このページは,塾の様子や教育に関すること,その他,
世の中の出来事について,塾長が思うがままに雑記しています。
14年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
14/12/31(水)
今年最後の日の入りをスーパーの駐車場の屋上で見た。山の端の少し上に漂う雲が,少しだけ早く沈む夕日を包み込んだ。今年ももうすぐ終わるのだと思いながら今年最後の太陽は少し急いでいるかのように雲に吸い込まれていった。夕闇の交差点,大晦日の帰り道を急ぐ人々の中に希望を見た気がした。来年への光だろうか。安らげる我が家,頑張ろうと思う時間,帰るべき約束の地。ひとり一人がそれぞれの大切な場所に戻る。そんな年末の風景に感じた。
14/12/30(火)関孫六
道具は質のいいものに限る。パソコンの入力装置といえばマウスとキーボード。最初からセットで付いてくるモノよりも,自分で選んだモノの方が使いやすい。人の手に直接触れる道具は,良ければ自分の相棒となり,悪いモノにはストレスを感じるだけだ。料理をするときの最も大事な道具である包丁。最近いいものを入手した。果物や小さめの野菜を切るのに丁度いいペティーナイフだ。「関孫六」で知られるこのナイフは,持った感触から違った。最初に切ったのはグレープフルーツ。刃先がスッと入っていき,力を入れなくとも切れる心地よさは感動に値する。刃先であろうと根元でもあっても思いのまま。まるで自分の体の一部であるかのように自在に動いてくれるのだ。これが本物の切れ味なのだろう。33層に積み上げられたこの包丁は,研いでいってもその本質は変わらない。長いつきあいとなりそうだ。
14/12/29(月)
前日の忘年会の疲れが出て,昼過ぎまで寝ていた。起きてからもしばらくぼんやりと撮りだめておいたモノを見た以外,ほとんど何もしなかった。日が暮れる頃に買い物に行った。正月用とかではなく,ごく日常の買い物だ。業務スーパーではニンジンとエノキが安くなっていたので買った。レジには店長が居て,ひと言ふたこと話をした。その店は大晦日まで営業していて,正月は4日からの営業とのこと。元日や2日から営業しているスーパーと比べれば楽だと言っていたが,それでも大変な仕事だ。消費者側としては何ともありがたいことではあるが。精算をし帰り際には「良い年を」とお互い言って分かれた。
14/12/28(日)
冬期講習最終日の出勤中のこと。八王子に着き教室に向かっていると,駅前のオーロラビジョンに星占いが映し出されていた。ちょうど最後の方だったらしく,今日の1位と12位の発表の場面だった。まあよくあるパターンだ。残っていたのは山羊座と双子座。急ぐ足をちょっとだけ緩めた。自分の星座が双子座なのだ。ふだん星占いなど気に掛けないのだが,さすがに1位か12位かとなると気になる。さてその結果だが案の定,双子座は12位だった。その後のコメントには『気になることは忘れて,くつろぐこと』とあった。今日はその言葉を素直に受け入れよう。同じ双子座の人がもしこれを読んでいたなら『気になること』は忘れることだ。年内最終日でやらなければならないことが多く,気になることは多いが,今日は仕事が終われば忘年会。気になることを忘れて,忘年会でくつろごう。
14/12/27(土)
年の瀬を迎えている土曜日なのに,営業の電話が入った。しかも今日時間を取れないかというのだ。当然断った。ここ数日そうであったように,授業や面談それに年が明けてからの準備などで今日も忙しすぎた。とてもそんな時間を取っている余裕など無い。こんな状況で電話してくるのだから,よほど切羽詰まっていたのだろう。電話の主の声は若かった。上司に年内に契約を取るように言われたのだろうか。けれども,相手の状況も考えない強引な営業は決してうまくいかないだろう。
14/12/26(金)
たとえば,ふだん使っている壁掛け時計が故障してしまった場合だ。修理をするかあるいは新たに購入するまでの期間,壁から時計を外したとき,何度もその場所を見てしまう。でもそこには,時計の残した壁の「日焼けあと」しかない。あるいは部屋の模様替えをしたときだ。小物を入れていた箱を仕舞い,不意にそこから『昔』の小銭入れを取り出そうとして,以前あった場所につい手を伸ばしてしまう。でもそこには外国の風景が写っている写真立てがあるだけだ。ヒトはそれまでの習慣を体で覚え,無意識のうちに行動を取ることがある。いつもある場所に無い違和感は,ちょっとした寂寥感を覚えたりする。
14/12/25(木)
今日から冬期講習が再開した。この時期も高校2年生が中心で,明大推薦・統一学力テスト対策ゼミを行っている。さて,先日までは東中野教室で連日面談を行っていたため,八王子教室に入るのは先週の土曜日以来となる。そうなると,まずはこの数日間に溜まった「もの」の整理をしなければならない。それだけでもひと仕事だ。問い合わせのあったメモを書き写し,必要なものは連絡をしたり案内発送の準備をしなければならない。並行して授業準備をし,郵便物の整理や会計の仕事など同時にいくつもの仕事を処理した。パソコンならマルチタスクといったところだろう。夕方からは八王子教室の期末面談が始まった。八王子教室は講習が終わった時間帯から行うようにしている。その第一弾が今日だ。年内はもちろんのこと,年明けにもいくつもの面談が待っている。
14/12/24(水)
今日で東中野教室の期末面談が終わった。今回は月曜日から3日間での面談だった。一昨日の雑記帳に記したように,今回の高校2年対象の面談の数は多く,特に昨日と今日はほとんど休み無しで面談をした。ひとつの面談が次の面談時間にずれ込んだりすると,あとの面談に影響が出るし,さらにその次の面談まで押し迫ってしまう。それでも話さなければならないことが多く,どこで切り上げるかの判断が難しい。不謹慎だが,当日キャンセルが出るとその分余裕が持てるのだが,それはよからぬこと。実際は最終日の最後の面談を除きすべての面談は予定通り行われた。
14/12/23(火)
期末面談2日目。今日は事務が休みのため一人で面談に臨んだ。祝日のため掛かってくる電話は少ないので,その点は助かる。ただ,お茶出しから始まって,成績表をコピーして,それをもとに順位や換算点を計算した塾の成績表を作成。その後,面談という流れはなかなかハードであった。面談が終わればお茶を片付け,忘れないうちに面談内容を書き留め,すぐに次の面談へと移る。そんな慌ただしい中,塾の近所では何か事件でもあったようだ。パトカーが長時間停まっていた。4時の面談で見えた保護者がそれを教えてくれ,7時の面談の保護者は規制線が張られたために迂回して塾にたどり着いた。年末に物騒なことだ。事の真相はまだ分かっていない。
14/12/22(月)
今日から期末面談が始まった。今日と明日と明後日は,東中野教室で明大中野校の高校2年生が面談対象だ。この学年は在籍者数が多いので,3日間に分けて行わなければならない。面談時間は一人平均一時間を超す。それだけ面談内容が重くなるのだ。この学年の生徒は来年の今頃,明治大学への推薦が決まっていないとならない。推薦が取れないと,もう一度大変な冬を迎えることになる。今年の冬から来年の春にかけて勝負所となる生徒も多い。厳しいからこそ塾に通って何とかしたい,そう願う生徒と親が多いのだ。
14/12/21(日)
クリスマスが近づいてきている。クリスマス会やクリスマスパーティーを楽しみにしている人も多いことだろう。八王子教室では毎年,公立校の個別指導のコースでクリスマス会を行っている。担当している先生が中心になり,生徒を招待している。楽しみにしている生徒も結構居るようで,盛り上がりを見せているようだ。「ようだ」と書くと,他人事のように思うかもしれないが,実際は毎年参加できないのが実情なのだ。今年もそうなのだが,東中野教室で面談が入っている。まあ仕方ない。ところで,クリスマスにはプレゼントがつきもの。そのプレゼントは高価なものが優れているとは限らない。プレゼントは渡す相手がどんなふうに喜んでくれるのだろうか,その想いが伝わるかが大事だと思う。プレゼントを選ぶその時間は,相手のことを想いながら選んでいるはず。その時間もプレゼントに含まれているのだろう。貰った方にしても,プレゼントをずっと大切にしていれば,選んだ人への想いが残る。まったく同じ『もの』でも,その意味合いは異なった『もの』となるはず。想いは通じるはずだ。
14/12/20(土)
年賀状の作成,宛名印刷と本文印刷を一気にやった。気がつけばもう20日。年賀状購入以外はまったくなんの準備もしていなかった。来週からしばらくは面談が目白押しなので,年賀状を作成できる保証は無い。そこで急遽,授業が終了してから作成した。前年度のものを手直しして,宛名をデータベースから起こし印刷だ。ふだんしている仕事とそれほど変わらないので,生徒宛のものは作成から印刷まで30分ほどで終わってしまった。10数年前は2,3日掛けてやっていたことを思うと雲泥の差だ。慣れもあるがパソコンやソフト,印刷機がよくなったことが大きい。
14/12/19(金)
生徒とのLINEでのやりとりだが,現段階では生徒と「友達」になれないのだ。通常LINEで「友達」になるには,自分のIDを埋め込んだQRコードを作成して交換するようだ。スマホだと容易にできるのだが,パソコンではそれができない。現段階でパソコンでQRコードを作成する手立ては見付かっていない。次の方法はID検索だ。こちらのIDを検索して貰い,生徒に登録させるのだ。実際,先生方とはそうして繋がっている。ところがこれもままならないのだ。未成年者である生徒は,LINEでの検索が制限されている。そのため生徒側で検索はできないのだ。逆にこちら側から生徒のIDを検索すると,「ユーザーは存在しないか,または検索を許可していません」とメッセージが出る。どうにも八方ふさがりだ。いま考えられる方法は,スマホですでに生徒と繋がっている先生を仲介して「友達」になる方法があるのではと,LINEを使っている先生から助言があった。けれども,この方法では塾生すべての生徒に誰か先生を仲介しなければならないので面倒だ。さらなる解決策を模索中だ。
14/12/18(木)
生徒間での連絡は今やメールよりもLINEが中心となっている。何か用件があり生徒にメールしてもなかなか返事がなかったり,パソコンからのメールを拒否する設定になっていて受信すらして貰えないことが多々ある。それゆえ,否応なしにLINEで連絡を取るように準備をしてきた。「準備」などと記すと何を大げさに,と思われるかもしれない。ところがこれが案外ハードルが高いのだ。その理由はパソコンでLINEをしているからだ。パソコンにLINE用のソフトをインストールしたのはもう半年も前のこと。その後忙しいことを理由に,進捗状況はすこぶる悪かった。正直,あまり乗り気ではなかったのだ。とは言うものの,仕事をする上での必要性は認めざるを得ない。ようやく重い腰を上げて,先月末あたりから再び導入に本腰を入れた。まずは主な先生方と連絡をLINEで取るようにした。スムーズにいった。何だ大したことない,などと思った。もっと早くやってればよかった,そう感じたのだ。ところがこれが対生徒となると状況ががらりと変わってしまうのだ。(つづく)
14/12/17(水)
数学を教えていると,さまざまな数値が気になるもの。そんな職業柄からか,さまざまなデータを残すクセがある。仕事関連だとこのサイトの日々のアクセスカウンターの数字を毎日記録している。個人的なものとしては,車の走行距離とガソリンの燃費などだ。そのひとつに自身の体重推移も毎日,表計算に入力している。もう,かれこれ20年近くになる。さて,先日スーパーマーケットで買い物をしていたときのこと。米の売り場にあった5kgの精米を持ってみた。かなりの重さであるのは言うまでもない。ところがそれ以上に今年の自分の体重の最大値と最小値の差があることが,件の体重推移表で調べてみて分かった。一年間の間で,米5kg分も『乱高下』していたのかと思うと,我が身のことながら何だか不思議な気がした。
14/12/16(火)
八王子教室では明大中野八王子生対象の授業とは他に,公立の小中学生を中心とした個別指導も行っている。今日はその代講を引き受けた。ふだん高校生を中心に授業をしているので,こうした学年の指導は久しぶりだ。中には小学校低学年から来ていた生徒も居た。その生徒も今や中学3年生だ。「こども」の頃の印象が未だに抜けないのだが,しっかりしかもきちんと成長しているのが分かった。二桁の足し算引き算や,かけ算九九を勉強していた子が,今や因数分解や連立方程式だ。「他人の子は育つのが早い」と言われるが,ずっと近くで見てきた生徒の成長も早いものだと感じた。
14/12/15(月)
冬期講習が始まる頃から期末面談がある。この時期の対象は高校2年生だ。今年のこの学年は,東中野教室も八王子教室も例年より生徒数が多い。塾としてはありがたいのだが,面談をする方はなかなか大変だ。一年後には推薦で明治大学への進学を決めたいと考えている生徒達なので,すべて塾長面談となる。冬期講習で自分が担当する授業も含め予定表を作ってみたのだが,日によっては8時間以上も面談する日があり,目が回りそうな勢いだ。とは言え生徒・保護者にとっては大事な面談。一年後にはみんなに良い結果を残して欲しいと願うばかりだ。
14/12/14(日)
毎週日曜日には近所のスーパーに買い物に行く。店内でかごを持って買い物をしていると,店長が「いらっしゃいませ」と,いつにも増して明るく挨拶をしてくれた。買い物を終えレジで会計を済まそうとすると店長がやって来た。「ワイン飲みませんか?」と突然言われた。どんなワインかと訊くと,それは今年のボジョレーだった。売れ残ってしまったらしく,どうにも今日のうちに売りたかったらしい。ワインはそれほど積極的に飲む方では無いが,店長も困っていたようなので二つ返事で買うことを伝えると,レジの店員に「半額にしてね」と言ってくれた。スーパーだがアットホームなこの店では,いつもビールをケース買いしている。
14/12/13(土)
部活が終わってから,夜に授業を受けに来た生徒が居た。試験が終わり,久しぶりに体を動かしたらしく,授業中に睡魔が襲ってきた。ふだんなら頑張れる時間帯のはずなのだが,試験が終わり2日間休みが取れ,そのあとの答案返却での登校と部活動。やはり体が辛いのだろう。木曜日の期末試験が終わった日にも同様の授業を行ったのだが,試験が終わったあとにもかかわらず,その日は眠くならなかった。気が張っていたのだと生徒は言った。試験直後にも関わらず冬期講習を受講している生徒達は高校2年生だ。来年2月の明大推薦・統一学力テストの準備を早めにしたいという要望のもと,試験終了日から講習が始まった。こうした早めの準備は後になってやってよかった,と思えることだろう。
14/12/12(金)
デジタルカメラが必要だと,知人から相談を受けた。メールや電話でやりとりするよりも,一緒に買いに行った方が早いと思い,近所のヨドバシカメラに出向き要件を満たすデジタルカメラを探した。試験も終わり比較的時間の余裕もあった。やや混雑している店内で案内してくれた店員は,目的のカメラを懇切丁寧に使い方からその特徴まで説明してくれた。初期設定までしてくれると言うので,購入することになった。使い方の説明を受けるときのショーケースには,ライカのカメラが並んでいた。若いその店員にライカのことを投げかけると,レンズのことやデジタルカメラの中身のことなど楽しそうに話してくれた。本当のカメラ好きなんだと思った。彼の着ていたメーカーのロゴと買ったカメラのメーカーが違っていたのを帰り際に気づいたのだが,まあそれは仕方ないことだろう。遠い昔,電気店でアルバイトをしていた自分の姿とダブった。
14/12/11(木)
明日で明大中野校の期末試験が終わる。その試験対策授業を学校の試験が終わってから行った。いつもよりも早い時間の出勤は,当然いつもより早起きしなければならない。それが苦手な方なので,試験中と講習中はいつも寝不足だ。早めに出勤して教室に行ったところ,生徒が揃っていなかった。理由を訊くと,今朝は京王線に遅れが出たため試験開始が遅れたとのこと。明大中野校の定期試験は,高校生の場合大学推薦にすべてが関わるので,昔からこうした措置を取っている。結果的にはクラスで一人か二人くらいしか遅れなかったようだ。授業開始時間を遅らせようかとも思ったが,先に来ている生徒だけでもと思い授業をはじめた。
14/12/10(水)
期末試験も終盤へと差し掛かってきた。試験期間中の授業では,睡眠不足でやって来る生徒も居る。特に暗記科目の試験がある日などは,最後の最後まで何とか覚えようとして寝不足になりがちだ。授業が始まるまでのわずかな時間,教室の電気を消して床に転がって寝ている男子生徒が居た。やがて時間が来て担当の先生が起こすのだが,かなり眠そうな雰囲気だった。すぐには頭が働かなさそうだった様子で,ますは顔を洗うように勧めた。
14/12/09(火)
試験中にもかかわらず,今日は珍しく担当の授業がなかった。ほとんどの学年において,明日は理系科目の試験が無いからだ。試験時間割の巡り合わせによってこういったことはたまにある。逆に集中してずっと授業をする日もあるのだから,結局は行う授業数に変わりはない。そんな状況だったので,鍵開けを他の先生に頼み,今日は比較的ゆっくり出勤できた。ところが結果的に起きる時間はそれほど変わらなかった。予約していた歯医者の時間が午前だったのだ。ついでではないが,なかなか行けなかった床屋にも行ってきた。髪が伸びすぎてボサボサになっていて,ずっと気にしていたのだ。ほんのわずかな時間を割けば行けないこともないのに,いざ仕事が入るとその時間を取ることも難しかった。歯医者が予想以上に早く終わったためその時間ができたのだ。
14/12/08(月)
暑いのは強いけれども寒さに弱い人が居る。その逆で,暑さには弱く寒いのは我慢できるという人も居る。両方ダメという人は居るけれども,両方大丈夫という人は少ないように思う。ここ数日は日本の上空に寒波が押し寄せているため寒い日が続く。塾内の暖房は主にエアコンだが,どうしても足下が冷えてしまう傾向にある。男子しか居ない東中野教室ではあまり言われることはないのだが,女子も居る八王子教室では「先生,寒いです」という声を聞くことがある。今日の高校生の授業時のこと。同じ教室内で膝掛けを当てマフラーをして,きっちり上着を着込んでいる女子生徒が居た。一方,その生徒のすぐ後ろには,ワイシャツの袖を肘までめくり上げている男子生徒が居た。これだけ極端な状況はちょっと珍しいけれども,その二人を交互に見ると何とも滑稽に見えた。もちろん寒い生徒に合わせ,石油ファンヒーターを教室内に運び込んだ。
14/12/07(日)
昨晩はかなり冷え込んだようで,この冬初めて駐車場に停めていた車のフロントガラスが凍結していた。前面がまったく見えなくなるため,氷が溶けるまでは動かすことができない。ひと冬に何度かあるのだが,12月の早い時期のこういったことは珍しい方だろう。運転していて厄介なのは早朝の路面凍結だ。特に橋の上などは部分的に氷が張っていたりしてスリップしやすい。四輪の車以上にバイクは危険度が高くなり,運転が慎重になるだろう。
14/12/06(土)
日が暮れてから外に用事があったので出た。寒波が押し寄せているようで,外の気温はかなり低かった。午前中はよく晴れていたのに,午後になって急に曇りだし,八王子では雪が降った場所もあったようだ。授業を受けに来た八王子市内に住む生徒が雪を見たと言っていた。そのせいか,夜の空は澄み切っていた。用件を済ませた後,ふと空を見上げると綺麗な満月がビルの間から見えた。今年最後の満月だ。昨晩は東中野教室で仕事をした後,深夜に帰宅した。そのときには西の空に見えた月は,ほとんど満月に近い状態だったのだが,やはり今日の方が完全に満ちている感じがした。今年は『スーパームーン』が話題になったこともあった。『はやぶさ』の打ち上げのニュースも先日あった。宇宙へのあこがれや夢は果てしない。今夜の満月を見上げて思うことはさまざまでも,地上に居れば同じ月を離れた場所でも同時に見ることができる。そんな貴重な存在,それが月なのだろう。
14/12/05(金)
12月となり忘年会シーズンがやって来た。塾のファックスには,いくつもの居酒屋からの案内が送られてくる。こうした宣伝方法にどれくらいの効果があるかは知らないが,電話代だけで送れるのなら安い宣伝費だろう。印刷物を作り,折り込み広告やポスティングするものと比べても,コストは抑えられるのではなかろうか。忘年会の回数は人それぞれで,職場に関するものや親しい知人友人とのものなどさまざまだろう。あまり多すぎると体とお金がもたなくなるし,全くないのは寂しい。塾の忘年会は毎年,冬期講習の年内最終日の28日に行っている。今年は日曜日なので,就職した人たちもほとんどがご用納めになっているだろう。久しぶりに見られる顔があるかも知れない。
14/12/04(木)
教材をプリントアウトするときは,ワープロで作ったものを直接印刷機にデータを送って出力することがほとんどだ。基本的に生徒への配布物は通常の用紙に片面印刷する。先生が使うものは裏紙を使うことが多い。また,自分用のものは両面印刷にする。印刷するものによって,印刷設定が異なるのだ。同じワープロソフトやpdfを使い続けていると,最後に設定した条件のまま次のものがプリントアウトされるのは周知のこと。知っていてもちょっと時間が経ってしまうとそのことを忘れてしまい,生徒への配布プリントなのに両面になることもある。逆に,使用したら用済みのものなのに,新しい用紙で出力することもしばしば。なかなか完璧にはいかないものだ。
14/12/03(水)
銀行に用事があり出勤前に寄った。ちょうど用件が終わった女性が,来年のカレンダーを女子行員から貰っていた。今年ももうそんな時期になったのだと思った。塾内には毎年教室ごとに銀行のカレンダーを貼っている。早速帰り際に一枚貰った。東中野教室も八王子教室も10枚以上必要なので,銀行に寄るとその都度貰うことにしている。一人で何枚も貰うのは気が引けるので,他の先生方にも協力をして貰いながら揃えていく予定だ。
14/12/02(火)毛玉取り
いよいよ本格的に寒くなってきた。今日,この冬はじめてコートを出した。コートは一昨年新たに買ったのだが,今日持ってきたのは以前着ていたコートだ。茶系でアンゴラとウールが半々のもので気に入っていた。けれども毛玉がだいぶ目立ってきたので,2年前からクローゼットの中で眠っていた。ところが最近,良い毛玉取りに出会った。それで丹念に取っていったところ,それほど目立たないまでになった。毛玉が目立つ以外はそれほど気になる箇所はなかったので,雨の日など天候の悪いときに着るのも悪くない,そう思った。何でもそうだが,きちんとメンテナンスすればまだまだ使えるものはあるものだ。それはさておき,毛玉取りの商品名に『毛玉鶏』とするのはどうだろうか?
14/12/01(月)
期末試験が近づき,今日もたくさんの生徒が授業を受けに来たり,自習しにやって来た。自習室の座席は指定席ではないが,生徒によって座る場所に傾向が出る。自習するときには,何度も書いて覚えたり,色とりどりに鮮やかなノートで覚えたり,チェックシートをなぞったりなど,生徒によってさまざまだ。そんな自習をしている生徒を見て,英語の先生がぽつりと「世代交代ですね」と言った。ちょっと前までは高校3年生が多数居たのだが,今はその姿はない。この時期の塾は,毎年この繰り返しだ。12月になったばかりだが,こうしてまた次の学年の長い戦いが始まった。
14/11/30(日)
今年最後の数学特訓を行った。午前9時からの特訓は,昼休みをはさみ午後3時までだった。そのあとにさらに授業を行った。事前に生徒からの希望があったのだ。当初,数学の授業を予定していたのだが,さすがに特訓で5時間も数学を勉強した後だったので,さらに数学を勉強するよりは,他教科の方が効率的にもいいのではないかとなり,化学の授業に変更した。結果的に午前9時から午後5時まで,昼休みの休憩以外はほとんど休み無しで特訓と授業を行った。試験も近いので生徒も頑張ったが,さすがに特訓後の授業は教える方も堪えた。
14/11/29(土)
明大中野八王子校の高校3年生は今日,明治大学への推薦内定が出た。担任の先生から電話で連絡があった。何人もの生徒や保護者が,その結果報告を電話やメールで連絡してくれた。ここ数年はPTAがあってから3日後あたりに学校から連絡が来ていたので,おそらく今日がその日ではなかろうかと予測していた。残念だったのは,すべての電話に出られなかったことだ。他の先生が電話を取り,どこの学部学科に推薦されたのかは後で知った。電話に出られなかったのは授業中だったからだ。彼らの後輩は一週間後に期末試験が始まる。その授業を今日はずっとしていたので,電話に出る余裕がなかったのだ。本当なら生徒の声を聞きたかったのだが,これから試験を迎える生徒の授業も大事だ。高校2年生には先輩たちの吉報を話しつつ,来年自分たちが同じように良い報告ができるようにと鼓舞した。
14/11/28(金)
パソコンにはトラブルは付きもの。今年の4月にWindows XPのサポートが終了するとき,仕事で使っているパソコンはすべて,Windows VistaやWindows7あるいは,他のOSに切り替えた。そのときに大業したものの,それ以来これといって大きなトラブルに見舞われたことはない。パソコンはいつ何時,トラブルが発生するか分からない。それゆえ,バックアップは大切だ。不具合が生じてやむを得なく再インストールなどすれば,それまでのデータが無くなってしまう恐れがある。仕事のデータは定期的にバックアップを取っている。バックアップの量が多すぎるくらいだ。個人のデータも,気になったときにバックアップはしている。トラブルに見舞われたら,シャットダウンして詳しい人に見てもらうことだ。シャットダウンできないときは,Alt+F4キーあるいはCtrl+Alt+Deleteキーを押す。それでもだめなときは電源ボタンの長押しが有効だ。
14/11/27(木)
試験が近づくと生徒に試験範囲を確認する。それによって,授業で取り上げる問題も決まるし,授業のペース配分にも影響する。数学特訓の教材の参考にもなる。ただ,試験範囲がなかなか決まらない学年・教科が必ずある。その都度メモに取っているのだが,いかんせん明大中野校と明大中野八王子校の高校全学年を把握するのは難しい。数学と物理,化学の科目総数は多いときには20を超えるのだ。それだけの科目を全部記憶することなど到底できない。結果,生徒に何度も確認してしまう。訊く生徒はだいたい固定しているので,中には何度も同じことを訊いてしまったりする。遠慮無く「先生,また同じこと訊いてますよ」と言ってくれればいいのだが,そうした生徒は少数派だ。何度訊いても快く答えてくれる生徒も居る。性格なのだろうが,3度目くらいからは言ってくれても構わないのだが。
14/11/26(水)
二学期末試験が近づいて来た。明大中野八王子校は今日,期末試験の時間割発表があった。明大中野校においては,時間割発表は明後日だ。試験前の対策授業も集中して行われる。毎回依頼のある講座もあれば,今回初めての生徒も居る。最近入塾したばかりの生徒でも,通常授業以外に試験までに不定期に試験対策授業を行うこともある。教える側からは,ふだんからきちんと受講して欲しいのだが,時間的な制約や授業料のことなどが関係してくるのでそうもいかないのだろう。そんな制約の中,受けただけのことが結果に出るよう,教材を練ったり授業の進め方を考えながら準備をしている。
14/11/25(火)
先週末から昨日までが今年最後の連休だった。塾としても連休は最後だったが,日曜日に授業を入れている先生も居た。生徒の試験に間に合わせるためには,なかなか休みが取りづらい仕事だ。実際,次の日曜日が数学特訓なのでしばらく休みが取れそうも無い。その分では無いが,日曜日と月曜日はゆっくり休みが取った。両日とも昼過ぎまで寝て,午後から動き始めた。もっとも日曜日は教材準備など,若干だが仕事もした。火曜日の授業に間に合わせるためだ。月曜日は何も仕事をしなかった。夜には地元の居酒屋で飲んでくつろいだ。今日から始まる忙しい日々のためにも,いい時間が過ごせたようだ。
14/11/24(月)
ずっと気になっていた近所のイタリアンレストランで注文したサンマのピザだが,これほどまでにピザのトッピングとしてサンマが合うとは思わなかった。4等分に切られた最初の一切れを,生地の厚い方から食べ始めたのだが,その美味しさに二つ目は半分に折って一気に口の中に入れた。ピザの美味しさを,最初案内してくれたウエイターに告げると,「私はこの秋たくさんのサンマを食べました。でもそう言っていただくと嬉しいです」。皿を下げたその後ろ姿は,背の高さも手伝ってか,ずいぶんスリムでたくさんサンマを食べたことなど想像できなかった。ピザの次はスパゲッティーが運ばれてきた。クリームソースにゆず胡椒を混ぜたものは初めてだった。自分でもパスタ料理はよく作る方なのだが,こうしたソースは考えつかなかった。ゆず胡椒のピリッとしたスパイシーな香りが,前菜のサラダとピザでやや充足されていた胃袋を刺激して,あっという間に平らげてしまった。料理のヒントはこうした外食に多く見られることがある。
14/11/23(日)
以前から気になっていた地元のレストランに初めて行ってみた。その店の前を,数え切れないほど車で通り過ぎてきた。駐車場もあるので,その気になれば寄ることもできた。きっかけが無かっただけだ。ピザとパスタがメインのその店に入ろうとすると,ドアには貸し切りの張り紙があった。せっかく訪れたのに残念。そう思って立ち尽くしていたら,中から背の高いウエイターがドアを開けてくれた。「いらっしゃいませ」そう言いながら,張り紙は夜の部のことだと説明してくれた。店内は開店してまだ間もない頃のはずなのに,すでに3分の1くらいの席が埋まっていた。パスタとピザのハーフ&ハーフをオーダーした。「サンマのピザ」が気になったので,ちょっと迷いつつもそれを注文した。(つづく)
14/11/22(土)
今日で明大中野校の高校3年生の学年末試験が終了した。一足先に終わった明大中野八王子校ともども,これで今年の高校3年も,あとは結果待ちだけになった。「戦い」を終えた生徒達はいま,どんな気持ちでいるのだろうか。そしてすでに塾内では,次の学年のことで精一杯だ。次に控える高校2年生は,すでに期間試験に向けて準備が始まっている。高校3年が終わればひとつ下の学年のことを考えなければならない。塾という生業には休み無く,ひとつの学年が終われば次の学年がすぐに始まる。毎年その連続だ。
14/11/21(金)
授業が始まる前に生徒から「爪楊枝のとがってない方の溝は何のためにあるか」と聞かれた。今まで考えたことも無かった。そう言われてみて,確かに必要なものとは思えなかった。取り出すときの引っかかりや,使用中に落とさないためとも考えたが,それほどまでにその機能が必要とも思えない。調べてみたところ,技術力の高さを示すためというのが正しいようだ。外国にも爪楊枝はあるが,かなり不揃いなものが多いとか。溝の部分を折って,爪楊枝置きにするという説もあるらしいが,どうやらこれは怪しい。その他にはこけしを摸しているというのもあった。製造業者によって,溝の本数や深さ,場所が微妙に違うらしい。こうした題材は,金曜日の深夜に放映されている「タモリ倶楽部」が得意とするところ。取り上げてくれないだろうかと,密かに期待を寄せている。
14/11/20(木)
明大中野八王子校の高校3年生は明日,最終進路志望調査書を提出することになっている。調査書の書き方や,志望学部・学科の順をどうすればいいか。そのことで直接塾に来た生徒が数名居た。電話やメールでの問い合わせもあり,午後9時の授業が終わってからは何本もの電話をした。明日には試験結果が出て,いよいよやるべきことはすべて終わる。あとは来週の結果を待つのみ。
14/11/19(水)
明大中野八王子校の高校3年生の学年末試験が今日で終わった。これで高校でのすべての明大推薦に関わる試験は終了した。あとはテスト採点が終わり,成績表が渡され推薦許可を待つばかりだ。もちろん推薦が貰えることが前提で,その結果待ちにみな,やきもきする日々がしばらく続く。「みな」とは生徒はもちろんのこと,保護者も含んでいるのは言うまでもない。試験が終わったので,あとできることは進路志望調査書をきちんと書き上げることだけだろう。その提出は試験二日後だ。明大中野校の方が試験が終わるのは少し遅く,今週土曜日まで学年末試験は続く。
14/11/18(火)
阿佐ヶ谷の思い出の二か所を歩いたあと,再びアーケード街へと向かった。その途中の建物や店はずいぶん変わってしまい,学生の頃に覚えているものはほとんど無かった。そんな中にも,かすかな記憶に残っている名の会計事務所や建設業があった。長い間同じ場所で仕事をしているのだと思った。懐かしく訪れる者も居れば,その地にずっと携わっている人たちも居る。阿佐ヶ谷駅にほど近いアーケード街の喫茶店に入った。アーケードを行き交う人たちの姿が見える場所の席に座った。同じ場所なのに,二度と戻らないその空間をぼんやり見ていた。オーダーを取りに来た女の子は,おそらく大学生だろう。カウンターを見れば同い年くらいの,やはりアルバイト学生だろうか,男の子が注文を受けコーヒーを淹れ始めた。昔の自分と重なり合わせるように彼らを見た。平日の昼下がりのこと。はるか昔の似たような光景を見た気がした。
14/11/17(月)
昔の街,阿佐ヶ谷の次なる目的地は住んでいたアパートだ。「吉野荘」という,いかにも昭和的な名のアパートが,未だに存在していることなどもはやないだろうと思いながら探した。当時の住所が記された学生証をちょっとした経緯で持っていたので,それも探し当てるための役に立った。番地が近づくたびに心臓の鼓動が早くなるのを感じた。アパートはやはりまったく別の建物になっていた。今風の小ぎれいなコーポを見て,いまはここでどんな人が暮らし,どんなことを思いながら住んでいるのだろうか。そんな思いと,昔の自分とを重ね合わせて眺めた。そこが昔住んでいた場所だと分かったのは,当時のアパートの入り口付近であった道の曲がり具合からだった。昔のようにその前を歩いてみてその場所を感じることができた。建物こそ変わったけれども,周りの風景は懐かしいモノを感じた。わずか一年間だったけれども,ここでの学生生活は忘れられない思い出で一杯であった。それは確かなことだ。(つづく)
14/11/16(日)
昔住んでいた場所に行ってみた。学生の頃,はじめて一人暮らしをした場所,阿佐ヶ谷だ。ここはアーケードが特徴で,学生の頃から変わらず今も賑わっていた。車を中杉街道のパーキングに停め昔の街を歩いてみた。平日の昼間ではあったが,アーケード街は買い物客が多数居た。最初の目的地は学生の頃アルバイトをしていた喫茶店だった。古い記憶をもとにその店を探した。もはや同じ店などあるはずもなく,でも周りの風景からおぼろげな記憶をもとに探し当てた。一人暮らしをしてはじめてのアルバイトや,まだ若かった頃の自分,その当時の人たちのことを思い出した。今となっては再び会うための術を失ってしまった人たちのことを想った。すべてがたよりなかった自分と,冬に始まった一人暮らし。大学一年の後期試験が迫っていた頃のことだった。アルバイトはその後夏まで続いた。そして季節は秋から冬へと移ろっていた。ちょうどいまの季節だ。また同じ季節を迎えた。冬になったばかりの遠い春を思う,そんな季節だった。(つづく)
14/11/15(土)
明大中野八王子校の高校3年生にとって最後の定期試験が始まった。ここまで来るとあとはきちんと試験を受けきることだ。何事もそうだが,始まるまでの準備期間の方が大変なことが多く,実際始まればあとは流れに乗ってしまうしかないだろう。現にちゃんとやって来ている生徒は決して慌てる必要は無いのだ。自分のやって来たことを信じて,最後まで乗り切って欲しい。体調を崩した生徒も居るが,まずはきちんと休養を取ること。体が戻ればそれだけでも十分に戦える。準備は整っているのだから。
14/11/14(金)
秋から冬へ季節が移り変わっていくのを感じる。ただ,ここ数年は夏が終わるとすぐに寒くなりあっという間に冬が訪れてしまった気がするが,今年はしっかり秋が存在しているように思う。それでもここ最近は昼と夜の温暖差が出てきた。そうなると気になるのはインフルエンザをはじめとする風邪だ。電車に乗ったときに,隣の人が激しいくしゃみをしたり,マスクをして咳き込んでいたりするとついつい気にしてしまう。明大中野校では中学1年で,インフルエンザによる学級閉鎖のクラスが出たようだ。突然くしゃみや寒気がするようなら注意が必要だ。それが思い過ごしであっても,用心に越したことはない。
14/11/13(木)
明大中野八王子校の高校2年生は今日,学校で模擬試験があった。来年2月に行われる統一学力テストと同じ形式の試験だ。模試なので準備などほとんどの生徒はせずに試験を受けただろう。自己採点をして,解き直すように学校から指示が出されている。生徒がどう受け止めているかが気になるところだ。一学年上の高校3年生は土曜日から学年末試験があるのだが,一年後にいまの高校2年生も同じ状況を迎えているはず。統一学力テストはまだ3か月先のことだが,油断しているとすぐに試験日を迎えてしまう。そろそろ気を引き締めて欲しい。
14/11/12(水)
自習室でせっせと問題を解いている生徒の姿はよく見かける。それが自主的なものもあれば,学校で出された宿題であることもある。宿題は期日を守って提出しないと,いわゆる平常点が引かれてしまうので,きちんと取り組む生徒が大多数だ。もっともこの宿題,高校生までのことと生徒は思っているかもしれない。社会に出てからも『宿題』は結構あるのだ。会社に出さなければならない報告書や,アンケートの結果。店舗改装の案件や果ては作文まで。案外あるものだ。塾でも年末が近づけば,年金や保険の控除の用紙の記入の『宿題』が待っている。
14/11/11(火)
たまに早く起きてしまうことは誰にでもあることだろう。先週から今週に掛けて,仕事が忙しかったにもかかわらず,何度か予定よりも早く起きてしまったことがあった。1時間以上早く起きることもあれば,30分程度のこともある。起きてからはメールチェックしたり,食事をし出勤準備をするのだが,どんな時間に起きても出勤時はいつも同じ時間に自宅を出ることになる。余裕を持って出ることなどほとんど無い。まるで家を出る時間から逆算した時計があるかのような気がする。
14/11/10(月)
たまに生徒から勉強とは別の,意外な質問を受けることがある。たとえば「塾の先生は教員免許を持っていなくてもできますか?」だ。この答えは「イエス」だ。学生の先生も居るわけで,当然彼らはまだ教員免許を持っていない。もっと単純なものだと「先生,どこに住んでますか」や「ネコ飼ってますか」など他愛ないものがある。まあ,それでも塾生のほとんどは中高生なので,それほど突拍子もない質問をすることはほとんど無い。ところがこれがこども,しかも小学校に入る前の年齢となると何でもあり状態の質問が飛び出してくる。聞かれるのはたいてい親だ。他人の目が無い場所ならそれなりに上手に答えるかもしれないが,それが電車内や公園などの他人の目があるところだと困ることもあるだろう。まわりの人も何となく耳をそばだてて聞いてしまう。さてさて,先日のこと。買い物中の親子連れのこどもが「レシートってなあに?」と父親に聞いた。父親は即座に「買った印(しるし)だよ」と答えた。なるほど,と思った。頭の回転の速い人なのだろう。
14/11/09(日)
外で食事をするメリットはいくつかある。自分で料理をする人にとっては,それが新たな発見に繋がることがある。料理は自分で作っているとマンネリ化していく傾向にある。毎回同じ味付け,同じ調理法になり新しい皿ができにくい。たとえば野菜の切り方ひとつでも,人の料理を見て改めることもあるだろう。料理は限度を超さない範囲ならば,自由な発想でアレンジできる。プロになるのほどでないのなら,料理のヒントを外食で得ることがあってもいいと思う。外での食事にヒントを得たならば,あとはそれを実践できるか否かはその人次第だろう。
14/11/08(土)
八王子教室で高校3年生対象の数学特訓を行った。この学年においては,今年度最後の数学特訓は土曜日実施となった。本来なら数学特訓は日曜日に行っているのだが,今日は明大中野八王子校の創立30周年の記念式典があり,生徒は休みのためにこの日に行うことになっていた。午前9時から始まった数学特訓は,これまでこの学年を主に担当してきた数学の先生と二人で受け持った。あと一週間で試験が始まるので,緊張感も徐々に高まりつつあると思いきや,さほどいつもと変わらぬ雰囲気で特訓は続いていった。それでも,問題に取り組むときには真剣に向き合っていた。
14/11/07(金)
八王子教室で,高校1年生の物理受講者が徐々に増えてきた。生徒の試験結果と,担当する先生のことを考え新たにプリント作成をすることにした。新課程の『物理基礎』は旧課程の『物理Ⅰ』に比べると,基本的なことを重視するようになった。力学においては難しい条件を省いたり,波動では「屈折」や音波の「ドップラー効果」が無くなった。これらはすべて新課程の『物理』へと移行されたのだ。そのため旧来のプリントではやらなくてもいい内容が多数生じた。それらを削る作業をしなければならないのだ。削るのは簡単だが,その分基礎的な内容を補わなければならない。その補充問題の選択や,物理特有の図を使った問題などいくつも付け加えた。この手の作業は初めは面倒に感じるのだが,やっていくうちにどんどんのめり込んで行ってしまい,こんな問題も加えたい,といった気持ちが膨らんでくる。自己満足とならないように,生徒の学力を上げるためのプリント作りを心がけないといけない。
14/11/06(木)
高校の数学と理科が新課程になってから今年で3年目だ。今年度は主に高校2年の数学の教材に手を入れている。旧課程の教材を元に,新課程用に順次修正を加えたり,新たな問題を入れたりする。基本的には増えることはあっても減ることはまずない。学校の試験問題や配付プリントを見て,このパターンの問題が抜けていたのではないかと,次から次へと不満が募るのだ。その結果,同じ単元でも問題量が30%ほど増えることもしばしば。それでも数学Ⅱや数学Bは,新旧過程で変更の少ない科目なので,比較的修正は楽な方だ。さて,今年度は『物理基礎』の修正はしないつもりでいた。ところが事情が変わり,急遽つくらなければならなくなった。(つづく)
14/11/05(水)
明大中野校の高校2年生が修学旅行から帰ってきてから初めての授業を行った。授業前に修学旅行の様子を訊いた。高校2年生は沖縄へ行った。やはり気温は高かったようだが,東京に戻ったときも案外暖かかったと言っていた。昔と比べると,修学旅行中のハプニングが少ないように感じた。いまの生徒がおとなしくなったのか,たまたま話を訊いた生徒がそうだったのかは分からない。むしろ,先生の方に良く言えば『武勇伝』的な,悪くいえば『行き過ぎな』行動があるように感じた。もちろんそれも生徒側の話なので,真実はどの程度のものかは知れないが,いずれにしても過激な先生が未だに存在するのだと思った。
14/11/04(火)
連休も終わったが,今日からすぐに全ての通常授業が行われたわけでは無い。東中野教室は,中学3年生と高校2年生が修学旅行の代休で学校が休み。そのため変更してある授業もあり,本格的に全ての授業が再開するのは明日からだ。八王子教室は文化祭の代休で,全学年で学校は休みだった。それでも高校3年生を中心に,いくつかの授業を行った。それもそのはずで,明大中野八王子校の高校3年は,明日が学年末試験の時間割発表となる。明大中野校においても,今週土曜日に時間割発表となる。高校3年生もいよいよ大詰めだ。
14/11/03(月)
試験中には時々,生徒からの質問が来ることがある。深夜などの時間帯だとメールでやりとりすることが多いのだが,これが案外厄介なことが多々ある。国語や英語ならば文章で説明できるだろうが,数学や物理にはどうしても数式や図が必要になるケースがある。図形ならばもはやメールでのやりとりは困難になるので,紙に書いてpdfで送ったりする。その一方,数式だけで済む場合はメールでやりとりを試みる。ところが相手がパソコンならいざ知らず,ケータイやスマホの場合は注意が必要だ。掛けるの「×」や割るの「÷」記号がうまく表示できないことがある。単純ながらうまく伝わらないもどかしさもある。いっそのこと「1割る3=0.33333…」みたいに表示した方がいいのかもしれない。伝わらない生徒には焦りが出たりしないかと心配になるし,申し訳ない思いを感じるのだ。
14/11/02(日)
年末にやらなければならないことはいくつもある。年末調整の用紙記入などがそのひとつだ。年金や個人保険に個人年金など,控除用の用紙にさまざまなことを記入しなければならない。正直,面倒だ。ところがこれには裏技座がある。前年度にスキャンしたものを参考に記入するのだ。数値の変化を除けばほとんどの場合前年度通りで済む。一年もすると,去年のことなどたいてい忘れてしまうのものだ。
14/11/01(土)
11月ともなるとそろそろ年の瀬を感じざるを得ない。お歳暮のカタログが届いたり,クリスマスの飾り付けも徐々に増え始めている。そうなるとそろそろ気になるのが年賀状だ。仕事として出す年賀状は,毎年早めに作成するようにしている。ただ,それも昔と比べれば印刷も宛名書きもすぐにできるようになったので,負担は感じなくなった。仕事場の印刷機の性能が良すぎるので,いまは気にならなくなったのだが,一般家庭で自分で印刷する人にとっては重荷に感じるのだろうか。それともデザインから考えて,楽しんでいるのだろうか。どうせやるなら楽しんだ方がいいだろう。作りにもこだわりがある人は得をする。自分で撮った写真を使うとか,年に一度の年賀状なのだから目立つように派手にするとか。枚数がかさむ人はインク代もそれなりに掛かる。セールや特別割引のときに買ってしまう賢い人も居ることだろう。
14/10/31(金)
数学の教材を作成するときに,最も困るのがグラフ作成だ。文章や数式などはワープロでほぼ自由自在に作れるようになった。いま使っているソフトでたいていのことはできる。もっともすべてを満足している訳では無い。例えば括弧( )の大きさだ。分数が中に入るとき,括弧の曲がり具合がスムーズでなかったりする。それを補うソフトはすでに入手している。作画も正多角形や三角錐などを描けるソフトがある。ところがグラフとなるとなかなか思うように描けるソフトが見つからない。グラフ自体よりも,例えばメモリやグラフに矢印を添えて,グラフの表す式を入れるなどの芸当はなかなかできないのだ。昭和の時代の昔の問題集でさえ,そのあたりをきちんと編集して作られていて,さすがに出版社は違うのだと感心する。今回,フリーでグラフ作成が比較的容易にできるソフトを見つけた。教材作成に追われているのだが,その出来映えが面白いのでついつい「遊んで」しまう悪いクセが出ている。
14/10/30(木)
だいぶ寒くなってきた。それに加え,ここ最近は昼と夜の寒暖差が激しい。どうしても体調を崩してしまう人も多いことだろう。頭が痛かったり,急に汗をかいたりするのは,ヒトの自浄作用がはたらき,体のどこかが悲鳴を上げていることを教えてくれているのだ。からだの不調は,それだけその人にとって休養が必要だと,からだの内部からの訴えかけがあるのだろう。それを素直に受け止めよう。休みを取ることは決して悪いことではない。しばらくの休養の後,またしっかりやっていければそれで十分じゃないか。ゆっくり過ごす時間が今は必要だ。
14/10/29(水)
小学生の高学年の算数や,中学の数学では「最小公倍数」を学ぶ。2の倍数には『2,4,6,8,10,12,…』があり,3の倍数には『3,6,9,12,15,18,…』がある,両方に共通する6や12を「2と3の公倍数」と言い,その中で最も小さい数字,すなわち6を「最小公倍数」と呼ぶ。さて「干支」の「干」は十干と十二支を組み合わせた周期をもつ数詞だ。十干には「甲,乙,丙,丁,…」があり,十二支には「子,丑,寅,卯,…」がある。これらの組合せで年ごとの干支が決まる。10と12の最小公倍数は60なので,60歳で還暦を迎えることは誰もが知っているだろう。ところで,毎年この時期には干支飾りが店頭に並ぶ。リアルな作りのものがある一方,今年の干支の『午(うま)』だと「うまくいく」などと表題の付いたゆるキャラ的なものもある。それはさておき「干支飾り」と銘打たれるけれども,「干」の方が姿を現さないのは,その由来によるものからだろうか。
14/10/28(火)
今日は通常担当している授業以外にも面談が3つあり,やや忙しさが過ぎたようだ。明大中野八王子校は週末に文化祭があり,その変更に追われたこともあった。目標としている今年度の高校2年の数学の教材作成も,学校の進度に併せてきたがきつい時期となった。ただ,こうしたことは一度先送りしてしまうとズルズルと流れてしまうので,いまが踏ん張り時かもしれない。
14/10/27(月)
中間試験が終わってから,いくつもの面談が続いている。先週は主に塾生の面談だった。そのほとんどが高校3年が対象だった。生徒のみであったり,保護者と電話面談であったりした。この学年もいよいよ大詰めとなったことを実感できる。今週は高校2年生以下の面談を予定している。そのほとんどがまだ入塾していない生徒の親が対象だ。中間試験の結果を受け,こどもの勉強のてこ入れが必要に感じているのかもしれない。あるいは,生徒自身が「何とかしなければ」と思っているのかもしれない。授業前に面談することが多いので,いつものことではあるが翌日の授業準備はきちんと前日までに済ませておくように心がけている。
14/10/26(日)
今回プロの食材用のスーパーで買った16本のニンジンだが,さまざまな料理に使った。まずは普段漬けているぬか漬けだ。キュウリが安くなってきたもののまだまだ。ニンジンのぬか漬けはニンジンそのものがしっかりしているので歯ごたえも楽しめる。サラダや煮物に使ったのは言うまでもない。サラダとしてはスティック状にして味噌を付け酒の肴にするのも悪くない。人からのアドバイスで「ニンジンシリシリ」にもチャレンジした。ニンジンシリシリは沖縄料理だ。シリシリ=千切りとのこと。ニンジンを千切りにして炒め,溶き卵を入れる料理だ。ニンジンはピーマンと並んでこどもの苦手な食材のようだが,今回調べたところ,さまざまな調理法でこどもに食べさせる工夫が見られた。16本あったニンジンは2本までになった。もっとも,3本は知り合いに譲ったのだが,きっと上手に利用してくれることだろう。
14/10/25(土)
自宅からほど近いところに,プロの食材用のスーパーがある。プロ用といっても,実際に買い物に来る客のほとんどは一般の人のようだ。普通のスーパーよりも,食材の一つ一つが『大ぶり』である傾向にある。スパゲッティが一袋4kgであったり,白絞油が一斗缶で売っていたりする。もちろん豆腐一丁からでも販売しているので,個人消費者にも優しい。野菜などの見切り品も多く,ときには驚くほど安い出物もある。その中でも先日買ったニンジンは別格だった。やや大きめの透明のビニール袋に詰められたその数は16本で,値段は80円だった。一本分の値段とそれほど変わらない。見た目は外側の皮が黒ずんでいるものばかりだったが,しおれている感じもなかった。買おうかどうしようか迷った。値段は申し分ないのだが,その本数が問題だ。そんなに買って使い切れるのだろうかと思ったのだ。店内を二回りほどしながら長考し,結局買うことにした。かごに入れようと持ってみたところ,その重さにびっくりした。(つづく)
14/10/24(金)
今年も残すところあと2か月とちょっと。こんなことを記すと「何を気の早いことを言ってるんだ」と言われそうだ。けれども急激に寒くなり,秋というよりは徐々に冬の気配が近づいていることがひしひしと感じられるのだから,そう思ってしまうのも仕方ない。街中のショーウインドウの飾り付けが今は「ハロウィン」一色だ。ハロウィンの飾り付けがこれほど日本で派手になったのはいつ頃からだろうか?ハリーポッターの影響か,それとも企業お得意のお祭りモードの作用だろうか。飾り付けは楽しげだが,それを作り上げる店員の大変さを,見る方はそれほど考えないだろう。平台から作り上げることは,案外苦労が多いと思う。お疲れさま。
14/10/23(木)
パソコンは同時にいくつものソフトを並行して実行することができる。いわゆるマルチタスクというヤツで,メールソフトを実行しながらワープロや表計算,あるいはプリントアウトなどを同時に行ってくれる。かなり昔のパソコンだと,そんなにいくつものプログラムを実行すると遅くなったり,場合によってはフリーズしてしまい,やむを得なく再起動したものだ。今のパソコンはスペックも上がりそうしたことは少なくなった。そんな状態と似通った感じでここ最近は仕事をしている。メールを打ちながら教材の解答を作ったり,電話をしながらネットで必要な情報を得る。伝票を切っていると生徒から質問を受ける。などなどだ。今のパソコン同様,滅多にフリーズしないが,CPUを冷却するファンのようなものはそばにはない。けれども授業をしているときには,基本的にはシングルタスクとなる。
14/10/22(水)
思い違いは誰でもするもの。日常での思い違いでは,日付に関するものがあるだろう。例えば今日が木曜日だと勘違いして行動してしまった人が,きっと世間には少なくとも複数人は居るだろう。数日前のこととなるとさらにあやふやになる。人と会ったのが先週の土曜日なのか,日曜日なのかが分からないことだってあるだろう。モノを仕舞った場所なども間違えやすい。無意識に置いたり仕舞ったりするとその危険度は高くなる。でも,日付を間違える,仕舞った場所が不確かになるなんてことは誰にでもあること。それが仕事や重要な案件なら間違いは許されないだろうが,日常の出来事でならそのくらいは笑い飛ばすくらいの気持ちが必要だ。その方がまったりと物事は運ばれるように思うが,いかがなものだろうか。
14/10/21(火)
授業が終わってから集中していくつもの電話をした。中間試験が終わりその結果を受けてのことや,今後の履修教科の相談,変更授業の連絡など様々だ。日中や授業前に電話が多いことはあるが,授業後の午後9時以降に何本もの電話をするのは珍しい。しておくべき仕事を片付けておかないと,予定外のものが入ったときに困ってしまう。そこまで追い込まれる状況ではなかったのが救われる。
14/10/20(月)
中間試験の答案が徐々に返却されている。授業に来る生徒には当然,今回の結果を聞く。今回の中間試験の高校2年の数学の平均点の低さに驚いている。理系でさえも平均点が30点台で,文系は20点代半ばとのこと。学校の定期試験は本来,生徒が学んだことを評価するもの。その評価の仕方は先生の手腕に委ねられる。真面目にこつこつ勉強をした生徒が正当に評価されるべきだと思う。平均点が20点台から30点台の試験はいかがなものかと思う。生徒の学力を正しく評価できたと言えるだろうか。もちろん生徒の奮起を促す意味が込められていれば良いのだが,真意は問題作成した先生にしか分からない。ただ,努力を怠った生徒ときちんと勉強をしてきた生徒との差が開きにくい結果に,真面目に取り組んだ生徒は今回の結果をどう捉えただろうか。
14/10/19(日)
自宅ではネコを飼っている。ネコは自由気ままでいい。寝たいときに寝て,外に出たいときにはひと言「ニャー」と言えば出られるのだから。仕事で出かけるときに気持ちよさそうに寝ているとうらやましくなる。さて,飼いネコが外から戻ってくると,背中のあたりに何か付けてくることがある。とげのある木の実のようなものだ。自分では取れないようなので,一つずつ取ってやる。こどもの頃,外で遊んで家に帰ると,どこでつけたのだろうかいつの間にセーターに木の実が付いていたことがあった。そんな想い出がよみがえるようなネコの行動だ。
14/10/18(土)
試験中に生徒がドリンク剤を買っては飲んでいる姿を見かけることがある。だいたいが眠くなるのを押さえるものなのだが,効果のほどはどうなのだろうか。ただ,一時期に比べてこの手のものに頼る生徒が減ったような気がする。ドリンク剤は高いものだと1本1000円以上すると聞いたことがある。最近では「飲む前に飲む」的な売り文句あるのだろうか,大人にその手のものがシフトしている気がする。ウコンを配合しているドリンク剤がその最たるものだろうか。個人的にはそうしたものを信じないのと,飲む前に水分を体に入れることに抵抗を覚える方なので飲まないことにしている。
14/10/17(金)
台風で試験日程や授業変更にやきもきした中間試験も終わる。来週から第一教育センターは第5期が始まる。学校では中間試験のあとに,特別試験休みも無く次の授業が始まり,それに併せて塾の授業もすぐに始まるのだ。したがって,休む間もほとんど無く次の準備をしなければならない。とは言うものの,これまでの反省を元に今日はあえて新しい教材を作成することは控え,今回の試験用に作ったプリントの修正や,解答を入力する作業に徹した。終わったばかりにする方が,どこをどう直せばいいかが,頭の中に入っているのでスムーズに進むのだ。時間を置いてしまうと,どうしても思い出すまでに時間を要したり,忘れてしまう内容もあるのだ。これから先の教材のことが気に掛かるが,長い目で見ることにしよう。
14/10/16(木)
学校の過去問から作成する試験対策用のプリントは,答えが必ずしもあるとは限らない。その時々で生徒が模範解答を持ってきてくれることもあれば,忘れてしまったりあるいは解答そのものを配布しない先生も居る。当たり前だがそんなときには解答も作らなければならない。基本的には事前に作っておくのだが,時間に追われできないときもある。学校の試験問題なので,さほど難しいものはなく,授業時に生徒と一緒に解くこともある。そんな忙しかった今回の試験ももうすぐ終わる。
14/10/15(水)
中間試験も半ばを終えた。塾には学校の過去問の蓄積がある。それをもとに教材を作成することもしばしば。今回の試験でも,実際に学校の過去問から問題を採用してプリント作成をした教科がいくつもあった。基本的には生徒がいま教わっている先生の過去問を探し出すようにしている。その一方で,塾の授業としては行わないような科目,例えば家庭科や保健体育などの過去問は,生徒が閲覧することで活用されている。過去問を見ては勝手に予想を立てて,ここからは出るだろう,などと呟きながらパソコンの画面を見入っている生徒の姿もあった。
14/10/14(火)
台風一過の今日は,きれいに晴れ渡った。それでも昼過ぎまでは台風の吹き返しの風が強く,車を運転していてもたまにハンドルを取られそうになったりもした。ところで「吹き返しの風」という言葉が,今回の台風関連のニュースではよく使われていて,この言葉が少し気に掛かった。意味合いとしては「台風が過ぎ去ったあとの,それまでの逆方向の風」となっている。言っていることは分かる。ただ,台風の風は場所や時間によって異なるような気がする。台風が近づいている時間帯は,台風の進路の西側では時計回りに風向きが変化し,東側ではその逆で反時計回りに変わっていく傾向にある。結局のところ,台風の通過する位置との関係になる。それゆえの「吹き返しの風」という言葉なのだろうか。そうすればどの場所にも当てはまる言葉となる。そう考えると何とも微妙で,非常にうまい言い回しをしている,なおかつ珍しい言葉のように感じた。
14/10/13(月)
今日は体育の日で,基本的には休講日であった。けれども,八王子教室ではいくつかの授業があった。気に掛かるのは台風だ。個人的に今日は休みを取った。自宅で台風の状況をみながら,八王子教室に出勤したいた先生と連絡を取り合った。夜になり,明大中野校と明大中野八王子校とで対応が異なった。明大中野校の明日は休校,明大中野八王子校は午後からの登校で,そこから試験を始める。生徒にとってもなかなか予定が立たずにヤキモキしたことだろう。
14/10/12(日)
質問内容からすると,関数それもグラフに関するものであることが推測できた。その中で「x何とかとy何とか」が同時に出るものを考えてみた。もちろん,その生徒が今勉強している単元を考慮しながらだ。高校2年のその生徒はいま,三角関数を勉強してる。けれども彼女が知りたかったのはそこではなかった。一つ前の単元の「不等式の領域」だった。グラフを書きその中での最大値を求める問題だ。グラフの書き方で件の「x切片,y切片」を求めて書くと簡単に書けるのだ。ようやくその謎が解け,当該問題の解説をした。たいていの問題の質問には答えられるのだが,質問のもととなる問題の『捜索』から始めたのは珍しい。でも,解決に至って良かった。もしそうでなければ,悶々とした休みを過ごしたかもしれない。
14/10/11(土)
自習をしていた生徒が質問に来た。ところがその質問がちょっと抽象的で,質問を聞いたあとモヤモヤ感が漂うものだった。その質問はこうだ。「先生から先日教えて頂いた解き方で,『x何とかがなんとかで,y何とかがなんとかすると解きやすい』という問題ってどれでしたでしょうか?」と,塾で解いたプリントの束を持ってやって来たのだ。何だ?それは??と思った。この問題のこの解法が分かりません,というのならすぐにでも答えられる。けれどもあまりにも分からないことだらけの質問にかなり戸惑った。これがふだんきちんとやっていない生徒ならば,調べ直してから来なさい,と言えるのだが,どの生徒よりもしっかり自習をしに来ていて,また授業が終わるのを待って質問をしに来たのだから何とかしてあげたいと思うのが人情だ。そこで可能な限りその生徒から情報を聞き出した。(つづく)
14/10/10(金)
試験前に授業が集中するのは毎度のことだ。レギュラー授業の教室が決まっているが,変更授業によってはいつもと違う教室で行うこともある。生徒としては同じ教室,同じ席の方が落ち着いて勉強はできる。それでも背に腹はかえられない。譲り合いの精神も大切なわけで,ふだん使っている教室を他の授業で使うこともある。自習室も満席に近い状態だ。座席を詰め合わせる訳にはいかないが,いろいろと工夫をしながらやっている。明大中野校は明日から試験が始まる。
14/10/09(木)
試験が近づきつつあるが,困ったことにまた台風も近づきつつあるのだ。まだかなり遠くにある台風だが,予報では来週火曜日あたりに関東に接近もしくは上陸するとのこと。明大中野校が今週の土曜日から,明大中野八王子校はその台風がやって来る火曜日から試験が始まる。予報が当たれば火曜日の学校はおそらく休校となるだろう。先生方が生徒と日程を合わせて組んだ変更授業が,さらなる変更を余儀なくされる。試験の教材準備や翌期の案内作成など,盛りだくさんのこの時期。できれば余分な仕事は増えて欲しくはないのだが。
14/10/08(水)
今夜は皆既月食が見られた。日中の天気はよくなく雲が空を埋め尽くしていたのであまり期待はしていなかった。加えて,今日は試験前で授業が目白押しだったので,外に出て眺める余裕などないと思っていた。最初の授業が終わったのが午後6時前で,次の授業は8時に終わった。後片付けをして次の授業の準備に取りかかろうと思ったとき,月のことを思い出した。東中野教室は住宅街の中にあり,まわりは一軒家やマンションが建ち並ぶ。空が狭いのだ。しかも見るからに雲の多い状態で,月食を観測することは無理かと思った。塾の前の道を少し行ったり来たりして月を探した。なかなか見つからず無理かと思ったところ,駐車場そばの少しだけ開けた場所から,3分の1ほど欠けた赤い月を雲の切れ間から見ることができた。国内で観測できる次の皆既月食は来年の4月4日。
14/10/07(火)
台風の名前の付け方だが,米国ではその年の初めの台風に,アルファベットの頭文字が“A”で始まる名前が付けられると,以前聞いたことがあった。それに倣って,アジア周辺で発生する台風も命名されていると思っていた。けれども,今回の台風18号は「ファンフォン(Phanhone)」だ。Pは16番目のアルファベットなので不思議に思った。そこで調べてみた。どうやら完全に勘違いをしていたことが分かった。気象庁のサイトの説明によると,従来は米国が人名を付けていたのが「平成12年から,加盟国などが提案した固有の名前を付けることになりました」。さらに「平成12年の台風第1号にカンボジアで『象』を意味する『ダムレイ』の名前が付けられました」と説明が続いている。。用意されている名前は140個ほどで,それを順番に用いるらしい。約5年で台風の名前が一巡する計算だ。日本列島に大きな被害を及ぼした今回の台風「ファンフォン」がおよそ5年後にやって来るとき,今回の台風18号・ファンフォンが思い出されるのだろうか。
14/10/06(月)
今年もやって来た。もちろん期待などしていないし,できれば無い方がいいに決まっている。それは台風による授業変更だ。昨日の段階で,関東地方にも強い台風が来ることはほぼ決定的だった。また,明大中野校も明大中野八王子校も前日の内に休校が決まっていた。そうなると塾としても対応しておかなければならない。今回は日曜日に数学特訓で出勤していたので,特訓が終わり夜になってから連絡を始めた。数学特訓を受講していた生徒には直接伝え,それ以外の生徒や保護者にはメールや電話で連絡した。先生方にも後日補講になると連絡を取った。そのお陰で今朝は慌てることはなかった。台風はほぼ予想通り,関東には昼前に接近してきた。ニュースを見る限り,電車をはじめとする交通機関はかなり乱れていた。それでも台風が通過した昼頃には陽も出はじめて,風も収まり穏やかな天候となった。外に出てみると生暖かく,台風が過ぎ去ったことを実感した。今回の台風18号は「ファンフォン(Phanfone)」と名前が付けられている。これはラオス語で「動物」を意味するらしい。(つづく)
14/10/05(日)
二期中間試験対策の数学特訓を,東中野教室と八王子教室同日で行った。今回の中間試験対策では,試験範囲が確定していない学年がいくつかあったために教材準備や,どの問題まで解くかが不確定で苦労した。試験まで10日を切っているのに,試験範囲が決まらないのはどうしたものか。勉強する生徒の立場からすれば,もっと早い段階で提示するべきだろう。担当する先生からすると,教えている科目だけのことかもしれないが,生徒の立場からすれば10科目以上あるうちの1科目なのだ。もし,すべての科目で試験範囲が確定しないまま試験が徐々に近づいたとしたならば,どう対処すればいいのだろうか。生徒には提出期限を守らせる割には,先生の提示が遅いのは,大人の都合のいい仕向けが見え隠れする。生徒を導く職にあるのだから,まず襟を正すのは大人である先生の方だろう。
14/10/04(土)
秋は台風がやって来る季節だ。折しも,台風18号が南の方から関東へと近づきつつあ
る。明日は数学特訓があるので,気に掛けてはいたけれども,それに関しては大丈夫なようだ。むしろ月曜日の方が心配になってきた。秋は台風の季節でもあるが,運動会の季節でもある。明日の日曜日に予定しているところもあるだろう。運動会のために休みを取っている親も居るだろうから,できることなら雨に邪魔されずに実施して欲しいと願うことろ。順延になっても,次の休みを取るのもそうそうたやすくないことだろう。雨を気にするのはこどもばかりではないようだ。
14/10/03(金)
明大中野校・明大中野八王子校の高校3年対象の,明大推薦・統一学力テストが今日実施された。今回は河合塾の全統マーク模試であった。毎度のことだが,問題用紙は回収されるため,そのレベルは分からない。ただ,授業を受けに来た生徒から聞く限り,今回は全般的に難しかったようだ。明日には生徒の自己採点結果がほぼ出揃うので,全体像がある程度は見ることができるだろう。結果が目標通りでなかった生徒も居たが,いまは下を向いているときではない。中間試験がこのすぐあとに控えているのだ。次の試験に向けていまやれることは何か。常に先のことを見据えていかなければならないこの時期だ。
14/10/02(木)
秋はサンマをはじめとして,魚の美味しい季節だ。そんな折,スーパーのチラシを見たところぶりの切り身があった。ぶりは秋から冬にかけて美味しくなる。ぶりの刺身はもちろんのこと,照り焼きにしても美味しい。ところでチラシを見ると「天然ぶり100g198円」の隣には「養殖ぶり100g338円」とあった。天然の方が安い?しかも養殖ものは天然の70%以上も高い。そんなことがあるのだろうかと思い調べてみた。すると今年の天然ブリは豊漁のため値が下がっているとのこと。消費者としてはありがたい話だ。野菜をはじめ食料品の値上げが続いているのでこうした食材は助かる。
14/10/01(水)
都民の日の今日は,明大中野校も明大中野八王子校も学校は休みだった。その割に東中野教室はいつもとそれほど変わらない数の授業があった。一方,八王子教室の授業数は少なかった。意外だったのは,個別指導で来ている八王子市内の公立中学校が休みでないことだった。東京都の公立校であるのに,都民の日が休みにならないのはどうしたことか。昔と比べると振替休日ができて,休みの日が増えたからだろうか。しかも今日は中間試験があり,試験が終わってから自習しに来た生徒も居た。私立校が休みで,公立校は試験日。何とも不思議な気がした。
14/09/30(火)
高校の数学と理科が新課程になってようやく一回りした。今の高校3年生でちょうど,高校の全学年が新課程になった。すなわち,来年の大学入試が新課程の初年度となるのだ。もちろん浪人生のための,旧課程の入試問題も用意されるだろう。新課程と旧課程ではいくつもの変更が見られる。内容的なことはともかく,新課程になるにつれ,少しずつマイナーチェンジすることがある。特に化学にその傾向がみられる。「イオン化傾向」や「炎色反応」など,昔覚えたものと微妙に違うことがある。化学物質の名称もわずかに異なったりすると何とも気持ちが悪い。そんな中でも未だに慣れないのは体積の単位だ。リットルの単位が以前は小文字の『l(エル)』だったものが,いまは大文字の『L』になっているのだ。板書していてもつい小文字で書いてしまうクセはなかなか抜けそうもない。
14/09/29(月)
数学特訓の教材作成に勤しんでいる。今回は数列の「漸化式」の補充問題を作っている。偶然か申し合わせかは分からないが,明大中野校も明大中野八王子校も高校2年理系の数学Bの授業では漸化式の応用問題を多数扱っている。教科書レベルははるかに超え,中には学校で使っている問題集にさえ無い問題もある。そのため数学特訓で解く問題も対応せざるを得ない。問題集から引用するにも,あまり見当たらないので,自分で作成してしまった方が早い。正直なところ時間的には厳しいのだが,問題のレベルを徐々に上げながら解く順番を組み,作成していく作業はおもしろい。生徒が解くことによって確実に力がつくように段階を踏むことを考えながら作った。ちなみに「漸化式」とは,ひとつ前の数からそれに続く数が定まる規則性のあるものを指す。
14/09/28(日)
日曜日の夕方,ふと西の空を見ると三日月がきれいに浮かんでいた。上弦の月だ。季節はすでに秋なのに,日によっては暑い日がある。夏と冬の間には秋があるのに,この時期は名前の無いそんな季節にさえ思える。夕なずむ前の三日月を見て,人は何を思うのだろうか。今日の終わり,夜の始まり。それとも明日の我が身か。あるいは夕暮れの沈みかけた三日月を,誰かに知らせたい想いに馳せるのか。切っ先の鋭い月は,そんなことなどつゆ知らず,それでもその存在感は満月のそれと変わらないまま西の彼方に沈んでいった。
14/09/27(土)
数学特訓が近づいてきた。毎回,高校生の教材は明大中野校,明大中野八王子校すべてを担当している。数学特訓の場合,学校の過去問中心に教材を作成している。なので作るというよりは,どの過去問をピックアップしていくべきかの作業が中心だ。学校で出されるテスト問題の出題傾向がそれほど大きく変わらないので,これまで作った教材でまかなえることもある。けれども中には年によって,過去問だけでは不足することもある。担当する先生が,その単元に関して深く掘り下げる場合などがそうだ。今回もそれに該当する学年があり,その教材作りをしている。汎用性があるように,今年扱っていない問題もついでに組み込んでいる。僅かな手間を惜しまなければ,長い間使える教材が出来上がるのだ。
14/09/26(金)
メールはどのくらい残してあるか。スマホや携帯電話などではその容量に限界があるので,いつまでもそのすべてを残しておけないだろう。もちろんパソコンも容量が無限ではないので,すべてを残すことは不可能だ。けれども,外部のハードディスクやDVDなどに保存すれば無制限に保存できる。残しておければそれはひとつ『記録』となる。ヒトの記憶は曖昧だ。記憶違いという言葉があるように,ヒトの脳は自分の都合のいいように記憶していることもある。メールにはその時々の自分の気持ちの即時性が映し出されている。時間経過による劣化が無いぶん,そのときの『自分』があらわになるから怖い一面も持っている。でもそれがそのときの『自分』なのだ。メールにせよ,日記にせよ残された『記録』にはそこに真実が存在しているのだと思う。
14/09/25(木)
第一教育センターの経理は,東中野教室が主体となって取り仕切っている。会計事務所には月に一度の割合で,塾の収支を見て貰っている。そんな状況なので,八王子教室には経理担当が居ないため,その手の仕事はすべて塾長がやることになっている。実際は会計事務所や経理に言われたとおりに伝票を切ったり,請求書を発送している程度のことだけをやっている。それゆえ経理の仕事は後回しになることが多い。優先順位を考慮すると,どうしても授業関連のことが先になるのだ。教材準備や先生の手配,授業変更などがそうだ。そんな状況なので,月末になっておおよそ一ヶ月分の伝票を一気に作成した。間違っている箇所がいくつもあり少しだけへこんだりする。もっともそんなところで落ち込んでいても仕方ない。気を取り直して修正するしかないのだ。
14/09/24(水)
明大中野校は明日と明後日に体育祭を予定している。明日が高校生で明後日が中学生だ。毎年,立川のグランドを借りて行っている。秋のこの時期の体育祭は,毎年のように台風の影響が心配の種となる。今年もそれに違わず,台風16号が近づきつつある。基本的には体育祭があるものとして塾の授業は他の日へ移動したり,時間をずらして行ったりしている。天候に左右される行事はそう多くは無いのだが,心配なく授業を行えるような天気であって欲しい。
14/09/23(火)
料理のメニューには,そのまま聞いただけではその中身が何かすぐにわからないものがある。「ままかり」とか「なめろう」などがそのひとつだろう。もちろん知っている人にはそれが何かはすぐにわかるが,知らない人は何ものかと思う人もいるだろう。もちろんこの二つはまだ知られている方で,特に日本酒党にはたまらない一品だろう。ままかりはそれがあまりに美味しく,ご飯が無くなり隣からご飯(まんま)を借りてきてまで食べるという語源は,今や市民権を得ているだろう。なめろうは皿までなめろ,というのが由来とか。どちらも海の幸で,高級魚でない素材を極上のものに仕上げているところがすばらしい。素材そのものがすでに完成度の高い牡蠣も,左党にはたまらないもの。料理の仕方で昇華するものと,素材をそのままを楽しむもの。徐々に涼しくなるこの季節,休みの夜の楽しみが増えてくる。
14/09/22(月)
家電製品やコピー機など調子が悪くなると,程度にもよるが修理を依頼する。塾で使っている印刷機はメンテナンス契約を結んでいるので,状態が悪くなればサービスに連絡をして修理を依頼する。家電製品も持ち込みが可能ならば,買った店に持って行けるが冷蔵庫や洗濯機,あるいはガス給湯器やウォシュレットなどはメーカーの人に来て貰うしかない。さて,いざ修理に来て貰ったときに,不具合の症状が出ないことがある。その頻度だが,個人的な経験からすると高いような気がする。ふだんはいうことを聞かないくせに,いざ修理に来ると調子よく作動するのだ。印刷機のように年間契約でメンテナンスを結んでいればいいものの,そうでない場合は出張費が掛かることもある。「修理を呼ぶと機械が直る」というマーフィーの法則はあるだろうか。こんなことが幾度となくあると,時として機械にも感情が有るのでは?と思うことがある。これは科学的な解明が難しい事案だろう。
14/09/21(日)
日曜日に出かけないことはここ最近ほとんど無かった。それが数学特訓や講習などの仕事のこともあるし,プライベートでのこともある。今日は久しぶりに自宅でのんびりした。ただ,一日ずっとぼんやりするのももったいないので,やることを書き出してみた。布団を干す,革靴を磨く,パソコン周りに積んでおいた郵便物や書類,雑誌の整理,本を読む,雑記帳をつけるなどなど。まあ,どれも大したことないが,夏の忙しさが一段落して,これから迎えるであろう10月の試験対策の日々のことを考えると,そんな日があってもいいだろう。
14/09/20(土)
授業中に気に掛かる問題に時として出くわす。そんなとき本当はその問題についてあれこれ研究したいのだが,授業の最中なのでなかなかそうも行かない。授業を進めなければならないのだ。生徒が問題を解いている間に,その問題の計算をしたり,別の解法がないものかと考えたりもする。けれどもそんなに簡単に調べ上げることなどできるはずもなく,授業中に考えることは結局あきらめなければならない。プリント作成しているときも,本来ならどんどん作っていけばいいのだが,同様に気になる問題があると,まずは自分で解いてみてさらに何かがあるのでは無いかと考え始めてしまう。性格なのだから仕方ない。
14/09/19(金)
学校の定式試験は,先生によって特徴が現れることがある。それは数学でも英語でも,あるいは日本史や生物など,どの教科でも見られることだ。逆に判で押したように毎回似通った出題傾向の先生も居る。どちらがいいとかではなく,本来試験は生徒の実力を測るものなので,教えている先生がどういった目標設定を自分の生徒達に望んでいるかで決まる。けれども中には,授業で教えた内容からはちょっと考えられない出題も見られる。その一方で,こんな評価の仕方もあるのだと感動する試験問題も稀ではあるが出会うことがある。その点,入学試験問題はよく練られた出題が多々見受けられる。たった一問の中にさまざまな単元の知識を問う問題がある。そうした問題に出会うと,問題作成した人の熱意が感じられるのだ。問題を解くだけではなく,その背景にまで潜り込めれば面白いのだが,生徒レベルではなかなかその域に達するのは難しいかもしれないが,何事も精進だ。
14/09/18(木)
学校で出す宿題のレベルに疑問を感じることがある。生徒の力量からするととても自力では解けない問題を出す先生が居るのだ。どの問題をとっても,学校でふだん学んでいる内容からかけ離れ過ぎているのだ。ごく一部の生徒は解けるかもしれないが,大多数の生徒には無理な問題ばかりだ。出題意図が分からない。生徒の実力を助長させるためならば,自分で解こうという意欲が湧く問題を出すべきだろう。もちろん,そうした先生の方が圧倒的に多いのだろうが,いま担当している学年で,無理難題を出す先生が居るのだ。出された生徒がどうするかというと,塾や家庭教師の先生に解いて貰いそれを写すだけ。苦手な生徒にはそうするしか方法がない。
14/09/17(水)
英語の先生と久しぶりに会った卒業生の一人は,嬉しそうにはしゃいでいた。そんな姿を見てか,あるいは昔とほとんど変わらない彼女たちの様子を見て,いまでも高校生の頃のようだと言っては喜んでいた。送り出した卒業生とこんなふうに飲めるのも,この仕事ならではの楽しみのひとつだ。学校という大きな集合体ではないけれども,それだからこそ想いを馳せてくれる生徒が訪れてくれるのだろう。宴は終電近くまで続き,別れ際にまた近いうちに飲みましょう,となった。彼女たちの場合,これは社交辞令などではなく,遅くとも年内にあと一度は飲み会を開くことになるだろう。
14/09/16(火)
卒業生のお祝いは八王子の居酒屋で,午後7時から始まった。もちろんその時間には間に合わないので,卒業生だけで先に始めて貰っていた。先生としてはもう一人,英語の先生も途中から参加してくれた。彼女たちが高校生の頃に教えていた先生で,これまでも何度か誘ったことはあったのだが,スケジュールが合わなかったり,場所が遠かったこともあり実現できなかった。お互い会うのは10年以上間が空いていたので,懐かしさもひとしおだろう。授業が終わり戸締まりをし,宴会場に向かおうとする少し前から雷が鳴り始めた。そして瞬く間に大粒の雨が落ちてきた。道行く人たちは大急ぎで走ったり,傘の中に身を小さくしながら通り過ぎていった。どうしたものか?と少考したが,すぐに止みそうもなく,時間がどんどん過ぎていってしまうので意を決して居酒屋へ向かった。膝から下が濡れてしまったが,それも仕方ない。宴会場はふすまで一部屋ごとに仕切られている個室だった。他の客と接することがなく落ち着いて過ごすことができた。(つづく)
14/09/15(月)
一週間ほど前,卒業生から突然メールが来た。毎年のように,というよりはここ数年は年に何度も飲んでいる,いわゆる気心の知れている卒業生からだった。そのメンバーの中の一人が結婚したのだ。そのお祝いをするので参加して欲しいという内容だった。お祝いの予定日は土曜日だった。日曜日なら数学特訓が無ければ空いているのだが,土曜日となると話は別だ。自分で担当している授業以外にも,いくつかの授業があり早く帰ることはできない。その旨返信するとそれでも構わないとのこと。それを聞き安心して出席すると返事を書いた。さて,その土曜日がやってきた。新婦は後で来ることにして貰い,先に幹事二人が塾にやってきた。昔の写真をもとに「アルバム」を作ったり,お祝いの家電品を買うなど。事前の準備をやってくれたのだ。(つづく)
14/09/14(日)
大人の飲み方とは何か?若い頃にはあこがれから,そんな想いを馳せたことがあった。バーでたばこを吹かせながらカクテルを飲む。それはちょっと違う気がする。銀座で部下や後輩を従えて豪遊をする。それも何だかちょっと,と思う。あこがれたのはそば屋で一杯飲むことだ。ある程度の年齢を重ねた後,そば屋で粋に酒を飲む。これが大人の飲み方のひとつだと思う。居酒屋のような賑やかさは無く,出される酒の肴も油を使ったものが少なく酒に合う。そんな飲み方が粋に感じる。その昔,日本酒のことを「そば前」とも言っていたようで,蕎麦が出てくるまでの間,日本酒を楽しんでいたこともあったようだ。そんな昔の粋な飲み方を,連休の初日に近所の蕎麦屋で堪能してきた。締めは言うまでも無く,せいろ蕎麦で仕上げた。
14/09/13(土)
だいぶ涼しくなってきたが,まだ少し蒸し暑く感じる日もある。今日は夜に卒業生と飲む予定があったので,最寄りの駅までは歩いて出勤した。昼過ぎのため少し暑さは感じたが,ひと頃よりはだいぶ涼しくなった。それでも20分ほどの道のりを歩くと汗が出てきた。電車に乗ると冷房が掛かっていたので,八王子までの間涼むことができた。八王子教室に到着すると,教室内の窓はすべて開放されていた。到着したときはちょっと暑く感じたものの,しばらくするとその方が過ごしやすいと思った。電車やデパートなどはそうした要望があるので仕方ないが,何でもかんでも機械に頼るものでもなかろう。
14/09/12(金)
ふだん使っている言葉が,ふとした瞬間に何でこんな言葉なのか,あるいはその語源が何なのかが気になることがある。例えば天ぷらの「ぷら」。これは雑学本に書かれているし,ネットで検索を掛ければすぐに出てくる。ポルトガル語の「テンペロ(調味料)」が語源というのが有力とのこと。「ぷら」に意味があるかというと,結論としてあまり意味がないらしい。「天麩羅」は当て字という説明があった。例えばつべこべ言うなの「つべこべ」。いたって簡単にしか調べていないので,軽い気持ちで読んで欲しい。どうやらこれには定説がないようだ。「つべらこべら」とも言うらしく,「つ」と「こ」を除けば「べら」が残り,べらべらしゃべることに接頭語が付いたのではないかという説が見受けられた。得てしてありがちだが,語源に定説無しというモヤモヤした結論となった。例えばぎゃふんの「ふん」。いやいや,今日はこのくらいでやめておこう。仕事,仕事。
14/09/11(木)
毎年恒例の,教材ソフトのユーザー会に今年も行ってきた。他の塾の先生方とも話のできる貴重な会だ。全体的な説明が終わった後に懇談会があった。同じテーブルの隣の席は,熊本からやって来た塾長だった。今朝東京に来て,明日は大阪のユーザー会に参加するとのこと。何ともパワフルだと思った。それと同時に,どうしたら塾をさらに発展させていけるのかを模索しているようで,その謙虚さや熱心さには驚かされた。ユーザー会のあとは,神田駅前で食事をしたのだが,どう見ても夜には居酒屋になるであろう店ばかりが立ち並んでいた。その中の一軒に入り,食事をしながらこれまでの問題点や反省点,今後どうあるべきかなどを話し合った。
14/09/10(水)
日常生活の中で確率が使われているケースは多々ある。学校で教わる数学的な計算をせずとも,感覚的に頼ることがある。例えば降水確率だ。個人差はあるだろうが80%を超えれば傘の準備をする人は多いだろう。プロ野球における打率や防御率もそうだ。スポーツにはこうした数値は付きもの。身近なところではジャンケンなども確率が関係する。何か決めごとや勝負をするときに最もポピュラーな手段だろう。そのジャンケンには「あいこ」がある。二人だけでもなかなか勝敗が決しないこともある。例えば3回連続であいこになる確率はどれくらいだろうか。一回の勝負で一人が出す手は3種類なので,2人だと3×3=9通り。あいこは「グー,チョキ,パー」の3通りなので,一回の勝負だとあいこは3分の1の確率だ。それが3回あるので27分の1の確率となる。約4%なのだが,この確率は高いと思うか低いと思うか。ちなみに5回連続だと0.4%まで急降下してしまう。
14/09/09(火)
新学期が始まって一週間が過ぎた。学校生活のペースも徐々に戻りつつあるだろう。まだ暑い日もあるが,真夏の本物の暑さに比べれば大したことはない。今日も日中は暑かったものの,日が傾く頃の外気は涼しくさえ感じた。空の様相も秋めいてきた。もっとも,そんなこととは関係なく,学校が終わってからの授業で疲れが出てしまう生徒も居る。どんな状況でも頑張れる生徒が居る一方で,毎度毎度途中で燃料切れ気味の生徒も居る。気候とは関係ないのかもしれない。
14/09/08(月)
今日は中秋の名月だ。夜になって買い物に出たが,残念ながら空からは小雨が降っていた。今回は見ることはできなさそうだ。昨晩,といっても正確には8日の未明,眠ろうとして横になると窓の外からは月光が差し込んでくるのがすぐに分かった。今夜の名月は見られないけれども,半日と少し前の空気の澄んでいる時間帯の月と出会えたので良しとしよう。近づいては離れていく月の引力は,その時々で変化していく。地球が誕生してから間もない頃から地球に寄り添う月の歴史を考えると,一秒も千年もそれほど違わないのかもしれない。そんなことを思った。
14/09/07(日)
土曜日の晩,翌日が休みということもあり自宅でのんびり飲んでいた。録画してあったものを見ながらネットでスポーツ新聞のサイトを見ていたら,全米オープンテニスの準決勝が行われているのを知った。第2セットまで終わり錦織選手は世界ランキング一位のジョコビッチ選手と対等のスコアであることを知った。すぐにテレビをつけ観戦しようと試みた。ところがどのチャンネルも放映をしていなかった。再びパソコンで番組プログラムをみた。どこのテレビ局も放映している様子はなかった。いろいろ調べた結果,有料放送のWOWOWでのみ放映されていたようだ。ネットで初めて知った身で偉そうなことは言えないが,ここまで勝ち上がった日本選手の大きな大会の試合,地上波で放映できなかったのだろうか。試合が終わってしばらくしてから,NHKが短いニュースの中で錦織選手の勝利をサラッと知らせていた。決勝戦はきっと中継してくれるだろうと期待している。
14/09/06(土)
デング熱が騒がれている。東中野教室は都心にあり,新宿もほど近いし学校のまわりにはそれなりに木々があり蚊の存在も認められる。塾のまわりにも蚊は居て,時々教室内に入って来ることもある。けれども,代々木や新宿まではそれなりに距離があるので,現状ではさほど心配はしていない。八王子教室だとさらに遠いのでその心配はなさそうだ。ところがそんな話をしていた矢先,夏休みの後半に代々木公園方面に行っていた生徒が居た。部活の試合で代々木競技場に行ったとのこと。蚊に刺されたとは言ってなかったので問題なさそうだが,何が災いするか分からない今年の夏だ。
14/09/05(金)
夏休みを利用して短期の語学留学に行ってきた高校生が居る。学校単位でも行うのだが,彼の場合は個別に行ったらしい。行き先はイギリスだ。寮に入りそこで一か月ほど過ごした。一部屋4名で日本人が2人,スペイン人とフランス人が各1人という構成。みな高校生で,年齢的には近い。会話は基本的にすべて英語だった。お国柄なのかそれとも彼がそういう性格だったのか,同部屋のスペイン人は少しわがままだったようだ。協調性が無く,一人で行動を取りたがることが多々見受けられたらしい。街中にはコンビニエンスストアはほとんど無く,ファーストフードも日本よりは少なかったが,スーパーマーケットはきちんとしていて,そこで買い物をしたと言っていた。他国の文化に触れることが出来た貴重な体験だったろう。帰国後,英語のヒアリングは楽になったと話してくれた。
14/09/04(木)
曜日によって授業が集中している日がある。八王子教室の2学期は,火曜日と木曜日が混雑している。中学1年から高校3年まで,ほとんどの学年がそろい踏みする珍しさだ。授業が始まればそれぞれの教室に収まるのだが,終わった後がちょっと騒々しい。授業が終わる時間はほぼ同じなのでそれも仕方ない。出入り口の下駄箱は『渋滞』となった。八王子教室はビルの3階に教室があり,開放してあるドアを出るとすぐにエレベーターホールとなる。そこに何人もの生徒が固まっていた。エレベータ-を待っているのだ。体の大きな高校生男子も居るので,照明が届かずに暗くなるほどだった。それでも生徒はエレベーターが来るのを待っていた。すぐそこには階段がある。たかだか三階なのだから階段を使ったらと進言したが,なぜか頑なに待つ生徒達。何が楽しいやら,分からない年頃だと思った。
14/09/03(水)
夏休み明け最初の東中野教室での授業だった。八王子教室同様,初日は忙しかった。東中野教室での授業自体はすでに始まって3日目なので,事務的な忙しさはそれほどでもなかった。今日は最初に照明関連の営業の人と会った。その後は授業→面談→授業→授業と,面談時以外は座るヒマも無ければ食事を取る時間も無かった。すべてが終わった段階ではじめて一息つけた。やはり東中野教室もあと一週間くらいはそんな状態になるのだろう。
14/09/02(火)
明大中野校,明大中野八王子校ともに今日から通常授業が始まった。それと同時に塾の授業も通常の時間帯通りとなった。夏休みの終盤に予想したとおり,やはり新学期が本格的に始まると共に忙しさが戻ってきた。もっともそんなことは予想するまでもなく新学期は忙しい。新たに入塾した生徒の先生への引き合わせや,新規に授業を受ける生徒から担当の先生に,どんな内容を希望するかを聞き取って貰うなど。その他にも先生方への授業スケジュールを渡すなど,まさしくあんなことやこんなことだらけだ。一段落するまでにはあと一週間は要するだろう。
14/09/01(月)
今日から二学期が始まった。夏休みの終盤から急激に涼しくなり,秋の気配のする二学期の始まりとなった。始業式のため東中野教室・八王子教室ともにほとんどの授業を早めの時間帯に移動して行った。そのため,今日の担当授業は午後5時前に終了した。その後買い物と銀行に用事があったので出かけることにした。外は結構激しい雨が降っていたので地下道を通って行くことにした。八王子教室の入っているビルの出入り口は,駅へ続く地下道への階段口のすぐそばにあるのだ。そこから地下に降りて程なく,前を歩いていた親子連れが止まってこちらに向かってお辞儀をした。個別指導で通っている中学1年の生徒と母親だった。近所の本屋に学校の読書の時間の本を買いに行く途中だった。個別指導ではプリントの正解率などでポイントが貯まり,カードがいっぱいになると図書カードを進呈している。それを使って買いに行くと言っていた。嬉しい限りだ。
14/08/31(日)
夏休み最後の今日は日曜日だった。仕事が休みだったため,のんびり過ごすことにした。近場に出かけた。公園のベンチから見る空には,秋の気配を感じる雲が浮かんでいた。何も考えずにのんびり流れゆく雲を見ていると,忙しい毎日が現実の中にあるのだろうかと思ってしまう。同じ時間が過ぎているとは思えないその時間は,休養と呼ぶにふさわしい過ごし方と思った。
14/08/30(土)
夏休み最後の仕事は八王子教室だった。夏の終わりとは思えない過ごしやすい気候の中,一日マイペースで仕事をした。電話も少なく,他の先生も来なかったので集中できた。すべての窓を全開にし,心地よい風を受けながらの仕事は快適そのものだった。新学期が始まるというのに,こんなふうに仕事をした記憶は無い。もっとも,明後日になればまたいつもの慌ただしさが戻ってくることだろう。
14/08/29(金)
太古の昔,ふたつの獣は道を分けた。一方は自ら獲物を得て自分たちで生活を立てることを確立した。やがて彼らはヒトの敵となり,その個体数を減らす結果となった。他方はヒトとの生活を受け入れ,野生としての矜持を捨てた。後者は長い年月をかけ,ヒトの信頼を勝ち得た。人間の身近な友人となった彼らは,ときに野生の血を思い出してか,その牙をヒトに向けることもあった。けれども,多くの場合人間の最も近い友人であった。やがて,人間の目となって生活の一部になるまでになった。そんな彼らの特性を狙って傷つけてしまったのが,友人であるべきヒトだった。同じ『種』として「恥ずかしい」では済まされない下劣な行動をした愚か者にふさわしい罰が下されることを願う。
14/08/28(木)
長かった夏の講習も今日で終了した。例年だと31日まで若干の個人指導などが残ることがあるのだが,今年の夏休みは土・日曜日で終わるためそれもなさそうだ。もちろん授業は無くてもやることはたくさんある。新学期の準備は何かと忙しいのだ。生徒においてはやはり夏休みの宿題がどうなっているかによるだろう。夏休みも残すところあと3日。追い込まれないとやれない生徒も,さすがにもうやらざるを得ない時期のはず。
14/08/27(水)
新学期に向け新しい生徒の授業の組み込みに追われている。設定してあるクラス授業に加わる場合は問題ないのだが,新たに個人指導としてあるいは複数人で受講の申し込みがあった生徒においては,先生の手配をしなければならない。年度はじめから,東中野教室も八王子教室も火曜日と木曜日が混雑する日だ。教室割りをしながら新しい授業を組み込んでいくのだが,教室数の少ない八王子教室は後半の時間帯でいっぱいになりそうな曜日が出ている。高校3年生は実質11月中旬で終了するので,それまでは生徒には申し訳ないが,窮屈な思いをさせてしまいそうだ。
14/08/26(火)
夏休み中は特に体育会系の部活は盛んだ。練習試合や合宿だらけで,いったいいつ休んでいるのだろかと思う。野球部や陸上部など,主に外で活動する生徒は例外なく真っ黒に日焼けしている。お盆休みでさえ合宿がある部活もあり疲労度は計り知れない。それでも元気よく授業を受けに来るのはやはり若いからだろう。とは言うものの,朝からの練習のあとにやって来る生徒は少し疲れ気味で,授業が始まるまでの僅かな時間に寝ていることもある。
14/08/25(月)
夏休み限定でお洒落をする生徒が居る。私立の学校に通っている生徒にとって,ふだんは厳し校則で制服はもちろん,鞄や靴下などにも制約がある。そんな日々からちょっとだけ解放されるのが夏休みだろう。その昔,ふだんは比較的大人しそうな生徒が突然金髪になってやって来て驚いたことがあった。バンドをやっているらしく,夏限定で染めたらしい。今日の授業では,高校の女子生徒が爪にたくさんの模様を付けながら数学の問題に取り組んでいた。授業後に訊いてみた。『ジェルネイル』というもので,専門店のサロンで付けるらしい。模様は様々で,サロンで用意してあるものもあれば自分でデザインすることもある。その分料金は高くなる。その料金がどのくらいかまったく見当がつかなかったので訊いてみた。通常だと4000円くらいだが,オプションを付けると5000円以上になるとか。高校生にしてはかなりの出費かと思うが,お洒落をしたいという気持ちの方が勝るのだろう。ジェルネイルは一度付けると一ヶ月近くはもつらしい。
14/08/24(日)
夏の講習も明日からの4日間を残すのみ。講習期間中での最後の休みとなった今日は昼過ぎまで寝ていた。両教室の電話は自宅に転送してあったが,日曜日に電話してくることはほとんど無いのだろうか,穏やかな休みを過ごせた。むしろメールでの連絡がいくつもあった。緊急性を要するものは無かったので,返信は月曜日に出勤してからすることにした。
14/08/23(土)
ハッキリ言ってビール党である。できることなら暑い夏には毎日でも飲みたいと願っている。でも,現実にはそうも行かない。もちろん経済的な問題では無い。もしそうだとしたら,節約してでもビールを優先するだろう。胃がもたれる?それもない。原因は朝が早いこと。夏期講習は春や冬の講習と比べても期間が長い。それゆえ不摂生はできないのだ。朝が早くても帰りが早くなることはほとんどない。そのため帰ってから飲むのはかなり危険度が高くなる。昨晩も半時ほど悩んだ末,ビールはあきらめた。今日は午前中に面談が有ったのだ。我慢をした『ご褒美』ではないが,その分休み前のビールが美味しくなる。今夜がそれだ。
14/08/22(金)
夏休みも後半ともなると,生徒にとって気になるのは夏休みの宿題だろう。残り10日を切ったいま,進捗の程度には個人差がある。すでにすべての宿題を終わらせている生徒も居れば,まだ半分も終わっていない生徒も居る。時間さえあれば何とか終わらせることができる種類のものは何とかなる。けれども生徒の独力だけではなかなか困難な宿題もある。自分で解いていて分からない問題があれば質問にやって来る。その問題が学校の授業からはちょっと想像できないレベルのものもある。どれくらい難しいか,問題を解いてみてはじめて気づくこともあるだろう。それならまだいい方で,難易度も分からずにただ単に解法を得ようとする考えを持った生徒も居る。生徒の実力にそぐわない問題を出す先生には一考を願いたい。
14/08/21(木)
夏休み中に身長が急激に伸びる生徒は毎年居るもの。特に中学生の男子などは驚くほど伸びる。夏休みが始まる前と終わる頃とでは,明らかに目線が変わっているのが分かる。さて,講習で久しぶりに顔を合わせた高校3年生の男子が「お前,背伸びていない?」といきなり言った。確かにその男子生徒は大きくなったように見えた。「夏休みで3cm伸びた」と言うのだ。男子の場合,20歳くらいまで伸びることはあるらしい。けれども彼は一度成長が止まったのだが,ここへ来て再び伸び始めたというのだ。何ともうらやましい話だ。比較的背の高い先生が「抜かれたー」と叫んでいた。
14/08/20(水)
今日から第3期通常授業が始まった。夏の講習の最終タームだ。前半の4日間が土曜日まで。「通常授業」と銘打ってあるだけに,夏期講習と比べても受講者は多い。そのため教室割などやりくりに苦労した。自習室もいっぱいになり,授業中の生徒の荷物を移動して自習の生徒の場所を確保した。教室の賑わいも今日から本格的に戻ってきた感じだ。
14/08/19(火)
塾内ではたまに蜘蛛が出る。小さくてピョンピョン跳びはねる,おそらくハエトリグモの一種だろう。手をかざすと器用に跳びはねて逃げる。たまに糸を出してはぶら下がり,まるでブランコで遊んでいるようだ。益虫だし巣を作るわけでもないのでいつも放っておく。もっとも,女子(たまに男子も)の中には苦手とする生徒も居るので,教室に出現したときには外に退出願っている。先日のこと。公園のベンチでくつろいでいると,全く同じ種類の蜘蛛が肩の辺りに留まっていた。取ろうとするとやはり糸を出して「ブランコ状態」になった。しばらく遊んだあとに地面に蜘蛛は降りていった。けれどもどういうわけかいつの間にかまた,肩について居るではないか。繰り返すこと3度。よほど気に入られたのだろう。そんな折,八王子教室でも全く同じ種類の蜘蛛を見たときには,これはもう何かの縁さえ感じてしまうのはちょっと大げさだろうか。いっそ名前でも付けてやろうか。
14/08/18(月)
お盆休みも明け,今日から仕事が再開した。クラス授業は水曜日からなので,今日はまだ東中野教室も八王子教室も個人指導がいくつかあっただけだった。休み明けの割には郵便物が少なかったのはお盆のせいだろうか?いつもだと,郵便物の整理だけで結構時間を取られる印象があるのだが,今日は請求書が何通か来ていただけだった。休みぼけか,しばらくはあまり仕事が捗らなかったのだが夜になって調子が出てきた。やはり夜型人間なのだろうか。これまた毎度のことなのだが,休み明け初日から早速終電での帰宅になりそうだ。
14/08/17(日)
毎年恒例のお盆休みの卒業生との飲み会があった。今年は後輩も誘っての宴となった。近所のスーパーで買い物をして日が沈む頃から始まった。近況を聞くとともに,徐々に近づ就活に繋がるインターンの話を聞くと否が応でも歳月を感じた。そんな中,途中参加のメンバーが買ってきたものはスイカだった。赤色と黄色のきれいにカットされたスイカは,酒飲みの発想では決して買ってこないだけに意外でもありまた楽しめた。終盤にはそれぞれの一発芸も出たのだが,男子校出身ならではのものもあり最後まで笑いは途切れなかった。
14/08/16(土)
三か所目は都庁だ。北側の展望台に日が沈むよりはるか前に昇った。お盆休み中ではあったが,それほど混雑はしていなくて,エレベータも一台待つだけで済んだ。都庁も東京タワー同様,外国人の姿が目立った。彼らの目に,日本の首都東京はどんなふうに映ったのだろうか。雨は降っていなかったものの,快晴というわけでもなくやや霞がかっていたため,富士山はおろかスカイツリーもはっきり見えなかった。それでも少しずつ暮れなずんでいくと,東京の姿が徐々に変化していくのが見て取れた。夜になると,その夜景はやはり宝石箱のようであった。沢山のビル街の明かりと,東京の道を行き交う車が作るオレンジの河を見下ろしながら眺めていると,まだ暑い日が続きつつも,今年の夏も次第に終わりが近づいてきたのだと感じた。なくしてしまったもの,これから出会うもの,あるいは再び出会えたことなど,さまざまな想いを抱きつつ夜景を眺めていた。
14/08/15(金)
二か所目の目的地は東京タワー。東京見物としてはべたな選択だが,やはりここを外すわけにはいかない。葛西臨海公園からは京葉線で八丁堀駅まで行きそこから日比谷線で神谷町に向かった。地下鉄のホームから地上に出るとほどなくそこには存在感たっぷりの東京タワーがそそり立っていた。何度見ても東京タワーはその存在感を感じさせる。高さではスカイツリーにはるかに及ばないまでも,訪れたその日も333メートルの自立式鉄塔・トラスト構造の電波塔は雄々しくそびえ立っていた。展望台はお盆休みとあってか,多くの家族連れがここでも目立った。葛西臨海公園との違いは,多くの外国人が居たことだ。楽しげに東京の街並みをバックに写真を撮っていた。定番のガラス張りの床では,小さなこどもが飛び跳ねながらはしゃいでいた。その一方で,ちょっとメタボ気味な父親が及び腰で手すりにつかまりながらおそるおそる載っていたのが笑えた。スカイツリーよりも東京タワーの方が好きだという意見もある。地上から彼の姿を見上げてその気持ちに添える気がした。(つづく)
14/08/14(木)
休みを利用して,久しぶりに都内へ行ってみた。今回は主に三か所の目的地に行った。はじめは葛西臨海公園。ここは80万平方メートルという広大な敷地に,梅や桜それにスイセンやコスモスなど多数の植物が園内のあちこちに植えられている。そのほかにも日本最大の観覧車もあり,一日をゆっくり過ごしても有り余るほどの施設がある。その中での目的地は水族館だ。東京湾に面しているだけあって,東京湾とのつながりが水族館内では感じられた。水槽を上から見ることのできる『キャットウオーク』も面白かった。昼食は館内で取った。マグロのカツカレーを食べたのだが,カツが想像以上に充実していて美味しかった。マグロの回遊を見た後での食事は,贅沢な生けす状態だ。夏休みのためこども連れの家族がほとんどだった。暗い館内から見る水槽は,その魚ごとにライトの色が異なり鮮明な熱帯魚はまぶしいほどに,アナゴやタコの水槽はその存在が一瞬どこにあるの?といった感じに演出されていた。日本一高いという観覧車からは,海だけではなく関東一円が見えるのではないかと思うほど遠くまで見えた。観覧車の最高点は約120mだ。風もほとんど無く穏やかな海の先には,ディズニーワールドがかすんで見えた。反対側に目を向けると,東京タワーとスカイツリーの存在感が大きかった。(つづく)
14/08/13(水)
良いにつけ悪しきにつけ,一年の中でさまざまな『記念日』がある。日本人にとって,この八月は特にさまざまな想いを込められている日が多いだろう。戦争に関するもの,災害や不幸な事故に関するもの,誰しもが思い起こすことがいくつもある。それぞれの記憶の中で,今日という一日があり,それは二度と戻らない日でもある。過去の出来事に対して亡くした人への想いを馳せ,同じ過ちを繰り返すまいと考え及ぶとともに,今日をともに過ごせる人への感謝は忘れたくない。
14/08/12(火)
長い間片付けていなかった自宅の和室の整理をした。押し入れから出しっぱなしだった段ボールの一団を再び元の位置に戻した。捜し物があったため取り出したのだが,一度出した後は案外戻すのが面倒で,しばらくの間放置していた。戻すのと同時に,押し入れの不要なものも廃棄することにした。その整理をしたのだが,想像していたよりもその量は多かった。得てしてありがちな結果だった。
14/08/11(月)
ここ最近「スーパームーン」がテレビや新聞などの報道で取り上げられることが多いように感じる。月と地球の距離は一定でなく,その時々で変わる。今夜が今年の中では満月の晩に最も地球に近づく夜となる。往々にして,そんな夜には天気が悪くなるものだが今夜はしっかり月が出ている。近いと言っても約36万キロ離れていて,それは地球9周分の距離に匹敵する。アポロでも4日間かかる距離を,光だと1秒とちょっとで到達してしまう。太陽の光が月に届くまでには8分以上要するその光を,太陽が直接見えない地上にわずか1秒ほどで届けてくれる。地球からの位置を変えながらも,向きは変えずにずっと地球の周りを半永久的に寄り添うように漂い続けるそんな月を,どこがで同時に見ている人はきっと居るのだろう。
14/08/10(日)
毎年夏の講習・前半の最終日には,八王子教室で打ち上げをしている。今年は卒業生や,以前講師をしていたOBも集まり,いつものことだが楽しい時間が過ごせた。在籍中には話せなかったことも聞けて,そんなことがあったのかと知ることもが出来た。2次会はカラオケに行き朝まで歌った。帰るときは夏の飲み会特有で,すでに明るく暑くなりつつなっていた。
14/08/09(土)
今日で夏期講習の前半が終了した。長期予報とは異なり,連日の暑さで始まった講習は,最終日は台風の影響だろうかやや涼しくなった。とは言え,蒸し暑さには変わりはなく寝不足の毎日を送っている。それもしばらくは解放されるのでホッとしている。高校2年生以下は,家族旅行や友達と出かける予定があり楽しそうだ。けれども,高校3年はお盆だからといって,時間を無駄にして欲しくない。講習に来ていた生徒には,課題を出したりやるべきことの指示を出したりした。そうでない生徒も,自己管理をきちんとして2学期に備えるべきだろう。夏休みもちょうど中間地点だ。
14/08/08(金)
雑記帳も長いこと書いていると,同じ頃には似たようなことが書いてあることが多い。この雑記帳をそこまで読み込んでいる人はかなり希有な方だろう。一年前の今頃を読み返して,その頃に何をしていたかを思い出して貰える一助になるならば嬉しい限りだ。雑記帳を毎日記すようになってから12年が過ぎた。いま現在の小学5年生以下が生まれたすべての日を網羅していることになる。塾生全員の生まれた日がそれと同じになるにはまだあと7年ほど要する。それを目標としてつけている訳ではないが,長く続けるのはひとつの記録として残る。あとで振り返ったとき,あんなことやこんなことがあったんだと思い返すかもしれない。
14/08/07(木)
八王子教室では,公立校の生徒対象の個別指導を行っている。その案内の原稿を,担当の先生が持ってきた。印刷する前に校正したり,修正する箇所が無いかをみるのだ。日付や誤字はもちろんのこと,内容の確認をする。その中で「暑中お見舞い申し上げます」という一文があった。前回出したときにはこれでよかったのだが,今日はもう立秋だ。案内を出す頃には完全に残暑お見舞いの時期で,そこを修正するように指示を出した。暦の上では秋なのだが,全国的な猛暑でどこも暑い。さらに不安定な天気で,雨や落雷による事故も起きている。本格的な夏はまだまだ続きそうだ。
14/08/06(水)
八王子教室ではこの夏から始めた「数学・一学期の徹底復習講座」の初回が今日から始
まった。まだ生徒や保護者には浸透していないのか,あるいは宣伝が足らなかったのか,今回の受講者は少ない。それでも今年の講習を足がかりに,復習がどれほど大切なのかを実証してみたい。受講する生徒が二学期になってから「復習しておいて良かったです」と言ってくれるようにしたい。実際,学校の定期試験はもちろんのこと,学力テストや外部で受けた模擬試験のやり直しは有益な勉強法だ。特に失敗した教科のやり直しは次に繋がるはず。今回の「徹底復習講座」は,事前に生徒にカウンセリングをして何を復習するべきかを相談しながら決めていった。教える側が一方的に押しつけるのでは無く,生徒に何をやりたいのかを考え提案させるのもひとつの狙いなのだ。
14/08/05(火)
夏休みも中盤にさしかかった頃だろう。生徒に夏休みの宿題の進捗状況を訊けばさまざまだ。この時期ですでにほぼ終わらせている生徒が居るかと思いきや,まだ手を付けていない生徒も居る。さまざまだ。家庭科の宿題で,料理で家族を「もてなす」というのがある。何か食事を作って,母親や父親あるいは祖父母や兄弟に食べて貰うという宿題だ。中高生が作るもの,特に男子生徒が作るものにはさほど期待は出来ないだろう。けれどもへたっぴでもいい。ネギやミョウガなどの薬味を細かく刻む,普段使っている皿をきれいに磨き上げる。そんな心遣いだけでも『料理』の一部になるだろう。
14/08/04(月)
高校の数学と理科が新課程になってから,今年の高校3年生が初めての入試を迎えることになる。第一教育センターで受験する生徒はほとんど居ないのだが,明大推薦・統一学力テストでは「大学入試センター試験」の模擬試験が用いられるので,その対策が必要となる。新課程の中でもとりわけ理科の内容が旧課程とはかなり異なっている。今回の講習では化学を担当した。「化学基礎」という科目で,旧課程の「化学Ⅰ」よりもずいぶん内容的には軽くなった。実際試験時間は旧課程の「化学Ⅰ」は60分で「化学基礎」は30分だ。これまでの感覚で教えていると,知っていて当たり前と思われる内容を生徒は知らない。それらは新課程の「化学」に移動したのだ。今年が初年度なので教える側もどこまで生徒が学んでいるのかを確認しながら教えている。
14/08/03(日)
8月上旬は毎年八王子祭りが開催される。今年は先週の金曜日から今日まで行われた。祭りを楽しみにしている生徒も多い。街中は人でごった返し,祭り囃子の音がどこからともなくひっきりなしに聞こえてくる。出店も多く路上やデパートの休憩所,あるいは階段にたくさんの見物客の姿が見られた。授業を受けに来ていた地元の中学生も,講習後に出かけようかと話をしていた。浴衣に着替えてから繰り出そうと,楽しげな声が聞こえた。遅い時間まで遊ぶとなると親の許しを得ないとダメらしく,そのあたりはまだまだ中学生なんだなと思った。夏祭り独特の高揚感がある中,どんな楽しみ方をするのだろうか。
14/08/02(土)
昨日のこと。出勤時の電車がなかなか来なかった。しばらくしてアナウンスがあった。踏切内の安全確認をしたため,電車が遅れているとのこと。午前中に授業があったので心配したが,授業開始時間には間に合った。八王子教室での授業を終え,東中野教室に移動した。八王子駅で中央線の特別快速があり,ちょうど良かったと思った。ところが発車時刻になっても電車は来なかった。またしてもアナウンス。途中駅を6分ほど遅れて発車したとのこと。東中野教室の授業にはぎりぎり間に合ったが,かなり急かされた。一日の授業を終え帰宅した。すると今度は小田急線の新宿駅のホームが『満員』状態になっていた。変電所で異常が見られたのと,大雨による速度制限があり,折り返し電車の到着が大幅に遅れているとのこと。一日のうちにこれだけ電車の遅延に遭遇した記憶はない。自宅にたどり着いたのは深夜1時前だった。やれやれ。
14/08/01(金)
8月に入り夏期講習も,東中野教室は第3タームを迎え,八王子教室は第2タームとなった。前半の中頃を超えたといった感じだ。そんな8月の初日は,八王子教室の授業を終えてから東中野教室へ移動してさらに授業をした。講習中は午前から授業をしているので,授業の始まる時間と終わる時間がほぼ同じになる。もちろん時間の前に「午前・午後」がつく違いはあるが。必要とされているから,移動しての授業はいとわないが,それと体の疲労度とは別の話。休みを上手に過ごせているので,回復は比較的良いみたいだ。
14/07/31(木)
塾業を生業として,長いこと教えている中での楽しみのひとつに,卒業生との飲み会がある。ここ数年はお盆休み中に音楽部の卒業生と飲む機会がある。気の合う仲間が集いこの一年間にあったさまざまなことを話してくれる。子どもの成長ほどではないが,時間の進み方が少し異なるように感じる。彼らは確実に毎年変化を遂げている。そうした変化を聞くと,時に吸い寄せられることもある。音楽部出身の彼らは,それなりの楽器を持っているようで,名器までとはいかないまでも,話を聞く限りちょっと驚くくらいの値であることし知る。今年もお盆休みの終盤に予定している。
14/07/30(水)
講習時に初めて授業を受けに来る生徒は多い。緊張の面持ちでやって来るのは最初なのだから仕方ないだろう。実は教える方もそれなりの緊張感があり,一定の距離を置く。生徒の性格やどの程度のできなのか,そんなことを探りながら授業を進めていくのだ。ふだん教えている生徒達も,当然『初めて』教えたときには同じような感覚があったはずなのだが,今となっては当たり前だがそんな緊張感は欠けらも無くなっている。それが慣れであり,お互いを知るということだろう。けれども先生と生徒という立場に違いがある以上,馴れ合いは良くないし置くべき距離は取ってある。今回の講習で受講し始めた生徒も,4日目ともなると徐々に塾でのペースをつかみ始めたことだろう。
14/07/29(火)
夏は高校3年生を中心に面談を行ってきた。その中で何人かの生徒には,夏休みの勉強の仕方について面談で直接指導をした。三者面談の席での指導なので,当然そこに親も同席している。その状況下での生徒は,決して居心地がいいものでは無かろう。けれども,自分の身に降りかかっている現状を見ればそんなことは言えないし,案外そんなに辛そうな顔をしていないように思えた。対策があるということは,やり方次第では活路が見いだせるということだ。面談では方針を示し,その後生徒自身に計画を立てさせチェックしていく。長い夏休みに挽回を図れる生徒がたくさん出ることを期待しているこの夏だ。
14/07/28(月)
講習中は午前から授業があるため途中,昼食時間がある。学校なら日常のことだろうが,塾の場合は数学特訓以外では講習時くらいしかこうした時間は無い。夏休みも始まったばかりなので,まだ休みに慣れていないのだろう,昼食後に眠くなる生徒はそれほど見かけない。食事を取るとどうしてもその後の時間帯は眠くなるものだ。生活のサイクルで,眠くなる時間帯はそれぞれ異なるだろう。個人的に講習中は午後8時台あたりが眠くなることが多い。授業や面談も終わり,ホッと一息つくことが多い時間帯だ。これがふだんならまずあり得ない。なぜならば午後8時台は授業をしていることがほとんどだからだ。まだ夏の講習は始まったばかり。体がなかなか講習の時間についていっていない気がする。
14/07/27(日)
今日から八王子教室の夏期講習もようやく始まった。東中野教室はすでに最初の4日間が終わっているので,本当に『ようやくと』といった感じがする。その八王子教室の講習では,今回初めて受講する生徒も居る。最初は緊張気味でやって来るのはいつものことだが,同級生の顔を見てホッとする様子もいつものこと。長い夏休みは始まったばかり。中学生や高校生である生徒達は,この夏でどんな成長を見せてくれるのだろうか。そんな期待を抱けるのも,夏休みの持っているひとつの特徴なのかもしれない。
14/07/26(土)
ここ最近は突然の雨が降る日が多い。夕方になると遠くから雷の音が鳴り始め,そろそろ夕立がやってきそうな気配がした。すぐに外に出してあった宣伝用の黒板を仕舞った。遠雷は何度も激しく鳴っていた。いつまでもその音は続き,けれども雨が降ってくることは無かった。稲光も無く,それでもゴロゴロと何度も鳴っているのが不思議だった。ところがその正体が分かった。今日,八王子市では花火大会があったのだ。ビルの中ではそれが雷の音のように聞こえたのだ。日中から続いた面談も夜には終わった。熱い面談は猛暑日の一歩手前まで気温が上昇した今日が最も多かった。
14/07/25(金)
今日は東中野教室で仕事をした。最初に面談があり,その次に授業が2講座,その後また面談となった。毎度のことながら,講習中は東中野教室に入ることが少ない。そのため授業以外のさまざまな仕事が集中する。先生への授業依頼や確認,講習ではどの教材を使用するか指示したりなど,次から次へとやって来る。慌ただしい時間が過ぎると塾内は静寂が訪れた。それからの時間は,今日一日にあったさまざまなものの整理をしなければならない。
14/07/24(木)
八王子教室の期末面談が今日から始まった。東中野教室同様,高校3年生が対象だ。明大中野八王子校もようやく終業式を迎えた。教室が変われど,高校3年の面談は暑く長くなりがちだ。面談の予定日時を知らせる用紙には面談時間が30分程度であると記してあるのだが,なかなかそうはいかない。特に親の不安が募るのか,様々な質問をしてくるのは生徒本人より保護者の方だ。順調にいけば推薦獲得まであと4ヶ月ほど。長く感じるのか,あっという間に過ぎ去るように思うのか。少なくとも終わるまでは長く感じるだろう。不安から解放されるまでにはまだしばらくの時間が必要だ。
14/07/23(水)
今度の日曜日から夏期講習が始まる八王子教室は,ふだん塾に通っている生徒や,この夏から受講し始める生徒の授業の組み込みが押し迫っている。クラス授業としてならば,すでに設置してある講座で受講して貰えればそれで済む。けれども部活動の日程や,個人的な都合で既製の時間割では受講出来ないケースもかなりある。そうした生徒や保護者の要望に応えるべく,先生の手配や授業内容などの調整でてんてこ舞いな状態だ。誰かうしろで騒いでやしないかと思いながら,メモ書きをきちんと清書し直し頭の中を整理している。忙しいときこそ慌ててはいけないのだ。どこかしらでちょっとした余裕を持たないといけない。焦るあまり先を急ぐと,どこかで失敗をし逆に仕事が増えることもあるのだから。ここはひとつ冷静に取り組もう。
14/07/22(火)
今日から東中野教室の夏期講習が始まった。この期間は中学3年の復習講座と,高校3年の明大推薦対策ゼミが行われている。長い夏の講習が始まった。一方,八王子教室の講習は次の日曜日からだ。学校の終業式もまだこれからだ。夏休みの始まりが遅い分,講習も始められないのだ。夏の講習は高校1年以下はこの時期復習中心で,8月の講習で予習を行うのが一般的なスケジュールだ。高校2,3年生だけは明大推薦・統一学力テスト対策ゼミを行う。「一般的なスケジュール」と記したのは,生徒によっては復習中心の方がいいこともあれば,逆にどんどん予習をした方がいいこともある。特に高校3年生などは,残された2学期だけが勝負となるので過去にさかのぼるよりは,先のことだけを考えればいいだろう。
14/07/21(月)
久しぶりに一日中自宅で過ごした。午前中に一度起きたもののその後また寝てしまった。きちんと起きたのは昼過ぎだった。今日が祝日の休みで,それが月曜日であったので,何となく落ち着かなかった。仕事もせず,それでも電話は転送していたのでいつ入電するかもわからないので待機していた。結果的には何本かの電話があった。夕方になり買い物に出かけるときにはケータイに転送セットをし直したがその時間帯には電話はなかった。そんな少し落ち着かない一日だった。
14/07/20(日)
不安定な天気が続いている。日中は穏やかかと思っていても,夜になると急変することが多い。今夜は卒業生とビアガーデンに行く予定だったのだが,夜には雷雨の予報が出ていたので,急遽屋内の店に変更した。それは正解だった。飲み始めて一時間もしないうちに,外の様子が変わり雷が落ち始め,雨が激しくなった。ビアガーデンに行っていたらどうなっていたことだろう。帰る頃には雨も上がっていたが,路面の濡れ方をみると大量の雨が降っていたことが伺い知れた。
14/07/19(土)
今日は東中野教室で高校3年生対象の期末面談を行った。この時期は最高学年の面談だ。明治大学の付属校に通う生徒にとって,内部進学するために残された時間は僅かだ。2学期の2回の定期試験と1回の明大推薦・統一学力テストのみとなった。これまでにしっかり成績を残してきた生徒にとってはそれほどせっぱ詰まった面談にならないが,なかなか全員がそういう状況でいられる訳ではない。部活や環境など,さまざまな要因があって現在に至っているのだから,100人居れば100葉である。同じ生徒は二人と居ない。そうしたひとり一人の生徒に対応するには,短い時間の面談では充分用を足すことは出来ない。面談は来週もまだまだ続く。
14/07/18(金)
公立校は今日,一学期の終業式を向かえたところがほとんどだろう。それらの学校は,明日から夏休みが始まる。夏休みの宿題の定番は読書感想文だろう。夏期講習のあった生徒に訊いてみたところ案の定出ていた。どこかの出版社の宣伝をもじったのか,学校名を入れて「○○の100冊」なる課題図書の一覧表が配られていた。これは生徒達から募ったものをまとめたもので,定番の小説もあれば,今時の高校生が好きそうなものもあった。ノンフィクションや芸能人が書いた本,科学に関するものや絵本まであった。生徒のおすすめ度も記されていて,一覧表を見ているだけでも楽しさが伝わってきた。この本なら読んでみたいかもしれない,そう思わせる内容だった。
14/07/17(木)
素麺と冷や麦,うどんの区別は知っているだろうか?どれも小麦粉を塩と水で練ったもので原材料は同じだ。日本農林規格(JAS)によると,素麺は直径が1.3mmまでのものを,続いて冷や麦は1.7mmまでで,うどんはそれ以上の太さとなっている。製法もほぼ同じだが,素麺だけは少し異なる。素麺の正しい製法は,植物油を表面に塗ってから細く引き延ばし,その後天日に干す。それだけ素麺は手間が掛かっている。ところがその手間を惜しんでいる素麺もある。『にせもの』と言ってしまうと言い過ぎかもしれないが,植物油を塗らずにただ単に細くしただけのものが存在することは確かだ。天日に干す手間も,そうした商品はしていないのだろう。実際,スーパーで素麺の原材料を見てみた。すべてがそうでは無いだろうが,値段が安い品の原材料は「小麦・食塩」となっているものが多かった。植物油でコーティングしてある素麺は水につけておいても伸びず,ゆっくり食べることが出来る。何よりその喉ごしの良さに大きな差が出るだろう。暑さも本格的になってきた。カツオやアゴなどで出汁を取ったつゆに,好みの薬味をたっぷり入れ,冷たい氷水をビードロの器に入れて食するには最高の季節となった。
14/07/16(水)
夏期講習の開始時期が4日ずれることは,ちょうど1ターム遅れで八王子教室の講習が始まることになる。明大中野八王子校が3学期制に戻ってからはこのパターンになった。1タームずれることで,大きな問題は生じていない。有るとしたら,講習をする側が長くな感じるくらいのことだろう。基本的に講習は4日行って1日休むパターンが続く。東中野教室の夏期講習は7月22日始まり最初の休みが26日だ。次の27日から八王子教室の講習も始まる。その直前に八王子教室の高校3年生の面談を行うことになっている。本来ならば24日と25日あたりが妥当な線だ。ところが何を勘違いしたのか,26日を面談日にしてしまったのだ。それもその日は相当数の面談を予定している。26日は講習中日の休みの日だ。そこに面談が入ったために,夏期講習が始まっていきなり,連続して仕事をしなければならなくなった。ちょっとした日程の感覚のずれが生じていたようだ。
14/07/15(火)
夏の面談は毎年高校3年生が対象となる。この時期と冬の高校2年生の面談は塾長面談なので,対象の塾生と保護者を一人で面談していく。年度にもよるのだが,多い年は東中野教室と八王子教室を併せると30名前後になることもある。今年の夏は比較的少ない方ではあるが,それでも20名近くになる予定だ。面談日は決まっているのだが,すべての保護者が塾の日程で合うわけでは無く,当然変更依頼が出る。講習の授業スケジュールもあり,それらや他の面談とバッティングしないように予定表をカレンダー形式で作った。その結果あることに気づいた。今年の夏の講習は東中野教室は7月22日に始まり,八王子教室はその6日後の27日開始でずれている。これは明大中野・明大中野八王子両校の夏休みが始まる日がずれていることによる。明大中野校の終業式は19日で明大中野八王子校は24日なのだ。(つづく)
14/07/14(月)
塾業には全く関係ないと思うだろうが,決算時には一応『棚卸し』がある。塾内にある教材や机,パソコンなどがその対象だが実際は会計事務所に頼んでいるのでそれほど大仰ではない。一方,ものを売る商売では棚卸しの大変さは計り知れないだろう。店舗によっては営業時間を削ってでも行うことがある。「本日は棚卸しのため開店は午後からになります」といった張り紙が出されることもある。商品が多かったり,店舗の規模が大きいと棚卸し専門業者に依頼することもある。学生の頃,電気店でアルバイトをしたときに棚卸しを手伝ったことがあった。正直,店を休んでまでこんな面倒なことをする必要があるのだろうかと思った。その頃は会計処理の重要性など知る由も無かったのだ。地味であまり建設的な作業とは思えない棚卸しも,会社を運営する上では会計上欠かせない仕事だ。けれどもその準備や処理などの実際を行うのは現場の人間だ。そんな作業をこの暑い夏に行っている店舗もあることだろう。ご苦労様である。
14/07/13(日)
今回のいくつかの期末試験問題をみると,試験問題の多さが目立った。いまに始まったことではないが,試験時間内にすべての問題を解くためには相当の計算力が求められる。授業中に生徒にはよく言うのだが,試験時間がもし2倍あれば,たいていの問題は解けるはずだと。時間内に解かなければならないところに試験の難しさがある。出題する先生に,どれくらいの目標設定が敷かれているか,ふだんの授業の達成度がどれほどかを測るために試験はある。その程度が先生の手腕に掛かるのだ。
14/07/12(土)
昨日と今日は授業時間以外は極力教材作成に没頭した。ここ数年,これまで蓄積してきた教材で済ますことが多かった。授業や教材作成以外の事務的な仕事や経理に関することなど,どうしても避けられない仕事が次から次へとやって来て,その結果,教材に妥協をみてきた。高校数学や理科が新課程になったことと,現在高校2年生を中心に教えていることを鑑みて,教えながら同時に修正したり加筆するのが効率的だと思う。今回終了した単元をあらためて見直すきっかけにもなり,生徒の弱いところや補うべき点を補修出来るのは有意義な時間の使い方となる。来週以降の「それ以外」の仕事が気にはなるが,それはそれ。切り替えが大事だ。
14/07/11(金)
台風一過と言っていいのだろうか,今日はからっと晴れ上がり梅雨明けを思わせる天気となった。「言っていいのだろうか」と記したのは,東京には果たして台風が来たのだろうか,と思うくらい雨も降らなければ風もさほど強くならなかった。それとも,寝ているうちに過ぎ去ったのだろうか。全国的に見ればその影響が大きく,また被害が出たこともニュースで知った。昔なら梅雨の終わりには雷が鳴り大雨が降り,まるで子どもが泣き止んだあとにスッキリするように梅雨も明けたように思うのだが,それは個人的な見解だろうか。今日の段階ではまだ梅雨明けのニュースは入ってこない。
14/07/10(木)
台風が関東地方にも接近している。今回の台風はかなり危険度が高いようで,台風としては初の「特別警報」が発表された。さすがに関東に来るまでにはかなり衰えたようだが,侮ってはいけない。学校の対応も様々だ。八王子市内の公立小・中学校では,3時間目から始まるようだ。同じ市内にある明大中野八王子校は,前日に早々と休校が決まった。金曜日は期末試験の答案返却日で,学校としても急を要さないのと,公立校とは異なり遠方から来る生徒が多数居ることを配慮したのだろう。一方でほとんどの大学は通常通り授業を行うみたいだ。大学はもうすぐ前期試験があるので,休講にするわけには行かないのだろうか。三者三様的な明日の状況だ。
14/07/09(水)
試験が終わり生徒用に印刷したプリントの整理をした。授業前にプリントアウトしておくものの,授業の進度次第で結果的に使わず仕舞いのプリントが出てしまうのだ。そうしたプリントは計算用紙として所定の場所に置かれる。やがて生徒の自習時に使われることになる。あるいは裏紙として使われることもある。先生方に渡す予定表や,数学特訓の先生用の教材はこうした紙を使う。長く居る生徒は裏紙の存在場所をよく知っているようで,試験中には活用している。最終的には資源ゴミとなるのだが,時には驚くほどたくさんのことが書き込まれた資源ゴミが混ざっていることもある。
14/07/08(火)
今日で明大中野校と明大中野八王子校の期末試験が終わった。さすがに今日の教室内は静かだった。授業や教材準備以外の溜まっていた仕事をいくつもした。試験が終わっても,授業がなくてもあんなことやこんなことなど案外やることは多いのだ。あんなことのひとつに公的機関から来た調査書の回答をした。その内のひとつの,年金機構のそれは締め切りがかなり迫っていた。給料に関するものなので,計算も存外厄介なものだ。経済産業省から送られた「経済センサス基礎調査」は以前の調査を元に,塾名や住所などがあらかじめ印刷されていたので,その点は助かった。ほかには消費税引き上げに際しての調査書など,どれも正直面倒なものばかりだった。返信用の封筒がアンケート用紙と一緒に同封されているのだが,年金機構のものだけはこちらで切手を貼るようになっている。これはどうしたものか。
14/07/07(月)
今日は七夕だ。毎年この時期には街中で願い事が掛かれた短冊が笹の葉に結わい付けられている風景を見る。それならばと,八王子教室でも笹の葉と短冊を買ってきた。もちろん笹の葉本物ではなく,プラスチックで出来たものだが『気は心』と言う。笹の葉を立て,授業や自習しに来ている生徒に短冊を渡した。この手のことはやはり女子の方が好きなようで,短冊を渡すと嬉しそうに願い事を書き始めた。塾の七夕ではあるが,勉強に関する願い事が少ない。身長が伸びたいとか,有名なスポーツ選手に会いたいなど,好き勝手な願い事を書いている。もちろん勉強に関することを書いている生徒も何人か居る。みんなの願い事が叶うといいのだが。
14/07/06(日)
問題のレベルはさまざまだ。初めて学ぶ生徒はその階段を順に上っていく。それに併せて問題を選びながら授業は進めていく。元となるのは教材だ。その教材に完璧性は求められないか。授業をしていてその疑問は常にある。答えはNOで,どんなすばらしい問題集でもそれは不可能だ。教えている生徒によっても異なる。それでも,多くの生徒に対応できる教材をいつも考えている。不十分さを感じつつも,授業は進めなければならない。いつも少しでもいい教材を作りたいと考えている。徐々にレベルを上げていく問題を作成していると,生徒の成長を追っているようで楽しさを感じる。
14/07/05(土)
高校2年・理系の生徒の授業をしていて,作成したプリントにさらに補充しておいた方がいい問題が出た。こうした気づきは授業をしていてはじめて分かることが多い。その場ですぐに修正したり加えることが出来ればいいのだが,授業中にそれが出来ないのは言うまでも無い。いつもだと後日にその作業をするのだが,そうなるとその『熱』が冷めてしまうことがある。いい考えが浮かんだときにすぐにメモしないと,あとで思い起こせない感覚と少し似ている。けれどもたいていの場合,授業のあとにまたすぐ他の授業があったり,面談やその他の仕事が待っていることの方が多い。その結果,熱が冷めてしまうのだ。ところが今日はその時間が出来たのだ。(つづく)
14/07/04(金)
試験中はいつもと違う動きになる。ふだんは曜日によって勤務する教室が決まっているが,試験中はその限りではない。古い生徒ともなるとそのあたりは把握しているようで,いつもは居ない曜日に居たりすると,ちょっとした反応が見られる。逆にいつも居るはずの先生が居ないと「今日は休みですか」などと訊いてくる。もちろん試験中に休みを取るはずもなく,そんな場合はもう一つの教室で授業をしているんだと説明する。
14/07/03(木)
明大中野校・明大中野八王子校ともに今日から期末試験が始まった。初日の試験を終え,授業や自習に生徒が昼過ぎからやって来た。まだ初日が終わったばかりなので,それほど疲れた様子はないようだが,中には今日の試験勉強を遅くまでしていた生徒も居たようだ。少し生気がない感じの生徒が居るかと思えば,妙にテンションの高い生徒も居る。もともとの性格もあるがさまざまだ。試験期間は高校生の場合5日間の長丁場。睡眠もそれなりにきちんと取るなど,体調管理にも気をつけなければいけない。
14/07/02(水)
今日7月2日は一年のちょうど真ん中の日だ。うるう年でない一年が365日の場合,183日目が真ん中になるのだが,それが今日だ。いわゆる折り返し点の日で,明日から今年の後半が始まる。中間点の今日は前後半のどこにも属さない,ボーナス的な特別な日と捉えてもいい。正確には7月2日の正午がちょうど真ん中だったのだが,そこまで細かく区切らないでもいいだろう。前半が終わり明日から後半が始まる。今年の前半がいまひとつと思っている人は,ここはひとつ心機一転後半に新たな目標を立てたらどうだろうか。前半がうまくいった人,あるいはうまくいっている人は持続させたり,あるいはさらに良い方向へと導いていくことを目標にするのもいい。人は何かの区切りでまた頑張れるもの。その区切りが今日であってもいいはずだ。
14/07/01(火)
試験が近づくと増えるのがゴミの量だ。コンビニ弁当やファーストフードの袋,ペットボトルなどがゴミ箱にたくさん詰め込まれる。それだけ多くの生徒が授業を受けに来たり,自習したりしている。いい傾向ではあるが,ゴミの処理の観点からすると大変だ。不燃ゴミを所定のポリ袋に詰め込んでいると,女子生徒が「ゴミの処理の大変さ,よく分かります」と言った。彼女は体育会系の部活のマネージャーをしている。部活で出るゴミの量は相当なもので,その処理の大変さを部員がどれくらい知っているのだろうかと言う。捨てたゴミがゴミ箱から当たり前のようになくなっていることに,時には感謝してもいいだろう。
14/06/30(月)
八王子教室が入っているビルは今,外装の工事を行っている。足場を組み職人が塗装や修繕をしている。ふだんはそこに居るはずのない場所に人が歩いていたりすると一瞬ぎょっとしたりする。生徒が「手を振ってもいいですか?」と言う。仕事の邪魔になるし危ないので当然それは却下。足場の外側には養生用の網が掛けられていて,昼でも室内は暗いがそれも仕方ない。ただ,ふと外を見たときに,雨が降ってきたのかしら,と錯覚してしまうことがある。
14/06/29(日)
基本的に人は好奇心を持つもの。授業時にクイズやパズルを出せば,食い付いてくる生徒は多い。「マッチ棒4本で漢字の『田』の字を書く」などは定番の問題だが,なかなか正解にたどり着けない。一方,クイズとは別になぞなぞはもう少し気が楽だ。どちらかというととんちが効いていた方がおもしろい。たとえば「一日中寝ている子は誰?」などがそうだ。さて,答えはわかるかな?
14/06/28(土)
パソコンを接続するための電源が塾内にはいくつもある。たいていはプラグの差し込むコンセントが5・6個ある電源タップだ。パソコン本体とモニター,それに外付けの部品くらいしか差し込んでいない。すなわちコンセントがいくつか余っているのだ。それを狙いすましたかのように生徒達のスマートフォンがいくつも繋がっている。ここは充電所か!と思わず言いたくなる状況だ。ずらりと並んだスマートフォンが,何となく異様な物体に見えてしまった。
14/06/27(金)
試験が近い時期に忙しくなるのは当たり前のことだ。ふだん使っている教材や試験対策用の教材,数学特訓用の教材は,常に変化しながら改良している。あるいはその年に担当する学校の先生によって,問題の傾向が変わるのでそれに対応していかなければならない。要するに,問題は『生きもの』なのだ。それゆえその時々で対応が変わるのは当然のこと。さらに生徒もひとり一人がそれぞれの能力と個性を持っているのだから,二つとして同じ授業はない。『生きている』うちに問題の手直しをしたい。その思いは毎回の試験ごとに思うもの。その時間が欲しいと,特に最近は思うようになっている。
14/06/26(木)
塾内でカップラーメンを食べる場合,当然お湯が必要になる。八王子教室にはティファールがあるのでその都度沸かしている。たまにカップ麺1個なのに,容器になみなみと水を入れては「なかなか沸きません」という生徒が居る。東中野教室は八王子教室よりも消費量が多いので,大きめのポットで沸かして準備しておく。その容量は4リットルもあるので普段ならそうそう無くならない。けれども,試験が近い時期はさらに大量の湯が必要になる。1日に3度沸かすこともある。4リットルともなるとそれ相当の時間がかかるので,生徒が授業に入ったときなどに次の分を沸かしておかなければならない。いざ必要なときに無いのは悲しいことだろう。
14/06/25(水)
試験が近づくと授業が目白押しとなる。教室も自習室も混み合うのが試験前の光景だ。生徒は授業前や授業の合間に食事をすることが多い。食事の質が東中野教室と八王子教室では異なる。八王子教室は女子生徒が居ることと,塾の近くにコンビニエンスストアやファーストフード,あるいはスーパーが多数あるため,買ってきて塾内で食べている生徒の姿が目立つ。一方,東中野教室はコンビニまで若干の距離がある。そのため事前に買うか,カップ麺で済ます生徒が多い。カップ麺の生徒は,単にそれを好んでいるだけではなさそうだ。親から貰った食費を節約して,自分のこづかいにしようという魂胆も見え隠れする。(つづく)
14/06/24(火)
明大中野校と明大中野八王子校で今日,高校3年対象の明大推薦・統一学力テストが実施された。今回は代々木ゼミナールの全国センター模試が用いられた。ここ数年,この時期の試験は代ゼミの模試が使われてきている。今年から理系教科は新課程となり,出題傾向がどのように変化したのか気になるところだが,試験問題は回収されたのでレベルのほどはまだ確かなことが言えない。試験が終わり授業や自習しに来た生徒に早速自己採点の結果を所定の用紙に書かせた。今回は英語,特にリスニングが易しかったようでいつもより高得点の生徒が目立った。一方,文系では社会科で苦戦した生徒が見受けられた。試験結果が気になるのは受験した生徒は当たり前だろうが,教える方も気がかりだ。けれども来週には期末試験があるので,ここはひとつ気持ちを切り替えて望むべき時だろう。
14/06/23(月)
明大中野校と明大中野八王子校の一学期末試験の時間割が発表された。それと同時に授業変更を順次生徒と相談していかなければならない。毎度気になるのは当然担当している授業の試験日だ。前回の中間試験のときは比較的巡り合わせがよかったのだが,今回は最終日に担当している授業の試験がすべてが重なった。これにはさすがに参った。どう組み込んでも前日にすべての授業を行うことなど出来ない。明日以降,調整が必要そうだ。やれやれ。
14/06/22(日)
期末試験前の数学特訓は,今回も東中野教室と八王子教室の同日に行った。まだそれほど雨の降っていない朝のうちに生徒は三々五々やって来た。午前9時から始まった数学特訓は問題に取り組む生徒の熱心さを冷ますかのように,午前中の雨脚は激しくなってきた。その後,雨の降り方は弱くなったかと思うと,生徒が昼食に出かけた時間を見計らったかのように強くなったりもした。湿り気具合は気まぐれな猫の目のようで,それでも最後まできちんと問題に取り組んだ生徒は,それなりに達成感を得たことだろう。
14/06/21(土)
くしゃみは人によって個性が出る。年配の男性にありがちな大きな音のくしゃみもあれば,くしゃみしたの?と思えるような女の子のかわいいくしゃみもある。以前,授業中にウトウトしていた生徒が,隣の教室の先生のくしゃみに驚いて起きたことがあった。試験勉強の準備で自習をしに来ていた生徒が何度かくしゃみをしていた。それがあまりにも唐突なため,そばで自習していた同級生が「何度聞いてもびっくりするなあ」と漏らしていた。まあ,仕方ない。それよりも試験が近いのに風邪など引いていなければいいのだが。
14/06/20(金)
夏の講習案内が今日,ようやく発送できた。生徒への直接配布は3日ほど前から始めたが,ふだん第一教育センターに通っていない生徒にも案内する必要があるので早く発送したかった。このサイトでの夏期案内も今日アップした。もっとも,生徒達はもうすぐ始まる期末試験のことで精一杯だろう。まだ夏の予定などと言ってもピンとこない生徒がほとんどだろう。けれども中にはこの夏の留学予定が決まっている生徒も居て,講習案内を渡すと「先生,夏期講習は受けられません」と。すでに予定が決まっている生徒も中には居るのだ。
14/06/19(木)
だいぶ暑くなってきた。遅ればせながら,普段仕事で着ているスーツを夏物に替えた。ここ最近は休みの日でも家に居ることがほとんど無く,自宅の部屋はかなり『混雑』した状態になっている。とはいうものの,帰宅してから夏物を出すくらいの時間などいくらでもあるはず。結局は面倒くさいだけなのだ。それも暑さには勝てず,今日出勤する前にクローゼットから夏物を引っ張り出した。夏物と冬物の大きな違いはその生地の厚さで,かなり涼しく感じた。むしろ今日まで我慢しすぎた感もある。生徒たちの衣替えはひと月ほど前なので,ずいぶん遅い衣替えとなった。それでも自宅にはまだたくさんの冬物のスーツがぶら下がっている。
14/06/18(水)
暗号にはメカニズムがあり,解読するにはその特殊な知識が無ければ解読が困難となる。簡単な暗号には,文字をひとつずつずらす方法がある。例えば「こんにちは」は「さあぬつひ」とするだけで,まったく意味の無い文章になる。一文字ごとに前後を入れ替えると「さをぬたひ」なので,さらに解読のレベルは上がるだろう。暗号ではないが,知っている人間にしか面白みが分からない言葉もある。いわゆる楽屋落ちがそのひとつの類だろう。文章で表されたものでも,そこに隠された意味を読み取るのは当人どうしでないと理解不能である点は暗号に少し似ている。暗号との違いは,その文章を読んでもそこに何かが隠されているのか分からないまま,第三者には通り過ぎてしまうところにある。他愛ないちょっとしたいたずら心も,度が過ぎなければ許される範囲で納まることだろう。
14/06/17(火)
ようやく夏期講習の案内もできあがり,生徒に配布し始めた。郵送の準備も進めていて,明後日には発送できそうだ。塾教材の出版社からは,一ヶ月以上も前に夏期講習テキストの案内が来ていて,業者の準備には到底かなわないと毎回感じている。季節を取り巻く商売は多数あり,春になれば夏のことを,梅雨の頃にはすでに秋のことを考えている勤め人もたくさん居るだろう。季節を感じる余裕もなく時間が過ぎ去っていくのだろうか。
14/06/16(月)
今度の日曜日には数学特訓が東中野・八王子の両教室で同時に行われる。数学特訓は学校の過去の試験問題から多く引用している。その方が傾向やレベルを生徒に直接肌で感じてもらえるからだ。高校の数学に関しては,年によって大きく問題が変わることはあまりない。ある程度のオーソドックスな問題は,どの先生が担当しても出題されるのだ。それゆえ基本から標準的な問題を反復練習すれば大きな失敗はないはず。ただ,どうしても先生によってはクセのある問題を出題することもある。そうした問題にどう対処していくかは,プリント作成する側には悩ましい問題だ。
14/06/15(日)
金曜日の晩は,ここ最近がそうであるように,仕事を終えて帰る時間が深夜になってしまった。梅雨の中休みなのだろうか,その前日から長く続いた雨もいったん上がった。東中野教室を出たのは深夜3時少し前。昼間の暑さもさすがにこの時間は涼しくなり,空気も澄んでいるように感じた。いつも通りに帰り道は西に向かって走った。この夜の月は「ハニー・ムーン」と呼ばれもので,地球にかなり接近している上に,夏至近辺のため太陽とは逆に月は低い軌道を通った。そのため,月の出のときには赤みがかった神秘的な様相となる。仕事中だったので残念ながら月の出は見られなかったが,帰り道の月の艶やかさには圧倒された。走行している真っ正面に満月を見たときには,吸い込まれてしまうのではないかと思い鳥肌が立った。自宅に着く頃は少しだけ白々と夜が明け始め,そこに映し出された月はこの夜のものかしら?と,自分の存在を思わず確かめそうになった。梶井基次郎の「Kの昇天」では,K君が海に入ったときの月齢は15.2でなかったかと「私」は推測している。きっと,金曜日の晩の月もそれと同じような輝きを持っていたのだろう。そんなことをぼんやり考えながら帰路についた。
14/06/14(土)
東中野教室で保留していた最も古い仕事は,春期面談の面談表の整理だ。先生方が書いた面談内容を読み直し,生徒ごとのファイルに仕舞った。次に中間試験の成績表が出たので,学校で配布される成績概況のコピーをファイルに納めた。今年度最初の作業なので,前年度の学年から今年度の学年へとファイルを一つずつ替えながら整理した。細かい作業だが,これをしないと学年ごとの分類が出来なくなり,やがて収拾がつかなくなってしまうのだ。残務整理ではないが,なかなか手の出せなかった仕事がかなり片付いたことで,気持ちのどこかでつっかえていたものが取れたような気がした。
14/06/13(金)
明大中野校は今年に限り文化祭が一学期に行われる。例年だと9月なのだが,校舎の建て替えのため今年はこの週末に一日限りで実施されるのだ。学校の行事に併せて,第一教育センターの授業は組んであるので,当然文化祭近辺の授業は休講となる。いつもと異なる時期なので,気づけば文化祭がやって来た,そんな感じだ。それゆえ昨日から明日・土曜日までは開店休業に近い状態となる。それでも今日は他校の生徒の授業があった。授業が終わると,ここ最近ため込んでしまっていた仕事に取りかかった。(つづく)
14/06/12(木)
昨日と今日は営業の人と会ったり,卒業生が遊びに来て話し込んだり,さらには担当する授業が多かったため何かと忙しかった。久しぶりに太陽を見た今日の外のことなど気に留める暇さえなかった。そんなとき,今夜の月がきれいだと外にいた人に教えてもらった。それもそのはずで,今日は満月に近く雨が降ったために空気もきれいだったのだろう。残念ながら八王子教室の建物の中から確認することは出来なかった。帰りの楽しみにしたいところだが,夜空は待ってくれるだろうか。忙しさに追われると余裕を無くすもの。卒業生との会話や月を見て楽しむ時間くらいはゆっくりしたいものだ。
14/06/11(水)
平日の空いているディスニーランドは,いつもほど待たずに乗れるアトラクションもたくさん有り,遊びに行った生徒達はさぞ堪能できただろうと思った。ところがそうではなかった。なぜか彼らはそこで積もる話をしたらしい。わざわざディズニーランドまで行ったのに,なぜかそこでいくつもの話題が出たようだ。それならば並んで待っている間にすればよかったのに,と言うと「なんとなく話をしたくなったんです」とのこと。心情が分からないでもないが,なぜそこで?とも思う。まあそれでも,何年かして思い出せば悪い想い出とはならないことだろう。
14/06/10(火)
体育祭や文化祭など,学校単位での行事があったとき,平日の代休ができることがある。生徒にとってはかなり貴重な休みになるようだ。部活動が入ることもあるが,先生方も休みを取るために完全休養となることが多い。平日の休みは他校と重なることはまずないだろう。大学生や社会人はもちろん,学校や仕事がある。そんな平日に中学生や高校生が遊びに行く定番といえばやはりディズニーランドに代表される遊園地だろう。普段混んでいるところでも,6月の平日ともなると空いているはず。平日に遊園地に行けるのは,彼らのひとつの特権ともいえる。先週のその貴重な休みに,ディズニーランドに行ってきたと,嬉しそうに生徒が話してきた。案の定,園内はいつもに比べるとかなり空いていた様子だった。(つづく)
14/06/09(月)
明大中野八王子校の生徒の中間試験の結果が出た。すぐに成績表を出す生徒も居れば,こちらから催促しないと出さない生徒も居る。生徒にとって成績表が出ることは,往々にして喜ばしいことではないようだ。もっとも,高校3年生ともなると,これからの試験結果は進学に重要な要素となるので,隠し持っていても仕方ない。きちんと分析をして,今後の目標値や対策を考えていかなければならない。放置してどうにかなるものではないではない。自ら相談に来る生徒,心配して電話をしてくる保護者など,この時期は試験ごとに面談や電話での相談が増えてくる。
14/06/08(日)
梅雨入りしたかと思ったら,今年の梅雨はかなり主張が強いようで雨の降り方が中途半端でない。八王子では6月としては記録的な降水量を記録し,川岸の崩落もあったようだ。低気圧の配置の関係で長時間雨が降り続いている。八王子市内の小中学校では,運動会・体育祭がこの時期いくつかあるようだが,この雨でやむを得ず順延になっているようだ。運動会=秋の行事のように思っていたのだが,この時期にも結構行われている。楽しみにしている生徒も居るので,順延の日に雨が降らなければいいのだが。
14/06/07(土)
人間の体の中で,歯と爪は硬い方だと聞いたことがある。そのうちの一つの爪のお陰で,ここ最近二度ほど怪我をせずに済んだ。一つ目は自宅で野菜を刻んでいたときのこと。ちょっとだけ油断していたら,間違って指の方に包丁が滑ってしまった。切ったか!と思ったが,痛みも感じないし血も出てこなかった。そっと左手の人差し指を見ると,やや深めに爪に切り口ができていた。事なきを得たのだ。その後爪切りのやすりできれいに整えたところ,不便を感じるほどのことではなかった。爪は数日でほぼ元通りになった。二つ目は三枚刃のカミソリでひげを剃っていたときのこと。剃りながらほかのものを取ろうとしたところ,三枚刃が左手の中指をえぐったのだ。けれども今度も痛みはなく,シェービングクリームを流すと中指の爪が少し傷ついた程度にとどまった。爪は何事もなかったかのように修復された。大げさかもしれないが,生きていればこうした自然治癒力が自分にもはたらくものなんだと,ちょっと不思議な感覚を味わえた出来事だった。
14/06/06(金)
明日,学校で英検の試験があり,普段の英語の授業を英検対策に宛てている生徒がいた。英検は受験が複数回あるので,学校の定期試験ほど切羽詰まった感じは見受けられない。合格する可能性がどのくらいかと問うと,半分も行かないといった様子だった。自習しに来た生徒も英検の問題集を開いていたので,同様の質問をしてみたところ,やはり自信なさげであった。奥ゆかしいのか,本当に自信がないのかは分からないが,一人くらい「まかせてください」と言ってくれる生徒が居れば頼もしいのだが。
14/06/05(木)
明大中野校も明大中野八王子校も,高校2年から学校は文系コースと理系コースに分かれる。年にもよるが,文系と理系の試験問題が別々になることがある。部分的に違うこともあれば,全く別問題のこともある。先日行われた一学期中間試験の数学Ⅱにおいては,明大中野校が後者で,明大中野八王子校が前者だった。どちらも理系用の問題はそれなりに難しくなっていて,それ相当の準備が必要だった。中間試験後も,明大中野校は学校では理系用に難しめのプリントが配布された。それに併せて塾のプリントも追加することにした。既製の問題集にはなかなか見当たらなかったので,問題作成から始めた。数学の場合,オーソドックスな問題はたいていの問題集にも収録されているので,そこからの引用は実際多い。けれども,一般的でない問題の場合はそうはいかない。それゆえ自分で作成するところから始める。けれどもそうなると欲が出てしまい,学校の問題よりもさらに難しくできないかと勘案してしまうのだ。結局そんなことをしていると時間は果てしなく必要となるのだが,問題を解くのと同じくらい,新たな問題を作るのが楽しくなってしまうことがある。
14/06/04(水)
高校生の数学や物理,化学の教材を長いこと作ってきた。明大中野校や明大中野八王子校の試験問題のレベルは,塾に来ている他の学校の生徒の試験問題と比べても,比較的難しい問題が多い。その昔,明大中野校と明大中野八王子校の定期試験問題は同じだったが,それもはるか昔の話だ。今はまったく別カリキュラムとなっている。そのため質も量も現在は異なる。けれども,塾で作成しているプリントにはほとんど差が無い。基本となるところは変わらないのだ。同じ学校内でも担当する先生により問題の難易度は変わってくる。たいていの先生は準備してあるプリントで事足りるのだが,それだけでは決して十分と言えない先生も中には居るのだ。(つづく)
14/06/03(火)
中間試験が終わり,いくつかの新しい授業が始まったり,組み替えが必要な授業が発生した。そうした連絡事項が多いここ最近だ。そんな日なのだが,今日はまず東中野教室で授業をしてから八王子教室へ移動した。八王子教室に到着したのは午後7時頃だった。最初の授業がちょうど終わる時間帯だ。最初の授業と次の授業の生徒の入れ替わりがある時間帯で,帰ろうとする生徒や先生を捕まえて変更のことなどを伝えた。それでもすべてを尽くすことはできず,授業が終わってからいくつかの連絡を済ませた。新学期ほどではないが,こうして次の期が始まればあれこれとあるものだ。
14/06/02(月)
銀行と郵便局に用事があり,駅の方向へと歩いていると正面から何となく視線を感じた。すると二十代の女の子がこちらの方を見て手を振っているではないか。すぐに誰だかは分かった。数年前の卒業生だ。たまたま八王子に用事でもあったのだろうか,遊びに来てくれたのだ。卒業後も何度か来てくれたこともあったが,ここ数年は忙しかったようで久しぶりだった。外での用事も早めに済まし戻ってみると,缶ビールが2つ机の上に置いてあった。ビール党であることを高校生の頃から知っていた彼女は,暑くなってきたこともあるのだろうか,気を利かせて買ってきてくれたのだ。「休み時間の合間にどうぞ」などと冗談を軽く言えるあたりは昔と少しも変わっていなかった。
14/06/01(日)
第一教育センターのバナーは季節ごとに変えている。夏バージョンとなるこの6月からは涼しげな水色にしてある。もっとも,このバナーもサイトを立ち上げた当初から使い続けているので,古い感じは否めない。でも,それを変える予定は今のところまったく考えていない。今風のきれいなサイトが多い昨今,ずっと変わらないスタイルもいいのではないかと思う。一年が過ぎればまた同じバナーが現れる。そんな些細なことで一年が過ぎたことを感じてくれる人が一人でも居てくれるのなら,それは素敵なことだと思う。
14/05/31(土)
週休二日制の会社が多いようだが,そんなこととは関係なく第一教育センターは土曜日も平日と同じように『営業』している。日曜日にも数学特訓や講習が入ることもあるので,週休二日とは縁がないようだ。そんな土曜日であるが,今日の夜は卒業生と飲む約束を以前からしてあったので,早く上がることにしてあった。そのため,いつもの仕事時間の半分に満たない勤務となった。昔は土曜日の午前だけ仕事をすることを「半ドン」と言っていたが,どのくらいの年代までこの言葉を知っているのだろうか。
14/05/30(金)
学校の定期試験の試験範囲は移ろいやすい。学校の先生から一度発表された範囲が,その後変更になることはよくある。同じ科目を複数の先生で教えている場合は,事前にどこまで進むかの打ち合わせをするだろうから,ある程度の目安は立つはず。厄介なのは一人の先生だけで担当する科目だ。進度によって試験範囲に変更が出ても,担当する先生自身が試験問題を調整すればいいのだから,試験範囲の変更はしやすい。たいていの場合範囲が短くなるので,生徒からはあまり文句は出ないだろう。けれどもよく考えて欲しい,短くなった分,次回の試験にそれが盛り込まれる可能性があることを。
14/05/29(木)
中間試験が終わってホッと出来ると思いきや,今度は2期生の生徒の試験がやってきた。第一教育センターのほとんどの生徒は明大中野校と明大中野八王子校に通っているが,他校の生徒も通塾している。担当している生徒の試験が来週にある。当然,その対策授業を行うことになる。どの学校の生徒にも同じように準備をしているのだ。その結果,来週は東中野と八王子の両教室での授業日が発生しそうだ。そういう巡り合わせもある。本当に一息つけるのは,もう少し先になりそうだ。
14/05/28(水)
テレビで昔の映像が流れると,それを見た当人が恥ずかしがるシーンは時々目にする。テレビでなくても,昔の自分の写真が恥ずかしくて,人には見せたくない,そう思う人は結構居るだろう。自分で書いた昔の作文や手紙なども同じだろう。今と比べれば稚拙で頼りなく,何を考えて書いていたのかしら,と昔の自分に叫びたくなる気持ちを抱いたりするかもしれない。それがどの時期であったとしても,気恥ずかしさは拭えない。けれども,その文面もその当時には一生懸命考えて書いたに違いない。昔の自分と対峙することができる,一種のタイムカプセルみたいなものだ。願わくば,そのときの自分と話ができればと思うのだが,もちろん叶うはずはない。懐かしく思うくらいがちょうどいいのかもしれない。
14/05/27(火)
中間試験が終わり,テスト結果もほぼ出揃ったところだろう。毎度のことながら,うまくいった生徒も居れば残念な結果に終わった生徒も居る。個々の生徒においても,うまくいった科目そうでなかった科目は必ずある。大切なのは反省をして次に生かすこと。喉元過ぎれば熱さを忘れるではいけない。反省をしてこそ人は成長するのだから,今の悔しい思いを糧に次へと繋げて欲しい。
14/05/26(月)
挿入口の気遣い不要のUSBハブ,そして同様に挿入口の上下を気にする必要のないUSBメモリーキー。メーカーはなんて気遣いのある製品を作ってくれることなのだろう,そう思った。ところがだ,当該のハブに当該のUSBメモリーキーを差し込もうとしたところ,入らないのだ。上下どちら側からでも差し込める形状のため,それがかち合って差し込みが出来ないのだ。共に中央部に突起物があり - それが上下どちら側からでも差し込めるようにする仕組みだ - お互い反発しあうのだ。同じように気を利かせた製品がかみ合わない。何とも奇妙な組み合わせだ。
14/05/25(日)
上下どちらも気にしないUSBのハブは,実際使ってみると便利だ。それほど高くない
ものだけに,この手のことを煩わしく思う人にはお勧めだ。ハブを購入後,試験問題を保存しているUSBメモリーキーに問題が発生した。ソフト的な問題ではなく。ハードの問題だ。そう記すと難しそうだが,接続部を出し入れする部分が壊れてしまったのだ。そこで,ヨドバシカメラで新しいUSBメモリーキーを買いに行った。16GBの容量で1000円を切りしかもUSBの形状の上下を問わないものだった。ハブでも上下を気にせず,本体でも同様に対応するのだから,気遣いの商品といえるだろう。(つづく)
14/05/24(土)
USBメモリーキーは持ち運びも楽で,最近では容量が大きくても廉価なものが増えてきた。メモリーキーが普及する以前は,MOやZIPあるいはCD-RやDVDなどを利用してきた。どれも一長一短があり,市民権を得るには至らなかった感がある。USBメモリーキーはその観点からすると,フロッピーディスクに次ぐ記憶媒体といえる。そのUSBの欠点のひとつは差し込み口だろう。メモリーの形状や相手の機械の挿入口によって上下が逆にになると差し込めないのだ。これまでに何度も差し直してきたという人がほとんどだろう。その欠点を補うため,上下を気にせずに差し込めるUSBのハブを先日購入した。(つづく)
14/05/23(金)
5月も下旬ともなると暑い日が多くなってくる。今日で中間試験は終わったが,試験期間中は昼前後から始まる授業が多かった。学校が終わり昼食をとってからの授業は,少し蒸し暑くなってきたこと,さらに食後ということも手伝ってか,暑がる生徒も出てくる。中にはワイシャツもシャツも脱いで,上半身裸になってしまう生徒も居るほどだ。このあたりが東中野教室と八王子教室の決定的な違いだろう。共学校の明大中野八王子校の男子生徒は,さすがにそこまですることはない。一方,男子校の明大中野生は,学校でもそうであるのかもしれないが,大胆に脱いでしまう生徒が居る。冷房を要求しないだけいいのかもしれないが,やはり男子校の生徒なのだと感じるひとコマだ。
14/05/22(木)
中間試験も終盤を迎えた。明大中野校は明日が最終日だ。今日も明日の試験対策の授業を行った。理系科目の前日は,同じ学年の授業が同時刻に重なることはよくある。学校と違い,塾の場合は隣の授業の声が聞こえたりすることもよくあることだ。同じ学年が同じ内容の授業をするのはちょっとやりにくく感じる。特に同じ試験対策用のプリントを使っていたりするとなおさらだ。そんなときには解く順番を変えたるなどの工夫も必要だ。そのあたりはベテランの先生の方が対応するのが流れだろう。
14/05/21(水)
試験中に教科書やノート,あるいはプリントを忘れたりすると大変だ。忘れる場所がどこかにもよって状況は様々だ。学校のロッカーなどに忘れたりすると,気づいた時間が夜だったりすると取りにいくことができない。自宅にあるのか,学校に忘れたのかが不確かなこともある。塾には学校で使っている教科書は,主要教科についてはすべて揃えてある。問題集やワークなどもたいていのものは置いてある。どうしても必要なときは貸し出しするか,コピーをして渡すこともある。翌日に試験が迫っている場合は仕方ない。でも,それを当てにするのではなく,管理はきちんとしっかり自分でしておく,それが基本だろう。
14/05/20(火)
プリント教材の解答作りで最も手間が掛かるのが図形だ。証明する図形を描き,そこに様々な数値や記号を入れるのに骨が折れる。それ専用のソフトもあるのだが,なかなか満足のいく出来映えにならず,作画用のソフトを使って図を作ることもある。解答は先生が見るものだからそこまで丁寧にする必要はないのだが,ついのめり込んでしまうのだ。グラフも困難なうちの一つだが,それも今は良いソフトがあるので楽になった。昔ならコピーして貼り付けるか,自分できちんと書くしか方法はなかった。その点ではいい時代になったと思う。
14/05/19(月)
新課程となった数学や化学の教材の修正を順次行っている。今年度は数学Bと化学を中心に問題の差し替えや校正・修正を入れている。以前は解答は手書きで行っていたのだが,修正するたびにまた手書きを加えることになり,結果的に無駄な作業になる。ワープロに入力するのはそれなりに手間の掛かる作業ではあるが,一度作ってしまえば汎用性がある。特に高校数学の内容が大きく変わることなど無いので,解答づくりは有益な仕事だ。解答の中で時間が掛かるものの一つとして「証明」がある。問題作成自体は簡単だ。例えば「連続する2つの自然数は互いに素であることを証明せよ」などは,問題を打ち込むのに20秒と掛からない。ところが解答ともなると数行は要するのだ。(つづく)
14/05/18(日)
嗜好品は新商品が出れば,愛好家にとっては気になるもの。毎年暑くなってくるとビールの新商品が出てくる。最近ではコンビニエンスストア限定の商品も多くなった。酒屋やスーパーでは扱わないので,目についたときに買っておかないと買いそびれてしまうこともある。地域によって販売されないこともある。八王子では販売されているのに町田では見つけられない,といったこともある。けれども限定販売は別として,新しいビールがその後残ることはほとんど無い。既得権ではないが新参者には厳しいのだろうか。
14/05/17(土)
学校で出されている課題は,生徒にとってはきちんと出さなければならない一つの提出物だ。成績に関わるから一生懸命に取り組む。もっとも成績に絡まないと生徒はそこまで真剣に取り組まないだろう。中間試験を前に,数学の課題がたくさん出されている学年がある。毎回出されているので,どれくらいのペースでやらなければならないか,そのおおよその見当はつくだろうが,それでもいつも追い込まれてしまう生徒が居る。さて,課題も残り少なくなった生徒にあとどれくらい残っているかと訊くと「7題だけになりました」と嬉しそうに言った。ところが授業が終わってから同級生と課題の話に及んだ。競っている友達に勝っていることが嬉しかったのだろう。「俺あと10題だけだぜ」と誇らしげに,けれども正直に言ってしまった。さっきより数字が大きくなっていると指摘すると「すみません。少し盛りました」と白状した。そんなところで見栄を張らなくてもいいのだが,まあ許せる範囲だろう。
14/05/16(金)
今日最初の授業をしていたら突然雨が降り出した。けれども空は明るく少し日が差していた。授業を受けていた生徒が帰りの傘の心配をしていたが,それは無用であった。雨はすぐに上がり,日差しが降り注いできた。今日の午前中は風が強かった。最近はそういった日が多い。雨が降っている時間帯もかなりの強風で,旗がめくり上げられアコーディオンのように上方まで縮んでいた。日が沈む頃には風も収まり,昼間の暑さから一転,涼しくさえ感じるようになった。夜には満月より少し痩せた月が浮かんでいた。都心で星が見えた。この時期としては澄み渡った空気だったのだろう。
14/05/15(木)
今日も試験前の授業で教室がいっぱいになった。授業が終わった生徒が,自習する場所を探しにやってきた。ところがその時間帯はかなりの混雑で,すぐには空いている場所が見つからなかったようだ。授業と授業の合間なので,次の授業が始まれば自習室の生徒も移動するのでたいていの場合は空席ができる。それでも試験が近いので,少しでも早く次の勉強をしたいという気持ちは分かる。終了時間になればお仕舞い,という訳にはいかない授業もあるのだ。流れによっては「ここまでは終わらせておきたい」とそう思うのが教える側の人情というものだ。
14/05/14(水)
試験前の授業で教室はどこもいっぱいになっている。授業を受けている生徒が,自習用の席に鞄を置いたままだったので,教室に移動するように指示した。自習しに来る生徒の席を空けておくためだ。授業を受けていた生徒は,授業後に自習室で勉強するつもりで鞄を置いてあったようだ。心構えはいいが,実際に使っていない時間帯に席を占有するのは好ましくない。自習は生徒によって個性が出る。黙々と問題を解いたり,暗記に専念する生徒も居れば,時々息抜きのためだろうか,友達同士でお喋りをする姿も見られる。お喋りの場合,どこで打ち切るかは生徒次第。何のための自習かを考えて欲しい。
14/05/13(火)
中間試験が近づいてきた。試験前の生徒たちの慌ただしさが伝わってくる。三省堂国語辞典によると「慌ただしい=短い時間内にいろいろな事が重なり合って(次から次へといろいろな事が起こってきて),落ち着かない状態」とある。立心偏に「荒れる」というこの字,まさしく人の心の状態を的確に表している。試験前に時間がなくなり,あれもこれもやらなければならない状況となり落ち着かなくなる気持ちは分からないでもない。けれども,結果的に何もできないまま過ぎてしまう危険性があるのなら,まずはやるべきことの順位を決めること。それに要する時間などたかが知れている。方法は簡単だ。必要と思うことを5つくらい書き出し,2つずつ比べる。その作業をしたならば,上位のものから時間配分を多めに取ればいいのだ。焦って無駄に時間を費やすくらいなら,何かをやった方が良いに決まっている。
14/05/12(月)
昨日は今年度最初の数学特訓を行った。今年の明大中野校と明大中野八王子校の定期試験の日程がどれも近いので,同日開催が多くなる一年だ。そのため,いつもは2人で担当する八王子教室の高校3年を一人で担当した。もっとも,普段数学の授業を受講している生徒がほとんどなので基本的なことはある程度は理解しているはず。ただ,中には数学の授業を全く受けていない生徒も居るので,そういった生徒にどうしても手が掛かってしまうのは致し方ない。基本事項の確認から始めたのだが,基本ができている生徒は30分程度で終わってしまう。ところが,数学特訓で初めて取り組むという生徒はそれだけで午前を費やしてしまった。それだけ,普段の勉強が大切であることを物語っている。
14/05/11(日)
明大中野八王子校では,高校新入学と共に保護者・生徒に「ハンドブック」が配布される.その中で明治大学推薦での指針が詳しく記されている。ところが,その数値に誤りがあるのだ。新課程への移行段階なので,それも致し方ないかも知れない。けれども,その訂正はされたのだろうか。塾で作成している成績表は,その都度修正を加えている。進学は生徒一人ひとりにとっては一生に一度の大切なこと。正すべきところはすぐにでも対応するべきだろう。
14/05/10(土)
明日は東中野教室と八王子教室で数学特訓がある。東中野教室の準備は昨日のうちに済ませたおいた。今日は八王子教室の方の準備だ。前日の準備は,教室の机を並べ替え,教材をプリントアウトして配置するくらいなのでここまで来ればそれほど大変ではない。何事も準備の段階の方が大変なのだ。その準備が終盤を迎えたとき,生徒から成績のことで相談を受けた。成績表をパソコンで開き,今後の試験結果で最終的にはどんな数字になるのか,シミュレーションしてみた。成績表は表計算ソフトで作ってあるのだが,かなり複雑な関数を用いている。作った本人でさえも元の構造がどんなだったかはすぐには分からない箇所もある。生徒と一緒に成績表を見ていて,一箇所疑問に思ったところが出てきた。(つづく)
14/05/09(金)
通勤中のラジオからは「千葉県で竜巻注意報が発令されました」と,ちょっと緊張気味でアナウンサーが知らせていた。その段階で都内は晴れ渡っていた。やや風はあったものの,天候が荒れる気配は感じられなかった。ところが東中野教室に到着し,しばらくすると天気は一転し大粒の雨が降り出した。午後2時からの授業の生徒が居たのだが,間一髪セーフだった。その後風も強まり,授業をしている教室から見える塾の旗がかなりの勢いでなびいていたので,授業中ではあったが仕舞いに外に出た。空気は生暖かく台風のようでもあった。天気はめまぐるしく変わり,一旦晴れ間が見えたかと思うとまた暗くなり夕方には再び日が差してきた。夜になって外に出てみると,やや「メタボ気味」の半月が浮かんでいた。
14/05/08(木)
今回の消費税アップではさまざまな業種で,料金に関しては工夫がなされた。鉄道料金ではこれまでに1円単位はなかったが,SuicaやPASMOで支払う場合,現金で切符を買うよりも安く設定されている区間があり,数円だが安い料金となる。自動販売機でも,値上げする飲料とそうでないものを作ることにより,ひとつの販売機でバランスを取っているらしい。企業としてもさまざまな考えの末での苦労の跡がみられる。さて,2年切手の絵柄となったウサギは「エゾユキウサギ」という種類で,日本郵便によれば他の新切手も含め「日本の自然をテーマに年間を通して利用者に親しまれるデザイン」にしたとのこと。2円切手は11年半ぶりの復活で,前回のデザインは秋田犬だった。犬にウサギ,どちらも干支に含まれる動物で,一般に人々に愛される傾向にある。ペットとして飼われるとしたらあとは鳥(酉)くらいだろうか。だとすると,次の消費税が上がるときには鳥の絵柄が採用されると思うのは,勘ぐりすぎだろうか。もっとも,鳥の図柄の切手はたくさんあるのでインパクトには乏しくなるだろう。
14/05/07(水)
以前,この雑記帳に郵便料金のことに触れた。4月の消費税アップでハガキや封書の郵便料金が値上げになった話だ。50円が52円に,80円が82円になったことはすでに周知のこと。そのときに定形外の120円と140円の料金が据え置きになったのはなぜかと問いかけた。近所の郵便局で訊いてみた。初めに訊いた年配の女性はなんとなく誤魔化していたのがすぐに分かった。誰に聞けば教えて貰えるのかと問いただすと,彼女はその場を去り代わりに局長が出て来て説明してくれた。「郵便料金は,内税でまかなえないものだけ値上げしました。50円と80円の値上げ率もちょうど3%分ではないのです。120円と140円が上がらないのも,全体のバランスを考えての事なのです」と説明された。(つづく)
14/05/06(火)
東中野教室は中野区の込み入った住宅街の中にある。近くにこれと言って目標物がない。むしろ,第一教育センター自体が目標物になることだってあるだろう。それゆえ,初めて問い合わせのあった人に説明するのは骨が折れる。言葉で説明するよりは,ホームページの地図や「道案内」を見て貰う方が確かだ。方向音痴,といっった言葉がある。一度だけ通った道を覚えている人が居れば,何度行っても目的地に真っ直ぐたどり着けない人も居る。それも人それぞれの個性だと思う。よほど急いでいるときは別として,一本道を間違えることくらい,ちょっとしたハプニングと思えばいつだって笑い飛ばせるはず。そんなに先を急ぐ必要など無いのだ。
14/05/05(月)
高校の理系科目が新課程になって3年目となった。これですべての学年が新課程となり,来年の入学試験からは新課程での出題がある。書店に並ぶ受験問題集もようやく新課程用のものも並び始めた。それもしかし,数学の問題集はそれなりに増えてきたのだが,物理や化学などはまだ十分でない。受験する生徒用にと探しに行くものの,新課程用として適している問題集がなかなか見つけられず,結局これまで使ってきた問題集から適した問題を選ぶという方法をとっている。
14/05/04(日)
連休の2日目の夜の空を見た。すでに少し西側に傾いた月は,まるでお手本のような三日月だった。上弦の月だ。そのすぐそばには木星が寄り添うように輝いていた。実際には木星の方が遙かに大きいのだが,距離の違いで月のその存在は明らかに大きかった。春から夏に移り変わるこの季節,都会で見る夜空の星は決して華やかだとはいえない。けれども二つの星を見ながら,同じ空の下で,同じ夜空を見ている人が今も居るのかもしれないと思うと,切なく愛おしく,でもちょっとだけ甘酸っぱく感じる。忙しい毎日から少しだけ解放されるこんな日に,大切なこと大切なもの大切な人のことをゆっくり考えられるのは,貴重で贅沢な過ごし方だと思った。
14/05/03(土)
最近,コンビニエンスストアやスーパーで貰う割り箸の具合が良くない。きれいに割れないのだ。かなり高い確率で,上端の接合部で割ろうとすると中途半端なところで分断されるのだ。その結果,食事をしようとすると,持ちにくい箸となり,せっかくの弁当の味が半減とまでは言わないが残念な状況となる。その結果,いまは『マイ箸』を使うようにしている。使っている箸はソフト会社で貰った,袋付きの漆塗りのしっかりした箸だ。箸もそうだが食事は器が変わるだけで,その雰囲気が変わり味にも違いが出るように思う。
14/05/02(金)
今日は東京で今年初の夏日となった。昨日も暑かったが25度を超えることはなかった。ただ,湿度は昨日の方が高かったので,気温の割には今日の方が過ごしやすく感じた人も居ただろう。個人差があるので一概には言えないが,昨日今日の暑さで体調を崩している人も居るだろう。真夏でなくても熱中症になることもあると聞いたことがある。こまめに水分を取り,疲れを感じたのなら無理せずにゆっくり休むことも必要だ。自分では「大丈夫」などと思わすに,休息もときには必要なはず。
14/05/01(木)
連休中だが昨日・水曜日から明日・金曜日までは通常授業が行われる。ところが,昨日は創立記念日で明大中野校も明大中野八王子校も休校だった。それゆえ,学校の授業がほとんど進んでいない状態だ。塾での授業時には多くの先生が「いま学校はどこまで進んでいるか」とよく訊く。ところがこの一週間でまったく進度のなかった科目もあった。生徒によると時間割によっては件の科目のある曜日がことごとく休みなのだ。その一方で,今日・木曜日は学校も塾も休みなくこの一学期は過ぎてゆく。一つの巡り合わせなのだろう。
14/04/30(水)
嗜好は人それぞれだ。食べ物や飲み物に関しては,好きならばこだわりを持って食材に凝ったり,器を選んだりするだろう。けれども度が過ぎた食べ過ぎ・飲み過ぎが体に良くないのは言うまでもない。家族から非難されることもあるだろう。「たしなむ程度に楽しんでます」と言われことがあるが,「たしなむ」は漢字で書くと「嗜む」となり,辞書によると『好んで親しむ。好んで熱心にする』という意味以外にも,『自分のおこないに気をつける。つつしむ』という意味もある。それゆえ,何事も適度にと言うことにも繋がるのだろう。さらに辞書には『ふだんから心がけておく』ことにして,『きちんとした身なりをする』ともある。
14/04/29(火)
教材をプリントアウトしようとした先生が,一向にプリンターから出てこないと言った。普段なら問題なく用紙は出てくるはずだ。無線LANの機器の不具合だろうかと探るものの,ネットやメールには繋がっているので問題はない。パソコンを再起動するものの解決しなかった。仕方ないので他のパソコンでプリントアウトして貰った。ところが他のパソコンでも同じ状況に陥った。どうやら問題はプリンターにあったようだ。結果的にはメーカーのサポートセンターに電話をしなければ解決しなかった。ポートの変更をすることで事なきを得た。原因は特定できないが,長時間の停電が怪しいことは疑いの余地はない。
14/04/28(月)
月曜日は八王子教室勤務の日。今日は昨日・日曜日の夜の,八王子を中心とした停電の話題で持ちきりだった。それもそのはずで,八王子教室は八王子市内に住んでいる先生が多いからだ。もちろん生徒も多数住んでいる。住んでいる場所で停電していた時間に差があったらしく,長い先生は2時間以上も暗い中で過ごしたようだ。そんな大変な思いをしていたこの停電を知ったのは,今日の昼のニュースでだった。それゆえみんなの話題にまったくついて行けず,一人かやの外状態だった。ところが停電の影響によると思われる被害が,塾内でひとつ出たのだ。(つづく)
14/04/27(日)
根元が真っ黒になった櫛を女子生徒が差し出して見せた。体育館ではなく校庭で部活をしている生徒だ。放課後の数時間で髪の毛にはたくさんの土埃が入り込んでしまうらしく,髪の毛の間には大量の砂埃がたまるようだ。それでも高校生なので,新陳代謝は早いのだろう。それほど髪の毛が痛んでいるようには見えなかった。
14/04/26(土)
高校の選択科目で「数学演習」を選んだ生徒が居た。学校での説明がどうだったかは詳しく聞いていないが,結果的にはそれほど数学の得意で無い生徒の履修が多かったようなニュアンスだ。ところがふたを開けてビックリしたのは生徒の方だっただろう。使用するテキストは大学入試問題ばかり。難関校が並んでいる訳ではないが,数学を得意としない生徒には酷だろう。中には学校の授業ではカットされた箇所もしっかり入っていて,それを授業で扱っているのだ。そこをやったかさえ分からない生徒も居ることだろう。今さらながら変更できればと願う生徒も居ただろうが,もちろん時すでに遅し。協力し合いながら取り組んでいる人も居るとのこと。学校側ももう少し事前にどういった狙いがあるのかくらいは知らせてあげてもよさそうに思う。
14/04/25(金)
高校では選択授業がある。代表的なものの一つが音楽と美術だろう。中学まではどちらも必修科目だが,通常高校ではどちらか一科目を選択して履修する。それ以外にも社会科では日本史や地理,政治経済などを選択する学校もある。こうした科目はおおよそ何をやるかが分かるので,選ぶ生徒の方も決めやすいだろう。ところが,そうでない科目もある。それは「◯◯演習」と付く科目に多い。例えば「古典演習」とか「化学演習」などがそうだ。選択する段階でどの先生が担当するかが分かっていたり,使う教材がはっきりしていればまだ判断基準になるが,たいていの場合そうしたことは生徒に提示されない。(つづく)
14/04/24(木)
連休を前にさまざまな連絡事項が発生している。来週中も通常授業が行われる日もあるのだが,祝日や創立記念日があり生徒達は休みの日が多い。その上,明大中野八王子校は教科見学会という名のいわゆる遠足があるので,ほとんど授業が無い。それゆえ,いまのうちに講習の案内や今後の予定表などを渡しておかなければならない。それに連れ先生方への連絡事項も生じる訳でなかなか気が抜けない。銀行に行くとゴールデンウイーク中の煩雑日がカレンダーに記されていたが,塾が忙しくなる日とは無縁のようだ。
14/04/23(水)
連休が明けるとすぐに中間試験がある。新年度が始まったばかりだが,最初の試験は案外早くやって来る。生徒にそのことを話しても,いまひとつピンとこないか,「そんなにすぐ試験があるんですか!」と反応のある生徒に分かれる。今年度においては,明大中野校と明大中野八王子校の試験日程が近い日が多く,東中野教室と八王子教室で同日に数学特訓を行うことがほとんどとなりそうだ。そうなると,試験前の準備はもちろんのこと,先生の手配も大変になりそうだ。その反面,忙しい時期が集中するので,それが過ぎてしまえばひと息つくことができるだろう。
14/04/22(火)
学校の新学期が始まって約2週間が過ぎ落ち着いてきた頃だろう。新学年になると,学校のクラスでは委員や係を決めるはず。代表的なのが学級委員や書記だろう。教科の係ではみんなは何を嫌がるのか訊いてみた。すると,意外なことに英語係が敬遠されがちだと言った。毎回の授業でCDプレーヤーを職員室まで取りに行かなければならないのがその理由らしい。休み時間が減るだけではなく,直前に英語の課題を片付けることが出来なくなるからだ。そう言った生徒自身が英語係になってしまったのだから,気の毒でもあり可笑しくもある。まあ,世の中そんなものだろう。
14/04/21(月)
卒業生が遊びに来てくれた。正確には遊びに来たというよりは,友達との待ち合わせの時間調整といった感じでだった。それでもあれこれと近況を知らせてくれた。大学4年生の彼は,すでに就職先も決まっていて余裕が見られた。同級生の就活状況も分かる範囲で教えたくれた。その話を聞く限りは,一時期よりも就職の状況は良くなったように感じた。中学生の頃には先生に対することばも選ばずに居た時期もあったのが,いまや立派な大人になったのだと感じた。彼が初めて塾に来たのは9年前の中学1年生だった。時はしっかり過ぎているのだと思った。
14/04/20(日)
「長」と付く役職はいくつもある。小・中学生では「班長」がその代表的な『役職』だろう。班の構成は4~5名が普通だろうか。その選出は,クラスや生徒会のそれとは異なるので,基準は結構曖昧なのかもしれない。勉強ができるとか,リーダーシップがあるとか以外にも,その中で単に『面白いやつ』で選ばれることもあるだろう。個人的に「長」と付くものはあったのだろうかと考えを巡らせてもすぐには出てこない。中学生の頃に部活を立ち上げたときに「部長」になったことと,2年生のときに何かの班長になった記憶はある。もっとも,いまは「塾長」になってはいるものの,その器にあるのかは自分ではよく分からない。
14/04/19(土)
授業報告メールをGmailに変えたのだが,変更すればトラブルが生じるのは仕方ない。多いのがドメイン解除だ。パソコンから送られてくる迷惑メールが多いため,複数の保護者は受信拒否の設定をしている。この設定を変えなければならないのだ。この手の操作は頻繁にするものでは無いので,しばらく時間が経つと忘れて仕舞うもの。送る側としては,パソコン操作に不慣れな先生が何度か誤った手順をしてしまい送れなくなることだ。何にしても最初に一か月くらいはなかなか落ち着かないだろう。古い方のアドレスはいましばらく残しておかなければならなさそうだ。
14/04/18(金)
授業が終わったあとに,第一教育センターでは保護者宛に「授業報告メール」を送っている。その日の授業内容や授業での生徒の様子,出した宿題や変更が出た場合にはその連絡も兼ねている。希望している保護者宛に毎回,担当している先生方がメールを送っているのだ。このメール,新学期からメールソフトを変更した。これまではOutlookを使ってきたのだが,OSの変更や管理の煩雑さが出てきたのでGmailに変えることにした。Gmailならばパソコンに依らずどこでも同じ環境で使える。また,アドレス帳や送受信の一元管理ができるので便利だ。その準備を春期講習から始めたいた。(つづく)
14/04/17(木)
新学期になると新しい生徒に教えはじめることがある。いままで塾に通っている生徒のこともあるし,この4月から初めて通い始める生徒ということもある。初めての生徒というのは教わる側もそうだろうが,教える方もそれなりに緊張感を持つものだ。生徒の性格や力量,どんなことを望んで塾に来て授業を受けているのか。さまざまなことに気を掛けるのだ。一方,ずっと教えている生徒との授業はずいぶん楽に感じる。馴れ合いではないが,授業の進め方や問題の選び方など,すでに把握しているからだ。春はそんな季節なのだろう。
14/04/16(水)
東中野教室担当の新学期の授業が今日から始まった。水曜日は前年度から引き続き担当する数学のクラス授業だ。受講するメンバーは1名加わったものの,以前からよく知っている生徒なので,新年度というよりは,学期が一つ変わったという印象だ。それなので,特に改まることも無くすぐに授業を始めた。高校2年という大事な時期に差し掛かったのだが,まだ4月。どれくらいそれを感じ取っているのだろうか。
14/04/15(火)
新学期が始まり,学校での新しいクラスにも徐々に慣れてくるころだろう。最初の緊張も解けるころか。何人かの生徒に新しいクラスのことを訊くと,そんな様子が窺える。クラス内での自分の立ち位置もやがて決まるだろう。中学生や高校生の頃にしか味わえないこの環境の変化は,そうした年齢特有の経験となる。社会に出てからも,転勤や配置換えで環境が変わることもあるが,まわり全体が一斉に変化することは希だろう。オリエンテーションなども落ち着きをみせ,授業もいつも通りのペーストとなり軌道に乗り始めた。
14/04/14(月)
土曜日に放置して帰ったパソコンの状態を二日ぶりに見た。移動すべきデータは外付けハードディスクに無事移っていた。それでもまだハードディスクの残量は予想していたよりも少なく,その原因を探らなければならない。それ以外にもまだ設定が不十分なパソコンがあり,いつになったら収束するのだろうか。授業や教材準備など,本業としてやらなければならないことが沢山あるのにままならない。
14/04/13(日)
人にはそれぞれ好物というものがある。「○○には目がない」というセリフは誰しも一度は言ったことがあるだろう。大好物のものが食べられるのは,一つの幸せというものだ。先日,外で鰯を主とした店で飲んだときに,いわゆるおすすめ料理の中に『氷下魚』というメニューを発見した。氷下魚は『こまい』と読む。鰯ほどの小さな魚だが,ホッケに似たしっかりした身で焼いて食す。酒の肴として申し分ないのだが,ご飯のおかずとしてもいけるだろう。名前の字の通り,氷の下に生息するので正直この季節には出回ることはあまりない。専門店だけにさすがだと思った。そんな氷下魚がスーパーの「北海道展」で売っていると,人づてに聞いた。4月に出会えた好物に,迷うことなく3パック買った。その晩のうちに1パックを食したのは言うまでもない。氷下魚と北海道展をしていたスーパー,それに教えてくれた人に感謝。ありがとう。
14/04/12(土)
東中野教室のスキャナーはスキャンを掛けたデータはパソコンに直接保存されるように設定してあった。保存するパソコンは2台あり,一方もしくは両方に保存ができた。ところがOSのバージョンアップをした結果,片方のパソコンのフォルダーにアクセスできなくなったのだ。その原因を突き止めて解決しようとしたのだが,ネットワークの知識がある程度必要だったり,コピー機独自のシステムがあるようでうまく行かなかった。八王子教室でもバージョンアップしたパソコンのハードディスク容量の残量が,尋常でないほど少なくなってしまった。データを外付けハードディスクに移動する作業をしたところ「残りおよそ1日」という表示が出る始末。すべてが落ち着くまでにはまだまだ時間が掛かりそうだ。
14/04/11(金)
Windowsのバージョンアップにより,さまざまな設定のし直しに迫られている。そのうちの一つにスキャナーの保存用ホルダーの設定がある。スキャナーはコピー機もしくは印刷機のスキャナー機能を使っている。東中野教室には印刷機と昔から使っているコピー機がある。コピー機は現在のところ,印刷機のバックアップ的な使い方をしている。印刷機に不具合があった場合にのみ使っている。印刷機といっても,ほとんどコピー機と同様の働きをする機種なのだ。スキャナーはというと,東中野教室はコピー機でまかなっている。解像度の関係か,印刷機よりもコピー機の方が容量が小さく済むのだ。(つづく)
14/04/10(木)
Windows XPの最終サポートが昨日で終了した。実際にはまだ使っている企業や自治体は多数あるようで,今後さまざまな場面で問題が発生しそうだ。そうなった段階でようやく,OSのバージョンアップが喚起され収束を見ることができるような気がする。かくいう第一教育センターも,今日の段階で一台だけXPのパソコンが残ってしまっている。それはメインで使っているパソコンのひとつで,さまざまな設定があるため簡単にはバージョンアップできないのだ。今回のこの『騒動』では合計8台ものパソコンに措置をしなければならず,その仕事量はかなりのものとなった。この雑記帳を書いているいまも,他のパソコンのセットアップをしている。「更新プログラムをインストール中(113個中52個目)といった具合で,なかなか終わりが見えない。実はこの更新プログラムの前にも,140個もの更新があったのだ。やれやれ。
14/04/09(水)
八王子教室では今日から高校2年生対象の「統一学力テスト対策直前ゼミ」を開講した。明大中野八王子校の高校2年対象の講座だ。統一学力テストとは明大中野校では「明大推薦テスト」と呼ばれ,元来明大中野校と明大中野八王子校とで同日にまったく同じ内容で試験を行ってきた。ところが2年前から明大中野八王子校だけ,この時期に高校2年生対象に試験を行うようになった。それ以外の同日に実施する試験でも,試験要項が異なってきた。それはさておき,明治大学への推薦に大きく関わるこの試験,まだ2年生になったばかりではあるが,明大中野八王子校の生徒にとっては切実な試験である。他の学年には関係ないので,部活動をやりながら受講する生徒も居る。試験は来週の金曜日。もはや待ったはできない時期だ。
14/04/08(火)
今日から明大中野と明大中野八王子の両校の新学期が始まった。今日は始業式だけで授業は無かった。塾の授業もまだ始まらない。八王子教室では春期講習が引き続き行われた。授業自体はそれほど多くはないのだが,自習しに来る生徒や,今後のことを相談しに来る生徒も居る。生徒が来ると学校で配布されたプリントや案内を借り,必要なものはコピーしておく。新高校1年の生徒は,これからの高校生活のためのハンドブックを持っていた。保護者用と生徒用の2種類を持っていた。表紙の色と「保護者用」,「生徒用」と書かれている箇所以外は違いが見当たらない。持っていた生徒に違いはあるのだろうかと訊くと「言葉遣いですかね」と言った。生徒用にはちょっと乱暴な口調で,保護者用には丁寧な言葉なのかというと「それはさすがにないです」と笑いはじめた。もちろん内容に違いは見当たらなかった。
14/04/07(月)
授業中に鳴る電話の呼び出し音は正直厄介だ。授業で説明をしている最中はやはり電話に出るのは難しい。そのときにいるスタッフにも依る。応対ができる先生が居れば,そのときの状況によって誰が出るべきかはある程度決まる。スタッフが居ないときには呼び出し音の回数が多いと出ることにしている。電話は鳴れば出なければいけない,そう習慣化されているのはどんなものだろうか。ほとんどの人が携帯電話やスマートホンを所持するようになったいま,緊急を要する連絡は個人そのものにするだろう。それゆえ本当に“いま”必要な連絡なら,何度も鳴らすだろう。どこに掛けるにしても,相手の状況を考えて掛ける。それが電話を掛けるときのマナーとだと思う。
14/04/06(日)
転送電話という便利なツールがある。第一教育センターは東中野教室と八王子教室があり,片方の教室に人が居ない場合は転送電話をセットし,掛かってくる電話のカバーをしている。平日ならどちらの教室にも誰かしら居るのだが,日曜日や平日の夜の遅い時間になるとその限りではない。休みの日に電話が繋がらないのは仕方ないことだろう。掛けている方もそれなりに納得するだろう。けれども,平日の電話に誰も出ないのはどう思うのだろうか。塾の場合,夜の時間帯は授業が有り,その時間帯に電話の応対が難しいこともある。事務の人間が常駐していれば出ることも可能だろうが,なかなかそういう訳にもいかない。授業中に電話が掛かってくることもたまにはある。そんなときには出るべきか,放置するか微妙なところだ。(つづく)
14/04/05(土)
今日は午前中から授業があった。春期講習・延長戦として,3日ぶりの午前からの授業だ。やはり早い時間帯の授業はそれなりに気を遣う。教室を開ける場合,絶対に寝坊はできないので,それなりの緊張感を持つ。目覚まし時計は最低2個セットしておくのだが,たいていの場合1個目で起きる。日によっては目覚まし時計が鳴る前に起きてしまい,結果的には必要ない日もある。来週になれば学校も始まるので,今日みたいな日はしばらく無くなる。冬期講習のように朝起きるのがそれほど辛くは無くなってきたのは,確実に春を迎え気温が上がってきたことを物語っている。
14/04/04(金)
昨日は春期講習が終わった翌日で,東中野教室も八王子教室も休みだった。今日からまた,期間中に出来なかった生徒の春期講習が始まった。期間外のいわば延長戦だ。ほとんどの授業が個人指導で,部活をやっている生徒が多くなる傾向にある。春休みとはいえ合宿がある部活が結構あったのだ。体育会系の部活は,競技によってはこれからが本番のところも有り,新学期になる前から準備が必要なのだろう。合宿は新学期が始まる直前よりも,3月中に行うところが多いようだ。それゆえ,期間中に授業が受けられない生徒が出てしまうのだ。
14/04/03(木)
昨日は八王子教室で恒例の「追い出し会」を行った。先生方と生徒との宴だ。塾内ではじまった追い出し会は春期講習最終日の授業が終わったあとに行った。学校の卒業式の代わりでは無いが,この催しで生徒達も巣立って行くことになる。それまでの生徒の知らなかった話も聞けるので毎年楽しみにしている。
14/04/02(水)
春期講習は今日で一旦終了となる。「一旦」と書いたのは実際はまだ個人指導を中心にいくつもの講座があるからだ。明大中野校や明大中野八王子校は新学期が始まるまではまだ一週間近くある。新学期が始まるまでの期間に,春期講習期間中にできなかった講座を組んである。ふだんから個人指導として行っている授業もあれば,部活動でやむを得なく欠席した授業の補充などさまざまだ。夏期講習はやたら長く,冬期講習は終わるとすぐに新学期が始まる。その中間に当たるのが春期講習だ。新学期が始まるまでに少しだけ余裕があるこの時期は,季節的にも過ごしやすくちょうど手頃な日程と言えるだろう。
14/04/01(火)
ここ数日は暖かい日が続き,桜も満開となった。新年度を迎え忙しい日々を送っているのだが,見事に咲き誇った桜を眺めるくらいの余裕は欲しいものだ。出勤時には近所の中学校の前を通り過ぎる。我が母校だ。満開の桜の校庭では,生徒達が春休みの部活動で躍動しているが,彼らの目にはこの光景はどんなふうに映っているのだろうか。入学式までは桜は咲いていることだろう。14/03/31(月)
出勤前に近所のスーパーに寄って買い物をした。買うものは何でもよかったので,インスタントラーメンと缶詰にした。何でもいい理由は,その店のポイント券の期限が今日までだったからだ。金額にすると300円とそれほど高額ではないのだが,以前気づかぬうちに有効期限が過ぎてしまい悔しい思いをしたので今回は必ず使おうと思っていたのだ。けれども,それが最後の日になるのはちょっと計画性がなかったと言えるだろう。買い物を終えレジでポイント券を使って精算したあと,袋に詰める台のところに今日の閉店時間がいつもより早まる告知があった。消費税アップのための準備があるからだ。やはりスーパーは大変なようだ。客としての立場からすれば税率がアップすることは受け入れるしかないのだが,店側はその一つひとつに対応しなければならない。やっつけ仕事でいい加減にやってしまうこともあるだろうが,きちんと丁寧に対応しようとするとその仕事量は計り知れない。前回,3%から5%にアップしたのは17年前のやはり4月1日だった。そのときにも同様の苦労はあったのだろうか。個人の興味はその時々で異なるのか,はたまたはるか昔のことで忘却の彼方へと飛んでいってしまったのだろうか。定かでない。
14/03/30(日)
今日から春期講習の後半が始まった。新中学1年や高校1年は入学してからの準備をしていく。明大中野校や明大中野八王子校の場合,中学から進学する生徒にそれほどの進学という意識は無いかも知れない。学期末試験が終わり,いつもより少し長めの春休みがあり,4月になり新学期を迎える。そんな感覚かも知れない。一方,新中学1年はまったく状況が変わるだろう。ほとんどの新入生がそれまで通っていた近所の小学校から,遠くの中学校に通うこととなり,同級生のほとんどがはじめた見る顔ばかり。そんな緊張感で学校に行くことになる。不安と期待を比べると,今はまだ不安な気持ちが強いかも知れないが,それもすぐに期待へと変化していくだろう。春とはそんな季節だ。
14/03/29(土)
春期講習中日の今日は休みだった。毎度のことながら,講習中は睡眠時間が極端に少なくなるので,休みの今日は一気にそれを取り戻すべく,昼過ぎまで眠った。いわゆる貪るような睡眠で,寝だめをした感覚だ。それでも起きてからの時間が有効に使えたので,しっかり寝てしっかり自分の時間を過ごす,といったメリハリが出来た休日だった。
14/03/28(金)
春期講習前半の最終日はハードな一日だった。午前中から授業があり,午後の授業をひとつ終わらせてから八王子教室から東中野教室へと移動した。まだ昼間だったので,上りの中央線の混雑は無く最初から座れた。座るとすぐに睡魔が襲ってきた。今回に限らず講習中はいつも睡眠時間が少なくなる。しかも今日はまた暖かくなったので,寝不足でなくても電車の座席では誰もがウトウトしてしまうだろう。途中一度だけ目が覚めたのだが,その瞬間それが出勤中なのか,帰宅時なのか分からなかった。時々そういうことがあるが,たいてい帰宅のことが多い。けれども今日はそのどちらでもなかった。移動後は2つの授業と面談があった。
14/03/27(木)
消費税が上がる日が近づいてきた。さまざまな業種で準備に追われていることだろう。塾の場合は授業料に改定があるのだが,新学期の授業の案内とともに郵送するので,増税に際してはそれほど手は掛からない。大変なのはデパート・スーパーや雑貨店など,多数の商品を販売する店だろう。値段を表示するプレートの交換や,商品にシールが貼ってある場合はそれを貼り替えなければならない。少数なら大したことはないかも知れないが,店単位となると相当な数となるはず。新しいシールを貼るよりも,これまでの値札を剥がす作業の方が大変そうだ。レジのシステムの変更や,その後の会計処理などそれ相当の労働力が必要になる。鉄道やバスなども新たな料金表を駅やターミナルに設置しなければならない。こうした多数の人たちの苦労に見合えるだけの税金の有効な使い方をきちんとして欲しいと願うばかりだ。
14/03/26(水)
やろうやろうと思いながらもなかなかできないことは誰にでもひとつやふたつ(あるいはもっと沢山かも知れない)あるだろう。その内の2つを今日解決できた。ひとつは仕事のことで,もう一つは個人的なことだ。仕事の方は締め切りがない訳ではないが,決して今すぐにやらなければならないものでもない。けれども,心のどこかでずっと<やらなければ>と思っていただけに,どことなく気持ち悪かった。年度初めの忙しい時期だが,それを理由にしているとやがて本当の締め切りが来てしまい,そのときになって慌てたくもない。解決したもう一つの個人的な方も,忙しい合間を縫って何とか調べてみた。気になるとどうしても解決したくなる質なのだ。それはさておき,今日は否定文が多い日となってしまった。
14/03/25(火)
春期講習が今日から開講した。新年度の始まりの日は,春の陽気というよりは暖かすぎる日となった。日中は20度を超えた。午前10時を過ぎると,生徒が続々とやって来た。昨日までは静かだったのだが,生徒が元気よく教室に入ってくれば塾内は活気づく。八王子教室の新高校3年生は,学年末試験が終わるとすぐに修学旅行で沖縄に行っていたのでずいぶん久しぶりとなる。授業が続いたので,修学旅行の話はあまり聞けなかった。今日聞けたのは思ったよりも寒かったこと,カヌーで転倒したことなどくらいだろうか。修学旅行が終わったあとの8か月は,進学のためのラストスパートが始まるのだが,まださすがに気持ちはそこまでのめり込んでいないようだ。それも4月になり,新しいクラスメートと過ごすようになれば,徐々に変わっていくことだろうが,勝負はすでに始まっているのだ。
14/03/24(月)
新年度の準備をしていると,何度も『新』の文字が出てくる。「新年度」とか「新中学3年」などだ。パソコンで入力する分には苦でないのだが,手書きにすると何度も同じ文字を描くのが面倒になる。画数的には多い方ではないが,決して少ない方でもない。いっそ,ハンコでも作ってしまえば楽かというと,おそらくそれも面倒に感じるだろう。「新入生」や「新学期」など『新』しいことはワクワクしたり,何か期待感を持てるのだから良い漢字だと,ポジティブにここは捉えた方がよさそうだ。
14/03/23(日)
休みの日の今日,自宅の部屋の整理をした。古くなったオーディオ機器の処分をした。随分前からアンプを除くデッキやCDの調子が悪くなっていたので,いずれは捨てようかと思っていた。それと同時に,長いこと使っていないモノも一気に処分しようかと思っている。3年以上着ていない服は捨てる,とか整理術にはいろいろあるだろうが,部屋にはもっと長いこと使っていないモノがある。そうしたモノが場所を締めているのはどうかと思うのは当然のことだろう。それゆえ,今回はそれなりに捨てる決意で整理することにした。それにしても,使わない電気製品はどうしてこんなにホコリをかぶってしまうのだろうかと思いつつも,それはふだんの掃除をきちんとしていない自分への戒めとなるのだろう。
14/03/22(土)
演奏会の第二部は弦楽で,ボルベルク組曲。第1曲の前奏曲から始まり一気に第5曲の「リゴドン」まで演奏は続いた。吹奏楽にはない弦楽の滑らかな音質が心地よく響いていた。ここで休憩が入った。会場の外では3人の演奏者が,ロビーで生演奏をしていた。演奏会とは異なった雰囲気を醸し出していた。第三部はオーケストラ。「バッカナール」という木管と弦の飛び跳ねる伴奏の軽やかな曲で始まった。途中からはトランペットやクラリネットソロがあり,演奏する生徒は誇らしげであった。最後の曲はドボルザークの「交響曲第8番 ト長調 作品88」という楽曲だ。第4楽章で構成されたもので,有名な「新世界より」は交響曲第9番なので,それの前に作られたものらしい。すべての演奏が終わると拍手に包まれながら卒業生への花束贈呈が行われた。今年は4人の高校3年生を教えていただけに,音楽部としては『部外者』ながらも,生徒達が花束を先生方から受け取る瞬間はグッと来るものがあった。演奏会自体も良かったのだが,彼らの晴れの舞台を見られたことも忘れられないだろう。
14/03/21(金)
明大中野校音楽部の定期演奏会を聴きに行った。杉並公会堂で行われた演奏会は二年ぶりのこととなった。いったん暖かくなったものの,少し風が強い中,昼過ぎに出掛けた。荻窪駅からほど近いところにある公会堂は,駅からの裏道を抜けて向かった。演奏会は午後二時から始まった。第一部は吹奏楽だ。コンサートマーチの「青葉の街で」から始まった。独特の雰囲気と緊張感の中,演奏会は静かに始まり,けれどもすぐに激しく変化していった。吹奏楽の最後の曲はベニー・グッドマンのメドレーだった。ジャズ独特のソロ演奏もあり十分に楽しめた。その中に,塾で教えてきた生徒の姿があることはさらに興奮を覚えずにいられなかった。ふだんは数学の問題に苦戦している生徒が,堂々と演奏している姿は感動を通り越して,言葉を失いながら聴き入った。(つづく)
14/03/20(木)
昨日は東中野教室で年度末慰労会があった。毎年この時期に行っている慰労会だ。今回は今年度限りで退職する先生の送別会も兼ねて行った。30年近く教えてきてくださった先生だ。その一方で,今年大学が決まった卒業生も一人来てくれた。大学が決まってから塾の手伝いをやって貰っているので,慰労会に誘ったのだ。退職する先生との年齢差は60歳ほどなので,これはちょっとすごいと思う。半世紀以上も生まれて時期が異なるので,生きてきた時代も環境もまったく違うはず。けれども縁あって同じ塾の中に居るのだから,こうした出会いは大切にしたいと思う。塾の宴会は翌日が休みの日に行うのが基本なのだが,今回はそうではなかったので,なかなか厳しい木曜日となった。
14/03/19(水)
郵便物を出そうと思い切手を机の引き出しからから取り出した。定形外の封筒に新年度の塾の案内や春期講習案内などを入れたものだ。秤で重さを量ったところ約70gだった。料金を調べようと郵便局で貰った料金表を見た。それは4月からの新しい料金表だった。ハガキは52円で定形封筒は82円だ。出す郵便物の料金を見ると140円となっていた。ちょうど140円?と思った。一つ下の重さも120円ちょうどだ。これ以外のほとんどの料金は1円単位の中途半端な金額となっていた。気になったのでこれまでの料金表と比べてみたところ,どういう訳か120円と140円は値上げしてなかった。いつもなら気になることは調べるのだが,年度末・年度初めの忙しさとパソコンOSのバージョンアップでそれどころではなかった。いずれ調べようと思っている。
14/03/18(火)
昨日は東中野教室で2台のパソコンのOSのバージョンアップをした。この顛末はいずれこの雑記帳に記す予定。予想していたよりも時間が掛かり,結局教室を出たのは午前4時を過ぎていた。外に出るとそれほど寒くは無かった。まだ明けていなかったが,夜の暗闇とは異なる空の色をしていた。真夜中でもなければまだ朝を迎えていない,そんな不思議な時間に帰宅した。空を見上げれば星も月も見えなかった。満月だったはずなのでちょっと残念に思った。早稲田通りに出るとすぐに西の空に大きな月の存在が確認出来た。それを見てちょっと得した気分になった。空いている道を西に向かって走ると,ほとんどの場所で満月は正面に見える。まるで月に向かって走っているような,あるいは月に吸い込まれるような錯覚さえ感じた。夜明け前の蒼い空には少しだけ赤みがかった月は似合いすぎていた。一枚の絵のように樹木の向こう側に見える月は,この世のものなのだろうかと思えるほどだった。古いテープを持ち込みそれを聴きながらの帰りの車中で,少し昂揚感を感じながらも運転には気を遣いながら車を走らせた。向かっていたはずの月はやがて右手に見えるようになり,何だか見守られているような気がした。少しずつ西の空に傾きながらもずっとそばにいてくれた月の存在に,少し切なくなり,でも暖かさを感じながら帰ることができたのはなぜだろうか。
14/03/17(月)
八王子教室の廃棄するものを車で取りに行った。主な廃棄物は冷蔵庫,掃除機,コーヒーメーカーそれに問題集や古くなった教科書・段ボールなどの資源ゴミだ。年に1,2回程度の割合で取りに行くのだ。今回の大物は何といっても冷蔵庫。ワンドアなので冷蔵庫としては比較的小さいものではあるが,ワゴンでもワンボックスでも無い車に載せるには苦労する代物だ。段ボール類は後部座席に積み,冷蔵庫は助手席に載せるしかなかった。ワンドアとはいえ,冷蔵庫の存在感は車内では際立っていた。最初載せたときにはギアチェンジが出来なかったので,可能な限り助手席のドア側に寄せた。総重量はかなり増した状態で,八王子から東中野まで約1時間半の旅は無事終わった。
14/03/16(日)
新年度と旧年度の境目のこの時期,ようやくすべての試験も終え気持ち的にも余裕の持てる一年でもちょっと特異点的な日曜日だった。2月から始まった学年末試験も先日すべて終了した。そんな日曜日の午後には,近所のスーパーに買い物に出掛けた。屋上の駐車場をあえて選んで停めた。4月中旬並みの暖かさとなった今日,せっかくなのでそれを感じられる場所がいいと思ったのだ。案の定,暖かな日差しが降り注ぎ,窓を閉めたままならすぐに車内は30度に達しそうだった。後部座席の小窓を開けると,心地よい風が吹き込んできた。日が沈む頃,小学生高学年くらいの男の子の声が聞こえてきた。屋上で鬼ごっこをしていたのだ。車の中でまったりとしているときのこどもたちの声に,今どきでもこんなふうに元気よく駆け回る子がいることを知った。何だかホッとする情景だった。
14/03/15(土)
新年度に向けての準備に追われている。毎年のことで,やるべき仕事を書き出して順次取り掛かっている。平成25年度が平成26年になり,塾の案内の歴史を一年重ねるだけなのだが,それをきちんとやらなければならない。そうやって毎年新たな年を迎えるのだ。たかだか一年しか違わないのだが,それが積み重ねというものなのだろう。去年の今頃には全くなかった環境下で過ごすこともあるはず。それが個人的なことであれ,仕事に関することであっても大きな違いはないだろう。
14/03/14(金)
その準備のために奔走することを「馳走」という。相手のことを敬い,材料をかき集め立派な料理でもてなすことを「ご馳走」という。何もいい食材ばかりを揃え贅沢な料理をこさえるばかりがご馳走とは限らない。相手のことを敬うことはすなわち,食べる人のことを思い,その時々で何を作れば喜んで貰えるかを考えること,それが大切だと思う。機械的に作るのではなく,個人個人の好みや食の傾向を考えるのがご馳走だと思う。出される方も最大限の感謝を込め「ご馳走様」が言えるようになりたいものだ。
14/03/13(木)
棚の整理をしていると思わぬモノが出てくることがある。古い案内書であったり,昔使っていた問題集やプリント教材などだ。そんなものをいちいち眺めているヒマは無い。あるいは懐かしんでいる余裕も無い。やらなければいけない仕事がたくさん有るのだ。必要か不必要かを判断して,不要になったモノは足もとにどんどん積んでいった。ずっと行方不明だったCD-ROMも出てきた。インストールしようとして持ち運べるように布のケースに入れていたのだが,それが類似した他のソフトの中に紛れ込んでいた。自分で一旦仕舞っておいたのだが,そのことをすっかり忘れてしまっていた。捨てる書類や教材はナイロンの紐で結んだのだが,思ったほどの量ではなかった。それでもすべて整理が付いたのは午後7時をまわっていた。おおよそ4時間半は要したことになる。年度初めの仕事の時間を大幅に割いてしまったが,整理できた棚を見てやってよかったと思った。
14/03/12(水)
随分前から気になっていた八王子教室の棚の整理を今日した。随分前というのは去年の夏過ぎの頃からなので,かれこれ半年は経つ。いつでも出来るし,いつやってもいい,あるいは今やらなくてもいい仕事なので延ばし延ばしにしてしまったのだ。正直なところ,新年度を迎えるこの時期,かなり忙しいので出来れば避けたいのだが,それでは本当にいつまでもやらず仕舞いとなる。そこで,数日前に壁に「3/12(水)棚の整理します」と署名,捺印をして張り出したのだ。誰かに「早くやりなさい」と言われることもないので,それくらいしないと決意が揺るぎそうだったのだ。そして迎えた今日。まずは連絡しなければならない用件を済ませてからはじめた。棚には教材プリントや教科書,問題集の他,成績表や会計関連のファイル,パソコンソフトのCD・DVDなどが入っている。長いこと使っていなかったと思われるものはほとんど捨てることにした。開始したのは午後2時40分頃だ。(つづく)
14/03/11(火)
年度末の期末面談が今日から始まった。基本的には終業式のある22日に集中して行うのだが,この日の都合が悪い保護者も当然居るため,他の日に変更して行うことはもちろんある。ただし,中学3年生に関してはその限りでは無い。卒業を控えているため他学年よりも早く学校が終わるからだ。そのためこの学年だけは早めに面談を組んでいる。年度末の面談は,授業を担当している先生にお願いしている。今日もそうで,面談が終わる頃合いを見計らって,今後の予定などを取り決めるに留めた。面談日はたくさんの保護者や生徒が来て慌ただしいのだが,今日のように授業自体も少なくスケジュールが詰まっていない日だと落ち着いて面談に臨めるのは理想的だろう。
14/03/10(月)
長年使ってきたコーヒーメーカーが故障したことを先週この雑記帳で記した。そのときに一杯ごとのドリップ式でとりあえずは凌いでいることも書いた。日に何杯も飲むので,やはりコーヒーメーカーが必要となる。長い間使っていなかったものを自宅から持ってきた。以前のと比べると,15年ほど後に作られたものだけあって,見た目もスタイリッシュでスマートな感じである。沸き上がるときの音も静かで,ほとんど気にならない。ただ,電源の位置がこれまでが右側だったのに対して,今度のは左側にある。学習能力が鈍いのか,何度も右側に手を回しては間違いに気づいたりしている。フィルターをセットしたままコーヒーを注げるのは助かる。取扱説明書にはアイスコーヒーの作り方や,計量スプーンの使い分けが書かれていた。計量スプーンは風速計の風を受ける半球型のお椀状のモノが2つ付いていて,一方がコーヒーカップ用(約7g)で他方がマグカップ用(約10g)と説明してある。説明書にはたいてい記載されている『故障かなと思ったとき』もある。そこには2つ症状が掲載されていて,その症状の一つには「湯が出ない」があり,その原因は「水容器に水が入ってますか?」で処置は「水容器に水を入れてください」だった。少ない中から苦労して探し出したのが分かる。本体正面下部には“beat”と書かれているのだが,これは何を意味するのだろうか。“beat”には「手や棒で続けざまに打つ,鳥が羽ばたく,雨が降り注ぐ」などの意味があるが,どれもピンと来ないが,“beat coffe”と検索するとエスプレッソをはじめ,いくつものコーヒーに関するサイトがヒットして,何となく納得できた。
14/03/09(日)
日曜日の休みは3週間ぶりとなった。少しずつ春を感じるようになってきた休みの午後は,自分のための時間にした。仕事が続きプライベートなことはほとんど何も出来ない日々が続いた。対外的なことはもちろん,部屋の散らかり方もそれなりに凄くなっている。仕事が続くとひとつだけいいところがある。それは財布から現金が減る割合が少なくなることだ。一週間過ぎても中身は大して変わらないのだ。それは使うヒマがないことを意味する。悪いことではないが,どんなものだろうか。のんびり過ごせた日曜日は,自らが意識して出来たものではなく,休む時間をきちんと作るようにとヒントを与えて貰えたから出来たように思っている。財布と時間,そんな絶妙な関連があった日曜日かもしれない。
14/03/08(土)
今日は明大中野高校と明大中野八王子高校の新入生登校日だった。高校受験で入学する生徒対象だ。中学から上がる生徒は,明大中野校は昨日,明大中野八王子校は今日の午前中に登校したようだ。この学年に限ったことでは無いが,新しい学年になるとクラス替えがあり,担任の先生が変わることもある。このあたり,中学生や高校生にとってはかなり気になるのは当然のことだろう。中学3年の生徒にそのあたりを訊くと,いまどきの話が聞けた。クラス分けはこれからなので知る術は無いが,どの先生が担任になるかを,今日の新入生登校日で知ることができるというのだ。高校から入学する生徒には,学校で先生紹介がありそこで新高校1年の担任が分かるらしい。付属中学からの生徒は当然その場に居ることは出来ないのだが,同級生の友達で高校受験した人から誰が担任かを聞き出すらしい。情報がすぐに伝わりやすい今の世相を反映した話だ。
14/03/07(金)
今回の学年末試験中は移動が多かった。今週だけでも3回東中野教室から八王子教室に移動して授業を行った。それなりの距離があるので,移動中の電車では寝てしまうことも多い。中野駅から乗り換える場合,中央線を利用する。昼の時間帯であっても,中央線は乗ってすぐに座れる可能性は低い。特別快速に乗ることがほとんどなので,早くても三鷹,最悪の場合は立川まで座れないこともある。今日は三鷹で目の前のサラリーマンが降りたので,そこから座ることができた。さて,その三鷹駅直前の荻窪から吉祥寺あたりで外の様子が一変した。もやが掛かり視界が悪くなり遠くのビルが霞んで見えたのだ。天候が一気に悪くなった。電車が速度を落とすと,雪がかなりの勢いで舞っているのが分かった。舞っているというよりは,吹雪いていると表現した方がいいかもしれない。都心でそんな状況だったので,八王子に着く頃はどうなっているのだろうかと心配した。果たして八王子駅までもうすぐという日野駅あたりで目を覚ますと日が差していた。今日に限れば八王子よりも都内の方が天候が悪かったようだ。
14/03/06(木)
明大中野校のほとんどの学年と,明大中野八王子校の中学2年・高校2年の学年末試験も終盤を迎えた。明日最終日の生徒が自習をしていたときに「あと12時間もすると試験最終日だね」などと話していた。試験期間が5日間にも及ぶと,試験に対するモチベーションを保つのはなかなか難しい。学年が上がればそれなりにやっていけるかも知れないが,中学生あたりでは息切れしてしまう生徒が出ても不思議ではない。そうしたことも学びながら成長していくのだろう。いまは試験に集中すべき時だが,それを支えてくれている人が居ることも忘れないで欲しい。
14/03/05(水)
二週連続で数学特訓があったのだが,今日は担当授業と試験時間割の巡り合わせがようやく休めることが出来た。けれども,休みになったからといってゆっくり眠れたかというと決してそうでもなかった。体が仕事モードになってしまったようで,急に眠ろうとしても眠れるものではない。とは言うものの,久しぶりの休みなので,自宅でゆっくり過ごした。起きると炊飯ジャーは空だった。麺類という選択もなくはないが,ご飯ものが欲しかった。そこで,先月買った土鍋でキノコ類たっぷりの炊き込みご飯を作った。さらにインスタントの味噌汁を使って,余ったマイタケで味噌汁を作った。長ネギと柚子の皮,それに生姜をみじん切りにして入れた。インスタントながらも,ここまで手を入れればそれなりに美味しい。ホワイトオニオンも余っていたので,レタスをちぎりツナ缶と「マヨネーズはこれ」という,ちょっとふざけた名前のマヨネーズで和え作ってみた。さすがに「これ」と言うだけあって美味しかった。炊きあがった炊き込みご飯と一緒にテーブルに並べてみると,それなりに豪華に見えた。久しぶりの休みの日の昼食は,それなりに豊かな気持ちになれた。感謝。
14/03/04(火)
八王子教室で長年使ってきたコーヒーメーカーの調子が悪い。電源は入るのだが,一向にあたたまらないのだ。コーヒーは一日に何杯も飲むので,ないとかなり困る。故障したのは土曜日のこと。最初に淹れたときには問題なく作動したのだが,その後保温が効かなくなった。この寒い時期に冷えたコーヒーはさすがに辛い。その日はあきらめることにした。でも,夜になって授業が終わるとやはり飲みたくなる。ふと目に入ったのが電子レンジ。これが有ったじゃないか,と思いすぐに冷えたコーヒーをカップに移し温めた。コーヒーメーカーは2日経った今日もまだ直っていない。どうやら本格的にダメになったようだ。新しいのを買うまでは,一杯ごとのドリップコーヒーを自宅から持ってきて飲んでいる。これがなかなかいけるのだ。
14/03/03(月)
今日から明大中野八王子校の学年末試験が始まった。明大中野校は明日からだ。いよいよ大詰めである。授業の過密度からいうと試験前の方が集中するので,試験が始まってしまえばむしろそれほど教室は混み合わない。ただ,それとは別に個人的には担当する授業は今週中はまだ集中する。今日と火曜日,それから木曜日は東中野教室で授業をしてから八王子に移動する。移動中の電車ですることは授業で使う教材の予習があるのだが,寝不足がたたってかついウトウトしてしまう。いつもなら教材準備は前日までには終わらせるのだが,さまざまな仕事に追われてしまい不本意ながら当日まで持ち越してしまうこともある。中野駅での乗り換えのほんのわずかな時間,ちょっとだけひと息入れられるそんな時間が貴重だ。
14/03/02(日)
八王子教室で今年度最後の数学特訓を行った。明大中野八王子校の学年末試験は,試験後に修学旅行のある中学2年および高校2年と,それ以外の中学1年と高校1年とでは試験日程が一週間ずれている。そのため数学特訓も一週間間隔を置いて2度行ったのだ。今日の数学特訓が今年度の最後となる。個人的には2月中旬に東中野教室と八王子教室のそれぞれの中学3年と,先週の八王子教室の高校2年,そして今日の高校1年と,計4回の数学特訓を担当した。短期間でこれだけ多くの数学特訓を担当した記憶は無い。2週連続の特訓は,教える側にしてみれば体力的には厳しいけれども,朝に来た生徒が帰る頃にはたくさんの問題が解けるようになっている姿を見ると嬉しいものだ。数学特訓が終わったあとでも残って自習する生徒も居る。試験に真摯に向き合っているのが分かる。
14/03/01(土)
明大中野八王子高校は今日が卒業式だった。明大中野高校は明日卒業式を迎える。雨の中の卒業式だったが,卒業式に雨は似合うと思う。「3月31日までは高校生だ」と学校では言われるかもしれないが,やはり卒業式は一つの大きな区切りとなるだろう。自身の卒業式を思い出すと,どういう訳か小学校と中学校の卒業式は思い浮かべられるのだが,高校と大学はおぼろげとなっている。大学のそれは何となく解るのだが,高校はどうしたものだろうか。高校3年という学年が,受験中心だったためにクラスメートとの関係が希薄だったことが原因なのだろうか。時間軸的には昔となる小学校や中学校の思い出の方が強いのは感受性の問題か,はたまた取り巻く環境によるものだろうか。はるか昔に卒業式を終えた人は,自分自身の卒業式の風景を思い起こしてみてはいかがだろうか。
14/02/28(金)
去年の卒業生が遊びにやって来た。今年大学受験をして志望校に合格したという報告だった。残念ながら去年は希望通りに進学出来なかった。捲土重来となった訳だ。この一年間,どんなふうに過ごしてきたのかは,あまり時間が無かったので聞くことは出来なかった。彼の後輩達の試験が近いため,授業準備や先生方への連絡事項などが多すぎて時間が取れなかったのだ。それでも,大学が決まった安堵感はその表情で十分に見て取れた。3月つには先生方の慰労会があるので,そのときに来るように誘った。彼が教わった先生方も多数参加するので,積もり積もった話もきっと出来ることだろう。
14/02/27(木)
物理を学んだことがない人でも,アインシュタインの「相対性理論」の名前くらいは知っているだろう。この理論の難しさは有名で,理系の学生でもきちんと理解するのは困難なようだ。けれどもそんな難しい話など知らなくても,こんなたとえ話なら誰にでも理解できるだろう。「楽しい時間は早く過ぎてしまい,辛い時間は長く感じる」という話しだ。難しいこの理論を易しく説明するときによく使われる言い回しだ。それほど辛かったり大変な訳ではないが,東中野教室の通勤はふだんは車を利用している。行きはFMを聴きながら,帰りは好きな音楽を聴きながら運転している。それなので『ふつう』の時間の過ぎ方をする。まあ当然のことだろう。ただ,昨日はちょっとだけ状況が違った。相対性理論的にはいつもより短く感じながらの出勤だった。生徒の試験が近く,忙しい日々を送っている毎日の中,たまにはそんな感じ方が出来る日があってもバチは当たらないだろう。
14/02/26(水)
コンパスと定規の使い方に「しばり」があるのが数学的には面白い。直線を引くだけの道具である定規と,距離を測ることに限定されるコンパスで,どんな新しい世界が広がるのかは,その面白さに魅了された人には分かるだろう。この作図を授業で扱っている学校もある。そうした取り組みは,計算問題や関数など数値を主に扱う内容で苦労している生徒にとっては,数学に興味をもつ良いきっかけになるかも知れない。昔から「解析や代数は苦手だけれども幾何学は好き」という人が居る。作図が『不可能』な問題もある。角の二等分線は簡単に作図出来るのだが,三等分線となると出来ないのだ。でも,あえてその作図に挑戦する気持ちも大切にしたい。なぜ不可能なのかを知ることにも繋がるかも知れないからだ。考え続けることが大事なのだ。
14/02/25(火)
高校数学の去年から始まった新課程として「作図」という単元がある。数学における作図とは,定規とコンパスのみを使うことをいう。定規は線を引くだけで,目盛りを使って長さを測ってはいけない。コンパスは任意の2点間の距離を取ることだけに使う。円もしくは円弧を書くことは可能だ。どんな作図があるかというと「角の二等分線」とか「垂直二等分線」などの作図だ。数学的には興味深い内容なのだが,実際に学校数学で扱うかというと,ほとんどの先生が敬遠しがちな傾向にある。実際,明大中野校や明大中野八王子校では,新課程2年目の今年までにこの単元を授業で取り上げていない。大学入試でもなかなか扱いが難しくなるだろう。(つづく)
14/02/24(月)
学年末試験が近づいて来た。レギュラーの授業以外にも,試験対策用の授業もあり教室は混雑している。自習しに来る生徒も徐々に増えている。明大中野校は,高校進学を控えた中学3年生と,高校3年生のこの時期に試験は無い。それゆえ,全学年が一斉に試験がある時期と比べれば若干だが余裕はある。明大中野八王子校はさらに,中学2年と高校2年は来週に,中学1年と高校1年は再来週に試験期間が分散しているので,混雑度はそれほど激しくはない。もっとも,教える側からすれば,試験期間が長い分なかなか休みが取れない情況下にあり,その点においては厳しい。もっともこの傾向は毎年のこの時期の出来事だ。
14/02/23(日)
東中野教室と八王子教室で数学特訓を行った。英検の試験と重なった生徒にとってはスケジュールの関係で数学特訓を受けられない生徒も出た。そんな中でも調整をしながら,午前だけ,もしくは午後だけでの受講希望者が出た。少しでもプラスにしたい,そんな気持ちに応えるように,午前のにみもしくは午後のみだけでも受講出来るようにした。
14/02/22(土)
先日コンビニで買い物をしていたとき,ノンアルコール飲料を買っている人を見掛けた。コンビニでは酒やたばこを買うとき年齢確認をするようになっている。さて,ノンアルコール飲料だが,レジで精算するときに「年齢確認をお願いします」と,あの独特の機械の音声が発せられた。ノンアルコールはコーヒーや炭酸飲料とアルコール度に関しては同じなので,未成年が飲んでも法律的には問題ないように思ったので,年齢確認はちょっと意外に感じた。実際,法律には触れないようだが,その作りの元がビールテイストのため,未成年者の飲酒に繋がるがことを考慮してメーカーが自主規制しているらしい。もっとも,今の若い世代はビールを苦く感じるようで嫌う傾向にある。卒業生と飲むときに,学生のうちはビールよりもサワーやカクテルを好む卒業生が多い。それゆえ,10代が好んでノンアルコール飲料を飲むことはほとんど無いだろう。
14/02/21(金)
ワープロで文章を作っていると,用法が間違っていたり,他の言い回しがあることを教えてくれる。余計なお世話だと思うこともたまにはあるが,助けられることの方が多いだろう。仕事で文章を書いているときは,たいてい忙しいので,そこに書かれていることをじっくり読む余裕はないのだが,きちんと読むとためになることが多い。『うたたね』と入力してから変換したところ『転た寝』という変換候補が現れた。正直,この漢字の読みをテストされたら読める自信はなかった。少なくとも書き取りは出来なかったはず。寸暇を惜しまなければ知識は広がる。『うたたね』の変換候補と一緒に記されている辞書には『居眠り』との違いも説明してある。読んでみて「ああ~なるほど」と思った。気になる向きは辞書を引いてみることをお勧めする。
14/02/20(木)
ことわざに「無くて七癖あって四十八癖」というのがある。誰にでも癖はあるということだ。癖の中の一つに口癖がある。同じことばをつい使ってしまうのだ。「要するに」を連発する人を見掛けるが,たいてい「要して」いない気がする。そのあたりは生徒もよく見抜いているようで,どの先生がどんなことばをよく使うかは心得ているようだ。癖というものはなかなか自分では気づきにくいものだ。年が明け始めた頃のこと,授業をしていると「今年は厄年か?」と呟く生徒が居た。生徒の年齢なので厄年に当たるはずもなくその理由を訊いた。すると「先生の『しょうがねーなあー』が今年はまだ一度も出ないからです」と言われた。このことは以前にも生徒に言われたことがあり,それが自分の口癖の一つであることは知っていた。それが今の生徒の授業でも自然と出ていたらしい。けれども,そのフレーズをワザと言わせようとする気配を感じたので,こちらも意識してその授業では発しないようにしている。言わせようと企む中で言ってしまうのはもはや癖ではなくなるだろう。そのことを忘れて無意識に出てこそ癖なのだ。それゆえまだ,その授業での今年初の『しょうがねーなあー』は発していない。
14/02/19(水)
明大中野校と明大中野八王子校の高校2年生対象の明大推薦・統一学力テストが昨日行われた。今年も駿台予備校の模擬試験が使用された。この試験は本来なら先週の金曜日に実施されるはずだったのだが,大雪のため昨日に変更となった。大変だったのは明大中野八王子校の生徒で,今回の積雪の影響で登校することが困難な生徒が出て,実際に受験出来なかった生徒が出た模様だ。幸い塾生にそういった生徒は居なかったものの,同級生でその境遇の生徒が居たという話を聞いた。受験出来なかった生徒への措置はどのようにするのだろうか。明大中野校は試験後自己採点をしたのだが,今回の試験は全般的に厳しい結果となった模様だ。試験結果は学年末試験の成績と一緒に出るだろうから,あと一か月ほど先になる。それよりも生徒にとっては次の学年末試験が大事だ。今週中には両校とも試験時間割が出るので,もはやそちらの方に気持ちを切り替えるべきだろう。
14/02/18(火)
自宅最寄り駅に到着したのは,東中野教室を出てから約8時間後の午前4時26分だった。結局,橋本駅には3時間以上停車していたことになる。その後も電車はまるで歩くような速度で進んだ。駅から自宅までは,ふだんなら車で帰るのだが,もちろん車が走れるような道路状況ではなかった。徒歩で帰るしかない。歩道は歩ける状態ではなかったので,車道の轍の上を転ばないように歩いた。逆方向に進む人も居た。何とか出勤しようと試みているのかも知れないが,電車は始発からすでに期待できなかっただろう。車道を走る車は,信号機の点検をするために向かうパトカーと,除雪作業をするのだろうか,消防車それと一度だけチェーンを巻いたタクシーがノロノロと通り過ぎていった。途中,乗り捨てられていた車や立ち往生となったトラックが止まっていた。さて,自宅まであともう少しというところからが大変だった。住宅街の真ん中あたりに位置する我が家までの最後の道のりは,まだほとんど人が通った跡がなかった。まるで獣道を歩いているようで,自分で切り開いていくしかない。一歩進むたびに膝まで雪の中に埋もれてしまう。その足を引っ張りあげ,次の一歩を踏み出す。住宅街のわずか150mほどの道が,大げさでなく大雪原の真ん中に居るように思えた。正直,前夜からの帰り道で一番の難所であり,まさかではあるが自宅近くで遭難するかと思った。それでも一歩ずつ,自分の足で進むしかなかった。半分ほど進んだところから,少し前に通った誰かの足跡があった。<助かった>と心から思った。その足跡を追って,何とか自宅に辿り着いたのが午前5時を過ぎていた。もし,橋本駅で発見した24時間チェーン店で食事を補給していなかったら,危うかったかも知れない。翌日,雪かきをしていると,一人の年配の人が何かを抱えながらやって来た。新聞配達だった。バイクや自転車では配達できないので歩いて配達してきてくれたのだ。頭が下がる思いだった。それゆえ,ふだんよりもきちんとその新聞を読んだ。大変な仕事だと感じた。長かった帰路も,一番最初の選択肢が間違いだと反省した。東中野駅でもう少し辛抱して,いつも通りの電車に乗っていれば,おそらくその日のうちには帰れただろう。まあ,それも運命かも知れない。無事家に帰り着けたことを思い,これだけ雑記帳のネタに出来たのだから良しとしよう。(おわり)
14/02/17(月)
八王子駅を出た横浜線はその後かなり遅い速度で,途中駅に何度も停車をくり返しながらようやく橋本駅に到着した。すでに日付は変わり午前0時40分となっていた。そこで決定的な車掌のアナウンスがあった。前を行く電車のパンタグラフに不具合が生じたことを告げたあと「復旧の目途は立っていません」と。乗客からはため息が漏れ,隣に座っていた青年は「能なしが,何とかしろよ」と呟いていた。ほとんどの乗客は諦めてそのまま座席で待つことにした。けれどもその後のアナウンスは何度も「復旧の目途は立っていません」だった。挙げ句の果てには,車内の温度を保つためドアを閉めることになった。階段付近の2つのドアを除きドアは閉まった。静まる車内。ここまで来るとそれなりの覚悟はしなければならない。ずっと車内に閉じ込められているのも疲れるので,一旦ホームに降り改札へ向かった。運行に関する状況は何も進展がなかった。しばらくは動きそうもなかったので,一旦改札を出て駅周辺の様子を見に行った。予想通りタクシーを待つ人たちの行列が出来,街は雪に埋もれ別世界のようだった。時々積もった雪を楽しむかのように騒ぐ学生の声が響き渡る以外,静かな夜となった。居酒屋が開いていたので,いっそそこで朝まで飲もうかと思ったが,状況を考えるとちょっと恐いのでやめた。やがて,24時間営業のチェーン店を見つけ,そこで丼物とうどんを頼んだ。東中野教室で食事と取ってから9時間ぶりの食事だった。(つづく)
14/02/16(日)
のろのろ運転の中央線だったが,武蔵小金井駅から座ることが出来た。どうせ時間がかかるだろうと思い,翌日の数学特訓の教材を取り出した。前日に予習しようかと思い持ち歩いていた。それも雪のために早く帰ることになったので,自宅に着いてから解こうかと思っていた。それを電車の中で済ませようと考えたのだ。ふだん担当していない中学3年生の問題なので,それなりの準備が必要なのだ。問題を解きはじめるとそれに集中して,電車が進まないことなど気にならなかった。むしろ,中途半端なところで着いて欲しくないとさえ思った。豊田駅についたのが午後10時20分頃だ。八王子まではあと一駅。そこでしばらく停車することになった。先行している電車が止まっているためだ。再び数学の問題に集中した。ドアは閉めたままで,スイッチで客が開閉するようになった。待つこと30分,電車は動き出した。いつもとそれほど変わらない所要時間で八王子に着いた。午後11時まであと5分ほどの時刻となっていた。となりホームの横浜線に乗り換えだ。外を見ると雪が真横になるくらい吹雪いていた。ほとんどの人が震えながらホットコーヒーを手で包むように持ちながら飲んだり,肉まんを頬ばる中,30代のサラリーマンがどや顔でアイスクリームを食べながら闊歩していた。何となく卒業生の誰かに似ているその青年は,その日あった最強の人間だと思った。(つづく)
14/02/15(土)
今年二度目の大雪の昨日は東中野教室で仕事をしていた。ほとんどの授業を移動し,終了したのは午後6時だった。その後,翌日の連絡や授業準備などをしてから帰路についた。教室を出たのは午後8時過ぎだった。東中野駅まで歩いていると,新宿方面の総武線が出ていくのが見えた。その少し後にホームで待っていると,下りの電車は何本も来るのに,上りの電車がまったく来なかった。やがてアナウンスがあり,上りの電車はしばらくは来ないことが分かった。そこで中野を経由して八王子周りで帰ることにした。中野駅で乗り換えた中央線は,なぜかドアが閉まっているのに止まっていた。やがて,一部のドアだけが開いていることに気づきそこから乗った。満員とまではいかないが,かなり混雑していた。乗ってから20分ほどしてようやく動き出した。午後9時少し前だ。その後もかなりの低速度運転で,各駅に停まりながら高尾行きの中央線は進んだ。雪は相変わらず勢いを緩めずに降り続いていた。(つづく)
14/02/14(金)
2週連続で週末の雪となった。前回ほどまでの降りではないものの,時間とともに外の景色が変わっていくのが分かった。学校の対応も早かった。明大中野校は中学生が午前中で終了,高校生はいつもより一時限繰り上げて終了した。明大中野八王子校もほぼ同様の対応だった。今日は東中野教室で仕事をしていたのだが,中野区にいる限りはそれほどたいした降りではなく,時々降る雪と大差ないように感じた。ただ,都心から少し離れた場所ではそうでもなかったようだ。八王子教室から送られてきたメールには,吹雪いている状況が分かった。神奈川でもかなりの降雪量があるとの情報も得た。私立校の場合,いわゆる東京圏から通学している生徒が大多数なので,都内のことだけを考える訳にはいかない。そういった状況を踏まえた上での短縮授業なのだろう。八王子教室は予定していた授業はすべて後日補講にしたが,東中野教室は比較的自宅の近い生徒の授業はいくつか行った。
14/02/13(木)
週末にまた雪の予報が出ている。今回もまた,かなりの積雪量が予想されている。前回よりも幾分早く分かっていたので,変更等の準備はし易かった。とは言うものの,もし明日も授業が出来なくなったら,また振り替えのツケが回ってくる。明大中野校と明大中野八王子校の高校2年生は,明日予定していた明大推薦・統一学力テストの試験が延期となった。おそらくこうした措置は初めてのことだろう。明治大学への推薦に関わる大事な試験だけに危険回避したのだろう。内容的には大学入試の一部でもあるので,これが受験ならば受験日を急遽変更するという異常事態でもある。先延ばししたことで,生徒には勉強する時間が出来たのだが,逆にそのあとの学年末試験までの日数が縮まってしまったので,そちらの準備を怠っていたりすると大変な目に逢ってしまう。
14/02/12(水)
徐々に新年度の準備をし始める時期が来た。春期講習の組み込みや案内作成がその始まりだ。それと同時に今年度末でもあるので,その後処理も何かと必要になる。同時に2つの年度にまたがって仕事を進めなければならないのは案外面倒が多い。たかが「年」が1つ繰り上がるだけなのに,毎年のこの煩雑さは何だろうか。多くの会社が3月から4月にかけて似たような状況になっているが,どこも滞りなく新年度を迎えるあたり,やはり日本人は勤勉なのだと感じる。
14/02/11(火)
今日は東中野教室で,中学3年生対象の数学特訓があった。ふだんあまりこの学年の特訓を担当することはないのだが,今回は諸事情がありそうなった。数学特訓の朝は早い。これはいつものことだ。今回異なることは,東中野教室の数学特訓が終わるとすぐに八王子教室に移動しなければならない点だ。先週土曜日に行えなかった授業を,今日やることになったのだ。授業は高校2年生対象の統一学力テスト対策直前ゼミだ。本試験が今度の金曜日にあるので,この手の講座だけは終わらせなければならない。試験が終わってから「直前」もあったものではない。数学特訓を終えたあとの授業は,これまでもなかった訳ではないが,移動しての授業となるとあまり記憶になり。勤務時間が12時間を超えるハードさに,生徒からは「労働基準法に…」と言われそうだが,そんなことに構っていられない。そう,試験は待ってくれないのだ。
14/02/10(月)
土曜日の大雪のあとの最初の授業日がやって来た。まだ歩道にも車道にもたくさんの雪が残り歩きにくい。明大中野八王子校は雪の多い八王子の中にあって,さらに山の中にあるので降雪量が多くなる。授業を受けに来た生徒によれば,軽く膝上まで積もっているとのこと。一番最初にその中に飛び込めれば,それはそれで楽しいかも知れない。とは言うものの,いつまでも放置することは出来ない。雪かきが必要だ。学校ともなるとその敷地面積は膨大だ。明大中野八王子校は郊外にあるので,400mトラックのあるグラウンドと野球場それにサッカー場がある。雪かきするのは主に体育会系の生徒とのこと。メインのグランドとサッカー場は複数の部活で使うらしく,それ相当の人数が確保できる。けれども,野球場は野球部だけが使うので,野球部員だけで雪かきしなければならない。大ざっぱに面積を求め,部員数で割ると一人あたり150平方メートルが担当となる。約12m四方だ。これは相当の重労働となる。まあ,若くて力は有り余っているのだから,トレーニングの一環と考えた方が割り切れるだろう。
14/02/09(日)
東京で記録的な積雪を記録した翌日は日曜日だった。大雪が降ったのが土曜日であったのが救われた。日曜日の今日は授業予定がなかったからだ。世間一般もそれに関しては同じことが言えただろう。今日が平日なら,ほとんどの人が出勤しなければならなかった訳で,それ相当の混乱があっただろう。昼過ぎに起き,自宅前の雪かきをした。雪かきをして思った。今回の雪質は軽いようだと。雪かきは一時間ほどで済んだ。スコップで持ち上げる雪がそれほど重く感じなかった。去年の成人式の日の雪はもっと重く,雪かきは今日の倍の時間は要したように記憶している。前日の激しい降りとつもり方からすると,かなり残りそうな気配だったが,雪かきをしたあとにはそれほどでもないように感じた。けれども,日が暮れてから買い物に出ると,幹線道路以外の道の雪の残り方に驚かされた。雪がほとんど残っていない幹線道路でさえ,部分的には凍結して危険な箇所もあった。侮ってはいけないようだ。
14/02/08(土)
東京で大雪が降った。情報を得るためにニュースを見ると,どのチャンネルでも十数年ぶりの大雪であることを知らせていた。その十数年前は何をしていたのだろうか,などと感傷に浸る余裕も無く,生徒や保護者さらに先生方への連絡に朝から追われた。仕事場に行くのはむしろそれ自体時間が掛かってしまうので,自宅からすべての連絡をした。自宅の電話とケータイ,パソコンでのメールと同時に何か所にも連絡を入れた。優先順位を考えながら,すべての連絡が終わるまでには2時間ほど要した。外を見れば雪は積もる一方。今回の降りは尋常ではなかったことは,夜になってさらに実感した。暗くなると共に降り方は弱くなったものの,今度は風が強くなりまるで嵐のようだった。ふだんなら積もらない自宅のベランダや,車庫の車の屋根まで積もった雪を見て,普通じゃないな,と思った。
14/02/07(金)
何年かに一度ある,大雪による授業変更の連絡に今日は追われた。通勤時のラジオからは,今日の夜から明日に掛けて全国的に大雪となる恐れがあるとアナウンスされた。東京は深夜から未明に掛けて降りはじめ,日曜日まで降り続く予報が出た。それほど長時間降り続けば,かなりの雪が積もることは確実だろう。学校が休校になった場合の措置を講じた。翌日の授業を担当している先生方全員に連絡を取り,その旨を伝えた。次に生徒への連絡だ。メールや電話で土曜日の授業のことを伝えた。そうこうしているうちに,明大中野八王子校の8日の休校が決まったと連絡があった。そのため土曜日の授業はすべて後日補講に決定した。学校が早く対応してくれたので助かった。ただ,明大中野校の最終決定は土曜日の朝となったこともほぼ同時に分かった。都心と郊外にある学校の違いが,こうした場面で現れる。結果,東中野教室の授業がどうなるかは持ち越された。ただ,できる限りの連絡を取っておかなければならないことには変わりはない。
14/02/06(木)
生徒はよく「休みが欲しい~」と言う。ところが実際はかなりの休みが有る。特にこの2月においては入試が絡むので,学校が休みになることが多い。2月のはじめには中学入試があり,来週には高校入試がある。入試日の曜日にも依るのだが,学校によっては3連休のところもある。その点においては,明大中野八王子校の今年の巡り合わせはよかっただろう。中学入試が土曜日と月曜日だったので3連休となった。ただ,数年前から入試日の中日(2月2日)が登校日になったので,もし平日なら3連休は叶わなかった。一方,明大中野校は例年2日と4日が入試日で,中日も休みなので必ず3連休となる。さらに高校入試が祝日である11日に行う明大中野八王子校よりも,平日の12日実施の明大中野校の方がさらに休みが多くなる。この他,先生方の入試日の代休も有る。その結果両校とも2月は月半ばまでで半分ほどが休みとなる。社会人から見れば,これで休みが少ないなど贅沢な話である。もっとも,中には学校が休みでもほとんど毎日部活があるので,自宅でのんびりできないと漏らす生徒も居る。こちらは同情の余地はあるが,部活は自分が選んで入った生徒が多いだろうから,そこは頑張らざるを得ないのだ。
14/02/05(水)
夏が暑いのは,ここのところ毎年のように経験しているので何となく慣れてきてはいる。テレビや新聞でも猛暑のことは取り上げているので,それほど驚くことはなくなった。けれども,今年の寒さはほとんど記憶にない。都心でも氷点下になることは珍しい。夜にちょっと用事があって外に出てみると,まるで冷蔵庫の中に居るような感覚になる。あるいは冷蔵庫の中よりも寒いかも知れない。今朝方の東京郊外の最低気温は氷点下7度近くまで下がるという予報が前日に出ていた。本当にそんなに下がるのだろうかと思い,朝方温度計を自宅のベランダに出してみた。デジタルの温度湿度計だ。午前4時を過ぎた頃に見ると,マイナス4.4度を示していた。一番寒くなるであろう日の出前まではまだ間がある時刻だったので,予報に近いところまで下がったのかも知れない。アメダスによるリアルタイムの温度を見ると,今夜もその寒さが身に凍みそうだ。
14/02/04(火)
立春の今日,今年(あるいは今シーズンか?)初めての積雪がだった。春を告げる時期に降る雪は,次第に激しさを増していた。そんな中,明大中野八王子校の高校3年生が保護者と共に挨拶に訪れた。そこで初めて今日が明治大学の推薦合格発表の日であったことを思い出した。ここ数日は,授業や事務的な仕事をしつつもパソコンに取り掛かることが多く,学校の行事予定から頭が少し離れていた。それはさておき,発表があって初めて本当の意味での明大への推薦が確定する。それゆえホッとしていることだろう。生徒自身はもちろんだが,ずっと見守ってきた親にとってはこの日がどんなに待ち遠しかったことか,その様子を見ていれば分かる。高校3年生が帰るとすぐに授業が始まった。
14/02/03(月)
年間を通して季節の商品を売り出すことは,昔に比べるとかなり多くなったようだ。ずっと以前はひな祭りや端午の節句の人形や兜,あるいは鯉のぼりなど比較的高価なものくらいしかなかった。あとはクリスマスのケーキが売られていた。いまはどうだろうか。バレンタインデーやホワイトデーの賑わいは誰でも知っているだろう。10月にはハロウィンに関する商品がスーパーや書店あるいは花屋などに飾られる。そして数年前からは恵方巻きがどこの食品売り場でも見掛けるようになった。銀行に用事があり出掛けたとき,コンビニエンスストアの店頭でアルバイトの女子高生が2人で恵方巻きを売っている姿を見掛けた。駅コンコースのおにぎりを売っている店先には,恵方巻きののぼりが立っていて行列が出来るほどだった。ここまで普及したのはセブンイレブンがその火付け役だったようで,商魂たくましいと思った。その昔,平賀源内が夏の暑い盛りに,うなぎ屋にどうしたら売れるかと相談されたところ「本日,土用の丑の日」とうなぎ屋の店先に張り出し,その店が繁盛したという話がある。季節のものを売り出すアイデアの元祖かも知れない。自分で作る人,買って食べる人。さまざまだろうが,福を招きたい気持ちはみな同じだろう。
14/02/02(日)
言い間違いは誰にでもあるもの。学校の厳しい体育の先生を間違って「お父さん」と呼び恥ずかしい思いをした話しを聞いたことがある。父親と学校の体育の先生,厳しさに共通するものがあるのかも知れない。思わず言い間違いをしたときの気恥ずかしさは,誰にでもあるものだろう。状況にもよるけれども,ごまかし方にもその人の性格が表れる。上手に言い換える人,相手に読まれて突っこまれる人,さまざまだろう。
14/02/01(土)
中学入試のため,今日の八王子教室は午前から授業を行った。この時期で学校が休みの日にやって来るのはやはり高校2年生だ。月も変わり今月14日には明大推薦・統一学力テストがある。推薦に大きく関わるだけに,学校が休みだから遊びたい,などと言っていられない。実際,来週中には一学年先輩の高校3年生の明治大学推薦許可が決まる。一年後に同じ立場になるためには,今頑張るしかないのだ。月曜日は2回目の中学入試があり,今日と同じく午前中から授業を行う。東中野教室も月曜日は同様に入試で学校が休みのために早い時間帯から授業を行う。高校2年生の戦いはこれから本格的になる。
14/01/31(金)
家電製品ではないが,塾のタイムレコーダーが時々原因の分からない不具合を起こす。タイムレコーダーは入退室の時刻を打つ。塾に来たときには「入」の時刻が,帰るときには「退」の時刻が自動的に打たれる。したがって来たときも帰るときも何も考えずにタイムカードを差し込めばその時刻が刻まれる。ところがその入退室の自動切り替えが行われない先生がたまに出る。原因は同じ番号のタイムカードが存在するためだ。タイムカードは100枚単位で箱に入っていて,1~100までの番号が印字されている。その番号が重複しているとこの事態が起きるのだ。もちろん塾には100人もの先生は居ないのだが,タイムカードが切れて新しい箱から出すときに,番号をきちんとチェックしていないと事態は起こるのだ。それゆえいまは気をつけている。ところが今月の八王子教室でその現象が出てしまったのだ。もちろん同じ番号は存在していない。原因は謎のままで今月は終わってしまう。毎回入退室を手動で切り替えなければならない煩わしさから,件の先生は解放される。そう,明日から2月になる。
14/01/30(木)
パソコンの不具合はよくあることで,その原因が特定できないこともこれまたよくあることだ。普段使っている人なら何度も経験したことがあると思う。その点,一般の家電にはそうした不具合は少ないように思う。もちろんまったくない訳では無いが,確率的には低いように感じる。家電でもデジタル時計でも,あるいは給湯器の操作パネルにしてもその中にはそれら機器専用のマイコンが入っている。マイコンと聞いてピンと来る人は昭和の人か,もしくはその手のものに詳しい人になるのだろうか。ひとことで言えば,その機械専用の小さなコンピューターが入っていて,それで制御しているのだ。それ専用だけによく出来ていると思う。目覚まし時計などは時刻のセットや解除,スヌーズにするなどいとも簡単に出来る。テレビやエアコンのリモコンも,電源の入り切りに始まり予約や温度調整など誰にでも操作できるようになっている。(つづく)
14/01/29(水)
先週の土曜日に,明治大学では付属校の生徒対象の面接が行われた。明治大学の付属校である明大中野高校,明大中野八王子高校それに明大明治高校の3校の生徒が同日,一斉に大学で面接を受けた。大学面接自体はそれほど厳しいことを聞かれる訳では無いので,ほとんどの生徒にとってはそれほど大変なものではないはず。毎年,大学での面接の様子を生徒にアンケート形式で書いて貰っている。郵送して貰うようにしてあるが,直接持ってきてくれる生徒も居る。学校で部活をやったあとに何人かの生徒がアンケート用紙を持って来てくれた。まだ正式に推薦が決まったのではないので,完全に安心出来ないのだが,たいていの生徒は気にも掛けない。ところが中にはきちんと入学許可がでないと落ち着かない生徒も居る。まあそれもそれぞれの性格だろう。とは言うものの,それほど深刻に考えていないのも見ていて分かる。実際それでいいと思う。
14/01/28(火)
月曜日の高校2年生の授業で扱った過去問は,冬期講習明けに行った模擬試験の問題だった。三週間ほど前に受けた試験にもかかわらず,その問題を覚えていなかったのだ。この姿勢は反省に値するが,教える側としても考えさせられる出来事であった。受験では受けた模擬試験のやり直しをすることは当然のことで,自分の出来なかった箇所は,どこに問題があったかを反省する必要がある。学校の定期試験も,生徒には解き直しをするように普段から言っているが,どのくらいの生徒がやっているのだろうか。やり直しは時間の無駄には決してならない。指導への新たなヒントとして捉えてみたいと思った。
14/01/27(月)
高校2年生はあと半月ちょっとで明大推薦・統一学力テストがある。明治大学への推薦に関わる重要な試験だけに生徒の真剣度も高い。たった1日3教科の試験が,ふだんの学校の定期試験3科目の1年分に相当するのだから,失敗するとかなりのダメージを受けてしまう。その対策講座の直前ゼミを東中野教室と八王子教室ともに行っている。両教室とも月曜日と土曜日にクラス授業として設置している。数学においては,月曜日が過去問演習で,土曜日は単元ごとに授業を組んでいる。東中野教室は他の先生にお願いをして,今回は八王子教室を担当している。今日は過去問演習2回目だ。前回が代々木ゼミナールの過去問で今日は駿台予備校の問題を扱った。一題ずつ問題を配付し,時間制限をして解かせる。第1問が終わった段階で,何人かの生徒に何か気づくことは無いかと聞いてみた。すると問題の難しさの他にはあまり反応が無かった。(つづく)
14/01/26(日)
ここ最近は寒い日が続いたのだが,昨日と今日は暖かくなった。特に今日の日中の暖かさは別格で,コート無しでも過ごせるくらいだった。ところが,日が少し傾きかけた頃,それが合図であったかのようにみぞれ交じりの雨がパラパラと降り,急激に風が強まった。その音は明らかに存在感を示し,停めてあった車をゆっくりと揺らした。そんな激しい気象の変化の中でも,日が暮れくれる頃には一瞬だけれども穏やかな顔を出した。西の空には済んだ冬の空気に,暮れなずむ山々のシルエットを描き出し,東の街には夜景が静かに現れだした。ひとつひとつの明かりの中にはそれぞれの生活があるんだろうな,そんなことを感じながら眺めてみた。一日の終わりまでにはまだ少し時間がある夕暮れは,少しだけ切なくその時間が大切なひとときなのかもしれないと感じた。
14/01/25(土)
1月下旬から2月に掛けては入試シーズンだ。明大中野校と明大中野八王子校に通う生徒にとってはあまり縁の無いことかも知れない。内部推薦や指定校推薦でほとんどの生徒が大学進学を決めてしまうからだ。特に明大中野八王子校は,明治大学への内部推薦以外にも指定校推薦を取るので,大多数の生徒が受験と無縁だ。それでも全員が推薦という訳では無いので,少数ではあるが受験する生徒も居る。一方,明大中野校の一般受験する生徒の割合は,明大中野八王子校のそれよりもかなり高い。もともと推薦を考えずに一般受験をする生徒も居れば,推薦で大学を目指していたものの,点数が足らずに受験する生徒も居る。第一教育センターに通っている生徒の場合,残念ながら後者の方が多い。塾生のほとんどが内部推薦で大学を目指しているのだから致し方ない。先日の大学入試センター試験に始まり,来週には本格的に入学試験が始まる。いよいよ正念場だ。これまでやって来たことを信じて試験に臨んで欲しい。
14/01/24(金)
Windows8が出てから一年が過ぎ,いまはマイナーチェンジした8.1が出回っている。その評判はいまひとつで,実際未だにWindows XPを使っている人が多数居る。また,仕事で使うのならWindows7という人も多かろう。それゆえ仕事で使う目的ならば,XPから7へのバージョンアップを考えるのが筋だと思う。ところがそのWindows7がすでに品切れとなっていたのだ。しかも今後新たに出荷される予定が無いという。XPのサポートが終了するまでまだ二ヶ月以上もあるこの時期に,すでに無くなってしまうことなど考えもしなかった。Amazonや楽天市場で探せばまだ残っているものの,かなり品薄状態だ。結果的に可能なパソコンは8.1にバージョンアップし,古いものは他のOSをインストールすることにした。それにしてもマイクロソフトの横暴さには辟易した。多くの人たちが使っているOSの使用を終わらせて仕舞うこの行為はいかがなものか。大企業の倫理観を疑う仕業ではなかろうか。
14/01/23(木)
今日は八王子教室で仕事をした。今日の明大中野八王子校は,高校推薦入試のため学校は休校だった。そのためすべての授業を他の日に移動した。もちろん生徒の希望だ。そんな日に奇特にも自習しに来た生徒の話では「ディズニーランドに遊びに行っている友達が居ます」とのこと。この時期の平日はかなり空いているらしく,いつもだと行列の出来るアトラクションも,ほとんど待たずに乗れるらしい。そんな日だったので,落ち着いて仕事ができると思っていた。ところがその目算は見事に崩れたのだ。時間に余裕が有るときにやろうと思っていたパソコンのOSのアップグレードを試みたのだ。パソコンを使っている人ならば知っているだろうが,今年の4月でWindows XPのサポートが終了する。その準備として,ここのところ古いパソコンのメモリーの増設をした。まずはハード面を先にしなければならない。次にソフトだ。仕事で使うのでやはりWindows7が妥当だろうと思いヨドバシカメラに向かったところ意外なことが判明した。(つづく)
14/01/22(水)
今年もまたインフルエンザが身近なところで流行りだした。明大中野校では中学2,3年で学級閉鎖が出た。塾生の中にもインフルエンザに罹って休んでいる生徒も居る。学校はやはり人の数が多いので感染もしやすいようだ。空気の乾燥もそれを手伝ってしまっているのだろう。事前に休むことが分かっている場合,補講を行うので担当している先生も大変だ。いつものパターンでは,23区内の明大中野校で学級閉鎖が出てから,時間差で明大中野八王子校でも同様のことが起こる。こうなる要因はどこにあるのだろうか。ノロウイルスには効かないものの,やはり予防の基本は手洗いだろう。今年も塾の入り口にはアルコールの消毒スプレーを置いた。
14/01/21(火)
2月は受験の季節だ。最も寒いこの時期だけに受験生は大変だ。体調管理もきちんとしなければならない。例年インフルエンザが猛威を振るう時期だけにその予防も必要だろう。今年はさらにノロウイルスが至る所で発生しているので気が気でない。こちらは自己防衛が大切なようだ。インフルエンザとは異なり,空気感染よりは手からの感染が多いようで,やはりその予防は手洗いが基本とのこと。アルコールだけではウイルスを除去できないので,きちんとセッケンで手洗いをすることが良いようだ。予防が大切だが,もし感染し発病したならば,そのときは慌てても仕方ない。しっかり完治させて受験日まで間に合わせること。これまで勉強してきた時間を考えれば,わずか数日の遅れなどもはや気にすることなどない。最後の試練は自分が試されているのだと捉え,乗り越える勇気を持つこと。結果は自ずと出るはずだ。
14/01/20(月)
八王子の駅前にあるスーパーのレジのシステムが変わったことを,去年の夏にこの雑記帳で記した。8月のはじめのことだ。買い物をしたあとの支払いが,レジで直接するのではなく,レジのすぐ隣に設置された機械でお客さん自身が精算するようになったのだ。そのシステムが去年の暮れに廃止された。正確には12月上旬のことなので,わずか四か月で新しいシステムは破綻したことになる。やはりメリットよりデメリットの方が多かったのだろう。客の立場からすれば負担が増えたし,何よりもお年寄りには扱いにくかっただろう。レジ打ちをする従業員の数が減る訳でもなく,人件費の削減にも繋がらなかっただろう。お客さんからのクレームが出たことは容易に想像できるのだが,何よりも従業員のストレスが増え,内部からの苦情も出たのではなかろうか。それは精算するたびに毎回「現金でのお支払いですか」と聞かなければならなかったからだ。従来のレジでの精算ではその問いかけは無く,それを一日中ずっと問い続けるのはやはり負担に感じるのでは無かろうか,と勝手に思ったりもした。生産用の機械が無くなった分,レジまわりはスッキリしたように見えた。
14/01/19(日)
車のミッションを作りには,まずそれまで使っていたミッションを下ろさなければならない。その作業だけでも大変らしい。ボンネットの中のたくさんの部品を外さなければミッションまで達しない。外す部品にはエンジンも含まれているので,その工賃だけでも相当な修理代を要する。ミッション自体はメーカーが作る訳ではなく外注で頼むらしい。そうした部品はメーカーではなく専門の工場が作るようだ。さて,その工場での作業が長期化の原因だった。細かいことは分からないが,ミッションには多数の部品が必要で,その収集にも時間が掛かる。また,無い部品はその工場で作るしかなくそこにもかなりの時間が必要だったという。大量生産されている車は,部品については共通の金型を作り,工程はオートメーション化されているので安価に出来る。けれども,もしそういった要素がなくすべての部品を最初から作るとこから車を完成させるのならば,一台1000万円は下らないと聞いたこともある。今回修理に出した車はもうすぐ27年を迎える。その間たくさんの修理をしてきて,素の状態から車を作るとかなりの高額になるというその話しは,確かに大げさではないと思った。今回の修理代もそれ相当のものとなったが,それでもメーカーの修理担当の人は便宜を図ってくれた。一週間ほど乗って,状態が非常に良くなったことが分かった。『入院』前に比べると走っていて不安が無くなったのを十分感じる。そう実感できるのだから,長期化した修理も決して悪くなかったのだろう。買った当初からある目標をもってこの車には乗っている。それを達成するまで一緒に頑張ろうと,改めて決心した。
14/01/18(土)
長い間修理に出していた車が,一週間ほど前にようやく戻ってきた。修理に出したのが去年のちょうど七夕だったので半年を要した。ここまで長期化したのは,車が古いためにすでに生産したメーカーにも在庫品として存在しない部品がいくつもあるからだ。それでも代用品があればそれで済むのだが,今回の修理箇所はそういう訳にはいかなかったのだ。その箇所とはミッションだ。愛車はマニュアル車で,ギアをつかさどるミッションが壊れてしまい,交換するしかなかったのだ。ところがそのミッションの在庫がすでにどこにもなかった。修理工場の人に言われた方法は3つ。中古車を購入しそこからミッションを取り出すことが1つめ。2つめは廃車にすること。もちろんこれはまったくの論外だ。そして3つめがミッションを作り直すことだ。今回取った措置が3つめだ。ミッション自体を作り直すということが,シロート目には何を意味しているのかはすぐに分からなかった。車の部品を作り直すことは理解できるものの,その工程がどうにも想像できなかったからだ。何はともあれ,車を再生させるためにはその方法しか無いと思った。1番目の中古車を買い,そこからパーツを取り出すのは現実的でないし,それは別のもう1台を廃車に追い込むことになるので本意では無いと考えたのだ。(つづく)
14/01/17(金)
大学入試センター試験がいよいよ明日に迫った。毎年もっとも寒い時期に行われるこの試験。今年も例外ではなさそうだ。今日の東京は久しぶりに比較的穏やかな気候となった。決して高い気温ではないのだろうが,ここ数日が特に寒かったので,相対的に暖かく感じた。明日からまた冷え込むようで,日曜日には雪が降るかも知れないらしい。寒さだけではなく,電車や道路など交通状況も気に掛けなければいけないのだから大変だ。ちょっとした雪でも東京の電車は乱れてしまうこともある。道路も思いがけない渋滞に出会ってしまう可能性もある。受験生本人はもちろんのこと,家族にとっても気が気でないだろう。今年は塾からもセンター入試を受験する生徒が何人か居る。いまは健闘を祈るのみ。
14/01/16(木)
Windows7への移行のため,新たに購入した512MBのメモリーの値段は990円だった。この金額には驚いた。家電製品がほとんど値上がりしていなかったり,あるいはテレビや録画用のデッキなどは昔より安くなっていたりする。ところがその比ではなかったのだ。今回メモリーを交換するパソコンを購入した頃に,同じメモリーを買ったとすると1万円は超えていたようだ。これが90年代ともなると,メモリーの種類こそ異なるものの10万円を超えるのが当たり前だった。その昔,メモリーを増設するだけで,ボーナスをつぎ込まなければならない,といった話しも聞いたことがある。それだけ暴落しているのだ。そういった時代を知っているだけに,今のメモリーの値段を聞くと,ただ同然に感じてしまう。携帯電話にしても,普及し始めた頃の初期費用はかなり高額のように記憶している。ものの価値の変化の速さに,あらためて驚かされた出来事だった。増設したメモリーは問題なく作動している。
14/01/15(水)
今年の4月にはWindows XPのサポート期間が終了し,事実上使えなくなると言われている。実際は日本国内でも相当数のXPパソコンがいまでも使われているらしい。本当に4月に切り替えなければならないのだろうかと疑心暗鬼にもなる。塾で使っているパソコンも,何台かはバージョンアップしなければならない。パソコン本体に問題が生じている訳ではないので,どうしようかと思案している。その一案として,古いパソコンのメモリーを増設してWindows7をインストールしてみることを試す予定だ。その手始めとして内蔵メモリーをネット通販で探した。パソコンは10年以上前に購入したもので,現在のメモリーは512MBだ。もう一枚差し込めるので,同じ容量のものを探したところ見つかった。その値段を見て驚いた。(つづく)
14/01/14(火)
今年初めの連休も終わり,学校も通常の授業が軌道に乗り始めた。ようやくいつもの時間通りに進むようになった気がする。昨夜のテレビ番組も正月色はなくなり,いつも通りの番組をやっていたようだ。「やっていたようだ」と記したが,普段そんな時間に家に居ることがないので推測したまでのこと。先週までは始業式や学力テストなどがあり,通常授業が始まったのは学年によっては金曜日が最初だったりする。そのため授業が進んでいないクラスもあるようで,この時期は珍しく学校より先行して授業を行えることもある。学校で学ぶ前なので,数学の場合はまず公式の導き方や使い方などの説明が必要だ。
14/01/13(月)
人にはそれぞれ得手不得手はあるもの。勉強でいえば数学が得意な生徒が居れば,日本史ならば試験勉強をしなくても大丈夫と言う生徒も居る。勉強だけではなく衣食住でも,料理が得意な人も居れば,整理整頓が好きでいつも部屋の中をきちんとしている人も居る。ボタン付けをいとも簡単にしてしまう女性は尊敬に値する,そう思う男も居るだろう。何でもできてしまうよりも,苦手な分野もある。その方が人間的であると思う。食事を作る,服を修繕する。何気ない日常の作業も,相手のことを想いながら出来るならば,それは幸せなことだと思う。
14/01/12(日)
高校サッカーの決勝戦が明日,国立競技場で行われる。高校ラグビーもつい先日,花園ラグビー場で行われた。冬のスポーツは高校だけではなく,大学や社会人,プロも含め多数の試合が行われている。サッカーやラグビーの試合は,野球やバレーボールなどと比べると連日の試合を組むことは難しい。それゆえ日程は長くなりがちだ。高校のサッカーやラグビーの試合を見ていて,彼らの勉強のことが気になってしまうのは,塾業を生業とする人間の性(さが)だろうか。塾にもサッカー部やラグビー部に所属しているたくさんの生徒が居る。国立や花園まで行くことはないまでも,勉強と部活の両立が大変なのは分かる。学校はすでに新学期が始まり,授業も進んでいるはず。彼らの勉強の遅れはどこかで取り戻さなければならない。折しも次の週末には大学入試センター試験がある。決勝を戦う彼らの中にも受験生は居るのかもしれない。
14/01/11(土)
中学生や高校生には,飲食関連のことで時々驚かされることがある。以前高校生にお茶を淹れさせたところ,湯飲みに直接お茶の葉を入れそこに湯を注いできたことがあった。それを飲んだ生徒は「苦いです」と。当たり前だ。相当のお坊ちゃま育ちなのだろうか,自宅では自分で淹れたことがなかったらしい。カップ麺をひとつだけ作るのに,ポット一杯に水を入れ「まだ湧きません」と言った女子生徒も居た。当たり前だ。どの程度の量が必要なのか考えず,上限の線まで水を入れたらしい。冷めてしまったフライドポテトを温め直そうと,電子レンジに入れセットした時間が4分。やがて煙を上げて燃えだした。当たり前だ。電子レンジの中はしばらく焦げ臭かった。こちらが常識と思っていても,決してそれが当てはまらない人も居るということだ。高校生に訊いてみた。インスタントラーメンを自分で作ったことがあるかと。すると「カップ麺ならあるけれども,インスタントはありません」と。そこで『宿題』を出した。自分一人でインスタントラーメンを作ることだ。さて,どんなことになるやら。結果が出るまでのお楽しみだ。
14/01/10(金)
日本史は小学校および中学校で教わる。もちろんその深さには違いはあるだろうが,高校でも古代からやり直すべきかだろうか。その結果,鎌倉幕府や戦国時代がかなり後になってから学んだり,幕末や近代史が高校3年になってから教わることも多いようだ。進度によっては,近現代史が軽視されていることも懸念される。歴史的な見地については,教える先生によっても異なるだろうが,もう少し柔軟な姿勢は取れないだろうか。その昔,高校で教わった日本史の先生は,自由民権運動を生徒に教えたいという考えのもと,指導計画を立てたと言っていた。もちろん先生個人の主義主張を押しつけてはいけないが,何を生徒に伝えたいかがはっきりしていた方が生徒も受け入れやすいと思う。何はともあれ,少なくとも高校での古代史は要らないのではなかろうか。
14/01/09(木)
高校での日本史の必修化の検討が行われていると,先日新聞で報道されていた。高校の課程で日本史が必修になっていないのは意外に感じる人も居るだろう。現課程での高校の社会科の必修科目は世界史で日本史と地理は選択科目となっている。日本史よりも世界史の方が重要視されていることになる。もっともほとんどの高校で日本史は選択されているので,事実上必修科目に等しい。日本史と世界史のどちらが重要かは,さまざまなところで議論されているので,ここではそれには触れない。日本史を必修化することはいまさらのことかと感じる。昨年度の大学入試センター試験でも日本史での受験者が最も多かったことからも,高校での日本史の重要性は明らかだ。ちなみに世界史での受験者数は日本史の57%に満たなかった。さて,その日本史だが,高校では相変わらず「縄文・弥生時代」から始める傾向にあるようだ。その結果,高校2年の終盤になってもまだ「鎌倉時代」あたりを勉強していることも耳にする。(つづく)
14/01/08(水)
今日から学校も新学期が始まった。新学期といえば始業式があり,その始業式には校長先生の話があるのが普通だ。正直,ほとんどの生徒にとっては決して喜ばしいことではないようだ。校長先生が考えた新学期の話なので,きちんと聞けばいい話なのだろうが,そこはまだ10代。なかなか耳を傾けようとしない。授業の合間にどんな話があったのか訊いてみると,案の定曖昧な返事。話は10分以上だったようだが,覚えているのは「アメリカの誰か,発明者だったような」と不確かだった。生徒のためにと原稿を考えたであろう校長先生の苦労は,大人になったいまなら分かる気がする。ただし生徒にも同情の余地がある。朝礼が体育館で行われ,話を聞くときは床に直接座るらしい。今日の朝の気温を思えば,生徒の足腰はかなり冷えただろう。それゆえ,話が早く終わって欲しいと願う気持ちも解らないでもない。冷えた足を暖める装置でもあればいいのだが,学校にそうした類のものがあるとは考えにくい。ひたすら早く終わって欲しい,そう願う以外すべはないだろう。
14/01/07(火)
今日で冬期講習が終了した。春期講習と同様に短い期間で終わるのだが,違いはすぐに新学期が始まることだ。学校も塾も明日から新学期の授業が始まる。春期講習の場合は,新学期が始まるまで約一週間の間隔がある。新しい学年なので,受講科目が変わったり,担当する先生の手配などがあるためそのくらいの期間が必要なのだ。一方,3学期はそれほど大きな変化はなく2学期の続きがそのまま行われるといった感じだ。それゆえ,忙しさはそれほど感じないところは救われる。ただ,一日だけでもいいので休みがあった方が気持ちの切り替えはしやすいように思う。
14/01/06(月)
今日から仕事始めという人も多かっただろう。ようやく電車内や街中にも働く人たちの姿が増えてきた気がする。塾は小学生から高校生までの冬期講習中だが,大学生も社会人と同様に今日から授業が始まったところが多いようだ。いまは大学の方が中学校や高校,さらには小学校よりも早く始まる傾向にある。私立大学の場合,今月中に後期試験があるのだからそれも仕方ないだろう。講習の授業を担当している先生の中には大学生も居る。それゆえ,大学の授業と重なってしまうケースもある。もちろん可能な限り時間割を入れ替えたり,代講を立てて授業は行う。まだ冬休みの宿題に追われている中学生も居る中,大学が始まっていることを知ると,ちょっと意外な感想を抱く生徒も居た。大学生の方がのんびりしているイメージが彼らにはあるのかもしれない。
14/01/05(日)
講習中は朝早くから出勤することが多い。朝早いといっても午前10時なので,一般的な会社ならばむしろ遅い方だろう。けれども,塾業界の人間にすれば早い方の時間となる。大手予備校の事務職員ならいざ知らず,ほとんどの中小規模の塾は,普段は午後から仕事が始まるのが日常だろう。それゆえ,講習時は極端に早起きすることになる。その分早く帰れるかというと,そうは問屋が卸してくれないのだ。(この言い回し,最近聞かないような気がするけどいかがなもの?)新学期や講習が始まるとき,ましてや年が変わったばかりだと仕事が多くなるのは当たり前のこと。それは織り込み済みだ。あともう少しやってから,などと思うと結局は終電になってしまうのがいつものパターン。その型を崩すには,ちょっとした後押しが必要なときもある。
14/01/04(土)
今日から年明けの冬期講習が始まった。この期間は全学年が対象なので,年内の講習に比べると塾内も活気づいて来た。恒例だが最初はやはり年始の挨拶からだ。先生どうしの場合はきちんと挨拶するのだが,生徒はまちまちだ。先生の方から言わないと,いつもと変わらぬ感じで通り過ぎてしまうこともある。忘れているのか照れくさいのか,あるいはかしこまった挨拶が苦手なのだろうか。午後から出勤する先生も居るので落ち着くまでにはしばらく時間が掛かる。それでも授業が始まってしまえば,いつもと変わらぬ風景がそこにはある。
14/01/03(金)
近所の神社に初詣に行った。そこへ行くのは小学生か中学生以来なので,ずいぶん久しぶりになる。地元以外の神社へは何度も詣でているのだが,案外そんなものかもしれない。駐車場は混んでいたものの,お参りするのにそれほど時間を要さないからだろう,回転は良くそれほど待たずに入れた。本殿へ続く長い階段の途中で,お清めの水場があった。順に左手から右手,最後に左手で水を取り口をすすぐように絵で説明してあった。その絵が少女マンガの女の子のようで,いったい誰が描いたのだろうかと思った。階段は途中から人が並び,お参りするまでには5分ほど待たなければならなかった。それでも大した時間ではなく,これが元日だったらきっとかなり待たされたのだろうと思った。お参りをしたあとにおみくじを引いた。末吉ではあったが,運勢は決していいようには思えなかった。失いものは出ないし,仕事には難が生じるとあった。争いごとでは勝てないし,恋愛では感情を抑えなければならないらしい。果たしていい時期はやって来るのだろうか。そんな内容だったので,境内の中の木に結びつけてきた。絵馬があったので少し見て回った。やはり受験や進学に関するものに目が行ってしまう。その中で「成積が4から5になりますように」というのがあった。彼(あるいは彼女)は願う前にまず漢字を勉強しなければいけない,そう思った。そう,「成積」は正しくは「成績」だ。ゆっくり階段を降りると,出口に居た警備員が「お参りありがとうございます」と言った。ただじっと立って居られるよりも,その方が気持ちよく帰れるし,こちらからも「ありがとうございます」と言えば,彼も嬉しいだろう。冬にしては穏やかな日差しの中,いい初詣ができた。
14/01/02(木)
元日に来た年賀状は,毎年来ている人からのものがほとんどだった。それゆえ,自分からも年末に出してある。ひと言添えてあるもの,印刷だけのもの,結婚した報告で驚かされた年賀状もあった。年に一度のやりとりながら,お互いが元気であることを確認できる一葉でもある。干支である『午』に関するイラストが多いのだが,まったく関連が無いと思われる絵や写真もあった。それぞれの思いで作ったのだろう。
14/01/01(水)
新年最初の今日,日中はかなり暖かかった。昼を過ぎた時間に寒いだろうと覚悟を決めて外に出てみると,あまりの暖かさに拍子抜け。今日はこの時期にしては気温が高かったようだ。思い起こせば昼過ぎに起きた部屋は確かに暖かく,南向きの部屋の温度計は,暖房をつけていなかったのに20度を越え,飼っている猫が南向きの窓近くで体を伸ばして寝ていた。穏やかな日の夜に買い物に出たのだが,その時間でさえも「寒い」という感覚は無かった。