたことが,そうでないことに気づくこともあるからだ。自習は10時を過ぎた頃まで続いていた。
15/12/06(日)
金曜日の帰り道,車の中で聞いていたラジオからは,短歌の先生を中心にした短歌の作り方のプログラムがあった。その中で,短歌は5・7・5・7・7にとらわれず,日常の言葉を使いながら,合計31字であれば構わないとあった。番組の後半では新年に向けた短歌の募集があった。お題は「夢」だ。いかにも新年らしい。けれども,短歌初心者には難しいので,「つけ句」なるものでお題が出された。下(しも)の句を決め,上(かみ)の句を募る趣向だ。さて,その下の句は「今年こそはと 日の出に誓う」だ。初日の出に今年の思いを込めた句を託すということだ。自宅まではまだ20分ほどの距離。帰宅中の車の中で考えた。個人的な句は程なく思い浮かんだ。けれどもこの願いは実現が少し難しいかもしれない。でも頑張ろうと思った。そう,決してあきらめてはいけないのだ。強く願えば叶うことだってあるのだから。次に考えたのが仕事に関する句だ。やはり願うのは生徒全員の合格。生徒すべての成績向上を願うのはいつものことだが,最終目標を達成できることが一番の願いだ。『全員が 笑顔迎える 晴れやかに 今年こそはと 日の出に誓う」
15/12/05(土)
終電ぎりぎりになってしまった年賀状印刷だが,残された時間で郵便番号の場所の微調整をすることにした。画面で上下左右の調整画面が出る。それを数ミリ移動させた。その後試し刷りをした。すると最初よりさらに郵便番号は右に移動してしまった。しまった,右じゃなく左だ,そう呟きながら再度微調整。今度はうまくいった。左に調整が正しかったのだ。結局宛名印刷が終わったときの残り時間は十数分だった。その後本文印刷に入ったが,これは2分で終了。どうにか間に合った。どこかであきらめていたらそれまでだった。年賀状は現在,順調に先生方に一筆を入れていって貰っている最中だ。
15/12/04(金)
年賀状の原稿自体はできていた。その印刷に要する時間は,年賀はがきをトレイにセットすれば100枚くらいなら2分程度で終わる。問題は宛名印刷の方だ。データベースソフトから塾生の名簿を検索し,それを宛名印刷用のソフトに取り込む。この作業も毎年のようにやっているのでさほど苦労はしない。ところがそのソフトを立ち上げようとしたところ,すぐに見つからなかった。メインで使っているパソコンのOSをWindows10にしたばかりで,勝手が違ったのだ。仕方なく古いバージョンから立ち上げて宛名印刷を始めた。そのときすでに終電までの時間は残り30分ほどだった。まず最初の一枚を試し刷りした。印刷された年賀はがきの表面を見て少し考えた。このまま印刷していいものかと。郵便番号の数字が,その枠の右端ぎりぎりに印刷されたのだ。去年まではこんなことは無かった。枠内に収まってはいるものの,なんだか気持ち悪い。印刷画面で微調整はできるが問題は時間だ。果たしてなおすべきか。(つづく)
15/12/03(木)
年賀状の印刷だが,試験前であることからさまざまな仕事が入り厳しくなった。日中には推薦の内定を貰った高校3年生が親と一緒に挨拶に来てくれた。嬉しい報告だ。現段階ではあくまでも『内定』なのだが,ここまで来て後々もめることはまず無い。それゆえ安心できるのだ。これまでのこと,これからのこと,たくさん話が出来た。生徒は喜びにあふれ,母親はこどもの勉強や進路に関する不安や不満から解放された安心感が出てくるのがこの時期だ。授業前には急遽銀行に行かなければならない用件が出来た。大急ぎで銀行まで行き,戻ってからすぐに授業が始まった。今日の担当は2講座で,授業終了は午後10時近かった。授業後に生徒からの質問を受けた。そのあとは授業変更や先生あるいは生徒への連絡,経理の仕事などなど,どうしてもやらなければならない仕事をした。そして時計を見ればすでに午後11時を過ぎていた。終電まで1時間を切ったのだ。さて,残った時間で年賀状の作成は出来るのだろうか?はたと考えてみた。(つづく)
15/12/02(水)
年賀状を作成した。仕事で作る年賀状は2種類ある。先生や業社などに送る「業務用」と,生徒宛に送るものだ。その内の生徒用の方を作った。例年よりもかなり早めに作成した。なぜならば,担当している先生方に一筆入れて貰うためなのだ。これまでもそうして来たのだが,印刷が終わる頃は期末試験も終わってしまい,多くの先生が年内の授業を終わらせてしばらく来なくなってしまうのだ。そのため,一筆入れて貰うにも機会を逸してしまっていたのだ。その反省をもとに今年は早めに作成したのだ。あとは印刷だけ。明日には終わらせたいと目論んでいる。
15/12/01(火)
明治大学へ推薦の内定を貰った生徒たちのこの時期の過ごし方はさまざまだ。のんびり自宅で過ごす生徒も居れば,部活動で後輩の指導に当たるもの者もいる。燃え尽き症候群ではないが,これまでがむしゃらに頑張ってきたので,なかなか次の一歩に踏み出せない生徒も居ることだろう。けれども中には自分の進学先に不安を抱いている生徒も存在する。推薦はすべての生徒が希望する学部・学科に行ける訳ではない。中にはやむを得ず受け入れている生徒も居るのだ。進学先がその生徒に明らかに合っていないと思われる進学先もある。生徒の適正と学校の先生の思惑が必ずしも一致しないケースがある。進学先に悩んでいる生徒は,早く次の一歩を踏み出すべきだろう。内部推薦という制度には,その時間的猶予があるのだから。
15/11/30(月)
高校3年生の学年末試験が終わって10日ほどが過ぎたが,もう下級生の試験が迫ってきた。ゆっくり感傷に浸っている場合ではない。次の準備に取りかからなければならない。高校3年が終わった今,高校2年生が実質最上級生となる。幼いと思っていた生徒たちもいつの間にか逞しくなっていく。これまで自習室の多くを占有していた先輩たちに取って代わって,2年生の自習率が高くなってきた。今度は自分たちの番だという覚悟が芽生えはじめているのだろうか。こうした精神は引き継いで欲しい。
15/11/29(日)
今年最後の数学特訓を行った。東中野教室と八王子教室で同日開催だった。高校3年生の試験は終わっているので,今回の対象学年は高校2年生以下だった。どちらの教室も盛況で,正直先生の確保に苦労した。数学特訓の最中,一人の生徒が「試験明日からだっけ」と突拍子もないことを言った。スケジュール管理がなっていないどころか,もし明日から試験だとして,数学以外の他の教科の準備はどうなるのだろうか。朝から午後3時まで数学漬けでは他教科に手が回らない。当然試験まではまだ間がある。次の日曜日が試験直前となるのは言うまでもない。
15/11/28(土)
明大中野八王子校の高校3年生は今日,学校から内部推薦の『内定』を貰った。自宅待機の3日目の週末,担任の先生から電話連絡がされた。午前中にほとんどの生徒が連絡を受けたようだ。結果報告は電話であったり,メールであったりする。どの生徒も喜んでいるが,それ以上にホッとしているのは親の方だろう。はらはらどきどき,待ちわびて疲れ切っているのかもしれない。その分喜びもひとしおだろう。けれども全面的に喜んでもいられない。希望通りの学部・学科でない生徒も居る。悩んでそのまま進むのか,あるいは受験に切り替え捲土重来を計るのか。最終的な判断は生徒自身が決めることだ。もっと厳しい現実もある。学校自体が100%の推薦率ではないので,残念な結果に終わることもある。全員合格が理想だが,やはり希望の叶わない生徒が今年も出てしまった。残酷な現実だが,悲しんでいるだけではいけない。辛いと思うが次の一歩を踏み出さなければならないのだ。光と影,勝者と敗者。内部推薦を狙ってきた生徒たち。それを手助けし,ここまで一緒に歩んできた者として,同時に喜びを感じ悲しみを受け止めなければならないのがこの時期だ。
15/11/27(金)
勉強をしに来た生徒が,段ボールを抱えてやって来た。箱には「上皿天秤」と書かれていた。中身もそのままだ。非日常的なそれを見て,いったいどうしたのかと,当然訊いた。すると理科の先生から貰ったとのこと。新たに上皿天秤を購入でもしたのだろうか,廃棄物となったモノを生徒にあげたのだ。それをものともせずに持ち帰るのはちょっと解せなかった。なぜならば,上皿天秤はそれなりの大きさと重量があり,持ち帰るには少し厄介だからだ。どうして引き受けたのかと訊くと,「売るためです」との現実的な答えが返ってきた。ちなみに彼が調べたところ,5000円程度でネットで販売されていたらしい。うまく売りさばければちょっとしたお小遣いになる。果たしてうまく買い手が付くのだろうか。段ボールには紐掛けも何もしてない『素』の状態だった。帰りの電車で難儀しそうだったのでので,ナイロンの紐を掛け,手提げ用にイージーホルダーを付けてやった。
15/11/26(木)
最近は電車通勤するときに,鞄以外にもう一つ袋を持って出掛けることがよくある。紙袋であったり,やや大きめの布製の袋であったりする。教材や事務用品,あるいは個人的なものなどを入れている。けれども毎日持ち歩いている訳ではない。片手が空いている日もある。そんな日に銀行に寄って記帳などをしたあとに,ATM機の上を見てしまう。そして片手が空いていたりするとちょっと不安になる。忘れ物をしていないかという強迫観念だ。それゆえ,必要がなくても持ち歩いた方が安心感があるのかもしれない。やれやれだ。
15/11/25(水)
生徒の忘れ物を減らすためにはどうしたらよいか。これは昔からの課題であり,完全なる解決方法は永遠に見つけられないだろう。人間はミスをする生き物であり,忘れ物をしなくなることはおそらく半永久的にないだろうから。それは良い方向にとらえるならば「個性」というものだろう。とはいえ,試験も近いこの時期に忘れ物などして欲しくない。そこで出入り口にプレートを下げた。生徒が帰るときにそのプレートを自ら裏返すのだ。そうすることで忘れ物の頻度が少しでも軽減できればと願っている。あくまでもケーススタディであって,今後改良の余地はあるだろう。
15/11/24(火)
授業が終わって帰る生徒にはよく,忘れ物がないかと声を掛ける。それでも忘れ物は絶えない。性格によるものだろうが,忘れ物をしない人はまず忘れない。昔の生徒で,小学校から高校卒業までで忘れ物を一度だけしたという生徒が居た。12年間で忘れ物が一度はかなりすごいと思う。その一方で,毎度とまでは言わないものの,かなり高い確率で忘れ物をする生徒が居る。忘れ物によっては大変な事態に陥ることもある。今日も居た。明日提出するレポートを机の中に忘れたのだ。絶体絶命の中,まだ塾に残っていた生徒が,幸いなことに忘れ物をした生徒と自宅の方角が同じだった。その生徒が途中駅まで持って行ってくれることになり,事なきを得た。やれやれだ。(つづく)
15/11/23(月)
11月の中旬を過ぎると,毎年喪中のはがきが来る。亡くなったことを知っている人も居れば,喪中で初めて知る人も居る。初めて知る場合は,たいてい直接関係していない人で,仕事関連の親・兄弟であることが多い。それゆえ,感傷に浸ることはない。喪中はがきが来るということは,年賀状の準備もしなければならないということだ。まだ12月にもなっていないのに,もう次の次の月のことを考えなければならないのがこの月の宿命か。今月はまだ一週間も残っているというのに。なんとなく慌ただしい気がする。
15/11/22(日)
講習や面談の案内を作るときに必要になるものがカレンダーだ。教室内にはいくつものカレンダーが貼ってある。ところが来年のものになると案外すぐそばにないものだ。来年といっても1月の曜日が分かればそれで十分なことが多い。12月になれば翌月のカレンダーが小さく記されているものもある。ところが今はまだ11月。案外不憫するものだ。微妙な時期のこの11月下旬だ。
15/11/21(土)
八王子教室に出勤すると,机の上にメモが2枚あった。生徒からの手紙だった。明大中野八王子校の高校3年生は,学年末試験後昨日が初めての登校日だった。その帰りに寄ってくれたようだ。昨日は東中野教室で授業があったので八王子には居なかった。そのためメッセージを残してくれたのだ。初めて教わった頃のこととか,試験結果が良かったこと。機会があれば塾でバイトをしたいなど,短い中にも嬉しい言葉がいくつもあった。こんなふうに試験が終わったあとに寄ってくれるのは嬉しい。手紙はひとつの大切な宝物となる。手紙と共に,要らなくなった教科書や問題集が大量に置いてあった。毎年生徒に今後使わなくなりそうなものを提供して欲しいと言ってある。そのことも忘れずに持ってきてくれた。ありがとう。
15/11/20(金)
八王子教室に続いて,東中野教室の明大中野校の高校3年生も明日ですべての試験が終わる。授業自体は終わっていても自習をしに来ている生徒がいる。その中の一人が,もし明日の試験を受けなかった場合どうなるかを聞いてきた。通常,病欠で試験が受けられない場合,学校の規定で「見込み点」というものが設定されている。中間試験の有無をはじめとして様々なケースがあるので複雑だ。一学期や前回の中間試験の出来によっては,今回の試験を受けない方が評定が高くなるか,あるいは下がらないこともある。最終日の試験勉強に疲れたのか,あるいは自信がないのだろうか,試験を受けなかったときのことを考えたようだ。けれども明日が高校最後の定期試験だ。見たところ体調が悪いようでもなかったので,正々堂々と最後の試験を受けることを勧めた。
15/11/19(木)
高校1年の数学に「三角比」がある。『サイン・コサイン・タンジェント』だ。角度によりその値がいくつになるかを得ることが出来る。この三角比の値,小学校で使う三角定規が基本となる。それらの値(あたい)を早く正確に覚えて貰うために,生徒間で対戦させた。例えば30度の三角比をどちらが早く言えるかを競わせる。最初に「30度」と言って,次に「サイン」と言う。正解の「2分の1」を先に言った方の勝ち。お手つきはもちろん負け。3本勝負で2本先取で勝ちだ。対戦表を作り総当たり戦をした。最初は嫌がっていた生徒も,徐々に調子を上げてきた。勝敗を決めることが目的でないことは言うまでもない。早く慣れて「三角比」の値を覚えて欲しいのだ。苦労してきた先輩たちを多く見てきたのだから,いま教えている生徒にはその苦労を払拭させたいという思いがある。
15/11/18(水)
明大中野八王子校の高校3年生の学年末試験は今日で終了した。あとは結果を待つのみ。みんながうまくいっていることを願うばかりだ。昨日で最後の授業だったり,あるいは最後の自習となった生徒たちは,例年と比べて帰るときに挨拶にやって来るケースが多かったように思う。あるいは何かひとこと言い残してから帰る生徒が多かった。塾には卒業式のようなひとつの区切りがない。高校3年生が終わったすぐその横で,彼らの後輩たちの次の試験に向けた勉強が始まっている。毎年その繰り返しだ。それでも終わりにきちんとしてくれるのは嬉しい。最後に帰った生徒はドアのところで,まっすぐ立ち「長い間ありがとうございました」と言ってくれた。
15/11/17(火)
文字の順番を並べ替えて別の意味のことばにする「ことば遊び」は面白い。たとえば「きんようび」なら全部で5文字あるので並べ替えの数は5!=120通りもある。(5!は『5の階乗』と読み1から5までの整数を全部掛け合わせた数)それだけ可能性があるということだ。残りの118通りの中に「びんようき」以外に何があるのだろうか?そんなことを考えるのも楽しい。文字を並べ替えて別の意味のあることばを作ることを「アナグラム」といい,昔からことば遊びとしては存在していた。「いろは歌」などはひらがな47文字を並べ替えた壮大なアナグラムのひとつとして有名だ。ジーンズ会社の「EDWIN」はジーンズ生地の「DENIM」を並べ替えて作ったと聞いたことがある。「W」と「M」では違うのではないかって?上下をひっくり返すと同じになるくらいの洒落っ気はあってもいいと思う。
15/11/16(月)
「金曜日」と「瓶容器」は漢字で書くと分かりにくいが「きんようび」と「びんようき」と並べてみるとどうだろうか?「トイレ」や「バンガロー」ほどではないが,なんとなく似て見えないだろうか。文字を覚えたてのこどもはきちんと文字を読むが,大人になるとその形でパッと読み取ってしまうようになる。一字一句をしっかり見なくなるのだ。そのため,思い込んでいる単語を連想してしまうのだろう。修学旅行で京都に行く中学生が書店にガイドブックを買いに行ったときのこと。彼女はある本を見て驚いた。「ええ~,『東京都』って本がある」とワクワクしながらそのガイドブックを開くと,そこには見慣れた地図があった。そう,それは東京のガイドブックだった。京都に興味があるばかりに『東・京都』に見えてしまったようだ。(つづく)
15/11/15(日)
言葉は並べ替えると別の言葉になる。例えば「トイレ」と「トレイ」。思い込みが激しいと間違ってしまうこともある。以前ファミリーレストランに入ったとき,「トイレはサラダバーの横にあります」と書いてあった。その通りに行ってみたものトイレはない。ウエイトレスにトイレの所在を訊くとまったく別の場所にあった。用を済まし改めてみると「トレイはサラダバーの横にあります」とあった。4コマ漫画にこんなのがあった。遊歩道をずっと歩いてきたグループが宿泊施設のバンガローを目指してあと一歩のところに,矢印が記されたその上に「バンガロー」と書かれた看板を見て「よしっ,あと一息だ」と歩く。ところがその道は一周して元の位置に戻るのだ。「なんで?」と考えて看板を見ると「ガンバロー」と書かれていた。さて「金曜日」と「瓶容器」はどうだろうか。(つづく)
15/11/14(土)
明大中野八王子校の高校3年の学年末試験が今日から始まった。授業のある生徒はもちろん,授業予定がない生徒もやって来て自習をしていた。八王子教室のここ数年間はいつも高校3年生が主体となって自習している。先輩達のそんな姿を見て,後輩に良い影響を与えている。そんな伝統が根付きつつある。そんな高校3年生も,さすがに試験初日を終え,疲労が溜まっているのだろうか,今日はいつもより早く帰った生徒が多かった。そのため,いつも残っているメンバーの何人かは早めに帰った。同級生から訊いた話では,ほとんど睡眠を取っていないとのこと。明日が日曜日なので無理をしたのだろうか。
15/11/13(金)
明日から明大中野八王子校の高校3年生の学年末試験が始まる。数学の試験が文系・理系共に初日にある。数学の試験はどちらかというと試験日程の後半になることが多いので,今回の時間割は意外であった。今年は明大中野八王子校の文系の生徒の授業を多数担当していたので,試験前日の今日は授業が集中した。今日で最後の授業となる生徒は,帰り際に「先生の授業,もうないんですね」と言いながら少し寂しそうだった。終わりがあれば始まりもある。それに試験はこれから始まる。今はそこに全力を注いで欲しい。そして良い結果が出るように願うばかりだ。
15/11/12(木)
昨晩,高校3年生の試験対策用の追加プリントを作成した。今年担当の学校の先生が,必ず出すという問題の類似問題だ。どの問題集にもそれほどたくさん扱われるような内容ではなかったので,問題作成からはじめた。作図もしなければならないような問題なので,いくつかのバリエーションが出る。それをあれこれ作っていたら面白くなってきてしまい,予定の倍の数の問題を作成してしまった。学校の試験問題が多く,時間内に解けないという生徒が居る。テスト問題ではないが,プリントを作成しているとあれも出したいこれも出したい,という気持ちが分かるような気がした。そのプリントを今日の授業で早速使った。試験は直前に迫った。
15/11/11(水)
高校3年生の定期試験が始まる。学校の授業も最後になるだろうが,塾での授業も順次最後となる。試験が控えているのでセンチになっている場合ではないが,各生徒の最後の授業が今年もやって来たのだと実感する。今年ほど多くの高校3年生の授業をみるのは随分久しい。生徒においても,試験間際なので感傷に耽る暇などないだろう。今は無事,高校最後の試験を終え,それぞれが望む結果を得られることを願うばかりだ。
15/11/10(火)
パン床は食パン一斤とビール350ml,それに食塩で作る。それらを入れるのに適している容器は,野菜などを入れることを考慮するとおよそ容積750ml程度の密閉性の高い容器がいい。それを日曜日に購入した。「鮮度を逃さずに汁モレしない!」と書かれたシールが貼ってある4カ所でロックできる容積850mlの容器だ。銀イオンで抗菌されている。それなりに深さがあるので,スライスしたカブを縦に入れることも出来る。スーパーのワゴンに乗せられた「見切り品」の辛み大根は1本40円だった。その大根の皮をむき,ペティーナイフでスライスしパン床に数時間漬けるだけでちょっとした付け合わせになる。『料理』の『理(ことわり)』は「道理,理由」の意味がある。『料』の字は食材のこと。なぜ辛み大根(料)をパン床に漬けたのか(理)という選択が成されるところが料理の語源のひとつのよう。料理とは手の込んだもの以外でも,素材を引き立たせることができるのだと思った。そこに酵母という力を今回は借りたことになる。豪華な素材でなくても,じっくり手を掛ければその素材は変身していくのは,教えることにも少なからず繋がる気がした。
15/11/09(月)
パン床で漬けたキュウリは,冷蔵庫の中で一晩寝かせた。早速食してみた。まずまずではあったが正直塩分が強すぎる感があった。漬ける時間が長すぎたのだ。雑誌によると,キュウリの場合3時間程度でいいらしい。冷蔵庫の中なので長めに入れておいても大丈夫だと思ったのだが,やはりここは詳しい人の言うことを聞けばよかったのだ。その後何度か試してみた。キュウリやカブは時間をきちんと守ればかなりいい出来になる。ヤングコーンはペケだった。もともとの味や臭いが邪魔をして,素材の良さを引き出せなかった。豆腐にパン床を塗る利用法も紹介されていたので試してみた。豆腐に重しを載せ3時間ほど水抜きをする。その後パン床を表面に塗るのだ。数時間放置し,ワサビ醤油で食する。これもちょっと失敗した。豆腐がいけなかったのだ。雑誌には木綿豆腐を使うように書いてあったのだが,自宅に絹ごししかなかったのだ。ものは試しと思ってやったのだが,やはり絹ごし豆腐では柔らかすぎたようだ。これは再挑戦する。さて,パン床は最初ZIPの袋に入れていた。きちんと空気を抜いて密封するように書いてあったからだ。けれどもZIPではどうにも出し入れがうまく行かない。それに袋の表面が次第にヌルヌルしてきて衛生上もどうかと思った。そこでネットで調べたところ,タッパーなどふたがきちんと出来る容器で保存している人が結構居ることが判明。購入することにした。(つづく)
15/11/08(日)
パン床を作ってみた。「パン床って何?」と思う人も居るだろう。ぬか床なら分かるだろうか。米のぬかで作るあのぬか床だ。それをパンで作ったのがパン床だ。貰った雑誌の記事に「パン床を作ろう」という記事があったのだ。それによるとぬか床よりも簡単にできるとあった。ふだんパンは食べないが,野菜が美味しく漬けられるとあるので興味を示しその雑誌を貰ったのだ。貰ったその日のうちにスーパーで食パンを買った。食べるワケではなく,目的はパン床を作ることだったので一番安い食パンを買った。60円だった。自宅に帰り早速作ってみた。作り方はいたって簡単だ。食パンを細かくちぎり,そこに食塩を振りよく混ぜる。食塩は一斤に対して40gだ。混ぜたあとビールを浸す。ビール党の人間としてはここがちょっと辛かった。そのまま飲みたくなるのをガマンしなければならない。もったいないからといって,発泡酒ではだめだ。ビールの酵母がパン床には必要なのだ。ビールを入れ,ハンバーグを作るときのようにこねる。パンの耳が認識できなくなるまでゆっくりこねる。やがてパンのいい香りがしてきた。できあがったパン床はZIPの袋に密封した。雑誌に密封するように書いてあったのだ。密封するのと同時に,キュウリを半分ほど,3cm幅に切り分けて入れた。(つづく)
15/11/07(土)
今日は東中野教室で,高校3年生対象の数学特訓を行った。八王子教室の数学特訓同様,東中野教室のこの数学特訓ももともとは明日・日曜日に行う予定だった。八王子教室と異なり,明大中野校の高校3年生の学年末試験は17日開始なので,明日に行うのは当初からの予定であった。ところが複数の生徒から日曜日に英検の2次試験があるので変更して欲しいという申し出があった。そのため急遽今日に変更したのだ。それ以外にも,明日はラグビー部の応援もあり,それに行く生徒も居るようだ。明日は全国大会東京都予選の決勝が行われる。
15/11/06(金)
明大中野校の中学3年生と高校2年生が修学旅行から帰ってきた。授業に来た生徒が早速お土産を持ってやって来てくれた。塾にお土産を買ってくることに気を遣ってくれるのは嬉しい。高校2年生の修学旅行は沖縄だ。沖縄お土産の定番と言えば,やはりちんすこうだろう。ところがそうでないものを買ってきてくれた生徒が居た。『西表山猫』というクッキーだ。包装紙には『八重山銘菓』と書かれ,イリオモテヤマネコの簡単な解説が記されている。それによると「世界のどのヤマネコとも違う親属新種のヤマネコで,ネコ類中もっとも原始的なもののひとつ」とのこと。国の天然記念物に指定されていることはよく知られている。さて,定番を買ってこないところに生徒の個性が表れている。何が楽しかったかと訊くと,「シュノーケルが良かったです。珊瑚やナマコやウミヘビが見れました」と楽しそうに言っていた。この時期でもまだ十分泳げるらしい。「東京が寒すぎます」とも付け加えていた。
15/11/05(木)
生徒,特に女子生徒はなかなかチェックが厳しい。普段あまり着ていない色のシャツを着ていたら「いつも白系統のを着ているのに,今日は雰囲気が違います」と言われた。先日買ったばかりの青のストライプのシャツを着ていたのだ。今日はライトブルーの鮮やかなネクタイをして出勤した。すると複数の女子生徒から「お洒落なネクタイですね」と言われた。これまでにも締めたことがあるように思うのだが。いずれにしてもそうして服装チェックされているのかもしれない。あまり変な格好は出来ないものだ。
15/11/04(水)
高校3年生はいよいよ大詰めを迎えている。明大中野八王子校の高校3年生は今日,学年末試験の時間割が出た。明大中野校の方は今週末の発表だ。緊張感が高まってきた。そんな中,今年の合格第一号が出た。AO入試で受験した生徒からの報告だ。志望校に受かったのだから本人はもとより,教える側にもその喜びはやってくる。第一教育センターのほとんどの生徒は明治大学への内部推薦で進学する。一般受験よりも早く合格が決まるが,それとて合格が決まるのはまだしばらく先だ。その点,AO入試はかなり早く決まるのが大きな利点だ。大学入学までは半年ほど時間があるのだから,それをどのように有効利用するか,それもきちんと考えることが大切だ。何はともあれホットした。
15/11/03(火)
今日は八王子教室で,高校3年生対象の数学特訓を行った。この学年最後の特訓だ。もともとは次の日曜日に予定していたのだが,それだと試験に近すぎるため,今日に行って欲しいという声が生徒から出た。次の日曜日だと,試験前最後の日曜日となってしまう。その貴重な日曜日を数学に多くの時間を割く訳にはいかないのだろう。もっともだ。急遽数学特訓の日程を変更して今日行った。そのため準備が大変だった。案内を作り直すことはそれほど大騒ぎすることでは無い。教材準備と先生の手配に苦労した。幸い先生は確保できた。けれども理系の教材は当日になってようやく出来上がった。高校3年生最後の数学特訓が終わると,年末も近づいてきたことを今年も実感する。
15/11/02(月)
高校の数学が新課程になって今年で4年目だ。高校3年生においては2年目の年となる。理系の数学で復活した単元に「複素数平面」がある。ただし昔の課程と比べると,若干変化が出ている。そのために教材も変えていかなければならない。去年の高校3年生は理系の塾生が極端に少なかった。そのため教材の改訂はしなかった。そのしわ寄せが今年にやって来た。特に終盤に扱うこの「複素数平面」で苦しんでいる。生徒が試験勉強で苦しむより前に,先に山が訪れた感がある。
15/11/01(日)
11月になると急激に寒さが訪れて来た。授業を受けに来る生徒も寒い寒いと言う声が多くなってきた。季節は確実に秋から冬に変わりつつある。日中は暖かいものの夜になると急激に外気の様相はその顔を変えてくる。10月まではハロウィーンで賑わっていた街中は,今後はどうなるのだろうか。思い当たるにはクリスマスだろう。バレンタインにハロウィーン,そしてクリスマス。う~ん。この国はどこに向かっているんだろうか?
15/10/31(土)
10月最後の今日,どういう訳か明大中野八王子校は生徒家庭学習日で生徒は休みだった。そのため朝から授業を行った。出勤するとなにやら机の上に置いてあるものに気づいた。やや大きめの質量感がない物体だ。近づいてみてみると,それが風船であることはすぐに分かった。イタズラ好きの男子生徒が金曜日の夜に置いていったのだろうか,そんな思いで風船を手に取った。するとそこには「テスト頑張ります」とメッセージがあった。見覚えのあるその字は,高校3年の女子生徒からのメッセージだった。仕事をする机の上に置かれた,洋菓子店で配られていた風船はハロウィーン用にあつらえられた風船だ。高校3年生はこの時期,試験勉強に追われる毎日。そんな中でほっとひと息つける瞬間が街中にあったのだろう。風船を貰った生徒の情景を思い浮かべながら,彼女たちの希望が叶うよう強く願った。
15/10/30(金)
人には生活のリズムがある。朝起きて学校や仕事に出かける。昼食後の授業が眠くなる生徒も居るだろう。学校の授業を終え,そのまま塾に来る生徒が居れば部活をしてから授業や自習にやってくる生徒も居る。朝早くから家を出て塾に来るのだからそれなりに疲れもするだろう。授業中に眠くなってしまう生徒も居る。仕方ないことだ。けれどもまったく眠そうな気配を見せない生徒も居る。生活のリズムがそれぞれ異なるのだろう。個人的には深夜の時間帯は絶好調になる。深夜に授業が出来るのならば『もってこい』なのだが,なかなかそういうワケにはいかないのが現実だ。だから深夜は一人,教材作成に耽ることもある。
15/10/29(木)
東中野教室のトイレのリフォームの生徒へのお披露目は中間試験開けだった。「何ということでしょう」と言ったかどうかは知らないが,生徒の反応は上々だった。それまで居心地の悪い空間が,一気に最も良い場所になったようだ。どの生徒も一様に喜んでくれたのは嬉しかった。居心地がいい弊害として,生徒が『長居』してしまわないかということがある。中には「卒業後も東中野に来た際には,トイレだけ借ります」と言う生徒も居た。「オイオイ」だ。勉強をしに来ている生徒が気持ちよくトイレに行ける空間が作れて良かったと思っている。自習スペースは数年前に整備した。あとは生徒が上手に使ってくれることを願うばかりだ。
15/10/28(水)
東中野教室の生徒用トイレは,これまで大便器と小便器がそれぞれ1つずつあった。生徒の人数からすると少ないと,ずっと思っていた。特に大便器は誰か一人が使うともうそれでいっぱいだ。もともと2つあったのだが,1つは使用不可の状態になっていた。今回,それを復活させると共に,小便器も2つにした。費用的には少し上乗せすることによって,ウォシュレットに出来たのでそれを選択した。小便器の方もセンサー付きのモノにした。使用後自動で水が流れる方が,長い間清潔に使えると考えたからだ。リフォームは便器だけではない。床と壁の張り替えも同時にした。便器自体もそうであるが,床と壁の状態はもっと悪かったのだ。(つづく)
15/10/27(火)
中間試験が終わった時期を利用して,東中野教室の生徒用トイレのリフォームをした。東中野教室の建物は古く,これまでに教室や廊下,講師室などは何度かに分けてリフォームしてきた。教室は以前は大きな部屋が二つあるだけで,その都度パーティションで区切ったりしていた。それを細かい部屋に分けたり,何年か前にはカーペットの張り替えをした。業者に頼んだこともあったが,先生方に協力して貰って壁の塗り替えをしたこともあった。けれどもトイレのリフォームはそうそう簡単にはいかない。費用と時間がそれなりに要するのだ。授業があって生徒が来ている状況での作業は無理だ。そこで中間試験後の授業の無い3日間でリフォームを考えた。工務店と相談した結果,4日間の工期が欲しいということだったが,3日間でやって貰うように頼んだ。この時期以外で4日以上も授業が無いのは年末年始とお盆の頃だ。年末年始は職人も休みになるだろう。お盆休みだと来年まで待つことになってしまう。今の時期がちょうど良かった。(つづく)
15/10/26(月)
仕事の前に粗大ゴミを捨てに行った。今回は大きめの板とソファーだ。ソファーは一人がけのものだったので,車の助手席に逆さまにした形で載せた。ちょうど助手席と鍵が合うような形だ。板は畳一畳近くある大きなものが二枚だ。ハッチバックの後部座席に載せたのだがドアが閉まらない。あれこれ工夫したもののどうにも閉まらなかった。結局可能な限りドアを下ろし,ゆっくり粗大ゴミの処理センターまで向かった。休み明けの月曜日のせいか,あるいは偶然だったのだろうか,処理センターはこれまで訪れた中では最も混んでいた。運搬中は後方が見えなかった車は,帰りには見通しが良くなった。部屋の片付けもほとんどが済んだ。
15/10/25(日)
土曜日の帰りは少し寒かった。帰り道,風が強かった。自宅に着く頃にはその風がさらに強く感じていた。そして翌日には「東京に木枯らし一号吹く」のニュース。夏から秋,秋から冬へと季節は移り変わった。急激に寒くなったことを感じた。
15/10/24(土)
今回準備した「微分方程式」が以前高校の正式な単元として入っていたのは20年以上前だ。その時代は『基礎解析』とか『代数幾何』といった科目名だった。微分方程式は『微分・積分』に含まれていた。これだけ古い問題集は主に東中野教室にある。教室の面積は八王子教室よりも東中野教室の方が大きい。さらに書棚などの容量は,八王子教室の3倍以上はある。そのため古い教科書や問題集を取っておけるのだ。八王子教室にその余裕はない。深夜の東中野教室で,はるか昔に使った問題集を眺めながら,今の生徒に合う問題を物色した。基本的な問題はいつの時代も変わらないのだが,一問だけ適した問題が無かったのでそれだけは自分で作成した。今回参照した問題集の発行年を見ると1987年とあった。今の生徒たちが生まれるよりはるか前の時代だ。
15/10/23(金)
ここ最近は手薄になっていた教材作成を久しぶりに集中してした。高校3年の理系では「複素数平面」という単元が復活した。もっともそれは今年からのことではなかったのだが,去年は理系でこの教科を受講する生徒が居なかったため全く気にしなかったのだ。今年は多くの理系の生徒が数学Ⅲを受講しているために作成に取りかかっている。ところが今日は別の内容の教材を作ったのだ。「微分方程式」という単元だ。実はこの単元,現課程では教科書には『正式』に扱われていない。発展的な内容として取り上げられているのだ。そのため市販の問題集には取り上げられていないか,あってもほんの付け足し程度なのだ。もちろん学校で勉強する内容もそれほど手厚くはやらないだろう。とはいうものの,教材を準備しないワケにはいかない。(つづく)
15/10/22(木)
再び自宅に戻り右後部のタイヤを見た。目視する限り怪しいものは無かったのでそっと指先で触ってみた。するとタイヤの真ん中あたりに突起物があった。タイヤの溝にやや大きめの石が挟まっていたのだ。それを指で強くつまみ引っ張り出した。小豆よりも大きめの石が溝にはまっていたのだ。石を取り除いてから再び車をゆっくり走らせた。すると『ぺたぺた』という異音はなくなった。原因が特定できたのだ。帰りが少し遅くなったものの,スッキリし気持ちで自宅に帰れた。
15/10/21(水)
昨日の帰宅時のこと。窓を開けて車を運転していた。自宅近くになり低速で走っていると,右後方から『ペタペタ』という音が聞こえてきた。何か液体が漏れていたら大変なので,街灯のある場所で車を止め車の下を覗いて見た。特に異常は見られなかったので再び走らせてみた。車の速さによってその異音は異なり,少し早めに運転するとその周期は短くなり,普通の速度では聞こえなくなる。そうなると考えられるのはタイヤに何かが付着していることだ。『ペタペタ』という音は,スリッパにガムテープが付いたまま歩くときの音に似ている。そこで再び車を走らせてみた。少し走れば異音の原因となる付着物が取れると考えたからだ。直接手で取ってもいいのだが,深夜のため暗く何が付いているのか分からなかった。粘着質のモノを触るには勇気がいる。帰宅が遅くなってしまうが,放っておくのも気が引けた。自宅の周りを10分ほどあてどなく走ってみた。その後再び低速で走ってみたが『ペタペタ』という音はそのままだった。(つづく)
15/10/20(火)
授業をしていると生徒が字を書く手のひらを気にしていた。何か痛みを感じると言うのだ。それほど大したことはなさそうなのだがやはり気になるものだ。よくよく見ると,かなり小さな棘が刺さっていた。木くずではなく,何かの樹脂のように見えた。講師室にピンセットを取りに行ったが,戻ったときにはすでに自らの指先で取っていた。事なきを得たのだが,人の体は非常に敏感にできているのだと思った。体の何万分の一もないであろう小さな棘にも反応するのだから。『異物』には敏感に反応するものだ。
15/10/19(月)
今日から中間試験後の授業が本格的に始まった。試験後の授業で気になるのは当然試験結果だ。まだ答案返却の無い科目の方が多いが,明日か明後日にはだいたいの結果が出るだろう。今日の段階で分かった科目もあった。試験結果が気になるのは毎度のことで,これまた毎度のことながら悲喜こもごもだ。学年にもよるが,挽回が難しいのが高校3年生だ。それもそのはずで,試験も残すところあと一回しかないからだ。けれども出た結果は真摯に受け止めて,残された試験に全力で向かって欲しい。高校2年生以下はまだまだ先は長いが,「そのうち」などと思わず今回の結果を顧みて今後に活かして欲しい。
15/10/18(日)
スーパーの鮮魚売り場でボラの白子と卵を目にした。対面販売だったので魚をさばいている店員に値段を聞いた。白子と卵が二はらずつあった。500円と聞きすぐに買うことを決めた。ボラの白子と卵は煮付けとソテーにしてみた。はじめに血合いの部分を丁寧に取り,静かな流水で洗い流して下処理をした。あごでだしを取り酒と醤油で整えショウガを刻み白子と卵を投入した。白子はねっとりとした食感が良く,酒の肴にはこの上なく良かった。それ以上に卵の方の充実感は良かった。ソテーは白子の柔らかさが心地よかった。それにも増して卵の密度の高い濃厚なその身の存在感が際立った。食材はそれなりに手を入れればきちんとその素材が主張することがわかる。別の店で買った鰯は,わずか200円ながらも,三枚に下ろし大葉とショウガとネギを刻み,薄味の醤油で味付けをするだけで素晴らしい一皿となった。ちょっとした一手間で魚が美味しい肴になる。そんな日曜日の晩酌だった。
15/10/17(土)
中間試験が終わったのが昨日だったが,今日から早速授業を行った。しかも東中野教室と八王子教室の両方でだ。東中野教室は昼過ぎから,それが済んでから移動して八王子教室で授業を行った。どちらの教室も一昨日までの喧噪さがウソのように静まりかえっていた。それもそのはずだ。昨日で試験が終わったのだから。東中野教室の授業は公立校の生徒だったが,八王子教室の授業は明大中野八王子校の生徒だ。試験が終わったばかりだが,すぐにでも次の準備を始めたいという希望があったため今日,授業を行うことにした。良い心掛けだ。高校3年生の次の試験は明大中野校が11月17日からなので,今日でちょうど試験一か月前だ。明大中野八王子校に至っては学年末試験が11月14日から始まるので,もうすでに残すところ4週間となった。本当にこの学年の終わりは早いと毎年のように感じる。
15/10/16(金)
今日で中間試験が終了した。そのため東中野教室の授業は無かった。八王子教室も同様だが,公立校の生徒対象の授業がある。さて,試験中は早起きが多い。はふだんより4時間以上も早起きすることもある。ようやく休みになってもまだ試験中の時間帯が気になったりもする。起きた瞬間に素で寝坊してしまった!と焦ることもある。今日は休みを取らせて貰った。日々忙しかったので,そのくらいの休暇はたまには必要だろう。
15/10/15(木)
中間試験は明日までだ。今日は担当授業が多く,昼過ぎから夜までずっと授業をした。すべて高校3年・文系の授業だ。クラス授業であったり,個人指導であったりさまざまだ。個人指導の生徒は,試験直前の措置としてふだんは個別に授業を受けている生徒数人が一緒の授業となった。ひとり一人の授業を行うには体が足りないのだ。もちろんそのことは生徒に事前に了解を得ている。ふだんは個別に授業を受けている生徒たちだが,基本から始めて試験前日となった今ではほぼ足並みが揃っている。元々の力量には差があったはずの生徒たちだが,ある一定の水準まで達した複数の生徒が問題に取り組んでいる様子は,それまで厳しい練習を積んできた選手の試合を安心して眺めているコーチの気分に近かったかもしれない。
15/10/14(水)
中間試験も終盤に差し掛かった。試験中なので,途中経過に関してはまだ詳しくは生徒には訊かない。翌日の試験のことが大事だからだ。それでもどんな問題が出題されたのか,学んだことがきちんと試験で出来たのかはいつも気になる。試験は4日から5日に及ぶので,生徒の集中力や緊張感がどこまで持つのか。睡眠不足が見て取れる生徒も居る。個人差があるが,最低限の睡眠時間は必要だ。毎度思うことは,もっと早めに準備をしていればと。けれどもなかなかそうも行かないのが実情だ。
15/10/13(火)
明大中野校は先週末から,明大中野八王子校は今日から中間試験が始まった。試験中は試験前よりは授業の集中度は低くなる。とは言うものの,やはり試験対策の授業はいくつもある。特に理系教科は前日まで授業を行うことが多い。そんな中,珍しく今日は担当する授業が無かった。試験時間割の巡り合わせにもよる。そのため経理の仕事を集中してやれた。生徒の宿題ではないが,かなり切羽詰まっていたので助かった。明日からまた授業がたくさんある。
15/10/12(月)
久しぶりに連休を取った。生徒は試験中のため,自習をしに来ているが他の先生に任せてある。連勤の疲れはあるのかもしれないが,ゆっくり休むことが出来た。昨日は近所に出掛けたくらいだ。今日も買い物程度で済まし,あとは未だに終わらない部屋の片付けをしていた。野球も久しぶりにじっくり観戦できたので,それなりに充実した休みを過ごせた気がする。明日からはまた,授業を始めさまざまなことが待ち構えている。
15/10/11(日)
二週間ぶりの休みを取った。実際休みは少ないようだが,個人的にはそれほどそれを感じていない。夏以来続いている部屋の片付けの中で,20年以上前の手帳が出てきた。そこには日々の授業のスケジュールが記されていた。今とは比較にならないほど多数の授業を抱えていた。さらに休みの少なさは今の比ではなかった。年齢の違いこそあれど,休みがなかった昔の手帳の中には,懐かしい名前が並んでいた。みんな今は40代で仕事ではきっと主軸として働いていることだろう。
15/10/10(土)
仕事で電話をする機会はいくつかある。電話でさまざまな要件を済ませる今の時代,電話はその入り口になることが多い。そんな中,不要品を処分する会社に電話をした。ネットで探して感じが良かったのでそこを選んだ。電話口に出たおそらくその会社を取り仕切っている声は,聞き取りにくい声で応対した。作業をしている最中だったみたいで折り返し電話を貰うことになった。けれども電話はなかった。夜遅くにこちらら電話をした。何でも回収するという宣伝文句とは裏腹に,あれはダメこれは状態が悪いので難しい,とのこと。かのサイトの明るいイメージとはまったく異なった彼の暗い声に頼む気になれなくなった。仕事に誇りを持っているのだろうか?依頼を考えた客に真摯な対応をしたいと思わなかったのか。そう感じた。サイトだけで盛り上がらないようにしたいと他山の石を見た思いだった。
15/10/09(金)
明大中野校の高校生は明日から中間試験が始まる。試験前日は午前授業のため早い時間帯からの授業がいくつかあった。それ以外にも自習しに来た生徒も何人か居た。自習の生徒数は,ここ数年は八王子教室の方が多い。その要因の一つに,自習を積極的にする核となる生徒が居ることが上げられる。八王子教室の自習室には,自習室の『主』となる生徒が居るのだ。もちろん東中野教室の高校3年生にもそれに似たような存在は居る。そうして一緒に自習をするようになる生徒が増えていくことは,塾としては望ましいことだ。
15/10/08(木)
中間試験が近づいてきたのと同時に,それが終われば次の「期」がやってくる。第一教育センターは年間を大きく5つの「期」で区切っている。大まかに言うと,学校の一学期と二学期を2つの期に分けている。それが第1・2期と第4・5期だ。第1期と第4期が中間試験まで,第2期と第5期がそのあとの期末試験までだ。三学期は定期試験が学年末試験だけなのでひとつの期でまとめている。それが第7期だ。第3期はどこに行ったのかと思う人も居るだろう。第3期は夏休みの後半に,集中授業として行っている。さて,中間試験が終われば次の第5期がやってくる。そろそろその準備をしなければならない。けれども,試験が近いのでなかなか捗らない。そういった仕事は授業の合間に行うのだが,試験対策の授業を望む生徒が続出して居る状態だ。事務的な仕事も必要だが,最優先は生徒の授業だ。
15/10/07(水)
中間試験が近づき,変更授業や自習の生徒で塾内の混雑はピークに達している。東中野教室は生徒数に対して教室が広く自習室もそれなりに揃っているので,席が足りなくなることはない。それでもやはりこの期間は狭く感じる。それ以上にここ最近の八王子教室の混雑ぶりは激しい。高校3年生の試験がこの中間試験が過ぎれば,次の学年末試験は他学年とは時期が違うので,混雑緩和にはなるだろう。けれども,根本的な解決には至らない。新たなスチール製の棚を購入して,そこに事務機器やコピー用紙などを移動して少しでもスペースを増やす準備をしている。同時にほとんど使われていないものは廃棄していく。教室を区切っているパーティションの位置を変えるなどの工夫が必要だ。
15/10/06(火)
中間試験が近づいてきた。試験間近になって急に試験範囲が増えてしまうことがある。それはどの科目でも起こりうる。国語や英語の先生が,急に増えた範囲の教材準備に追われることがある。文系教科に比べると数学や物理や化学は試験範囲が増えても対処しやすい。教科書によって教材にほとんど影響が出ないからだ。国語の場合,特に現代文だと過去に扱ったことのない内容があり得るからだ。英語に至っては,教科書によって内容が異なるのだからなおさら大変だろう。ただ,理系教科においても教材云々よりも,まったく新しい単元に入った場合,授業をする側には苦労がある。もう少し早めに試験範囲を定めてほしいと願うのは生徒ばかりではない。
15/10/05(月)
買い物をしていて支払うときに,代金が777円だったりするとちょっとだけ良い気分になれる。4コマ漫画で「何か貰えるんですか」と登場人物がワクワクしている場面があったことを思い出す。数学特訓では長丁場なので途中おやつを配る時間がある。また,特訓が終了したあとには先生方の労をねぎらい打ち上げがある。おやつと打ち上げの買い物をスタッフに頼んだ。5000円程度で買ってきた欲しいと5000円札を渡した。買い物を済ましたあと,レシートと過不足金の調整をしようとしたところ,買い物金額がぴったり5000円だった。買い物をした商品の点数,すなわち個数は8個だ。これだけの買い物をしてちょうどの金額はなかなか珍しいと思う。狙って出来る金額でもないだろう。消費税も絡んでくるのでなおさらだ。
15/10/04(日)
東中野教室と八王子で数学特訓を行った。今回,八王子教室の受講者が多かったため,教室の準備が思いの外大変だった。数学特訓は先生が生徒の解いている状況を見ながら教えていくので,普段の机の配置とは異なる並びとなる。その準備に始まり教材の印刷や,当日の連絡など様々だ。始まってしまえば流れに載れるのはいつものことだが,それだけで済まないことが今回は発生した。けれども,なんだかんだとやりこなしながらもすべてが終わればホッとする瞬間もある。
15/10/03(土)
明大中野八王子校の中間試験時間割が今日発表された。明大中野校の中学の時間割も今日の発表だったので,これで全部が出揃った。自分が担当している学年の時間割がやはり気になる。組み合わせがいい場合もあれば,担当している授業の試験日が重なってしまうこともある。今回は後者だ。試験最終日の16日に重なってしまった。生徒と相談しながら授業変更をしていくが,変更が難しいのは明らかだ。またやりくりの時期がやってきた。
15/10/02(金)
高校3年生対象の明大推薦・統一学力テストが今日,実施された。試験問題は大方?の予想に反して,河合塾の模擬試験が用いられた。春の試験に続き二回連続で河合塾の試験だった。高校3年で行われるこの明大推薦・統一学力テストが連続して同じ予備校の模擬試験が用いられたのは初めてだ。生徒たちはどんな印象を持っただろうか。塾に来た生徒にはいつも通り自己採点の結果を用紙に書いて貰った。一喜一憂したい気持ちは分かるが,中間試験まで間があまりない。気持ちを入れ替えそして引き締めて次の試験に臨んで欲しい。
15/10/01(木)
都民の日の今日は,明大中野校・明大中野八王子校共に学校は休みだった。塾の授業は東中野教室は休講で,八王子教室は授業日だった。文化祭の有無や学校行事の兼ね合いで,東中野教室は休講日だったが八王子教室は授業日だった。学校が休みのため八王子教室のいくつかの授業は他日への変更したが,部活で学校に行っている生徒はいつも通りの時間帯で授業を行った。東中野教室は休講日だったが,試験前なのでいくつかの授業を変更して行った。明大中野校の高校は昨日試験時間割が出た。明大中野校の中学生や明大中野八王子校の試験時間割も週末には出る。日曜日には数学特訓もあり,生徒達は徐々に試験が近づいてきたことを実感していることだろう。
15/09/30(水)
不意にどかに仕舞い忘れて,それがどこに行ったのか分からなくなることがある。教材プリントであったり,講習案内であったりする。もう一度プリントアウトすれば済むものならまだいい。それが記録を残したものだったりすると始末に悪い。それでもなんとか復元できれば問題ない。なくしていけないものの一つは生徒個人に関するものだ。いわゆる個人情報だ。それが成績に関するものならなおさら慎重であるべきだ。仕事が立て込んでくると,さまざまな資料や教材が机の上に重なってくる。気をつけてはいるが,完璧にはいかない。少し前に他の先生から,書き物に関する資料を貰ったのだが,それをどこかに紛失してしまった。方なくもう一度資料を貰った。さて昨日のこと,資料を出してくれた先生と一人の生徒の成績について話をしていた。棚からその生徒の成績が入っているファイルを取り出し中から成績表を取りだした。するとそこから書き物の資料が出てきたのだ。資料を貰った先生の目の前でそれが出てきて,思わず二人で笑ってしまった。生徒の成績表と重ねてファイルに仕舞ったようだ。見つかるはずもない。
15/09/29(火)
今年の夏の終わりは雨の日が多かった。曇りの日も多く異常気象が日常になったのでは無いかと思わされることが何度もあった。野菜の高騰に辟易している主婦も多いことだろう。秋の気配が深まる中,中秋の名月の昨晩は,久しぶりにゆっくり月を見ることが出来た。時間帯によっては雲に隠れてしまった時間帯もあったが,帰宅する頃には高い空の上に浮かんでいた。日中が少し暑い日だったが,夜の月は涼しげだった。今は月が近い。
15/09/28(月)
八王子教室から道路一本隔てた場所にダイエーがあった。今年の2月に閉店をしたことは雑記帳でも記した。その解体がいよいよ本格化してきた。解体工事は日中に行うので,夕方から授業が集中している普段の授業には影響は出ない。けれども日中の授業時には時に騒音に悩まされる。この連休中には高校3年生対象の統一学力テスト対策ゼミを行った。普段の講習と同じく,午前10時過ぎから始まり夕方に終わる時間割だ。教室によっては外の様子が窺える。生徒が問題に取り組んでいる最中に,何気なくダイエーの方を見た。威勢の良い声でリズムよく職人が声を掛け合っているのが見えた。足場を組んでいたのだ。ふつうの一軒家とは異なり,ダイエーは8階建てだ。それゆえ足場もかなりの高さに達する。命綱をつけながらの作業だが,上階で作業している職人を見ているだけでクラクラしそうだった。
15/09/27(日)
部屋の片付けは思わぬ方向へと走って仕舞ったけれども,結局は落ち着くところに落ち着いた。長く生きていれば無傷では居られない。たくさんの人に支えられていたことをあらためて感じ,今更ながら感謝をした。いくつもの過ちを犯してしまったこと。いつ出来たのか思い出せないような体の切り傷があるように,数え切れない“傷”を心の中に負ってしまったことに気づかされた。それと同じくらい,もしかしたらそれよりも多くの傷を他者へ刻んでしまったのかもしれない。そう思うと自分自身が情けない存在に思えた。片付けの終盤は手紙と写真だ。懐かしい写真,見覚えのある文字。二度と会えなくなってしまった人が『そこ』には居た。部屋を片付けることは,きちんと別れを意識するための儀式なのかもしれない。二種類の手紙を右と左に分ける。ひとつは思い出として。もう一つは決別として。夏の終わりから始めた部屋の片付けはまだ終わらない。日曜日の深夜,床に散らばった色あせた手紙とモノクロの写真を見ながら誰かの声を期待した。終わらなくてもいいんだよ。どうやら飲み過ぎたようだ。
15/09/26(土)
入金が済んでから数日後,預金通帳を持って銀行で記帳した。その額は37,958円だった。当初予想していたよりも少し多かった。実は『当初』は37,000円程度を予想していた。では34,560円はどこからやってきたのか?それは長年乗ってきた車のタイヤの値段だ。相棒である車のタイヤだが,前回の点検時でディーラーにタイヤの在庫がないことを告げられた。このままでは半年後の車検に通らない。そこで近所のタイヤ専門店に相談に行った。タイヤの製造元に問い合わせて貰ったところ,30本ほど在庫があった。その見積もりが34,560円だったのだ。結果的に遙か昔に積み立てた小銭で,今回新しいタイヤを購入することが出来た。小銭を貯めていた頃には想像だにしていなかった今回の使い方に誰も - そもそも誰が居るのだろうか - 不平は言わないだろう。もし言うとしたら,小銭を貯めていた自分自身くらいだろう。20代の頃に貯めていた小銭がまさか今になって役に立つことなど,当時の彼には知る由も無いはず。(つづく)
15/09/25(金)
大量の粗大ゴミを捨てたあと,再び銀行に戻った。30分ほど経過した頃だ。窓口に行くと最初に応対した女子行員が説明した。「まだ終わらないんです。これが入っていたため途中機械が止まってしまいました」とちょっと不機嫌な表情をしながら差し出したのは,ゲームか何かで使うコインのようだった。結局それ以上は待つことが出来なかったので,入金は銀行側に任せることにした。その金額が分かったのは一週間ほどしてからだった。記帳しに行く時間がなかったのだ。果たして幾らあったか。小銭の多くは10円玉で1枚の重さは4.5gだ。1円玉は1gで5円玉は3.75g。これら3種類の硬貨の割合からどのくらいの金額になるか推定してみた。もし全部10円硬貨だとすると45,000円だが,実際には1円硬貨もそれなりに目立った。5円硬貨は少ない。それもそのはずで,普段の買い物でおつりを貰う場合,1円硬貨と10円硬貨を貰う確率に比べて,5円硬貨は多くても1枚しかないのだからその確率はかなり低くなる。おおざっぱに見た3種類の硬貨の比率と,今回の小銭の出現とはまったく何の関係もなく,また推定の根拠にもならない『あるもの』の値段をもとに小銭の総額を見積もった。『あるもの』の値段と推定した金額が比較的近かったのだ。出した答えは34,560円だ。果たしてその結果はどうだったのか?(つづく)
15/09/24(木)
20代の頃,小銭を空き缶に貯めていた。どのくらいの期間そうしていたかは今となっては思い出せないが,小銭を入れた缶の数に我が身のことながらあきれた。空き缶に入れられた小銭の多くは10円玉だった。その次に多いのは1円玉,そして5円玉が続く。50円硬貨と100円硬貨はほとんど見当たらなかった。財布に残った小銭を空き缶に入れていたようだ。空き缶の口から出すにはあまりに大量だったので,缶切りで開けてから取り出した。缶を開けるだけで握力が奪われてしまった。少し大きめの煎餅が入っていたアルミ缶に小銭を出し始めたが,みるみるうちに山のように盛り上がっていった。結局アルミ缶には入りきらなかったので,その分はビニール袋に入れた。小銭は数日後,近所の銀行に持ち込み入金した。はじめに女子行員に大量の小銭があることを告げると,彼女はやや怪訝な表情を一瞬したものの,すぐに営業スマイルで「どのくらいあるのでしょうか?」と尋ねた。重量で18kgほどだと言うと,ちょっと困った様子を見せながらも最終的には受け入れてくれた。車から旅行鞄に入れた小銭を両手で抱えながら銀行のカウンターに載せた。すぐに数人の行員が小銭を数える機械に投入しはじめた。時間が掛かりそうなので,いったん粗大ゴミを捨てに,市のゴミ処理センターに向かうことにした。(つづく)
15/09/23(水)
部屋の片付けをしているとさまざまな懐かしいものが出てくる。古いものだと小学生の頃のドリルから,中学生の班日記などだ。学校以外のものでは,大学一年の時に北海道で泊まり込みでアルバイトをしていたときの日記や,同窓会に関するさまざまなものが出てきた。大学時代に中学の同窓会の幹事を2度したのだが,そのときの返信はがきが出てきたのだ。懐かしい名前とその当時のみんなの様子が分かり面白かった。一度目の同窓会のはがきは,大学受験が終わったばかりの同窓生が多かった。女子の場合は就職をして何年目か過ぎた同窓生が目立った。中学の同窓会は3年前にあったのだが,そのときにこのはがきがあれば盛り上がったことは疑う余地もない。次はいつになるか分からないが,そのときには持って行こうと思う。天袋の中には以前からその存在は分かっていたが,そこから全部を取り出してみて初めてその量がとんでもないことに気づいた。それは20代の頃に貯めていた小銭だ。(つづく)
15/09/22(火)
夏の終わり頃から自宅の部屋の片付けを始めた。もちろんこれまでに何度も片付けはしてきた。けれども今回は本格的な片付けとなっている。「なっている」と表したのは,未だに現在進行形なのだ。今回は見えるところの整理だけではなく,押し入れや天袋の中まで片付けた。その結果捨てるモノが大量に出てきた。自宅のある自治体では粗大ゴミの持ち込みが出来る。今回は二回に分けて持ち込んだ。一番容積を占めたのは布団だった。明らかに10年以上使っていない布団はかび臭くなり,今後使う可能性はまずないだろう。捨てる切っ掛けにはなる。それ以外にも動かなくなったレコードプレーヤーや,古い棚の骨組みなど大量の粗大ゴミを車に積み込んだ。助手席までいっぱいになった車をゴミ処理センターに持ち込んだ。粗大ゴミを捨てる前後に車両の重量を量るシステムなのだが,その重量は60kgだった。大量のゴミを捨てたあとの車内はかなりスッキリした。ゴミの処理代は1500円だった。(つづく)
15/09/21(月)
八王子教室では,明大中野八王子校の高校3年生対象の統一学力テスト対策直前ゼミが今日から始まった。文化祭に関連して,高校3年生は昨日から最大9連休となるのだ。それを利用して,最後の講習を行っている。試験も近づいてきていることもあり,真剣度はかなり高くなってきている。授業に対する姿勢からもそれはうかがえる。授業後も遅い時間まで残って勉強する生徒の姿も目立ってきた。ゼミは今日から始まり,途中一日模擬試験日をはさみ8日連続で行われる。
15/09/20(日)
日曜日はすっきり晴れた。夏の終わりから陽の出ている時間帯が少ないように思う。そのせいだろうか,野菜が高騰している。スーパーに行くと,どの野菜も通常と比べて高い。先月,人間ドックに行ったときに炭水化物を減らし野菜を積極的に食べるように言われた。それ以来意識して野菜は食べるようにした。けれどもキャベツやキュウリ,レタスは主食のおかずよりも高くなっている。別に買えない訳ではないのだが,当たり前だけれども安い方がいい。魚や肉など他の食品と比べると,値段の乱高下が目立つ食材だ。
15/09/19(土)
今日の日中は暖かくなった。日差しも強く,出勤時の電車では冷房が効いていた。その一方で夜になると冷え込む日が増えてきた。昼夜の温度差が大きいようだ。そのため体調を崩してしまっている生徒が目立つ。塾には備え付けのティッシュペーパーがあるが,それを借りに来る生徒が居る。授業中に何度も鼻をかんでいた。鼻水が出ると集中力を無くし,解ける問題も解けなくなってしまう。もうすぐ試験がやってくるので,それまでに体調も天候も安定していることを祈っている。
15/09/18(金)
秋のシルバーウイーク明けには,明大中野校と明大中野八王子校の高校3年生は明大推薦・統一学力テストがある。八王子教室では,学校の9連休を利用してその対策ゼミを行う。途中,模擬試験日を挟み8日連続の直前ゼミだ。こうした試みは初めてだ。もっとも,8日連続で行うことは今後まずないだろう。この時期にこれだけの連休となるのは11年も先のこと。この試験の元となる,大学入試センター試験はそれよりもはるか前の2019年には終了する予定だ。現中学3年生がこの種の試験を受ける最後の世代となる。10年以上も先のことなどなかなか読めない。学校の制度や試験の概要はもちろんのこと,国内外の様々な情勢がどう変化していくのか。戻れない誤った道を歩いてしまわないように,誰が舵を取るのだろうか?今の子ども達にきちんとした道しるべを作るのが政治や社会を司る今の大人なのだから。
15/09/17(木)
今年は秋の連休,シルバーウイークがある。学校は最低でも4連休となる。明大中野校がそうであるが,それは多くの他の学校も同じだろう。公立校や土曜日が休みの私立校だと5連休になる。なんともうらやましい話だ。ところがだ,明大中野八王子校の高校3年生は9連休になる生徒も居る。連休後に文化祭があり,準備期間中は特別に参加しない限り休みとなる。この時期の高校3年生は試験準備で忙しいので,大部分の生徒は文化祭に関わらない。文化祭中も学校に行かなくてもいいことになっている。そのため最長で20日から代休日である28日までの9連休が成立するのだ。もちろん,だからといって手放しで喜んで遊んだりは出来ないだろう。(つづく)
15/09/16(水)
教材ソフトのユーザー会の最初は,このソフトを使ったモデルケースの塾の先生による講演だった。先生自身の近況がすごい状況になっているようで,そのことでまずは驚いた。人の人生ではあるが様々なことが起こるものだ。その先生の講演時間がそれなりに長かったこともあり,パネリストによる質疑応答はユーザー会の開始時間から一時間ほどしてから始まったため,第一教育センター代表の先生は間に合った。あとで聞いた話では,八王子から神田まで2時間を要したらしい。いつもの倍だ。他の塾から参加した先生方は,塾長や室長など塾の代表であったのに対して,第一教育センターからは圧倒的に若い先生がパネリストとして登壇したので目立った。ユーザー会は予定よりも長くなり,例年よりも盛り上がったように感じた。
15/09/15(火)
年に一度の教材ソフト主催のユーザー会に参加してきた。教材ソフトに関することが主ではあるが,横のつながりの少ない塾業界にあって,他の塾の先生方と話が出来る機会でもあるので毎年参加している。今年の新しい試みとして,ユーザー代表がパネリストとして質疑応答形式で話しをするものがあった。そのパネリストの一人に,第一教育センターでこのソフトを中心に講座を担当している先生が選ばれた。ユーザー会は神田駅からほど近いビルで行われた。ここ数年は同じビルで実施されている。ところがこの日は電車の遅れが何か所で出た。総武線が線路内に何かが入ったため,京王線は人身事故のため大幅に遅れが出た。パネリストの先生は京王線利用だ。ユーザー会の開始時間の10時30分になっても姿が見えなかった。これはちょっとまずい状況ではないかと思いつつも,会は進んでいった。(つづく)
15/09/14(月)
夏の不規則な生活時間がたたっているのか,あるいは単に生活パターンが狂っているのか,最近睡眠のリズムが悪い。もともと寝る時間が極端に遅く,午前4時より前に寝ることはほとんど無い。最も多いのが午前5時台だ。人によっては一日が始動し始める時間だろう。以前はもう少し早めに寝ていたような気がする。逆に最近は6時を超えてしまう日も出始めた。さすがに改善しなければいけないと自覚している。休みの日に寝だめしてしまうのもいけないのだろうか。普段が4~5時間程度の睡眠時間に対して,休みの日は8時間以上眠ってしまうこともある。今朝などはとうとう午前9時まで起きていてしまったが,これも日曜日の夜の早い時間帯に寝てしまったことに原因がある。やはり真剣に改善策を講じる必要がありそうだ。
15/09/13(日)
出掛けることの多い日曜日だが,今日は珍しく夕方まで自宅で過ごした。日が暮れる頃になり出掛けた。目指したのは車のタイヤ専門店とホームセンターだ。タイヤ専門店の目的は当然車のタイヤだ。28年以上乗っている車なのだが,ディーラーで合うタイヤがないと言われた。不安を抱きつつ専門店を訪ねると,在庫はないのでメーカーに問い合わせないと分からないとのこと。日曜日には休業しているところが多いが車に関するものなのでやっているようだ。電話の様子をそばで聞いていると期待がもてそうな感じであった。電話を切ると店員はメモ書きを手にやってきた。在庫はあるので,数日待ってほしいとのこと。ほっとした。けれどもメーカーには30本ほどしか残っていないらしい。不安になり買い置きしておいた方がいいだろうかと訊くと,ゴム製品のタイヤは置いておくだけでクラックができるのでやめた方がいいと言われた。需要がある限りはメーカーは作り続けるし,もし無くなってもロットから作るらしい。それを聞いて安心した。店が店だけに車好きな店員が居て当たり前だが,きちんと整備すれば車は長く乗れると言ってくれた。その店員自身も20年以上の車に乗っているらしい。
15/09/12(土)
東中野教室の複合機に関連したケーブルの整理は思いのほか時間が掛かった。メインで使っているパソコンの下にあるハブには全部で9本のLANケーブルが繋がっていた。どこに接続されているかを調べながら,要らないケーブルは外していった。3本は不要だった。実際はもう1本,今は使っていないプリンターのモノもあったが,それは放置した。さらに古い複合機に関するルーターなど,まだまだ要らない機器類が出てきた。配線を終え机やパソコンなどすべての配置を終えたのは深夜1時半を過ぎた頃だった。近所の卒業生が手伝ってくれ助かった。もし一人でやっていたら3時過ぎた頃まで掛かってしまったかもしれない。
15/09/11(金)
東中野教室の講師室の模様替えをした。模様替えと言っても,新たに導入した複合機の配置を変えただけだ。先月導入した複合機は以前コピー機があった場所に仮設した。その場所は主に先生方の通り道となるために,出来れば他の場所に移動したかったのだ。そんなことを思いながらも一ヶ月が過ぎた。今日,思い切って設置場所を変えた。接続されているのは電話回線のモジュラーケーブルとLANケーブル,それと電源だけなのですぐに済むと思っていた。ところがそうは問屋が卸さなかったのだ。(今どきの20代・30代はこのことばを使うのだろうか?)LANケーブルを繋ぎ直すだけでも30分以上は要した。古い複合機があった場所のLANケーブルは天井を這うように配線してあった。それを取り除くだけでも一苦労。さらに,今は使用していないケーブルの整理をし始めたら大儀な仕事となった。一部無線化しているものの,以前使用していた有線も併用しているのだ。(つづく)
15/09/10(木)
台風一過の今日,いつものようにすっきり晴れ渡ることもなく,相変わらずぐずついた天気が続いている。太陽と月はいったいどこに行ったのだろうか?各地に大きな被害をもたらせた台風だったが,幸いにも塾の授業にはそれほど影響は出なかった,と胸をなで下ろしていたらとんでもないことになった。今日になって明大中野校が休校になったのだ。朝方の雨が激しく,学校が交通機関の障害を考慮しての措置だった。午後には天気もかなり回復してきたので,急遽生徒へ連絡し行える授業はそのまま行うことを伝えた。今回の雲の流れは西から東ではなく,南から北の移動だったようで,雨が降り続ける地域はずっと降り続けたようだ。明大中野八王子校は通常通り授業を行ったのだが,前日に早めに下校した影響が出た。部活動の変更が出たため,授業変更をしなければならない講座も出た。
15/09/09(水)
台風の影響でかなり広い範囲で強い風が吹き,大量の雨が降った。東京でも朝方から風も強まったが,今回は降水量が多かった地域が目立った。さて,水曜日は東中野教室勤務の日だ。仕事場までの道のりでは特にトラブルはなかった。途中,雨がかなり激しく降っていたのはフロントガラスをたたきつける雨粒で分かった。東中野教室に入りしばらくして八王子教室に電話をした。天候の状況を聞くと,午後になってしばらくして雨は上がったとのこと。中野区と八王子市を比較した場合,八王子の方が悪天候が多い,といった印象が強いので意外ではあった。雲の流れ方がいつもとは異なっていたようだ。
15/09/08(火)
八王子教室勤務の日は電車で通勤している。帰りはかなり高い確率で終電となる。仕事が押してしまうので仕方ない。終電はそれほど混んでなく,たいていの場合座れる。仮に座れなくても,橋本駅を超えれば座れる。さて,終電に乗っていて気になることは駅ホームのアナウンスだ。発車間際に駆け込み乗車をする乗客に対する呼びかけがある。それはこうだ。「駆け込み乗車はおやめください。次の電車をご利用ください」だ。終電の次の電車は数時間後の初電。アナウンスにまともにしたがう人など皆無だろうが,もしその通りにして乗客にクレームを言われたら駅員はどうするのだろうか。そんな杞憂などをしながら静かに座席に佇みドアが閉まるのを待つ日々だ。
15/09/07(月)
授業をしていると自習室の方で何か真剣に見入っている女子生徒が二人居た。その眼差しの先に何があるのか,当然気になる。ちょうど授業中の生徒が数学の問題に取り組んでいたので,件の女子生徒の方に行って何をそんなに見ているのか訊いた。するとちょっと恥ずかしそうに「お菓子を見ていたんです」と。この時期は夏休みに遊びに行った生徒や先生のお土産が並んでいる。国内のもの,海外のものなど様々なお土産が並んでいる。お腹を空かしたのか,単に物珍しいので見ていたのだろうか。そこまで詮索はしなかった。
15/09/06(日)
問題を解くのに時間制限を計るためのタイマーだが,なるべく表示画面が大きいものを選んだ。さて,実際に使ってみた。問題の制限時間は短いもので5分,長いものでは12分だ。最初の問題は5分。セットをした。生徒は早速問題に取り組んだ。5分後タイマーは鳴り,すぐに音を消すボタンを押した。他の教室でも授業をしているからだ。生徒の中には時々タイマーの残り時間を気にしながら問題に取り組んでいた。緊張感がありそれなりの効果はあるようだった。次の問題は制限時間6分。セットして開始。するとまもなくアラームが鳴った。1分後のことだ。何で?と思いつつもタイマーはカウントダウンを続けていた。生徒は何事もなかったように黙々と問題を解いていた。その間,取扱説明書を読んだ。すると10分を超える場合,残り10分と5分でアラームが鳴るようになっていた。説明書を読み込むと,それを解除する方法はないようだった。でも10分前と5分前に知らせるのも悪くないだろう。ふだんの授業はともかく,試験前には他学年でも使うのも悪くなさそうだと思った。
15/09/05(土)
タイマーを買った。高校3年生の明大推薦・統一学力テスト対策ゼミで使うアイテムだ。これまで使ったことはなかったのだが,今回のゼミで使用するテキストには一問ごとに制限時間が記されている。それにしたがって生徒に問題を解かせることにしたのだ。時間制限をすることで緊張感も高まる。それに実際の試験問題は時間内で解かなければならないのは当然のことだ。時間を掛ければ正解率は高くなるが,逆にふだんは解けるのに試験では思うように結果が出ない生徒も居る。時間配分が悪かったり,時間に追われるプレッシャーに弱い生徒も居る。ふだんの授業でもある程度の時間制限は設けているものの,計器類を使うことはほとんどしなかった。(つづく)
15/09/04(金)
全国の小学6年生と中学3年生を対象とした「全国学力・学習状況調査」の結果が,先日文部科学省から発表された。その中で理科の実験や観察の結果を分析し説明する問題の正答率が低いとあった。実験問題が弱いのは,実際に実験を行う頻度が低いからかもしれない。行ったにしてもたいていの場合グループで行うため,実験に『参加していない』児童・生徒の理解は薄くなるだろう。実験後のデータの扱い方や,分析方法などもきちんと指導しなければならない。中学校なら理科の先生が専門で教えるので指導力は期待出来る。小学校の場合はどうだろうか。そのあたりは気になるところだ。実験こそ学校教育が担う大切な教科指導だ。実験器具や設備などはやはり一介の塾には荷が重すぎる。観察に至っては,長い期間かけるものもある。これこそ学校でじっくり行える教育だろう。机の上だけでないこの手の指導が充実していけば,それは多くのこどもたちが理科に興味を示すきっかけになることだろう。
15/09/03(木)
昨日の雑記帳では,夏休み中に二学期で予習を済ませている生徒が居ることを記した。その一方で,部活や個人的な理由により夏の講習を受講できなかった生徒も居る。クラス授業の場合,こういった生徒達が混ざり合って授業を受けることがある。方や二期中間試験の範囲まで予習をした生徒が居れば,今回初めて学ぶ生徒が居る。一緒の授業は成立するのだろうか?そこが教える側の腕の見せ所だ。初めて学ぶといっても,これまでの様々な数学的知識は持っている。そういったことをうまく引き出しつつも,予習してきた生徒を飽きさせない。そんな力量が必要なのだ。単なる踊る阿呆ではないのだ。
15/09/02(水)
今日は東中野教室で二学期最初の授業を行った。高校3年・理系対象の数学の授業だ。受講している生徒が全員,夏の講習の予習講座を受講していたので,その続きから始めた。今年の高校3年生は個人指導の生徒も含めこのパターンが多い。すでに中間試験の範囲を終えている生徒も居て,期末試験の内容を予習をしている授業もある。これだけ早く準備をしたことはまずないだろう。この姿勢が高校1,2年のうちに出来ていればどれほど楽なのかは感じているようだが,それも無理な話だ。高校3年になって初めて実感できるのだろう。それでも遅すぎることは決してない。終わってから後悔するよりも,出来るときにやっておけば成果は現れるはずだ。
15/09/01(火)
二学期が始まった。秋となり徐々に年の瀬を迎えるこの時期だが,学校教育の年度からすればまだ3分の1しか過ぎていない。二学期はどこの学校も勉強以外の行事予定が多い時期だ。文化祭や体育祭,学年によっては修学旅行もある。それゆえ勉強の方がおろそかになり成績が下降する生徒が多い。なので一学期の成績が保てれば同じ数字でも相対的には上がる。そういったことを意識できるのは高校3年生だろうが,残念ながら(教える側からすれば残念ではないのだが)学年全体で下がることはまずない。それだけ意識が高いのだ。明大中野校と明大中野八王子校に関して言えば,この学年だけはもうすでに「年末」が近づいている。今年はどんな物語が待っているのだろうか。
15/08/31(月)
夏の講習は先週の金曜日で終わったのだが,八王子教室では4講座ほど今日行った。どうしても講習期間に収まらなかったのだ。さて,8月31日と言えば夏休み最後の日という印象を抱く人も多いだろう。ただしそれは地域によって異なり,北海道や東北地方の多くの学校はすでに新学期が始まっているだろう。関東圏においても,私立校ではすでに始業式が済んでいるところもあるようだ。第一教育センターに通っている明大中野校と明大中野八王子校はその点からすると『由緒正しく』9月1日から新学期が始まる。定番の31日の夏休みの宿題の追い込みをしている生徒はどれくらい居るのだろうか。今,このときも必死に取り組んでいる生徒が居るかもしれない。
15/08/30(日)
引き際という言葉がある。スポーツ選手が引退する際などによく使われる言葉だ。それにしても今年の夏の「引き際」は潔よすぎないだろうか。急激に涼しくなったように感じる。天気予報では「明日は少し気温が上がり肌寒さも和らぎます」と言っていた。いまはまだ8月。残暑が厳しい年だと真夏日やあるいは猛暑日さえもある時期だ。授業中に生徒がぽつりと言っていた。「今年は冷夏だった」と。あれほど暑かった夏は,過ぎてしまうと一変気温の低い日が続いている。本当に夏は終わったのだろうか。
15/08/29(土)
夏の講習は昨日で終了した。一年で最も長い講習中は毎年睡眠不足との戦いだ。きちんと記録している訳ではないので分からないが,仕事のある日は平均3~4時間くらいの睡眠時間だろう。周りからは早く寝ればいいのに,と言われることもあるが,帰宅時間が遅いのと生活習慣はそう簡単に変えられないことがあり,結局眠る時間はいつもとあまり変わらなくなるのだ。今年の夏の終わりは曜日の巡り合わせで2連休となった。その初日の今日は日が傾くまでとはいかないまでも,それに近い時間まで寝た。疲れが出たようで,起き上がったときにクセになっている右足のふくらはぎがつった。休みが2日あってよかった。久しぶりに家の中でのんびりした。日がなのんびりと過ごせた休日だった。
15/08/28(金)
八王子から移動中のトラブルのあった中央線の車内で聞いたアナウンスはこうだ。「ただいま運転手と車掌が消火活動に当たっています」消火活動をしていた運転手と車掌は,火災現場に居あわせた電車の職員だ。どんな状況下での消火活動は分からないが,何で消火しただろうか,一瞬想像してしまった。運転手席には消化器くらいはあるだろうが,それで収まるほどのレベルではなかろう。むしろ,消火しようとしてよからぬ煙を吸い込んで具合が悪くなるのがオチかもしれない。止まってしまった中央線は,しばらくして動き始め高円寺駅に停車した。土曜日の高円寺駅は中央線が通過するため,中央線ホームは閉鎖されている。閉鎖用のゲージが掛けられた階段口で乗客を降ろすための準備をしていたらしい。それが理由なのか,あるいは偶然なのか,中央線は中途半端な駅と駅の間で車両を止めていた。高円寺駅で電車を降りると駅員が急いで開けたゲージを抜けすぐに総武線へと移動した。やがて来た総武線は朝のラッシュを越えるような満員状態だった。それでもひるむことなく乗り込み,ぎりぎりだったが東中野教室の授業に間に合った。やれやれ。
15/08/27(木)
最近首都圏での鉄道火災の事故が多いようだ。偶然として片付けられないような頻度だ。統計学の仮説検定では,ある仮説が正しいか否かは統計量がある領域に入っていれば仮説を棄却できる。この領域を棄却域というが,ここ最近の火災発生率は単なる事故という仮説から逸しているかもしれない。実際の統計的な量があればその検定も可能なはず。インフラの老朽化の指摘もある。さて,件の事故に先日巻き込まれた。八王子教室での講習授業を終えたあと中央線で東中野へ移動した。土曜日の午後のことだ。寝不足が続いていたため座席に座り眠っていた。荻窪か阿佐ヶ谷を超えたあたりで電車は止まった。しばらくして車掌のアナウンスがあった。「現在ケーブル火災があり停車しています」と。しばらくしても動く気配がなかった。するといままで聞いたことがないようなアナウンスが流れた。(つづく)
15/08/26(水)
今年の夏は高校3年文系の生徒の授業を数多く担当してきた。その年の担当授業によって,教える学年が偏ることがある。ある年は高校2年生が中心であったり,また別の年には高校3年理系ばかりを教えたこともあった。今年は主に明大中野八王子校の高校3年文系担当の年となった。この学年は高校1年から教えてきた生徒も居る。夏の講習は二学期の予習だ。こうした状況下なので,同じ教材で同じ授業を何度も行った。繰り返すこと数回,後半の生徒の授業ではデジャブ状態でどの生徒にどこまで教えたのか,時々勘違いしてしまうこともしばしば。その講習もいよいよ終盤を迎えた。早起きする日もあとわずかだ。
15/08/25(火)
昨晩から今日に掛けて急激に涼しくなった。朝の気温は約20度まで下がった。朝方,このままでは風邪を引いてしまうのではないかと思い毛布を出して寝た。午後になっても気温はあまり上がらず,授業を受けに来た生徒は「外は寒いです」と言いながら体をさすっていた。この気候は明日まで続くらしい。8月にここまで冷え切ってしまうのは珍しいのではなかろうか。二日もすればまた30度越えの日もあるようで,体調を崩してしまう人が出るだろう。実際,今日の段階で授業中鼻声になったり,中には部活中に体調が悪くなり帰ってしまった生徒も居た。
15/08/24(月)
月曜日だが夏の講習日程の巡り合わせで2週連続の休みとなった。ふだん,平日に休むことはあまりないので,平日の休みはなんだか不思議な感じがする。しかも連続して月曜日が休みになることは珍しい。そもそも月曜日に休むこと自体あまりない。週の初めに休むのはちょっとだけ居心地はよくない。そんな月曜日は気温が低く過ごしやすい日となった。前日までの忙しさのため,午後1時過ぎまで寝てしまった。午前中に一度起きたのだが,今日が休みであることを思い出してまた寝た。それが何時だったかは分からないが,疲労が蓄積しているのを実感した。夏の講習もあと数日。いよいよラストスパートだ。
15/08/23(日)
部屋の片付けは思うようには進まない。「進まない」と現在形で書いていることで分かるかもしれないがまだ途中なのだ。たくさんのモノを処分しようかと思っている。その量があまりに多すぎるので,可燃ゴミや不燃ゴミとして捨てるにも多くなりすぎた。それゆえ,市のゴミ処理センターに直接持ち込む算段をしている。押し入れの中の整理をしていると,中学時代の懐かしいモノが出てきた。ノートの類いなのだがいま読むとやはり赤面してしまう。けれどもそのノートは以前からちょっと気になっていたノートで,去年他の段ボール箱を整理したときには出てこなかった。そのときは半分あきらめ掛けていたのだが,それが今回こうして出てきた。読み返すと怖いもの知らずで,文章も未熟な昔の自分がそこにあったのだと思った。和室の片付けは,今月中には終わらせたいと思っているが果たしてどうなるやら。
15/08/22(土)
お盆休みの終盤に,自宅の部屋の模様替えをしたことはこの雑記帳で記した。さて,実は未だに「模様替え中」である。自宅で主に過ごしている部屋は2つ。ふだんくつろぐ洋室と寝室として使っている和室だ。今回模様替えしたのは洋室の方。大幅に配置換えをした。一方の和室。こちらはあまり手を加える予定はなかった。ところが,だ。現状大変なことになっているのは和室の方だ。洋室の模様替えのついでに始めたのがいけなかった。何年もご無沙汰になっているモノがこれでもかと出てきた。中には初めて見るようなモノもあった。仕事ではかなり思い切って捨てる方だ。けれどもそれがプライベートのこととなると情けない状態になっている。今回の整理のテーマは,ふだんほとんど使っていないものは後方に仕舞う。そしてここ数年(少なくとも3年以上)お目に掛かっていないモノは捨てる。これをテーマに整理し始めた。(つづく)
15/08/21(金)
部活動が終わったのをきっかけに,髪の毛をばっさり短くした女子生徒が居る。長い髪を一気に切るとどんな気持ちだろうか?感想を訊いた。まずは髪を洗うのが楽になり,ドライヤーをかける時間が圧倒的に短くなるのが楽だと言った。さらにふだんの生活の中で,ずいぶん軽くなったことを実感できるらしい。以前同じようなことを訊いたときには,短い方が髪がはねたりしてまとまりにくいと言っていた生徒が居た。そのことを振ると,今は夏休み中なので気にならないとのこと。男でも長い髪をしている人は居るけれどもそれは希だろう。一気に短くなったときの気持ちはなかなか想像しにくい。
15/08/20(木)
就職活動の企業面接の解禁は今年から8月となった。それゆえいつもの年以上に今年の就職活動がどんなであったか気に掛けていた。さて,実際はどうだったか。就職活動をした卒業生の話では,8月より前に面接とは別に説明会やセミナー,あるいはもっと別の名称で招集されることもあったようだ。結果,8月の段階ですでに内定を貰っている学生も多数居るようだ。卒業生もすでに内定を取っていた。少し前と比べれば状況はよくなった。卒業生も希望していた職種に就けるようで嬉しそうだった。昔はできなかった社会問題などにも話題が及び,放っておいても成長はするものだと感じた。塾に通う中学生や高校生の保護者は,『今』の我が子のことに躍起になりがちだが,彼らの『その後』をみれば,親が思うほどこども達は頼りない存在ではなく,いつかは巣立っていくものだと思う。その時期が早いか,遅いかの差はあるかもしれないが,彼らは着実に成長していくだろう。真夏の宴会は深夜にまでおよんだ。
15/08/19(水)
お盆休みの終盤の土曜日に卒業生と飲んだ。今年大学4年生で,これまでに何度か飲んだことのあるメンバーだ。高校時代は同じ部活動だった。その日は夕方から東中野教室で個人指導の授業を行った。お盆休み期間中だったので,他の生徒の授業は全くなく,静かな教室での授業だった。その授業が終わる頃,卒業生はやって来た。授業が済むと早速近所のスーパーに一緒に買い出しに行った。彼らが卒業する頃に閉店した東中野駅前のスーパーは今年の春に新たなビルが建てられ同じ場所に開店した。いくつかの総菜とビールを買い込み教室に戻った。さっきまで授業をしていた教室のつくえを並べ替え宴会場とした。大学4年生なので当然話題は就職活動のことで賑わった。(つづく)
15/08/18(火)
今日からお盆休み明けの仕事始めとなった。毎度のことながら,出勤するとたくさんの郵便物とメモが並んでいた。郵便物は緊急を要するものがなさそうだったのですぐには開封しなかった。隣接する閉店したダイエーの解体に関する案内もあったがそれどころではなかった。ひとたび仕事が始まると,ほとんど休む間がないのは休み明けの常。これだけ忙しいのだから,もう少し休みを短くしたらどうだろうかと思う。けれどもそれはほとんど変わらないと思う。やることは限りなく続いてやってくる。休みが1日でも10日でも,結局忙しくなることにはきっと変わりないのだろう。
15/08/17(月)
小石川植物園散策の最後の目的地は「ニュートンのリンゴ」だ。かの有名なニュートンの逸話に関するもの。逸話の真偽はともかくとして,植物園に植えられているリンゴの木は,逸話になったリンゴの接ぎ木によって分譲されたものだ。リンゴの木は柵に囲われているが,それほど大きな木ではないので近くから枝ぶりや葉の状態を見ることができた。明らかに『やらせ』と分かるリンゴの実が柵の柱の上にひとつ,リンゴの木の幹の近くにひとつあった。もちろんそれくらいのことは愛嬌としてみてもいいだろう。本館の前には大きなヒマラヤスギが2本。一本はどっしりした太く長い幹が,もう一本は根元からいくつもの枝が分かれていた。その高さ,1メートルほどだ。そのせいか,そちらの木には「登らないでください」というプレートが添えられていた。確かに登りたくなるような枝ぶりだ。やがて植物園の出口が見えてきた。都心とは思えない植物園付近だったが,植物園の中は外の音がまるで気にならないほど静かな森の中だった。他の来園者や職員としばらく会わない時間が途中あった。深い森の中とまではいかないまでも,心地よい風と鳥の声,虫の行き交う様子は忘れていたものを少しだけ思い出させてくれた。植物園を歩いた夏の暑さと日陰の心地よさ。庭園の鮮やかな芝の緑。記憶に残る休みを過ごせた。
15/08/16(日)
旧東京医学校本館を過ぎるとそこは植物園の西端で折り返し点になる。暑い日だったので一度東屋で休憩した。48,000坪を超す敷地なので,こうした東屋やベンチなど所々に休憩できる場所があるのはありがたい。園内には植物園の職員だろうか,時々声をかけてくれては見所を話してくれる。この時期は百日紅の花が綺麗に咲き遠くからも近くで見ても色鮮やかだった。ボダイジュ並木,カエデ並木を抜けると左手には温室が見えてきた。真夏の暑い日に温室に入るのは抵抗があったが,訪れた日はちょうど改装のため公開はしていなかった。ほっとしたのとは裏腹に,見られないと思うと今度はちょっと残念に思うのはわがままだろか。右手に本館が見えてくるとそこは植物園の出入り口付近だ。その反対側に歩を進めると柴田記念館という瀟洒な家が建っていた。今は使われていないだろうが,小さな煙突があった。ここは東京大学植物学教室の柴田桂太教授の寄付により建設されたもので,植物園に残っているもっとも古い建物とのこと。植物園の歴史を紹介する資料や出版物が展示されていた。見たこともないような大きな鞘に入った大きな種が目に留まった。一見すると河原に落ちている石のように見えた。清楚な出で立ちの書生の話では,海を渡って他の島に辿り着くためには外の皮で強く守らなければならず,そのため種自身が大きくなったとのこと。昔懐かしい松の実も置いてあった。(つづく)
15/08/15(土)
小石川植物園の遊歩道を左に進んだ。最初に迎え入れてくれたのはソテツだ。歩を進めるとそこは大きな樹木が日差しを遮り気温が何度か低く感じた。さっきまで蒸し暑かったのが,湿度までもが下がったように感じた。桜や樫の木やツツジ,エノキなどおなじみの木もあれば,読むことさえできない漢字が記された樹木もあった。ちょっとグロテスクなナンヨウの実は一見虫が枝を這っているようにも見える。池なのか沼なのかはが微妙なそこには,メダカが群生を成していた。人間の気配を感じると,ドジョウのように煙幕を張って逃げていった。春にはきれいな花を咲かせ特有の香りを振りまくであろうウメ林を過ぎると少し坂を上る。そこは松林だ。落ちていた松の葉を拾いこどもの頃にした遊びをしてみた。葉の片側を折り曲げて,もう一方の葉に突き刺すのだ。けれどもうまくいかなかった。昔は上手に作れていたように思うのだが。松林を抜けると見下ろしたところに日本庭園があった。見事に手入れされた庭園は池に合わせた石組みと緑鮮やかな芝が目に飛び込んできた。横には重要文化財の旧東京医学校本館が建っている。ここに入ることは出来ず外から眺めるだけだ。白と赤のきれいな壁の洋館。その昔医者の道を目指した学生の姿を思い浮かべながら見た。(つづく)
15/08/14(金)
お盆休みの後半,文京区白山にある小石川植物園に行ってきた。正式名「東京大学大学院理学部系研究科附属植物園」で,植物学の教育や研究を目的とする東京大学の教育実習としての施設である。ここは300年ほど前に徳川幕府が設けた「小石川薬園」がその前身だ。植物園内には約1500種の植物が栽培されている。お盆休みのせいか,都内の電車は比較的空いていた。都営三田線の白山駅で降り商店街を歩いた。白山通りを抜けるとそこには閑静な住宅街があった。さらに歩を進めると右手に小石川植物園が見えてきた。植物園の塀に沿って少し急な下り坂を歩くこと3分,坂の突き当たりを右折する。入り口はそのすぐ先,一方通行路の脇にある。門扉をくぐり自動販売機で入場券を買い植物園に入った。朝のうちはやや涼しいと思っていたのだが,昼に近づくにつれいつもの蒸し暑さが戻ってきたそんな休みの一日だ。(つづく)
15/08/13(木)
自宅にプリンターがなくどうしてもプリントアウトが必要なときがある。その場合便利なのはコンビニエンスストアでのプリントアウトサービスだ。必要な文書をPDFに変換し,それをUSBメモリーやSDカードに保存してコピー機でプリントアウトできるのだ。モノクロなら1枚10円なので,コピー代と同じだ。歩いて行ける距離にコンビニはあるので,いざというときには使える。自宅を出ることは時に面倒に感じることもある。暑かったり雨が降っていればやはり億劫になる。自宅にプリンターを置くメリットとほとんど使わないデメリット。どちらを取るかになる。自宅で仕事はなるべくしないようにしている。仮にしたとしても急ぎの要件で,翌日には出勤して仕事場でプリントアウトできるだろう。むしろ,個人的に使うときに必要となる。それならばやはり現状ではコンビニ利用が妥当な線だろう。
15/08/12(水)
自宅のプリンターが壊れて久しい。今は出力するものとしてはファックスがあるくらいだ。そのファックスもパソコンとは連動しておらず,結局のところ自宅では作成した文書やデータをプリントアウトできない。仕事場のプリンターはパーソナルなそれらと比べると極端に優れているだけに,自宅で出力したいときにはなんとももどかしい。いっそのこと,ファックス兼用の新しいプリンターを購入しようかと思うことがどれほどあっただろうか。でも,結局のところ購入に至ることはなかった。その大きな理由はほとんど使うことがないからだ。自宅でプリントアウトしなければならない要件は,おそらく一年間で5回もないだろう。もちろんあればあったで使うかもしれないが,今すぐに必要ということはほとんど無いのだ。(つづく)
15/08/11(火)
模様替えは元に戻す方が時間がかかる。単に同じ場所に戻すのならそれほど大儀な作業ではない。けれどもまったく同じ場所にすべてを戻す訳ではない。それなりに取捨選択をして,並べ替えたりもする。そんなことをしていると案外時間掛かるものだ。大きめのラックのせいで,はみ出してしまった棚やこれまであった場所から移動させられた本棚。新しい場所に慣れるには少し時間がいるだろう。でも,それを良しとしてした模様替えなのだから悪いはずはない。思いがけない昔の『モノ』たちは結局元に戻した。気分一新で過ごすことが出来そうだ。
15/08/10(月)
お盆休みを利用して部屋の模様替えをした。こんなときでないとなかなか出来ない。今回は大きなラックを移動して,ソファの前に液晶テレビを移動することにした。実はこれまではずっと,ブラウン管のテレビを見てきた。壊れるまで使おうと思っていて10数年,これがなかなか頑丈で今日までもったのだ。ただ,さすがに画面の端の方は映らなくなり,ニュース番組のテロップなどは読み取れなくなっていた。模様替えの最初は今あるものを出すこと。本棚の本を取り出すことから始めた。大容量の本棚ではないものの,すべての本を外に出すとそれなりの量になる。個人的にはそれほど読書量が多い方だと思わないものの,重量はそれなりに重いのだと思った。重量以上に重たいのはやはり『想い出』だろう。何通かの手紙と写真が出てきた。手紙は友人や知人のものであったり,卒業生あるいは保護者からのものであったり。それぞれの時代を思い出した。楽しいこともあればそれなりの傷も負ったのだとしみじみ感じながら読み返した。本棚の次はスチール製のラックにあったものを移動した。DVDデッキやパーソナルプリンター,多くのCDを取り出した。この作業だけでちょっと疲れた。(つづく)
15/08/09(日)
夏期講習前半の最終日,八王子教室で打ち上げをした。午後7時から始まった宴会は初めて参加する先生が数人居る中,翌日の朝まで続いた。ふだん聞けない話も聞けるのが打ち上げのときの楽しみだ。連日の講習の忙しさから,おそらく途中寝てしまったようだが,その後は朝まで飲んで歌って楽しんだ。宴会が終わったのは日曜日の朝でよかった。平日だと出勤する人たちに混ざり一人酒臭い乗客はちょっとひんしゅくものだからだ。日曜日の比較的すいた電車の座席に着き帰った。
15/08/08(土)
今日は立秋だ。「暦の上では今日から秋」とよく言われるが,感覚的には一か月はずれているように思う。北海道や東北の一部を除けば,今の日本では9月中旬まではかなり暑い日が続く。気候の変化も年々変わってきているのは事実。異常な高温と突然の雨など,ニュースで報じられない日の方が少なく感じる。「記録的豪雨」や「観測史上最高」などと言った形容詞が『常套句』化して,それに慣れてしまっている感がある。本当はそれではいけないのだろうが。
15/08/07(金)
今年も恒例の八王子祭りがやって来た。賑わいはいつものことだが,教室の中に入ってしまえばそれほど気にならない。授業に来た生徒に祭りに行ったかと聞くと,駅から真っ直ぐ塾に向かったため祭りをやっていることに気づかずに来たと言った。商店街や街中は多数の出店や催し物をやっているのだが,駅から塾に向かう目抜き通りは案外祭りの雰囲気を醸し出していない。八王子教室は二度ほど移転しているのだが,移転するたびに静かな場所になる。一番最初に入っていたビルでは,盆踊りの曲が鳴り響き騒々しかった。ひとつ前の教室はそれよりは静かになったものの,前を通る人たちの喧噪は気になった。授業をしていると,遠くからお囃子の音や踊りをしている音がはるか遠くから聞こえて来た。祭りは三日間つづく。
15/08/06(木)
お盆休み前の夏期講習は一昨日で一旦は終了した。けれども,八王子教室ではまだまだ講習は続いている。今日も午前中から夜まで,いくつもの授業を行った。夏休みも中盤に差し掛かり,高校3年生においてはこれまでの明大推薦・統一学力テスト対策の授業から徐々に2学期の予習に重きが移動しはじめた。推薦に関わる試験は残り3回で,その内定期試験は2回ある。学校の試験できっちりした結果を残すことが重要だ。巡り合わせだろうか,今年は高校3年生の担当が多く,いつもの年よりもたくさんの授業を抱えている。正直,減らしたいところなのだが,生徒の気持ちを汲むととても出来ないとは言えない。優先順位を考えて,今年の夏は可能な限り授業を持とうと思っている。
15/08/05(水)
車や電車に乗っているとき近い風景は流れるように次から次へと変化していく。その一方で,遠い景色はなかなか変わらない。目的地であるビル街,あるいは遠景の山の端は,そう簡単に近づいてくれない。もっと遠くにあるモノたち。それはずっと「そこ」にあるように思える。空や月,遙か彼方の星がそうだろう。高速で移動する電車でさえ,それらはずっと「そこ」に居てくれる。すぐに変化するモノ,ずっと変わらないモノ。あるいはその中間にあるモノがある。同じ空の下で過ごしながら,想いを巡らせたりあるいはそれをまったく知らずに過ごす人も居る。同じ時刻に同じ月を見ているかもしれない。夏の夜空に浮かぶ月を見ながらふとそう思った。
15/08/04(火)
夏期講習の前半も今日でいったん終了だ。とは言うものの,まだ数日間はいくつかの授業がある。夏休みもやがて半分が過ぎる。夏真っ盛りの今は,暑さばかりが目立ってしまう。わずか半年で震えるような寒さを感じながら過ごす。気温差はわずか30℃ほど。化学の試験問題では「0℃における水において」とか「100℃の気体が…」などと気にせず解くこともあるだろう。試験問題の中の温度差と,日常における気温差。そこに存在するものと,空想の中でのそれ。もっと実感しながら対峙することも必要なのかもしれない。
15/08/03(月)
夏期講習の前半を部活などの都合で休む生徒も居る。そんな生徒がお盆休み明けの講習日程の相談でやって来た。体育会系の部活なので真っ黒に日焼けして来る。パッと見たときに誰だろうと思うくらい雰囲気が違っている生徒も居る。とにかく尋常でない色になる生徒も居る。炎天下のもと,部活をしている様子を聞くと,エアコンが効いている室内でも暑く感じる。ここまでしっかり日焼けしても気にならないのは - あるいはもしかしたら気にしているのだろうか - 中学生・高校生の特権だろう。
15/08/02(日)
講習中の食事は仕事場に入る前に買う場合と,授業の合間に買いに行く場合がある。担当する授業が詰まっているときには出勤前に買うようにしている。今日も朝からずっと授業があったので,普段なら出勤前の朝に買っておく。ところが前日いつもより早めに寝たところ,案の定早めに目が覚めてしまった。そのため珍しく自宅で朝食を取る時間ができた。食事は夕方の授業が終わってから買いに行くことにした。ところがあれこれ仕事が入ってしまい,買い物に出かけるタイミングを逸してしまった。朝の次に食事をしたのは午後7時前になった。さすがに遅すぎた。普段も決して規則正しい生活をしている訳ではないが,講習時は思うように事が運ばないことがある。
15/08/01(土)
ビール瓶のリターナブル,すなわち再利用はわが国の場合昔から当たり前のようになっている。その回収率は99%を超え,一本の瓶は平均25回ほど再利用されるらしい。販売するとき一本につき5円上乗せし返却時に戻すというデポジット制が功を奏している例だろう。ビール瓶以外にも世の中にはさまざまな瓶が存在する。醤油瓶やお酢の瓶など調味料に関するものや,ジャムの瓶やピクルスの瓶など,食品の中では主役ではないものの,必要だったり重宝するものが目立つ。多くの瓶はその中身が消費されると廃棄されるが,それぞれの自治体で何かしらの形で再利用される。人によっては綺麗に洗いそれまでとは別のモノを入れて再利用することもあるだろう。ちなみに大抵の瓶の底にはギザギザが施されている。これは飾りではなく破損防止のナーリングという。こんなところにも工夫が凝らされているのだと感心する。
15/07/31(金)
数学ならたいていの問題は解けるけれど,英語だと急に手が止まってしまったり,その逆で英語ならすらすら読めるけれど,数学の簡単な因数分解でさえも手こずる人が居る。人にはそれぞれ得手不得手があるものだ。個人的に最も苦手なもののひとつに裁縫がある。小学生の頃の家庭科の宿題で出た雑巾は母親に作ってもらった。未だにボタンのひとつも付けられない。手先が器用な方ではないけれども,そこまで極端にできなくなったのには理由がある。さかのぼること小学生のこと。裁縫の授業があった頃利き腕を怪我し針を持つことができなかった。そのときの評価が最低で,それ以来裁縫をしないようにした。まあ,今となっては単なる逃げであり言い訳にしか聞こえないが,幼いこころに少なからず影響をおよぼしたのだろう。評価の仕方ひとつでそんなこともある。塾では成績の評価を出すことはないが,出た結果についての分析はする。ひとり一人の結果はきちんと受け止めなければいけない。
15/07/30(木)
授業時には講師ノートにその日の授業内容を記す。講師ノートには生徒の出欠記録や授業時間,使用した教室と共に,その日の授業内容の記録を残すのだ。個人指導ならば生徒ごとに講師ノートを作っている。クラス授業も同様だ。高校3年生の授業では,同じ時間帯に国語と数学が,あるいは化学や日本史,政治経済の授業が行われることがある。文系と理系,あるいは同じ文系でも社会科でどの科目で受けるかによってクラスを細分化している。ふだんの授業時ならばそんなことはほとんど無いのだが,講習時には同じ時間帯に同学年の授業を行うこともある。さて,それに対して講師ノートは1冊しか作っていない。そうなると,授業時に講師ノートを記入できる先生は一人だけになる。そのため高校3年生のこの時期の講師ノートは後で記入することにしている。他の先生になるべく優先して書いてもらうようにしている。講師ノートの記入がその日のうちにできないこともある。翌日ならまだいいのだが,2日後に書き込むこともある。そうなると自分の記憶の曖昧さに悩まされる。2日前にどの問題まで授業中に扱っていたのか,案外覚えていないのだ。日々面談や様々な連絡事項を背負っていると,たった2日前の授業のことさえその記憶はあやふやになる。やれやれ。
15/07/29(水)
教材ソフトの人との打ち合わせは,最初は個別指導担当の先生だけに任せようかと思ったいた。ところが先方が3人で来る力の入れようだったので,こちらも一人という訳にはいかなくなった。急遽打ち合わせの和に入ることにした。合計5人に机は4つ。他の教室からいすを運んできた。やや体格のいい人も居たので,かなり窮屈な思いをさせてしまった。この催しは9月に行われるもので,関東一円の各地の先生方がパネラーとして様々な運用例や,実際のことを話し合うものとなるらしい。打ち合わせはお互いが様々な意見を交換し合い,予定よりも長くなってしまった。午後の授業が始まることを告げ終了した。9月のユーザー会が楽しみだ。
15/07/28(火)
八王子教室では明大中野八王子校生とは別の個別指導を行っている。教材はパソコンにインストールされている教材ソフトからプリントアウトして生徒は解く。小学生の低学年から高校生は大学受験問題まで,幅広くかなりの数の問題量が入っている。そのソフト会社と関連出版会社の人が昼を少し過ぎた頃に来た。毎年秋にこのソフトの勉強会があるのだが,その時のパネラーとして個別指導を担当している先生に依頼があったのだ。その打ち合わせを今日することになっていた。午前中の講習が終わり生徒は昼休みで食事を塾内で取ったり,あるいは外に食べに出かけている時間帯だった。講習の最中だったので,空き教室はほとんど無かった。そこで個人指導用の教室で打ち合わせることになった。(つづく)
15/07/27(月)
八王子教室は今日から夏期講習が始まった。東中野教室は第2クールだ。高校3年生はこの夏に頑張らなければならない生徒が多いのは毎年のこと。夏が過ぎれば残すところあとわずかだ。そんな状況でも,なぜだか真っ黒に日焼けしてくる生徒も居る。体育会系の部活は6・7月で引退するケースが多い。けれどもそれとは関係のない日焼けの仕方の生徒も居る。青春まっただ中の彼らにはさまざまな事情があるのかもしれない。授業が始まればいつものように問題に取り組んだり,真剣に先生の解説を聞いている姿となった。夏の講習は始まったばかりだ。
15/07/26(日)
人が人を思う気持ちは伝わるのだろうか?約束の日時に行けない武士が切腹をして,己の魂だけでも届けようとした,という話を聞いたことがある。「東風吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘るな」は主である菅原道真公のもとへと一夜のうちに京都から太宰府まで飛来したという「飛び梅」伝説のもとなった唄。草木にさえも人を思うこころがあるのかもしれない。思いを伝えるのは難しいものなのだろうか。そんなことはないと思いたい。その一歩を踏み出せればいいだけのこと。過去の自分へならこんなアドバイスができたのに。そう思うことはないだろうか。「おまえは頑張ったよ。でもさ…」と。けれども今の自分が一番『年上』なのだろうか。未来の自分が言っているかもしれない。「頑張りすぎていないか。でもなあ…」。自分から自分への思いも告げられないのなら,他者に対してきちんと伝えられないかもしれない。大切な人,身近な人への思いは伝えられているのだろうか。
15/07/25(土)
期末面談は今日で一応終了した。一応と表現したのは,期間中に出来なかったり,面談日程を忘れてしまったケースが若干だが有ったからだ。それらの面談は夏期講習中に行うことにした。面談は長時間に及ぶことも有り,それなりに体力を消耗する。それゆえきちんと食事を取らなければいけないのだが,時間が押してしまいまともに食べる時間がないことも多々あった。どちらかというと早食いの方であるが,それがこの仕事をしているからであるかは定かではない。同業者でもゆっくり食べる人も居るだろう。要は性格なのかもしれない。明日は休みなのでゆっくり食事が出来ることだろう。
15/07/24(金)
八王子教室で面談をしていた午後,突然雷鳴とともに激しく雨が降り始めた。あまりの音の大きさに,面談中も気になるほどだった。その面談が終わる頃には雨は上がり晴れ間も見えるほどだった。雨が降れば少しは涼しくなっているだろうかと期待したのだが,夕方に出掛けたときにはかなり蒸し暑かった。降った直後には少しは涼しくなったようだが,その効果は長続きしなかったのだろう。面談後に聞いたのだが,雷は塾の入っているビルの道路の向こう側のビルにに落ちたらしい。どうりで大きな音がしたはずだ。
15/07/23(木)
八王子教室の面談も今日から本格的に始まった。それでも今日はPTA後の面談だったので開始時間は遅かった。面談続きで頭の記憶容量が一杯になるのは毎度のこと。正直,自分の行動をずっと録画しておいて,後で再生できればどれだけいいだろうかと思う。以前,人の一生分の目で見るものを動画で保存した場合,必要なハードディスクの容量は170TB程度だと聞いたことがある。一生分は要らないので,せめて面談中の動画だけでも残せればと思う。もっとも,もしそんなことをしたら生徒はきっと嫌がることだろう。
15/07/22(水)
東中野教室では今日から夏期講習が始まった。中学3年生と高校1・3年生がこの時期の対象学年だ。長い夏の始まりである。この時期の授業では主に一学期の復習をする。教材を考えるとき,復習をしつつも二学期につながることを題材にと考える。これが案外難しいことがある。一学期の終わりがどこになるかに依るからだ。単元の終わりまでが試験範囲の場合と,途中で終わった場合とでは準備も異なる。途中ならばもう一度期末試験の内容を勉強しても無駄にはならない。単元がちょうどキリのいいところで終わった場合は,次につながる内容を考え,何を復習しておくかべきかを決める。そんな講習前の準備だった。
15/07/21(火)
今日は八王子教室で面談がひとつあった。昨日までが東中野教室での面談だった。今日から八王子教室の面談が始まったかというと,そういうワケではない。実際先週末に面談をしている生徒もある。今日の面談は生徒・保護者の要望で日程を変更したのだ。本来なら今日は休む予定だった。この連休中もずっと面談で仕事をしていたので,唯一何の予定も入っていなかった今日を休みにしようと思っていた。けれども今回もまた,結果的には仕事が入ってしまった。大切な面談なのだから仕方ない。夕方に出勤して面談をした。それが済めばすぐに帰れるかというと,なかなかそう都合良く事は運ばなかった。居たら居たで何かと用件が飛び込んでくる。電話の応対も何件かあり結局は夜まで仕事をした。
15/07/20(月)
面談は意図せずに様々な方面に話がおよぶ。そこに生徒の成績という数値が関係するのだろうか。完全否定はしないが,肯定もしない。数学的にはきちんと数値を測定しなければならない案件だろう。けれども生徒ひとり一人の将来に関することが,そんな杓子定規で測れるとは全く思っていないし,もしもう一度面談をしたとして,同じようになったのだろうか?数学とはまったく別の要素を含むのは確かだ。前半の面談を終え,面談メモを整理しながらそんなことを思った。
15/07/19(日)
面談時間と成績に相関関係はあるか。実際にデータを取ったことがないので正確な分析は出来ないが,それほど相関していないように感じる。つまりはこうだ。数学や統計学では「相関関係」という言葉がある。2つの関連した数値があり,一方の値が増加すると他方の値も増加する傾向にあるとき「正に相関する」という。夏場の気温とアイスクリームの売り上げがこの関係にある。学校のテストだと数学の点数と物理などは正の相関関係が強いといえる。一方の値が増加すると他方の値が減少するとき「負に相関する」と言う。体重と垂直跳びの記録がこの関係にある。数学と美術の成績は比較的負に相関する傾向があるようだ。(つづく)
15/07/18(土)
今日から三日間は東中野教室の高校3年対象の面談だ。今日は学校PTAのあった日なので,その帰りに寄る保護者がほとんどだ。高校3年生にとって,一学期が終わった今,残された時間は二学期のみ。定期試験が2回と明大推薦・統一学力テストが1回だ。ここまででリードできていればいいのだが,これからが勝負となる生徒が多い。それだけ切迫している生徒が塾には多いということだ。それでも3年になってから良い結果を残し,安全圏に達した生徒が居たのが救いだ。もちろん油断は大敵ではあるが,一度波に乗った生徒の勢いは逞しい。それにあやかるワケでは無いが,この夏にきちんと準備をして有終の美をみんなに飾ってほしいと願っている。
15/07/17(金)
今日から期末面談が始まった。夏の面談は高校3年生が対象だ。本来なら明日からはじめるのだが,学校の三者面談が今日の生徒が2名居て希望が出たのだ。しばらく休みが無いので,何もなければ休もうかと思っていたのだがいけない。毎度の「マーフィーの法則」まがいが生じてしまったようだ。大切な面談だけに,保護者・生徒が望むのなら休む訳にもいかない。結果的に面談後には夏の講習の教材準備が出来たのでよかった。今日は八王子教室だったが,明日から3日間は東中野教室の面談日となっている。
15/07/16(木)
明大中野中学と明大中野八王子中学の成績表においては,明大中野校の方が科目数が多い。そのため成績表の作りは当然中野校の方が手が掛かる。先に科目数の少ない八王子校を作成したため,中野校の方はそれに付け足す形で作っていった。一度でも表計算ソフトで「if 関数」や「正規分布関数」を使ったり,あるいは「絶対参照」や「相対参照」を使って作成したことのある人なら分かるだろうが,あとから追加して行や列を増やすのは面倒だ。どちらかというと,多めにつくってそれを削除する方が楽なのだ。複雑な明大中野校の成績表を先に作るのが正解だった。その反省をもとに,高校生の成績表は中野校の方から作った。原型は出来上がったので,今回の一学期の成績表から試用運転となる。
15/07/15(水)
成績表の作成はまず明大中野八王子中学の方から始めた。実は以前一度着手してあって途中までは作成していた。ところがそのときは途中で挫折してしまった。仕事の効率から考えると,悪いパターンで,忙しくてもそのときに完成しておくべきだった。今回着手したとき,同様の作業をもう一度しなければならないからだ。同じ仕事をもう一度する無駄をしてしまった。それはさておき,中学生の成績表は高校生に比べて簡単な方だ。科目数が少ない上,明大推薦への換算点を計上する必要がないからだ。この計算式が実はやっかいなのだ。さて,明大中野八王子中学の成績表を作成した後は明大中野中学の成績表に取りかかった。けれどもここでちょっと反省材料が出た。手順を間違ったのだ。(つづく)
15/07/14(火)
長い間着手をためらっていた成績表のリニューアルをした。学校の通知表をもとに,塾独自で作成している。学校の10段階評価の通知表に,教科ごとと総合評価の偏差値や学年での推定順位などを計算して記入してある。このサイトの成績表サンプルをご参照あれ。ただしホームページ上のものはまだ古い方の成績表だ。新しい方はまだ修正箇所が出ると思うので,もうしばらく試用期間をおかなければならない。なぜリニューアルに着手したかというと,これまで作成していたソフトが,新しいOSに対応しきれなくなったからだ。塾で使っているパソコンのOSはWindows7と8.1がほとんどだ。Windows7のパソコンはこれまで通り問題なく作動している。けれどもWindows8.1に問題が生じた。インストールは問題なく出来た。データの入力と処理もきちんとしてくれる。ところが罫線が正しく表示・印刷できないのだ。成績表の教科間の罫線がずれてしまうのだ。(つづく)
15/07/13(月)
記憶の曖昧さは誰にでも感じることがあるだろう。記憶である限りそれは過去のことになる。どれくらい前の出来事だったのか,その時間経過による記憶の劣化もあるだろう。時間経過による劣化がほとんど無いような記憶,それはどちらかというと良くない事象に対しての記憶が多いように思う。以前訪れた場所に再び行ったとき,それはいつ誰とだったのか,思い出せないこともある。確かに訪れたことがあるのだが,どんな状況で同じその場所に居たのか。案外思い出せないものだ。そんな思いを昨日した。それが20年以上経過していれば致し方ないことだろうか。
15/07/12(日)
思いを伝えるときに人はどんな方法や手段を思いつくだろうか。大きな会社などでは平社員がブログやツイッターあるいはメールを使って社長に直訴したという話を聞いたことがある。顧客のクレームをまともに受け付けない大手企業が,動画サイトに投稿され叩かれたということもあった。昔に比べると「弱者」がモノを言いやすい世の中になったように思う。大きな会社,権力を持つものにとっては厄介に思うのかもしれない。そんな社会的な問題はさておき,身の回りではどうだろうか。個人的な見解だが,それは昔とさほど変わらないように感じる。先の例のような訴える側にそれなりのパワーが無い限り,やはりそうそう変化は見られないのかもしれない。要は訴求する側の気持ちあるいは思念に関わってくるようだ。中途半端な思いは伝わりにくいのはいつの世も同じか。たくさんの伝達手段も,上手に使えなければ牛刀で鶏をさばくような愚かな行為も生じることだろう。
15/07/11(土)
期末試験が終わった。試験問題をいくつか見たけれども,それに併せて教材の修正をしたいと思う。けれども毎度のことながら,次にやることが待っていてなかなか出来ない。今回は来週中に<この日は教材修正の日>と決めてやろうかと思っている。切り分けしてやらないと,なし崩しになってしまう。
15/07/10(金)
久しぶりに晴れ間が見られた。予定よりも1時間以上早く起きてしまったので布団を干した。雨が続きジメジメしていたのでちょうど良かった。きっと似たような思いの人が多かっただろう。溜まっていた洗濯物をしたり,大きかったりあるいは重量のあるモノの買い物を済ませたりなど。関東地方の梅雨が明けるのももうすぐだろうが,梅雨の晴れ間は貴重だ。試験休み中の生徒は何して過ごしているのだろうか。
15/07/09(木)
期末試験が昨日で終わり,塾内は静けさを取り戻した。いや,「取り戻した」という表現は正しくない。取り戻すには「失ったものを再び手に入れる。前に存在していた良い状態を取り返す」などの意味があるからだ。賑わいで何かを失った訳ではない。また,塾として静かな状況は決して好ましくない。けれどもさすがに試験が終了したばかりの数日は静かなのもいい。普段やれないこともこの時期に出来る。教材の修正や机まわりの整理などだ。とは言うものの夏の講習案内や,試験前に行った授業やゼミの請求書作成など,やはり今やらなければならない仕事も山積している。それでも試験中のあの慌ただしさからは解放された。
15/07/08(水)
自宅近くでふだんなら起こり得ない場所で渋滞があった。東中野教室に通勤するときに使う道で,これまでにない場所で渋滞が発生していた。事故でもあったのだろうかと思った。というのも,その渋滞と遭遇する少し前にパトカーがすごい勢いで交差点に向かっていたからだ。急ぎの要件がある日ならばきっとイライラしたことだろう。試験も終わりそれほど切迫していなかったので,渋滞から抜けるのをゆっくり待った。結果的に交差点手前での工事のための渋滞だった。直前に見たパトカーは全く関係なかった。
15/07/07(火)
生徒達の試験は明日が最終日で,試験対策授業も大詰めだ。昨日までの予定では,今日は東中野教室の授業のみだった。ところが月曜日の夜になって,高校3年理系の生徒が急遽,化学の対策授業をして欲しいという要望が出た。たまたま現高校3年生が教わっている先生の過去問が以前の教材の中にあったので引き受けることにした。東中野教室の授業が終わると移動した。八王子に到着しすぐに授業をはじめた。授業が終わったのは午後9時すぎた頃だった。その後前日やり残した仕事をはじめたのだが,それが前日のことであることをすぐに認識できなかった。昨日のことが何日も前のことのように感じた。生徒も試験勉強に追われ忙しいが,試験準備をし対策授業をする方もそれなりに大変ではある。その試験も明日で終わる。一旦は静けさを取り戻すだろうが,今度は夏期面談と夏期講習の準備が待っている。
15/07/06(月)
期末試験も終盤に差し掛かった。試験中の授業開始時間は早い。そのためいつもよりも2・3時間ほど早めに起きている。今朝は午前8時に目覚ましが鳴り起きた。起きてから家を出る時間を考えてみた。すると一時間以上も早く起きてしまったことに気づいた。通常,目覚まし時計は2個セットしておく。起きられないことの予防策というよりは,目覚まし時計の故障や電池切れが怖いからだ。実際,電池切れで鳴らなかったこともあった。起きてからもう一つの目覚まし時計を見ると9時を過ぎた頃のセットだった。間違った時間にセットしてしまったと思い,何だか損した気分になった。その後再び横になっていた。しばらくして8時にセットした理由を思い出した。女子サッカーワールドカップの決勝戦を見るはずだったことをだ。慌てて部屋を移動してテレビをつけると,ちょうど日本のゴールシーンだった。喜んだのもつかの間,「これで1対4,点差が3に縮まりました」というアナウンサーの声。ええっ!と思い,画面の得点を見ると『1-4』の表示。パソコンを立ち上げ試合経過を見て愕然。まあいい方向に捉えれば,日本にとって悪いシーンを見ずに済んだことになる。けれども折角早起きしたのに最初から見られなかったのは残念。最終的に試合は『2-5』で敗れた。サッカーは大きな大会しか見ない,いわゆるにわかファンではあるが,自分の国が負けるのはやはり悔しい。試合後の日本の選手の表情がさまざまであったのが印象的だ。泣いている選手,清々しい表情をしている選手,ベンチで頭を抱えてうつむいている選手。それぞれの思いが交錯する試合後の情景を見ながら出勤の準備をした。
15/07/05(日)
モノには二面性がある。たとえば教える側と教わる側。教える側は当然その専門知識に長けていて,生徒にいくつもの教えを授ける。ほとんどの場合,先生の方が年上で経験もあるのだが,音楽教室やパソコン教室などは生徒の方が年齢が上の場合もあり得る。教える側が教わる側になることだってあるのだ。金銭のやりとりもどちら側にもなり得る。支払う側は相手に何かしらの施しを受ける。その対価が料金となる。施す側が仕事をしていることになる。市場で仕入れるときは客だが,それを調理して客に提供するときには対価を得る。話をするときにも役割がある程度決まることがある。話す側と聞き役だ。どちら側になるかはその二人の関係や,話の内容あるいはそのときの状況にもよるだろう。同じ会話の中でも,話し手と聞き役が交代することもある。二面性の交代が頻繁に起こる例だろう。大事なことは聞き役になるときには,きちんと相手の話を受け止めること。生返事やながらの聞き役は相手がそれを悟ってしまう。話はきちんと聞くことが大切だし,それが相手への礼節だと思う。
15/07/04(土)
試験中に作成した教材は,若干の修正が必要なことがある。簡単な打ち間違いや,問題番号が間違っているなどのミスが授業中に分かることがある。けれども試験中はかなり忙しいので,なかなかその作業が出来ないこともある。まあ,その程度のことならばまだいいのだが,問題を付け加えたり補足する必要がある場合は,できる限り早めに直しておいた方がいい。時間とともに,どこをどう修正するかの記憶が薄れてしまうのだ。結果的にそれが出来なかったことが多かったので,今回からは別枠の時間を作ることにした。これまで溜めすぎたようだ。
15/07/03(金)
試験中の忘れ物が相変わらず多い。帰るときには可能な限り生徒に忘れ物が無いかと声を掛けるようにしているのだが,それでも忘れてしまう生徒が居る。忘れる場所の一位はやはり机の中だ。いっそのこと,教科書やノートなどが入れられない机にしてしまった方がいいかもしれない。けれども実際は難しい。学校用の机は頑丈に出来ていて,一度購入すると20年以上はもつ。机の中以外では,自習室の机の上やパソコンの横などに忘れることが多い。パソコンには学校の過去問が入っている。生徒はそれを閲覧できるだが,そのときに置いたノートや資料集を忘れてしまうのだ。忘れたものが翌日の試験のものの場合が一番困るだろう。これからもひたすら生徒には忘れ物が無いかと声かけしていくしかないだろう。
15/07/02(木)
今日の授業で昨日のうるう秒の話題が出た。その中で時報の話になった。昨日の午前9時前には8時59分60秒が存在した。さて,その時報だが電話で聞けることを知らない生徒が居た。高校生だ。確かに今時は電話の時報で時計を合わせる発想はないのかもしれない,と思った。ところが「最近まで電話の時報で合わせていました」という男子生徒が居た。同年代でもずいぶん環境が違うものだ。時報は「117」で聞ける。3桁で電話が繋がるものの代表は「110」と「119」番で,これを知らない人は居ないだろう。天気予報は「177」で聞ける。ここ最近では「189」という番号が追加された。これは「児童相談所全国共通ダイヤル」で近くの児童相談所に繋がる。児童虐待や子育ての相談を受け付ける全国共通の電話番号で,「いちはやく」の語呂合わせでこの番号になった。大人から見れば明らかに弱者の子供を守るためには必要な番号ができたと思う。この番号,昨日の「うるう秒」の日から実施された。
15/07/01(水)
今年もちょうど半分が過ぎた。正確には明日の正午が今年の真ん中だ。けれどももっと正確に言えば,今年は明日の正午を0.5秒過ぎたときが一年の真ん中となる。一年は365日だが,365÷2=182.5なので,元日から数えて183日目が一年の真ん中の日だ。それが7月2日にあたる。ただし,うるう年の場合は7月2日と3日の間,すなわち日付が変わるときが一年の真ん中となる。さて,元日から183日目が明日,7月2日でその日の真ん中,すなわち正午が一年のちょうど真ん中になる。けれども今年の場合,今日実施されたうるう秒によって前半の方が1秒だけ長くなるのだ。たかが1秒と思うかもしれないが,それが元でトラブルが起こったことも過去にはあった。今回はどんなだっただろうか。
15/06/30(火)
試験直前で毎日塾内は賑わっている。授業だったり,自習などで生徒がたくさん来ている。毎度のことだがそうなるとゴミの量が多くなる。中野区と八王子市では分別の仕方が異なる。さらに,生徒が住んでいる自治体とも異なるだろう。それ以前に,中学生や高校生の場合,ゴミの分別に注意を払う生徒の方が少ない。ゴミの処理だけでも大変なこの時期だ。生徒へのゴミの処分の指導は時々するのだが,新しい生徒が入ってくると,そのルールが浸透するまでに時間が掛かる。浸透した頃にまた新しい生徒がやって来る。その繰り返しだ。夏場の弁当類の残り物は廃棄するまでに間がある場合,臭いに困ってしまう。夏が過ぎればなんとかなるので,今が山場だろう。
15/06/29(月)
試験対策用に毎回,担当している学年の授業に関しては学校の過去問から問題を選び,試験対策用のプリントを作成している。作ったプリントは,同じ学年を担当している先生にも使って貰うようにしている。試験直前の授業で使うことになるので,それに併せて作成している。ところが今回の期末試験では,思いの外早めに試験前最後の授業となる講座が出た。その結果,急いで作らなければならない科目が2つ出た。かなり急ピッチで作ったため解答が追いつかなかったが,それは担当する先生に任せればいいだろう。
15/06/28(日)
二週間ぶりの休みがやっと来た。数学特訓があり,試験前の対策授業が目白押しのこの時期,平日に休めることはまずない。その結果,今日は久しぶりの休みとなった。ところが完全な休みというわけにはならなかった。もちろん,仕事場に出向くことはなかったが,教材作成をしなければならなくなった。いつもだと試験間際までに出来れば問題ないのだが,担当する先生の授業日程や,生徒の要望があり,明日月曜日までに作らなければならない教材が2つほど出来た。丸ごと最初から作らなければならないモノが1つ,以前作ったモノの手直しで済むモノが1つだ。生徒が望む限りそれに応えるのは義務だろう。まあ,休みをしっかり取れた日なので,それくらいはきちんとしなければいけない。
15/06/27(土)
日曜日に行った数学特訓を受講できなかった生徒の数学特訓を今日行った。対象は八王子教室の高校2・3年生だ。高校2年生は午後2時過ぎから,高校3年生は午後4時から始めた。日曜日に行う場合は午前と午後に分けて行うので昼休み一時間を挟む。ところが土曜日に行う場合はそこまで休憩時間を取る余裕がない。その結果,生徒にとってはかなりタイトなスケジュールとなる。途中の食事時間は20分程度で行う。教える側も当然似たような状況となる。それでも生徒が頑張れるのは,試験できっちり結果を出したいという思いが強いからだろう。文字通り歯を食いしばりながら,あるいは問題に苦戦する悔しさを噛みしめながら取り組む生徒も居た。
15/06/26(金)
雨が嫌われることの考察・その2。雨が降ったときの煩わしさの最たるものは傘を差すことだろう。傘を差すことにより,片手の自由は奪われる。鞄や荷物を持つときに,どちらの手で持つか考えてしまうことがある。荷物が重ければ利き腕でそれを持つだろう。風が強ければ傘を利き腕に回す。街中でチラシを配る人にとって雨は大敵だろう。傘を持たない方の手が空いていることの方が少ないからだ。たいていの人は何かしら荷物を持っているものだ。傘があるとそれだけ人に近づきにくいので,なおさらチラシを持って行ってくれる確率は低くなりそうだ。けれどもお気に入りの傘を持って,のんびり歩くのも悪くない。雨の降り方が弱ければ,傘に当たる雨粒の音も不規則で趣がある。ふだん何気なく通り過ぎる場所,あるいは以前歩いた場所を訪れるのも面白い。外に居ながらも,傘という特別な『空間』に囲まれていると,ちょっとしたのぞき見気分で周りの風景を垣間見ることが出来るのだから。
15/06/25(木)
試験が近いときに困ることのひとつに,試験範囲がなかなか決まらない先生が居ることだ。試験が近づくと生徒もいっぱい一杯になり,出来ることならば試験範囲外のことはやらずにしておきたいのだ。高校生ともなると10を超える試験を受けるのだからその気持ちは分かる。多くの先生は「試験範囲は教科書〇ページから〇ページまで」あるいは問題集の番号などを指示してくれる。その方が生徒も対策が練りやすい。けれども先生によっては「やったとこまで」など非常に曖昧で,生徒にとってはどこまでやっておけばいいのか悩むケースもある。出題する側の都合があるのかもしれないが,きちんとして欲しいと思う。
15/06/24(水)
この前の日曜日に行った数学特訓では,八王子教室の高校2年生の受講者が皆無だった。在籍者数から察すると,考えられないことだ。原因は学校の部活動だ。体育会系に所属している生徒が居て,日曜日に試合があった生徒が多かったからだ。高校2年生はチームとしても中心を担う頃だ。そうでなくても休みにくいこともある。数学特訓があった翌日以降,何人かの生徒に訊いてみたところ,数学特訓を望む声が複数出た。その結果,今度の土曜日に再び行うことにした。
15/06/23(火)
今日,明大中野校の期末試験時間割も出た。明大中野八王子校と併せて,これで出揃った。これからは生徒と相談して,試験中と試験後の授業変更を行っていく。ところがだ,明大中野八王子校の中学3年生だけは時間割が分からない。授業で来た生徒に訊いたところ,時間割をメモしていないとのこと。明大中野八王子校はよほどのことがない限り,高校への推薦がなくなることはない。そういったことが要因としているのかは知らないが,なんとものんきである。その点,明大中野校は学校のホームページに時間割が発表されるので,そういったことはない。保護者にとっても助かるだろう。
15/06/22(月)
学校の部活動,特に体育会系の部活の場合,どこかのタイミングで引退する。大会で敗退して引退する場合もあれば,勉強のために,あるいは怪我をしてしまいやむを得なくやめる生徒も居る。さまざまだ。6月は予選を行う大会が多いようで,その敗退で引退するケースもある。あるいは敗退ではないが,大会が終われば引退が決まる部活動もある。「最後」の試合が行われることが多いのは日曜日だ。今月だけでも何人かの高校3年生が引退した。最後の大会で燃え尽きる生徒も居るようだ。それも一つの青春なのだろう。引退した生徒にとって,これから先の数か月は勉強に集中する時間だ。
15/06/21(日)
八王子教室の数学特訓が終わった後,高校3年生が卓球をしに行くと言った。明大中野八王子校の高校3年生は,一学期の体育で卓球をしている。学校の成績すべてが成績に関わる彼らにとって,体育も重要な教科のひとつだ。卓球が苦手な女子生徒のコーチとして,男子生徒がコーチ役になるというのだ。その中には卓球部員もいるのでかなり頼りになる。ところが卓球練習場が今日は休みであることが発覚。そこ以外でどこか練習できるところがないかと,生徒がスマホで探した。ところが近隣では見つからなかった。電車で移動しなければならないところにしかなかった。そこで数学特訓で使っていた教室を開放した。机を並べ替え即席の卓球台を作った。ネットの代わりに,ホワイトボードを入れるかごを立ててネットに見立てた。普段なら音がうるさくこの手のことは認めていないのだが,今日はこの学年以外の生徒が残る予定もなかったので認めた。最初は単に卓球場と化していたが,後半には卓球部員の熱心な指導が聞こえてきた。
15/06/20(土)
数学特訓を明日に控え準備に追われた。最終的な出欠の確認,教室の設置や教材の印刷などだ。毎度のことながら数学特訓は始まるまでが大変だ。それでもなんとか準備が終われば後は当日に生徒が揃うのを待つだけだ。準備までが大変な分,特訓以降頑張らなければならないのは生徒の方だ。きちんと問題を解き,復習をして試験で良い結果を残す。そうなるための数学特訓であって欲しい。
15/06/19(金)
ふだんはあまりパンを食べる方ではない。自宅ではもちろんのこと,外食するときにパンという選択肢はまずない。丼物を中心としたご飯モノか麺類がほとんどだ。特に麺食いで,麺類がゼロの日の方が少ないだろう。そんな食の傾向があるのだが,ちょっとしたことでパンがメインのレストランで食事をした。コースを頼むときに「パン・サラダ・コーヒー」にするか,「パン・コーヒー」にするかで少し迷ったが,結果的にサラダは抜きにした。主食は鯛とアサリをベースとした「ボッリート」だ。ボッリートとはイタリア語で「茹でる」ことらしい。肉でも魚でも茹でる料理のことをそう呼ぶ。塩味ベースのソースに,食べ放題のパンをつけて食べてみた。なかなかの美味だった。パンの種類はフランスパンを始め,ライ麦パンやクルミパン,さらにはオレンジパンなどが選べる。焼きたてのパンを何度も持ってきてくれて,その都度選べるところが嬉しかった。そんなふうに食べていたら,皿がきれいになる頃にはかなりの満腹感が得られた。結果的にセットにサラダを加えなくてよかった。多すぎただろうし,せっかくのパンを十分堪能できなかったかもしれない。パンもなかなかいいものだと思った。
15/06/18(木)
いいアイデアが浮かんだときにメモしておかないで後悔した経験は誰にであるだろう。つい先日もそんなことがあった。仕事が終わってからの帰り道,ひらめいたことがあった。そのときは忘れることは無いだろうと高をくくっていた。けれども案の定,翌日になったら思い出せなかった。そうなるとモヤモヤするという経験も誰しもあることだろう。ところがその2日後,思い出したのだ。思い出した場所は2日前と同じ帰り道の同じ場所だった。街道沿いの新規に開店するファミリーレストランの看板を見て思い出したのだ。その看板の一部にヒントがあった。何が書いてあったか?そのヒントは「太郎」という文字。それが何かは秘密にしておく。
15/06/17(水)
なかなか終わりが見えなかったパソコンのセットアップがようやく終わりそうだ。先週のうちに東中野教室から八王子教室に移動する予定だった。ところが,アップデートをしていざ再起動しようとしたところ、「コンピューターの電源を切らないでください。更新プログラムをインストール中」と表示されたまま進まなくなってしまった。インストールにはそれ相当の時間がかかることは承知していたのだが,待てど暮らせどインストールは終わる気配を見せない。30分待っても「4個中1個目」のインストールから進展が見えない。やがて外は少しずつ明るくなってきた。そう,夏至の近いこの時期は3時半を回ると空が明るくなってくるのだ。いつ終わるか分からない上,電源も切れない最悪の状態。結局,その日はモニターの電源だけ切って帰ることにした。そんなこんなの先週の一幕だった。
15/06/16(火)
昨日の明大中野校に引き続き,今日は明大中野八王子校の高校3年生が大学の授業を受けに行った。明治大学は大学としてはかなり規模が大きい方だ。日本大学や東海大学には及ばないまでも,学部学科は相当多岐にわたる。各学科の授業はさらに細分化されてどの授業を受講するか迷うことだろう。大学の公開授業を受けた後,何人かの生徒が授業を受けに来た。感想を聞くと「面白い」と「難しくて分からなかった」に分けられる。面白いと言ったのは文学部や情報コミュニケーション学部に行った生徒で,難しいといったのは政治経済学部の授業を受けた生徒だ。ひとくくりには出来ないが,やはり経済学の話は高校生には難しいのだろうか。その内容がミクロ経済なので,専門性が高かったのだろう。それでも大学の授業の雰囲気を味わえることが出来るのが付属校の生徒の特権だろう。得るものがある授業が多いことを期待している。
15/06/15(月)
今週は明大中野校と明大中野八王子校の高校3年生が明治大学に行き「公開講座」を受講することになっている。明大中野校の生徒は主に月曜日と木曜日に,明大中野八王子校の生徒は火曜日と水曜日だ。例外的に他の曜日に受講する生徒も居る。明治大学は現在,駿河台・和泉・生田・中野の4校舎を構えている。そのいずれかの校舎で授業を受ける。講座は生徒が自分で決めるのだが,人数制限があり必ずしも希望通りに行かない場合もある。受講前にはそれほど準備は必要ないが,授業を受けてからのレポートはきちんと書かなければならない。生徒には授業をしっかり聞き,早めにレポートに取りかかるように話した。(つづく)
15/06/14(日)
「第2の~」と表現されたとき,どんな感想を抱くだろうか。実力本位のスポーツ選手や競技の世界では,それを言われた当人にとっては決して歓迎される言葉ではないようだ。「第2のダルビッシュ」といった表現がされたとき「ダルビッシュ」以上になることは期待できないだろう。「第2の」の響きには,二番煎じが感じられるのかもしれない。けれども「第2のふるさと」とか「第2の母」にはどんなニュアンスがあるのだろうか。もちろん本当のふるさと,実の母親に勝ることは難しいかもしれない。けれども,それに匹敵するほどの大切な地,大切な人を示すのかもしれない。言葉の持つ二面性は,いつの世も微妙であり絶妙でもある。「第2の~」がいい方向に向いているのならば,それは喜ばしいことだと捉えるといいと思う。大切な場所を守り,大切な人の幸せを心から祝う。そんな気持ちは自らの安らぎになると思う。
15/06/13(土)
今週は月曜日に明大中野校の,今日・土曜日に明大中野八王子校の中間試験の成績表が出た。成績表には結果だけでは無く,先生方のコメントも記されている。東中野教室では明大中野校の,八王子教室では明大中野八王子校の先生方の講評を読むことが出来る。先生方の試験結果に対する思いがそこには記されている。両校を比較すると,明大中野校の先生の方がより具体的に記されている感がある。きちんと読み込めば,そこに次の試験への取り組み方が書いてある先生が見受けられる。明大中野八王子校の先生方の講評は簡単なものが多く感じる。その補いというわけでは無いだろうが,先生から保護者への伝達方法としてメールが頻繁に使われているようだ。一長一短がある。印刷物で残る文書には読み返してみることが可能だ。メールは普段連絡の取りづらい先生への距離を近くしてくれる。
15/06/12(金)
今月初めの雑記帳で記した新しいパソコンだが,順調に働いている。それもそのはずで,これまでに使ってきたどのWindowsマシンよりも高性能なのだから。パソコン自体以外にも快適である要因がある。それはマウスだ。コードレスマウスにした。それまでは旧来のマウスで,コードがあるがために使う場所も限定されていた。しかも机とパソコンラックの位置関係のため,何度も落下してしまっていた。その煩わしさから解放された。さらにホイールが滑らかに動き,作業をしていてもストレスを感じないのだ。2000円台のマウスで特別高機能なワケでもないが,いい巡り合わせがあったのだろう。
15/06/11(木)
雨が嫌われることの考察・その1。夜になって雨が降るとため息をつく生徒が居る。関東地方も梅雨入りした。そのときの状況にもよるが,雨を歓迎する人の方が少ないだろう。人はなぜ雨に濡れることを嫌がるのだろうか?そんな命題をぼんやり考えてみた。寒くなるとか服が濡れると洗濯しなければならないから。このあたりは当然だと思う。洗濯物が増えるのは仕事が増えるのだから歓迎されないのは分かる。寒くなるのも健康を害するから嫌がる理由としては納得できる。けれどもその程度で忌み嫌われるのだろうか。普段の生活の中で,もっと大儀なことはあるように思う。たとえば満員電車。たとえばレジの長い行列。それらと比べて雨降りはどうだろうか。もちろん程度がある。満員電車の正面の人の体臭が気になればそれは辛いだろう。レジの行列が10人以上なら,買い物を中断するかもしれない。雨も傘が必要でない程度ならいいが,土砂降りで傘が役に立たないほどの中,出掛けなければならないのならそれはそれで辛いものだ。シトシトと降り続く雨を眺めながらそんなことに考えを巡らせた。この考察はまたいずれ。
15/06/10(水)
物理量の定義は一般にはあまり知られていない。高校で物理を学んだとしても,たとえば重力加速度の定義をすらすら言える人はそれほど多くないだろう。さて,次の定義は何か分かるだろうか?「セシウム133の原子の基底状態の二つの超微細構造準位の間の遷移に対応する放射の周期の9192631770倍の継続時間」セシウムは原子番号55の金属元素で,基底状態とは最もエネルギーの低い状態,すなわち絶対零度の状態だ。その他の難しい用語は割愛する。これは「1秒」の定義だ。1秒は以前は地球の自転を元に定義されていたが,地球の自転が一様でないことから今の定義へと変遷した。時間の定義が時間によって変化したのだから何ともアイロニーな話だ。地球規模あるいは宇宙規模での時間の長さを考えると,1秒も1000年もさほど違わないのかもしれない。人は生きていない時間の方が途方もなく長い。だからこそ今のこのときが大切なのだろう。これまで過ごしてきた時間。これからの時間。誰と出会い誰と過ごし,そしてこれからはどんな人と巡り会うのか。じっくり考える時間があってもいい。今日,6月10日は時の記念日。
15/06/09(火)
その年にもよるのだが,授業担当する学年が偏ることがある。今年度は明大中野八王子校の高校3年・文系の数学の授業を多数担当している。各授業ごとに「講師ノート」がある。講師ノートには生徒の出欠の他,授業時間帯や使用教室を記す。メインとなるのは授業内容で,授業ごとにどの単元を教えたか,あるいはどのプリントあるいはどの問題集の何番を解いたかなどが記してある。いわゆる覚え書きだ。とは言うものの,同じ学年の生徒を複数の授業で教えていると混乱することがある。この前教えたのに,と思うとそれは別の生徒の授業だったりすることもある。授業準備は少なくとも前日までには終わらせるようにしているのだが,いざ授業が始まると勘違いしてしまうことがある。そのあたりを完璧にできればいいのだが,なかなか思うようには行かない。
15/06/08(月)
ようやくリセットできた。何かというと,先日この雑記帳でも記した曜日のことだ。昨日の日曜日を迎え今日になり,ようやく『通常』の感覚になれた。しばらくは大きな授業変更や曜日による勤務場所の変更はなさそうなので安定することだろう。学校も期末試験まではそれほど大きなイベントも無いようなので,生徒も落ち着いてくることだろう。一回目の定期試験が終わり,徐々に新年度の様相は呈してきた。
15/06/07(日)
仕事でも個人的なことでも,そのうち片付けよう,と思って保留してあるものがある。その中の一つに年賀状がある。正月に来た年賀状の整理だ。それほど大量の年賀状が送られてくるわけではないので,その気になればものの10分もあれば終わってしまう。やることは年賀状の住所録を開き,訂正を加えること。それだけだ。住所変更や結婚して名字が変わった人の修正をするのだ。もしこれが仕事ならばとっくに終わらせているのだが,自分のこととなるといずれはやるから,と放置してしまう。そうこうしているうちに,今年も6月になってしまった。
15/06/06(土)
今日は東中野教室で,高校2年生保護者対象の「大学進学説明会」を行った。本来ならこの説明会,4月のPTAの日に行うはずだったのだが,手違いでそのときに行えず6月のPTAの日に繰り越して実施した。説明会はPTA前の12時から1時間ほど行った。明大中野生は今日,中間試験の成績発表があった。新しい学年での初めての試験結果は,その学年での成績を占うことが出来る。特に中学1年生や高校1年生は,中学校生活あるいは高校生活が始まったばかりの試験なので,それなりの緊張感を持って成績表と対峙したかもしれない。
15/06/05(金)
今週は勤務する教室がいつもとかなり違う。木曜日と金曜日がいつもの逆で,明日・土曜日も最初は東中野教室で大学進学説明会を行い,その後八王子に移動だ。曜日感覚がずれてしまう一週間だ。やはり日曜日でリセットしなければならない。基本的には休みは日曜日のみというパターンが長い間続いてきている。その日曜日も数学特訓や春・夏・冬の講習時には仕事があることが多い。数学特訓で休みが無くなるのは正直辛い。数学特訓自体定期試験が近い頃にやるので,その後平日に休みを取ることは出来ない。結果,二週間から長いときには三週間休みが無くなったりする。一方,講習中の日曜日はそれほど辛くは無い。講習は基本4日連続で授業があり,1日休むパターンがほとんどだからだ。日曜日の過ごし方も昔と比べると変化した。いまは比較的近場に出かけることが多い。ずっと家で過ごしていた時期もあったが,外に出た方がリフレッシュできる。大切な休みのそんな過ごし方だ。
15/06/04(木)
通常木曜日は八王子教室勤務だが,今日は東中野教室で授業をした。昨日順延となった明大中野八王子校の体育祭だが,今日の高校生の部は天候に恵まれて予定通り行われた。日差しが強かったので,生徒たちはきっと日焼けしたことだろう。そんな状況のため,八王子教室での授業が今日はなかった。その代わりというわけではないが,東中野教室で授業をした。二期生の学校に通っている生徒が居て,今がちょうど中間試験期間なのだ。その対策授業を行った。明大中野の生徒がまだ学校に居る時間帯の昼過ぎたころからの授業だったので,いつもより静かな中での授業となった。
15/06/03(水)
明大中野八王子中学の体育祭が今日行われるはずであったが,あいにく朝からの雨のため順延となった。昨日のうちに生徒や保護者には連絡を取ってあったのでそれほど慌てることはなかった。体育祭が行われない場合は,学校は通常通り授業があるので塾の授業も通常通り行うことにしてあった。とは言うものの無傷では済まない。今日の体育祭は金曜日に行われることになっているので,金曜日の授業変更を余儀なくさせられる。幸い明日の高校体育祭は無事行われそうだし,金曜日も若干心配はあるものの,天気はもちそうだ。天候や自然災害,それと電車の運行の遅れにはいつも対処が大変だ。
15/06/02(火)
新たに購入したパソコンのOSはみな同じWindows8.1だ。最初にいくつかのセッティングが必要になるのはいつものこと。ところが同じOSなのに簡単にインストールできるパソコンもあればなかなか思うように行かないものもある。メールソフトがそうだ。Windows EssentialからWindows Live メールをインストールする。これがいとも簡単に進むパソコンと,そうでないパソコンが出たのだ。うまく行かないのは自宅で使うパソコン。面倒になり結果的に他のメールソフトをインストールすることにした。フリーのThunderbirdにした。いろいろ試したかったこともありちょうどよかった。それ以外にもクロスケーブルを使ったパソコンの引っ越しがうまく行かなかったり,特定のソフトが作動しないなど相変わらず謎の多いOSだ。そんな折,Windows 10が7月下旬から無料でダウンロードできるというニュースがあった。早すぎるOSの回転に辟易している。自宅で使っているもう一台のMacが6年経った今でも色あせないのとは対照的だ。
15/06/01(月)
ここ最近で3台ほど新たなパソコンを購入した。Windows XPのサポートが終了した段階でOSを変えたり,中身を軽くしたりしたのだが,変換がしにくかったりネットに繋がりにくかったりと不満の声がいくつか出た。それ以外にも要素はあり購入に踏み切った。もっともかなり廉価なものを選んだので,3台合わせて10万円を切った。そのうち一台は19インチのモニター付きのものだ。東中野教室でメインで使うものなので,メモリーも増設して12GBにした。さて,今回購入したものはOSはすべてWindows8.1だ。このOSが出始めた頃には使い勝手が悪く苦労した。さすがに最近は使い方を学びカスタマイズもある程度自由自在に出来るようになった。とはいうものの,相変わらず不思議な現象がいくつか起こった。(つづく)
15/05/31(日)
出勤前のちょっと贅沢な昼食をしていると,背後から「コッ,コッ,コッ」と音がしてきた。子供が何かいたずらでもしているのかと思った。けれどもその音はなかなか途絶えなかった。音の方を見ると,店主だろうかそばを切っている姿が見えた。そばを切る音を聞きながら,そば屋としては当たり前かもしれないけれども,こうした日々の作業,その手間ひまをかけるからこそ美味しいんだと感じた。そば粉からはじまり,わさびの見事なまでの主張を受け止めるそば。すべてが本物だからこそ『美味しい』のひと言が出るのだろう。昔のこと。我が家には常に梅酒があった。当たり前のようにあった梅酒をそれがそこに存在することを何の疑いもなく飲んでいた。けれども梅を取りそれを干し,きれいに処理をしてからつけ込む。そんな手間を今になって想う。梅はスーパーで売られている。それを使えばそれはそれで済む。市販されている梅酒を気兼ねなく飲むこともできる。けれども手作りのありがたさは何ものにも代えがたい。作る過程の大変さは作った人にしかわからない。でも大変さの押しつけはしない。それに対して食する方にとって大切なことは感謝の気持ちだと思う。でもそんなに深く考えることはない。「ありがとう」,「美味しいよ」その一言だけで気持ちは伝わる。肝心要の深大寺詣ではできなかった。植物園とともにいつかはまた訪れたいと思った。
15/05/30(土)
調布の深大寺の近くに神代植物公園がある。そこに隣接している駐車場に車を停めた。深大寺までは少し歩くことになるがそれほど遠い距離ではない。綺麗に整備された歩道は,自転車用の道路ときちんと区画が分けられ,雨で湿っていた路面も滑り止めが掛けられ歩きやすかった。車道も中央分離帯に植物が植えられるなどして,多摩郊外ではあるがここは東京なのかと思えるほど閑静な場所だった。その歩道から細い路地を進むと人家の中の生活道だ。横には植物園の柵があった。小さいながらも竹藪があり風情が感じられた。再び車道のある地点に出ると,そこはもう深大寺周辺だった。お目当てだった店がいくつかあったが,昼時なので行列が出来ていた。仕事があとに控えていたのでそこそこ待たずに済む店を選んだ。店の外にもテーブルのあるその店は,入ってすぐ左側にそばを打つ作業台があった。そのすぐ近くの席に着いた。少考2分。冷たいナメコそばにした。しばらく待つとキラキラしたそばがざるに盛られてやって来た。最初の二口は何もつけずに食した。冷水で締められたそばは香りも喉ごしも良かった。ナメコにつゆとワサビを入れ本格的に食べ始めた。やはりそば屋のそばは美味い。自宅で作る乾麺とは別ものだ。ワサビも下ろしたてのようで,それだけでも香りが立つ。そのまま食べてみたのだが,その辛さに驚いた。市販のおろしワサビならばひとつまみくらい平気で食べられるのだが,そのそば屋のワサビは脳のてっぺんまで勢いよく攻め込んできた。(つづく)
15/05/29(金)
東中野教室へは通常車で通勤している。東中野教室には駐車場があり,教材作成などを授業後の夜から深夜に掛けてゆっくりやりたいからだ。八王子教室のように,電車通勤だと帰りの時間が気になってしまい中途半端になることがある。終電で帰ることが多く,いつも間際になり心の中で<終電だー>と叫びながら帰る羽目になる。さて,東中野教室で仕事をするときの昼食は,たいてい自宅で済ませてから出るか,コンビニで買って車中で食べることが多い。けれども今日は外食することにした。出勤のルートの中に調布市がある。調布といえば深大寺そばが有名だ。この名称と深大寺が通勤ルートの中にあることは当初から知っていた。ただ,途中で寄るという考えがどういう訳か今まで浮かばなかった。自宅を少しだけ早めに出て,一路深大寺を目指した。(つづく)
15/05/28(木)
自宅のパソコン周りの電源を整理した。たまにだが,予定よりも早めに起きてしまうことがあ。どんなふうに時間をす使うかはその時々だ。布団を干したり部屋の掃除をすることもあれば,料理をすることもある。ボーッとして過ごすこともある。気になるのは最近本をまとめて読んでいないことだ。今日は掃除の部類になるだろうか,パソコン周りを整理した。その中でも電源が大変なことになっていた。たこ足配線や,すでに使っていない機器の電源などを改修した。その結果,パソコンの机の下が驚くほどすっきりした。三文の得,ではないがちょっとだけ得をした気分になれた。
15/05/27(水)
東中野教室に新しいパソコンを購入した。OSはWindows8.1でややスペックの高いパソコンにした。とは言うものの、モニターがついて5万円台なのでかなり安い。安いパソコンというとやはりDELLが代表的だろう。今回は法人で3年以上購入していない場合,1万円の値引きがあった。見積もり30分,即発注し5日後には到着した。土日を挟んだの実質3日で来てしまった。CPUも今出ているものの中ではそこそこ早い。メモリが4GBだったので,別途購入して容量を大きくした。東中野教室でメインで使うパソコンなのでちょっと贅沢をした。それでも10数年前に購入したパソコンの半額以下だ。その点に関しては助かる。ただし「使える」状態にするまでは毎度一苦労だ。この手の環境が改善されるのはいつの日のことだろうか。
15/05/26(火)
最近八王子教室では就職活動や教育実習で地元に帰る学生の先生が何人も出ている。地元が近ければそれほど帰省も大変ではないのだが,どういう訳か遠い人が多い。広島や山口,さらには沖縄だ。なので一度帰るだけでも相当の費用が掛かる。広島に帰って教育実習をする先生に何を使って帰るのかを聞いたところ「夜行バスで帰ります」とのこと。平日出発の安い便を選らんだようで,運賃は6000円を切るとのこと。新幹線で帰った場合の3分の1以下の料金だ。移動に時間が掛けられるのがやはり学生の特権だろう。寝てしまえば時間もそれほど気にならないのかもしれないが,体は痛くなりそうだ。それでも過ぎてしまえば「思い出」になるのかもしれない。
15/05/25(月)
先日ちょっとした用事がありネットカフェに入ろうとした。調べ物をしたかったのだ。現状,スマホやiPodなど持ち歩いていない。携帯電話は所有するもののネットに繋ぐことはない。それもそのはずで,仕事場や自宅では常にインターネットに接続できる環境なのだ。結果,緊急連絡用の電話さえあればそれで済む。ところが外で調べ物をする用件が発生した。そこでネットカフェだ。やや薄暗い受付に居た男性店員に利用したい旨伝えた。すると「東京都の条例で身分証明書のご呈示をお願いしています」と告げられた。ふだん仕事のときなら鞄の中に免許証や保険証を入れているのだが,そのときは車で出かけたわけでもなく,保険証も持ち歩いていなかった。ネットカフェの敷居がそこまで高いとは思っていなかった。あとで聞いた話では,犯罪に関わることが過去にあったり,そこを寝泊まりの拠点にされては困るからとのこと。ひとつ勉強になった。身分証明書の提示義務があることを考えると,むしろ安心して利用できるものだと感じた。もっとも,そうそうお世話になることはなさそうだが。
15/05/24(日)
太陽の周りを回る地球の自転は24時間。日が沈むときの夕日は,どこかの国の朝日になっていることだろう。生活の時間帯も人によってさまざまだ。いわゆる普通の時間帯で過ごす人が大多数だろう。むしろ大多数だからこそそれが普通の時間帯なのだ。塾の仕事を生業としていると,どうしてもその普通の時間帯での生活ができなくなる。生徒から「何時頃寝るんですか」と聞かれることがある。先生どうしのメールは深夜2時や3時に当たり前のようにやりとりされている。朝に寝て昼に起きる。そんな生活が長く続いている。眠る頃に起きて仕事に行く人が居る。日曜日の明るくなり始めた時間にふとそう思った。おはようとおやすみが混在する日曜日なんだと思いつつ,きちんと朝から仕事をしている人のことを思った。
15/05/23(土)
勉強でも仕事でも,その順序を間違えると大変なことになりかねない。こんなふうに記すと何事かと思うかもしれないが,実際はそれほどたいしたことが起こったわけではない。ただ,自分の手順の悪さに同じ作業を3度繰り返してしまい,その3度目にはさすがに情けなく思った。順番を考えてやれば一度で済んだはずなのに,何をやっているのだろうかと思った。結果,やりきれずに終わってしまった要件もあった。試験が終わって気を抜いているのは案外生徒ではなく自分の方なのかもしれない。
15/05/22(金)
明大中野八王子校は昨日で,明大中野校は今日,中間試験が終わった。試験直後の塾内はさすがに静けさが戻った。特に東中野教室の今日は,明大中野校以外の生徒の授業があっただけだ。その分落ち着いて授業が出来た。授業以外では複合機・印刷機の営業の人が何組か来て話を聞いた。その手の電話も多くあり,まるで試験後のこの日を狙ったのではないかと勘ぐってしまうほどだった。そんなこんなで,本当はゆっくり教材の整理でもしよういう目論見は外れてしまった。急ぐ仕事ではないのでまだよかった。
15/05/21(木)
夏の野菜にみょうががある。冷や奴や味噌汁の薬味には非常に重宝する。ひとパックで3個くらい入っていて150円程度が相場だろう。そんな折,自宅の近所のスーパーで「みょうがの忘れ物」というパックを見つけた。おおざっぱに見てみょうが15個分くらい入っていて200円しない。これはかなり安い。高知県産で中身はみょうがの茎だ。「地元高知で食されているみょうがを収穫して残った忘れ物『みょうがの茎』です」と説明書きがある。味自体はみょうがとほとんど変わらず,かなりお買い得感がする。「みじん切りにして醤油・鰹節と混ぜてご飯と一緒に」とレシピが書いてある。試してみた。ふつうのみょうがではあり得ないくらいたっぷりの「忘れ物」を使った。シンプルながらも美味で,茶碗一杯をあっという間に平らげてしまった。みょうがを食べると物忘れをする,と言われるがそれに引っかけた商品名も楽しい。
15/05/20(水)
中間試験も終盤に差し掛かった。理系教科の試験は比較的後半になる傾向にある。国語や英語に比べると採点のし易さがあるためだろう。そのため数学や物理などの授業は後半に集中する。試験が始まればほとんどの生徒は翌日の試験勉強に追われる。4~5日間におよぶ試験期間なので,試験が始まってしまうと終盤に試験がある数学の勉強は出来なくなる。この前数学の勉強をまともにしたのが数学の試験一週間も前になると,勘を取り戻すまでに時間が掛かる。以前は出来ていた問題に苦戦することもある。それも致し方ないことなのだが,教える側からするとなんとも歯がゆい。以前スラスラ解けた問題が解けなくなる生徒も居る。毎回そんな状況との戦いだ。
15/05/19(火)
曜日を勘違いすることは誰しもあるだろう。中学生や高校生の頃,学校の時間割を間違って登校した経験は無いだろうか。教科書を忘れてしまい,別のクラスの友達に借りに行った経験のひとつやふたつ,たいていの人にあることだろう。別に言い訳をしているわけではないが,この雑記帳も時々,曜日を間違ってしまうことがある。昨日がそうだった。「雑記帳」だけにそれが間違っていたところで大きな問題は無い。けれども気づく人はすぐに分かるようだ。昨日の曜日の修正は今日のこの雑記帳を記す少し前にした。その理由は先日記したプロバイダーのサーバーの不具合にある。アップロードがいつもより面倒なので修正も遅れた。やはり言い訳なのだろうか?さて,その不具合,ようやく今日修正が終わったようだ。パスワードの再設定を強要させられたが,無事これまで通り使えるようになった。やれやれ。
15/05/18(月)
明大中野校・明大中野八王子校共に今日から中間試験が始まった。試験が終わってから翌日の試験対策で授業を受けに来る生徒や,授業がなくても自習しに来る生徒で今日も教室内は一杯になった。塾に来るのは昼過ぎからだが,学校の試験は午前9時前には始まる。自習している生徒の中には夜の10時を過ぎても頑張っている生徒も居る。自宅を出てから,途中移動時間や食事休憩はするものの,12時間以上も外で試験を受けたり試験勉強をしているのだから大したものだ。もちろん普段から準備をしていれば,と思うかもしれない。けれども試験が近づけばさまざまなことが気に掛かってくるもの。どこまで勉強しても試験に対する不安が完全に消えることはまず無いだろう。直前まで勉強をする生徒の心理はそんな気持ちで一杯なのかもしれない。
15/05/17(日)
共感は大切なコミュニケーションの取り方のひとつだと思う。好きな歌や物語,自らが感動した映画やスポーツの試合。そういったモノを伝えて共感できればそれは一種の体験の共有となるだろう。もちろん,共感を強要してはいけない。素直に感じればいいと思う。感じたままを人にどう伝えるか。それは人それぞれだ。でも,正直に「いいよ」って言われれば素直に見るのがいい。
15/05/16(土)
毎日更新している雑記帳のアップロードがままならなくなった。何度アップロードしても同じエラーメッセージが出る。そうなるとプロバイダーに連絡して対応策を聞くしかない。サポートセンターに電話をしたのだが,よくある話で電話がなかなか繋がらない。そうこうしているうちに授業をはじめる時間となった。結局夜になり,すでにサポートセンターも終わっている時間となってしまった。プロバイダーのサイトに何か情報が無いかとみると,異なったアップロードの方法が記されていた。それにしても対応が遅すぎた。サーバー障害がもっと軽いものと判断したのだろうか。この障害,14日の午前に始まり二日後の土曜日の夜になってもまだ解決していない。ホームページがなければ仕事に大きな支障を来す会社もあるだろう。そういった意味では,大手プロバイダーの役割とその責任は大きい。今は一刻も早くトラブルの解消をして欲しいと願っている。
15/05/15(金)
雑記帳は毎日,仕事の終盤で書くことが多い。帰る間際になったり自宅に帰ってから記すこともある。長年毎日更新してきている。中にはほぼ毎日見に来て頂いている人もいるようだ。そんな『愛読者』の方なら,昨日の雑記帳がアップされていない?と思われたかも知れない。実はきっちり記してアップロードもしたのだ。ところがプロバイダーの方に問題が発生してアップロードが中断されてしまった。昨晩から何度アップしても「FTPセッションがキャンセルされました」のメッセージが出た。プロバイダーのサイトに行ってみると「現在,緊急メンテナンスのため,FTPサーバーへの接続ができない状態が発生しております」とのコメント。これでは如何ともしがたい。プロバイダーの障害の修正・復旧を待つしか無い。(つづく)
15/05/14(木)
中間試験が近づいてきた。教材,特に高校生用の教材は多数作ってきた。普段使う基本となるプリントや,数学特訓用あるいは春や夏・冬期講習用のプリントなど多彩だ。けれども学校の先生を限定とする教材となると必ずしもすべてそろえ終えている訳ではない。学年や単元によっては,それを担当するのが初めての先生もいる。その場合は,学校の授業での配布物や授業形態など生徒からリサーチする。その一方,過去に同学年の同じ単元を担当したことのある先生も多い。そうした先生の場合,過去問はそれなりに役に立つ。試験直前にあらためて過去問を解いてみると,明らかになることがいくつかある。それをどのように活かすのか。それが出来ないようではこの仕事,成り立たない。過去問を研究してそれを生徒に還元してこそ専門塾としての価値があるのだから。
15/05/13(水)
台風一過(正確には温帯低気圧だが)の翌日の今日はかなり暑くなった。5月と言うよりはもう,完全に夏の陽気だった。街ゆく人たちの姿も夏モードだ。気温とアイスクリームの売り上げには強い相関関係があり,ある調べによると27度を超えると売れ初め,30度を超えると売れなくなるらしい。代わりにかき氷が売れるようになる。面白いことに,かき氷よりもアイスクリームの方が温度は低いのだが,ヒトが欲するモノとそれらの温度には相関関係が成り立たないようだ。ビール党にとって暑い日は大歓迎。帰ってからの一杯が楽しみだ。今日の日中に出掛けた人はきっと,ビールを飲みたくなったことだろう。羨ましい限りだ。
15/05/12(火)
今年度最初の定期試験が近づいてきた。来週には明大中野校と明大中野八王子校の中間試験が始まる。そのため塾内は平常授業の生徒や変更授業を受けに来た生徒,さらには自習する生徒で埋め尽くされた。特に八王子教室は,今年の春から都立高校に進学した生徒も自習をしに来たのでさらなる混雑となった。今後,自習スペースを確保するためには何か案を講じなければいけない。中間試験後の課題としておこう。生徒にはいつでも自習が出来る席を確保しておきたいと考えている。
15/05/11(月)
昨日は今年度最初の数学特訓を行った。東中野教室と八王子教室でFT同日に実施した。昨日までの雑記帳に記したように,数学特訓の前日は卒業生の結婚式に出席した。そのため,数学特訓前日は休みを取った。いつもだと前日に最終的な確認や準備をするのだが,今回はそれは他のスタッフに任せた。その分楽をさせて貰えたのだが,教材準備や先生の手配・確認なのどはいつもより前倒しで準備せざるを得なかった。初めて数学特訓で教える先生も両教室で計3人居た。新しい先生の指導や説明,当日になって来ない生徒への連絡など,午前中は特に忙しかった。それでも始まってしまえばあとは流れができるので,それに乗ってしまえばいい。八王子教室では特訓後も残って自習する生徒が数名居た。
15/05/10(日)
披露宴は彼の親戚や友人,恩師などが多数招かれていた。これまでに出席した披露宴の中でも最も多い数の招待者数だっただろう。そんな多数の中,用意されたテーブルは主賓のすぐ隣,新郎新婦の目の前の特等席を用意してくれた。他の招待された人たちに対して恐縮しつつも,特等席にしてくれたことに感謝した。今どきの式なのか,その結婚式場の企画なのか,新郎新婦が作成したVTRが流れた。二人の紹介や馴れ初め,結婚前に訪れたディズニーシーでの楽しげな写真や家族との写真。式の終盤では当日撮影された式や披露宴がダイジェストで流れた。その早い仕事はさすがだと思った。式も終わり新郎新婦とご両親が式場から去った。トイレを我慢していたのですぐに向かった。すると外には総出で招待客の見送りで新郎新婦・両家のご両親が待っていた。さすがにそこを素通りするワケにはいかない。結果,あろう事か一番最初に式場を出ることになった。しかもあとから出てくる人の気配は全くない。トイレに行くのは少しばかり我慢したものの,たくさんの話が出来たのは嬉しかった。中学生の頃から知っている彼の今を見ると,多くの人たちに巡り会いながらも成長しているのだな,とそう思った。駅までの帰り道,シャトルバスもあったのだが歩いてみた。少しばかりの雨が降っていたが,心地よい雨だった。祝い事にはそんな雨が似合いすぎている。
15/05/09(土)
滅多に休めない土曜日に卒業生の結婚式に行ってきた。都心から離れた武蔵野の郊外は,心配された雨も降らずに過ごしやすい午後となっていた。緑豊かな式場は,訪れる人々をやさしく包み込むようだった。式場に着き待合室での新郎の親類ならではの会話を心地よく聞いて式が始まるのを待っていた。やがて式場の係員からチャペルへと導かれた。森の中に包まれたチャペルは空気まで澄んでいた。祝福する家族,親類友人が待つ中,緊張気味の新郎の入場に続き新婦が両親に導かれてその姿を現した。少し恥ずかしそうに,でもおどけているような新郎の元に,父親と共にバージンロードを歩く新婦。父親から新郎へと新婦は渡された。神父の厳かな声が響き渡り,二人は結ばれた。フラワーシャワー後の「花嫁のブーケット」投げにはちょっとしたハプニングもあったが,20年後?の可愛い花嫁がきちんと受け取った。(つづく)
15/05/08(金)
卒業生の結婚式に招待された。中学生の頃から来ていて,高校卒業までずっと居た生徒だ。もうすでに30代でしっかり社会人になった。一時期は「同業者」となり,小中学生を中心に塾で教えていた。こどもの扱いがうまく,一教室を任されるまでになった。紆余曲折は誰の人生にもあり,今は別の仕事をしている。結婚式は土曜日に行われる。当然授業が有る日なのだが,そこはうまく移動をして快く出席の返事を出した。さて,結婚式にはいわゆるご祝儀は付きもの。そして決まってご祝儀袋の表書きは直筆,それも縦書きだ。筆ペンまでは使わないまでも,どうにもこの縦書きが苦手だ。ふだんは書くのはほとんどが横書きなので,縦書きはいつ何時書いてもバランスがうまくいかない。だからといって横書きがうまいのかというと全然ダメだ。性格なのか,つい急いで書いてしまうクセがあり昔から自分の字にはコンプレックスがある。まあ,そんな小さなことなど気にする必要はないだろう。そんなことよりも,明日結婚式を迎える卒業生は,今夜どんな思いで最後の「独身の夜」を過ごしているやら。知った仲でもあるので,披露宴の時にでも聞いてみようかと目論んでいる。(つづく)
15/05/07(木)
ゴールデンウィークが明け,今日から通常授業が再開した。休み明けが木曜日のため,今ひとつ曜日感覚が戻らない。今度の日曜日が数学特訓なので,それが過ぎればようやくリセットできそうな気がする。中間試験が近づき試験時間割発表も間近だ。試験が終われば5月も終わりの頃となり,そろそろ夏期講習の準備も考えなければならない。疾風のごとく時間が流れていく気がする。
15/05/06(水)
酒飲みならば誰しも経験したことがあることに,飲んだ翌日の体調の悪さがある。いわゆる二日酔いとは違い,体がだるく食欲がない状態だ。「何も食べたくない」と思うことがある。けれどもそんなときこそ食事をとった方がいい。無理してでも食べた方が,案外回復も早いのだ。気分が悪いのに食事を?と思う人もいるだろうが,胃にモノを入れた方が落ち着くものだ。連休中,つい飲み過ぎてしまう日もある。ただ,同じ食事でもはやり胃に優しいモノがいい。シジミの味噌汁や,ひじきの煮付けなどは素朴だけれども飲んだ翌日の胃にはやさしい。
15/05/05(火)
連休の終盤,自宅の部屋をようやく「冬から夏」へと模様替えした。本当にようやくといった感じだ。もっと早くしたかったのだが,今年は何かとそれをする切っ掛けが無かった。模様替えをするたびにどうしたことか,部屋が広くなったような気がする。一番の要因はこたつ布団を片付けることに依るだろう。大きめのこたつなので,その布団も大きい。その裾野がこたつの存在感を大きくして部屋を狭く感じさせるのかもしれない。夏用の部屋の方が何となく開放的に感じる。
15/05/04(月)
明大中野八王子校の高校2年生対象の統一学力テストが連休明けの8日にある。今年度からこの時期の実施となった。そのため,今年は連休中にも対策ゼミを行うことにした。今日から3日間の授業がそれだ。八王子教室が開いているため,この授業以外にいくつかの授業が入った。他学年においても,ゴールデンウィーク開けには試験時間割が発表され,中間試験前となるので需要があったのだろう。これまではこの時期の連休は休みにしていたのだが,実際授業を組んでみたところ,開けておく必要性を感じた。東中野教室も含め,来年度以降の検討課題としておこう。
15/05/03(日)
今年度になり少しだけ忙しい時間を過ごしている。例年に比べると確かに忙しい気がする。けれども,本当にそれほど忙しいのだろうか。初めてのこともあり,慣れていないだけのように思う。それに,正直全力を出し切っているようには思わない。心配してくれる人も居る。ありがたいが大丈夫。世の中,もっと多忙な人はいくらでも居る。このくらいで根を上げている場合ではない。
15/05/02(土)
明大中野校と明大中野八王子校の明治大学への推薦のされ方にはいくつかの相違点がある。そのひとつに「文転」がある。理系コースから文系に変えることを意味するのだが,両校では違いがある。明大中野八王子校は単純だ。理系コースの生徒が高校3年の最終進路志望の希望学に文系の学部学科を選ぶのだ。成績さえ満たしていれば理系からも商学部や情報コミュニケーション学部に推薦される。一方,明大中野校は二通りの文転がある。ひとつは明大中野八王子校と同じなのだが,もう一つは高校2年次から3年に進級するときに文系コースに変更することだ。その場合,2年からは文系コースの生徒と一緒に授業を受けるので,最終的には理系の学部には推薦されない。今年の高校3年生の場合,2年次での理系コースの人数が多かったため,この2年次から3年次での文転は多く見られた。生徒にとってはひとつの分岐点となる決断だっただろう。複雑な推薦の仕組みに悩むのは,生徒だけではない。保護者も同様だろう。過ぎ去ってしまうような3年間だが,それぞれの人生が掛かっている3年間でもある。悔いの残らない最善手を打って欲しい。
15/05/01(金)
明大中野高校,明大中野八王子高校ともに2年生からは文系コース・理系コースに分かれる。例年,明大中野校は文系6クラス,理系3クラスに。明大中野八王子校は文系5クラス,理系2クラスになる。明治大学への推薦も,進むコースによってある程度色分けされる。文系に進むと理系の学部にはほぼ進めなくなる。唯一,農学部食料環境政策学科への推薦が残されている。この学科,以前は「農業経済学科」という名称だった。その名の通り経済の勉強が中心となっている。それゆえ,文系コースからも推薦される。一方,理系コースからは文系の学部への推薦の可能性は残されている。商学部や政治経済学部あるいは情報コミュニケーション学部に行ける可能性が残っているのだ。(つづく)
15/04/30(木)
今日は明大中野校・明大中野八王子校の創立記念日だ。けれども両校での対応が異なった。明大中野八王子校は例年通り休みとなり,部活動がある生徒以外は登校しなかった。そのため,八王子教室では午前からいくつか授業を行った。一方,明大中野校はほぼ通常通り授業を行った。「ほぼ」というのには訳がある。高校1・2年生だけは体力テストが行われた。それ以外の学年は通常授業が行われたのだ。本来学校が休みの日に登校日とした代わりに,土曜日は代休になっている。そうすることで連休をさらに長くした形となった。この経緯があったので,東中野教室は,ほとんどの授業を変更せずに行った。
15/04/29(水)
ものごと予定通りに進まないと焦る気持ちは誰しも感じるだろう。学習計画を立てたけれどもその通りに進まなかったり,仕事でも自分の思うように事が運ばなかったりする。中学生から高校生ともなると,多くの子ども達は反抗期を迎え,次第に親の言うことをきかなくなるだろう。こうしたことに人はストレスを感じる。その程度のほどには個人差がある。考えすぎて体調を崩す人も中にいるだろう。多くの生徒が通い,その数の倍の親が居る塾では,そんな悩みを抱える子や親が多い。みなそれぞれが抱える問題なので,ひとくくりに出来ないのは当然だ。けれどもあえて言いたい。多くの場合一人で悩んでいても解決することは少ない。解決に至らないまでも,時間がその痛みを和らげてくれることもある。悩んでも解決しないようなことは考えすぎないことだ。大きな山火事に直面した消防士に記者が訊いた。「この火事は収まるのか」と。消防士は言った。「これまでに消えなかった火事など無い」と。
15/04/28(火)
急激に暑くなってきた。昨日は北海道で真夏日になったところもあった。一日の温度差が20度以上のところもあったようだ。4月は極端に寒い日と暑い日が存在する。冬と春と夏が同居する月だ。着る服を悩む人も多いだろう。その傾向は女性に顕著に表れることだと思う。衣替えはまだまだ先だが,どのタイミングでコートを仕舞うのか迷っている人も多いだろう。陽射しの強さを感じるようになる頃,暗くなる時間の遅さと,明るくなる時間の早さを思う人は,どちらの方が多いのだろうか。
15/04/27(月)
日曜日の午後にタケノコご飯を作った。どうせ作るのなら土鍋の方が美味しく作れそうなのでそうした。米を研ぎ水にさらしておく。下ゆでしたタケノコの皮を剥き,糠のアクを綺麗に流した。油揚げと人参を千切りにして,タケノコを薄く切り,水と出汁と醤油を鍋に入れた。出来上がったタケノコご飯は予想よりも良い出来映えだった。それほど強調していない出汁と醤油はタケノコの風味の邪魔にならない程度だった。油揚げがいい仕事をしてくれた。ご飯の炊き上がりもちょうどよかった。手間は掛かったが,最初から全部作る作業は楽しい。タケノコの外側の皮は,下半分の白いところを切り取り,鶏ガラスープでゆっくり茹でた。これまた美味で,酒の肴にちょうど良い。春の食材にはそら豆も美味しい。貰ったそら豆があったのでそれも食した。いつもだと殻からそら豆を取り出し茹でるのだが,そら豆を頂いた人からそのままオーブンで焼いて食べるのも美味しいと聞いたので試してみた。焼き上がったそら豆の殻を剥くと中からいい香りがした。茹でたときには出ない汁もしたたり,こうした食べ方もあるのだと思った。だいぶ暖かくなってきた日曜日の夜の晩酌のひと皿に加わったのは,綺麗な緑色のそら豆だ。涼しげな青色のコレールの器に入れてみた。季節のものはやはり美味しい。
15/04/26(日)
四季豊かな日本には,その季節ごとの風景が見られる。それは食材にも表れる。今は年中食することの出来るものも多いが,やはり季節の食材はその季節で食する方がいい。さて,春の食材には何があるだろうか。魚ならメバルやカツオ,しらすなどがある。江ノ島や熱海などのしらす丼を楽しみにしている人も多いことだろう。野菜ではたらの芽や菜の花,ふきのとうだろうか。でも何といってもタケノコがいい。スーパーで二本買った。土曜日の晩に下ゆでをした。大きめの鍋にたっぷりの水を入れ,糠と鷹の爪を入れゆっくり一時間茹でた。食材として何にするかなど考えもせずに買ったのだが,まずは下ごしらえが必要だろう。他の用事をしながら,コトコトとじっくり茹でていった。さて,翌日の日曜日。どんな料理にするか考えた。その結果,月並みではあるがタケノコご飯を作ることにした。(つづく)
15/04/25(土)
溜まっていた伝票を一気に書いた。伝票の「摘要欄」には何を購入してかを記す。教材ならば「高校数学問題集」とか,電化製品ならば「電源延長コード」などだ。郵送物も多い。特に新年度は講習案内や説明会,あるいは授業料のお知らせなど盛りだくさんだ。郵便物は発送数が10通を超えることが多く,郵便局で別納で送る。ここ一週間でも3度ほど有った。摘要欄には「数学特訓案内」とか「春期講習費案内」などと記す。ところがその中のひとつの摘要欄を記入しようとしたとき,ハタと手が止まってしまった。何を送ったのかが思い出せないのだ。発送したのは火曜日なのでわずか4日前だ。発送数からどの学年に送ったかはだいたい分かる。けれどもそれに該当する学年が存在しないのだ。一端他の伝票の記入をはじめたのだが,やはり気に掛かるもの。少考3分。ようやく思い出した。受講科目が決まっていなかった生徒への請求書だった。学年がバラバラだったので人数から推測するのは無理だったようだ。けれどもほんの数日前の記憶があやふやになってしまったことは何だか情けない思いがした。それと同時に,仕事を溜めすぎたことへの反省も感じた。
15/04/24(金)
最近は八王子教室での面談や授業の組み込み,経理の仕事などが増え教材作成に手を付ける時間がなかなか作れない。東中野教室では面談以外のその種の仕事はほとんど無いので,なるべく東中野教室勤務の日は教材を作るようにしている。けれどもそれもなかなかはばからないのだ。予定外のことが起こるのはいつのときもあること。今日こそは,などと思い込んでも結局手を付けることが出来ないまま過ぎてしまうこともある。自分のペースに乗り切れないまま4月は過ぎ去ってしまいそうだ。
15/04/23(木)
東中野駅前に開店したスーパーマーケットは,入るとすぐに野菜や果物の青果売り場があった。さらに進むと鮮魚売り場があり,魚売り特有の活気があった。魚ばかりではなく,貝類も自宅付近のスーパーと比較して豊富だった。さすがにこの手のものは買うには家が遠すぎた。それでも解凍のヤリイカがかなり安かったので買うことにした。そう,先日この雑記帳で記したシラタキとの煮付けにするためにだ。先日作ったときとさほど変わらない金額で,倍以上のものが出来る量がパックされていたのだ。塾には冷蔵庫があるので,そこに保存しておけば冷凍物なので問題なさそうだった。そんなふうに店内を回っていると目的を見失いそうになった。そう,昼食の弁当を買いに来たのだ。昼を過ぎた時間帯だったので,弁当は少なくなっていたが,値引き品もあったのでそれを買うことにした。営業は深夜1時までなので,帰る頃には閉まっている。けれどもうまく時間を見繕えれば買い物が出来るかもしれない。最近は深夜スーパーが減ったので,遅くまで仕事をする者には助かる。
15/04/22(水)
東中野教室のまわりを久しぶりに歩いてみた。早めに出勤する用件があり,その後に少しだけ時間の余裕が出来たのだ。こういったことは珍しい方だ。住宅街を抜け東中野駅に向かった。目的地は駅前の銀行だ。いくら余裕があるからといって,何の目標もなくただブラブラ散歩するほどヒマではない。少し蒸し暑いくらいの時間帯の住宅街の道は静かなものだった。駅までの風景は以前とほとんど変わりなかった。銀行での用事が済み外に出ると,駅前に新しいスーパーが出来ていた。そこは以前も同じスーパーがあり,一度閉店して建物を解体して作り直したのだ。その店に入ってみた。昼食がまだだったので,弁当を買うついでもあった。店内はいかにも新規開店したという雰囲気だった。(つづく)
15/04/21(火)
授業後に保護者宛に担当の先生からメールを送るサービスを行っている。授業内容や宿題,変更があればどこへ移動したかなどを保護者宛にメールするのだ。保護者からも返信があり,先生方との交信の場にもなっている。さて,メール作成用のパソコンだが使用目的がメール限定なので,古いパソコンを再利用している。OSをWindows系以外のものを使ったり,あるいはスペックを落としたものなどさまざまだ。けれども最近は古いパソコンの先生方の評判が悪い。遅かったりフリーズすることがしばしば出た。OSに付属する日本語変換ソフトが貧弱であることも評判を落とす一因だ。特に人の名前が変換されないことにストレスを感じるようだ。人の名前は特殊な文字を使うことが多く,古いパソコンに入れているワープロでは対応しきれないのだ。もちろんきちんと使いこなせれば解決するのかもしれないが,残念ながら現状そこまで手が回らない。新しいパソコンを購入するか迷っている。先生方の使い勝手を考えれば,ここは買いの一手だろう。
15/04/20(月)
新学期の授業が始まって一週間が過ぎた。最初の週に高校3年生の明大推薦・統一学力テストがあったり,新規の授業の組み込みなど何かと動きがあった。まだ落ち着いたわけではないが,二週目に入り徐々に目途が立ってきた。そうこうしている内に,連休が近づいてきた。連休明けにはすぐに数学特訓があり,その後には中間試験がやって来る。季節も確実に春となり,台風並みの強風が吹いたり,蒸し暑い日があったりと,春から初夏へとなってしまうのではないかと感じるほどだ。まあそれでも順番に季節は過ぎていくことだろう。焦ることはない。いつものペースで過ごせばたいていのことは乗り切れる。
15/04/19(日)
昨日は八王子教室で高校2年生対象の「大学進学説明会」を行った。この説明会だがこれまではずっと学校のPTAの前に行ってきた。ところがこの3月の高校3年生の保護者対象のものはPTAの後に移動した。理由は簡単で,東中野教室も同日に行わなければならなかったからだ。いわゆる苦肉の策だったのだ。東中野教室はPTAの前に行い,その後移動して八王子はPTAの後に行ったのだ。その結果,例年よりも多くの保護者の方の出席を頂いた。そこで今回もPTA後に説明会を行ってみたのだ。PTA後の方が落ち着いて参加できるのだろうか。一度聞いてみたいと思う。その方が都合がいいのなら,今後はできる限りPTAの後の説明会にしていくつもりだ。ひとつ懸念があるのは,PTA後に学校の先生との茶話会がある場合だが,これについても保護者の意見を聞くのがいいだろう。
15/04/18(土)
授業でちょっと元気がない生徒が居た。見るからに落ち込んでいる様子が分かった。年頃の女の子なのだから何かと問題を抱えていたとしても仕方ない。今ひとつ授業に集中できなさそうだったので少し話をしてみた。二人制の授業で,一緒に授業を受けていた生徒とは同じ部活の友達どうしなので話に入ってもらうことにした。どんな悩みかは具体的には訊かなかった。詳しく話したくないかも知れないし,もし必要なら生徒から言ってくるだろう。大人の側が興味本位で訊いてしまってはいけない。結果,実際には何も具体的には訊かなかった。授業前に友達に打ち明けていたようで,それで気持ちはだいぶ落ち着いたようだ。ひとつだけ質問をしてみた。一年ほど前の悩み事はまだ覚えているか。そして今でも引きずっているかと。よほど大きな問題でも抱えていない限り,たいていの悩みは時間と共に薄れていくもの。自分ひとりで抱え込まず,身近な誰かに話してしまうのがいいと思う。内にため込むと,増殖してしまい,多くの場合悪い方へと流れていくものだ。膿は外に出してしまったほうがスッキリする。
15/04/17(金)
高校3年生対象の明大推薦・統一学力テストが実施された。4月にこのテストが行われるのは初めてのこと。去年までは6月下旬に実施されていた。そのときは代々木ゼミナールの全国センター模試が使われていたが,その代ゼミが模擬試験を廃止したため4月の実施となった。気になる模擬試験は河合塾の全統マーク模試が使われた。河合塾の模試が使われることはある程度予測できたものの,受験する生徒は最後の最後までどこが来るのだろうか気にしていた。実際,他にもいくつか候補があった。試験問題は回収されたので難易度は分からないが,生徒の反応を見る限りは今年の2月に行われた試験よりは出来たようだ。社会科の科目間による難易の差が出たかはまだ分からない。高校3年での大事な一つ目の試験は終わった。けれども次の中間試験はすぐにやって来る。この学年は気の緩める時間はほとんど無い。
15/04/16(木)
学校の授業もようやく始まった。新しいクラスにも徐々に慣れてくる頃だろう。けれども進級の場合と進学の場合では状況はかなり違うだろう。進級はクラス替えがあるだけなので,同じ顔ぶれの組み合わせが変わる程度だ。まあ,それでもそれなりにセンセーショナルな出来事のひとつだろう。進学の場合はさらに刺激的だろう。明大中野校や明大中野八王子校のような私立校の場合,中学入学は全くそれまでとは異なった環境になる。学校生活に関わるほとんどすべてが新しいことばかりだ。そういった環境の変化に対応できるのも若さたるゆえんだろう。とはいえ,慣れるまでにはまだいくらかの時間が必要だろう。
15/04/15(水)
電卓の使い方を知らない生徒は案外多い。電卓の使い方?と思う人も居るだろう。四則計算が出来れば十分じゃないかと思うだろう。けれども知っていればそれなりに便利な機能も隠れている。たとえば消費税の計算。「2000円の商品に消費税8%を載せるといくらになるか」といった計算の場合「2000+8%=」で答えが出る。もっとも今どきの電卓は税率が計算できるキーが最初からついているものもある。電卓のキーに「税込」や「税抜」があるのだ。そのキーを押すだけで2000円→2160円となる。税抜きの場合は2000円→1851.85…円となり,税抜き価格が表示される。商売をしている人には便利だろう。ただし小数点以下の処理は自分でやらなければならない。たいていの場合,販売価格は消費税を載せた価格の1円未満を切り捨てるだろう。先の例ならば,税抜き価格は小数点以下を切り上げ1852円としなければならない。税抜き価格を1851円とすると販売価格が1999円となり,トラブルの原因になりかねない。もちろんその店によって計算方法が異なるだろうから,切り捨てや四捨五入はそれぞれの店で処理を考えなければいけない。税率の設定も出来るので,将来変わった場合でも問題はないようだ。それほど高価でない電卓でも,そのあたりはきちんとしているのはたいしたものだと思う。カード型電卓でも筐体は案外しっかりしている。商売をしている人ならエプロンに入れてすぐに取り出せることだろう。
15/04/14(火)
昔は学校の数学や物理,化学の授業で電卓を使うことはなかった。いまでもその方針をとっている先生も居る。明大中野校と明大中野八王子校を比較すると,明大中野校の方が昔ながらの形態を取っているようだ。ほとんどの授業で電卓を使用しない。それに反して明大中野八王子校では,問題を解くときに電卓を使って計算することを認めている先生が居る。特に高校の物理ではその傾向が顕著に現れている。電卓使用の是非はここでは一端置いておく。学校で電卓の使用が許されている場合,塾でも使用は認める。そうしないと計算が厄介な問題が出題された場合,手計算だと無駄にそこに時間が取られてしまうのだ。手計算のみで問題を解く場合,出題者側がそれなりに計算しやすい値を作る必要がある。たとえば物理の重力加速度(9.8)を用いる場合だ。「高さ19.6mの地点から自由落下させた物体が…」とか,「初速度39.2m/sで発射したボールを…」といった具合だ。これら中途半端に見える数値はすべて重力加速度9.8の倍数なので,上手に計算すれば計算が楽になるのだ。一方,そういったことを考えずに数値を与えるケースもある。そうなるといよいよ電卓の登場だ。(つづく)
15/04/13(月)
日向夏はまわりの皮が厚く,実は見た目よりも小さい。千切りにし,水につけた皮をたっぷりの水に浸し強火で煮る。沸騰した段階で弱火にして煮込むこと30分。その後砂糖と日向夏の実を刻んだものを投入。あとは2時間ほどじっくり煮込めば出来上がり。正直,個人的にはジャムは食さない。ましてや砂糖を使った料理もすることはない。けれども出来上がったものをちょっとだけ摘まんでみると思ったほど甘みは強くなかった。結局は自分用にするつもりはないのだが,これ以外に日向夏を活かせる方法がすぐには思いつかなかったのだ。まあ,それはそれで構わないと思っている。食材を無駄にすることは極力嫌う性格なのだ。それに,何かをじっくり時間を掛けて作ることは決して嫌いではないし,徐々に完成していく過程を見られるのは楽しい。
15/04/12(日)
料理はちょっとしたヒントで新たなメニューが出来ることがある。ここ最近で個人的には2つのメニューが増えた。ひとつ目はヤリイカの煮付けだ。生食用で売っていたものを冷蔵庫に入れておいた。そのことをすっかり忘れていた。賞味期限を2日過ぎていた。匂いを嗅ぐ限りは大丈夫そうだったが,ボイルしてあるとはいえ一応は生食用とあるので火を通すことにした。シラタキと共に煮付けてみた。出来映えに驚いた。身が柔らかくイカめしのように歯ごたえがいいのだ。これまでは一緒に入っている酢味噌かショウガ醤油で食べていたのだが,煮付けた方が断然好みである。イカから出た旨味がシラタキに染み込みこちらも絶品だ。もうひとつはジャムだ。ちょっとしたことで日向夏を手に入れた。見た目は柚子を大きくしたようなオレンジほどの大きさで,デコボコしている黄色い表皮が特徴の果物だ。個人的には果物はほとんど食べない。そこでジャムにしてみた。皮を剥き千切りにして水洗いして絞り,3時間ほど水につけた。(つづく)
15/04/11(土)
都立高校に入学した生徒が訪れてくれた日よりさらに数日前,大学に合格した卒業生が遊びに来てくれてた。彼は中学を卒業するまで第一教育センターに通っていた。高校からはと栃木県の学校に行くことになっていた。3年後すっかり大人になって帰ってきた。そんな彼も初めて来たときは小学5年生だった。やんちゃな盛りに,先生によく叱られていた。大人はほとんど変わらずに歳月を重ねるのに,こどもの成長は早い。そのことををつくづく感じる瞬間だ。同じ時間を過ごしてきたとは思えない。はたして,どちらの方が『長い』時間を過ごしたのだろうか。成長した彼ら彼女らの姿を見ると,今現在通っている生徒との時間がどれほど貴重なものなのかをあらためて実感した。同じ時間と空間は二度と再現できないのだから。
15/04/10(金)
都立高校に進学した卒業生が先日遊びに来た。高校の入学式を終えた後のようだった。ピカピカの新しい制服はやはりいつ見ても気持ちのいいものだ。八王子教室の個別指導で勉強していた公立中学校の生徒たちだ。その中の一人は,小学2年生から通っていたので8年間も見てきたことになる。その間ずっと塾に通っていたので,徐々に変化しているところを見てきたのだ。久しぶりに会って「こんなに大きくなって」といった感じではない。生徒にとっては年齢の半分ほどの時期,第一教育センターに通っていたことになる。初めて見たときはまだ幼いというよりは小さく,それゆえ高さの調節ができる机と椅子をセットで買った。今やすっかり女子高生になった姿は,その頃には到底想像など出来るものではなかった。(つづく)
15/04/09(木)
塾は学校の環境とごくごく一部ではあるが,似たような状況が存在する。学校の同級生が一緒に授業を受けたり,同じ部活の先輩後輩が自習室で勉強したりもする。ある種の『こそばゆさ』を感じることもあるだろう。それは高校生の男子生徒が母親と外出するときの気まずさほどではないものの,何かしらの感情がそこには存在するものだろう。もちろん,世の中には母親と出かけることに微塵の煩わしさを感じない高校生も居るだろう。とはいえ,そういった違和感にもやがて慣れるだろ。
15/04/08(水)
デスクトップ上が散らかっているのはパソコンだけではない。実物の机の上もたくさんのメモで埋め尽くされている。新年度で組まなければならない授業の用件や,先生方のスケジュール,事務・経理に関することなどさまざまだ。片付くたびにメモは一時保存の大きめの缶に入れていく。このあたりはパソコンと一緒だ。すぐに捨てる(削除)するのではなく,一旦は頂き物の煎餅が入っていた大きなアルミ製の缶に保存しておく。すぐに捨てると,あとで見直したくなったときに困るからだ。最低でも半年は取っておく。机の上以外にもスチール製の棚にもいくつかのメモが磁石で留められている。メモの数は徐々に減っていくのだが,パソコンのデスクトップとどちらが先になくなるだろうか。もちろん全部なくなることなど決してない。仕事が続く限りは必ずどちらも存在するものだ。
15/04/07(火)
仕事で使っている机周りは,自分で言うのも何だが比較的整理してある方だと思う。教科書や問題集も順序正しく並べないと気が済まない方だ。数学の教科書なら順に「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B」といった具合だ。上下逆さまにして本をしまう人も居るが,そんなことはもっての外だ。パソコンのデスクトップもいつも整理している。多いときで7個くらい,少ないときは3個くらいまで減る。デスクトップの一番左側に並ぶだけだ。ところがここ数日,その秩序は保たれていない。現段階で14個もある。それも致し方ない。新年度のいくつもの準備をしているとどうしてもそうなるのだ。春期講習で使う教材や新年度の案内,名簿など多岐にわたる。(つづく)
15/04/06(月)
休みの日の前には電話転送をセットする。転送先はその時々で変わるのだが,主な転送先は東中野教室なら八王子教室,八王子教室ならば東中野教室だ。お互い補完し合うのだ。けれどもいつもその限りではない。自宅に転送したり,あるいは所有する携帯電話の場合もある。厄介なのは転送セットの確認だ。方法は2つ。各教室で使っている電話機で所定の番号で確認する方法と,NTTのサイトで確認する方法だ。どちらも何段階かの手順を踏まなければならない。電話機自体で確認できればいいのだが,システム上そうはいかないようだ。今日,八王子教室でミスを犯してしまった。転送解除を忘れたのだ。自宅に帰りその事実を知った。何度も電話をかけた人も居たかと思うと申し訳なかった。再発防止策をきちんと講じるべきだ。
15/04/05(日)
八王子教室の数学の先生に招かれていたリサイタルに行ってきた。都内の瀟洒なホールで行われたリサイタルは,ピアノ単独の演奏だった。日暮里駅で降り徒歩2分ほどのその会場には,学生仲間だろうか20代前後の人たちが目立つ反面,年配の方も結構居た。指定席ではなかったので,空いている席に座った。前から3列目の真ん中寄りの席だ。演奏者までほんの数メートルという場所だ。小さなホールには人がいっぱいで熱気が溢れていた。客席から見て左手の方から彼は出てきた。黒のスーツに,見事に磨かれたこれまた黒の革靴の出で立ちだった。最初の曲はこの時期ならではの「さくらさくら」だ。けれどもそのアクセントのあるピアノの音階は,弾く人の心を感じ,別の楽曲のように響いた。翻して3曲目の「ノクターン」は優しい音が会場に響き渡った。正直,始まるまでは勝手ながら『親』の気持ちのようだった。彼の普段の授業の様子を見て,全く畑違いの「音楽」という世界に接し,そして楽曲を聴きながらも ~大丈夫なのだろうか,しっかり最後まで演奏しきれるのだろうか ~と思った。そんな心配は素人の浅はかさで,しっかり演奏しきった彼には無用な心配だった。お姉さんとの連弾のくるみ割り人形の「花のワルツ」に圧倒されながらリサイタルは終わった。帰りの日暮里駅までの道は小雨が降っていた。傘を持たずに来たのだが,その優しい雨が心地よく感じる帰り道だった。
15/04/04(土)
春期講習は続いている。今年はいつもと状況が異なっている。一番の要因は明大推薦・統一学力テストの実施時期が影響していることだろう。面談が多かったのがこの春の特徴でもある。3月には塾生の期末面談に始まり,その後ほぼ毎日のように面談が入った。成績のことでの相談もあれば,これからの受講科目の相談,新規に入塾を考えている保護者との面談などだ。次から次へと続くのでメモを取るようにしている。けれどもそのメモが不十分だったりすることがある。情けないのは自分で書いていているのに,その趣旨が分からなくなることだ。キチンと記しておけばいいのだが,急いでいるとつい走り書きになってしまう。わずかな時間を惜しんでしまってはいけないが,授業や次の面談があったりすると急いでしまう。
15/04/03(金)
東京の桜は先週開花し,ここ数日が見頃だろう。近所の桜を見に出かけた。大学の近くにある桜並木は総延長が数kmにもおよび,毎年桜祭りを行っている。陽気もよく車の幌を開け開放感たっぷりに桜を楽しんだ。「梅の花は上から,桜の花は下から見る」ものだと聞いたことがある。梅は上に向けて花を開き,桜は下に向けて咲くというのだ。途中車を止めて眺めてみた。折からの強風に煽られながらも必死に耐えようとする桜の花は,確かにこちらの方を見ながら咲き誇っているようだった。高台にあるその桜の名所からは市内の景色が見えた。「山が嗤う」という言葉がある。桜が咲くと山が一斉に明るいグラデーションを奏でる。確かにそうだ。大きな生き物のように楽しそうに嗤っているように見える。高台から一望した街並みも嗤っていた。数年前にもう少し早く咲いてほしいと願った桜は,今満開の時を迎えた。
15/04/02(木)
春期講習が今日で一応終了した。「一応」と記したのはまだ明日以降も授業があるからだ。特に今年は高校3年の明大推薦・統一学力テストが4月中の実施となったので,その対策に追われている。来週から試験の前日まではまだ「春期講習」は続く。とは言え,それ以外の学年の講習は今日で終わった。一段落という言葉があるが,そういった区切りはどこかで必要なときもある。区切りがあるからこそ,次の一歩が踏み出せるのだから。
15/04/01(水)
授業が始まる少し前のこと。スーツ姿の若い女性が一人,営業にやって来た。「少しよろしいでしょうか?」と言うので,朝は何かと忙しいので,と断ろうとした。けれども彼女の様子を見てすぐに察した。新入社員なのだ。会社の上司に言われて回っているのだろう。名刺交換をして欲しいというのだ。相手の業種などに関わらず,名刺を集めなければならないのだろう。首には出身大学名と氏名が記してあるネームプレートが掛けられていた。新入社員研修の一環だろう。同じ学年の塾の卒業生もきっと,今日から社会人となったはず。そう思うと邪険に帰すのがはばかれた。忙しかったけれども名刺を一枚差し出しながらひと言掛けた。
15/03/31(火)
八王子教室は毎年,明大中野八王子校吹奏楽部のパンフレットに広告を出している。パンフレットには他にもたくさんの広告が入っている。中学・高校の吹奏楽部のパンフレットなので塾の広告が目立つ。歯医者の広告もたくさんある。歯の矯正をする生徒が多いからだろうか。パンフレットには部員の楽しげな写真も満載で,塾に来ている吹奏楽部員は楽しんで見ていた。部員の手元に届くより前に,広告主に届くのだろうか,興味津々の様子で見ていた。演奏会は今日だった。講習に来ていた生徒達は授業が終わると急いで会場へと向かっていった。出来ることならば一緒に聴きに行きたいのだが,残念なことに春期講習中に早めに帰ることなど出来ない。昔は行ったこともあったが,環境がいまは違うのでそうも行かない。明大中野校の音楽部のように,仕事が休みの日ならば行けるのだが。来年あたりは巡り合わせのいい日取りにならないだろうか。
15/03/30(月)
今日から春期講習の後半が始まった。新中学1年生や高校1年生の授業もあり,学校よりも一足先に勉強が始まった。中学1年生においては,英語も数学も学ぶのは初めてのことばかりだ。緊張しつつも新しい内容なので楽しみもあるだろう。明大中野中学も明大中野八王子中学も,受験してきている生徒にとって,英語の勉強を本格的に始めるのはこれからだろう。算数から数学へと変化すると,これまでの「〇〇算」といったものがなくなる。はじめて教わる負の数の計算に,最初は戸惑うことも多いだろう。学年が上がり後で振り返ればそれほど難しくないことでも,初めてのときはそうは思えないかもしれない。まだ入り口に立ったばかりの生徒はキラキラしている。
15/03/29(日)
講習中日の日曜日はゆっくり休みを取った。今年度の始まりは多忙な毎日だったが,休みの日はきちんと休むことにした。仕事をやろうかと持ち帰ったモノもあったが,ここで無理しすぎるのはどうかと思い結局は何もせずにいた。日曜日に出かけずに自宅でおとなしくしていた。昼過ぎに起きてこれといって何もせずに過ごした。体が休みを欲しているのが分かった。ゆっくり休みを取るきっかけ,実はそれは自分でそうしようとした訳ではない。休みをもらえた気がする。そんな日曜日だった。
15/03/28(土)
春期講習の前半が終わった。今年の忙しさは何だろうか?と思うほどめまぐるしく仕事が舞い込んできている。そんな前半戦だった。たくさんの授業と面談。この春から新たに第一教育センターに通い始めた生徒とは新しい出会いがあった。去りゆく者もある。そんな繰り返しをする春に,忙しい時間もひとつの出会いだと思えるような余裕も必要だろう。焦る必要など何もない。ゆっくり。それで十分じゃないか。
15/03/27(金)
数学や物理あるいは化学などの理系教科を学んでいて,面白いと感じるかそれともやらされていると感じながら勉強しているのとでは違いが生じる。今回の春期講習では高校3年理系の授業で物理を教えている。大学でも理系学部に進学希望だけに,やはり関心度は高い。問題を解いたあとにその数値が予測していたものと異なったり,実際の現象としてどのように見えるのだろうかと興味津々だ。ネットで調べれば,ものによっては動画で見ることができる。「自由落下と鉛直投げ上げ]の相対速度が等速度になることなど興味深い。
15/03/26(木)
新年度用のいくつもの準備しなければならないものが滞っている。優先順位をつけて,順次行っているのだがなかなか思うように運ばない。周りのスタッフにも任せられることは頼んでいる。気温の変化が激しいことも忘れそうなここ数日。もうすぐ桜が一斉に咲きそうだが,ゆっくり眺める余裕が今年はあるのだろうか。
15/03/25(水)
今日から春期講習が始まった。毎年のことだけれども,今日が新年度の初日だ。春期に限らずさて,講習中は早起きになる。特に講習初日は突発的な用件が入ったり,連絡事項が多いので早めに出勤するようにしている。その初日はいつもよりかなり早く起きた。当然目覚まし時計を掛けておく。けれども今朝はちょっと間抜けな寝起きだった。目覚ましが鳴り,おもむろに起き上がり止めた。止めたあと今日は何で早起きしたのだろうか?としばらく考えた。面談か,説明会でもあっただろうか,と。30秒ほど考えたあと,今日から春期講習が始まることを思い出した。年度初めに文字通り寝ぼけていた。それはさておき,平成27年度がいよいよ始まった。
15/03/24(火)
昔かかりつけだった内科クリニックでは,患者も多く待合室はいつも診察を待つ人で一杯だった。助手や検査技師,看護師など多数のサポートする人たちによってそのクリニックは成り立っていた。けれども診察する先生は多いときで二人で,そのほとんどは院長が行っていた。たくさんの患者が待っている中,院長もかなり忙しかったはず。けれども患者に対するときの院長は決して急ぐことなく,きちんと問診をし丁寧に診察をしてくれた。決して急いでいる素振りは見せなかった。忙しさを表すときに「盆と正月が一緒に来たようだ」と言う。それと似たような新年度を迎えるにあたって,昨日から忙しい時間を過ごしている。昨日の説明会や面談,春期講習での個人指導の組み込みや先生の手配などやることは多い。けれどもそんな中でも保護者や生徒からの相談はやってくる。そんなとき,忙しいからさっさと面談や話を切り上げることはしない。相談する側は「今」が大切なのだから通り一遍の話で済ますのはやっていけないことだ。
15/03/23(月)
今日は東中野教室・八王子教室共に期末面談を行った。主な対象学年は中学1,2年生と高校1年生だ。それとは別に,高校2年生の保護者対象の「大学進学説明会」も行った。東中野教室が12時から,八王子教室が午後5時30分からだった。大学進学説明会は例年,別々の日に行うようにしている。学校のPTAがある日の前の時間帯で行うのだ。ところが今年はいつもと状況が違ったため,同日開催にした。何が例年と違うかというと,明大推薦・統一学力テストの実施日が早まったことだ。去年までは6月の試験だったものが,今年は4月になった。そのため,4月のPTAがある日では遅すぎるのだ。東中野教室は例年の時間帯だったが,八王子教室はPTAが終わってからの時間帯で行った。これは初めての試み。その結果,説明会に来て頂いた保護者の数が例年より多かった。今年の保護者の関心度が高いのか,時間帯がちょうどよかったのか。それは分からない。でも,より多くの保護者に聞いて欲しい内容なので,こうした時間帯に行うことも今後視野に入れようかと考えた。そのためにはもっと事前の準備が必要なことも痛感した。
15/03/22(日)
明大中野校音楽部の演奏会は午後2時開演だった。ところが開演時間には間に合わなかった。起きる時間が遅かったのと,駅までの渋滞があったからだ。杉並公会堂に着くとすでに演奏は始まっていた。受付を済ませるとホールに入るドアには「演奏中の入場はご遠慮ください」の張り紙。もっともだ。結局最初の曲の最初の楽章が終わるまでホールで待つことにした。自らの不摂生を反省しつつ,演奏が一段落するのをじっと待った。今年の演奏会はクラシックに詳しくない人に馴染みやすい曲が多かった。ミュージカルの「レ・ミゼラブル」から取った曲があったり,昔の受験生には懐かしい「大学祝典序曲」そして「運命」だ。有名なあの一節以降の第2楽章から第4楽章まできちんと聴いたのは初めてだ。演奏を聴いていて思うことは,来てよかった,と感じることだ。卒業生とも話が出来た。演奏会後に荻窪ラーメンを去年に続いて食べられたのはひとつの『副産物』だろう。
15/03/21(土)
今年も明大中野校音楽部の定期演奏会に行ってきた。今年は教えている生徒も居ないので,行くのはどうしようかと思っていたが,先日の東中野教室の慰労会に来た卒業生に「来てください」と言われたことが頭にあった。それ以外にも,彼の同級生の卒業生が演奏することを聞いたのが決め手だった。二人が演奏するのなら行くきっかけには十分すぎるのだ。そもそも行くまでの弊害はただひとつ。早起きしなければならないことだ。日々忙しく過ごしているので,早い時間帯には極端に弱い。塾で仕事をしている人間はみな似たりよったりだろう。今日の演奏会は午後2時から。決して早くないと思う人がほとんどだろう。確かにそうだ。普通の人なら何の障害のない時間帯だと思う。ところがそうでないのが塾業という仕事をしている性(さが)なのだ。(つづく)
15/03/20(金)
パソコンの操作に慣れている人に取っては何でもないことが,不慣れな人にはそうでないことがある。カタカナ表記に変換する方法や,「じぇ」とか「でょ」などの変換で困る人も居るだろう。学生の先生などは,スマホの操作には慣れているものの案外パソコンは使い慣れていないこともある。授業が終わったあとに,希望する保護者宛に「授業報告メール」を数年前から行っている。授業後に先生から保護者宛に授業の様子や宿題の有無,授業変更などを知らせる。メールはパソコンのメールソフトを用いるのだが,その基本はワープロ入力だ。簡単な日本語変換は問題ないが,突然日本語入力がおかしくなったり,何かの拍子で通信が出来なくなったときの応対で慌てる先生も居る。先生方の名誉のために付け加えると,パソコンに不慣れなだけではない。『人』のパソコンをおいそれといじってはいけないという思いから,やむなく作業を中断することもあるだろう。
15/03/19(木)
今年の卒業生で,この春から薬学部に進む生徒が化学の補習をして欲しいと連絡があった。彼女は文系なのだが,自らの希望で薬学部に進んだ。入学前に大学から課題が出ていて,それに関する授業を希望したのだ。化学の課題は,基本的な内容が多い。あるいは入学してから必要な化学の計算問題が満載だった。特に計算問題は濃度や密度に絡むものが多く,いかにも薬品を扱うところに行くのだということが分かった。卒業生が化学を勉強したのは一年以上前のことなのでかなり忘れていた。それでも問題を解いているうち,徐々にだが思い出したのはさすがだ。これから進む方面に必要なことばかりなので,真剣度も別だろう。そのことに関して前向きなのは,それが自分の選んだ道だからこそなのだと思う。
15/03/18(水)
東中野教室で年に一度の慰労会を行った。八王子教室での追い出し会や夏の打ちあげ,忘年会とは異なり,東中野の打ちあげはある意味穏やかに始まる。年齢層の違いもある。前半はその影響もありつつ,後半は若手中心の飲み会となり様相も変わる。でも,一年間の慰労を思う宴には変わりは無い。
15/03/17(火)
書店の学習参考書売り場に行くと,中学生や高校生が参考書や問題集を選んでいる姿を目にする。そんな中にスーツを着た大人が一人居ればそれなりに目立つだろう。明らかに塾や予備校の先生であることは分かるはず。彼らが選んでいるそのすぐ横で数学や物理の問題集を睨んでいると,どんなふうに感じるのだろうか。それはさておき,春休みも近いこの時期ともなると,受験に関する書籍が極端に減っているのが分かる。探しに行ったのは,大学入試センター試験関連の問題集だったのだが,年末から年明けに掛けて大量にあった問題集は影を潜めていた。それでも必要だった本は入手出来た。帰るときにも友達と参考書を探しに来ていた高校生が何か話し合っている様子がうかがえた。
15/03/16(月)
明大中野八王子校は今日が登校日だった。高校2年生にとっては,学年末試験後に修学旅行があっただけに久々の登校となっただろう。答案返却があり,その帰りに何人かの生徒が授業でやって来た。補講の生徒も居れば春期講習の授業として授業を受けに来た生徒も居た。中には自習で来た生徒も居た。試験結果を聞くことはもちろんのこと,春休み中の部活の予定や,新年度からの相談などさまざまだ。先週は比較的穏やかな日々が続いたのだが,今週からはそうも行かない。来週には大学進学説明会があり,春期講習も本格的に始まる。忘れていた年度替わりの忙しさが,ここへ来てひしひしと感じ始めた。
15/03/15(日)
2次方程式を図形を用いて解く,という突拍子もない発想がどこから出てきたのか。それも去ることながら,どんな図形で解くのだろうかと考えたが正直すぐに思い浮かばなかった。そこでその問題を聞いてきた先生にどんな図形なのかを訪ねた。するとその図形は予想外のものだった。一つの円にその外から一本,接線が引いてあるだけだった。その図形の中に定規とコンパスだけで作図し,2次方程式の解をその中に示すという問題だった。それだけでは難しかったのだが,2次方程式がx(x-a)=b2となっていたことから作図はすぐにわかった。問題の主旨がそこではじめて読み取れた。そして図形を用いて2次方程式を解く,といった発想が新鮮に感じた。数学の考え方の柔軟性を改めて感じ,その学問にのめり込んでいることを誇りに思った。xn+yn=zn
15/03/14(土)
数学の問題を解くときに,基本的あるいは標準的な問題の解き方がある。中学2年で学ぶ「連立方程式」ならば『代入法』もしくは『加減法』が一般的だろう。けれどもそれ以外にも連立方程式を解く方法はある。たとえばグラフを正確に描く方法だ。解が整数ならばこの方法でも解ける。ちょっと高等になるが,行列を用いた解き方もある。この場合『逆行列』を使う方法と『掃き出し法』による解法が考えられる。連立方程式だけでもこれだけ解法がある。数学の授業のとき,特に理系の生徒には別解を考えるように言うことがある。別解を考えることにより,数学的な思考力が高くなるからだ。円周率πを求めるのに確率を用いる方法だってある。「2次方程式の解を図形的に導く方法があるでしょうか?」と,数学の先生から突然聞かれた。その真意は何かと問うと,2次方程式の解の公式で得られる解と,ある図形の辺の長さがその解になるというコンセプトらしい。(つづく)
15/03/13(金)
学校の成績評価には「相対評価」と「絶対評価」がある。5段階評価ならばそれぞれの数値が何%ずつにするかが決まってるのが相対評価。先生の裁量により多数の生徒が評価「5」を与えることができるのが絶対評価だ。相対評価は先生ごとの個性は消えるかもしれないが,極端な偏りが生じることはない。個性は出にくいかもしれない。一方,絶対評価は先生が良いと判断すればいくらでも「5」が付与される一方,先生の個人的な考え方が表れることもある。さて,日中の太陽の大きさと夕焼けの太陽の大きさが異なると感じることはよくある。それが人間の目の錯覚であることも知られている。でもそれは本当だろうか。剛速球が自分に向かってるときに,それが大きなボールに見えるように描かれることもある。逆に180cm以上もある人が自信喪失をしたとき,彼の背中がすごく小さく見えることだってある。夕日が大きく見えるのは錯覚だけなのだろうか。その日何を感じ,何を考えたのか。あるいは夕日を一緒に見ているその瞬間,何を共感しているのか。「絶対」と「相対」はそんな微妙な関係があるのかもしれない。そのときの状況によって夕日の見えかたも違ってくるのではないだろうか。
15/03/12(木)
授業や自習を終えて帰る生徒には,可能な限り帰り際に忘れ物はないかと声を掛けるようにしている。特に試験中に翌日の試験の教科書や問題集,ノートなどを忘れたりすると大変だ。そんな中,今日も忘れ物があった。自習していた生徒が翌日提出のノートを忘れたのだ。それほど家が遠くないので取りに来ることも可能だったが,同級生がまだ自習していたので連絡して貰ったところ,当日で間に合うとのこと。結局その同級生に託することにした。今日のようにどうにかなる場合もあるが,いつもそううまく行くとも限らない。今日もその忘れ物をした生徒が帰るときに一声掛けたのだが,忘れ物のことを言わなかった。まあ,そんな巡り合わせだったのだろう。
15/03/11(水)
新年度の準備の手始めはカレンダー作りだ。一年間の予定を組まないことには,塾の新しい案内も授業の組み込みも,新年度のクラス授業案内も作成できない。カレンダー作りは前年度のものからスタートする。横の罫線をすべて消去して,日付を一日ずつずらすのだ。カレンダーは表計算ソフトではなくワープロソフトで打っている。横罫線を消去することによって,月初めの日を直すだけであとの日は自動的にずれてくれる。次に日曜日と祝日の色を赤にする。前年度の日曜日は月曜日になるので,これらをすべて黒字にして,新年度の日曜・祝日を赤字にしていくのだ。ただ,すべてを赤くするのではなく,日曜日でも講習中の場合は授業日になることもあるのでそこは黒字のままにする。月曜日の祝日も黒字のままのところが何か所も出る。曜日による授業回数が異ならないようにするための措置だ。微調整をしているだけで結構時間を要してしまう。来年はうるう年なので,2月の終わりから3月にかけても修正が必要だ。カレンダーを作るときにはいつでも歳月が過ぎる速さを感じざるを得ない。今年はまだ始まって二月半も経っていないのに,気持ちがすでに来年のことに向いてしまう。もちろんそれはカレンダーを作成しているときだけに感じる思いで,他の仕事に取り掛かればそんな感傷に耽っているヒマなどない。
15/03/10(火)
仕事帰りの車中で聞き入っていたラジオドラマだが,スーパーの閉店時間が迫ってきていた。駐車場で少考一分,最後まで聞くことにした。NHKなのでおそらく時報の10分前には終わるだろう。買い物は10分あれば済むし,それにスーパーも時間だからといってすぐに閉店はしないだろうと判断したからだ。物語は続いた。朗読をした父親は,もとの絵本とは違う話を途中から『朗読』したのだ。職をなくしてしまった自分を,狩りの下手なオオカミに置き換え,我が子へ語りかけた。自分の至らなさを正直に伝え「一緒に狩りをしてくれるか」と言うと息子は「うん,一緒に狩りをしようよ」と父親に言う。朗読の会は終わり,父親は見事?失格となる。絵本の内容を勝手に変えたからだ。けれども,審査委員長だった友人の娘は自分の父親に,自分だけの話を作って欲しいとねだった。まあ,NHKらしい優等生的な終わり方ではあったが,テレビとは違い語りだけですべての話が進むのは面白かった。運転に集中している車中だからこそ聞き通せたのかもしれない。でもちょっと得をした気分で帰り着くことが出来た金曜日の晩であった。
15/03/09(月)
ラジオドラマは当然映像が無い。役者のセリフとナレーション,それと音楽や効果音がすべてだろう。けれども土曜日の晩に聞いたドラマは音楽もナレーションも無い,役者のセリフだけがすべてだった。リストラされた若い父親と6歳の息子。この二人が主役だ。他の登場人物は母親と父親の友人夫婦で,この夫婦は北海道に移住し6歳の息子と同年代の女の子がいる。あとは友人夫婦の行きつけの居酒屋の人々だ。失業した父親に代わり母親が働きに出ている。しかも海外出張だ。父親は子守をしながら仕事を探すが,外に連れ出せばこどもが泣き出し周りから冷たい視線を浴びる。そんな状況の中,妻のすすめで北海道の友人を訪ねることになった。そこで出会った絵本の読み聞かせに徐々に興味を持つ父親だった。ある日,こどもたちが審査員をする朗読会が催されることになった。参加する父親は我が子に読み聞かせて練習するも息子は「つまらない」と素っ気ない。そんなふうにドラマは続いていった。そして物語は佳境に入った。そう,父親が朗読をする場面だ。朗読が始まった頃,車は自宅近くのスーパーの駐車場に到着した。午後10時40分を過ぎていた。閉店まであと20分もない。すぐに買い物に行くべきか,このままラジオを聞いているか悩んだ。(つづく)
15/03/08(日)
土曜日は通常八王子教室勤務の日だ。ところが昨日は学年末試験の時間割の関係で,東中野教室で授業をした。午後1時からの授業は高校2年生の数学だった。理系と文系で内容は異なるのだが,それに関しては2学期の終盤から対応していた。午後3時前に授業が終わった。担当していた東中野教室の今年度の授業はすべて終了した。試験最終日は月曜日なのだ。その後も他の先生の授業や自習をしている生徒が居たので,教材の整理をしながら過ごした。午後9時前に帰ろうと思い帰り支度をした。けれどもちょっとした用件が入り東中野教室を出たのは午後9時半まであと少しの時間となった。それでもいつもよりはるかに早い帰宅時間にちょっと違和感を覚えた。車に乗りエンジンを掛けラジオから音楽が流れ始めた。西に向けて車を走らせていると,やがて時報が鳴った。午後10時だ。何かニュースがあるかもしれないと思いプログラムをNHKのFMに変えた。FMでは10時のニュースはなく静かにラジオドラマが始まった。いつもと違う時間のラジオは意外性を含んでいた。そのままゆっくり運転しながらそのドラマを聞き始めた。(つづく)
15/03/07(土)
試験中は試験前日に授業を行うことが多い。試験後半ともなると多くの生徒に疲れが見えてくる。4日から5日間の試験日程なので,終盤にある科目の場合,生徒は一週間くらいその科目の勉強をしていないことになる。実際,試験が始まると翌日の試験勉強に追われるもの。最終日の科目を途中で勉強することなどまず無理な話だ。一週間近く勉強していないと当然勘は狂ってくる。理系のそれもふだんは難しい問題でさえもすらすら解いている生徒が案外簡単なミスを犯したりする。それを少しでも早く回復しなければならないのだ。高校生は10科目以上の試験があるのだから,その点では大変だろう。
15/03/06(金)
夕方,郵便局と銀行と書店に用事があり出かけた。タイミングというものだろうか,偶然かもしれないが警察官の姿が目立った。政治家の演説でも駅前で有ったのか?でもそんな様子はうかがえなかった。警察官はやはり街中では目立つ。特に何もなさそうな路地に警察官が複数人居ると,通行人は何かあったのかしらと見てしまうものだ。これが車の場合,いわゆる事故を見ていて事故に遭う,といったパターンかもしれない。用件を済ませて戻る途中の交番では,初老の男性が若い警察官に何か言い寄っていた。少しだけ喧噪とした夕暮れだった。
15/03/05(木)
先月から続いていた学年末試験も,残すところあとわずかとなった。明大中野校は来週の月曜日までだ。あとは明大中野八王子校の高校1年生以下の試験が来週の月曜日から始まり,これで今年度の試験は終了となる。ようやくピークを越えた感がある。担当授業がほぼ休み無くずっと続いていたのだが,それも明日でと途切れるはずだった。やるべき仕事はたくさんあるのだが,ひとまず休養も必要かと思い,明日・金曜日は休む予定でいた。ところが授業が入ったのだ。生徒の要望が出たのだから仕方ない。もとい,それを優先するべきだろう。今回も『マーフィーの法則』が当てはまったようだ。そう,それは「休みを取ろうと目論むと仕事が入る」だ。明日も頑張ろう。
15/03/04(水)
明大中野八王子校の高校2年生はこの時期忙しい。もちろん学年末試験があるという点では明大中野校と変わらない。どこに違いがあるかというと,明大中野八王子校は試験後に修学旅行が控えているところだ。試験が終わるのが今週金曜日で,修学旅行の出発が来週の月曜日。試験前や試験中に旅行中の買い物をしなければならない。荷物を先に送ることになっているらしく,その荷造りも試験中にせざるを得ない。自習していた生徒に,自宅から電話があった。母親からだ。どんな用件か訊いたところ,荷物を入れたバッグが閉まらないというのだ。どの荷物を減らすかの相談でもしたのだろう。何人かの生徒から,この時期・試験後の修学旅行はスケジュール的にきついという意見が出ている。学校としても年度末の修学旅行は大変だろう。その配慮か,来年度から明大中野八王子校の修学旅行は秋になるらしい。
15/03/03(火)
都立高校の合格発表が昨日あった。八王子教室の個別指導eトレでは今年,4人の受験生が都立高校を受験した。全員が都立を第一志望にしていた。すでに滑り止めの私立高校には合格していたのだが,やはり本命に受かりたいのは言うまでもない。昨日は東中野教室で授業をしていた。日が傾きかけた頃に個別指導を担当している先生からメールが来た。全員志望校に合格とのこと。ホッとした。担当している先生から,合格が危ぶまれるかもしれない生徒が居ることは聞いていた。それゆえ,全員合格は嬉しい限りだ。今年の第一教育センターの「15の春」は終わりを迎えた。今日,合格した生徒の保護者が挨拶にみえた。
15/03/02(月)
学校の試験時間割はどう組んでも生徒からは不満の声が出る。暗記科目が重なったり,比較的「軽い」と思われる科目が同じ日に有たりすると,もう少し別の日に分散して欲しいと思うようだ。学年によっても特徴が現れることがある。中学生の英語は「英語」と「英語演習」の2つの試験があるのだが,この一年間ずっと同じ日にこの2科目の試験が行われた学年があった。国語と古典が一緒だったり,数学と理科が同じ日になることもある。理系科目が得意な生徒は楽だろうが,苦手な場合は憂鬱な気持ちで試験日を迎えるだろう。どんな組合せならいいのだろうか。けれども,生徒全員が納得するような時間割など決して組めないだろう。試験がなければみんな納得?それもどうだろうか。
15/03/01(日)
ちょっとした切り傷ができたとしても,ヒトはそれほど驚かない。慌てずに消毒したり,バンドエイドを張ったりする。その程度であとは放っておいても治ることを知っているのだ。もっと深い傷を負ったときはどうだろうか?医者に行き治療をするだろう。傷跡は残るものの,命に関わらないのならば完全ではないにせよそこから再生できる。生命を宿すモノには自己治癒力が備わっている。第一教育センターの多くの生徒は明治大学の推薦獲得を目指している。それでも必ずしもその目標が達成されるとは限らない。明らかにその努力が足りないのならそれは仕方ない。けれどもさまざまな状況の中,頑張ったものの報われないこともある。そこから這い上がってくる生徒も居るのだ。ここ数日,受験をして志望校に合格したという知らせがいくつかあった。今年の生徒も居れば,去年涙した生徒も居る。短い文面の中に,たくさんの思いが詰まっているのがわかる。それに対して言える言葉は「おめでとう」だろう。初期の目標が変われど,結果を残したことに称賛の拍手を送りたい。
15/02/28(土)
八王子教室で今年度最後の数学特訓を行った。対象は中学1,2年生と高校1年生だ。この学年だけは試験日が遅く,2月の最後の日での特訓となった。本来数学特訓は日曜日に行うことが多いのだが,明日の日曜日は明大中野八王子高校の卒業式のためできない。その代休が今日だったので数学特訓を行った。午前9時からの特訓はいつものこと。午後3時に終わり,次は高校2年生の授業を行った。特訓後・授業後も何人もの生徒が残り自習していた。朝早くからの出勤だったので,出来れば早く帰りたかったのだが,生徒が頑張るというのにさっさと閉めるわけにも行かない。結局いつもとそう変わりのない時間まで仕事をした。
15/02/27(金)
試験前の混雑は相変わらずだ。学校が終わってからやって来る多くの生徒はお腹を空かしてくる。コンビニで弁当やカップ麺を買ってくる生徒が多い。特に高校生男子ともなると食べる量はそれなりに多い。頭を使うことは案外カロリーを消費するものだ。カップ麺の場合,それなりに湯が必要になる。東中野教室はポットで湧かす。生徒が来る前に4リットルのポットいっぱいに湧かしておく。それでもすぐになく無くなってしまうのが試験前の風景だ。ガスで湧かし補充することもしばしば。一方,八王子教室はその都度ティファールで湧かしている。1リットルくらいならばこの方がはるかに早い。東中野教室のポットの場合,4リットルすべてが沸騰するまでには20分以上も要するのだ。
15/02/26(木)
月末になるとやらなければならない仕事がある。これはどんな仕事でも多かれ少なかれあるだろう。仕事をしている大人ばかりではなく,中学生や高校生でもそれなりにあるだろう。塾での月替わりで必要なことはタイムカードの作成や,講師ノートの生徒出席表に新しい月を書き込むこと,それから経理の仕事では台帳を次の月へ引き継ぐことなどだ。月が変わるからといって,それほど繁雑な作業は無い。それよりももうすぐやって来る年度末の方が大変だろう。それはさておき2月は28日までしかない。それゆえ月末が来るのが早く感じる人も多いだろう。確かにその分慌ただしいかもしれないが,他の月より短い分,春の訪れが早くやって来ると思える方が楽しいと思う。そんな気持ちの余裕もこんなときには必要だ。
15/02/25(水)
ほとんどの学年の学年末試験の時間割が出て,おおよその予定が決まった。年度末はここ数年は2月中旬の中学3年の試験に始まり,3月10日をすぎた頃に明大中野八王子校の中学3年を除く高校1年以下の試験が終わる,そんな長丁場だ。中学3年の生徒を担当している場合,いつまで経っても試験が終わらない気がしてしまう。最もこのスケジュール,来年度からは少し短縮されることが期待できそうだ。それは明大中野八王子校の修学旅行の時期が秋に移動するからだ。これまでは年度末の3月にあったのだが,来年度から変わるのだ。そうなれば,明大中野校と同様に,中学3年以外が一斉に学年末試験を行うようになるだろう。試験が集中するので,その時期だけは大変だが,長い試験期間よりは助かることが多いだろう。
15/02/24(火)
都立高校の入試が今日行われた。八王子教室の「個別指導eトレ」を受講している中学3年生は今日がその受験日だった。比較的穏やかな気候だったのは救われる。都立高校の受験形態も昔と比べるとだいぶ変わってきた。おそらく中学生あるいは高校生をこどもに持つお父さん・お母さん世代とはまったく違うものだろう。大学受験もそうだが,受験も多様化してきた。もっとも,受験する生徒の側からすれば一度だけのことなので,そんなことはつゆ知らずなのだろう。結果は来週の月曜日に発表される。塾生全員に良い結果が出ることを今は祈るしかない。
15/02/23(月)
学年末試験が近づいてきている。試験時間割に併せて,授業変更をするのは毎度のことだ。どの先生も試験中や試験後の授業を生徒と相談しながら移動している。担当している学年が集中していると,試験前日の授業の順番を決めるのが難しいことがある。早く終わらせて帰りたい生徒も居るからだ。試験中なので自習をしていることも可能なのだが,そこは生徒によってペースが異なるのだから難しい。長い時間,自習スペースで勉強している生徒も居れば,授業がある日以外,ほとんど塾に来ない生徒も居る。勉強できる環境はそれぞれなので,『その場所』できちんと出来ているのならそれはそれで構わない。
15/02/22(日)
今日は東中野教室と八王子教室で数学特訓を行った。もっとも,八王子教室は高校2年生だけだった。と言うのも,明大中野八王子校の学年末試験が学年によってバラバラだからだ。一番最初が中学3年生で2月中旬にあった。その次が高校2年で3月2日から始まる。それ以外の中学1・2年と高校1年は,高校2年生より一週間遅れの9日から始まる。かなり長い間が試験期間となるので,対応する側は大変だ。3月9日に試験が始まる学年の数学特訓は今週末の土曜日・28日に行う。通常だと数学特訓は日曜日実施なのだが,明大中野八王子高校の卒業式が今年は日曜日にあるため学校が代休となったのだ。そこを利用する形にした。それに比べて,明大中野校は中学3年を除く学年の数学特訓を,今日無事にすべて終わらせられた。
15/02/21(土)
昨日の問題「ほぼ同じ大きさの円,正方形,正三角形を同じ数だけ一枚の紙に書いたとき,一番目立つ図形はどれか?」はどれが最も目立ったでしょう?おそらく「円」と感じた人が多いはず。ではその理由は何か?それは円だけ『角(かど)』が無いぶん目立つからだ。正方形と正三角形はどちらも角があり,文字通り『角度』を形成している。それに対して円に『角』はない。数の原理で多い方が目立たなくなってしまうのだ。錯覚とまではいかないが,人間の目で見る限り何かの基準や目印を探してしまうのだろう。実際もっとたくさんの円や正方形,正三角形を描けばもっと鮮やかに分かるかもしれない。パソコンのドロー系ソフトなら簡単にできるので,お試しあれ。作図に個性が表れたって構わないのだ。
15/02/20(金)
数学の問題を解くときに,グラフや図を書くのは問題解法の助けになる。グラフに関してはある程度の数学的な知識があった方がきちんと書ける。例えばグラフが線対称であったり,必ず通る点を知っていたり,あるいは直線なのか曲線なのか,曲線ならばそれが放物線か円もしくは楕円形なのかだ。一方,図形は特殊なものでなければ,たいていの図形が描ける。ましてや中学生や高校生ともなると,三角形や台形,あるいは円柱や四角錐くらいの形状は知っているだろう。ただ,そこに性格が現れる。問題用紙の半分以上を使って大胆に円を描く生徒が居れば,虫眼鏡でも使わなければ詳細が分からないくらい小さな図を描く生徒も居る。ここで問題。ほぼ同じ大きさの円,正方形,正三角形を同じ数だけ一枚の紙に書いたとき,一番目立つ図形はどれか?できれば自分で実際に描いてみる方が分かりやすいはず。(つづく)
15/02/19(木)
明大中野校と明大中野八王子校の高校2年対象に,先週金曜日に行われた明大推薦・統一学力テストの自己採点の結果がほぼ出揃い集計も終わった。総論として,今年は試験問題が難しかったようだ。問題用紙自体は学校で回収されたため,現状では生徒自身の自己採点結果でしかレベルは測れない。塾生の点数を分析すると,国語・数学・英語共に平均点が例年より10段階評価で1点ほど低い。したがって3教科合わせた平均点も3点ほど低いことになる。きちんと準備していなかった生徒の数学は,評定で2という声も聞いた。こうなると明大換算点もかなり下がるだろう。そんなことを嘆く暇もなく,もう学年末試験は迫っている。明大中野八王子校は金曜日に,明大中野校は土曜日に時間割発表だ。待ったなしの状態に焦っている生徒も居る。でもここで浮き足立っていてはだめだ。一呼吸置いて,どっしり構えて欲しい。
15/02/18(水)
八王子教室の近隣のダイエーの閉店の理由は建物の老朽化だと,閉店間際の店舗には張り紙が出されていた。確かに見るからに古いビルだったし,ダイエー自体もその地域で44年間も営業していた。まあ,仕方ないと言えば仕方ない。もしそこに新たにビルができるとしたら,何年先のことになるのだろうか。八王子に住む先生の話では,閉店時に店長が新たに生まれ変わるといったニュアンスの挨拶をしていたらしい。どれくらい先になるかは分からないが,気長に待つことにしよう。それまでは仕方ないので,近所の代用となる店を探すしかない。
15/02/17(火)
八王子教室のすぐ隣にあったダイエーが,一昨日の日曜日に閉店した。日曜日は休みだったので,最後に買い物をしたのは土曜日だった。閉店の売り尽くしセールで店内の商品はかなり少なくなっていた。特にレジまわりはガラガラになっていた。八王子教室は今のテナントビルで3箇所目だ。2箇所目は現教室と近接していたので,その頃からダイエーでは頻繁に買い物をするようになった。9年ほど前からのことだ。数学特訓のおやつや,忘年会や講習時の打ち上げの総菜などで利用することが多かった。水回りやゴミ袋なども買いに行ったことは数え切れないくらいだ。百均ショップもあり,消耗品などを買うには便利だった。ダイエーの閉店は,イオンの買収がらみでしばらくすれば新たに開店するところもあるだろう。けれども八王子の店舗の場合は状況が違ったのだ。(つづく)
15/02/16(月)
大学の月曜日の授業回数の補いは,大学によっては対応しているところもある。祝日でも授業を行ったり,他の日に振り替えたりなどだ。塾の対応はどうだろうか?これもそれぞれの塾や予備校によってさまざまだろう。第一教育センターの場合,以前から曜日による授業回数が異ならないように組んでいる。そのため,祝日のほとんどの授業は他の日に移動して補講している。さて,来年から新たな国民の祝日ができる。それは8月11日の「山の日」だ。夏休みの真っ最中なので,塾の授業には影響がなさそうだ。生徒にとってはあまり喜ばしくないかもしれない。世間一般ではどうだろうか?お盆休みに入る頃なので,これまた微妙なところだろう。実施されるのは来年からだ。
15/02/15(日)
塾で作成する講習の案内には,形式的であるが季節のことばを入れることがある。今の時期ならば「立春も過ぎ少しずつ日が長くなってきたようです」とか,6月下旬の数学特訓ならば梅雨の話題などを取り上げたりする。それゆえ季節には敏感になる。年間の祝日に関しても気に掛けることがある。ハッピーマンデー以来月曜日の休みが多くなり,授業日程のやりくりに苦労しているのは何も塾業界だけではない。学校も苦労しているようだ。それは小学校や中学校,あるいは高校よりも大学で難儀しているようだ。というのも,大学の時間割は,一つの授業が週に一回しかないことが多いからだ。月曜日に授業のある講座は,他の授業に比して年間でかなり少なくなることが想定できる。実際平成27年度において,月曜日の祝日や振替休日は実に6日もある。一方,金曜日は一日もない。年間での授業回数が30回とすると,これはかなり大きな割合を占めるのは明らかだ。(つづく)
15/02/14(土)
明大中野八王子校の高校3年の保護者と生徒が,明治大学に正式に推薦が決まってから挨拶に見えたことは先日この雑記帳で記した。順番があるわけではないが,今度は東中野教室に合格の知らせがあった。明大中野校の生徒だ。合格の知らせは何度聞いても嬉しい。これが楽しみのひとつでもあるのだ。担当していた先生も授業でやって来て,知らせを受け喜んでいた。大学での面接の状況や,ここ最近の学校のことなど話してくれた。期待もある反面,新しい環境に入る不安もあるだろう。でも,はるかに期待の方が大きいはず。入学までの日々は伸び伸び過ごせば良いと思う。八王子教室と同じように,今回も保護者から「お心遣い」を頂戴した。雑記帳を愛読しているとのことで,またまた「味噌汁」を頂いた。しかも今回もふだん自分では買わないような『高級』なものだ。東中野教室でもしばらくは食事のときの味噌汁に困らなさそうだ。
15/02/13(金)
高校2年生対象の,明大推薦・統一学力テストが今日,実施された。駿台の「全国マーク模試」が使われた。この時期のこの試験は,ここ数年駿台模試だったので予測はしていた。もっとも生徒はどこの模試が来るか毎度気にするが,それを気にしすぎるのはあまり好ましくない。どこの模擬試験でも,結局は大学入試センター試験の模試なので,目標はそこに置いて試験問題が作成されていることを忘れてはいけない。試験の難易度は結果論であって,そこに至るまでの個々の勉強の過程にそれほど大きな差異はないだろう。授業のあった生徒には自己採点の結果を書いて貰ったが,高校2年生の今日の授業は少なかったのでまだあまり状況は分からない。少数の意見だが,今回の試験はやや難しかったようだ。
15/02/12(木)
昨日は東中野教室と八王子教室でそれぞれ,中学3年対象の数学特訓を行った。この学年だけは毎年試験が早いのだ。ひと学年だけなので,受ける生徒の数はいつもよりは少ない。ただ,高校2年は金曜日に明大推薦・統一学力テストがあるため,授業を受けにあるいは自習しに来た生徒が居た。八王子教室では対策ゼミがあった。対策ゼミは午前から行われたのだが,ゼミが終わったあとも生徒は残り遅くまで勉強していた。ここ数日はかなり詰めてやっている生徒も居る。その一方で,学校の友達が試験間近にもかかわらず遊んでいるという情報を得て「もうすぐ試験なのに遊んでいる奴らに負けたくない」と言っていた。ろくに準備もせず,遊んでいてよい結果など得られないだろう。それほど甘い試験ではない。きちんと対策をしてきたのだから,そんなに焦る必要は無い。それに,まわりがどんな準備をしているかなど気にすることはない。自分のしてきたことに自信を持って欲しい。
15/02/11(水)
高校数学の新課程では数学Ⅱの「整式の乗法・除法」に収められている「二項定理」だが,ひとつ前の課程ではどの単元にあるのか?探した結果,旧課程数学Aの「場合の和」の最後にあった。今回質問のあった問題は,塾のプリントの「類題」だ。通常の授業で生徒はプリントの「演習問題」を解く。類題まで手の回る生徒は少ない。その問題を積極的に解き,質問に来るようになればその生徒の数学力は伸びることだろう。やらされているとか,宿題あるいはノルマだからと思いながらやるのと,自ら積極的に取り組むのとでは雲泥の差がある。質問があったお陰で,プリントの間違いが一つ修正できたのはありがたかった。
15/02/10(火)
自習していた高校1年の生徒が質問をしにやって来た。「二項定理」の問題だ。式の展開のときに使う公式で,『パスカルの三角形』と聞けば思い出す人も居るだろう。この二項定理,実はこれまでの指導要領改訂のたびに,さまざまな単元に組み込まれてきた。あるときは「順列・組合せ」の中にあり,あるときは「数列」の単元に含まれていた。新課程では「整式の乗法・除法」だ。どの単元が本来の位置なのか,よく判らない。悪くいえば『厄介者』,よく言えば『風来坊』(いいのか?)だ。質問の内容は塾のプリントの問題だった。その問題を見ると設問自体に不備があった。そこで旧課程のフォルダーから探し始めたのだ。そこで迷ったのだ。旧課程のどこに収めてあるのだろうかと。(つづく)
15/02/09(月)
学校の授業に併せて教材を追加しなければならないことがある。先生によって傾向が異なるのは当然のこと。長年の蓄積でたいていの種類の問題は準備してある。けれども,それで完璧かというとそうでもない。この世に完璧な問題集や参考書が存在しないように,どんなに補っていっても不足することはある。人知は果てしないのだろう。さて,今日の授業で使う教材の準備が遅れていた。当日の教材を当日つくるのはいかがなものかと常々思っている。けれども,今日になって補充しなければならないことに気づいたのだ。大急ぎで作成に取りかかった。その甲斐あって,何とか授業まに間に合った。やがて授業を受けに生徒がやって来た。すると,今週末にある明大推薦・統一学力テストの対策をやって欲しいとの希望が出た。この試験用の授業は他の時間帯でもやっているので,教材自体はたくさんある。結局急いで作成した教材を使うことはなかった。まあ,それはそれでよかったのかもしれない。もう少しじっくり見直したい気持ちもあったからだ。
15/02/08(日)
神社に行ったときにおみくじを引くか引かないか。それはともかく,おみくじを引けばその内容が気になるのは人情だ。個人的には神社にお参りに行くとおみくじは引く。書かれている短歌の意味がストレートには判らないこともあるが,そのあとの「解説」はきちんと読むようにしている。『願望』や『待人』あるいは『病気』などは誰もが気になることだろう。おみくじをどの程度信じるかは別として,そのときの状況が映し出されるのだろうか。いまの状況を鑑み,これからの指針の一つにするのも決して悪くはない。
15/02/07(土)
先日,八王子教室に卒業生が遊びに来た。中学から高校生の頃に,兄妹で塾に通っていた。卒業後,二人とも何度も遊びに来てくれていた。来てくれた日はたまたま東中野教室勤務の日で直接会うことは出来なかった。数日後あらためて電話があった。兄の方が5月に結婚するので,式に出て欲しいということだった。まだ来年度のことなのではっきりしたことは分からないが,おそらく授業変更などの調整をすれば出席できない日ではなさそうだったので快く出席する返事をした。その卒業生が遊びに来てから3日後,八王子教室のパソコンを立ち上げようとしたところ,モニターに何か書かれているのを発見。「描かれる」といっても,モニターに着いたホコリに指で描いたイタズラ書きだ。彼ら二人の名前と共に,これが30過ぎの大人が描く絵なのか?と思うようなものだった。高校生の頃とたいして変わらないんだな,とモニターのキャンバスに描かれた絵を見て何だかホッとした気分になった。
15/02/06(金)
2月は入学試験が最も多い時期だ。上旬には中学入試が集中し,大学も私立大学の試験が始まる。もうすぐピークを迎える頃だろう。高校入試は私立高校が中旬に,都立は下旬にある。入試日には学校は休みになる。学校が休みだと多くの生徒は授業に来たがらない。私立の中学・高校の場合,遠方から来る生徒が多いのでそれも仕方ないのか。あるいは部活動が入ってやむを得ず来られなくなる生徒も居る。東中野教室の明大中野校は,今週から来週に掛けて合計3日間,入試で学校が休みだ。さらに11日は建国記念の日でやはり休み。祝日ではあるが塾は授業日だ。そのためこの日の分も補講しなければならない。2週間で4日間は多すぎる。その補講が金曜日に集中したのだろうか,比較的静かなはずの今日が賑わった。
15/02/05(木)
明大中野八王子高校の明治大学への推薦の正式な合格通知があったことは昨日記した。学校の帰りに寄って頂いた保護者からは,いわゆる「お心遣い」の品を頂いた。お菓子類が多く,いまはまるでバイキング状態のように並んでいて,授業前後に先生方が頂いている。ご進物なので高級なものが多い。そんな中,一人の保護者からはまったく『別物』のものを頂いた。挨拶を交わしたあと,大きめの手提げ袋を手渡された。その中には大量の生味噌タイプの味噌汁が入っていた。塾で食事をするときはラーメンなどの汁物を除けば,ほとんどいつも味噌汁を飲んでいる。その姿を見ていた生徒が選んでくれたらしい。しかも自分で買うものよりも『高級』タイプの生味噌ばかりに,嬉しいやら照れくさいやらだった。何気ない日々の様子を,案外生徒は見ているものなのだ。味噌汁以外にもコーヒーが入っていた。こちらも毎日欠かさず飲んでいる。本当にありがたいと感じた。
15/02/04(水)
明大中野八王子校では今日,高校3年生の明治大学推薦の合格発表があった。生徒はもちろん,保護者も学校に行き正式な合格通知書を貰う日だ。実質的には推薦されることはすでに決まっているので,生徒にとってはそれほど緊張するものではないようだ。けれども,親にとってはこの日がどれだけ待ち遠しかったことだろう。中学から入学した生徒は6か年,高校からでも3か年を要したわけで,その間の親の苦労を生徒諸君はどれくらい知っているのだろうか。母親と一緒に来た男子生徒は,友達どうしで他愛ない話をしていた。中学から高校を経るこの時期,反抗期もあっただろうし,精神的に不安定な時期を過ごした生徒も居たはず。卒業はまだ少し先だが,ここまで見守ってくれた親への感謝を思うのにはいい頃合いだろう。
15/02/03(火)
2月に入ると東京の私立中学校の入学試験が始まる。入試日には学校は当然休校となる。明大中野校は昨日と明日,明大中野八王子校は一昨日と今日が中学校の入試日だ。そのため今日の八王子教室は午前から授業を行った。学校が休みでも授業を受けに来るのは,来週に統一学力テストがある高校2年生だ。クラスの授業として受けに来る生徒,部活単位で対策授業をする生徒,個人指導で受講する生徒などさまざまだ。試験まで今日であとちょうど10日となった。残された日は少なくなってきた。まずは体調を崩さないことが大切。万が一風邪など引いたなら,すぐに養生すること。試験までにはまだ間に合う。
15/02/02(月)
高校2年・理系の生徒の授業をした。数学Bでは教科書の『発展』的な内容として,空間における「直線の方程式」や「平面の方程式」がある。新課程になって今の高校2年生は2年目だが,この内容を扱うかどうかは学校の先生の裁量による。今年は扱うようで,久しぶりに復活したところだけに教えるのが楽しみである。ただ,急な話だったので教材自体はまだ準備していなかった。ここ一週間であっという間に授業をしたようだ。その結果,きちんと理解できないまま授業が進んでしまっていると感じている生徒もそれなりに出ていることだろう。空間図形は頭の中に描き出すことが出来るか否か。そこに個人差があり,空間図形を想像出来るかが大切。けれども個人の才能に頼っているわけにもいかない。正しい考え方,きちんとした解法の道筋を示していくのが教える側の責務だ。
15/02/01(日)
限りあるものには何があるだろうか。地球の地下資源が思い浮かぶ人もあるだろう。星としては決して大きくない地球ではあるが,個体としてのヒトは小さい。それからすれば地球という資源は大きな量を持つだろう。ただし,有限という意味では限りがあるのは確かだ。ヒトを始め生きとし生けるものすべての命にも限りがある。生きものだけではない。「もの」にもそれを有するだろう。陶器は割れてしまうことがある。割れて壊れてしまうからこそ尊いのだろう。大切にしたいもの,大切にしなければならないもの。さまざまだ。けれども,全うした命ならばきちんと見送ってあげればいいと思う。
15/01/31(土)
ここへ来て何人かの新しい先生が入った。塾の卒業生であったり,いま居る先生の紹介であったりとさまざまだ。基本的には最初に研修授業を行い,その後授業を担当して貰う。第一教育センターではたらく前に,他の塾で教えたことのある新任の先生も居れば,今回初めて教えるという学生も居る。研修段階ではさまざまだが,基本的なことは同じ。細かいこともあるが,まずは生徒のことと,塾の様子や雰囲気を見て貰うのが一番だろう。
15/01/30(金)
今年東京ではじめて雪が積もった。前日からの予報が当たり,朝方から降り始めたようだ。昼過ぎに自宅を出る頃には,家の前の道は通ったあとの車の轍がはっきり分かるくらいになっていた。けれどもテレビのニュースで見る限り,都心部はほとんど積もっていないようだったので,何のためらいもなく車で出掛けた。幹線道路に雪はなく問題なく出勤できた。自宅付近のまだ住宅街にほど近い道では,車道を歩いていた人の姿を何度か目にした。危ないと思いつつ歩道を見れば,まだ除雪前の雪がシャーベット状になっていた。そこを歩くのは確かにはばかれるだろう。月末の五十日にもかかわらず道は比較的空いていた。雪道を避けた人が多かったのだろうか。
15/01/29(木)
クレジットカード会社から,毎年更新時期に送られるハガキがある。買い物券が添付されたハガキだ。年会費に相当するくらいの商品券だ。スーツやネクタイ,ジャケットなどを売っている店のもので額面は4000円。その期限が今月いっぱいまでだ。まだまだ先だと思っていたが,あっという間に今月も終わりが近づいて来た。個人的なスケジュールを考えると今日を除いて行く日がなさそうだった。そこでいつもの出勤時間より少し早めに家を出てその店に向かった。買うものは決めていなかった。店に入りスーツやシャツ,ネクタイを一通り見た。するとちょっと気になるハーフコートがあった。値段を見ると定価29800円のモノが半額になっていた。商品券を使えば3万円近いものが1万円ほどで買えることになる。かなりお買い得だ。少考すること5分。買うのはやめた。ふだん着ているコートが似た系統のもので,それは今日見たものとは比較にならないくらいモノが良い。それより劣る類似したコートはどうかと思ったからだ。それに,似たコートは他の店でもあるだろう。何より衝動買いして後悔はしたくない。結局仕事で必ず必要になるネクタイを2本買った。まあそれが無難なところだろう。
15/01/28(水)
教材は生きものである。作成したプリントで授業をしていると,細かい点が気になることがある。例えば問題の配列。ふつう同系統の問題の場合,徐々に難しくなっていくものだ。ところがそうでないプリントが時々現れてしまう。実際,つくっているプリントすべてを自分で解いている訳ではない。問題を見た感じで,どの程度のレベルかはだいたい分かる。そう「だいたい」なのだ。さらに,自分で解くことと生徒が実際に解く場合とでは当然そこに感覚のずれが生じる。思ったより簡単に解いてしまうこともあれば,こんなところで躓くのかと感じることもある。学校で配布されたプリントや試験問題を参考に,新たに問題を加えることもある。授業を担当して,生徒に解かせることによってはじめて改良点が見つかる。いくら教材作成をしていても終わりはないようだ。
15/01/27(火)
昼前に起き外を見ると空は晴れ渡っていた。出勤までに時間があったので布団を干した。自宅の南東側の部屋は,窓を開け放した状態でも20度を優に超えていた。まるで春の陽気だ。前日から降り出した雨は,朝方まで降っていたようだがいつの間にか止んだ。その時間がいつ頃か,今日の最後の授業が終わる頃に知った。夜になってまた雨が降り出した。帰り支度をしていた生徒に傘を持っているか確認をしたら,学校に行くときには降っていたので持ってきているとのこと。なるほど,生徒の生活時間帯はそんなものだろう。何時頃止んだか聞いてみたら「8時台には止んでいたと思います」との返事。通学通勤時に降られた人,ギリギリ大丈夫だった人,そんな雨のことなど知らずにのんきに布団を干していた人。さまざまだ。
15/01/26(月)
深夜に放送されているNHKの「2355」だが,これと同系列で「0655」という番組がある。タイトルからすぐに想像できると思うが,こちらの番組は朝の6時55分に始まる5分間のプログラムだ。コンセプトは「2355」と同様で,日めくりカレンダーのコーナーやねこと犬の静止画が流れる。オープニングの「朝が来た!」(それにしてもNHKは『!』が好きなようだ)という曲は朝をイメージしているため,夜のそれよりも一日の始まりを感じるテンポだ。「0655」は朝特有の内容もある。月曜日には「たなくじ」というコーナーがある。爆笑問題の田中裕二が持つボードに映し出される画像が,瞬時に次から次へと変化していくのだ。それをスマホや携帯電話のカメラで撮影した画像がその日の運勢を占うという,遊び感覚の内容だ。他にもさまざまなコーナーがあるようなので,興味があるようなら一度見てみるのもいいかも。ちなみに「2355」はまだ仕事中の時間帯で,「0655」はかなり高い確率(おそらく99%以上)で寝ている。それにもかかわらずこの番組を知ったのは知人の紹介によるもの。こうした緩い感じの番組が好きなのを知っだろうか教えてくれた。一日の始まりと終わりの5分間。こんな緩さがあってもいい。
15/01/25(日)
NHK特にEテレビは短い時間の番組が多い。だいぶ前だが昼前にビギナー用に簡単にできる料理を紹介する番組があることを雑記帳で紹介した。そのときは,新たに購入したDVDデッキの録画テストをしたのが切っ掛けだと記した。深夜のEテレでは「2355」という,いかにもNHKらしい緩い番組をやっている。細野晴臣のこれまた緩い感じの歌で始まる。決まったコーナーやそうでないコーナーがある。まだ見始めて日が浅いので詳しくは判らないが,『日めくりカレンダー』は番組の最初にいつもある。大きな日めくりカレンダーをアニメーションのキャラクターがめくったり,カルタ風にその日のカレンダーが払いのけられるのだ。視聴者の飼っている猫や犬の静止画が『ねこのうた』,『犬のうた』の中何枚も映し出されるコーナーがある。このコーナーは『ねこのうた』は2日と22日,『犬のうた』は1日と11日と決まっている。放映日の選び方が鳴き声から来ているのは想像に難くない。トビハゼが登場するコーナー「今日のトビー」では,ちょっとした科学的ななぞなぞが出されたりする。(つづく)
15/01/24(土)
今日は明治大学で今年の推薦入学者対象の面接があった。大学に行き,教授陣などの先生方とのとの面接なのでそれなりに緊張するだろう。けれども,落とすための面接ではないのできちんと受け答えすれば問題ない。厳しい先生もたまには居るようだが,先生の質問に答えているうちに面談が終わってしまったという話もある。分からないことに対しては知ったかぶりをせず,「入学までにきちんと勉強しておきます」と言えばいい。謙虚さを持って臨めばいいだろう。生徒宛に面接のアンケートは送ってある。来週中には返信があると思う。今年はどんなことを聞かれただろうか。
15/01/23(金)
今日は明大中野八王子高校の推薦入試が行われた。そのため,八王子教室の生徒達は学校が休みだった。ほとんどの生徒が遊びに行く中,何人かの高校2年生は来月に行われる統一学力テスト対策の授業を受けに来た。早い生徒は午前から,遅い生徒は部活のあと夜の授業があった。午前中から来ていた生徒は最初に英語の授業を受け,午後は数学の授業だった。昼休みにスマホで何か動画を見ていた。何を見ているのかと訊くと,ディズニーランドに遊びに行っている友達がアップした動画だった。うらやましそうに楽しげな友達の様子を見ていた。友達と遊びに出かけるにはもっとも楽しい年頃ではある。友だちづきあいも勉強もどちらも大切。きちんと切り分けること。遊ぶときには思いっきり遊び,学ぶときにはしっかり学ぶ。いまの高校2年の生徒諸君にはそれが必要だ。
15/01/22(木)
今日は八王子教室で3講座の授業を担当した。八王子教室の場合,生徒はスクールバスで下校するので,基本的には夕方の5時過ぎた頃から授業が始まる。そのため平常時は100分授業を2講座行うのが精一杯だ。けれども,来月に控えた高校2年対象の「統一学力テスト」の対策授業の要望がいくつか出ている。クラス単位での授業は組んでいるが,部活動をしている生徒はその時間割では受講できないために,別途授業を組んでいるのだ。その授業が今日あった。いつもだと午後9時から始めるのだが,今日は3時過ぎに生徒がやって来た。明日が高校推薦入試のため,会場作成準備があり短縮授業になったためだ。急遽授業をすることにした。かなり急なことだったのでかなり慌てた。順番こそ入れ違ったが,3講座行うことに変わりはない。結局9時過ぎまで連続して授業を行った。2講座目と3講座目の間に弁当を食べたのだが,先生や生徒への連絡,質問やその他いくつもの用件があって,食べたものがどこに入ったのか自分でよく判らなかった。目に見えない何かが,まわりでヒューヒューいいながら踊っているのではないかとふと思ってしまった。
15/01/21(水)
新・旧過程における数学ⅡBの変化は,数学ⅠAに比べると少ない。ほとんどの単元が重複する。大学入試センター試験でも,必修問題は新課程も旧課程も全く同じ問題だった。3問中2問(旧課程では4問中2問)を選択する問題でも最初の2問は全く同じで,最後の1問だけ異なった。旧課程は「資料の整理と分析」に関する問題で,新課程は「統計的な推測」だった。実際,これらの問題を選択する受験生は少数派だろう。したがって,旧課程の受験生も新課程の受験生もほとんどは第4問までの問題を解いたことになる。大手予備校による予想平均点は,どこを見ても旧課程の方が15~18点ほど高くなっていた。やはり浪人生に一日の長があったようだ。数学ⅠAも同様に旧課程の方が予想平均点は高い。数学ⅡBと比べると問題が異なるだけに単純比較は難しいが,それを排しても力量差は否めない。センター試験の旧課程での受験が今年最後という,浪人生には背水の陣といった気持ちも作用したのかもしれない。
15/01/20(火)
大学入試センター試験の数学Aでは,新課程の「整数の性質」の問題が出題された。旧課程までだとこの単元は,どちらかというと入試問題の中では特殊な扱いで,新傾向問題のように扱われることもあった。「素因数分解」ののち整数の性質を用いる問題と「1次不定方程式」を絡めて作成されている。配点は20点と「データの分析」よりも高いものの,問題数の制約があるためだろうか,受験生が出やすいと案じた箇所が出ていないような印象だ。初年度なので読みが難しかっただろうが,来年度以降はどうなるだろうか。新課程の数学ⅡBは,予備校が発表した予想点はかなり低いものとなった。現役生よりも浪人生に有利だったのだろうか。(つづく)
15/01/19(月)
大学入試センター試験が一昨日と昨日行われた。試験問題はまだそれほど見ていないが,気になる科目だけは目を通した。理系教科の数学と理科は今年が新課程の一年目。浪人生は旧課程で受験できる最後の年(一浪にとっては最初で最後になる)なので,背水の陣となるだろう。新課程の数学ⅠAでは,新しい単元の「データの分析」が出題された。この単元は,過去にさかのぼっても出題されたことのない内容も含まれているので注目していた。レベルはもちろんのこと,配点がどのくらいになるかも気になっていた。結果は100点中15点で,予想していたよりも少し配点が高かった。内容は他の単元に比べて易しく,きちんと勉強していれば得点源になったことだろう。数学Aに関してもいくつかの新しい単元があった。「整数の性質」に関する問題だ。(つづく)
15/01/18(日)
仕事には期限が決まってるものと,ある程度幅を持ったものがある。塾の仕事の場合,新学期が始まる前の案内や講習案内は期限がある。冬期講習が始まってからや,数学特訓が終わってから案内を作って発送してもまったく意味がない。一方期限がきちんと決まってないものもある。コピー用紙やホワイトボードのマーカーの発注など,絶対にこの日まででないといけないわけではない。若干遅れても,たいていの場合何とかなる。教材作成は微妙な立ち位置だ。講習などは始まるまでに作り終えればいいというものではない。自分で授業を担当するのならそれもいい。けれども他の先生が担当する場合は,当日では遅すぎる。通常使う教材も,高校生に関しては今年で新課程3年目。順次改訂してはいるが,学校の進度に追いつかないこともある。旧課程で代用できるものもあるが,新課程に併せて今年はこの科目を修正しよと,自分で「期限」を決めている。それでもなかなかままならないこともあり,妥協しようと思うこともある。でも,そこで踏ん張れるかが際である。今年を逃せば来年,もしかすればそれ以上に先送りになりかねない。どこかで踏みとどまる,それが大事だ。
15/01/17(土)
学校で出される宿題には,出す先生のセンスがそれなりに感じられる。どのような狙いで宿題を出すのか,それを考えていないと,宿題をやる側の生徒にも見抜かれてしまうものだ。懲罰的に同じ単語を何回も書かせる宿題や,生徒の容量を超える大量の宿題などは評価に値しない。宿題を出す側は生徒のふだんの課題量を考慮するべきだろう。あたかも自分の教科しか存在しないのかのように,遠慮会釈なしに大量に宿題を出す先生がいる。その結果,生徒はどう対処しているか,その姿を想像してみるといい。本当に生徒の学力向上を考えるのなら,もっと先生側が努力しなければいけない。生徒がまったく学んでいない内容を「調べてきなさい」と言った出し方もどうだろうか。調べるという学習も必要だろうが,あくまで基礎知識がなければ結局『誰か』に聞いておしまいにすることが想像に難くない。考えさせるという学び,おもしろいという感動を得ることが大切だと思う。先生も『学ぶ』ことが大切なのだ。
15/01/16(金)
先日行った明大推薦・統一学力テストの模擬試験を受験できなかった生徒は,他の日で受験して貰っている。空いている教室や自習室で静かにテスト問題に立ち向かっている姿が連日見られる。本試験まで一か月を切ったいま,少しでも早く受験して自分の実力を見て,弱点を知って欲しい。面倒くさいという生徒も居るが,自分の身に降りかかることなのだから真剣に考えるべきだ。今週末には大学入試センター試験が有るが,推薦から漏れ受験ともなると別の重たい試練が待っている。現実から目を背けないで欲しい。
15/01/15(木)
最悪の状態を迎えてしまうかもしれない。これは「津久井湖駐車場の悲劇」だと覚悟した。けれどもやれることを考えよう,そう思ったしそれしかなかったのだ。可能性があるのは人間用の出入り口だ。ここは夜間でも鍵が掛かっていない。最初の段階でもそこから出られないものか試みたのだが,どう見ても車一台が通り過ぎることはできそうに無かった。しかし,他に方法がない限り試すしかない。車を静かにその門へと近づけた。するとギリギリだが通れる可能性が出てきた。車体の前方だけを門に通し一度降りて様子を見た。まだ大丈夫だ。再び車に乗りゆっくり前進させた。ドアミラーはもちろん畳んだ。車幅分まで入ったところで,座席から左右を見たところ,右は1cmだけ,左は3cmほどの余裕があった。これなら通れる。そう思いこれ以上ないくらいゆっくり前進させた。5分ほど掛けてようやく脱出成功。最後の難関は歩道から車道へ降りるところ。かなりの段差がある。車の「腹」を打つのは必至だ。けれども背に腹は代えられない。多少の犠牲は覚悟で最後の段差を乗り切った。「檻の外に出られた」。車道に出たときにそう思った。その後警察署へ電話をして,無事外に出られたことを報告した。やれやれ。
15/01/14(水)
津久井警察署の警察官は,市の担当に連絡を取ってくれると言って一旦電話を切った。10分ほどして電話があった。すると市の管理責任者がつかまらないとの返事。神奈川県の担当者まで連絡を取ると言って電話を切った。徐々に不安が増していった。待つことさらに10分,再び電話が来た。県職員には連絡が付いたが,その先の管理会社には連絡が取れないとのこと。他にも連絡を取ると言うことだが,期待は薄いようすだった。これはいよいよまずいことになった。警察官は「最悪の場合も考えておいてください」と言った。最悪の場合?とは何だろう,と訊くと「翌朝の開門時間を待つしかないでしょう」というので「ちょっと待ってください。朝までこんなところにいたら,生命に関わるかも知れないじゃないですか」と言った。その場合は「警察署に泊まって貰うことになります」と警察官。警察に保護?まさか取り調べはないだろうが,名前や住所,仕事など訊かれるのだろうか。それはイヤだなあ,と思いつつも駐車場入り口の鍵を持っている管理会社へ連絡が付かなければ致し方ない。けれども翌朝まで津久井警察署に泊まれば,朝に帰りすぐに仕事に行くことになる。できればそれは避けたい。絶体絶命の状況だ。(つづく)
15/01/13(火)
津久井湖畔の駐車場は,午前8時から午後7時の開場時間が入り口の掲示板には示されている。駐車場の出入り口に着いたのは午後6時58分頃だった。出入り口到着後まもなくラジオの時報が鳴ったので,少なくとも7時より前だったのは確実だ。掲示板には管理している事務所の電話番号が記されていた。電話をするものの誰も出ない。ここまでは予想したとおり。次に緊急連絡先と書かれた管理会社に電話をした。呼び出すこと10数回。出ない。少し焦り始めた。もう一度最初の番号に掛けるも出ず,さらに緊急連絡先に再度掛けたが,何回呼び出しても出る様子はなかった。ポールの向こう側では,無情にも何台もの車が通り過ぎる。これではまるで檻の内と外じゃないか,などと嘆いていてもはじまらない。仕方なく110番した。警官は「事故ですか事件ですか」と聞いた。果たしてどちらなのか,事件と言えば個人的には事件だし,閉じ込められた事故とも取れる。などと考える暇もなく状況を説明した。すると,最寄りの警察署でないと対処できないと言われた。もっともな話だ。その警察署に電話をして,同じように事情を話した。電話に出た警察官は「以前にも同じようなことがあって,管理会社に連絡を取ったことがありますけどねえ」と言った。これは脈ありかとぬか喜びした。そう,ぬか喜びだったのだ。(つづく)
15/01/12(月)
連休二日目の今日,久しぶりにドライブしてみた。ドライブといってもそれほど遠くまでではなく,自宅から一時間ほどの津久井湖へ出かけた。空には雲ひとつない絶好のドライブ日和だった。それほどの渋滞もなく無事到着した。津久井湖にはちょっとした目的もあってそこへ行った。用件が済んでから,湖畔の駐車場でのんびり過ごした。やがて日が暮れ徐々に気温も下がってきた。夜になれば暗くなるのは早い。山の中だけになおさらだ。駐車場は入るときに開いている時間を確認した。午後7時までとなっていた。その午後7時が近づいてきたので出ることにした。外は真っ暗で,月の出が遅いため駐車場内はうら寂しい感であった。他に停まっている車もなかった。車で出入口に向かうとそこには出し入れできる金属製のポールが立っていた。鍵が掛けられていた。そう,閉じ込められてしまったのだ。(つづく)
15/01/11(日)
年が明けて10日ほどが過ぎた。授業時には「講師ノート」というものをつけている。生徒の出欠表が巻末にあり,授業内容を記すノートだ。講師ノートには授業を行った年月日,時間や使用教室などを上段に記す。年が変わるとどうしても最初のうちは前年の数字を記入しがちだ。講師ノートは元号で記入するようになっている。平成までは印刷されているので,そのあとに数値を入れる。毎年何度か間違って前の年を記入してしまう。今年こそはと思っていても,ついつい間違ってしまうものだ。それ以外にも伝票類にも年は記入する。こちらは西暦だ。平成は「27年」で「西暦は「15年」。今日の段階でまだ間違っていない。どこまで続くだろうか。
15/01/10(土)
一昨日実施した「明大推薦・統一学力テスト」の模擬試験の結果をまとめた。正直,厳しい点数の生徒が多い。教科にもよるが数学などは10点台も出る始末。数学は高校1年で勉強した内容が出されるため,公式さえ忘れてしまっていた生徒も居た。こうなると手の出しようもない。去年の学校全体の平均点を聞いた生徒は驚いていた。けれどもいまの2年生には試験まで一か月ある。追い込むチャンスがあるのだ。時間を有効に使えるか否か。そこに掛かっていることを知って欲しい。
15/01/09(金)
東中野教室に今年はじめて出勤した。講習中は八王子教室にずっと入っていたためで,講習時は毎度のことだ。10日以上あいてしまうと,その間に溜まってしまった郵便物や事務的なものが机の上にたくさん積み上げられてしまうのも毎度のこと。この雑記帳の『愛読者』の方ならば「塾長,また同じようなこと書いている」と思うかも知れない。否定はしない。確かにそうなのだ。溜まっている郵便物で,春夏と冬の唯一違うところは年賀状が来ていることだろう。生徒からの年賀状を楽しみにしているのだが,時代が時代なのか,ほとんど来ていなかったのは寂し。その反面,卒業生からの年賀状が何通か来ていた。卒業しても覚えていてくれるのは嬉しい限りだ。
15/01/08(木)
今日から新学期が始まった。学校は始業式で早く終わるために,授業時間を繰り上げて行ったものもあった。けれども,部活動がいきなり今日からはじまったところも多く,通常の時間帯で行った授業も結構あった。昼過ぎに学校が終わり,それでも夕方以降の授業にほとんどの生徒はやって来た。それ以外に今日は,高校2年生対象である明大推薦・統一学力テストの模擬試験を行った。あと一か月と5日で本番の試験を迎える。現段階でどれくらいの実力があるかを知って貰うのが狙いだ。まだ十分に準備できていない生徒が多いので,それなりにショックは受けるだろう。そこから発憤して欲しいと願っている。
15/01/07(水)
今日で冬期講習は終了した。春・夏・冬の講習の中では最も短い期間なのだが,今回の講習は個人的には面談が過去最高数あり,担当した授業もいつもより多く,長く感じた。あらためてこの講習中のスケジュール表を見て思ったことは,もう一度同じことをやれと言われたら逃げ出したくなるということだった。特に年末の面談は休む暇もないほど詰まっていた日もあった。生徒や保護者から必要とされていると,前向きに考えるべきだろう。
15/01/06(火)
八王子教室で新たに購入する暖房器具を何にするか,何人かの先生と相談した。最初,ホットカーペットがいいのでは無いかという意見があったが,一度敷いてしまうと畳むのが大変なことと,汚れてしまうことを危惧して候補からはずれた。遠赤外線ヒーターは,直接あたれる人はいいが,うしろの人には届かない,あるいは部屋全体が暖まらないのでは無いかという意見があり却下。結局,一番無難な石油ファンヒーターを購入することに決まった。現在使っている石油ファンヒーターは1997年製造で,いまの高校2年生が生まれた年のものだ。かなり長期間働いている。暖房器具をネットで物色していると,あの掃除機で有名なメーカーの暖房器具があった。掃除機同様高価で,安いものでも3万円台,高いものは5万円を超えるものもあった。興味はあるが塾で使うには高すぎる。
15/01/05(月)
八王子は東京の中でも寒い方だ。おまけに今年の冬は長期予報に反して寒い日が続いている。授業中は座っている生徒は,どうしても足下が冷えてしまう。エアコンで暖房は入れているが,こう冷え込むとなかなか厳しい。エアコン以外にも石油ファンヒーターや温風ヒーターを使用している。ところが温風ヒーターの方が故障してしまった。異音がしてまったく稼働しない。おそらくモーター系統の故障だろう。そこで新たに暖房器具を買うことにした。候補としては石油ファンヒーターかホットカーペット,あるいは首振り機能の付いた遠赤外線ヒーターなどがが上がった。(つづく)
15/01/04(日)
年が明けてからの最初の授業が今日から始まった。新年ではあるが,冬期講習の続きでもある。新学期が始まるまでの4日間は主に予習講座となる。3学期は長いので,全体の半分を超えるくらいを目標に準備している。けれども,長いと言っても中学3年は2月中旬に学年末試験があるし,高校2年に至っては2月中に明大推薦・統一学力テストがあり,その半月後には学年末試験が控えている。うかうかしているとあっという間に大事な試験が終わってしまう。生徒諸君は油断しないように。
15/01/03(土)
年賀状を2日になってようやく読んだ。玄関に置いてあったのだが,あれこれしているうちに二日過ぎてしまった。毎年賀状をやりとりしている人,今年は来ない人,今年に限り来た人などいろいろだ。年齢的なものがあるのだろうか,去年体を悪くしたり,検査で引っかかった人が居た。自分に置き換えると,そろそろ検査を本気で考えなければいけないと思った。
15/01/02(金)
正月は多くの家庭で冷蔵庫の中に生ものが入っていることだろう。スーパーの鮮魚売り場も,年末には賑わう。普段ではあり得ないほどの値段の盛り合わせが飛ぶように売れている。タコも単体で1000円を超すのが当たり前のように並ぶ。でも,ずっと刺身だけで食べているのも飽きてくるだろう。そこでおすすめなのが海鮮丼だ。彩りとしてはキュウリや雑煮用に残っている小松菜を入れるといいだろう。あとはお吸い物があればいいのだが,これも雑煮のつゆなどを使うのが楽でいいかもしれない。
15/01/01(木)
今年の始まりの天候はかなり気まぐれのようだ。その時間は起きていなかったので不確かだが,初日の出の時刻はよく晴れていたようだ。午前9時頃に一度,猫に起こされて外を見たときにはよく晴れていた。昨日も日中は暖かかったのだが,夕方から天気が崩れた。それに似ていたのか,昼過ぎに起きると曇っていた。昼食後窓の外には白いものが見えた。開けてみると雪が降り始めていた。それも大粒の雪だ。その雪も2時間ほどで上がり,空は徐々に明るさを取り戻した。さて,新しい年が始まった。どんな一年になるのやら。