このページは,塾の様子や教育に関すること,その他,
世の中の出来事について,塾長が思うがままに雑記しています。

12年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

12月

12/12/31(月)

灯油が少なくなったので,ガソリンスタンドに買いに行った。休みに入りいつもよりは消費が早くなったのだろう。店の外の道路までは行列はできていなかったものの,スタンド内には何台もの車が順番を待っていた。いつも使っているそのスタンドは,目的別に並ぶようになっていた。ガソリンを給油する列,灯油客用の列,そして洗車をする車の列だ。もっとも混んでいたのは洗車のところで,おそらく20~30分は待たなければならないだろう。正月を迎えるのにあたり,車もきれいにしておきたいと思う人が多いのだろう。洗車専門の店などは,この年末がもっとも忙しいだろう。一番空いていた灯油の列は,列とも呼べる代物では無く,まったく待たずに給油できた。

12/12/30(日)

年末としては珍しく雨がしっかり降った。この時期だけでは無く,冬の東京としては珍しいのでは無かろうか。夕方,年末年始用の買い物に出掛けようかと思ったのだが,あまりの激しい降りに億劫になってしまい結局大晦日に行くことにした。気温がそれほど低くなかったので雪にはならなかったが,数日前ならおそらくかなり積もってしまい年末の交通機関に大きな影響が出たことだろう。明日以降は晴れるようで,東京の正月はまずまずの天気となりそうだ。

12/12/29(土)

八王子教室で行った忘年会は朝まで続いた。声を掛けておいた卒業生も何人か来て,宴は毎度のことのように長丁場となった。最後の締めがカラオケというのも定番となり,店が閉まる午前5時までみんなで騒いだ。店の閉店時間があるのはいいことで,無ければいったいいつまで続くのかと思うほどみんな元気だった。まだ暗い時間帯に帰ったのだが,土曜日の朝だったので,通勤する人がほとんど居なかったのは救われた。

12/12/28(金)

冬期講習の前半が終わり,そのあとに八王子教室では忘年会を予定している。その前に年内に片付けておかなければならないことがいくつもあった。年明けに送る郵便物の準備や,講習中の出席表の作成,講習予定の連絡など。そんな中,自習をしに来て居た生徒と授業が終わった先生に来年のカレンダーの貼り替えを頼んだ。各教室にすべて貼ってあるのでそれなりの枚数となった。気がつけば外はみぞれ混じりの雨が降り始めていた。年末を迎えたことを実感する。

12/12/27(木)

風船で作ったいくつものオブジェは,ツリーに見立てたものや,天井から吊り下げられたミラーボールのようなものもあった。これは風船の中に小さな風船がいくつも入っているのだが,最初見たときにはどうやってつくったのだろうかと思った。作成した本人によれば「それほど難しくはありません」とのことだった。大作は入り口に置かれたアーチ状の風船群だ。人には向き不向きがあるのだと思った。好きでないと,それほどの長い時間,作成に没頭できないだろう。風船はクリスマス会が終わったあとも数日間は教室の中に残っていた。ツリーに見立てた風船は徐々にしぼんでしまったが,後輩達がそれを面白がって今度は帽子に見立てて頭に載せて歩いていた。

12/12/26(水)

先週末,八王子教室では個別指導を受講している小中学生を呼んでクリスマス会を行った。個別指導は主に公立の小中学生が対象で,ほとんどのこども達の自宅は塾から歩いて数分のところにある。個別指導を担当している先生が中心になって毎年行っている。残念なことに,その日は東中野教室で期末面談をしていたので参加できなかった。当日の様子はあとで聞いたのだが,ゲームなどしながら楽しく過ごしたらしい。さて,クリスマス会が行われることを聞いた高校3年の生徒が一人,今回は一役買って出てくれた。会場の飾り付けをしてくれたのだ。学校の文化祭などでも積極的に参加する方で,元来装飾系に興味があるようだ。今回彼がしてくれたのは風船を使っていろいろなモノを作ってくれたことだ。単なる風船ではなく,造作がいろいろとできる風船だ。勉強以上に,もとい,勉強と同じくらい集中して5時間近くも制作に没頭していた。(つづく)

12/12/25(火)

冬期講習が始まった。年末は例年通り高校2年生の明大推薦・統一学力テストの対策が中心で,他学年の授業は少ない。下級生は年末のこの時期には来たがらない。高校2年生にとっては,推薦が決まるまであと一年を切った。付属校の生徒の宿命で,この冬休みは三学期と2月にある明大推薦・統一学力テストに備えなければならないのだ。推薦を勝ち取った高校3年生がいまゆっくり過ごせるように,いまの高校2年生が一年後,同じ思いをして欲しいと願っている。時期が時期だけにのんびりしたくなるかも知れないが,人がやっていないときにやっておくことで,それが後になって効いてくるものだ。

12/12/24(月)

東中野教室の面談は昨日でいったん終わり,今日は今月3回目の休みとなった。それほどハードなスケジュールとは感じていなかったのだが,仕事を終えて自宅に帰ると思ったよりも体が疲れていることに気づいた。それゆえ今日は午後までゆっくり寝て回復を図った。起きてからもダラダラと過ごしたのだが,たまにはそういう日があってもいいだろう。夜にはニュース番組を見ながら,個人で出す年賀状を一気に書き上げた。明日から冬期講習が始まる。

12/12/23(日)

昨日に引き続き,東中野教室で期末面談を行った。今日はいつもの面談とは異なることをした。それは面談と面談の間に,授業を一講座入れたのだ。本来,面談の日は面談だけに集中するのだが,今日に限って途中,二時間ほど空き時間ができた。その時間帯もいつもなら,それまでの面談内容の整理をしたり,講習教材の準備などをしている。けれども講習中は八王子教室に入ることが多いため,出来るときに授業を行っておきたかったのだ。そのため面談の合間の授業となった。さすがに厳しいスケジュールではあったが,親との話が多い面談日だけに,生徒相手の授業はむしろリフレッシュできた。生徒相手の授業と,保護者を交えた面談との緊張感はずいぶん違うものだと感じた。

12/12/22(土)

今日から高校2年生対象の期末面談が始まった。今回は東中野教室から。学校のPTAが終わってから始めたので,最初の面談は午後3時からだった。今日の特徴としては,すべての面談が二者面談となったことだ。原則,塾の期末面談は三者で行っている。ところが今日に限っては,父親もしくは母親のみ,あるいは生徒のみでの面談となった。どの面談一つとして,親と生徒が揃ったものはなかった。これはかなり珍しいケースで,おそらくはじめてのことだろう。気になるのは,親だけの面談の方だ。塾で行った面談内容が,どれくらい生徒に伝わるのだろうか。先生から言われればアドバイスとして素直に耳に入る生徒も,親から言われると小言と感じてしまうことがあるからだ。その点が少し気になりつつも,生徒自身が居ないのだから親から伝えて貰うしか手はないのだ。決して楽しい話が多いはずもない三者面談に来たくない気持ちは解らないでもないが,自分に関する大事な話があるときにはやはり自分の耳で聞くべきだろう。

12/12/21(金)

生徒や保護者,先生方や仕事関連の年賀状を今日出してきた。総数は200枚を超え輪ゴムでまとめて郵便局に出しに行った。さすがにそれだけの枚数を郵便ポストに入れるのには抵抗があった。郵便局は年末かつ週末の午後ということもあり,かなり混み合っていた。いつもだと空いている席があるのに,今日は立っている人がかなり目立った。局員も忙しそうだった。年賀状用の投函箱には辛うじて200枚超の束は入りそうだったが,45度の角度で斜面を滑っていく造りだったので躊躇した。しかも投函しに行ったそのとき,中はほぼ空の状態だった。そのまま入れると年賀状自身の重みで傷んでしまう気がした。忙しそうではあったが,通りかかった局員に声を掛け直接渡すことにした。仕事の年賀状が済んだので,今度は個人的な年賀状の準備をする番となった。

12/12/20(木)

個別指導の案内を入れるのに,透明な薄いフィルムで出来たOPP袋を購入した。いわゆる定形郵便で送れる封筒と同じ大きさだが,その薄さが0.03mmで指先でこすると向こう側の感触が判るほどだ。それでもってある程度の強度を保っている。事務用品を扱っている通信販売で買ったのだが,セット売りで100枚,500枚それと今回購入した1000枚がある。1000枚で2200円ほどなので1枚あたり2円ほどとなる。紙の封筒よりも安いはちょっと意外だった。しかし,今回最も興味深かったのは,この薄いフィルム製の袋をどのような機械でその枚数を数えたかだ。OPP封筒は100枚ずつ包まれていた。袋が作成されたあと,人の手でさえ1枚ずつ取り出すのにはそれなりの注意が必要なのに,どんな繊細な機械でカウントしているのだろうか。コピー機などの自動紙送り装置もそうだが,丁寧に1枚ずつ読み込んでくれる。2枚同時に読み込むことなど滅多にない。こうした技術力は,それぞれのメーカーの企業努力によって開発されるのだろう。

12/12/19(水)

定期試験が終わると生徒には試験問題を持って来て貰う。過去問として保存して,今後の教材として活かしたり,実技教科だと生徒がどのような傾向の問題が出ていたかを確認できるからだ。今回の期末試験で,中学生の美術の試験問題を見た。ピカソの絵に関する問題や専門知識を問う問題が出されていた。解答用紙の最後には,生徒が何か自由に絵を描いていた。最初に見たときにはいわゆる試験時間が余っていたずら書きでもしていたのかと思った。ところが,問題を見ると「今日のあなたの気分を絵にしなさい」とあった。左側には曇り空や自分が嫌いなものがあり,右側は太陽が輝いているさわやかな色使いで見るからに楽しい絵が描かれていた。左が試験で憂鬱な気分,右が試験後の楽しい気分が描かれているのがすぐに解った。ひと目見るだけで,明らかに彼女の気分が伝わってきたのだが,美術の先生の採点では満点ではなかった。どこに不足があったのだろうかと感じるのだが,そこは専門の先生ならではの観点があるのだろう。

12/12/18(火)

年賀状印刷が終わり,授業で来ている先生方に担当している生徒あてにひと言何かを書いて欲しいとお願いをしている。印刷だけの年賀状よりも,先生からの言葉があった方が生徒も喜ぶことだろう。ただ,この時期は授業が少ないので,必ずしもすべての先生が揃う訳でもない。それなので,授業以外で何かの用事があって塾に寄った先生はすぐにつかまえて書いて貰っている。来年の干支は巳(へび)なので,もし自分で描こうとすると難しい方ではなかろうか。それはそれとして,毎年すばらしいイラストを描いて送ってくれる人も居るので楽しみでもある。

12/12/17(月)

冬期講習が近づいて来た。今年から新課程となった高校1年の数学や理科においては新たに教材を作らなければならない単元もある。今回は数学の統計的な内容でそれがある。この単元,数年前までは明大中野校の高校3年生が学んでいたところなので,実際のところそれに付け足せばすぐに出来上がりそうだ。新しい内容としては,データの特徴を解りやすく示すことが出来る『箱ひげ図』というものがある。あるデータをいくつかのグループに分け,それらを定義にしたがって4つの値として数値化するのだ。内容的にはそれほど難しいものではないが,図が入る分だけ問題作成は文字だけのプリントよりも手が掛かる。これまでにたくさんのプリントを作ってきたので,それほど大変ではないのだが,文字や数式だけに比べると,いまでも何となく億劫に感じてしまうのはなぜだろうか。

12/12/16(日)

八王子教室から駅までは歩いて5分ほどの掛かる。それゆえ終電まであと5分のときには急ぎ足になってしまう。駅の少し手前には街灯時計が設置されている。本来ならその地点でかなり際どい時刻になっているはずだが,実際には八王子教室を出てから2分も過ぎていない時刻が示されている。この時計も遅れているのか,などと思いながら先を急ぐ日々だった。ところが最近になって狂っていたのが電波時計であることが分かった。修正するために『受信』ボタンを押してみた。ところがそれでも正しくならなかった。そこでリセットボタンを押し,続いて受信ボタンを押すと日付と時刻は「1月1日 午前0時00分」になった。それから過ぎること2時間ほど,電波時計はようやく正しい時刻を示すようになった。ところで電波時計は2分ほど進んでいた。もしこれが遅れていたとしたならば,一度は終電を逃しただろう。そうなればそのときに時計の時刻が正しくないことに気づいただろうが,それは恐ろしい事態であっただろう。

12/12/15(土)

時計の中で絶対的に正確だと思うのが電波時計だろう。定期的に電波を受信して時刻を修正するのだからそれが正しいと信じるのが道理だ。八王子教室でふだん仕事をしている机には電波時計が置いてある。ふだんの授業の開始時間もそれで確認している。ところがこの時計,ケータイの時計やパソコンの内蔵時計と2分ほど違っていた。ケータイの時計も電波時計同様,ほぼ正確な時刻を示すはず。また,パソコンの時計は立ち上げる度に,時刻を修正するフリーソフトで正しく直している。そうなると怪しいのは電波時計となる。そもそもその兆候は感じていた。一日の仕事を終え帰る時刻は終電間際になることが多い。乗り遅れると大変なことになる。そのため,少し余裕をもって仕事場を出るのが好ましい。けれどもいつもそうできるとは限らない。終電まであと5分しかない日もある。電波時計の時刻を見て慌てて帰り支度をする日も週に一度や二度はある。(つづく)

12/12/14(金)

明大中野校の期末試験も今日で全学年が終了した。そんな中ではあるが,今日は東中野教室で授業を行った。さすがに教える生徒は明大中野校の生徒ではない。いつもだと比較的賑わう東中野教室の金曜日だが,今日はその授業以外は全くなく,静かな中で授業は進んだ。いつもだと隣から聞こえてくる先生の声は無く,教室を出入りする生徒の姿も無いため,静かではあるが少し寂しい感じがした。冬期講習も年内は高校2年生が中心なだけに,いましばらくはこの状況が続きそうだ。第一教育センターの特徴だが,高校3年生の授業が終わるとすでに次の年度の序奏(助走)が始まった様相がある。

12/12/13(木)

今回の期末試験中は寒い日が続いた。八王子の早朝では氷点下まで下がった日もあった。その試験中,数日先までの天気をネットで調べた。すると数日間は寒い日が続き,週末に雨が降る予報が出ていた。そのことを話していると,一人の生徒が「木曜日はどうなりますか?」と訊いてきた。今日のことだ。その時点での予報では木曜日までは天気は良く,金曜日から下り坂になると出ていた。それを聞くと彼女は少しホッとしていた。試験が終わったら友達と出掛ける予定があるらしい。結果的に今日の天気は良かったものの,気温はそれほど上がらずにいたので,海に行くには少し寒かったかも知れない。

12/12/12(水)

同じ数字が並ぶ日は何かと話題になりやすい。平成22年2月22日や去年の11月11日などは西暦の下二桁から数えると1が6個も連続で並ぶ。今日買った弁当のふたに印刷された消費期限には12/12/12と記されていた。雑記帳の日付と同じだ。同じ数字ばかりではないが,今日は2桁のぞろ目の日といった感じだ。消費期限の時間が23時までだったのが少し残念だ。同じ数字の並びが好きな人は,時刻まで気にするらしく,去年なら11月11日の午前11時11分11秒に時計とにらめっこしていた人が,きっと全国ではかなりの数居たことだろう。

12/12/11(火)

八王子教室に通っている明大中野八王子校の生徒の期末試験が今日で終わった。そのため,今日の八王子教室は昨日までと比べると静かになった。試験が終わった日なので,生徒も学校が終われば真っ直ぐ家に帰って寝てしまうか,友達とどこかに遊びに行くかのどちらかだろう。教室を開けた時間は学校の試験時間に併せていた昨日までとは異なり『通常営業』の時間帯だったので,もしも生徒が試験後に寄ったとしてもドアは閉まっていたはずだ。夕方になると公立の受験生や,個別指導を受けに来る生徒でそれなりに賑わった。寒い季節だけに,人の数が多い方が不思議と室内は暖かく感じる。

12/12/10(月)

高校2年の化学で,試験前の過去問を使った対策授業をのべ3講座行った。受講するのはそれぞれ違う生徒だ。土曜日に1講座,今日・月曜日に2講座だ。こうしたパターンは最近では珍しく,異なった学年や科目の授業が多い。以前はこうしたことがよくあったけれども,最近は担当する学年や科目にばらつきが出てきたということだろう。同じ内容の授業をする場合,やはりあとの授業の方が時間的にも短縮できる傾向にある。授業をしながら何が生徒にとって必要なのか,弱点はどのあたりにあるかが分かってくるからだ。そういった損得はどうしても生じてしまうのだが,これは何ともしがたい。今回は理論的なものよりも,暗記することが多い単元なので,授業が終わったあとのこれからの時間で生徒は覚えていかなければならない。

12/12/09(日)

昨晩は中学時代の同窓会が地元で有った。生徒達が期末試験の中,授業を夕方までに終わらせ,他の先生にあとを任せて八王子教室を出た。日はすっかり落ち,空には星が見え始めていた。同窓会には30分ほど遅れて参加できた。中には30年以上も会っていない同級生も居たのだが,さすがにみんなそれなりに歳を取ったのだなと感じた。この同窓会には何回も出てきていたメンバーが多かったようで,今回初めて出席する方は最初のうち質問攻めとなった。仕事は何をしているのか,いまどこに住んでいるのかなど。実は今回は『プレ』同窓会で,来年実施する本格的な同窓会の打ち合わせも兼ねていた。そのため担任の先生は参加していなかった。ずっと会いたいと思っていて会えた人,ずっと会いたいと思っていたけれども会えなかった人,さまざまだ。それにしてもこの一年ほどで,昔つき合いのあった人達と会う機会が多くなった。昨日の同窓会でもそうなのだが,自分でさえ忘れてしまっている自分のことを思い起こさせてくれる。複雑なジグソーパズルのピースを少しずつ組み込んでいるような感覚だ。二週間ぶりの休みとなった日曜日の夕方,前日八王子教室を出た時刻より少し前の時間に,前の日に駅前の駐車場に停めておいた車を取りに向かった。夕日に映る山並みを見ながら,また明日から日常が始まるのだな,と思うのと同時に,その日常がいまの自分にとっては比較的穏やかな時間であることを思った。同窓会ではいまの状況が決してよくない同級生も居た話を聞くと,仕事ばかりの毎日ではあるが,それもいまの自分には一番いいのかもしれない。パズルを完成させるのはまだ早い。昔をのんびり思い返すのはまだずっと先にしたい。

12/12/08(土)

昨日の夕方にやや強めで長い地震があった。期末試験対策の授業で生徒が多数居た時間帯だった。情報を得るため,すぐにインターネットからNHKのラジオにアクセスした。放送内容からすると,すでにテレビ放送と同じものになっていた。アナウンサーは繰り返し津波の危険を伝えていた。その中で「東日本大震災を思い出してください」と言っていた。それを聞いていた中学生が「そんな嫌なこと思い出したくないよな」と呟いた。彼の言うことも分かるのだが,あのときに逃げ遅れた人が多数居たことを考えれば,危険をどのようにしたら認知しやすいのか,そういったことをテレビやラジオなどに携わる人達が考えた結果での言葉だったのだろう。何人かの怪我人は出たようだが,大きな被害が出なかったことはよかった。

12/12/07(金)

試験中の生徒の鞄は,教科書やノート,問題集などがぎっしり詰まっていて重そうだ。特に中学1年生はまだ上級生ほど要領を得ていないので,たくさんの本ではち切れんばかりの鞄になってしまう。自宅と学校,その間に塾に寄る移動距離を考えると,いつの間にか腕力も強くなってしまうかも知れない。高校生の中には「明日の試験にないものは塾に置いていってもいいですか」などと訊いてくる生徒も居る。学年が上がるにつれ,そういった知恵を付けていくのだろう。

12/12/06(木)

大学への推薦が内定した高校3年生の保護者,あるいは生徒自らがここ数日で何人か挨拶に来た。まだ正式に決まった訳ではないので,本当の意味でのおめでとうはもう少し後になる。挨拶に来るときには,一緒にお菓子を持ってきてくれることが多い。いわゆるご進物なので,ふだん買うものよりも高級な品となる。先生方に召し上がって頂くために,手の届くところに置いてある。ところがそういった場所は生徒の目にも付くので,めざとい生徒はすぐに欲しがる。ほとんどまだ,先生方には行き渡っていないので,いまのところ生徒には遠慮して貰っている。これは八王子教室でのこと。一方,東中野教室では一人の生徒が大量に揚げ煎餅を持ってきてくれた。20リットルほどのビニール袋をほぼ占領するくらい入っている。さすがに量が多く,先生方だけでは捌き切れそうにもないので,こちらは逆に生徒に配ることもしばしば。

12/12/05(水)

まだ日数的に余裕があったと思っていた年賀状作成だが,すでにもう年賀状を出す目安の日まで3週間を切った。塾で使っている印刷機のその速度はすばらしく速いので,年賀状のデザインと送り先のリストさえ出来ればすぐに済む。リストについては去年のものと,いま居る生徒のデータはあるのでそれほど手間はとられない。ただ,気持ちの上では少し焦り始めている。仕事量としては大したことではないのだが,期限付きの仕事は残っていると気になる性格のようで,生徒達の期末試験が終わる来週には作成しようと思っている。

12/12/04(火)

冬期講習が近づいて来たので,あらためて授業確認を担当する先生にした。第一教育センターの明大中野・明大中野八王子コースの場合,高校3年生の授業が終了するこの時期から,高校2年生が事実上最上級生となる。この冬期講習からまた一年間,この学年と一緒にやっていくことになる。毎年のように『最上級生』を担当する先生は「もう,この子たちが3年生になるんですね」と感慨深げだ。ちょっと前までは中学生と思っていた生徒も次から次へと成長していく。まだ一か月近く今年は残っているはずなのに,気持ちはすでに来年にあるように感じてしまう。

12/12/03(月)

数学特訓のあとには先生方で打ち上げをすることが多い。ただし,参加する先生によってその状況は異なる。今回の場合,八王子教室の先生方はいわゆる左党が多く,特訓後の打ち上げを楽しみにしていた先生が多かった。八王子の打ち上げだが,長いときには数学特訓の時間以上に“熱心”に取り組んでしまうこともある。それだけ準備に時間を掛け,数学特訓に向き合っているともいえる。その一方で,今回の東中野教室の先生方は比較的終わるとすぐ帰る傾向にあり,特訓後はこれといって特に何かをすることはなかったようだ。八王子教室の打ち上げも,ここ最近では穏やかな方で午後6時過ぎにはお開きとした。

12/12/02(日)

今年最後の数学特訓を東中野教室と八王子教室で行った。今年度3回目の同日の特訓だったが,今回も先生を揃えるのにやや苦労した。別の日に行うときには,それぞれの教室で補完し合えるのだが,同日の場合それも出来ない。今回の東中野教室は,以前第一教育センターで教えていた先生にも頼むことになった。高校3年だけはすでに試験が終わっているので,まだ助かったのだがこうしたことは来年度以降も続くだろう。

12/12/01(土)

明大中野八王子校の明治大学への推薦が,昨日でほぼ決まった。生徒達の
自宅に電話で推薦される予定の学部・学科の連絡が有った。一部のクラスではメール連絡も有ったようだ。正確にはまだ『内定』といったところで,確実に推薦が貰えるのはずっと先のこととなる。とはいえ一応は安心できたことだろう。毎年この時期はこちらもハラハラする。推薦を貰えた生徒は今日が登校日で,その帰りに何人かの生徒が報告にやって来てくれた。まだ手放しで喜べるものでは無いが,どこかしら終わったという感触が覗えた。ただ,推薦率が100%ではないだけに,中には希望通りにならなかった同級生が居る訳で,そのことを考えてだろうか少し複雑な様子を見せていた。一般受験と異なり,ライバルの顔が分かるところがそういった状況を生み出す。

11月

12/11/30(金)

BICのボールペンは,以前は八王子教室から歩いて5分ほどの場所にあった文房具店で買っていた。けれどもその店は数年間に閉店してしまった。そこでとりあえずはいつも事務用品を購入している通販会社のカタログを開いてみた。するとそこにはBICボールペンの赤・青・黒の3色が箱売りされていた。どの色も20本セットで,ボール径が0.7mmと1.0mmの2種類有った。ふだん使っている方は太いのでおそらく1.0mm径の方だろう。細い方にも興味があったので,1箱ずつ買って数学の先生と半分ずつ分けることで話はまとまった。1箱の値段は609円なので,1本あたり約30円という安さにもびっくりした。
12/11/29(木)

筆記用具にこだわりを持つ人は結構居るものだ。塾内でも万年筆の愛好家の先生が居る。愛好家かそうでないかの判断基準のひとつとして,買う必要も無いのに次に使う万年筆を考えるところにあると,その先生がいつか語っていた。ボールペンにしてもさまざまだ。比較的字が大きく筆圧の強い先生から,塾に置いてあるBICのボールペンをどこで入手しているのかと訊かれた。このボールペンの愛好家も結構居るだろう。ペン先が太く,他のボールペンにはない滑らかさがある。素速くたくさん書くときには重宝する。仕事では生徒から質問を受けたときや,答案の丸付けをするときによく使っている。数学の先生も個人的に気に入っているようで,何本か欲しいとのことだった。文具類を入れてある棚を見た。ところがそこにはまったく残っていなかった。そこで購入先がどこだったかを調べる必要が出た。(つづく)
12/11/28(水)

先日,要らなくなった学校の教科書や問題集を持ってきてくれた生徒のボストンバッグから,たくさんの本を机の上に並べてみた。世界史の資料や生物の問題集,英語や古典の教科書などさまざまだった。まったく開いた形跡がない問題集もあった。ノートやテストの答案用紙まで挟まっていて,さすがにここまでのものを持ってこなくてもいいのに,などと思いながら並べていった。スクラップブックもあった。政治経済に関するものらしく,この半年ほどに起こったさまざまな出来事がまとめられていた。何年かして見たときにきっと,あんなことも有ったものだと誰かと話しているのかもしれない。新聞記事の隣のページには,生徒の感想がレポート用紙にきちんと書かれている。これはこれで貴重な資料となるだろう。
12/11/27(火)

急激に寒くなってきた。昨日は日中雨が激しく降り,昼間でも冷え込んでいた。ところが自宅を出る前に見た天気予報では,夜には気温が上がるようであった。その予報を見て,まだ出していないコートは必要なさそうだろうと思い出掛けた。さて夜になったのだが,外は日中よりもさらに寒くなっている様子だった。自宅で見た天気予報サイトをあらためてみると,時系列ごとに示された気温は,予報とはほど遠いものであった。帰る頃の気温は一桁台の下の方だったと思う。すでに12月並みの寒さになっているようで,例年ならまだ出していないコートを今日は持って出掛けた。
12/11/26(月)

今回,東中野教室の暖房の見直しとして,ガスファンヒーターと石油ファンヒーターが候補としてあがった。暖房にかかる費用だが,ネットで検索を掛けたところ,それなりに参考となるサイトがヒットした。ただ,ネット上では良くあることだが,これが決定打というものはなかなか見つからない。今回についていえば,コスト面での比較基準がはっきりしていないことが言えた。そもそもガスも灯油もその価格に変動があるし,地域によってもさまざまなのでまとまるはずがない。あるサイトではカタログ的なものから暖房効率を算出したり,別のサイトでは物理の授業かと思うような,エネルギー換算をしているところもあった。結局,複数のサイトを見て意見の多い方がおおむね正しいのではないかという,これまたかなり大ざっぱな見解に終わった。これらの結果と,新たに買う必要性がないことから,少なくとも今年の冬は教室では石油ファンヒーターを,講師室ではガスファンヒーターを使うことになりそうだ。

12/11/25(日)

最近の日本の気候は春と秋が短くなったと思う。10月上旬まで夏日が続いたかと思うと,少し涼しくなった頃にはすでに寒くさえ感じる日がやって来た。冬から春も同様で,4月に暖かくなったと思うと,ゴールデンウィークの頃には汗ばむような気候となる。さて,冬の暖房といえば石油ファンヒーターかガスファンヒーター,あるいはエアコンが一般的だろう。東中野教室の暖房は,講師室はガスファンヒーターとエアコンで,教室は主に石油ファンヒーターを使っている。コスト面を考えるとどれがいいのだろうか,そんなことが先日話題として上がった。給油の手間を考えるとガスファンヒーターは手間いらずで楽だ。安全面からだとエアコンが一番いいだろう。石油ファンヒータが優位なのはコスト面だが,これもここ数年は高騰していているので微妙なところだ。(つづく)

12/11/24(土)

学年末試験が始まる前,高校3年生には要らなくなった問題集や資料集を塾に寄付して欲しいといった文書を配った。それに早速応えてくれた生徒が居た。東中野教室に出勤したところ,机の前に旅行用のボストンバッグが置いてあった。中身は生徒に頼んでおいた問題集などで満たされていた。こんなに早く,しかもこれほどたくさんの問題集を提供してくれるとは思わなかった。本当に旅行に行くぐらいの重さを持ったその鞄だが,決して家が近いとは言えないその生徒がわざわざ運んでくれたのだからありがたい。生徒には『薄謝します』と伝えてあるのだが,これだけたくさんだと,他の生徒と同等という訳にはいかないかも知れない。

12/11/23(金)

明大中野八王子校の高校3年生は試験が終わると,学校に提出する進路志望調査書を提出しなければならない。その量は相当で,B4用紙で4枚にも上る。毎年のようにこの調査書を書き上げるのに生徒は苦労している。最終的には提出当日の朝に清書を済ます生徒が出る。試験が終わり調査書を書いている先輩を見ていた後輩が「もう試験勉強をしなくていいなんて,羨ましいです」と言った。そうは言うものの,実際に書き上げるには相当大変ではある。やがてそれと同じことを何年か後にやることになるのだが,いまはその大変さは分からないだろう。もっとも,先輩である高校3年生にしても,これまでの道のりが平坦であったはずもなく,さまざまなことを乗り越えてようやく最後のこの時間を過ごすまでに至ったのだ。

12/11/22(木)

今年の春にアメリカに短期留学した卒業生がお土産に買ってきてくれたネクタイを今日初めて締めた。青の地に紫とグレーのストライプが入った柄のネクタイで見た目が明るい。半年以上も過ぎてなぜ今日なのかというと,お土産を買ってくれた卒業生が授業をしに来る日だからだ。彼女は卒業後,数学の先生として教えに来ている。ただ,ふだんは彼女が教える曜日に八王子教室に居ないので,滅多に会うことがないのだ。授業が終わりネクタイを見せると「先生に似合っています」と言ってくれた。自分で選んでしまうとどうも暗い色になってしまう傾向があるようだ。他の人の目で選んで貰うのも悪くはない。

12/11/21(水)

昨日で八王子教室の高校3年の学年末試験は終了した。今日は東中野教室で高校3年生の授業を行った。明大中野校の方は明日まで試験が続く。試験時間割の巡り合わせはさまざまで,生徒側でどうこうできるものではない。文系コースの高校最後の試験は数学だ。文系なのになぜ最後が理系科目なのだろうとため息をついていた生徒も居たが,数学の試験が先だとその後の試験にも影響が出やすいので,その方が良いのではないかと言った。すると,数学の試験がうまくいったか分からないことがあるという生徒が居た。むしろ国語の試験で出来たと思ったらとんでもない点数で答案が戻ってきたことがあったとのこと。理系と文系で感じ方が違うのか,それとも個々人で違うのだろうか。

12/11/20(火)

明大中野八王子校の高校3年の学年末試験が今日で終了した。試験中は授業を受けに来る,あるいは自習しに来る生徒のために早めに教室を開けていた。試験最終日はそうする必要が無かったので通常の時間帯に出勤した。八王子駅の改札を出て,コンコースを歩いていると制服姿の明大中野八王子生とすれ違った。さらに歩いていると,今度は歩道橋の階段のところで別の明大中野八王子校の生徒の姿があった。どちらも塾生ではなかったが,試験が終わり開放された表情が見て取れた。結果はともかく,今日でやるべき事を終えた顔だ。一方,明大中野校の方はまだ試験を2日残している。わずか2日の違いだけれども,その2日を長く感じる最後の時間を過ごしている生徒がたくさん居ることだろう。

12/11/19(月)

恒例の試験中の移動が今日有った。今回は全部で2回の移動で今日はその2回目だ。個人的な理由と,水曜日の帰りのことを考えて行きとなる東中野教室までは車で出勤した。月曜日に東中野教室に行くことはふだんほとんど無い。そのため道路状況もいつもと少し異なった。週の初めということもあるし時間帯もいつもより早かった。さらにここへ来て寒さも本格的になったことも手伝ってか,途中の渋滞が思ったよりもひどかった。道路交通情報によると,甲州街道は途中3.5kmの渋滞があり通過に45分も掛かるとあった。そのため,久しぶりに裏道を使うことにした。授業の開始時間には間に合ったのだが,時間に余裕がないのは精神的にも安全面でもやはり良くない。結果的にいつもよりも20分ほど余分に掛かったのだが,それを見越してもう少し早く家を出ていれば焦らずに済んだ。時間の使い方次第で気持ちもずいぶん変わることになる。

12/11/18(日)

明大中野八王子校の試験時間割は2時間の日が多い。2時間で終わるとスクールバスは11時台に学校を発車する。八王子に着くのは12時少し前だ。したがって,試験中は11時半頃に教室を開ける。ところが土曜日のバスの時間を見ると一番早いのでは10時35分発となっている。試験時間割は他の日と同じ2時間なのだが,なぜだか土曜日だけはバスの時間が早かった。生徒にその理由を訊いたところ,土曜日だけは学校が午前中に4時限まであるため,授業開始が平日より早くなっているとのこと。二期制だった去年までの土曜日は,明大中野八王子校は3時限までしか無かった。時間割の見直しが出たために今年から土曜日の早い始業となったのだ。一年間が過ぎないと,新しい体制を全て見ることはできないものだ。

12/11/17(土)

明大中野八王子校は今年から三期制になったのだが,試験期間は従来通り火曜日に始まり金の曜日に終わるパターンのままだった。ところが今回の高校3年生の学年末試験においては,金曜日に始まり火曜日に終了する。すなわちそこには日曜日が挟まり,必然的に一日の休みが入ることになる。明大中野校はこのパターンが多く,ほとんどの試験で日曜日を挟むようになっている。さて,明大中野八王子校の土曜日だが,今年から始業時間が平日よりも早まるようになった。以前の土曜日は3時限目までしかなかったのだが,今年から4時限まで行うようになったあおりだ。試験期間中,生徒は学校が終わってすぐに塾に寄る。その時間に併せて開けなければならないのだ。スクールバスの時間は把握しているので,それに併せて開室時間を決めている。(つづく)

12/11/16(金)

明大中野八王子校の高校3年生の学年末試験が始まった。今回の試験で明治大学への推薦が決まるので,当然のことながら生徒も一生懸命に取り組んでいる。推薦への成績がギリギリのいわゆるボーダーライン上の生徒が正念場であるのは当然だが,すでに推薦圏内に入っている生徒も最後まで手を抜かない。ここまで来てそれが出来るからこそ,推薦が確実であってもやれるのだろう。試験は午前中に終わり,翌日の試験対策の授業が終わっても,今日も指定席化している自習室の机に向かっている生徒が何人も居た。毎年そうなのだが,高校3年生は自習席の座る席が自然と決まってくるのが面白い。

12/11/15(木)

教材の準備は基本的には前日までに済ませる。当日では急な来客があったり,予定していない連絡や仕事が入るので済ませておかないと慌ててしまう。今日の授業で使う教材は昨日のうちにプリントアウトした。昨日は東中野教室で仕事をしていて,今日は八王子教室で授業があった。授業で問題プリントを配り解かせ始めると,一人の生徒が「先生,用紙を変えましたか」とぽつりと言った。そんなことはしていないと言ったすぐそのあとに,前の日に東中野教室で印刷したことを思いだした。東中野教室と八王子教室とでは,事務用品などの注文は違う通信販売会社でしている。当然紙の種類も異なってくるのだ。問題を解くときの筆記用具の走り具合でそれを感じ取ったらしい。人の手先の敏感さは優れていると思った。紙の違いを感じた生徒によると,東中野教室の紙の方が書きやすいらしい。

12/11/14(水)

八王子教室の高校3年・文系の数学の試験対策問題は,大学入試センター試験までとはいかずとも,それなりに手応えのある問題も多数解いて貰った。数学が決して得意とは言えないような生徒でも,何とかこらえて着いてきてくれた。これがもし下の学年だったら,どこかで諦めて「こんな難しいのは無理」と言って自分で線を引いてしまうケースがよくある。けれども今回の学年末試験が,自力で何とか出来る最後の試験と思えばこそ,自らの能力の最大限出し切ろうとしている姿が目に見えて分かる。これから先,文系に進む生徒のほとんどがこれほど深く数学を勉強する機会はないだろう。そう考えると彼らの数学力は,もしかしたらいまが人生での最大値なのかもしれない。

12/11/13(火)

八王子教室で高校3年・文系の数学の授業を行った。試験までの授業は今日が終わるとあとは試験前日だけとなる。いよいよ大詰めを迎えた。今日の授業では,二日前に行った数学特訓の出来を鑑みて問題を選んだ。文系の生徒なのでそれほど難しい問題を扱わなくてもいいのだが,学校のこれまでの試験問題の傾向をみると,それほど甘いことも言っていられない。彼らには少し重荷になるかも知れないが,塾でやさしい問題ばかり解いて,実際の試験で歯が立たないのでは意味が無いのでチャレンジして貰った。マークシート方式の,数学の問題にしては長い問題文となる,いわゆる大学入試センター形式の問題に向かって貰った。(つづく)

12/11/12(月)

東中野教室のトイレの電灯スイッチが故障した。ずいぶん古い物だったの
で仕方ない。一度は取り外してみたのだが,素人に修理は難しそうだったので業者に頼むことにした。こういうときはネットが役に立つ。「電気,スイッチ,修理,中野区」などのワードで検索を掛けた。広告のサイトも含め多数がヒットした。上位の店に何件が電話をした。フリーダイヤルの店もあれば,そうでないところもあった。サイトには料金表が示されているところもあるのだが,工事内容により異なるので直接聞いた方が早そうだった。結果的に同じ内容の工事でも,料金にはかなり差があることが分かった。安いところと高いところでは倍以上違った。修理する内容からすると,高くなくても問題ないと判断し最安値のところで頼むことにした。

12/11/11(日)

昨日に引き続き,今日は八王子教室の高校3年生対象の数学特訓を行った。八王子教室は理系の生徒も受講した。もちろん文系と理系では内容が異なるので,それぞれの試験範囲の問題を解いて貰った。日曜日に行う数学特訓は長丁場なので,毎回途中で生徒におやつを配っている。通常は中学生から高校生まで同時に数学特訓を受けるのだが,高校3年生の学年末試験だけは下級生よりも先に定期試験を迎える。そのためいつも配るおやつの量より多くなった。ささやかなことではあるが,おやつを配るときは生徒も喜んでくれる。問題を解くには脳を働かせなければならないのだが,その消費エネルギーはそれなりになるはず。糖分を摂ることとちょっとした休息は,長い時間勉強するには必要だろう。

12/11/10(土)

東中野教室の高校3年・文系の生徒対象の数学特訓を行った。ここ数年の明大中野校のこの学年・コースの数学は期末試験しか行われない。中間試験がないので,一回だけの試験で成績が決まってしまうので切実だ。内容は高校1年で学んだ数学なので,明大推薦テストで数学を選択していない生徒にとってはかなり厳しい。それほど難しくもない問題でも,公式すら思い出せず苦戦している生徒も居た。そんな自分の姿を客観的に見ることが出来るのも高校3年生ならではだ。それは「1年のときちゃんと勉強していなかったのがよく分かります」と自らを反省しているところに窺えた。

12/11/09(金)

高校3年生は明大中野生も明大中野八王子生も来週末から学年末試験が始まる。高校生活最後の定期試験だ。試験時間割も発表となり,担当している授業ごとに,試験中の授業日程を決めている。明大中野校の場合,試験中は午前のうちに下校できる。そこから翌日に試験のある科目の試験対策の勉強をしに来るのがいつもの動きだ。生徒にとっては学校が終わってからすぐの時間帯を希望することが多い。午前中に終わってしまうので,当然そうした日は早く出勤しなければならない。東中野教室の生徒と試験中の授業時間を相談しているときに,生徒が試験終了から間もないかなりきわどい時間を希望してきた。けれどもその傾向は一学期から何度もあり,結果的に希望した時間よりも20~30分ほど遅れて生徒はやって来ていた。そこで今回は生徒の言う時間を一度は却下した。それでも生徒は「前回は『事故』があったからです」と言い訳をし,早い時間を要求してきた。そこまで言うので,もし遅れてきた場合には罰ゲームを科することにした。果たして当日は遅れず来られるだろうか。

12/11/08(木)

八王子教室のすぐ近くでは,この時期恒例の酉の市が始まった。たくさんの屋台が出て,通りは人で賑わっていた。夜になって買い物に出たときに,あまりの人の多さに少し驚いた。親に連れられてきた小・中学生が,屋台で買った焼きそばやフランクフルトを,シャッターの閉まった店の前に座りながら食べている姿が目立った。交差点近くで聞き覚えのある声が耳に入ってきた。声の主は塾の生徒だった。学校帰りに遊びに来ている様子だった。声を掛けようかと思ったが,楽しんでいるようだったのでやめた。おそらく生徒の方はまったく気づいていなかっただろう。買い物に行った地下にあるスーパーにまで,屋台で焼いている美味しそうな匂いが立ち込めていた。この賑わいを見ていると,今年もいよいよ終盤を迎えたのだと実感する。

12/11/07(水)

2学期中間試験に向け,今年から新しく加わった整数に関する単元のプリ
ント問題を精力的に作成した。その中間試験も終わり,今度は次の準備に入らなければならなかった。学校も2期末試験に向けて授業が始まったので,そちらの方に気が回っていた。すると数学の先生が突然「合同式の問題はないでしょうか」と訊いてきた。自分の中ではすでにその単元の問題作成は終了していたので慌てて確認をした。すると確かにプリントは途中で作成を中断していた。まるで建設途中の高速道路のように。そこから再び作成を始めなければならなかった。こうした作業は一旦中断してしまったあとに再開するのは案外労力がいるものだと実感した。忙しかろうがそのときに作ってしまった方が流れからしても楽だったはず。

12/11/06(火)

今年から高校の数学が新課程になったことは,この雑記帳には何度か記してきた。それに併せて教材作成をしなければならないことも同様に記した。新課程の中でも特にこれまでほとんど無かった単元に『合同式』というものがある。例えば「2つの整数25と11は7で割るとどちらも余りが4となり等しい。このとき,25と11は7を法として合同である」といった感じだ。数学ではこれを「25≡11 (mod7)」と記す。整数の性質としては重要だし,内容的には中学生でも理解できるので興味がある人には面白いところだ。旧課程以前でもこうした単元は教科書にはほとんど見当たらなかった。大学入試問題としてならいわゆる「整数問題」として決して多くはないが見掛けることはある。(つづく)

12/11/05(月)

八王子教室の明大中野八王子生は,高校3年生を除いた下級生達の授業が
ようやく本格的に再開した。10月末には文化祭が有ったため,ほとんどの授業を休講としていたからだ。ふだんは週に何度も塾に来る生徒もしばらくぶりに顔を見せた。高校3年生は早くも明日,学年末試験の時間割発表があるのだが,後輩達はやっと次の試験に向けて始動した感がある。このあたりの温度差は激しい。

12/11/04(日)

自宅の冷蔵庫の中を整理した。中にはかなり古いものも出てきた。刺身や総菜などに付いてくるわさびや生姜,醤油やソースがそれなりの数あった。こうしたモノはすぐに腐るものでは無いので折を見て使っている。最も多かったのは酢味噌だ。イカの釜揚げに付いてくるのだが,個人的な好みとして生姜醤油で食することが圧倒的に多い。そのためかなりの酢味噌が冷蔵庫の中を占めてしまった。これもまた早々に腐るものでは無い。けれども中にはかなり前に買った形跡のものがある。先日は野菜炒めの調味料として使ってみたのだが,味・匂いともに問題は無かった。酢味噌を使った料理のレシピでも検索して使ってみようかと思っている。

12/11/03(土)

自宅の電波時計の電池が切れた。電池を交換してから様子を見ていた。どのくらいで正しい時刻に戻るのだろうかと思った。日時は1月1日の午前0時から始まった。しばらく待っても時刻の修正は無かった。そこで「電波受信」のボタンを押してみた。液晶には「受信中」と表示されていたが結局時刻は直らなかった。一旦別の用事を済ますことにして部屋に戻って時計を見たのだが,まだ修正は行われていなかった。一時間を過ぎても時刻はまだ深夜の時間を示していた。その後仕事に出かけた。夜自宅に帰り電波時計を見ると,日付も時間も正しくなっていた。どのタイミングで修正が行われたのかは分からないが,それまでに要する時間と修正の行われた状況を見てみたかった。

12/11/02(金)

ここへ来て急激に寒くなってきた。それゆえ体調を崩している生徒が目立ち始めた。ほとんどが風邪の症状のようなので,やはり気候が関係しているのだろう。ラジオでは「秋を通り越して一気に冬がやって来た感じがします」と,パーソナリティーが言っていた。暑さや寒さの感じ方には個人差があり,これだけ涼しくなったにもかかわらず,つい先日教室内で冷房を掛けていた生徒が居た。その一方で,すでにマフラーを首に巻いて帰り支度をしている先生も居る。ようやく扇風機をしまったという話も聞いた。いったいいまの季節は何なのだろうか?

12/11/01(木)

明大中野校と明大中野八王子校の今日は,明治大学創立記念日のため学校は休みだった。そのため他の日に多くの授業を移動した。けれども高校3年生のほとんどの授業は,どちらの教室も時間だけ変更して行った。木曜日は八王子教室の文系生徒の数学の授業を担当している。午前10時過ぎからの授業に,久しぶりに早起きした。講習時と違いいきなりの早起きだったので,起きたときにはボーッとしてしばらく状況がつかめなかった。だいぶ寒くなってきたものの,日差しがあったので起きるのは苦ではなかった。

10月

12/10/31(水)

八王子教室ではIN/OUTを打ち間違えてしまう先生が居るのに対して,東中野教室ではそういったことは一切無い。それもそのはずで,東中野教室ではタイムレコーダーの方で自動的に切り替えをしてくれるからだ。性能差がないと思っていたタイムレコーダーにそんなに違いがあるとは思わなかった。ところがそれはタイムレコーダーのせいではなく,タイムカードにあったことは6月の段階と同様であった。いままで使っていたカードでは入退出の切り替えは自動ではなかったのだが,新しい方では切り替えてくれる。パソコンに例えるなら,ハードの問題ではなくソフトに問題が有ったと言えるのかもしれない。明日から11月なので,八王子教室でもこれからは気兼ねなくタイムカードを押せるようになる。

12/10/30(火)

今年の6月の雑記帳にタイムレコーダーのことを記した。そこで記した以外にも違いがある。東中野教室と八王子教室は同じメーカーのタイムレコーダーを使っている。ただ製品までは同じではなく少し型が違う。ほぼ同じ時期に買い,値段もそれほど大差なかった。ところが東中野教室のタイムレコーダーは,入退出する際自分でIN/OUTの切り替えをしなくても自動的に切れ変わってくれる。一方,八王子教室の方は自分で切り替えなければならない。通常授業があるときには,午後7時を境にINからOUTに切り替わるように設定してある。それでもその時間より前に退出したり,逆に7時以降に入室することも有り間違えて打ち込んでしまう先生も居る。十分に想定できることだ。値段に違いが無いのになぜこんな差が出るのだろうと思った。(つづく)

12/10/29(月)

明大中野八王子高校3年の理系の数学で「正規分布」という単元を学校で学んでいる。統計的な内容で,過去を振り返ってみてもほとんど学校で扱ったことの無い内容だ。記憶が正しければ理系でこの単元をやったことは無い。15年かそれ以上前に,明大中野八王子校のコースが「人文系・社会系・自然科学系」と3コースに分けられていた頃の社会系で教えていたことがある。その時代までさかのぼらないと教材はない。幸いなことにその頃の教材データもしっかり残っているのでそれらはいまでも使える。こういったところはパソコンの良いところだろう。

12/10/28(日)

高校生の個人指導の授業時に生徒が自転車のパンク修理をしてきた話をした。修理をしているとき彼はその様子をじっくり観察していたようだ。観察の目的は,将来自転車旅行をしたいようで,そのときにパンク修理くらいは自分で出来るようにするためだと語った。自転車旅行をしていれば,当然タイヤがパンクすることは容易に想定できる。そのための事前準備をしたようだ。そうした心がけは大事なことだし,若いうちにしか出来ないこともある。「先生も一緒に行きませんか」と言われたが,それはさすがに断った。10代男子と一緒に自転車で走り回る自分の姿はとうてい想像できそうにないからだ。

12/10/27(土)

高校生の生物の授業で味噌汁を飲んだ翌週のこと。授業が始まる前に生徒が数名「お湯を貰えますか?」と講師室にやって来た。カップ麺でも食べるのかと思ったら,塾のコーヒーカップや湯飲みまで借りてインスタント味噌汁に湯を注ぎ始めた。前回飲んだ味噌汁に文字通り味をしめたらしく,事前に買っておいた味噌汁の作成に取り掛かったようだ。体も暖まったところで授業を始めた。この習慣は次の週にも続いた。難点がひとつだけある。生物の授業の前に国語の授業があるので,どうしても開始時間が5分ほど遅れてしまう。それは授業の終了時間を延ばすことでカバーしている。高校3年生なので,若干(しかも5分程度)帰りが遅くなっても大きな問題は無いだろう。

12/10/26(金)

東中野教室の高校3年文系生徒対象の生物の授業が金曜日にはある。ここ最近のトレンドとして,授業前に生徒がインスタントの味噌汁を飲むようになった。ジュースでもお茶でも無く味噌汁なのだ。その発端は簡単な確認テストをしたときのご褒美かつ懲罰として,インスタントの味噌汁を使ったことにある。合格点を取ればふつうの味噌汁として飲め,不合格の場合は生味噌をそのままなめて貰うのだ。インスタントの小さな袋とはいえ,湯に溶かずにそのままなめるのは結構きついモノで,それなりに罰則としては面白い。2年ほど前から実施しているのだが,今年の生徒は熱心に予習をしているのか,全員が合格点を取った。約束通り味噌汁を紙コップに入れ湯を注いでから生徒に飲ませた。デパ地下の試食ではないのだが,ほんの少しのこうしたモノは案外美味しく感じるもの。生徒も「結構美味しいです」などと言いながら楽しんでいた。(つづく)

12/10/25(木)

明大中野八王子校は今週末に文化祭がある。そのため塾の授業は今日から来週の火曜日まで『文化祭関連による休講日』となっている。したがって通常授業は無く,教室はかなりガランとして静かだった。いつもだと木曜日は混み合う日で,試験前などは自習する場所も工夫しなければならないほどだ。その反動が大きいのと,ここへ来てだいぶ涼しくなったことも作用して,塾内は少し寒くさえ感じていた。ところが夕方になると,個別指導の授業で公立中学校の生徒が半袖でやって来た。彼女たちも文化祭の準備に追われ,その足で塾にやって来たので体が火照っていたのだろう。もっとも勉強を始めると徐々に寒くなってきたのだろう,途中からジャージの上着を着ていた。

12/10/24(水)

高校3年生の中間試験結果が出て,数名の生徒に今回の試験結果と2学期末の目標点を書かせた。ここまで来ると残すところ学年末試験だけとなった。それだけにボーダーライン上の生徒は最後まで気が抜けない。どれだけの点数を取れば確実に推薦を獲得できるかという明確な数値は決まっていない。特に,東中野教室に来ている明大中野校の生徒にとっては,その数値が年によって変動するので最後まで分からない状態が続く。すでに推薦確定といってもいい生徒が居る一方,それこそ最後の試験が終わるまでギリギリどうなるか分からない生徒が居るのが毎度のことだ。生徒もハラハラしているだろうが,いまは次の試験に全力で立ち向かうしかない。いまならまだ自力で出来ることがあるのだと認識して欲しい。むしろ,見守る親の方がキリキリしているのかもしれない。

12/10/23(火)

ルンバのメンテナンス発送準備をした。内蔵されている電池を外し絶縁し,その他の部品は箱の中で動かないようにと指示があった。大きな箱を調達する以外はそれほど難しいことでは無い。配送は決められた業者が回収してくれる。メンテナンスに出して4日後,ルンバは戻ってきた。実際,家庭ならば毎日使うものだけに迅速なメンテナンスだと感心した。結果は特に異常などは無く,すべて正常に作動したと書かれていた。買ってからそれほど経っていないので,当然の結果と言えるだろう。それ以外にはきれいに磨き上げてくれたことが目立った。新品までとはいかないまでも,煤けていた上面がきれいな白色になって戻ってきたのは気持ちよかった。毎年メンテナンスに出すのはさすがに高くつくから難しいが,3年に一度くらいなら出してもいいと思った。そのために,今回は送られてきた箱を取っておくことにした。

12/10/22(月)

東中野教室では去年からロボット式掃除機のルンバを使っている。教室の掃除に利用しているのだが,塾の教室は机と椅子がそのほとんどを占有しているので,この手の掃除機を使うには非常に便利な環境といえる。椅子を机の上に上げるだけですぐに掃除機を起動できるからだ。これが一般の家庭ならば,ある程度の片付けをしてからでないと,配線を巻き込んだり要らぬモノまで吸い込んでしまうことがあるらしい。先日,ルンバのサービスセンターから無料メンテナンスの案内が来た。本来なら7500円掛かるところを,初回においては回収からメンテナンス,さらには機械を戻す送料まですべてを無料でやってくれるというのだ。それならば使わない手は無いと思い,発送の準備をした。(つづく)

12/10/21(日)

ちょっとしたことで公衆電話から電話をする要件が出た。買い物に出掛けたついでに要件を済まそうとした。途中一箇所で公衆電話を見つけた。ところがそこは車を停めるには場所が悪かった。交差点のすぐ近くだったからだ。買い物を済ませてからコンビニエンスストアに向かった。コンビニなら公衆電話があると思ったからだ。ところがそこには無かった。他のコンビニも見たのだが,いまは置いていないところが多いようだ。以前なら公衆電話=コンビニというイメージがあったのだが,それもいまはそうでもなさそうだ。結局団地内の通りにあった公衆電話で用件を済ませた。緊急を要するときに,こんなに公衆電話が少ないと困らないだろうか。

12/10/20(土)

試験が終わったあとの授業数はやはり激減する。昨日と今日は高校3年生の授業を中心とするものが多かった。試験後の授業で試験問題のやり直しをした。単に正解できたとか分からなかったではなく,どこに問題があったかあるいは教える側からすると,問題の傾向を知るにはちょうどいい。長い間教えているので,まったく新しい問題は滅多に見ることはないが,その年特有の問題というものも有る。そうしたことを次の年度の試験へ活用しなければならない。

12/10/19(金)

中間試験中に使ったプリントで,まだ答を入れてないものや,修正が必要
なプリント類を持って東中野教室に出勤した。試験が終わった間もないこの時期にいろいろと直しておきたいのだ。時間が経つとどうしてもそのときに必要と感じたことが薄れてしまう。ところがその思惑はうまくいかなかった。事務的にやらなければならないことや,連絡事項が何点か出てしまい,結局授業が始まる時間となった。やはりどこかでこの時間は何があってもこの仕事をやろう,という決まりを作らなければいけないようだ。例えばそれが面談であったり,授業であれば何が何でもそこに時間を割くのだが,どこかで出来るという考えがあるために,どうしても先延ばしにしてしまう傾向にある。何か良い策はないだろうか。

12/10/18(木)

東中野教室の明大中野校の生徒は,今日ですべての学年の中間試験が終了した。そのため,今日の東中野教室は休みとなった。一方,八王子教室の明大中野八王子校は明日まで試験が続く。その試験対策用の授業を行った。高校3年文系の数学だ。平面ベクトルが範囲で,マークシート方式で出題されるようなので,それ用の問題を準備しておいた。明日が試験だけに,授業は予定より長引いてしまった。授業が終わってからも生徒は残って勉強していた。今日解いた問題や先日学校で有ったプレテストの問題を質問にやって来た。取っ替え引っ替え同じ問題を何人もの生徒が質問に来るので,いっそのこと授業をしてしまった方が早いような気がした。けれども,質問を受けることにより生徒がどういったところで躓いてしまうのかを確認できたのは収穫だった。

12/10/17(水)

試験での失敗は誰しも経験したことがあるだろう。それがあり得ないほど単純なミスだとショックも大きい。そうした類のものは,往々にして数学に多いようだ。数学の試験の場合,試験が終わった瞬間にある程度の手応えが分かることが多い。あまりに出来が悪いときには次の試験に悪影響を及ぼすこともある。逆にうまく行ったときには,そのあとも順調にいくこともあるだろう。中間試験を終えて,翌日の試験対策の授業を受けに来た生徒が,あまりにも単純な間違いを何か所もして嘆いていた。来る先生一人ひとりに何度も同じ説明をしていた。それを同級生にも話していたところ,それだけ自信を持って間違いを指摘できるということは「きちんと理解していたからじゃないか」と言った。正論だ。自分の間違いがどこにあるのか,それをはっきり判断できるのは案外難しい。けれども当の生徒にはいまは何の慰めにもならないようだった。それも致し方ないことだろう。

12/10/16(火)

八王子教室のタイムレコーダーの時刻調整をした。前回調整したのはいつなのか分からないほど前になる。電波時計でも無い限り,時計は徐々に正しい時刻からずれてしまうもの。それが進む方なのか遅れる方なのかはその時計によってある程度の傾向はみられる。八王子教室のタイムレコーダーは前者の方だ。直す前は8分ほど進んでしまっていた。そのために,授業時間に間に合っているのに遅刻をしてしまったようになる先生も居た。時間調整をしたあとにはレコーダーの上部に『注目!時刻修正しました』と赤字で注意書きをした。帰るときにタイムレコーダーの時刻を信じてしまう先生が出るといけないからだ。

12/10/15(月)

八王子は東京郊外にあるので,まだまだ自然が残っている。この時期は過ごしやすい気候なので,冷房も暖房も必要なく窓を開けて授業をしている。日中は問題ないのだが,夜ともなると虫が入ってくることもある。ほとんどが害の無いものばかりなので気にするほどのものではない。すっかり日も落ちた頃に,天井の方にやや大きめの虫が飛んでいるのに生徒が気づいた。トンボだった。最近は街中ではあまり見かけることもなくなったので,しばらくその姿を見ていた。あらためて本物を直にみると,あまりに薄いその羽に感心してしまう。胴体の大きさからすると,その重さをコントロールしながら自由に飛べるのだから,虫の体の構造はよく出来ているのだと思った。人工的には決して作れないであろうその姿は美しく見える。

12/10/14(日)

学校で発行される冊子がある。最近行われた行事や,部活での結果などが掲載されている。塾としてもたくさんの生徒が通っている学校だけにその内容は気になる。生徒から借りて見るのだが,出来れば一冊備え付けておいて,他の先生にも見てもらえるようにしたい。そこで生徒に掛け合って,塾に寄付して欲しいという貼り紙を貼った。すると,自宅にいったん持ち帰り家の人が見たあとに必要なくなった生徒が何人か持ってきてくれた。そのお礼として,塾で作った塾名の入っているシャープペンシルを渡した。それを見ていた生徒が「僕も持ってきてもいいですか」というので,さすがにそんなにたくさん有っても仕方ないで,次回に頼むことにした。

12/10/13(土)

八王子教室は東中野教室よりやや遅れて,中間試験前の混雑のピークを迎えた。来週から明大中野八王子校は中間試験が始まる。授業で教室がいっぱいになることは珍しくないのだが,最近は自習をしに来る生徒も増え,自習室も満席の状態になった。それでもさらに自習を希望する生徒が居たので,個人指導をしているスペースの後ろに,パーティションでさらなるスペースを作って自習をさせた。夜になっても勢いは衰えず,質問のある生徒は仕事をしている机のその場所に,折りたたみ椅子を広げて座らせて答えた。

12/10/12(金)

試験対策の授業だが,試験が始まってしまった方がむしろ忙しさは和らぐ。
試験中よりも試験前の方が忙しいし授業も集中する。これは試験前だけではなく,春や夏の講習前や数学特訓前も同様のことがいえる。準備している最中の方が何かとやることが多く,実際始まってしまえばあとは流れで何とかなるのだ。昨日は最も忙しいその準備期間だった。そのため最初の授業と次の授業との合間に食べる予定だった弁当に手を付けることが出来なかった。結果的にはすべての授業が終わってかなり経ってからようやく食べることが出来たのだ。こうした時期にはおにぎりなど,すぐに口に運べるモノの方が良いのだとつくづく感じた。

12/10/11(木)

中間試験前の忙しい時期がやって来た。明大中野校は学年によって始まる日が少しずつずれている。とりあえず高校3年生だけは明日から試験が始まり,順次高校1・2年,中学2・3年,中学1年と一日ずつずれて始まる。終了する日は高校3年だけ17日で,他の学年はすべて18日に終了する。この微妙な日にちのズレが何とも把握しにくい。一方,明大中野八王子校は高校生が16日開始,中学生は17日開始で終了する日は前学年揃って19日となっている。両校の試験日が若干だが異なるため,東中野教室と八王子教室で授業を教えている方にとっては救われる。試験直前や試験中は担当している授業の試験対策をしなければならないからだ。(つづく)

12/10/10(水)

初めての単元を教わるときに,それが得意科目であれば新しく学ぶことが
どんなことか,期待することだろう。ところがそれが苦手科目の場合どうだろうか。不安をもつのが当然だし,それが他教科で教わるとなるとさらに不安は増幅されるだろう。物理で三角比を使う説明の仕方は,あくまでも教える側に便利だからであって,決して生徒の立場に立った教え方ではない。この新しい関数に慣れないがために,そのことに気を取られて肝心の物理に関する現象から考えが離れているケースをよく目にする。高校の前半で2次関数や集合,あるいは場合の数・確率を取り上げるよりも,高校1年のカリキュラムに物理がある学校は,教える順序を考慮するべきではなかろうか。

12/10/09(火)

高校1年生の物理を教えていると,必ずぶつかる壁として三角比がある。三角比は当然数学の分野なのだが,物理の力学を勉強するときに,説明として必要になる。教科書にも出てくるので,学校の授業では当然三角比を使って説明する先生が大多数だ。けれども数学の授業と異なり余り詳しく説明をしないままに進めていくことが多い。ただでさえ物理は難しいと感じる生徒が居る中,数学の授業でさえまだ扱っていないもので説明されるのだから,それを拒絶したくなる生徒が毎年のように出る。そもそも三角比自体はそれほど難しい内容ではない。図形的要素が多く,中学で学ぶ三平方の定理との関連も深い。それゆえ,本来なら数学の先生と連絡を取りあって,高校の初期段階で扱ってもいいのではなかろうか。(つづく)

12/10/08(月)

昨日は東中野教室で,今日は八王子教室で数学特訓を行った。数学特訓の教材は基本的に学校の過去問から選ぶことが多いのだが,今回の明大中野八王子校の高校1年・数学Aだけはそういう訳にはいかなかった。それは今回の試験範囲がこれまでには無い新家庭に入ったからだ。そのため,できる限り試験出るであろう問題を担当する先生に問題を選んで貰った。そんな情況下,滞りなく今日の数学特訓は行われた。

12/10/07(日)

いつも買い物をしているスーパーのレジでのこと。財布から代金を出して渡した。すぐにおつりとレシートを渡されたのだがそのとき「まずはレシートです」と言った。まずは?とはどういうことだろうかと思った。もちろんおつりはレシートと同時に返されていた。ほどなく店員はポイントが貯まったことを告げポイント券を渡してくれた。ほんのわずかなやりとりではあったが,人の言葉端は案外気になるものだと思った。

12/10/06(土)

それまで何となく存在を知っていたその道を走ってみた。明らかに昔は山が有ったであろうその道は,それゆえ走りやすい道でもあった。箱根や山梨などにドライブに行くと似たような道があった気がする。ときには森の中を,ときには小高い丘の上を走っているのではないかと錯覚してしまうその道は,それまで使っていた通勤道路と比べるとかなり走りやすかった。これまでは峠のようにうねった道や,住宅街を抜けるために幅の狭いところがあるなど,決して快適な道とはいえなかった。それまで使わなかったことを少し後悔したのだが,それ以上に新しい経路が得られたことの方が嬉しかった。時間的にはおそらく2・3分も短縮できればいい方なので,それほど大きくは無いが,選択肢がないよりは2つ有った方がいいのは言うまでもない。

12/10/05(金)

最初に調べたのはGoogleの地図サイトから,ルート・乗り換え案内の「車で行く」で自宅から東中野教室までの時間を調べた。オプションとして高速など有料道路を使わない条件で検索した。すると,いつも使っている道とは違うルートが出た。ルートのほとんどはいつも通りなのだが,部分的にいつも使っている道とほぼ並行している道が示された。次はMapFanのルート検索で,同様の条件で調べてみた。すると,やはり同じルートが出てきたのだ。どちらのサイトでも,いつも使っていない道を順番に辿っていくと,そこは以前から何となく知っていた道だった。それほど複雑な経路ではなさそうだったので,2つのサイトが提示してくれた道で行くことにした。(つづく)

12/10/04(木)

『日本道路交通情報センター』のリニューアルしたサイトだが,少し不便な点がある。以前は東京西部の地図があるサイトをお気に入りに登録しておけば,いつでもそこに行くことができた。ところが新しいサイトではそのページを登録しても,毎回トップページに戻ってしまうのだ。結局そこからまた辿っていかなければならないのが面倒だ。おそらく同じような不便さんを感じている人が居るだろ。それゆえ,近いうちに以前のように直接訪れることができるように更新するのではなかろうか。そうあって欲しい。ところで,早く起きたついでに地図関連のサイトで,自宅から東中野教室までの所要時間を調べてみた。すると意外な発見がそこにはあった。(つづく)

12/10/03(水)

誰にでもあることだろうが,今日は予定よりも早く起きてしまった。パソコンを立ち上げ,ネットに繋ぎ道路の交通状況のサイトに行った。水曜日と金曜日は,基本的に東中野教室に車で通勤している。それゆえ交通情報を得るために『日本道路交通情報センター』のサイトで状況を確認するのだ。このサイトでは日本全国の道路状況が分かるようになっている。その中でいつも訪れるのは東京西部のページで,当然お気に入りに登録してある。ところがこのサイト10月にリニューアルしたらしく,見たいページにすぐには行けなかった。トップページには「ホームページ引っ越しました」とあり,その下に新しいサイトへのリンクが貼ってあった。(つづく)

12/10/02(火)

今年の夏休みを利用して,アメリカに短期留学していた数学の先生が9月下旬に帰ってきた。以前にも同じ場所に留学をしたことがあり,逗留先も同じところだったらしい。日本に戻ってきた彼女と会うのは二か月ぶりだった。塾の卒業生でもあり,生徒として来ていた頃のこともよく知っている。もともと背が高いのだが,久しぶりに会うと何だかさらに大きくなっていたように感じた。彼女は塾内を素足で歩いていた。すなわちそのままそれが実際の身長になるのだ。背が伸びたのではないかと訊くと「ハイ,伸びました。170cmを超えました」とあっさり言った。大学生になっても未だに伸び続けるのはすごいと思った。男子ならばまだあり得ることだろうが,十代後半の女の子の背がまだ伸びているのは珍しいのではなかろうか。しかもそれが若干伸びた程度ではなく,男子中学生のように夏休みの間にはっきりと背が高くなったことを目で見て判るくらいなのだ。それはやはりすごいことなのだろう。

12/10/01(月)

考えることを継続することは大事である。ただ,ずっと考え続けていてはさすがに頭が疲れてしまう。何気なく気に掛けていると,ふとした瞬間に答が見つかったり,あるいはそのヒントが思い浮かぶことがある。先日の起床してすぐのこと,仕事に関して以前から考えていたことに対するものすごくいい解答がパットひらめいた。その瞬間ものすごく晴れやかな気分になった。けれどもその気分は長続きしなかった。よくある話だが,そのひらめきが何であったのか,後になってどうにも思い出せないのだ。夢でも見ていたのだろうかと,少し情けない気がした。思いついたことはすぐにメモを取る。それが勉強にせよ仕事にせよ大切なこと。

9月

12/09/30(日)

八王子教室に導入した印刷機は,さすがに新しいだけあってその性能は格段に良くなった。使い勝手はもちろんこと,印刷速度もかなり速くなった。それまで使っていた印刷機も,コピー機などと比べると速いのだが,さらにその上をいきいったん印刷が始まるとものすごい勢いで印刷された紙が排出される。けれども新しいものを導入した場合はいつもそうであるように,使い方に慣れるまでには時間が掛かりそうだ。東中野教室に古い印刷機を移動したあとに,東中野教室で仕事をしたとき,スイスイ印刷できる安心感を感じたのは,やはり使い慣れた機械だからだろう。

12/09/29(土)

新たに入る印刷機だが,いままで使っていたものよりも小さくまとまったものになる。そのため八王子教室の印刷機を置く場所に困ることはなかった。大変だったのは東中野教室だ。移動する印刷機はそもそもがかなりの大きさがあった。給紙と排紙トレイの両方を開くと幅が180cmほどもある。そのため東中野教室の講師室のレイアウトを大幅に変える必要が出てきた。その作業を先日した。いくつもの机や棚を動かし,さまざまなケーブルの繋ぎ直しをした。やっていて感じたことは,パソコンはもちろんのことこうした機械類を導入する際の作業が性に合っているのだと。配線をきれいに揃えたり,動線の確保をするために何度でも物を移動することをいとわず黙々と作業できた。気がつくと夜もかなり深い時間となってしまった。どこかで区切りを付けないと,外が明るくなってしまいかねなかった。(つづく)

12/09/28(金)

八王子教室に新しい印刷機を導入することになった。これまでの機械でも十分良かったのだが,営業の出した条件が思いの外良かったので新しい機械を入れることにした。良い条件の一つに,古い印刷機を東中野教室でも継続して使えることがあった。ここ数年間,印刷機は八王子教室にしかなかったので,入塾案内や封筒の印刷など,数多くの印刷物は八王子教室でしては移動していた。それゆえ必要な印刷物はあらかじめ原稿をつくり校正し,枚数を決めてから印刷しなければならなかった。数が多かったり,入塾案内などの冊子や封筒などそれなりに重みもあり運ぶのにも苦労したことがあった。そのことから解放されるメリットは大きく,新しい機械の導入の検討のプラスとなった。(つづく)

12/09/27(木)

偶然だろうが,八王子教室の複数の女子生徒と女性の先生がほぼ同じ時期
に髪をカットした。中にはそれまでかなり長かった髪を30cmも一気にバッサリ切った生徒も居た。申し合わせる訳もないのだが,秋はそんな気分にさせるのだろうか。暑い夏を迎える直前ならその気持ちも分からないではないが,これから涼しくなっていく秋口に切りたくなるのは,女性ならではの心境か。髪が伸びて切る必要が生じない限りカットをしない者には,その気持ちを理解するのはおそらく難しいのだろう。

12/09/26(水)

今日は明大中野高校の体育祭が行われた。ここ数年は毎年『立川陸上競技場』で行われている。学校外での開催なので,雨天となると順延ではなく中止となってしまう。幸い今日は秋晴れとなりしっかり行われたようだ。体育祭のある日は基本的には塾の授業は他の日に移動することが多い。疲れてしまうため,体育祭後の授業を嫌がるケースが多いのだ。けれども今年は何人かの生徒が日にちを変えずに授業を受けに来た。さすがに通常通りの時間では間に合わないので,時間を遅らせて始めた。授業を受けに来た生徒の顔を見ると,少し日に焼けたのが分かった。中には疲れを見せずにふだんと変わりなく受けていた生徒も居た。明日は中学の体育祭だが,台風が近づきつつあるようで果たして天気はもつだろうか。

12/09/25(火)

英語のリスニング授業用に,片耳用のヘッドホンとヘッドホン端子を二股
に分けるジャックを買ってきた。オーディオ売り場のフロアでは,いまどきのアニメソングらしきものが大音量で流れていた。探していた品がすぐに見つからなかったので店員に尋ねた。最初に片耳用のヘッドホンが欲しいことを告げると,その店ではヘッドホンタイプのものは扱っていなかったが,耳に掛けるタイプのイヤホンが揃えてあった。ボリューム調整が出来るものを2個買うことにした。次に二股ジャックの場所を訊くと,迷わず最短距離でその場所まで案内してくれた。いわゆるメーカーからのヘルパーではなく,持ち場のフロアーの商品のことを知り尽くしているその店の店員のようだった。学生の頃電気店でアルバイトをしていたことをふと思い出した。商品や店内のことを把握している店員とそうでない店員。客側から見るとそれがすぐに判る。

12/09/24(月)

今年もまたハッピーマンデーで苦労する季節となった。9月から10月にか
けては月曜日の休みが立て続けにやって来る。まず9月17日は敬老の日があり,続いて10月1日は都民の日で東京都の公立学校と,ほとんどの私立校は休みとなる。さらに翌週の8日は体育の日だ。10月中旬には中間試験があるにもかかわらず,月曜日に学校がまともにあるのはたったの3日しかない。明大中野校においては,今日24日は文化祭の代休日なので,2日しかないことになる。学校の授業では月曜日の授業を他の日に振り替えるものも出ているようだ。塾の授業も変更して行うことがほとんどだ。複雑なのは授業回数の関係で,八王子教室は9月24日は授業設定日なのだが10月8日は休講日となっている。塾のカレンダーにはきちんと記してあるのだが,誰もがそこまで細かく見ているとは限らないので,先生・生徒ともども確認しながら変更して貰っている。

12/09/23(日)

昨日は秋分の日だった。言わずとしれた昼と夜の時間が同じになる。秋分点だが,地球の自転のズレで年によって22日から24日の間のどこかになる。秋分の日が23日以外になるのはおおよそ30年ぶりとなる。来年以降もまた秋分の日は23日に戻るようだが,うるう年に限っては22日となる。24日が最後に秋分の日になったのは1979年で,次にこの日となるのは2103年とのことなのでずっと先になる。秋分の日を超えると,確かに日が短くなったと感じるようになる。

12/09/22(土)

昨日・金曜日の東中野教室は,明大中野校の翌日からの文化祭の準備のため,ほとんどの授業が無かった。あったのは高校3年生の授業だけ。午後3時から明大推薦テスト対策ゼミの数学の授業を始めた。他の授業も無くそれゆえ他に先生が来ることもなく,数人の生徒が黙々と問題に取り組む中授業は進んでいた。明推ゼミが終わったのは午後7時前だった。ふだんの金曜日だと何度も電話が掛かってきて,応対が大変なこともある。ところが昨日はまったく電話が掛かってこなかったのだ。不思議なくらい電話が鳴らなかったので,故障をしているのか,あるいは回線状態が悪いのかと思うほどだった。その後も個人指導の授業をしていたのだが,その時間帯も電話は鳴らなかった。ただ一度だけ呼び出し音が鳴り響いたのが午後9時少し前だった。電話は八王子教室からの連絡だ。タイミング的に電話が少なかった日なのかもしれないが,ちょっと異常なくらい静かな一日だった。

12/09/21(金)

学習ソフトのユーザー会前日の仕事は,午前1時過ぎにようやく終えることが出来た。翌日というよりはすでにユーザー会当日となってしまったのだが帰宅することにした。実際のところ東中野から神田なら20分もあれば行けるので,自宅に帰るよりもそのまま東中野教室で仮眠を取って出掛けた方が時間的には楽だろう。けれどもそれだとずっと仕事をしている感覚になってしまうので,短い時間でも家で休む方を選択した。10数年前の東中野教室には畳の部屋もあり,その頃なら泊まることも考えられたし,実際そうしたこともあった。いまもしも仮眠を取るとしたら,カーペットに直接横になるか,机を並べてそこで寝るしかない。よほどのことが無い限りそれは避けたいものだ。

12/09/20(木)

毎年この時期には,塾で使っている学習ソフトのユーザー会があり,ここ
数年はずっと参加している。他の塾の先生との交流も持てるし,いろいろと学ぶことが多い。難点は開催される時間が午前中であることだ。それも仕方ないことで,午後にはどの塾の先生も教室に戻らなければならない。夕方には生徒がやって来るのだから。今年の会場は神田にあるビルで行われた。その前日は東中野教室で仕事をしていた。東中野教室での仕事はここ数年,深夜にまで及ぶことが多い。けれどもさすがに翌日は午前中から仕事があるので早めに上がるつもりでいたのだが,結果的にはいつもより若干早い時間までやることが出来てしまった。(つづく)

12/09/19(水)

明大中野校は今週末から文化祭が催される。文化祭自体は土曜日と日曜日の2日間だけなのだが,生徒達の準備はそれ以上の時間を掛けるのが相場だ。学校は明日から文化祭の準備をするので授業もなくなる。クラスや部活にもよるが,実際準備自体はすでにかなり前から始まっている生徒も居る。そのため塾の授業に遅れたり,やむを得ず休んでしまうこともある。塾の授業もそうしたことを考えて,文化祭前後は休講期間としている。それが今日から始まった。けれどもそこまでしっかりとスケジュールを把握していないのか,授業があると思ってやって来る生徒が出た。まあそれはそれとして,授業がある曜日をしっかり意識しているのだから良しとしよう。

12/09/18(火)

高校一年生の数学は,いよいよ新しい単元に入り始めた。教える先生もよほど古い人で無い限り,はじめてみる問題がいくつもある。それゆえいつも以上に先生の予習も必要となる。先生方の予習以前のことなのだが,塾用のプリントを作成しなければならない。さまざまな仕事を同時並行しなければならないので,授業の進み具合を訊きながら順次作成している。この連休中に少しでも作っておこうかと思ったのだが,結果的に何も出来ないまま休みは過ぎてしまった。結局そのツケがいまに回っている。ここ2・3日中には次の単元を用意して欲しいと,担当している先生から言われた。休みの日に仕事を持ち込むのはかなり追い込まれない限りやれないようだ。

12/09/17(月)

記録メディアの移り変わりが早いことを実感した。DVD-Rを求めてヨドバシカメラに行った。休みの日であるため店内は家族連れを中心に賑わっていた。オーディオ関連のフロアに行き目当てのDVDの陳列場所を目指した。品揃えは多い方のはずなのだが,すぐには見つからなかった。それもそのはずでいまのメイン商品はBlu-rayになっているからだ。売り場のほとんどがBlu-rayが占め,DVDは端の方に追いやられていた。今回は二層式が欲しかったのだが,さらにその存在感は薄かった。Blu-rayと競っていたHD DVDはいまは完全にその姿を消した。過去を振り返ればそんなメディアがいくつもあった。昔何かのCMで遠い未来,人々はCDをどうやって再生したらよいだろうかと問うていた。けれども紙の媒体=本は何千年過ぎようと見ることが出来るのだと。その観点からすると,印刷はやはり人類史上もっとも偉大な発明だったのだろう。

12/09/16(日)

夏休み中に旅行や合宿に行ってきた生徒や先生のお土産は,まんじゅうやせんべいなど袋を開けてそのまますぐに食べられるものが多い。そんな中,リンゴの練り物が入っているバームクーヘン風のモノが一つあった。お土産としてはやや大きめ直方体の箱に入っているそのお土産は,一度開けたならばなるべく早めに食べなければならない代物だ。しかもそれなりに量もあるので,人の数がある程度居るときに開けなければならない。土曜日はちょうど先生も生徒も多かったので封を開け分けることにした。円筒形のそのお土産は中心が空洞で切りにくい。それでも何とか16等分して先生と生徒で食べた。最終的には自習で残った生徒が食べてすべてが捌けた。

12/09/15(土)

書棚から取り出した物理の問題集はかなり古かったが,昔から定評のある出版社から出されていた問題集だった。けれども件の問題が電気抵抗のところだったので,抵抗の表記がいまとは異なっていた。30代以上の人ならおなじみのあのギザギザの記号だ。いまの物理の教科書や問題集では,抵抗は単なる長方形で表記されているのだが,「抵抗」というイメージは昔のギザギザ表記の方がピントくる。それはさておき,教科書にあった問題の単元をその古い問題集で探した。すると程なく同じ問題が目に入った。そう,似通った問題ではなくまったく同じ問題があったのだ。表記の違いを除けば数値まで同じだった。問題集の表紙には『59年度ご審査見本』と書かれてある。この59年とは昭和のこと。すなわち教科書で扱っていた問題は30年ほど前の入試問題ということになる。解いた生徒が生まれるはるか昔のことだ。言い換えればその問題はそれだけ長きに渡って教科書に載せる価値のある良問だと言える。もしかすると親子二代に渡って解かれたことがあるのかもしれない。

12/09/14(金)

第一教育センターで勉強している明大中野生や明大中野八王子生は,学校の授業内容の勉強をしに来ている生徒が中心だ。すなわち学校の定期試験対策をしに来ている。そのため数学や理科などは,教科書や準拠問題集などのレベルとほぼ同等の問題を解くことが多い。それらの問題はプリントとして作成している。けれどもときには学校の問題集や教科書の章末問題を解くこともある。高校生の物理の授業で電気の問題を解いていたときのこと。少し難しめの問題だったで,受験問題レベルなのではないかと生徒が言った。さすがに入試問題はもっと難しいだろうと返したものの,実際はどんなレベルの問題が出されているのか気になり,書棚に置いてあった物理の入試問題集を取り出して調べてみた。(つづく)

12/09/13(木)

9月になってから学生の先生達がゼミやサークルの合宿に行き始めている。また,個人的に友達と旅行に行っている先生も居る。ほとんどの大学は9月中旬までは夏休みだ。やはり大学生の休みは長いと思う。多くの社会人が休みである8月中にどこかに行くよりも,9月の方が確実にどこも空いているだろうし,料金的にも安いのでこの時期に出掛けるのは合理的だ。わざわざ混んでいる時期に学生までが出掛けるのは混雑に拍車を掛けることになる。

12/09/12(水)

さて次に電気店に寄った。こちらは教室で使うものだ。非常口を示す表示
板の中の蛍光灯が切れたので新しいものを買いに行ったのだ。照明器具を扱っているフロアーだけに煌々とした明かりの中,蛍光灯は壁際に並んでいた。20ワットの直線型の蛍光灯はやはり2種類扱っていた。ひとつは昼白色でもう一つがナチュラル色というものだ。どちらが良いとかではないし,非常口の緑色のカバーを付けてしまえばそんなことほとんど関係なくなるだろう。それでも何となく迷ってしまうのが性。結局これまで使っていたものと同じナチュラル色を選んだ。人の欲望は限りないと聞いたことがあるが,たった2つしかない選択肢でもその内のどちらかを選ぶ。人生の中でそんなことは数え切れないほどある。その結果がいまにあるという考え方は,辞書や蛍光灯の買い物程度でそこまで及んでしまうのは行き過ぎだろうか?

12/09/11(火)

買い物などでモノを選ぶとき,同じ商品でも2種類あるとどちらにするかは誰でも迷うだろう。例えばお目当てのシャツを買いにいったときに,色が青と緑があったならばどちらかを選ばなければならない。2つあるからこそ迷うので,最初から一種類しかなければそんな混乱は起こらない。そんな状況が今日二度もあった。まずは書店。自宅で使うつもりの国語辞典を求めに行った。これまでに何度も版を重ねているもので,いま出版されているのは第7版だった。すぐに目についたので手に取ると,その脇にまったく同じ名称で同じ値段の辞書が置いてあることに気づいた。どこに違いがあるのか最初分からなかった。店員に訊いてみると「単に装丁が違うだけで内容は同じですね」と説明された。確かに帯には色違いで同じ内容のものが用意されていると説明があった。赤箱と白箱の2種類が並んでいたのだ。その辞書のこれまでの印象で赤い方の装丁を選んだ。これらとは別に革の装丁版も出ていたが2000円も高くなるのでこちらはすぐに却下された。(つづく)

12/09/10(月)

第一教育センターでは学校の成績により褒賞制度がある。その一つに学期末ごとの成績が上位2割に入ると該当する「成績優秀賞」がある。学年全体で上位2割なので,これを取るのはなかなか難しい。そこで,得意科目で高得点を取った場合の褒賞として「テンポイント」というものを今年度から設定した。10段階評価で10を取った生徒がそれに該当する。一学期が終わり二学期が始まる段階でその発表をした。今回は東中野教室で4名,八王子教室で5名が初のテンポイント賞を獲得した。体操競技にたとえると,個人総合が「成績優秀賞」で種目別が「テンポイント」に相当するだろう。副賞は1000円の図書カードで,中には一人で2枚獲得した生徒も居た。これまでこうした賞に縁の無かった生徒も初受賞となり喜んでいた。それをみていた同級生は「今度はオレが取る」と言っていた。

12/09/09(日)

整数の中には興味深いさまざまな性質がある。その内容は小学生でも理解できるものもあるので,数学が苦手な人でも入りやすいところだ。今回,問題作成に当たりさまざまな問題集や書籍を調べたのだが,その結果最初思っていたよりもかなり問題数が増えてしまった。小学生でも解けるような問題から,数学を得意と自負している人でさえもおそらく悩んでしまう問題まで難易度の上下が結構激しい単元となった。今回は入れなかったのだが「2通りの3乗の和で表される最小の整数はいくつか。すなわち N=a3+b3=p3+q3 を満たす最小の整数Nを求めよ」となる。もちろん文字はすべて正の整数とする。我こそはと思う人はチャレンジしてみましょう。

12/09/08(土)

いまさら高校生に『20の約数を求めよ』とか『36と60の最小公倍数を求めよ』といった問題を解かせるのはどうかと思う。けれども学校で使う教科書や問題集にこの手の問題がある限り,塾のプリントでも無視する訳にはいかない。実際の授業で使うかどうかは生徒の出来や希望,担当する先生次第だが,おそらく素通りすることになるだろう。もちろんこうした問題ばかりであるはずもなく,やはり高校生でないとなかなか理解できない類の問題もある。元来,整数に関する問題は奥が深く,数学の世界では「整数は数学の女王」と言われるほど重要かつ華のある単元なのだ。時には入学試験でも骨太な問題が出されることもある。(つづく)

12/09/07(金)

高校数学は今年度から新課程となった。高校1年生から順次新しくなる。この時期になって,徐々にこれまでに無かった単元が登場し始めている。その一つに「公約数・公倍数」というものがある。「高校生で公約数・公倍数?」と思う向きもあるだろう。そう,ひと昔前ならば中学校で勉強する内容だ。あるいは中学受験をした人ならば,小学生のときに教わったことがあると思うだろう。確かに内容的には小中学生でも十分に理解できることが多い。何年か前に新課程の内容が発表され,この単元が導入されることを知ったとき,高校でなぜ公約数・公倍数を扱うのだろうと感じた。それと同時に教材は何をつくればいいのだろうかと頭を悩ませた。(つづく)

12/09/06(木)

最近,八王子教室で使っているパソコンの状態がいまひとつだ。それにつられてではないだろうが,さまざまデータを入れているUSBメモリーキーから呼び出せないデータが出た。バックアップはこまめに取ってあるので,今回のデータの損害はそれほどのモノではなかった。けれどもこういった現象が起こり始めると,連鎖的に何かよからぬことが起こるもの。無くしてしまってからでは遅いので,急遽データのバックアップを取り直した。新学期が始まったばかりで忙しいく,そうした煩わしさは出来れば避けたいものだ。今週は4回も始業間もない時間帯に面談・面接や営業との約束があり,何かと追われる週となってしまった。

12/09/05(水)

今日はまた暑い日が戻ってきた。若干だがやや涼しい日があったので,暑さのぶり返しは体に堪える人も居ることだろう。暑さの感じ方は人それぞれだ。いわゆる暑がりな人も居れば,寒がりな人も居る。エアコンの設定温度の個人差もこれに伴い違いが出てくる。だからこそ,電車には弱冷房車が存在するのだろう。東中野教室の場合,教室ごとにエアコンが設置してある。それなりにパワーがあるので,設定によってはかなり涼しくなる。場所により風向きが異なり,授業をする場所によっては涼しかったり,あまり冷房が効かないところもある。寒がりな人のところに風が行き,暑がりな人には届かない。そんなことも良くある。人それぞれなので教室の設定は難しい。

12/09/04(火)

JRに出した『宿題』の解答は,翌日の帰りに聞きに行った。前日とは別の女性の駅員が応対してくれた。メモ書きに買う日付ごとの期日が記されていた。結果的に8月29日から9月1日までの期間に購入した定期券は,すべて翌年の2月28日までの有効期限とのこと。この4日間は同じ料金となる。8月29日に買うのと9月1日とでは3日間も違いがあるのに,同じ料金になってしまうのは何だが素直には解せなかった。長距離通勤ならば3日間での運賃合計は一万円ほどになる人だって世の中に居るだろう。このどんぶり勘定的な料金設定は,他の業種では何があるのだろうかと思った。今回のケースは翌年がうるう年で無い場合なので,2月が29日まであるのならもう少し状況が変わる。けれども大の月と小の月がほぼ交互にやって来るので,やはり毎月のようにこうした矛盾が生じていることになる。

12/09/03(月)

気になりだしたことは調べないと気が済まない質の方だと自覚している。まずは手っ取り早いところで,ネットで検索してみた。するとYahoo!知恵袋や教えてgooなどでそれなりにいくつかヒットした。けれどもどこの回答もいまひとつ歯切れが悪く,決定的なモノがみつからなかった。これはやはり販売しているJRに訊くのが一番だろうと思った。夏の講習も終盤になろうとしていたある日,帰宅するときに八王子駅の改札で尋ねてみた。夜遅い時間だったので窓口には女性の駅員が一人だけ居た。件の話をすると,彼女はまずJR時刻表を開いて調べはじめた。ところがそこにはそういった情報が見当たらなかったようで,奥に居た上司に相談しに行った。中ではあれこれ調べている様子がううかがえたのだが,待つこと7分,そろそろ乗車予定の電車の発車時刻が近づいて来た。それを逃すと終電一本前の電車となってしまう。そこで,女性の駅員に明日あらためて来ることを告げると,彼女は少し申し訳なさそうな表情で詫びた。(つづく)

12/09/02(日)

先日,通勤定期を継続して購入した。半年分なのでそれなりの金額となった。さて,定期の有効期限だが一か月の場合例えば購入日が9月2日なら10月1日までとなる。すなわち一か月後の前日まで使える。さて今回定期券は8月27日で切れた。28日も仕事があったので購入しなければならなかった。通勤定期は八王子教室に行くときに必要となる。ところが八王子教室に行く日は28日の次は31日の予定だった。28日から買うと使わない29,30日の分が無駄になる。それなら28日だけSuicaで支払いあらためて31日に購入するのはどうなのだろうかと考えた。そこで半年定期券の有効期限が気になったのだ。8月28日に買った場合は2月27日までになるのはすぐに分かる。8月29日なら2月28日まででここまでは理解できる。では8月30日から9月1の期間で買った場合,それぞれの日の有効期限はいつまでになるのだろうかが気になりだしたのだ。(つづく)

12/09/01(土)

東京では8月はほとんど雨が降らなかった。ところが9月になった途端に激しい雨に見舞われた。その降り方もこれまで辛抱してきたものを掃き出すかのようで,大粒の雨が空から降りてきた。屋根を叩く雨粒の音が,その大きさを感じさせ,もしこれが冬だったら牡丹雪となっただろう。屋根や庭あるいは道路を埋め尽くしてしまう雪景色を想像した。最初に聞いた雨音はまだ自宅の布団の中で,音の大きさに寝ぼけながら空気抵抗を受けた雨粒の終端速度はどの位だっただろうか?と寝ぼけながら考えた。

8月

12/08/31(金)

夏休みも今日が最終日となった。毎度のことだが,今日で宿題を仕上げている生徒も居ることだろう。幸いなことに,塾に授業を受けに来たあるいは自習をしに来た生徒は終わっている様子だった。けれども数日前でまだ半分も終わっていない生徒も居たので,今頃熱心に取り組んでいればよいのだが。大人からすれば学校の夏休みはずいぶん長く感じるのだが,生徒の目からするともう新学期が始まってしまうという感覚らしい。自習していた生徒にあと一日だと問い掛けると「いいえ,あと8時間です」と時間単位で答えていたのは面白かった。

12/08/30(木)

夏の講習で行った高校2年生の「イオン化傾向」の元素のテストだが,驚いたことにもとい,喜ばしいことに受講者全員が満点合格した。さすがに誰か一人くらいはミスをするだろうと思っていたのだが,見事全員が完璧に覚えてきたのだ。全員正解の場合のご褒美は考えていなかったのだが,そのような状況になったので何か出さない訳にはいかなかった。結局は以前印刷機メーカーの展示会のときに貰ったビスケットを配ることにした。市販されていないちょっと珍しいモノだ。それはともかく,今回全員が合格した要因は,この手の景品があったからではなく,最下位の生徒に科したペナルティーがきつかったからだろう。そのペナルティーはその場で親に電話をさせて「お母さん,ごめんなさい。塾の化学のテストで最下位を取りました」と言わせることだ。それを避けるために,みんな必死になって覚えたのだろう。不純な仕掛けではあったが,覚えられたのだから良しとしよう。

12/08/29(水)

高校2年の講習で化学を教えた。「イオン化傾向」という単元を2日目に教えた。ここではイオンになりやすい順に元素が並ぶのだが,それを覚えなければさまざまな問題を解くことができないのだ。化学を勉強したことのある人なら聞き覚えがあるかもしれない。覚える元素は『Li,K,Ca,Na,…』など全部で17個だ。少し前までは最初のLiは含まれていなかったのだが,いまの課程では入るようになった。さて,このイオン化傾向を生徒に覚えさせることにした。夏休みの最中で試験がまだまだ先なのでモチベーションが上がりにくい。そこで,テストをしてもっとも成績の悪かった生徒にはペナルティを科すことにした。(つづく)

12/08/28(火)

今年の夏の講習も一応の終わりを迎えた。「一応」というのもまだ若干の個人指導などが残っているのだ。それでも主な授業が無事終わりホッとしている。個人的には今年の夏は上手く眠ることが出来ず,睡眠不足の日々が続いたことが辛かった。どこに原因があるのかは分からないが,どういう訳かそんな日が続いた。生徒にとっても,午前よりも午後の授業の方が大変そうなことが時に目についた。食事のあとの睡魔と,午前よりもさらに暑くなる午後というタイミングが悪さをするのだろうか。暑い日々の出口がなかなか見えてこない今年の夏だが,生徒達の休みもあとわずか。今週末には9月の声を聞くことになる。

12/08/27(月)

夏の講習中は早いときは午前中に出勤することもある。午前中に授業が無い場合は昼頃に出る。ただ,どの時間に出勤しても帰る時間はさほどいつもと変わらず,終電になることもよくある。ところが昨日は珍しく早く帰ることが出来た。自宅に着いたときはまだ午後9時前だった。部屋に入ると昼間の熱気がこもっていたので,すぐに窓を開け空気を入れ換えた。深夜に帰宅しても暑いことが多いのだが,昨日はさらに暑かった。そんな訳で冷蔵庫に冷やしてあったビールを取り出し飲みはじめた。撮りだめしてあった番組やスポーツニュースを見ながら過ごしたのだが,ふと時計を見るといつもだとやっと帰り着く時間帯になっていることに気づいた。少し早めに帰っただけで,ずいぶん夜が長いと感じた。床に着く時間はいつも通りだったので,その分酒量が多い晩となった。

12/08/26(日)

夏休み中に家族と海外旅行に出掛けた生徒達,あるいは友達と旅行に行ってきた先生方のお土産が並んで置いてある。出掛けた先はイギリスやグアムの他,韓国や中国などアジア圏も人気があるようだ。お土産のほとんどがチョコレートやアメ,クッキーなどのお菓子類だ。そんな中,国内旅行のお土産もあった。会津若松のもので「ごまみそせん」という煎餅で,これは生徒の親からの頂き物。

12/08/25(土)

今日から夏の講習の最終タームが始まった。長い講習もようやく終わりが見えてきた。昼間が暑いのは仕方ないにしても,夜になってもまだ暑さが残っている。その上湿度も高いので寝不足になってしまう。ふだんとの違いは4日ごとに休みがあるので多少の無理は利く。けれどもその結果,いつも以上に休みの日は『休む』ための日となってしまうのがちょっとむなしい。もっとも,もしそういった日に何かやらなければならないことが出来たとしたら,それはそれで辛いだろう。

12/08/24(金)

先日銀座でオリンピックで主に活躍した選手達のパレードが行われた。テレビでその様子を見たのだが,おおよそ日本で行われてきたパレードの中でも見たことがないほどの人の出だっただろう。実際に見に行った人で,選手を近くで感じられた人には幸せな時間だっただろう。これだけ人が一度に集まるイベントの一つに,隅田川の花火大会がある。花火の場合早めに陣取っておかないと,人の流れに任せるままになりあまり楽しむことが出来ないのが常。今回も沿道に席を取っていた人達の映像が映っていたが,あとから見に行った人達の満足度はどれくらいだっただろうか。インタビューに答える人達は良いことばかり言うので,そのあたりが気になる。とは言うものの,たくさんの人達が喜びを共有することが出来た今回のパレードは成功したと言えるだろ。むしろこれまでなぜ行ってこなかったのか不思議なくらいだ。

12/08/23(木)

毎年この時期の講習は二学期の予習を中心に行っている。いわゆる先取り学習だ。八王子教室の高校3年・文系の数学ではベクトルが次の試験範囲となる。4日間の講習なのだが,一講座=100分なので,学校の授業だと8時間分に相当するからそれなりに進むことができた。また,今回は受講者全員に事前に準備して貰っていたので,おそらく次の中間試験範囲のほとんどをこの講習で学べたはずだ。学校の授業で復習が出来るのだ。折角そこまでやれたので,生徒には学校の過去の定期試験を使って実際に試験を受けるように指示した。受けに来るのは任意で日時も各自に任せた。果たしてどれくらいの出来となるのか楽しみだ。

12/08/22(水)

連鎖反応ではないが腹の調子を悪くしている生徒がここのところ少し目立
っている。夏休みも終盤を迎えたというのに,相変わらずの暑さに調子を崩しているのかも知れない。高齢者がその被害に遭っているようだが,白菜の浅漬けで亡くなられた人が出たようで気の毒だ。やはり抵抗力が弱いのだろうか。さすがに塾に来ている生徒達は若いので,そこまでのことはまず起こらないだろうが,猛暑のために冷たいものを取り過ぎたり,食欲不振や睡眠不足で状態を悪くしているかも知れない。自宅では昨晩,賞味期限を一日過ぎたカブの漬け物の発酵が進み,袋がパンパンに張った状態だった。食べるべきか捨てるか迷ったが,結局熱湯を掛けて消毒をしてから食した。今日になっても特に何の症状も出ていないので問題なかったようだ。

12/08/21(火)

隔年現象というものがある。学校でもよく聞く話で,一年おきに元気な生徒が多かったり,あるいは成績が良い生徒が集まる年があったりする。塾でもそういったことはよくみられる。第一教育センターの場合,生徒数が最も多いのはやはり切羽詰まった高校3年生だ。生徒数もそうなのだが,一人あたりの受講数も多くなる傾向がある。それだけ大事な時期ということだ。また,自習をしに来る機会が多いのもこの学年だ。指定席が有るがごとく自習室の主となる生徒が毎年居る。ただ八王子教室に限ると,去年が賑わう学年だったのに対して,今年はおとなしい年のようだ。下級生が自習を終え帰ろうとしたときに「今年は何だか静かですね」と言った。そう,去年のことを知っている後輩にとってはっきり違いが分かるようだ。教える側からすれば,自由に使える場所をもっと有効利用して欲しいと願う。

12/08/20(月)

今日から夏の講習が再び始まった。今日の段階では,夏休み後半の特徴でもある真っ黒に日焼けした生徒の姿は余り目立たなかった。特に高校3年生はいつもとそれほど大きな変化もみられず,いつも通りに来て授業を受けていた。中にはまったく日に焼けた気配さえみられず,白い肌のままの生徒も居た。この学年は仕方ないのだろうが,年によってはそんなことお構いなしに海に行ってきたと話していた生徒も過去には居た。夏休みが終われば高校3年も残すところ3か月となる。付属の生徒の秋はすぐに過ぎてしまうことだろう。

12/08/19(日)

昨晩は卒業生と飲んだ。まだ日のあるうちに飲み始め,結局翌朝までの長丁場だった。帰りのタクシーの中で時間を訊くと,午前5時過ぎだったので,11時間近く飲んでいたことになる。そんなわけで,当然車は駅近くの駐車場に停めたまま帰った。今日の夜,涼しくなった頃に車を取りに行った。途中,近所の庭で花火をやっていた家があり,そこの前だけ明るく光っていた。駐車場までは20分ほどの道のりなので,夜とはいえ着く頃には結構暑くなった。

12/08/18(土)

授業中に生徒のノートを見ると,ルーズリーフの下の方に何か印刷されて
いるのが見えた。よく見ると大学の案内が帯状になって印刷されていた。大学の特色やオープンキャンパスの日程などが記されていた。他のページを見せて貰ったところ,ページごとに異なる大学の宣伝が入っていた。全部で8枚=16ページでワンセットとなっている。なぜそのようなモノを持っているのかと尋ねると,夏休みに行った予備校で貰ったようだ。配布したモノ以外にも,自由に貰えるようになっていたらしく,卒業するまで十分なほど自宅にはあるらしい。宣伝の方法は沢山あるのだが,大学の受験生に対するこんな方法があることにはちょっと興味が湧いた。一つの大学だと毎回同じ宣伝を見ることになるのだが,16ページごとだとむしろそれが一つのサイクルとなり,達成感が味わえて良いのではなかろうか。

12/08/17(金)

今日からお盆休み明けの仕事始めとなった。講習自体は来週から本格的に始まるため,今日はまだ授業が少なかった。東中野教室で5講座だけあり,八王子教室の講習はまだ無い。来る生徒が少ない分,先生も数名しか居ないので塾内はまだ静かだ。来週には夏の講習の最終ラウンドが始まるので賑やかとなることだろう。

12/08/16(木)

お盆休みの終盤,ため込んであった新聞を一気に読んだ。時事的なものは
その都度読んだり,テレビやネットで確認していた。読んだのはオリンピックのさまざまなエピソードが記された記事だ。一番古い記事が7月30日の新聞だったので,もうすでに半月以上も前のことになる。オリンピック期間が約二週間だったので,その期間と同じくらい前のこととなる。注目された選手の記事もあれば,予選敗退した選手のことも取り上げるなど,華やかさが目立つテレビのプログラムとは少し異なる味わいがある。その他にもやっておきたいことをいくつも考えていたのだが,今年の夏も結局その半分くらいしか出来なかった。こうしたまとまった休みにやろうとするのでは無く,むしろ毎日きちんと片付ける方がいいのは仕事にも共通して言えることだろう。

12/08/15(水)

ようやくオリンピックも終わり,夜から深夜に掛けて何となく落ち着いて時間を過ごせるようになった。4年に一度のことなのだが,生でスポーツを楽しむ方なので,毎晩のように見てしまっていた。個人的な感想なのだが,オリンピックのある年の夏の高校野球はいまひとつ注目度が低いように感じる。今年のようにオリンピックと重なる日が少ないスケジュールだとまだどの高校も初戦を迎える程度なので,これからが盛り上がることになるだろうが,オリンピックの開催時期がもう少し遅かったりすると,夜から昼まで中継があり,さすがにどちらも観戦というのは厳しいだろう。そんなこととは関係なく,夜型の人間にとっての午前中の試合はよほどのことが無い限りみることは無い。

12/08/14(火)

休みのうちに伸びきった髪を切っておこうと出掛けた。他にも用事がいくつかあったのでまとめて済ましておこうと思い,その準備をして少し日が傾いた頃に出た。買い物や用件を済ませたあとに床屋へと向かった。お盆休みのためだろうか,床屋のスタッフがいつもより少なく,また逆にこの時期を利用してカットしようとする人が多かったのだろうか,店は思ったより混んでいた。店の外にまで椅子が置いてあり,あとから来た客はそこで待つことになっていた。そこでしばらく待っていると階段から降りてきた人と目が合った。お互い『あれっ』という顔で見合っていた。彼は今年の卒業生なのだ。こんな場所で出くわすことなどお互いにまったく予測できなかっただけに,2人とも一瞬固まってしまったのだろう。短い時間だけれども少しだけ話をした。

12/08/13(月)

お盆にもなると夏祭りが多くなる。自宅でテレビを見ていたときに遠くで雷が鳴っている音がしてきた。夕方までの外の様子では雨が降るとは思えない空だった。テレビを消し外を見ると祭の太鼓の音だった。部屋の明かりも消せば外の虫の音が聞こえてきた。もっとも暑い時期ではあるが徐々に秋が近づいていることが分かる。

12/08/12(日)

今回もっとも驚いたのは,火星探査機・キュリオシティから送られてきた写真の鮮明さだ。着陸時の連続写真を繋げてみると,動画のように見えかなり鮮明だと思った。実際は透明なカバーに付着したほこりで画像はぼやけているらしく,今後はそのホコリを取り払ってより鮮明な画像が送られるとのことなので楽しみだ。動画も計画の中にはある。写真を見る限り,地球のどこかの砂漠で撮った写真だといわれればそう信じてしまうほど,火星と地球は似ている。どちらも岩石惑星であることをあらためて認識できた。大きな違いは大気の量で,火星のその薄さから地面そのものが即宇宙に接しているのに等しいと思う。地球は大量の大気に守られているため,宇宙を直接感じることは夜を待たなければならない。昼間の空では青空と太陽に強烈な光のため,そこに宇宙空間が広がっていることがすぐには認められない。果たして火星には生命の確認は出来るのだろうか。今後はそれがもっとも大きな興味となるだろう。

12/08/11(土)

火星探査機・キュリオシティーが火星に着陸するときの映像がテレビで流
れていた。その様子だが,NASAの管制室の人達の喜び方は尋常でなかった。それもそのはずで,大気がほとんど無い火星ではパラシュートによる降下は困難だし,エアバッグを用いる方法も,重量が900kgもある機体を守ることは出来ない。火星着陸時の速度は1.8km上空で秒速100mもあり,ブレーキを掛ける方法は複数用いられた。その一つが機体を吊り下げた空中浮遊装置というものがあるらしい。900kgというと軽自動車よりも重く,それをスカイツリーの3倍もある上空から時速360kmで無傷で着陸させることを考えてみると,その方法が相当困難であることは想像がつく。しかもそこには空気がないのだから,もっと速く降下するのだろう。唯一地球よりも好条件として考えられるのは,火星の質量が地球のそれの約10分の1なので,重力加速度が小さいことだろう。いくら大気が薄いといってもそれだけの速度で突入するので,摩擦熱も相当なものが発生し,その熱から機体を守るためには耐熱シールドが必要だ。こういったことを考えると,管制室での歓喜の状況はうなずける。(つづく)

12/08/10(金)

NASAの無人火星探査機・キュリオシティーが火星に無事着陸し,その映
像が地球に送られてきた。この探査機は去年の11月26日に打ち上げられ8月6日に着陸したので,8か月以上の時間を要したことになる。地球も火星もどちらも惑星であるのでその距離は変化するが,太陽からの平均距離の差で算出すると約7834万kmとなる。その数値で計算すると平均時速12850kmとなる。スペースシャトルが地球を周回する速度が約27870kmなのでその半分ほどとなるのは意外だ。もっとも動いている星を追っていくのだから,実際の速度はもっと速いのかもしれない。参考にならないというか,比べようもないのだが,もし同じ距離を新幹線で行ったとしたらどうなるだろうか。新幹線を時速300kmだとすると,片道で30年ほど掛かる。それだけ遠いところに火星はある。今回電波で映像が送られてきたが,光速と同じ速度である電波でさえ4分20秒も要する。(つづく)

12/08/09(木)

仕事で着ている服をクリーニングに出しに行った。いまは多くの店がそう
しているように,そのクリーニング店でもポイントカードがある。支払をするときに差し出すと店員がポイント数を見て「かなり貯まっていますね」とひと言。さらに続けて「たくさん貯めた人に限ってカードを無くしてしまうことがあるので気をつけてください」と。性格的にモノを無くす傾向はない方なのであまり心配はしていない。さらに車で行動するときにしか使わないカードは車の中に入れているので,なおさら無くすということは考えにくい。ポイントは3000円近くまでになっているらしい。

12/08/08(水)

夏の講習として東中野教室で授業をした。去年同様,今年も一週間から10日ほどの間隔で普段担当している生徒の授業をしている。連日の講習では無く,いつも行っているのと同じような間を取っての授業だ。授業をする側の都合もその方が良く,それは八王子教室での授業の兼ね合いもある。今日の天気は最近では涼しい方で,昼間でさえも外の暑さはさほど気にならなかった。授業を受けに来た生徒も,暑いという言葉は発していなかった。実際今日の東京は30度に届くか届かない程度の気温だった。真夏日にぎりぎり到達したか否かの気温で,もはや真夏日に達したくらいでは暑く感じない体になってしまったのだろうか。

12/08/07(火)

私立校の場合家が遠方の生徒が結構居る。2時間以上掛けて通学している
生徒も居る。東京にある学校の場合,その多くは東京の他,神奈川,千葉,埼玉,山梨あたりから通っている生徒がほとんどだ。ただ,たとえば同じ埼玉県といっても川口市や所沢市など,比較的東京に近いところもあれば久喜市や熊谷市など群馬県や栃木県に近いところもある。遠くから通っている生徒の場合,講習時だけ塾に通える生徒が居る。中学生にそうした生徒が多いのは,やはり年齢と通学に掛かる負担を考えてのことだろう。この夏期講習を受けに来た生徒にもそういった生徒が居て,次の講習まで少し間が開いてしまうがそれも仕方ない。

12/08/06(月)

この春に栃木に引っ越した生徒が,夏休みを利用して遊びに来てくれた。部活のため真っ黒に日焼けした腕が印象的だった。受験をしてこの四月から高校生活が始まった。彼が教わっていた何人かの先生が,ちょうど講習中の昼休みの時間帯だったので,彼を囲み話をしていた。いまの学校生活のことや,この夏休みの過ごし方など短いながらも楽しい時間を過ごしていた。折しも外は八王子祭りが行われていて,小中学生のときの友達と連絡を取りあって会う話をしていた。他にも会う友達が居る忙しい中,合間を縫って遊びに来てくれたことを,彼を最も長く担当していた先生は喜んでいた。会う度に背が伸びたくましくなっていく姿を見るのは楽しみだ。

12/08/05(日)

一昨日のこと。午前中の授業を終えた女子生徒が日焼け止めを塗っていた。午後はどこかに出掛けるのかと訊くと「友達と八王子祭りを見に行くんです」と言った。そう,八月最初の週末には八王子では多摩地区でも最大級の祭りがあるのだ。八王子教室は数年前までは八王子駅前から続く西放射線通りという商店街にあった。その頃は八王子祭りが近づいてくると賑やかになり,嫌でもその存在を知ることが出来た。ところがいまの八王子教室は祭りの盛り上がる場所から少し外れているために,その生徒が祭りに行くことを告げなければ始まっていることさえ忘れてしまいそうだった。今年の夏も忙しいということだろう。祭りも今日が最終日で,さすがに囃子や太鼓の音が何度か聞こえてきて,祭りが滞りなく行われているのだろうと思った。午前から夜遅くまでほとんど仕事場に居た今年のこの時期。八王子に居ながらまったく八王子祭りを感じない三日間だった。

12/08/04(土)

明大中野八王子校の生徒の成績表を3期制に合わせて今回改定した。これまでは前・後期各2回と学年総合の5段で出来ていた成績表だったものを,今年度からは1~3学期と学年総合の4段となった。一段減るだけなのだが,その調整が案外難しい。相対参照しているセルが多数有り,うっかり行や列を消してしまうと大変なことになってしまう。また,学校で設定されている科目にもいくつか変化が有り,そういったところも直さなければならない。隠された行も有りそこにerror表示をさせない関数を使っていたことを発見し,自分で作っておきながら感心してしまった。もう一度同じものを作ろうとしてもなかなかできそうも無い。一応は完成をみたのだが,今後何度も直さなければならないだろう。

12/08/03(金)

今年から明大中野八王子校は3期制に戻った。そのため学校の成績表も新しくなった。明大中野八王子校も明大中野校も高校生の場合,学校の定期試験がそのまま明治大学への推薦に関わってくる。そのため,学校の成績はかなり重要視される。明治大学への推薦の計算方法だが,かなり複雑でおそらく一度聞いただけで理解するのは難しいだろう。それを補うために,塾ではその手の複雑な計算を表計算ソフトで作成し生徒や保護者に渡している。塾で作成する成績表では定期試験の各科目ごとの偏差値を算出し,学年の推定順位そして最も重要となる明大換算点を提示している。学校で配られる10段階の度数分布表の掲載された成績概況をもとに,かなり多数の関数を用いて成績表は作りあげてある。(つづく)

12/08/02(木)

講習の中休みだった昨日の夜,自宅のソファでくつろいでいると,煌々と
輝く満月が東側の窓から確認できた。ソファから見える東の空は,隣の家の庇と自宅の屋根との間にわずかな隙間があり,そこから月の明かりが入ってきていた。昼間の暑さが残る部屋だが,夜は幾分涼しくなり窓を開け外気を取り入れていた。部屋は暑くなるのだが,冷たいビールを飲むにはその方が好都合なのだ。あまりにきれいな月だったので,しばらくは明かりとテレビを消し,パソコンのモニターも電源を切って月明かりを楽しんだ。九月になれば中秋の名月となるが,この時期の月もまんざらでは無いことに気づかされた夜だった。

12/08/01(水)

昨日でいったん夏期講習は終了し,今日は中休みだった。平日だけあって,仕事場からの転送電話はそれなりの数あった。その中には昼食の準備中に台所に居た時間帯に掛かってきたものもあり,その電話に出ることは出来なかった。明日からの講習に関する問合せや連絡以外にも,営業に関する電話もあり,その手のものについては明日以降あらためて電話をくれるように言った。夜の電話はオリンピックや野球を見ながらの電話で,試合中に電話が鳴るとボリュームを下げ試合の行方を気にしながら応対した。

7月

12/07/31(火)

今日で7月の講習も一旦終わる。例年だと8月最初の講習は高校3年生対象の,明大推薦・統一学力テスト対策ゼミが中心だ。ところが今年の明大中野八王子校は,一学期の終了が7月25日と遅く,高校3年以外で8月に夏期講習を行う学年も有る。このあたりがいつもと違う流れだ。東中野教室はほぼ例年通りなので,少しズレが出てしまう。もっとも,東中野教室も高校3年の講習はあるので塾が開いている期間に違いは無い。

12/07/30(月)

アンケートのお礼の景品は,どれも『ふつう』の文具類とは一線を画するもので,通販会社も単なる粗品というよりは販売促進の商品の意味合いを含めて出しているのだろう。貰う方は当然嬉しいのだが,それら商品を見て中には興味を示し実際に買う会社も出るだろう。いくつかの取引先で使い始めれば,通販会社にとっての利益になる訳で,しかも個人が購入するよりも会社単位で買ってくれた方が売れる数も違ってくるだろう。塾としては今回貰った景品はそのまま使うものもあれば,生徒への何かのご褒美として取っておくものもある。

12/07/29(日)

文具類をいつも購入している通販から,先日アンケートのメールが来た。毎度のことながら,よほど忙しくないかあるいはアンケートが無駄に長くない限りこの手のものには回答しているのだが,今回はやや忙しかったので数学の先生に回答を頼んだ。そのお礼が宅配便で送られてきた。荷物はそれなりの容量があったので,最初何か注文したのだろうかと思った。開けてみると中には数種類の文具類が入っていた。まずはボールペンとシャーペンが合体したもの。ボーペンは赤と黒の2色だ。次にプラスチックのケースに入ったスティック状の角消しゴム,さらにはテープのりが入っていた。4つめはA5版のノートで,これは中央に切り口が付いていてめくりやすくなっている,いわゆるアイデア商品だ。これ以外にも針無しで紙を数枚留めることのできるホチキスのような「Harinacs」という商品が収められていた。(つづく)

12/07/28(土)

ロンドンで行われる3回目のオリンピックが始まった。日本時間の未明に開会式があったようで,夏期講習中のこの時期はさすがに生で見ることは出来なかった。あとで聞いた話では,開会式は数時間に及んだそうなので見なくてよかったと思った。見ていたら出勤時間くらいになっていただろう。ヨーロッパでオリンピックが行われる場合,時差の関係上日本の夜から深夜に掛けて競技が行われる。そのため夜に放映されているものは見られない。深夜の場合,個人的に注目しているものは見るようにしているが,そうでないものはやはり翌日の講習のことを考えるとなかなか難しい。少なくとも開会式に関しては,後日ダイジェスト版を見ればそれで済みそうだ。

12/07/27(金)

出し忘れていた秋冬物のスーツをクリーニングに出した。いつも使っているクリーニング店で以前貰った布製の大きな袋に詰め込んだ。持ち上げると服だけなのに相当な重さとなった。店に持っていき袋から取り出し拡げて数を確認して貰った。割引券があるのでそれも一緒に渡した。ところが,その中にはすでに有効期限を過ぎたものがあり,それらは使えなかった。もう少し早く持ち込めば,総額で1000円以上は安くなっただけに残念だ。不要となった割引券となるハガキは店員によって処分された。「時は金なり」だ。

12/07/26(木)

昨日も今日も,夜は八王子教室で期末面談を行った。生徒が寄ったり電話が入ったりして面談が中断しないように,一人の先生に残って貰った。遅い時間となり,さすがに生徒もほとんど来ないだろうし,電話もそれほど入らないだろうという時間にその先生にはあがって貰った。面談はその後も続いた。ところが皮肉なことに,その先生が居たときよりも,帰ったあとの方が電話の本数が多かった。さらに,面談をしていると何やら人の気配がしてきた。そう,来ないと思っていた生徒が成績表を持って来たのだ。先を読むのはなかなか難しいと感じた。

12/07/25(水)
八王子教室に6日ぶりに入った。ここ数日は東中野教室で面談や授業が入
ったり,途中一日休みがあったために約一週間ぶりの八王子勤務となった。東中野教室の場合はこうしたことは年に何度かあるのだが,八王子教室では珍しい。数日空けるだけで,片付けなければならない仕事が溜まってしまうのはどちらの教室も一緒だ。パソコンを立ち上げ,メールをチェックすると,そこにはおびただしい数の未読メールが並ぶ。そのほとんどは,東中野教室や自宅で見ているので,昨晩から今日に掛けて来たメールを中心にチェックする。それ以前のものは必要なものだけ残し後は削除していく。これだけでもそれなりの時間が要してしまう。メールもそろそろどのパソコンでも同期化できるGメールなどに切り替えた方が便利かも知れない。

12/07/24(火)

「病も気から」という言葉がある。一昨日まで期末面談があり,その前の準備を含めるとここ数日間はかなり忙しかった。また,高校3年生の面談という大事なものを控えていたので,自分でも気づかないうちに疲労が溜まっていたようだ。面談2日目あたりからのどに少しだけ痛みを覚えはじめ,昨日それが発症した。発症というと大げさで,水を飲むのも苦労するような痛みと微熱が出たのだ。月曜日ははじめから休みを取る予定だったので,休みの日までは頑張ろうという気持ちがどこかにあったのだろうか。念のため医者に行き,抗生物質とうがい薬を貰ってきた。そんな状況でも,よるにはオールスター戦があったのでビールを飲みながら観戦した。けれども,さすがにのどの状態が悪いだけにあまり美味しくは無かった。今日から授業が始まったのだが,それには何とか間に合った。

12/07/23(月)

期末面談は基本的に三者面談なので,生徒と共に親も一緒に塾に来る。母親が来ることが多いが父親のこともある。保護者が来るからという訳では無いのだが,面談前にはお茶を出す。例年だとこの時期は冷やした麦茶や緑茶が定番だ。ところがここ数日,梅雨明けした7月とは思えないくらい涼しくなった。涼しいというよりも,寒く感じた人も居たのでは無かろうか。そこで土曜日はティーバッグのほうじ茶を買ってきて出すことにした。涼しいときに冷たい飲み物はあまりありがたくないだろう。さて翌日の日曜日だが,土曜日よりは少し暖かくなった。しかも東中野教室は半地下のため,冬でも暖かいことがある。やや蒸し暑く感じたので,日曜日の面談は事前に用意してあった冷蔵庫の麦茶を出すことにした。熱いお茶に比べると,麦茶の方が生徒が手を出す確率が高いのは,面談をしてながらも興味深く感じた。

12/07/22(日)

いつもだと待って1回の信号は,面談日に限って5回ほど待たなければならなかった。ひどいときには1台の車もその交差点を進むことが出来なかった。やがてその渋滞も動きだし,少しずつだが進むようになった。事故はどこにも起こっていなかったようで,単なる自然渋滞だったようだ。けれども自然渋滞だけでまったく車が動かなくなることなどあるのだろうか。甲州街道に出てもいつもよりは流れが悪く感じた。重なるときには重なるものだ。それでも結果的には面談には十分間に合う時間に到着をした。気が焦っているのはやはり体にも,車の運転にも良くない。掛かった時間だが,平均時間よりも20分ほど長かっただけなので,それほど大きな遅れでは無かった。でもその20分が精神的には良くないのだ。面談三日目の日曜日は,さらに早い時間帯に始まることもあり,さすがに電車で出勤した。

12/07/21(土)

今日は昨日に引き続き東中野教室で期末面談を行った。面談の日は通常車での出勤は控え電車にすることが多い。面談に来る保護者や生徒よりも遅く到着する訳にはいかないのだ。ところが今日は早く起きられたし,ネットで見る限り道路の状況は悪くなく,都内の道は比較的スムーズに流れているようだった。仮に平均的な通勤時間だけ要したとしても,それよりも一時間以上余裕があったので車で向かうことにした。ところが家を出てすぐの道が混雑していた。名所と呼べるほどでは無いが,その近辺には公園やリス園などがあるので,そこへ向かう車が多かったのかもしれない。それでもそこはいつもと比べても若干時間が掛かった程度で大きな遅れにはならなかった。そこからしばらく走ったところで,ふだんではまず渋滞になるはずも無いところで渋滞していた。平日なら工事をしているために並ぶこともあるが,今日は土曜日だし工事中の立て看板も無かった。事故でもあったのだろうか?と思いつつも一本道なので並んで待つしか方法が無かった。(つづく)

12/07/20(金)

今日から高校3年生対象の期末面談が始まった。基本的に親も含めた三者
面談となっている。この三日間は東中野教室での面談だ。今日はまだ数的には多い方で無かったので,それほど慌ただしくはならなかった。学校ではPTAがあったので,親はその後に来るのだが当の生徒は午前中で終業式が終わっているので,面談までは待つことになる。けれどもそこはさすが高校3年生だけあって,待っている間に出たばかりの学校の夏休みの宿題を自習室でやっていた。3年生なのでそれほど多くの宿題は出ていないかと思ったのだが,生徒に訊くと「あまりいつもと変わりません」との反応だった。

12/07/19(木)

結局来年以降は旧課程となってしまう物理の「電気とエネルギー」の夏期講習用の教材だが作成することにした。以前のものではやはり不十分と感じたので妥協できなかった。いざ作り始めると,その前の単元においても直さなければならない箇所が目についてきた。物理や化学では高校で扱う単位が昔のものと違ってきたケースが多く,そうした点を修正しないといまの生徒にはしっくりこない。例えば以前圧力の単位はatm(気圧)だったものがPa(パスカル)に変わってしまった。体積もリットルからm3(立方メートル)になった。通常教材は修正済みなのだが,講習プリントはその単元を扱うまではそのままにしていた。それはさておき,今回作り直したことによっていままで自分の中でしっくりこなかったところがスッキリしたのはひとつの収穫と言えるだろう。

12/07/18(水)

先日この雑記帳で教材の準備のことを記した。そのときに高校1年の数学と理科のことに触れた。長年教材を準備していると,ほとんどの単元の教材は出来上がっていく。ところがいまの高校2年の物理には「電気とエネルギー」というものがあり,そこはまだ未完成だったのだ。新課程では扱いがかなり軽くなってしまうところだ。学校でもあまり扱わないし,大学の入試問題でも出題されることはあまりない。そのせいもあるが,中途半端にしか出来ていなかった。それが今年の夏期講習では扱う可能性が出てきた。作り直すかこれまでのもので何とかしてしまうか,かなり迷った。なぜならば来年度以降に使う機会がそれほど見当たらなく,作ったとしても今年限りになる可能性があるからだ。作成するとなれば,自身の性格上きちんと作りたくなるのは目に見えている。(つづく)

12/07/17(火)

八王子教室は高校3年生のみ,今日から夏期講習が始まった。この時期は「統一学力テスト対策ゼミ」を行っている。去年までは明大中野八王子校が二期制だったために,これほど早くはじめられなかったのだが,今年から夏休みの開始が遅くなり,その反面今週中は学校が午前授業のために出来るときにはじめておくことが大事だと考え,夏期講習をスタートさせた。期末試験が終わってからの過ごし方はさまざまなようで,少しのんびりしていた生徒も居れば,早くも次の試験に向けて準備しはじめている生徒も居る。さすがに試験が終わってまだ間もないので,それほどエンジンが掛かっているようには見受けられないのだが,高校3年生にとってはこの夏が勝負となるので,そろそろ本気を出して欲しいと願っている。

12/07/16(月)

海の日の今日は休みを取ることが出来た。珍しくナイターの実況がテレビでやっていたので見た。ここ数年,日曜日の野球は昼間の内に試合が行われることがほとんどだったので,いわゆる飲みながらの野球観戦はずいぶん久しぶりになる。少なくとも今年においては初で,去年はあったのか記憶に無い。様々な事情があることは分かるのだが,昔からのこうしたファンのためにももう少し休みの日の夜に試合を増やしてもらえないだろうか。

12/07/15(日)

個別指導を担当している学生の先生が,授業が始まるまでの待ち時間に自
習用の机で絵本を見ていた。訳を訊くと「大学のレポートなんです」と答えた。大学では学校の先生を目指して勉強しているので,その一環としての勉強だろう。全部で10冊課題として出されているようで,一冊ごとに400字程度で要約して提出するらしい。それ相当の量になる。10冊も買わなければ行けないのかと思いきや,図書館で借りて読んでいるとのこと。確かにいちいち購入していたら大変だろう。実際彼女が今日読んでいた絵本の値段を見たら1200円なので,大学生でなくとも厳しい出費となる。

12/07/14(土)

昨日は東中野教室で授業を2講座行った。授業自体は午後10時過ぎに終わったのだが,その後やらなければならないことが有ったので,仕事が終わったのは午前1時を優に回っていた。生徒が帰る頃は何ともなかったのだが,帰る時間帯は雨が降り始めていた。車に乗り込み少し走っているとその雨の勢いは急に激しくなってきた。最初のうちはワイパーを普通の速度で回していたのだが,次第に高速にしなければ前が見えにくくなった。一般道を走っていてそんな状態になることは滅多に無い。やがて道は川のようになり,どの車も速度を落として走っていた。対向車の上げる水しぶきも車高をはるかに超えるものとなった。先日の九州で降った雨のニュースを想い出した。こんな降りで川が近くにあればどれだけ不安を募らせたのだろうか,そんなことを考えながら帰宅した。

12/07/13(金)

夏期講習の教材の準備を進めている。特に今年は高校1年生の教材に気を遣わなければならない。数学も理科も新課程となり,配列のし直しや追加・削除をしなければならない単元がいくつもある。学校は必ずしも教科書通りに進まなかったり,新課程では削除されたものの,旧課程のまま授業を進めるケースもあるので注意が必要だ。物理の波動では以前は光波までやったのだが,新課程の「物理基礎」では無くなり,理系進学の生徒のみ勉強するようになった。音波でもいくつかの要素が削られたのだが,果たして学校でも同様にするのだろうか。そんな動向を見ながらの一年目であり,講習教材準備でもある。

12/07/12(木)

八王子教室の道路に面した側には,縦横約1.3メートルほどのほぼ正方形の窓が2枚ある。開閉は出来るのだが,かなり大きく重量もそれ相当のものがあるので,風が強い日には閉めたままにしてある。急な風で窓が大きな音を立てて閉まることがあるからだ。閉まるのならまだしも,開いてしまい生徒に当たったりしたら大ごとだ。さて先日のことになるが,数学の先生が窓の外枠の金属部に,何かの突起物を発見した。そこには小さな穴があり,フックが掛けられるようになっていたのだ。少し場所を変えて開け放した窓の枠を見ると,そこには細長い金属の棒が備えられているのがよく分かった。それを操作し外枠の穴に入れると見事に窓が固定されるではないか。いまの八王子教室は一昨年の秋に移転したので,ほぼ2年間誰もそれに気づかずに居たのだ。何だかちょっと損した気分になったのだが,もっと先になりもしいまの教室からどこかに移転するときにはじめて知るよりははるかにマシかも知れない。その存在を知った後では,有って当たり前のものであるような感覚に陥るのは何なのだろうか?

12/07/11(水)

出版関連の人ならば,校正の大変さはよく知っていると思う。講習案内や保護者への通信など,一年の間に作成する文書は相当な数になる。もっともそのほとんどが前年度のものを手直しするのでそれほど大変な作業では無い。前年度の文書の修正といえば,日程や時間割などが主なところだ。ところがその日程の直しが不十分なこともよくある。印刷して生徒に配布したり郵送したあとに気づくこともある。間違っているのがどういう訳か,ひと学年だけのことがあったりする。基本的にはワープロの「文字の検索と置換」でやっていくので,一斉に直るはずなのだが部分的に修正しきれないことがある。書籍などに比べれば圧倒的に少ないのだろうけれども,そうしたことを専門としていないだけに見落としをしてしまうことが未だにある。

12/07/10(火)

今年も夏の高校野球の地方予選が始まった。野球ファン特に高校野球ファンにとっては楽しみな時期だろう。塾生にも野球部に所属している生徒が居るので,試合の動向は気になるもの。西東京の予選トーナメント表を見ると,明大中野校と明大中野八王子校は同じグループに入っているので,勝ち進めば早い段階での対戦となってしまう。ところで東京都高校野球連盟のトーナメント表で不思議なものを発見した。多数の出場校がある西東京地区だが,そこには「参加校119校,116ゲーム」と記されているのだ。代表校は1校だけなので,試合数は119-1=118試合のはず。実際,東東京大会のトーナメント表は148の参加校に対して147ゲームとなっていて正しい。トップページをよく見ると参加校は117校となっているので,おそらくこちらが正しいのだろう。トーナメント表の方はpdfファイルなので訂正が遅れているのだろうが,いずれ修正されるだろう。

12/07/09(月)

高校1年の生徒が,数日前に中学校の卒業文集を持ってきた。彼が書いたページだけがコピーされて置いてあった。読んでみると中学校での想い出を書いてある卒業文集としては定番のものだった。不思議なのはなぜその生徒がわざわざ塾に文集を持ってきたかだ。通常,こうしたものは頼まれてもなかなか持ってきてくれるものではない。そのコピーが残っていたのは何だか謎だ。今週中には授業で来るので,なぜ持ってきたのか聞いてみようかと思っている。

12/07/08(日)

七夕だった昨日,東京は雨がしっかり降った。毎年この時期の関東地方は梅雨の終盤で,ほとんど晴れていたという記憶は無い。彦星と織り姫は東京で出会うことは出来ないようだ。街中や人の集まるデパートやスーパーには,願いごとを書いた短冊が今年も吊り下げられている。じっと見るのも失礼かと思い,内容はそれほど読まないのだが,最近の短冊は雨に濡れてもいいように紙では無く,プラスチック製のものも増えてきたようで,透明な短冊に油性のペンで願いごとが書かれてあった。

12/07/07(土)

今日で両教室の生徒達の期末試験がすべて終わり,塾はひとときの静かな時間を過ごしている。今年から明大中野八王子校が3期制になったため,試験中は集中して忙しかったのだが,終わりがほぼ同時なのでその分何だか拍子抜けしてしまうくらいゆっくり出来る。もっともそうした時間は長く続くことも無く,来週には夏期講習の準備や面談で忙しくなるだろう。今年は高校1年の数学と理科が新課程になったので,夏の教材を見直さなければならない。

12/07/06(金)

明大中野八王子校は今日で期末試験が終了したが,明大中野校はあと一日試験日が残っている。そのため,今日は東中野教室が混み合った。授業まで時間がある生徒は,自習室や空き教室で明日の準備をしていた。こうした光景は東中野教室も八王子教室も変わらない。ただ,明大中野校は男子校のため,教室の散らかし方が少し激しい。そのため,気づいたときには後片付けをしっかりやるように注意をしている。おそらく自宅では母親が部屋のゴミなどを捨ててくれるのだろう。家庭での躾がどのようになっているのか,こうしたときに分かるものだ。

12/07/05(木)

期末試験も佳境に入ってきた。明大中野八王子校は明日が最終日だ。連日,授業以外でも自習をしに来る生徒でいっぱいになっている。そのメンバーはだいたい固定して,そういった生徒は塾の方が集中して勉強できるということだろう。勉強のしやすい環境は人によってさまざまで,自習しに来ない生徒は自宅や図書館などで試験勉強をしているのだろう。中にはファーストフード店やファミリーレストランで勉強していると聞いたこともある。個人的にはそうした賑やかな場所でよく出来るものだと思うのだが,それも人それぞれなのだから特に否定する気も無い。今夜も明日の試験に向け,結局最後は自宅で集中することになるのだろう。

12/07/04(水)

期末試験中のため,授業時間をいつもより早めて行っている。今日は午前中からの授業だった。ただでさえ早起きは苦手なので,午前中に出勤するのは少し辛い。とは言え生徒を待たせる訳にはいかないので,早めに仕事場に着くように家を出た。授業が始まる30分ほど前に到着し準備をしていた。ところが時間になっても生徒が誰一人来ない。待つこと20分,ようやく最初の生徒がやって来た。その後他の生徒も来て授業を開始した。遅れた理由を訊くと,学校で提出物があったためそれに時間を取られたとのこと。仕方の無いことだが,そもそも早くはじめて早く帰りたいと言ったのは生徒だったので,そういうことが無いように注意をした。明後日にも同じメンバーの授業があるので,くれぐれも遅れないようにと釘を刺すと,一人が代表で「今度は大丈夫です」としっかり応えたので今度は大丈夫だろう。

12/07/03(火)
歴史上の人物名あるいは生物の用語など,ふだん自分たちの生活には直接
関係の無い言葉を覚えるのに苦労することは誰しもあること。こうした類の勉強にはもう関係の無い親の世代でも,中学生や高校生の頃に苦労した覚えがある人は多いことだろう。それはいまの中学生や高校生も同じこと。なかなか覚えられない言葉を,友達と考えながら試験勉強をしていた生徒が,仕舞いには友達にそれをイメージする絵まで描いて貰いながらやっと覚えていた。まあ,そんなふうにしながら覚えた言葉はそう簡単には忘れることも無いだろう。むしろ何年かしてそれが不意に出たときに,懐かしく思うのかも知れない。生徒にとっては毎日が新しい学びなので羨ましく思うのだが,試験を目前に控えている彼らにとってはそんなことはつゆも知らないだろう。

12/07/02(月)

八王子市の法人用ゴミ袋は1枚130円でその容量は20リットルしかない。ごみ箱に入れているビニール袋が45リットルのものなので,詰めるときにはかなり圧縮しなければならない。可燃ゴミの場合,ビニール袋の口をすぼめ,そこに掃除機の先を入れ中の空気を吸い出すことにより圧縮している。これが効果的で,45リットルの袋がみるみるうちに小さいくなっていく。大変なのは不燃ゴミの方だ。こちらは掃除機で吸い出そうとしても,中のビニール類が一緒に吸い込まれてしまうのでうまくいかないのだ。それゆえ,物理的に押しつぶすしか無い。季節にもよるのだが,この作業を終える頃には汗だくになることもある。やれやれ。

12/07/01(日)

試験が近づくと毎回起こる問題としてたくさんのゴミが出ることだ。東中野教室は教室ごとにあるいは講師室,廊下などにゴミ箱を設置してあるのでそれなりに容量がある。ゴミを出すときも45リットルの袋に入れられるし,出す量に制限が無いのでそれなりに対応は出来る。一方,八王子教室はゴミ箱が可燃と不燃がそれぞれ一つしか無いのですぐにいっぱいになってしまう。そのため最近は毎日のようにビニールのゴミ袋を替えている。八王子教室の場合,可燃ゴミは週に2回捨てられるのだが,回収曜日が月曜日と木曜日のため,実質週1回しか捨てられない。回収時間が朝なので,前日の晩に出さなければならなく,塾はほとんどの日曜日が休みなので月曜日には出せないのだ。不燃ゴミはもっと厳しく,2週に一回の割合だ。(つづく)

6月

12/06/30(土)

八王子教室で「数学特訓after」という講座を今回初めて実施した。この
前の日曜日に数学特訓を受講した高校生を対象に,数学特訓のプリントをやり直す企画だ。試験ごとに数学特訓を行っているのだが,その反復練習が十分でないと感じることがあったので以前から一度やってみたいと思っていた。ただ,多学年に渡ることとどれだけ受け生徒が出るのかが分からなかったので,今回は一人で担当した。結果的には延べ8名が受け,それぞれの生徒の理解度が確認できたこと,またやり直しの大切さが実感できたことを考えると,やって良かったと思う。それにしても,8時間という長い時間を一人で担当するのは相当大変だということも実感できた。

12/06/29(金)

先日行われた明大中野校と明大中野八王子校の高校3年生対象,明大推薦・統一学力テストの塾生の自己採点結果を集計し,平均点を計算した。メールアドレスの分かっている保護者宛には,その結果を知らせた。今回は八王子教室の生徒の方が平均点が高かった。これは珍しいことで,ほとんどの年度で明大中野校の方が上回ることが多かった。ただ,八王子教室の方は今年の高校3年生は例年と比べて若干生徒数が少ないため,塾生の平均点が学校のそれに近くなるかは分からない。東中野教室の文系生徒のほとんどが,社会/数学の選択科目で数学を選んでいた。社会を選択した生徒はわずかに1名だけだった。数学でうまくいった生徒は次回も数学で受験するだろうが,今回思うような結果を残せなかった生徒は,日本史や政治経済に変えるかもしれない。中には「次回は倫理社会で受けます」という生徒も居た。この科目,学校では教わっていないので,自力で勉強するしかない。去年も同じ科目で受けていた生徒が居たが,彼は見事に好結果を残し推薦を勝ち取った。

12/06/28(木)

期末試験が近づいて来て,塾内は授業を受けに来たり自習をしに来る生徒で混雑している。以前と比べると自習スペースを多く作ったので救われる。それでも満席になってしまうこともあるので,授業で来た生徒にはすぐに教室に入って貰うようにした。ふだん自習用の机に鞄を置いている先生方にも,授業をする教室に自分の荷物を持っていって貰い,少しでも机を空けるようにした。まわりの音を気にする生徒は耳栓をしたり,イヤホンで音楽を聴いたりしながら熱心に勉強をしている様子がうかがえた。期末試験は来週から始まる。

12/06/27(水)

少し前だが八王子教室の蛍光灯の配置を変えた。教室ごとにスイッチを付け,こまめに消灯できるようにした。その年の気候も左右するので,蛍光灯の配置替えだけが要因ではないかもしれないが,昨年よりも今年の方がどの月も軒並み電気代が安くなっている。それに倣い東中野教室も,一教室だけ電灯の配置換えとスイッチの切り替えを行った。ところが,蛍光灯を移動したことにより暗い場所が出来てしまった。結果,新たに一本設置することになった。結局は蛍光灯が増えてしまったのだが,それでもこまめに消灯して,ある程度は節約につながればいいのだが。

12/06/26(火)

明大中野校・明大中野八王子校の高校3年生対象の,明大推薦・統一学力
テストが実施された。今回は代々木ゼミナールの「全国センター模試」が援用された。去年のこの時期に行われた試験も同じ代ゼミの模試だった。試験終了後,学校で自己採点をしたので,授業を受けに来た生徒に早速その結果を書いて提出させた。まだそれほど多くの集計が済んでいないので細かいことは言えないのだが,英語がやや低調であるものの,中には高得点の生徒も居た。国語も同様の傾向がみられるので,しっかり対策を取った生徒にとっては対応できるレベルだったのだろう。数学は文系の生徒も受験可能なⅠAは比較的簡単だったようで,ふだんの塾での状況を鑑みてもかなり良い結果を残した生徒が結構居た。その一方で,理系生徒だけが受けた数学ⅡBは難しかったようだ。理科や社会はまだ,データが少なすぎて何ともいえない。

12/06/25(月)

数学特訓を昨日行った。八王子教室はここ最近,受講者が非常に多くなっ
てきた。数学特訓の場合,日曜日一日で相当数の問題を生徒は解く。それゆえ生徒の達成感や満足度はそれなりに得られると思う。ところが,その達成感からだろうか,その後きちんと復習をしていないのでは無かろうかと感じることがある。そのため,今回初めてだが八王子教室の高校生対象に『数学特訓after』なるものを企画した。数学特訓で解いた問題をもう一度解き直して貰う講習だ。生徒の理解度も確かめたいし,ふだん見ることの出来ない学年の生徒がどんなふうに理解しているのかも知るいい機会になるだろう。多学年に渡りしかも一人で担当するのでどんな風になるかは分からないが,生徒と一緒に健闘してみたいと思っている。

12/06/24(日)

今日は数学特訓を東中野教室と八王子教室で行った。八王子教室の数学特訓では,教室が足りないために教室の仕切りを臨時的に変則だが仕切りをいつもとは異なるように区切った。当初,いつもの教室でまかなおうとしたのだが,直前で申し込みが出て結果的にはうまく行かなくなった。そのため急遽,仕切りを取り外したのだ。数学特訓が終わった後にその仕切りを戻すと,妙に狭く感じる場所が出たのは不思議だ。

12/06/23(土)

梅雨もそろそろ中間点を超えた頃だろうか。梅雨入りの早い沖縄ではすでに梅雨明けを迎えたらしい。ここのところやけに蒸し暑い日が続く。それが原因かどうかは分からないが,土曜日の午後の授業は睡魔と戦っている生徒が目立つ。期末試験も徐々に近づいて来ているので,頑張ろうという気持ちをもって来ているのだろうが,どうにも眠気には勝てない。けれども,日が落ち暗くなる頃になると元気になる生徒が居るのは,やはり夜型の生活の方が合っているのだろう。自宅で勉強している分にはそれでも構わないのだが,学校や塾で勉強するときにはきちんと準備をして欲しいと願っている。

12/06/22(金)

倒木の撤去作業までの時間がかなりあることと,それまでに散々待たされたこともあり,結局はす向かいの二人は電車で帰ることをあきらめ改札へ向かった。それも仕方ないだろう。彼女にとってはおそらく一時間半以上も待たされ,運転再開まではさらに一時間以上は待たされそうな状況だったのだから。二人が去るのと同時に,前回同様また多くの乗客が改札へと向かった。人々の動きを見ながらも,状況はそれほど大きく変わらないだろうと思い,結局そのまま座席で雑誌を読んでいた。ところが10分もしないうちに好転した。倒木の撤去作業はすでに始まり,運転再開までそれほど時間を要さない状況になった。結果的にはす向かいの彼女は2時間近くも待ち,最後の10分であきらめたために電車で帰るチャンスを逃したことになる。気の毒なことだ。定刻を2時間ほど遅れてその電車は運転を再開した。最寄り駅に着く頃はすでに雨も上がり,風はだいぶ弱まり傘も必要なかった。帰宅時間は午前1時を少し回った頃で,いつもの終電で帰るのとそれほど変わらない時間だった。読めなかった雑誌も読めたし,翌日の教材の準備も出来たので,それなりに有意義な時間を過ごせた。何よりも,この雑記帳の3日分のネタになったのは一つの収穫だろう。

12/06/21(木)

台風4号による影響で,八王子駅でしばらく待つことになった火曜日の晩だが,待っていた車内の4回目のアナウンスでは,途中で倒木があり撤去作業に時間が掛かることを告げていた。それを聞くと,一斉にかなりの数の乗客があきらめ顔で改札へと向かい始めた。駅に着く前に,駅へ続く階段の途中までタクシーを待つ大勢の人だかりを見ていたので,いまさらそこへ並んでも仕方ないだろうと思い,結局車内に残ることにした。降りていった人がかなり居たので,車内はかなりガランとしてしまった。はす向かいに座っていた学生風の女の子はケータイを見ながら少し困った様子だった。彼女の方がその車両では『先客』だった。やがてやはり学生風の男の子が電車に乗り込み彼女の存在に気づいた。二人はアルバと先の知り合いのようで,たまたまそこで一緒になったようだ。二人はしばらく「いつになったら動くんだろう」など,その状況では他愛のない会話をしていた。女の子の方は何度か自宅に電話を入れて話をしていた。倒木のことを知らせるアナウンスはその後何度かあった。やがて,風が少し弱まり運転再開の目処が立ち始めるのではないかと期待が持たれた。ところが追い打ちを掛けるように「倒木の撤去作業は午前1時頃になりそうです」とアナウンスがあった。そのときはまだ12時を少し過ぎた頃だった。電車に乗ってから1時間ほど過ぎたときだ。はす向かいの彼女にとってはそれ以上待っていたことになる。作業開始の時間を聞いて,再び多くの人が電車から去って行った。はす向かいの2人もどうしたものだろうかと相談していた。(つづく)

12/06/20(水)

昨日の帰りは台風の影響で,結果的には帰宅時間は思っていたよりも遅くなった。まともに走っていないだろうと覚悟を決めて駅に向かったのだが,案の定乗る予定の電車はホームに止まったままだった。しばらくするとアナウンスが聞こえてきた。「台風による強風でただいま電車の運転を見合わせています。風が弱まり次第運転を再開しますので,いましばらくお待ち下さい」とあった。この「いましばらく」がくせものだった。仕方ないので比較的空いている車内の座席に座り雑誌を読んで過ごすことにした。雑誌はパソコンに関するもので,2週おきに送付されてくる。実はその日の出勤時に,今回の雑誌はほとんど読めずに過ごしてしまったな,と思いながら電車内で読んでいた。あと2日もすると次号が送られてくるのだ。思いがけず雑誌を読む時間が出来たことになる。外は時折かなり強い風が吹き荒れ,窓ガラスを強く叩く雨音も聞こえてきた。車内のアナウンスは10分おきに最初のものとほとんど同じ内容が流れていた。待つことすでに30分が過ぎたときに,4回目の車内放送は内容が悪い方へと変わった。(つづく)

12/06/19(火)

この時期としては珍しく台風が関東地方を直撃した。その影響で明大中野八王子校は部活動などは早めに終了することになった。夕方の段階ではまだ,台風ははるか遠い四国から近畿あたりにあったので,8時くらいまでに終わる授業は行うことにした。それでも心配な生徒数人から,授業があるのかという問い合わせのメールや電話があった。結果的に午後9時頃から雨風が激しくなり,通りを見ると傘をさすのを諦めて走っている人の姿もあった。生徒同様に仕事を早く終わらせて帰りたかったのだが,今日中に片付けなければならないものが有ったので,結果的にはいつもとあまり変わらない時間まで仕事場に居ることになった。

12/06/18(月)

日曜日に少しだが自宅で仕事をした。データの保存は通常,USBメモリーキーにしてある。休みの日には自宅に持ち帰えり,東中野教室と八王子教室それぞれに勤務する日には,それを持ち歩くことになる。日曜日の仕事自体はそれほど大したものではなかった。この雑記帳の更新くらいだったのですぐに済んだ。USBキーの不便なところは,パソコンが終了するときにそれを差し込んだままでは警告が出ないことだ。そのため,これまでにも何度か差し込んだままの状態にしたことが有った。それを防ぐために,自宅の鞄を置いてある書棚のところには少し大きめに「USB」と青のサインペンで書いた紙が目の着くところに置いてある。けれども最近は忘れることもほとんど無くなったので,そのメモもあまり用をなさないようになった。慣れは良くないということをあらためて感じた。

12/06/17(日)

この4月から講師となった先生から履歴書を受け取った。塾の卒業生でもあるOBだ。まだ大学生になったばかりなのだが,将来教師を希望していることもあり,塾でのアルバイトに以前から興味を持っていた。卒業生ではあるが,そこはきちんとしなくてはならないので履歴書は書いて貰う。さて,出して貰った履歴書を見ると翌日が誕生日であることに気づいた。それを本人に言うと「そうなんです」と素っ気ない。周りの先生が「そうならそうと言えばいいじゃないか」と言われると,そう言うのって自分から言うものでもはないのだと正論を言った。先日は新たに入塾した生徒の申込書を見たときに,その生徒の誕生日がその日だったことに気づいて。まあ,そんなこともあるのだろう。

12/06/16(土)

八王子教室で高校2年生の保護者対象の「大学進学説明会」を行った。毎年3月から6月,遅いときには7月に掛けて東中野教室と八王子教室で順次実施している。今年は今日で終了だ。いつものことなのだが,保護者を前にして話をするのは,生徒のそれとは緊張感が異なる。授業のときは生徒に問題を解かせたり,雑談をするなどある程度はリラックスできる時間帯もある。けれども親を相手にした場合,そういう訳にはいかない。「説明会」と銘打っているので,一人で話をする時間も長くなる。おおよそ一時間ほどなのだが,ときには質問が出るときもあるが,ほとんど一人で喋り続ける。昼食前なので,終わるとかなり空腹を感じる。

12/06/15(金)

毎年この時期に,明大中野校と明大中野八王子校の高校3年生は,明治大学で行われる公開授業を受けに行くことになっている。学校で曜日ごとに行く日が決まっているようで,明大中野校が今週の火・木曜日で明大中野八王子校は月・水・金曜日だ。明大中野八王子校の方が一日多いのはどういう訳なのかは知らない。高校生が大学の授業を受けるので,聞いていても内容が分からないものもあるだろうが,中には感銘を受けてくる生徒も居る。その手の授業は先生の方の準備もいいようで,高校生には授業で使う資料の小冊子を配っていた。法学部の授業では,学生が劇をやっている授業があったらしい。法学部なのになぜ劇なのかと聞くと「よく分かりません」との返事。教養の授業かと訊くと,どうやら専門の授業らしい。授業のレポートを書かなければならないので,法律に関したものかどうかくらいは理解していなければいけないのではなかろうか。

12/06/14(木)

自宅が近い生徒の母親が,夕食用にと弁当を持ってきてくれた。一見して
かなり高そうな仕出し弁当だ。ところが当の生徒は,ふたを開けておかずを見るとほとんどのものが自分の好みではないと言う。なんと贅沢なことだろうと思いながらも,彼女は少し困っていたようだ。そこで,昼に買っておいた弁当を見せるとそのおかずなら食べられるというので,交換することにした。値段からするととうてい等価交換とはならないはずなのだが,お互いの利益が一致したことになる。

12/06/13(水)

ビール工場の見学は,最後の試飲会が終わるとすぐに帰る人も居れば,工場内の売店で買い物をする人も居た。他の用事があり,残念ながら参加できなかった先生にちょっとしたお土産をその売店で買った。出口にはボードが置いてあり「おごって貰うなら 焼き肉/寿司?」とあり,そこに見学会の時間帯で色分けされた丸いシールを貼るようになっていた。こんなところにも出てしまうゴミを上手に利用する工夫がみられた。夏至に近いためまだ外は明るかった。特に何の申し合わせもしてなかったが,みんな工場の施設内になるレストランへと向かった。ここでも生ビールを楽しめた。ビールに合う食事も注文したが,これがまた絶妙だった。ガラス張りのそのレストランの外は芝が広がり,緑一色の木々もたくさんあり気分よく飲めた。ふだん仕事を一緒にしている先生や,卒業生とそんな贅沢な時間を過ごせた。いい休日の過ごし方が出来た一日だった。

12/06/12(火)

ビール工場では環境への取り組みについてもさまざまな対応をしていることが分かった。工場で出るゴミの分別が全部で49種類に及ぶことや,ビールビンのリサイクルがほぼ100%に近いことや再利用の回数など,想像していたよりもその数は多かった。水をたくさん使用するので,その処理の仕方の説明も有った。見学会の最後は,透明なケースに並べられて1000個の缶ビールが壮観だった。これまでに宣伝用に使われてきた品々も博物館のように陳列されていた。50分ほどの見学会が終わると,待望のビール工場出来たての生ビールの試飲会が行われた。高い天井の明るいホールで,一緒に見学をしてきた人たちとテーブルに座り試飲会は始まった。子供やアルコールの飲めない人,あるいは車で来た人のためにお茶や炭酸飲料,ノンアルコールのビールテイストの飲み物も用意されていた。(つづく)

12/06/11(月)

昨日,八王子教室の先生方に加え,塾の卒業生でこの3月まで講師をしていたOBとで,横浜にあるビール工場の見学に行ってきた。事前に予約を入れておかなければならないほど人気があるようで,一か月以上前に予約を入れておいた。夕方の時間帯にそのツアーは始まった。大人ばかりではなく,子供連れや外国人も混ざっていた。はじめにビールへの取り組み方のビデオを見たあと,原料となる麦芽やホップを実際に手に取ってみることが出来た。ホップの独特な香りが印象的だった。ビールの製造工程を,あの独特のタマネギ型をした釜を見ながらの説明が有った。仕込みに始まり,発酵・貯蔵・ろ過さらにはビンや缶へパッケージングががどのようにして行われているかが見ることが出来た。パッケージングについては,日曜日で工場が休みだったので実際のものは見られなかったのだが,ビデオで見る限り早送りでもしているのではないかというくらいの速さで進んでいた。(つづく)

12/06/10(日)

教職に関する大学のレポートの聞き取りが終わってからしばらくして,個別指導で教えに来ていた先生が質問をしてきた。塾の仕事をしていて苦労したことや,どんな経緯で塾の先生になったことなどだ。結局はレポートのために質問に来た卒業生が聞いたことをほぼそのまま聞き返してきたのだ。それもそのはずで,個別指導の先生はその卒業生と同期で,興味半分で聞いてきたのだろう。それほど大きな声で応えていたつもりはなかったのだが,しっかり耳を傾けて聞いていたのだろう。

12/06/09(土)

大学で教職課程を取っている卒業生から連絡があった。大学の授業のことで聞きたいことがあるらしい。教育関係に携わっている人から聞き取りをするレポートが課題として出されたようだ。その対象の一人として選ばれた。本来なら学校の先生に聞きに行くのがいいのだろうが,学校はいま教育実習生を迎え入れているために,先生方も忙しいらしく難色を示されたのかも知れない。聞き取りは,いまの仕事に就いた経緯ややり甲斐,あるいは悩んだり苦労していることなどだった。あらためてインタビューされることによって,自分のこれまでの塾での仕事のことや,大まかな流れが自分でも再確認できたことは面白かった。(つづく)

12/06/08(金)

謎めいたものに心奪われるのは,中学生や高校生の頃なら誰にでも覚えはあるだろう。そんなものの対象の一つにタイムマシーンがある。未来の世界を見たり,自分の生まれる前のことを知りたいなど,考えたことはあるだろう。その原理は知らなくても,小説や映画,マンガの世界では何度も取り上げられてきた題材だ。夢見るのもいいのだが,高校生のしかも理系ともなればその理屈がどうなっているのか考えたり調べたりするのも必要になる。現実的にはあり得ないものだと言ってしまえばそれまでだが,だとしたらそれはなぜなのかということも考えて欲しい。「必要は発明の母」ということばがある。

12/06/07(木)

高校数学ともなると,単元によっては難解なところもある。理系志望の生徒ならばそういった問題こそ積極的にチャレンジして欲しいのだが,塾に来ている生徒は文系の方が多い。しかも数学の授業を受けている生徒は,比較的それが苦手だからこそ受講しているのが一般的だ。もっとも中には得意だけれどもさらに伸ばそうとする生徒も居ることは居る。高校で教わる「数列」には小学生でもすぐにその規則性を見つけられるものが有る。<2,4,6,8,10,…> や <1,3,9,27,81,…> などがそうだ。けれどもそれが2つ混ざるだけで急に難しくなる問題がある。文系の生徒にどの程度まで理解させられるか,生徒のやる気も大事だが,教える側の技量にも関わる。結果的にどのくらい理解できているかはテストでもしないとはっきりしないが,不安に思った生徒が残って復習し,途中何度も質問にやって来た。この点においては生徒のやる気に助けられた。

12/06/06(水)

今日は金星が太陽の前を通過するのを見ることが出来た日だった。今世紀最後とのことで楽しみにしていたのだがあいにくの曇り空。日中の空は厚い雲に覆われて,時折雨が降るほどの天気で,とても太陽が見えるような状態ではなかった。先日の月食といい,金環日食にしても天候には恵まれずどれもまともに見られなかった。天気の巡り合わせが悪かったと諦めるしかないだろう。昼日中に太陽や月以外の星がはっきり認識できる今日の金星の太陽面通過は,ある意味日食や月食よりも貴重な現象だっただろうから,観測できた人はかなり幸運だったはず。

12/06/05(火)

6月になり八王子教室に出勤し,タイムカードを打とうとしたときに,先
月まで使っていたものと色が違うことに気づいた。先月までのカードの上端には,前半が緑色で後半はオレンジ色の帯が印刷されている。東中野教室から移動したカードのそれは,前半は灰色で後半は赤だ。それだけ見ても明らかに違うカードなのだが,出退勤の打刻も異なることに気づいた。これまで使っていたものは単に出勤時間と退出時間を記録するだけだった。ところが東中野教室のタイムカードには勤務時間数も記されるのだ。つまりタイムレコーダーがカードを認識して,それぞれに合った印字をしていることになる。それほど高機能ではないはずなのだが,思わぬ性能に少し驚かされた。タイムカードの値段を調べたところ,まったく同じ価格なので,いまのカードが終わったら折角なので勤務時間数が出る方に替えようかと思っている。

12/06/04(月)

塾には先生方の出勤を管理するためのタームレコーダーがある。出勤の確
認以外では交通費を計算するときに参照するくらいなので,それほど多機能なレコーダーを使っている訳ではない。5月下旬のこと。八王子教室の6月からのタイムカードを作り忘れていることに気づいた。6月の最初の八王子教室勤務が2日のため,1日に出勤する先生方のタイムカードが無い状況になってしまうことに気づいた。5月の最終日は東中野教室の勤務だったのだ。そこで,5月31日に東中野教室,6月1日に八王子教室勤務の先生に必要な分だけのタイムカードを渡して入れ替えて貰うことにした。どちらの教室も同じメーカーのタイムレコーダーなので,タイムカードも共有できているだろうと考えた。数名分の先生の名前を書き準備を済ませた。(つづく)

12/06/03(日)

コンビニやスーパーで弁当を買うと,たいてい割り箸をくれる。ほとんどの店員は「わりばしは要りますか」と聞いてくる。その確率はかなり高い。ほぼ100%と言ってもいいだろう。ところが,生徒が弁当を買ってくる場合は割り箸をもらえないことが時々ある。弁当を食べようとすると,箸が無いことに気づき「先生割り箸ないですか」と聞いてくる生徒が結構居る。店員も相手を見るのだろうか。大人にはしっかり渡すけれども,中高生にはあまり気に掛けないことがあるように時々思う。

12/06/02(土)

個別指導をしている教室から,将棋の駒で香車のことを「やり」と言うのだろうか,という話題が上がっていた。香車は真っ直ぐにしか進めないので,将棋をある程度指したことのある人なら俗称としての「やり」は知っているだろう。そんな話を横で聞いていたときに,プラスチック製の将棋の駒があることを思い出し生徒に手渡した。何よりも実物を見た方が実感が湧きやすいだろう。夜になって,個別指導の教室の机の上には,プリントアウトされた将棋盤が置いてあった。授業が終わった後に「対局」でもしたのだろうか。

12/06/01(金)

最近は夕方になると突然雨が降ってくる日が多い。今年の5月の全国の雷雨の回数は,平年に比べるとかなり多いらしい。確かに雷といえば夏の代名詞のように感じるし,過ごしやすい5月の気候からすると,そのイメージはすぐには雷とは結びつかない。今日も夕方になると雷と共に雨が激しく降り始めた。学校が終わりちょうど生徒が塾にやってくる時間帯だ。こうしたときの生徒の対応は二つに分かれる。濡れてでも何とか授業開始時間までに来る生徒と,雨宿りをして降りが弱くなるか止んだ段階で来る生徒の二通りだ。特に激しい降りのときには長続きしないので,後者の方が賢いだろうが,授業時間に遅れてはいけないと感じる気持ちもよく分かる。

5月

12/05/31(木)

仕事に出掛けるとき,車に乗り込んで少し走ってると,ダッシュボードのところに大きな蚊がいることに気づいた。すぐに潰そうとしたのだが,蚊の方が上手で逃げられてしまった。そこで窓を全開にして外に逃げてくれることを願った。しばらくの間,蚊の姿を探しながら運転をしていたのだが,気がつくと前を走っている車にかなり接近した状態になっていた。事故でも起こしたら大変なので,蚊を探すのはやめた。やがて右足の裏側にかゆみを覚え始めた。結果的にはそれ以上の被害は無かったので良しとしよう。おそらく蚊は知らぬ間に外に逃げていったのだろう。

12/05/30(水)

学校のプールの水道代は,一夏でどのくらい掛かるのだろうか。そんなことをたまに生徒に聞くことがある。プールの大きさや地域での水道代にもよる。一般的に良くある25mプールの場合,幅が12m深さ1.2mとすると体積は360m3となる。家庭の風呂の容積が200リットルだとすると,おおよそ1800杯分にもなる。仮に毎日風呂の水を交換したとしてもほぼ5年分だ。それだけを考えると相当な水道代になるだろう。ただ,学校のプールの場合,一般家庭の水道代と料金体系が違うという話を聞いたことがあるので,家庭で払うそれよりはだいぶ安くなるだろう。ネットで調べてみるとその答はまちまちで,安いと1回で10万円を切るものから,30万円以上掛かるというサイトもあった。まさしく地域によって,あるいは学校によって変わってくるのだろう。

12/05/29(火)

電気製品には当たり外れは付きもの。東中野教室と八王子教室ではどちらもティファールを使って湯を沸かしている。八王子教室の方が先に買った。確かな記憶ではないが,使い始めて3年は過ぎたはずだ。いまのところ何の不具合も生じずに作動している。ところがそれよりも後に買った東中野教室の方が故障してしまった。スイッチを入れてもすぐに戻ってしまうのだ。原因は分からない。こうした製品は修理に出すよりも買い直した方が安いのが相場だ。使い方云々は何とも言いがたいのだが,東中野教室の方が特に乱暴だったとは言えない。沸かす量が多かったのは確かだが,それが故障の原因だとも言えないだろう。同じように使っていても故障知らずのものもあれば,すぐに壊れてしまうものだってある。

12/05/28(月)

だいぶ暑くなり,2週間ほど前から麦茶を作り始めた。ティーバッグを水に入れてつくる簡単なやつだ。ところが生徒が飲もうとして冷蔵庫を開けたところ,完全に凍ってしまっていた。どうやら温度が低すぎたようだ。設定温度のつまみを見ると「最強」となっていた。これから暑くなるのに,なぜすでに最強になっていたのかは分からないが,つまみを中間くらいに戻した。いったん凍ってしまった麦茶は,解凍したところで美味しくないだろう。もったいなかったが容器を一度空にしてから新しいものをつくった。帰る頃に冷蔵庫を見ると,すでに一本はほとんど無くなっていた。

12/05/27(日)

保護者や外部向けに出す手紙には,その内容にもよるのだが季節の挨拶を
入れることがある。たいがいは当たり障りの無い,いわゆるテンプレートにある文章をそのまま使うことが多い。以前つくった文章に,その季節に合ったものに差し替えるのだ。ところがこの時期の結びの文が案外難しいことに気づいた。寒い時期や暑い頃なら「時節柄くれぐれもお体にお気をつけ下さい」などで終われるのだが,過ごしやすいこの季節にこの文章はちょっと似合わない。ネットなどで探してみてもあまりピンとくるものがなかなか見つからない。苦心した挙げ句,こういった文章などは誰も読まないだろう,などと自分に言い訳をしながら,結局は当たり障りのない文で締めたりする。

12/05/26(土)

先生方は塾にやって来ると最初にタイムカードを打つことになっている。東中野教室のタイムカードホルダーは20枚以上入るのだが,八王子教室は15枚しか容量がない。ふだんならそれで足りるのだが,ここ最近は先生の数も増えとうとうそれでは入りきらなくなった。そこで週末にしか授業がない先生のタイムカードは抜いておき,週末に授業のない先生と入れ替えるようにしている。ところがその作業をつい忘れてしまうことがある。授業をしに来た先生が,タイムレコーダーの前で何だか悩んでいた様子だったので,すぐにカードの入れ替えをし忘れたことに気づいた。自分のタイムカードが無く驚いたようで,悪いことをしてしまった。入れ替えをしている理由を話しながらタイムカードの所在を伝えた。

12/05/25(金)

中間試験の結果がほぼ出揃った。高校3年生においては,毎回の結果が進学にかなり響いてくるので,この学年だけはすぐに素点だけを記入し提出させている。同じ塾生ではあるが,塾で授業を取っている生徒の方が,その科目を取っていない生徒よりも高い点数を取って欲しいと願うのだが,なかなかその通りにならないこともある。不得意だから授業を受けている訳で,得意とする生徒に勝つにはそれ相当の努力は必要だ。もちろん,塾での授業を受けた結果,苦手だったにもかかわらず,その科目を得意とする生徒とほぼ互角に渡り合える生徒も居て,そういった結果には素直に喜べる。高校3年の学校の定期試験は残りあと3回となった。

12/05/24(木)

ものごと何でもそうだが,あまり慌ててやるのは良くない。昨日の晩,残
してしまった仕事は深夜,自宅に帰ってからしなければならなかった。どうしても木曜日のうちに届け出なければならない書類だ有ったのだ。最悪の場合,木曜日に早起きをして,直接自分で持って行かなければならないことも起こり得たのだ。自宅の部屋で書類を整えてから急いで近所のコンビニに行った。宅配便で送った場合,間に合うかを店員に訊くとギリギリだが間に合うことが分かりホッとした。すぐに送付状を記入しようとしたところ,宛先の書いてある封筒を自宅に忘れてきたことに気づいた。すぐ近くの店だったので家まで取りに帰るのはそれほど時間はかからなかった。ふだんならあまりものを忘れたりすることは無いのだが,一刻も早く出さなければいけないという思いがあったため,そんなことになってしまった。最終的には事なきを得たのだが,もっと余裕をもって仕事に臨まなければと反省した。

12/05/23(水)

ふだんは自宅の置いてあり,必要なときだけ仕事場に移動するものがある。今日それが東中野教室で使うはずだった。忘れないようにとメモ書きをしたのだが,肝心のそのメモが鞄の中に入れっぱなしだった。その結果,明日一仕事増えてしまった。自宅に帰ってからすぐにメモを出せば良かったのだが,別のことを考えているうちに忘れてしまったのだ。こうしたことを防ぐためには,自分宛のメールを送るのが良いのだろう。そのことも認識していたのだが,それを怠ってしまったのだ。やれやれ。

12/05/22(火)

すでに金環日食の時間を十数分過ぎた頃にわずかながら雲の切れ間から太陽の位置を確認できた。サングラス越しに見ると,部分日食の状態で太陽は欠けていた。晴れ間はすぐに消え去り太陽は雲に隠れてしまった。それ以上起きていても仕方ないと思い再び寝ることにした。午後になり八王子教室に出勤した。しばらくすると外は晴れてきて,日の光がはっきりと確認できるようになった。何とも恨めしい気持ちで外を見ていた。勉強しに来た生徒に訊くと,ほとんどの生徒が金環日食を見られたと言っていた。仕事を終え家に帰り夕刊やテレビのニュースを見ると,自宅からかなり近い場所でも金環日食が確認できたことが分かった。そんなニュースを見ると,自宅付近の空の状況がたまたま悪かったのだと諦めるしかない。けれどももし『その瞬間』を見逃してしまったのだとすると何とも悔しい。いずれにせよ,ふだんの行いが悪かったのか,運が悪かったのかあるいは注意力が足りなかったのか,残念な結果であった。もしかして,それらすべてが原因だったのかも知れない。

12/05/21(月)

今日の話題と言えばやはり金環日食のことだろう。先週末から今日の天気をずっと気にして見ていた。先週の段階で東京は曇りときどき晴れの予報だったのでかなり厳しいのではないかと思っていた。それでも良い方に予報が外れることを期待しつつ今日の朝を迎えた。日曜日の晩はいつもより少し早めに床に入った。午前7時に目覚ましを掛けとりあえずは起きた。外を見るとどんよりとした空だった。日の光はまったくといっていいほど確認できなかった。ベランダに出て空を見たが太陽の位置さえ確認できなかった。その後も天気は回復する様子も無く,金環日食が観測できる時間になっても雲は厚いままだった。あきらめて横になり少しウトウトしていた。15分ほどしてから外を見ると,うっすらと日が差しているのが分かった。時刻は7時50分頃だった。慌てて観測用のサングラスを手にベランダに出て太陽を見た。(つづく)

12/05/20(日)

昨日は塾に来ている生徒のいくつかの学校で,体育祭や運動会が行われた。5月の過ごしやすい気候のもと,盛り上がったことだろう。もっとも昨日は過ごしやすいと言うよりは少し暑いくらいだった。小学校の運動会となると,保護者が競って我が子の姿にカメラを向ける光景が目に浮かぶ。特にこどもが低学年だと親も一生懸命だろう。撮影するための場所取りも大変だと聞いたことがある。中学生ともなると親の数は減るものだと思っていた。ところが生徒の話によると案外その数は多いようだ。さらに,高校生になってもカメラを持ってくる親は居るようだ。それがいまの時代の潮流なのだろう。

12/05/19(土)

明大中野校も明大中野八王子校も昨日で中間試験が終了した。今年から明大中野八王子校が三期制になったため,年間を通して両校のほとんどの定期試験が同じ時期になり,試験前や期間中はかなり忙しくなることは容易に予測できた。結果的に忙しさは想像以上で,授業の教材準備や授業そのものにかなりの時間を割いた。ところが試験が終わったいま,かなり余裕をもって仕事に臨むことが出来ている。こんなふうにゆっくり仕事ができるのはいつ以来だろうか。去年までだと明大中野校の試験が終わるとすぐ明大中野八王子校の中間試験の準備に取り掛からなければならなかった。それが終わると,今度は明大中野校の期末試験がやって来て,気が休まる時間がほとんど無かった。試験期間が集中して瞬間的には忙しくなるけれども,むしろこの方が助かる気がする。もっとも,一年が過ぎないと全体的に見渡すことは出来ない。

12/05/18(金)

学校の過去問の使い方だが,多くはふだんの塾での授業用プリントに反映させている。数学においては試験前の「数学特訓」では過去問をそのまま使うこともある。過去問のデータベース化は以前から考えているのだが,古いものになると20年近く前にもなり,その量は膨大だ。データベース化することを専属でやれる人が居ればいいのだが,実際に塾にはそこまで人材の余裕はない。せめてどの先生がどの年度で教えていたかだけでも整理しておけば,探し当てるのはだいぶ楽になるだろうから,その作業は早々にやろうかと思っている。

12/05/17(木)

試験対策として,学校の過去問を使うことは良くある。高校生の数学や理科の場合,問題をつくる先生によってその傾向が大きく変わることはあまりない。複数の先生が関わることが多いし,年度が違えど生徒のレベルがほとんど一緒なので問題は似てくるのだ。とはいうものの,試験を受ける生徒側からすると,いま教わっている先生の問題が気になるのが人情だ。そこでなるべく同じ先生の問題を探し出すようにしている。それがベテランの先生ならば,これまでに何度も担当してきているはず。そのあたりが公立の学校と私立との違いだろう。公立校の場合,数年で異動があり同じ学校に居続けることはそうそうないだろう。過去問を探すのはパソコンに保存してあるpdfからだ。苦労するのは作成した先生がどの年度で教えていたかを探し当てること。pdfをデータベース化してあればそれも簡単だろうが,スキャンを掛けせいぜいしおりを付けるくらいしかやっていない。(つづく)

12/05/16(水)

試験勉強をしに来た生徒が冷蔵庫を開け,中をのぞき込みながら「先生,
麦茶はまだつくらないのですか」と言った。今日はかなり暑くなり,喉の渇きを感じたのだろう。麦茶自体は残っていたので,すぐに容器を洗い水を張り麦茶のティーバッグを入れた。出来るまでには少し時間が掛かるが,今年もこの季節がやって来た。その後,授業や自習をしに来た生徒が気づいたのだろうか,夕方には2本つくったうちの1本は空になっていた。今日の暑さと集中して勉強したために,渇きを覚えたのだろう。

12/05/15(火)

今年度最初の定期試験が始まった。新しい学年での最初の試験なので,自分がどんな位置になるのかが分かる。特に中学1年生にとってはまとまった試験ははじめて経験することなので,緊張感があることだろう。小学校では定期試験はなかっただろうし,進学塾でも一日だけの試験は有っても,連日続く試験は無かっただろう。私立中学に入った生徒なら,小学生まではクラスの中でそれなりの位置に居られただろうが,受験を勝ち抜いてきた中では同じようにならない生徒もたくさん出るはず。学校生活は成績がすべてではないが,やはり当人にとっては気になるところだろう。

12/05/14(月)

試験時間割の発表の仕方は,学年により異なるようだ。プリントにして生徒に直接配布する学年も有れば,口頭でしか言わないこともある。明大中野校の場合は,学校のホームページで全学年の時間割を出してくれるので,塾としても管理しやすくて助かる。けれども,自校のサイトに時間割があることを知らない生徒も居る。明大中野八王子校は学校発表のみなので,各学年の生徒に聞いて回る。試験が近づいても時間割を把握していない生徒が居て,塾に張り出してある時間割で確認したりする生徒もたまに居る。逆に時間割をしっかり把握していて,こちらから聞くと暗唱できる生徒も居る。往々にして,こうした生徒の成績は安定しているモノだ。

12/05/13(日)

忘れ物をしたことがない人はまず居ないだろう。ただ,その頻度には個人差がある。以前,小学校から高校を卒業するまで,学校で忘れ物をしたことがないという生徒が居たが,それはかなり特別な方だろう。そこまで行かなくとも,滅多に忘れ物をしない人は居る。逆に,毎度とは言わないが2回に1度くらいは忘れ物をする人も居る。塾の教室にも忘れ物をする生徒は後を絶たない。帰り際注意をするのだが,それでも机の中に入れっぱなしの生徒が居る。試験中に教科書や問題集,あるいは自分でまとめたノートなどを忘れるとかなり痛い思いをするだろう。家が近ければいいが,片道1時間以上掛かる生徒が多い。だからこそ,試験中はくどいくらい生徒に注意を促す。それでも忘れ物はなくならない。これもいつものことだ。

12/05/12(土)

定期試験『恒例』の東中野教室と八王子教室での授業となった。はじめに東中野教室で授業を行った。教室に着くとすぐに,ネットで東中野から八王子への電車の時間を調べた。中央線の場合,昼の時間帯は特別快速を使わないと途中,どこかの駅で快速から乗り換えなければならないので時間が無駄になる。東中野教室を出るべき時間は把握しておかなければならない。幸い今日はそこまでギリギリにならなかった。中野駅で総武線から中央線に乗り換えると,中刷り広告の中に一週間後の土曜日に高架工事による運休のお知らせがあることに気づいた。一週間後の土曜日のちょうど今日移動していた時間帯に運休となる案内だった。ここ最近,中央線に乗っていなかったので今日初めて知った。そして運休が今日でなくて良かったと思った。中央線が使えないとなると,かなり大幅な時間のロスが有っただろう。

12/05/11(金)

中間試験が来週から始まるため,今週は授業が集中し教室もかなり混み合った。最初の時間帯の授業が始まり,しばらくして次の時間帯の生徒がやってくると「スリッパが有りません」と言ってきた。ふだんなら十分すぎるほど有るのだが,試験前や試験中は頻繁にこうしたことが起こる。そんなときは来客用のスリッパや,授業のない先生のサンダルなどを駆り出して何とか済ませる。東中野教室は教室すべてをカーペット張りにしたので,スリッパがなくても良さそうなのだが,みんなしっかりスリッパを履きたがる。八王子教室はずいぶん昔からカーペット張りなのだが,時々素足で歩いている生徒が居る。女子生徒にその傾向がある。男子校の生徒が通っている東中野教室の方が履き物に関してはうるさいのは意外だ。

12/05/10(木)

試験勉強をしに来ていた高校生が,生物のことで先生に質問をしていた。動物に関する階層の話だ。生物なのである程度は覚えなければならないことがある。質問が終わりさらに先に進んでいたのだが,しばらくして疲れたのか少し休憩を取っていた。その後,先ほど質問をした先生に話しかけられると「もう大丈夫です。覚えました」と自信ありげだった。すると先生は質問された用語についての問題を出した。すぐに言葉が出てこないその生徒の横で,同級生が先に正解を発した。覚えようとしていた生徒の声を聞いていて,結果的に隣の生徒の方が先に覚えてしまったという,良くあるパターンだった。

12/05/09(水)

中間試験が近づいてきた。今回は明大中野校と明大中野八王子校がほぼ同じ時期に試験があるため,いつも以上に準備の追われている。試験対策用に以前つくった問題を使える場合は楽なのだが,十数年ぶりに扱う単元が出る場合は新たに準備しなければならない。学校の問題集が参考になる場合もあるので,持ってくるように指示を出したりもする。ところが肝心の問題集を忘れてしまう生徒も居る。学校配布の問題集には,普通の書店では入手が難しいものもあるので,ものによっては生徒が頼りになることもある。生徒同様,試験準備は早目にしなければ直前で慌ててしまうことになる。

12/05/08(火)

生徒ばかりではなく,大人でもかなり多くの人が睡眠不足の悩みを抱えているだろう。最近では眠りの浅いときに目覚めさせるツールがあるらしい。眠りの周期を測定して,眠りが浅いときにアラームが鳴る目覚ましの装置だ。確かに睡眠時間をたくさん取ったからといって,必ずしも目覚めがいいとは限らない。逆に,短い睡眠時間でも充分に体が動くこともある。寝付きが悪いと「例えば4時間半後に起きよう」などと思っていても,眠るまでに時間が過ぎればもっとも深い眠りのときに目覚ましが鳴ってしまうかも知れない。眠りの周期を測定する装置は,まだ新しいツールだけに改善の必要性を唱える人も居るけれども,今後はもっと性能が良くなるだろうから先々には重宝するのかも知れない。

12/05/07(月)

試験が近づいて来ているせいか,寝不足の生徒が目立つ。連休疲れではないだろうが,授業中に眠そうにしている生徒が居たので理由を聞くと,学校の宿題を遅くまでやっていたと言った。休みは数日間あったのだから,早めに済ませれば良かったのだろうが,結局学校が始まる間際まで片付けられなかったようだ。睡眠についてはこれまで何度も生徒に話をしてきたが,常識と思っていたことを案外知らない生徒も居る。例えば仮眠を取るときに,やや長めに取ってしまうと起きたときに却って辛くなることなどだ。少しだけ寝るのなら15分前後が良く,30分以上では眠りが深くなるので注意が必要だ。自分が寝付きのいい方か,なかなか眠れないのかは結構はっきりと分かれるようだ。(つづく)

12/05/06(日)

今年度最初の数学特訓を行った。明大中野八王子校が3期制になったために,東中野教室と同じ日に行うことになった。その結果,ほとんどの数学の先生をかき集めなければならなくなった。同日実施はかなり難しいと思ったのだが,10年ほど前までは明大中野八王子校も明大中野校と同じ3期制で,その頃はやはり同じ日に数学特訓を行っていた。もっと昔になると,明大中野校と明大中野八王子校の定期試験が同じ問題だったので,まったく同じ教材を2教室それぞれで解いていて,どちらの方がり早くより多く解けたかを競ったものだ。

12/05/05(土)

明日の数学特訓の準備のため,夜になってから八王子教室に向かった。いくつかの連絡事項と,教材の印刷をしなければならなかったからだ。連休前に終わらせていれば出勤する必要もなかったのだが,今年は何かと忙しく結果,休みの日に仕事をすることになった。数学特訓当日に早く出勤することも考えたのだが,元来朝に弱い方なのでそれはやめた。準備に要した時間は2時間ほどだったので,やはり準備を事前にしておいて良かったと思った。

12/05/04(金)

連休ではあるけれども,仕事に関するメールが多くはないが毎日いくつか入ってくる。緊急性を要するものはほとんど無いのだが,可能な限り返事を出すようにしている。ただ,仕事場にいないだけに調べなければきちんと返事が出来ないケースもある。連休が明ければすぐに中間試験があるので,明日あたりは連絡が増えるかもしれない。日曜日には東中野・八王子両教室とも数学特訓があるので,なおさら確認事項が出るかもしれない。休みだからといってあまりのんびりできる時間はない。

12/05/03(木)

昨晩から今朝に掛けて東京では一日に降る雨の量が,5月としては最も多かったらしい。昨日の帰りは深夜になり,確かに帰りの雨の降り方は激しかった。ゴールデンウイークのため,都内の道は深夜であることを差し引いてもかなり空いていたが,雨の勢いのためかゆっくり走る車が多かった。雨が降っていても途中,降りが弱くなる時間帯がいつものことなのだが,昨夜はほとんど変わりなく激しい雨粒がフロントガラスを打ち続けていた。

12/05/02(水)

明大中野八王子校のほとんどの学年は今日,教科見学会があった。いわゆ
る遠足だ。ところが今日は激しい雨が降ったので,主に外で過ごすコースの場合かなり濡れてしまっただろう。だいぶ暖かくなってきたので,風邪を引く心配はあまりないかもしれないが,連休が明けるとすぐに試験があるだけに心配だ。演劇を見たり,テレビ局の見学をした学年は,雨の影響はそれほど無かっただろうが,行き帰りはそれになりに疲れたかもしれない。どういう訳か,高校1年生だけは学校で過ごすことになり,ブツブツ文句を言っていた生徒も居た。一方,明大中野校は今日が中間試験の時間割発表があり,生徒の気持ちも徐々に試験モードに入りつつある。

12/05/01(火)

連休のはざまであるが,学校も塾も通常通り授業はあった。さすがに学校があるだけに,ほとんどの生徒は忘れずに授業を受けに来た。世間一般では有休を取って8連休とか9連休など,長期休暇を取っている人も居るようだが,中学生や高校生の場合はそれは出来ないだろう。ただ,中には親がこどもを休ませて海外旅行に行ってしまうケースもあるらしい。

4月

12/04/30(月)

連休が始まった。学年にもよるのだが,学校からこの連休中にたくさんの宿題を出されている生徒も居る。連休はまだ前半が終わったばかりなのだが,油断しているとすぐに終わってしまう。明大中野校は長年三期生だったので,連休明けに中間試験があることには慣れているだろうが,明大中野八王子校は今年から三期生に戻ったばかりなので,生徒は新しいスケジュールにはまだ慣れていないだろう。高校3年生なら準備を怠らないだろうが,その下の学年はやはり遊んでしまうのだろうか。世の中全体が浮かれがちになるこの時期なので,勉強に頭を向けることが難しいのは分かるので,せめて宿題くらいは早めに終わらせておいて欲しい。

12/04/29(日)

まだ花粉が残るのだろか,授業中に鼻をかむ生徒が目立つ。以前ならポケットティッシュを持って来ることが多かったのだが,最近は箱ごと持ってくるケースが多い。塾に備え付けの箱ティッシュも有るので,ときには塾のものを勝手に持ち出しているのではないかと勘違いしてしまうこともある。連休が明ければ春からやがて初夏へと季節が変わるのだが,花粉は時期を選ばないのだろうか。

12/04/28(土)

連休前の今日は,主に高校3年生の授業があった。ところが授業が始まる時間になっても来ない生徒が居た他ので,メールで連絡を取った。普段なら比較的すぐに返事が来る生徒なのに返事が来なかった。同級生に訊いても,同じクラスの生徒が居ないために学校に行っていたかもすぐには分からなかった。高校3年の授業は今日,全部で3講座あったのだが,2講座目の終盤になってやっとその生徒は来た。遅れた理由を聞くと「ボランティアの募金活動がありました」と言った。活動中はケータイの電源を切っていたようだ。3講座目が終わり帰ろうとしとき,数学の受けられなかった分をいまからやるかと尋ねると「お願いします」と即答したので,すぐに2講座目の数学の補講をはじめた。理由がきちんとしていたし,やっていたことが大事なこと,さらに生徒自身がやる気を見せたのでそれに応えない訳にはいかない。

12/04/27(金)

プロ野球は毎年春に始まるペナントレースに向けて,2月から沖縄や鹿児島,宮崎でキャンプを張り準備をする。2月の後半ともなるとオープン戦が始まる。いわゆる本番に向けた練習試合で,まだ本気で戦う訳ではない。体をつくったり,新たに取り組んだ球種やバッティングホームを試す場でもある。オープン戦で活躍した選手が,必ずしもペナントレースで活躍するとは限らないことは,プロ野球ファンならば知っていることだろう。選手の年俸はペナントレースでのはたらきによって決まるもので,オープン戦はまったく関係ない。さて,この4月に行われた全国学力・学習状況調査だが,どれほどの児童・生徒が実力を発揮しただろうか。新学期に入ったばかりで,勉強を再開したばかりの児童・生徒がほとんどでなろうか。まだ試験をきちんと受けられるような状態でない時期だ。中学生においては,学校の成績に関係しないからと,真剣に向き合っていない傾向がうかがえる。本気モードでない試験で評価されるのは,オープン戦で年俸を決められてしまうことに似ている,といった考え方は飛躍しすぎているだろうか。正確な調査をしたいのなら,児童・生徒がしっかり準備をした上で,本気で取り組める試験を考えるべきではなかろうか。それが正当な評価の仕方であり,将来の課程に生かせる試験・調査でなかろうか。

12/04/26(木)

全数調査かサンプルによる抽出調査かの是非は立場によりさまざまな意見が出ているようだ。実態を知るためには全数調査をすることは否定しないが,その膨大な量をどのくらい正確に分析できているのだろうか。また,その分析結果を学校の現場で生かすべく,先生への情報提供や指示が徹底しているのだろうか。授業運営以外にも忙しい先生が多い中,疑問符が残る。全数調査を行うだけの時間や費用を考えると,ある程度のサンプル調査をすれば十分なはず。その結果を精査して,現場や今後に生かす方がまともだろう。けれども大事なことを忘れていないだろうか。それは試験を受ける児童・生徒がどのような状況でこの試験を受けているかということだ。(つづく)

12/04/25(水)

今回行われた『全国学力・学習状況調査』は,多くの小中学校で実施され
た。実施するにはそれなりに費用と時間を要する。そして何よりも,貴重な授業時間を削って行う訳だから,児童・生徒全員ののべ時間を合計すれば膨大なものになる。全数調査にするべきか,抽出方式にするか,新聞の社説では意見が分かれていた。読売新聞と産経新聞は全数調査派だ。読売新聞の社説では「全員参加方式による詳細な調査を続け,検証することが不可欠」で「抽出方式では(中略)自治体や学校が学力面での位置づけを正確に知ることができないと,検証のしようがない」とある。産経新聞の社説では,政治的な見地から全数調査の必要性を述べているように聞こえる。抽出派は毎日新聞だ。1966年に行われた学力調査のときに書かれた社説を引き合いにし,続いて「毎年公表される調査結果の報告をみても,細部はともかく,大筋はいつも同じ結論が繰り返されているに過ぎない。(後略)」とある。(つづく)

12/04/24(火)

先日,小中学生対象の『全国学力・学習状況調査』が実施された。今回,中学校では国語と数学に加え理科の試験も実施された。調査を実施した文部科学省による,この試験の目的を抜粋すると「全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し,教育施策の成果と課題を検証し,その改善を図る」とあり,さらに「教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立」して「児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる」とある。調査方法は全国の小学6年および中学3年の児童・生徒を対象に,抽出方式で行われた。いわゆる全数調査ではないが,希望するれば抽出されなかった学校でも自主参加出来る。その結果,8割以上の学校でこの調査を受けたことになった。(つづく)

12/04/23(月)

ふだんパソコンで文書作成や表計算で作業しているとき,こまめに上書き保存をしている。いわゆる“Ctrl+S”だ。ところがこれがクセになっていると厄介で,本来上書き保存するつもりでないものを上書きして,原本として取っておきたいものを無くしてしまうことがある。ところが今日はその逆をやってしまった。新年度なので新たに表計算で作成し直すものがあった。かなり複雑な計算式や,セルを参照しながら修正を加えていった。ひと通りの作業が終わりプリントアウトした。そのときに,不要な行を削除してから印刷をした。いつもだと,そのまま保存すると,削除した状態のまま上書き保存してしまうので,保存せずに終了して新たに元のファイルを開くのだ。ところが今日は新規に作成したモノだったのに保存せずに終了して仕舞った。あとの祭りだ。久しぶりにこの手の失敗をして,泣く泣くもう一度作り直した。

12/04/22(日)

東中野教室の場合駐車場に,八王子教室では入り口のところに「塾生募集」などの旗を立ててある。旗はポールに立ててあるのだが,長年使っていると劣化していく。八王子教室を閉めるときに仕舞おうとすると,ポールが抜きにくかった。無理矢理抜くと中はささくれ立っていた。長年使っていたために徐々に悪くなってしまったのだ。直して使うことも考えたのだが,買った店のカタログを見ると350円とあった。思ったより安いので,買い直すことにした。

12/04/21(土)

最近頂いたドリップ式のコーヒーは,袋状のフィルターの中に入っている豆に湯を注ぐタイプのものだ。はじめに上端を切り,紙で作られた『取っ手』を両側に広げカップの縁に掛けるタイプのものだ。その取っ手だが,フィルターにピッタリ付いているため,剥がし方に注意が必要だ。注意というと大げさで,構造を見ればすぐに分かりそうではある。ところが間違ってしまったのだ。湯を沸かし注いでみると,何だか粉が浮かんできた。多少なら仕方ないと思いながら,飲もうとすると粉が口の中に広がりとても香りや味を楽しむどころではなかった。結局,いつも使っているペーパーフィルターで漉し直してから飲む羽目になった。やはり説明書くらいはきちんと読むべきだった。やれやれ。

12/04/20(金)

仕事をしていると,一日に数杯のコーヒーを飲む。仕事中のコーヒーなので,事務用品を買うときに通信販売で一緒に豆を買うことが多い。こだわりがない訳ではないが,経費の一つとなるので,それほど高価なものは買わない。仕事場でふだん飲むお茶に,ブルーマウンテンや玉露を入れることはまず無いだろう。保護者からの頂き物で,一杯ごとに入れられるドリップ式のコーヒーがいくつかある。一人で飲むときには重宝する。けれども,ふだんペーパーフィルターで入れているので,この手のものにはあまり慣れていない。湯を注ぐ際,パッケージに書かれた通りにすれば良いのだが,これが製品ごとに微妙に異なるのだ。これまでに何度もこの手のもので入れたことがあるので,あまりきちんと読まずに封を解いて入れ始めた。(つづく)

12/04/19(木)

新しい教科書はいつのときでも新鮮さを感じる。まだ折り目の入っていない真新しい教科書を開くときの感覚は,とうの昔に卒業した大人になっても何か期待を感じてしまう。中学生の数学の教科書の中に,表紙に問題が記されているものがあった。2年生では三角形や長方形に実線と点線が引かれ,それを切り取ったり折ることによりどんな立体図形が出来るか『出題』されている。3年生は正方形の中に5つの同じ円が敷き詰められた条件の下,正方形の一辺の長さを求める問題だ。さて,1年生の教科書の表紙には,たくさんの2桁の数字が数行にわたり記されている。1行目は「33,13,21,04,23,55」2行目は「34,21,12,64,85,13,25,35」となっていて,1行目の「04」だけは他の数字と異なる色で書かれている。表紙の右下には[Message for you]と枠に囲まれて書かれている。どうやら中学生になる生徒へのメッセージのようだ。どの学年も裏表紙にその答やヒントが記されているつくりだ。ゆとり教育からの脱却か,数学と理科の教科書は確かに厚くなった。

12/04/18(水)

新しい教科書も徐々に揃ってきた。今年は高校1年生の数学と理科が改訂され,どの出版社も特色を出した教科書や問題集を出してきている。フルカラー印刷となり,図解や写真などが豊富になったのはすでにもう昔のこと。いまはそれが当たり前で,印刷技術が良くなったせいか,さらに鮮明できめ細かなものが増えたように感じた。市販されている参考書ならば優に1000円は超すであろう本が,教科書だとその半額程度あるいはもっと安く販売されるのはさすがである。いまの大人が見れば「こんなに良く出来た教科書なら,しっかり勉強できるだろう」と言いたくなるかもしれないが,果たしてそれはどうだろうか?(つづく)

12/04/17(火)

出勤して間もなく,空が急に暗くなり雨が激しく降り始めた。窓を叩く音が異常なくらいで,車は一斉にヘッドライトを点けはじめた。まるで夜になったかのようだった。ここ数年,夏によく見られるゲリラ豪雨のようであった。降り方が激しい分,雨はそれほど長い時間降ることもなく一時間ほど経つと晴れ間さえ見え始め,道行く人は傘をささずに歩き始めた。雨が降っていた時間帯はまだ,生徒達が学校に居た頃だったので助かった。ちょっとしたタイミングのズレで,びしょ濡れになってくることもあるのだから。強い雨で洗い流された路面は,いつもよりきれいに見えた。

12/04/16(月)

銀行に寄るついでに書店に立ち寄った。注文してある教科書や問題集が少しでも来ていたら持ち帰ろうかと思ったのだ。ところがそれが「少し」では収まらなかった。段ボール箱に2箱分,しっかり届いていたのだ。たまたま現金の持ち合わせがそれなりに有ったので,持ち帰ることにした。問題はその量だ。とても一人で持てる量ではない。そこで教室を出る前に,授業にやって来た高校の男子生徒のことが思い浮かんだ。すぐに連絡を取り,運ぶのを手伝ってくれないかと応援を要請したところ,快く引く受けてくれた。届いていた本の確認をしていると,3人の生徒がやって来たので,二重にした紙袋いっぱいに入れた教科書を2袋ずつ渡した。それでもなお2袋ほど残ったので,それは自分で持ち帰ることになった。それでも,パッと動いてくれる生徒が居てくれて助かった。

12/04/15(日)

四月になりふだん見ているいくつかのサイトがリニューアルした。よく見ているテレビ番組でも,オープニングなど音楽が変わったり,編成に変更が出などあった。四月は刷新する時期なのだとあらためて感じている。このサイトは立ち上げて10年以上過ぎた。初期の頃は別として,ずっとリニューアルしていない。必要性は感じないし,リニューアルする予定もいまのところ無い。

12/04/14(土)

ここ最近は春らしい気候となり,日中はかなり暖かくなることもあり,閉め切った部屋などでは暑くさえ感じるときもあった。ところが一転して今日は雨が降ったこともあるだろうが,急に冷え込んだ。とはいうもののいまは4月,冬ほどは寒くない。ところが中には寒がりな生徒も居て,授業を行おうと教室に入ると教室全体を温めるエアコン以外に,足もとを温める暖房機を抱え込んでいる生徒が居た。教室に入った瞬間,その熱気を感じた。ちょっと暑すぎる気がしたのだが,生徒自身が寒いというのだから仕方ない。夜になるとさすがに寒さは増して,薄着で出勤してきた先生が,少し小戸惑いながら帰っていった。

12/04/13(金)

内部進学で大学が決まる明大中野校と明大中野八王子校において,高校3年生での担任の先生が誰になるかは切実な問題だ。推薦権を獲得した場合,成績でどの学部・学科に進学するかは決まる。けれども自分の希望学部・学科の調査票を提出するのは,まずは担任の先生になるだろう。どこに行けるかは成績会議で決定される。先生といえど人は人。当然生徒との相性というものが存在する。そんなものに左右されてはいけなのだろうが,心配になるのが人情だ。新学期の最初の授業で,クラス替えがあった新しい担任の先生について訊くと,生徒の反応はさまざまだった。今年はどんな人間模様が見られるのだろうか。

12/04/12(木)

東中野教室の新学期の授業も今日から始まった。これで両教室とも通常授業が行われるようになった。学校の授業もそろそろ軌道に乗る頃だろう。担当している教科以外の学校の様子を訊いてみた。以前教わったことのある先生の場合,それなりに対処はし易い。けれども初めて教わる先生が必ず一人や二人は居るもの。プリント中心に授業を進める先生も居れば,ほぼ教科書通り進む先生も居る。生徒も先生もお互いを見ている時期なのだろう。その意味では塾の授業も同じことがいえる。新学期からはじめて来る生徒は,この塾の先生はどんな授業をするのだろうか,と期待を込めて受けに来ているかも知れない。それを裏切らないようにしなければいけないのが塾の宿命。

12/04/11(水)

長年乗っている車の車検が終わりディーラーに取りに行った。今回はエンジンまわりの修理がかなり必要だった。パッキンやホースなどゴム類は劣化が激しく何箇所も交換しなければ車検が通らなかった。オイル漏れは場所がなかなか特定できないらしく,漏れていると分かっている箇所を修理し,しばらく走ってから漏れがないかチェックするしかない。作業内容には「オイルプレッシャー」とか「ディストリビューター」など一見しただけではそれがどの部品かすぐに分からないものもある。そうしたものをひとつ一つ丁寧に説明してくれたのは,その工場では比較的若手の方の修理担当者だった。彼は車の登録年月日を見て「自分の生まれた年です」と言っていた。登録は昭和62年だ。

12/04/10(火)

塾の新学期の開講日は八王子教室が明日から,東中野教室は一日遅く明後日からとなっている。学校の授業も始まり,そろそろ塾も始まる頃だろうと生徒も思うようだ。実際にはまだなのだが,授業を休んでしまうのはまずいと思う気持ちがあるのだろうか,何人かの生徒がやって来た。毎年のように見る光景だ。授業が無いことを知ると,せっかくやって来たのに無いことにガッカリする生徒も居れば,喜んで帰る生徒も居る。電話で授業があるのかと確認するしっかり者の生徒が居るのもこれまたいつものことだろう。

12/04/09(月)

学校の授業もそろそろ始まる頃。持ち上がりで前年度までと同じ先生が担当する科目もあれば,初めて教わる先生ということもあるだろう。新しいクラスメートとの関係も次第に出来はじめる頃。中学一年生にとっては,お互いが初対面であることが多いだろう。それが受験をして入学する私立中学の場合なら,ほとんどの同級生が初めて見る顔となる。中学生とはいえ,かなり広範囲から通学してくるので小学校の同級生が同じクラスに居ることなどほとんど無いだろう。そんな緊張の日々を最初の頃は過ごしているはず。始まりのこの新鮮な気持ちを覚えていて欲しい。

12/04/08(日)

八王子教室で使用しているシュレッダーは,電動式であるけれどもその中でも安価な方の製品であるため,それほど高い機能を持ちあわせていない。実際,一度に入れることの出来る紙の枚数も少なく,3・4枚束ねて入れようものなら,モーターが苦しそうな音を立ててしまう。廃棄用のボックスも容量は小さいので,頻繁に捨てないと紙詰まりを起こしてしまう。そんな状況の中,たくさんの古い名簿をシュレッダーに掛けるには結構な時間を要した。何度も排紙ボックスを空にしながら作業を進めた。面倒だからといってまとめて紙を入れると大変なことになる。それは以前経験して分かっている。細かく刻まれた名簿をごみ箱に入れると,かなりの分量となった。

12/04/07(土)

東中野教室の講師室の改装時には,要らなくなった本やプリントなどを同
時に処分した。一般家庭の引っ越しのときもそうだろうが,長年貯め込んだものがどこにでもあるものだ。その中のひとつに,昔の名簿が出てきた。いまと違い以前はどこの団体も名簿を作り配っていた。学校も同様だった。塾としてはそうした名簿を入手し,ダイレクトメールを送っていた。その名簿が出てきたのだ。この手のものはそのまま捨てる訳にはいかない。いかに昔のものとはいえ,未だにその名簿通りの住まいを持っている人もたくさん居るだろう。社会的責任からみても,処分はしっかりやらなければならない。古くなった本と一緒に捨てる訳にはいかないのだ。東中野教室には手動のシュレッダーしかないので,昔の名簿はすべて八王子教室に移動した。八王子教室には電動のシュレッダーがあるのだ。(つづく)

12/04/06(金)

春期講習が明け,久しぶりに東中野教室に出勤した。講習明けの整理かつ新年度の準備がいつものように待っていた。その中のひとつ,年度末に行った面談で集めた成績表をファイルに仕舞いながら,面談時に先生方に書いて貰ったメモを読んだ。メモの形式は決めてないので,先生によって書き方が異なる。箇条書きに授業の様子や宿題のことなどを記す先生も居れば,ひたすら文章で書き進める先生も居る。面談時にはその場に居なかったのだが,メモを見ることにより状況が分かる。親からの塾に対する期待が書かれている場面が多く,その責任をあらためて感じた。

12/04/05(木)

学校で使う教科書や副教材がおおよそ分かり,そろそろ注文しなければな
らない。学校における生徒への教科書配布は,学年によってまちまちだが,早い学年では3月中旬に配られる。ところが市販されるのは4月になってからだ。その結果,塾に学校使用の教材が完全に揃うのは4月いっぱい掛かるか,遅いときにはゴールデンウイークを過ぎてようやく揃うこともある。今年は中学の教科書が新しくなるため,副教材も一斉に改定される。数学や物理,化学など理系教科においては高校1年生も新しくなるので,このあたりも揃えなければならない。それに反して英語の教科書の中には,以前使っていたものがまた採用されることもあり,こうした教科書があると少しは助かる。

12/04/04(水)

近所のスーパーで買い物をし,レジで精算を済ますときのこと。店員が荒
削りの鰹節を差し出し「これ賞味期限が近づいていますが100円にするので買いませんか」と言ってきた。大きめの袋には500円とシールが貼られていた。そうやって店頭に置いてあったのだが,結局は売れなかったようだ。元の値段は2000円以上だったらしく,少し迷ったが買うことにした。プロの食材屋を謳っているその店は,一般的なスーパーとは異なり馴染みやすさを感じる。ビールをケースで注文するときなど,銘柄を指定しなくてもすぐに注文をメモに書き留めてくれる。名前も聞かれない。いわゆるお得意さんになっているのだ。100円の鰹節はしっかりしたもので,かなり厚めに削られている良品だ。賞味期限は時期に過ぎてしまうが,それほどすぐに傷んでしまう代物でもない。近いうちにまとめてダシを取ればそれで済む。

12/04/03(火)

この時期には珍しく強風が吹いた。夕方のニュースでは何度も「台風並みの」というフレーズが流れた。今日くらい風が強いとはっきり言って台風との区別がつかない。台風並みでは台風に準ずるイメージがあり,今日のような状態には適していないように思う。気圧からするとかなりの風が吹くのは容易に想像できる。熱帯性のものかそうでないかとかで線引きするのはいかがなものか。

12/04/02(月)

春期講習が今日で終了した。この時期の講習は新学年からの予習を中心に行った。夏期講習は前半は復習中心だが,後半でやはり予習を行う。冬期講習も同様に予習だ。ただ,夏や冬の講習と異なり,春期は学年によってどの単元から始まるか分かりにくい科目もある。国語などは教科書の順番に行わないこともある。理系科目においても,ときに教科書通りに進めない先生も居るので注意が必要となる。ただ,どんな単元を学ぶにしても基本的なことをしっかり抑えるのは大切だ。週末からは学校も新年度が始まる。

12/04/01(日)

新年度の準備は着々と進んでいる。やらなければならない仕事をメモ帳に書き,それが済むとチェックを入れていく。終わった仕事が残っている仕事より多くなってくると,新しい年度の受け入れ体勢もだいぶ進んだことになる。仕事の優先順位も年によって少し異なる。今年は明大中野八王子校が久しぶりに三期制に戻るため,授業スケジュールや授業料などが変わり,その対応に追われた。今年が過ぎれば来年以降は少しは楽になるだろう。生徒にとっては初めての三期制となる。試験から次の試験までの期間が短くなり,その感覚になれるまで難儀を感じることだろう。

3月

12/03/31(土)

講習中は昼食を取るタイミングが難しいことがある。担当している講座が
午前から午後に掛けて連続している場合,昼休みは50分ほどとなる。十分時間があるように思うかも知れないが,予定外のことが入ってしまうこともある。それが営業とかなら断ることも出来るが,保護者や入塾を考えている人からの電話などには応対する。あるいは急な面談が入ることもある。そんな訳で,講習中はその日の最初の食事が夕方になることもたまにはある。授業と授業の合間に軽くつまむものでもあればいいのだが,あいにく菓子類は食べないのでなかなかそういった類のものは滅多に無い。

12/03/30(金)

今日から春期講習の後半が始まった。前半に比べるとどういう訳かこちらの期間の方が受講者が多い。今回も第一教育センターではじめて受講する生徒が居て,やはり最初は緊張した面持ちだ。同級生に知り合いが居れば少しは違うのだろうが,新中学1年生はまだそうもいかない。それに比べいつものメンバーは,久しぶりに会う友達と少し賑やかなほど授業が始まるまでに話をしていた。春期講習でどの講座を受けるのかとか,新学期から学校ではどのクラスになるのかなど,お互いの情報を交換し合っていた。

12/03/29(木)

講習中は八王子教室に居ることが多い。そんな中,先日東中野教室で用事
が出来たため,授業を終えてから八王子から東中野へと移動した。すでに日は沈んでいた。東中野教室は中野区の入り組んだ住宅街の中にある。駅前からの通りから路地に入ると塾への道となる。西に向かっている道だ。もうすぐ東中野教室に到着するときに空を見ると,まだ冬の名残があるきれいな空に三日月が浮かんでいた。その上下にひときわ明るい星が二つあった。一つは宵の明星の金星であることは判った。もう一つは何だろうか,と思いながら教室に到着した。あとで知ったのだが,この日は月と金星,それと木星が一直線上に並ぶ8年ぶりの天体ショーだったようだ。それを知っていればもう少しゆっくり眺めていただろう。

12/03/28(水)

新年度に向けての発送作業が押してしまった。そこで今年の卒業生に急遽応援を要請した。比較的塾から近い生徒何人かにメールを送った。しばらくして返事が来た。旅行中で無理だという卒業生と,他のバイトが入っているため出来ないという二人からの返事。さらにもう一人からの返事も,親戚の家に行く予定があるとのこと。ちょっと厳しいかな,と思いさらに何人かにメールを送ろうとしていると,親戚の家に行く予定の生徒から時間の問い合わせのメールが来た。バイトをする時間が3時間程度であることを伝えるとほどなく出来るというメールが来た。ここ最近は『困ったときの卒業生頼み』となっている。

12/03/27(火)

学校の春休みの宿題で,インターネットを使って解答していくものが出ている。高校生の英語で,リスニングに関するもののようだ。春期講習の授業と授業の合間にそれを済ましたいので,パソコンを借りたいと生徒から申し出があった。勉強で使うので,すぐに了承して空いているパソコンを使うように指示した。しばらくすると少し困った様子だったので,何か不具合でもあったのかと思いモニターを覗いた。パソコンには不具合は無かった。どうやら学校で貰ったプリント通りに操作しても,リンク先に移動できないというのだ。一緒にやってみたのだが,確かにプリント通りにやってもリンク先には行かなかった。何度か試したのだが結果は同じだった。そこで授業が終わった同級生に訊いてみた。すると「あれに書いてある通りではダメなんです」と言いながら,正しいリンクの貼ってある場所を教えてくれた。どうやってそれが分かったのかと訊くと「何となくあれこれやっているうちに見つけました」とのこと。普段からあれこれやっているのだろう。

12/03/26(月)

朝晩はまだまだ寒いのだが,日中はだいぶ暖かくなってきた。そのせいか,あるいは単に生活のリズムが休みモードに入っているのだろうか,午後の授業では眠そうな生徒が目立った。講習も二日目となり,昨日よりは緊張感が薄れているのだろうか。講習はわずか四日間しかないのだから,ゆっくり眠っているヒマなど無い。眠くなってしまう生徒が居れば,いつもしっかり授業を受けている生徒も居る。このあたりがはっきり二分されるのが不思議だ。

12/03/25(日)

今日から春期講習が開講した。毎年のように記しているが,今日が塾の新
年度初日だ。日曜日に開講したのはいつ以来だろうか。久しぶりにやって来る生徒も居て,いつもとはちょっと雰囲気が違ったように感じた。それでも授業が始まれば自分の居場所が決まったせいだろうか,以前の教室の状態となる。新高校3年生には,これからの数ヶ月でそれぞれの進む道が決まってくることを言うと,やはり真剣味が増してきた様子だった。大学の付属校に通う彼らのこれからは,あっという間に過ぎるように感じるかも知れないし,長く感じるかも知れない。いずれにせよあと8か月でその行き先を決めなければならないのだから。

12/03/24(土)

昨日は東中野教室と八王子教室で期末面談を行った。今回は高校1年生以下が対象だった。最初は東中野教室で午後3時から始めた。この時期の面談は普段授業を持っている先生が担当するので,直接面談することはほとんど無い。今回の東中野教室ではすべての面談を授業担当の先生にお願いした。生徒や保護者が持ってきた成績表を元に,塾独自の成績表を作成するために次から次へと,表計算ソフトに入力した。それが午後4時前までだった。その後入力作業は他の先生に頼み,すぐに八王子教室に移動した。移動後も同様の作業をしたのだが,八王子教室では2つほど面談担当があった。面談の前には東中野教室で保護者対象の「大学進学説明会」も有ったので,一日が長く感じた。面談時の成績表や資料など,机の上に積んだまま昨日は仕事を終えた。

12/03/23(金)

音楽部の演奏会は午後4時半過ぎに終了した。春分の日に行われたので,
まだ日は残っていた。音楽部の部員は演奏会の後,打ち上げを行うようだった。少しずつ春を感じるようになった中,元音楽部の卒業生と駅までの道をのんびり歩いた。当日の演奏会の状況を見て,彼らはどんなふうに感じたのだろうか。部活を続けていれば同じ舞台の上で演奏していたはずなのだが,自分たちの進む道のためにそれを望まなかったのだ。いま,彼らの進学への希望は叶った。何かを犠牲にしながらも,結果を出す方を選ぶのか。困難な道のりと解っていても継続していくのか。いつのときも完璧な正解が無ければ,明らかに間違っているものも無い。選んだ道に対して出る答えを真っ正面から受け止めるのはやはり生徒自身だ。暮れゆく中,西に向かう電車の中でそんなことを考えた。そしてスポーツ同様,音楽もやはりライブ(生)が一番であることを感じた一日だった。

12/03/22(木)

演奏会では3人の顧問が指揮をした。2人の先生は1曲ずつで,あとの何
曲かは1人の先生がずっと担当していた。演奏者の中にはやけに老けて見える生徒や,明大中野生にしては長髪に思える生徒が居た。不思議に思っていたのだが,あとで生徒に訊いてみると「あれは先生です。OBも混ざって演奏しているんです」と。パンフレットを見ると,そこには確かに塾の卒業生も入っていた。さすがに遠目からだったので,彼が卒業生であることには気づかなかった。休憩後の第三部はオーケストラで,クラッシックを5曲演奏した。最初が組曲「惑星」の中の「木星」でこれはよく知られている曲だ。終盤になるに連れ盛り上がりを見せ,拍手の大きさも大きくなった。最後の演奏の前に高校3年生への花束贈呈があり,塾生の様子もしっかりと覗えた。(つづく)

12/03/21(水)

音楽部の演奏会の第一部は吹奏楽だった。印象的だったのは「オリエント
急行」で,列車が走り出す様子や徐々にスピードを上げていく状況がメロディーに伝わってきた。車掌の吹く笛も脚色されていて流れる情景が浮かんできた。第二部は弦合奏。ヴァイオリンとチェロなど総勢30数名だろうか,その数の弦の音に圧倒された。弦楽器は弾くだけではなく,つま弾いてあたかも打楽器のようになることをあらためて感じた。第二部が終わったところで休憩が20分ほど入った。一旦席を離れロビーに出ると,そこでは数人の部員が主にジャズを演奏していた。しばらくその演奏を聴いていると,やがて教えていた生徒が何人かホールから出てきてすぐにこちらに気づいた。もともとは音楽部に所属していた生徒だ。その後も彼らの2つ上の先輩 - 彼も塾の卒業生で2年前まで教えていた - や何人かの母親から話しかけられた。(つづく)

12/03/20(火)

飛び石連休の今日,明大中野校音楽部の定期演奏会へと出掛けた。荻窪駅北口から青梅街道を四面道に向かい歩いて7分ほどのところに会場となる杉並公会堂はあった。ガラス張りの建物に入り,二階に上がると部員の保護者だろうか,母親が数人受付に居た。すぐに記帳を済ますと「どういった関係の方でしょうか」と訊かれたので,塾生が部員として何人か居ることを告げた。するとその生徒の名前を訊かれたので,学年と名前を伝えた。会場に入るとすでにかなりの来客で席は埋まっていた。演奏をする生徒以外にも知っている生徒が居るはずだったので,会場の最後部や階段を少し降りたところから探したのだが見つからなかった。途中の休憩時間で探せばいいだろうと思い,空いている席に座るとほどなく演奏会は始まった。(つづく)

12/03/19(月)

今週末には東中野教室で「大学進学説明会」を行う予定だ。その資料作成を行った。まだ新年度の塾の予定がはっきり決まっていない部分もあり,時間割や塾のカレンダーは『仮』として作成してある。それ以上に大事なのは,今年の学校全体の進学者数や一学年上との成績の推移の比較だろう。成績は学校で成績表が出ない限りは出しようがないので,これまで終わったところで比較するしかない。さて,進学者数だが,明大中野八王子校の方はすでに入手している。ところが,明大中野校の方が何人かに訊いてもその資料をきちんと持っている生徒が見当たらなかった。そこで,今年の卒業生に問い合わせたところ,しばらくしてメールが届いた。そこには細かく学科ごとに人数や,文系・理系別に推薦者数があった。説明会まではまだ数日あるのだが,資料を作成・校正しそれから印刷をしなければならないので,時間的には際どかった。いずれにしても,すぐに連絡をしてくれる卒業生が居て助かった。

12/03/18(日)

いくつか送られてくるメールマガジンの中に,自宅近くのガソリンスタンドから送られてくるものがある。基本的には週一回送られてくるのだが,ここ数週間は臨時的に何度かメールが来た。決まって週末だ。その内容はどれも週明けにガソリンが値上げされるので,早めに給油することを勧めるものだ。イラン情勢の緊迫化がその原因のようだが,ここまで急激な値上げはさすがに厳しい。この時期,東中野教室に行くことが少ないため,それほどガソリンの消費は無いのだがこれ以上の上昇は勘弁してほしい。

12/03/17(土)

東中野教室の講師室の荷物の移動は,総勢7名で行ったのだが2時間以上を要した。本だけでもかなりの量で,それ以外にも文具類や電子レンジ,さまざまなファイル類など移動するものが後を絶たなかった。作業が終わったのは午後5時過ぎで,それから年度末の慰労会を始めた。過去にも慰労会の前に片付けやペンキ塗りなどもしたことがあったが,今回はその中でも大がかりの方だった。数日後にはカーペットが貼られてきれいになるだろうが,元に戻さなければならないことを考えると恐ろしい。それはともかく,それなりの労働の後だけに宴会のビールが美味しかったのは言うまでもない。

12/03/16(金)

東中野教室の講師室床にカーペットを敷くことになった。授業をする教室は順次敷いていったのだが講師室だけが残った。その理由は講師室にある机や本棚,コピー機など移動が容易でないものが多かったからだ。先生方が使っている机には,教科書や問題集,プリントなどが山のようになっている。本棚にも大量の本やファイルが収められているので,それらをすべて空にしなければカーペットを貼ることが出来ないのだ。その作業を先日行った。数人の先生方に手伝って貰いちょっとした『引っ越し』が始まった。事前に移動できるものはある程度教室に移しておいたのだが,いざすべてのモノを動かしはじめるとその量が相当なものになっているのが,移送先の教室の状況を見るとすぐに分かった。(つづく)

12/03/15(木)

個別指導で勉強しに来ている公立中学の3年生が受験で県立高校に合格した。東京都在住なのになぜ県立かというと,来月から栃木県に引っ越すため栃木県立高校を受験していたのだ。東京都よりも半月以上遅い受験だったので,まわりの友達がどんどん進学先が決まる中,きっと不安を感じていたことだろう。これで塾に来ている中学生のすべての進学先が決まった。高校3年生においては,浪人が若干出てしまったものの,それ以外の生徒の進学先もきっちり決まった。今日,進学先の学校名と生徒氏名を記した貼り紙を作成して壁に貼った。こうして今年度も暮れようとしている。

12/03/14(水)

生徒達の試験が終わった頃には,そのときに使ったプリントの手直しをしたいと常々思っている。ちょっとした数値や文章の直し,間違ったままの答など,記憶に新しいうちに直したいのだ。いまの生徒のレベルにあった問題への差し替えや補充など,授業をしたすぐ後の方がいいものがつくれる。ところが試験が終われば次の準備に取り掛からなければならない。いまの時期だと春期講習や新年度の準備などやることが多い。そんな中,この日だけはプリント作成だけに当てようと一大決心して数日前取り掛かったのだが,結局は電話の応対やその場でやらなければならない仕事が出てしまい,予定していた半分の時間もできなかった。本気で教材作成だけに集中するとしたら,どこかに引きこもってやるしか無いのかも知れない。そのどこかはどこにあるのやら。

12/03/13(火)

八王子教室で行っている,主に公立の小中学生対象の個別指導では,毎回プリントが数多く出る。単元ごとに解説が入っているプリントや練習問題があり,最後にチェックプリントでひと通り終わる。学年や科目にもよるが,ひとつの単元で5枚から10枚くらいになる。そのため生徒にはプリント用のファイルを渡してそれに整理するように指導している。A4サイズの紙なので,プリントの上方に穴を開けて留めるようにしている。ところが男子小学生の一人が塾で配布しているファイルと異なるものを鞄から取り出した。それはプリントの横に穴を開けて留めるタイプのものだった。ふと彼の動作を見ていると穴を開ける場所に違和感を感じた。そう,プリントの右側に穴あけパンチを当てていたのだ。ほとんどのプリントが横書きなので,左側にあける方が自然だ。最初間違って上部に穴を開けていたので,結果的には下方を除く3箇所に穴が開いてしまった状態でファイルに綴じていた。

12/03/12(月)

明大中野校,明大中野八王子校共に学年末試験を終え,さすがに今日の塾
は静かだった。東中野教室は授業も面談も無く,完全休業日となった。八王子教室は夕方から小・中学生の個別指導がありその時間帯だけは賑わった。明大中野八王子生の期末面談もひとつだけあった。夜になり教材作成や新年度に向けての準備をしていると,一人の生徒がやって来た。いつもより暗い照明に少し不安そうに「今日授業はありますか?」と入り口で立ったまま言った。試験が終わったばかりの今日はさすがに授業が無い。そう伝えたあと,折角なので自習をしていくかと尋ねると「今日はいいです」と正直に言った。比較的自宅が近いその生徒は,車で送って貰った親にすぐに連絡をして再び迎えに来て貰っていた。

12/03/11(日)

数日前に一度はかなり暖かくなったものの,再び真冬のような気温となった。最近は雨が降る日も多く,風が強い日もあり厳しい日が続いている。ひと雨ごとに春がやってくると言うが,いまはそれを感じられない。三寒四温ではなく,一進一退という方がしっくりするこの頃だ。塾に教えに来る先生の多くは,電車やバスで来ることが多いが,中にはバイクや自転車を使う先生も居る。土曜日の雨降る中,バイクでやって来た先生は,到着後しばらく元気が無かった。それもそのはずで来るまでに体が冷え切ってしまったのだ。気温が低いこともあるが,体にまとわりつくシトシトとした雨の方が体温を奪うらしい。水分による気化熱は,確かに体から熱を奪ってしまう。しばらくすると暖まったようで,ほどなく授業をはじめていた。

12/03/10(土)

書棚の整理は思ったよりも時間を要した。スチール製の棚は戸があるので,いったんそれを外してから作業をした。いちいち戸を右に左へと移動していたのでは効率が悪いからだ。古い参考書や問題集を処分するとき,担当していない教科のものは比較的思いきって捨てやすいのだが,数学や物理,化学の本は,それらを以前参考にしたり,授業プリントの元にしたものだったりするとなかなか手放しにくい。結果的に一度は捨てる場所に置いたものの,何とかスペースを作って戻したものもあった。理系教科の場合,本が古くなっても恒久的に変わらない定番の問題があるので使えることも多いし,昔の解説の方がしっくりくることもあるのだ。整理されたばかりの書棚を見るのは気持ちがいい。

12/03/09(金)

書棚の本は年々増えていく。新しい教科書や問題集が出たり,卒業する生
徒が寄付してくれたりなどで増えていく。そうなるとやがて書棚はいっぱいとなってしまい,入りきれない本が横積みされてしまう。その結果,機能的にも悪くなってしまうのだ。並び方も乱雑になり,それが教科ごとにまとまっているのならまだしも,国語の棚に英語の問題集が混ざったりしている。そんな状況の八王子教室の書棚を整理した。東中野教室に比べてると,書棚の容量は圧倒的に少ないので,数年に一度整理しなければならない。10年くらい前の教科書や,長いこと開いた形跡のない問題集や参考書は処分することにした。指導書も古いものが残っていて,中には昭和の頃の本もあった。(つづく)

12/03/08(木)

生徒達の学年末試験もいよいよ終盤を迎えた。2月中旬に中学3年生の試験が始まり,来週の月曜日で終わる。教える側からすると,この一か月間,ずっと試験中であったような感覚だ。それもあと少しで終わると思うとホッとする。担当している学年・科目の関係上,試験対策の授業は今日で終了した。明日と明後日は他の先生の授業はあるのだが,自分で持っている授業がないので救われる。明日からは溜まってしまったいくつもの仕事に取り掛からなければならない。

12/03/07(水)

学年末試験を終えた中学3年生が来た。授業がある訳でも自習をしに来たのでもない。3学年上の先輩が塾に来ることになっていて,それで来たのだ。先日卒業したばかりの高校3年生が2人,後輩が来てからしばらくしてやって来た。すでに髪を染めていた。先輩達はもう使わなくなった制服を後輩にあげる約束をしていたのだ。先輩よりも少し背の低い後輩は,スカートを腰に当て「大丈夫ですか?」と少し楽しそうに見せていた。先輩から貰った制服やセーターなどが詰まった袋はかなり膨らんでいた。女子生徒ならではのやりとりで,こういったことは男子には見られないだろう。ちょうど3学年違うので,3年後には後輩も大学生になる。後輩が帰ったあと,先輩達は彼女が中学1年生の頃のことを話していた。その話を聞いていると,わずかな年月だがこの年頃の女の子の成長の速さをあらためて実感した。

12/03/06(火)

17年ほど前まで第一教育センターで英語を教えていた英語の先生が亡くなられ,その葬儀に参列した。午前中は雨が降り少し寒かったのだが,葬儀が始まる頃から雨は上がり明るくなってきた。英語の先生は長く学校で教鞭を執られた後,第一教育センターの英語の講師として指導をされてきた。授業では優しく生徒に教えながらも,授業以外での普段の生徒の行いに対しては厳しく接する場面も見受けられた。ショートホープを好み,その独特の匂いに先生が来ていることがすぐに分かった。生徒の進路に関することで,納得がいかないことがあった。そのことを話すと,冷静に受け止めていた先生の姿が忘れられない。塾を辞められた後も,何度か電話で相談に乗って頂いたこともあった。長年お酒を飲み続けるための要領も教わった。九十歳での大往生であったことを,葬儀が終わってからのご家族の挨拶で知り,それで少しばかりだが救われた気がした。葬儀が終わり駅に向かう頃には雨もすっかり上がり,気温も上昇しこの時期の気候と思えないくらい温かくなった。先生のご冥福を祈りつつ,午後から授業のある八王子教室へと向かった。

12/03/05(月)

今週の木曜日から学年末試験が始まる高校生の授業があった。試験前なので準備に追われている様子がうかがえる。中にはほとんど寝ていない生徒も居た。試験までまだ数日あるのに飛ばしすぎではないかと思い,なぜそんなに頑張っていたのかと訊いた。すると学校の提出課題をやっていたらしい。課題自体はだいぶ前に出されていたようで,それならもっと前から計画的にやらないといけないと諭した。試験で失敗する典型的なひとつのパターンにはまっているのだ。提出義務があるのだからやらねばならないのだが,それをしていると試験勉強が間に合わなくなる。特に,暗記教科を直前で済まそうとしているとまったく時間が取れず,結果試験に間に合わなくなってしまう。そういったことも学んでいかなければ進歩はない。

12/03/04(日)

個人差があるだろうが,どうも深爪をしてしまう癖があるようだ。右手の人差し指の爪を切りすぎて字が書きにくくなってしまった。指先は体の中でも敏感な方で,小さなとげが刺さっただけでも痛みを強く感じる。ものをつまむとき,食事をするとき,数学の問題を解くときなどに持つペンがぎこちない。それでも爪はすぐに伸び始めるので,2・3日の我慢だろう。2週間ぶりの休みの今日は,字を書くこともほとんど無く時間とともに痛みが和らいでいくのが実感できる。

12/03/03(土)

先週の土曜日と同様,八王子教室で数学特訓を行った。今週は高校1年生が対象だ。明中八王子校は学年によって微妙に試験期間が違うために,分けて数学特訓を行った。2月中旬には中学3年生,下旬には中学2年生と高校2年生,そして今日が高校1年生だった。これらとは別に,東中野教室でも2月中にこれも学年を分けて2度数学特訓を行った。本来なら日曜日に行う数学特訓なのだが,このように連続して特訓があったため,先生の手配や休みがなくなってしまう事情があり,土曜日に実施することとなったのだ。生徒に「なぜ土曜日に特訓があるんですか?」と問われた。そういった事情もあることを話すと「土曜日は(学校のあとなので)疲れるけど,日曜日が全部使えるのは助かる」と言っていた。悪い面もあれば良い面もあるものだ。

12/03/02(金)

昨日に引き続き,今日は明大中野高校の卒業式があった。あいにくの雨で
あったが,旅立ちには雨が似合っているように思うし,縁起が良いとその昔,中学を卒業するときに先生がぽつりと言っていたことを思い出した。この時期の雨はジメジメしていなく,また今日のようにしっとりと降る雨には風情がある。卒業式の後に塾に立ち寄って頂いた何人かの親からは,昨日同様ようやく肩の荷が下りたかのようにホッとした様子がうかがえた。

12/03/01(木)

今年も卒業シーズンがやって来た。今日は明大中野八王子高校の卒業式があった。今年はうるう年のため,例年なら昨日あったはずの卒業式が今日となった。もし昨日の卒業式だったらあの大雪,しかも八王子の学校なので大変なことになっていただろう。実際,卒業式を終えて寄ってくれた生徒によると,昨日の予行演習では予定時間になっても全体の2割程度の生徒しか集まっていなかったらしい。卒業式後にやって来た生徒は,晴れ晴れとした顔をしていた。これからのいつもより少し長い春休みを満喫することだろう。大学入学まではあと一か月ほど。何もしなくても許される一方,自由に時間が使えるこの時期を存分に活用して欲しい。

2月

12/02/29(水)

4年に一度しかない今日,東京では久しぶりにしっかりとした積雪がみられた。出勤する前に交通機関の状況を見てから,電車で行くか,車にするのかで少し迷った。道路の混雑状況を見たところ幹線道路にはそれほど大きな渋滞がみられなかったことと,逆に電車には遅延情報が目立ち始めたので車で向かうことにした。とはいうものの,幹線道路に出るまではところどころ混雑もあったし,スリップ事故もいくつか目撃した。それを見て,慎重に運転しなければと思った。東中野教室には,いつもよりも10分ほど余分に掛かったものの無事到着した。遅れるといけないので早めに出た分少し時間に余裕が出来たので,塾のまわりの雪かきをした。湿った雪は重く,わずか30分ほどの作業なのに汗が出てきた。豪雪地帯の人たちの雪下ろしは,東京のそれとは比較にならないほど大変なことを思えば,道路に溜まった雪くらいで疲れている訳にはいかない。

12/02/28(火)

試験が近づいて来たためだろうか,眠そうな生徒が目立っている。そうし
た生徒に前日何時に寝たのかと訊いてみると,深夜というよりは早朝に近い時間に床に入ったと言う生徒も居た。それでは眠いはずだ。学校の授業もろくに聞いていられなかったのではなかろうか。計画性の無さが露呈してしまう。授業が終わると,途中何を質問されていたのか分からなかったと言う。何をしに勉強しに来ているのか分からなくなってしまう。体調管理もさることながら,自分の普段の生活サイクルのことも考えなければいけない生徒が多い。

12/02/27(月)

新年度に向けて準備を進めている。講座の組み込みや年間予定表の青写真など,どんどん決めていかなければならない。電話で打合せをしていると,電話口の相手と曜日と日にちが合わなかった。間違っていたのは自分の方で,3月のカレンダーを見ながら話をしていた。気持ちが先へ先へと行ってしまい,一か月も先を見てしまっていた。春期講習のこと,4月からのことなど毎年のことだが年度替わりにはやらなければいけないことがたくさんある。冬来たりなば春遠からじ,という言葉があるが,春を前にすでに夏のことが気になり出さなければいいのだが。

12/02/26(日)

昨日に引き続き,今日は東中野教室で数学特訓を行った。明大中野校の生徒対象の特訓は,中学3年生を除く他の学年で一斉に行った。東中野教室の数学特訓は,午前3時間,午後2時間で長年行ってきている。そのため,午後が始まってしばらくすると,終わる時間が近づいてくるのを感じる。その一方,八王子教室の数学特訓は午後3時間なので,午後の長さは東中野教室に比して長い。もっとも,この4月からは明大中野八王子校も3期制に戻るので,数学特訓もそれに併せて時間数の変更を行うだろう。わずか一時間の違いなのだが,感じ方がずいぶん異なる。午後2時頃にはもうすぐ終わってしまうと感じる東中野教室に対して,まだまだ時間は十分に残っていると思う八王子教室。東中野教室ではもっと時間が欲しいと思ってしまうことが多々ある。

12/02/25(土)

八王子教室で数学特訓を行った。今回は中学2年と高校2年が対象。いつも行っている日曜日と異なり,土曜日は学校が終わってから来るので少し勝手が違う。朝早くから新鮮な気持ちで行える日曜日と異なり,学校で数時間授業を受けてきているので,疲労度が違うようだ。もっともそれは個人差があるようで,大して疲れた様子も見せずにいつも通り問題に取り組んでいる生徒も居る。特に,中学2年生は元気で,最後までばてずにやれた生徒ばかりだった。一方,高校2年の生徒の中には,学校での課題に疲れてしまい,途中しばらく机に伏せて休んでいた生徒も居た。本当に疲れていたようだったので,しばらく寝かせておいた。途中休憩の30分をはさみ一時間ほど寝ていた。その甲斐あってか,起きてからはかなりスムーズに問題に取り組んでいた。

12/02/24(金)

八王子教室に昨日今日と二日連続で卒業生が遊びに来た。しかも同じ学年の同じ部活だった卒業生だ。昨日来た方は,高校生のときにお世話になった先生に会いに来たのだが,その先生の授業の無い日だったので会うことが出来なかった。その生徒は以前も来たことがあったのだが,やはり先生と会うことが出来なかった。タイミングが悪いということだ。今日来た卒業生も何度か来たことがあったのだが,会いたがっていた先生の授業日だったので,話をすることが出来ただろう。推測表現になっているのは,今日は東中野教室に居て,遊びに来た生徒から電話があって知ったからだ。大学でも本格的に部活をしているため,なかなか暇が無いようなのだが,こうして時間をみつけては会いに来てくれるのはありがたい。

12/02/23(木)

いつの間にか高校生の数学の教科書が減ってしまっていた。この4月からは新課程になるため,それら教科書はいまとなっては入手が難しくなってしまった。そこでふと思いついたのが今年の高校3年生だ。ひとつ下の学年と同じ教科書を使っているのだ。すぐに数人の生徒に教科書が要らないようならば譲って欲しいとメールした。すると何人かの生徒からすぐに返事が来た。今度塾に寄るときや,卒業式の後に持って来てくれるという快い返事ばかりだった。素早い返信とその気持ちが嬉しかった。

12/02/22(水)

先日のこと。八王子教室でコンビニエンスストアで買ってきたラーメンを食べようと電子レンジで温めた。パッケージには1500Wで1分50秒,500Wで5分30秒と書いてある。塾の電子レンジは700Wなので4分にセットして温めはじめた。4分の根拠は1500W×110秒÷700W=236秒=約4分だ。500W5分30秒でも同じ結果となる。待つこと4分,野菜たっぷりのラーメンは出来上がった。ところがフタを開けいざ食べ始めたらやけにぬるいのだ。時間はきちんと守ったのに,スープはぬるく麺はまだ少し硬かった。半茹で状態だ。ふと電子レンジを見ると,電力の設定が400Wになっていた。どうやら前日使った生徒が設定を変えてしまっていたようだ。わざわざ低い電力に設定しているとは思わなかった。設定を変えた生徒によると,700Wだと強すぎて彼の持っている容器が耐えられないからとのこと。設定を変えるだけの事情があるものだ。

12/02/21(火)

塾には電子レンジが置いてある。東中野教室の方がやや機能が高く,時間も20秒刻みで設定できる。使用時の音もそれほどうるさくなく,皿の回転もスムーズに動いている。八王子教室の方はそれよりも廉価な品物で,時間は分刻み,回転しているときの音は『ブ~ン』と結構鳴ってうるさい。いまどき出来上がったときに『チン!』となるのも珍しい。ただ一点,東中野教室のモノより優れているのは電力が選べることだ。最高が700Wで,以下550W,400W,210W,100Wとなっている。210Wが中途半端にみえるがこの数値の上には「解凍」と記されているので,これが200Wではなく210Wの必要性の理由なのだろうか。どちらの教室も安物ではあるけれども,コンビニ弁当を温めるには十分で,生徒も先生も重宝しているのは確かだ。(つづく)

12/02/20(月)

年度が切り替わる季節となった。年度初頭は春期講習の案内作成がはじめとなる。担当する先生を決め,時間割をつくりさらに配布用の案内を作成・印刷する。新年度の塾の案内も作らなければならないが,こちらは年間の予定なども決めるので,春期講習よりははるかに時間が掛かる。期末面談も近づいて来た。一か月前には案内を送るようにしているのだが,こちらも先生のスケジュールを抑えてからでないと出来ないので,なかなかスムーズにはいかない。毎年のことではあるが,やはり春は忙しい。

12/02/19(日)

夜の少し遅い時間に自習しに来た生徒が,時々咳払いをしていた。風邪でも引いたのかと尋ねると「部活で声を出したために喉を痛めたんです」とのこと。ここ最近は雪が降ったりして少しは湿度が高くなった日もあったが,ほとんどの日中の湿度は30%台程度なのでかなり乾燥している。その上に大声を張り上げれば喉がやられても仕方ない。翌日も練習があるというので,天気予報を見るとやはりかなり低い湿度のになりそうだった。うがいをして部屋の湿気を確保することが彼には必要そうだ。

12/02/18(土)

明中八王子校の中学3年生はいま,学年末試験の最中だ。他の学年と異なり,卒業を控えているので試験が早めに有る。明大中野校の中学3年も来週には試験が始まる。試験対策の英語の授業を終えた生徒が,月曜日の数学の試験で証明が出るかもしれないと言うので,どのあたりが範囲かと訊くと「三平方の定理です」と答えた。定番でもあるので,定理そのものの証明をして貰った。正方形の中に4つの合同な直角三角形と1つの正方形のある図で証明するやつだ。少し時間が掛かったが,問題なく証明が出来た。それからしばらくしてから「母親に5時までに帰るように言われているので帰ります」とちょっと遠慮気味に言ってから出ていった。そのときの時間はすでに5時少し前で,とうてい間に合わない時間だった。それならそうと先に言ってくれればよかったのだが,出題されて「いや,用事があるので帰ります」とは言いにくかったのだろうか。生徒の性格もさまざまだ。

12/02/17(金)

明大中野校と明大中野八王子校で明大推薦・統一学力テストが高校2年生を対象に行われた。今回は駿台予備校の模擬試験を援用したらしい。明大中野校は試験後にすぐ自己採点をした。今日授業を受けに来た生徒に早速点数を記入させた。毎度のことながら,試験結果は悲喜こもごもだ。今回は数学が比較的やさしかったようで,高得点の生徒も居た。その一方で,いつもだとそれほど低い点数になりにくい国語で散々な点数だった生徒も居た。明大中野八王子校はどういう訳か今回は自己採点をしなかったらしく,点数は分からない。ただ,塾に来た生徒の話では明大中野生同様,難しかったという感想もあった。

12/02/16(木)

塾で学校のプリントや友達のノートをコピーしたがる生徒が居る。試験前
になるとその傾向はさらに強くなる。高校,大学と過ごしてきた人には少なからず心当たりはあるだろう。塾でコピーをする場合,枚数に併せてコピー代を徴収している。東中野教室の場合は直接現金で貰い,後で経理に渡している。八王子教室はネコの貯金箱が有り,そこに直接入れて貰う。高校の女子生徒がコピーをしたので,貯金箱に入れるように言うと「ついでにお祈りもしよう」といいながら小銭を入れていた。御利益があるかは分からないが,まあ気持ちだけは貰っておいた。

12/02/15(水)

東中野教室に出勤すると,高校3年の生徒と母親が待っていた。明治大学
への推薦が決まりその挨拶だった。突然の訪問であるが,いわゆる嬉しい不意打ちでこの時期の楽しみでもある。一月下旬に大学で最終面接があり,そのときの様子のアンケート用紙も一緒に持ってきてくれた。特筆することが少ないくらい楽な面接だったらしく,簡単にしか記していない用紙を見た母親が「もっと書くことなかったの?」と言っていた。いまは学校でTOEICの講習を受けているらしいが,入学までのこの時間は本当にゆっくり過ごせる良い時間だ。安心した彼の母親の顔を見ると,こちらまで嬉しくなる。

12/02/14(火)

八王子教室では頂き物のチョコレート類が講師室に並べてある。どれも小粒で簡単につまめるようになっている。進物としてはそういう方がみんなで分け合えるので喜ばれるのだろう。このチョコレートだが甘いものに目がない人は,ついつい手が出てしまうようだ。授業で塾に来る度に手を伸ばしてしまう先生が何人か居る。その結果,ここ最近で明らかに体重が増えてしまったと嘆く先生も居る。授業準備をしているときに,視界に好物が入ってしまうのだから仕方ないだろう。まったく興味のない人間から見ると,たとえ目の前にぶら下げられていても何とも思わない。それが嗜好品というモノなのだろう。

12/02/13(月)

先日の通勤時のこと。いつも使っている駅の改札を抜けるとすでに電車が
ホームに停まっていた。余裕をもって出たはずなので少し慌ててホームに降りた。するとそれは一本前の電車だった。風が少し強い日で,大きなビニール袋状のモノがパンタグラフに引っかかったために緊急停車したようだった。それを横目で見ながらいつも乗る車輌の位置まで歩いて行った。そこは先頭車両で運転席のすぐ後ろだ。当然運転手が司令室(というのだろうか)と連絡を取りあっている状況が見えた。運転手は『面倒なことになったな』ということが見て取れるような顔をしながら現場に向かった。再び運転室に戻り連絡していた。そこでのやりとりでは,駅員と協力して取り除くように指示されていた。けれどもその必要は無くなった。しばらくすると,ビニール袋は風に煽られて自然にパンタグラフから離れた。それを駅員がホームからモノを拾うときに使う道具でつまんで事なきを得た。遅れること10分ほどで電車は動き始めた。電車の遅延は良くあることだが,その原因となる現場を見ることは珍しい。こんなふうにして日々鉄道に携わる人達は対処しているのだろう。

12/02/12(日)

自宅で使っている座椅子を新しくした。冬場は炬燵と共に無くてはならな
いものだ。新しい座椅子は背もたれの角度が14段階も調整が可能で,カバーを取り外せるので洗濯も出来るのできれいに保てる。何よりも驚いたのは,新しい座椅子に座ると目の高さがこれまでよりもかなり高くなったことだ。高くなったというのは正確ではなく,以前のものが長年の使用により潰れてしまったというのが正しいのだろう。いわゆるせんべい布団の状態になっていたのだ。当然座り心地も数段良くなった。人の体に直接触れるものは,やはり良いものにした方が過ごしやすいことをあらためて実感した。

12/02/11(土)

祝日の今日,中学3年対象の数学特訓を東中野教室と八王子教室の両方で同日に行った。通常,数学特訓は日曜日に行うことが多いのだが,今回は土曜日が祝日だったのでそれに併せて組んだ。他の学年の数学特訓は月末に予定しているので,可能な限り日曜日以外の日を使うようにしている。明大中野校では明日の高校入試を受験生と共に在校している中学3年生にも受けさせる。明大中野高校のレベルを考えると,在校生にとっては苦戦が強いられるだろう。明大中野八王子校の中学3年生は明日の入試は受けないのだが,先日行われた推薦入試については同じ問題を受けさせられていた。一般入試に比べると,問題レベルは易しいものの,英語や国語は長文もしっかり出ていて,30分という試験時間で解くには厳しかったかも知れない。

12/02/10(金)

東中野教室の模様替えは終盤を迎えた。棚の奥や倉庫の中から要らなくなったモノを出して廃棄している。棚の上からほこりを被った昔の生徒の成績表が出てきた。中学受験あるいは高校受験をする生徒の学力テストの成績表だ。成績表に記されている日付は1994年から96年あたりのものが多い。その頃の小学5年から中学3年の生徒なので,いまはほとんどが30代となっている。さて,この成績表の山だが処分に困っている。古紙として捨てる訳にもいかないし,可燃ゴミにするのも抵抗がある。燃やすかシュレッダーに掛けてから可燃ゴミとして捨てるか,いずれかが考えられる。燃やすにも場所もないしそうした道具もない。となるとシュレッダーしかないのだが,その量の多さを考えると躊躇してしまう。とりあえず紐掛けだけいまはしてある。

12/02/09(木)

授業後に数学の先生と女子生徒と3人で雑談をした。その中で兄弟のことが話題に上がった。生徒には大学生になる兄が居る。比較的年齢は近い方で,たまに兄妹げんかをすることもあるらしい。子供の頃に比べると少なくなったものの,些細なことでやり合うことがあるようだ。そのせいではないだろうが,兄に対して女子生徒は結構辛口だ。特につき合っている兄の彼女については痛烈で,同性に対してはこうもきつくなるのだろうかと驚かされた。彼女がたまたまなのだろうか。男兄弟しか持たない者にとっては未知の世界である。

12/02/08(水)

東中野教室で再び重たい棚の移動を行った。幸い水曜日は多くの生徒が来る日なので高校生の男子生徒に手伝って貰った。今回は総勢4人で書類が入ったままのスチール製の棚を移動して貰った。男子生徒4人でもかなり苦労するほどの重さだ。作業をしていると,生徒の性格がそれなりに表れるのが分かった。指示されたとおりにする生徒も居れば,自分から手順を考えて他の生徒に言う生徒などさまざまだ。授業では見られない生徒の一面を見ることが出来た。ところで,作業が済んだあとティッシュで血を拭いている生徒が居たので,怪我でもしたのかと心配して声を掛けたら鼻血だった。どうしたのかと訊くと「鼻をこすりすぎたら出ました」とのこと。やれやれ。

12/02/07(火)

明治大学への推薦許可が出た日は,親も学校に行くことになっていた。その帰りに何人かの保護者が塾に挨拶に来られた。その際に「先生方で召し上がってください」とお菓子やコーヒー,紅茶などを頂いた。時期なのだろうか,お菓子はチョコレートの類が多かった。個人的には甘いものはまったくとらないので,その代わりにコーヒーを頂いた。ところが先生方や生徒はお菓子のことに詳しく,箱から取り出したものを見ては「これは中に○○が入っている」とか,「前に食べたことがある」など話題に事欠かなかった。お菓子を選ぶ保護者にしても,それを頂く先生にしても甘いものに対する造詣の深さに感心させられた。

12/02/06(月)

明治大学の付属校である明大中野校と明大中野八王子校の高校3年生は,この時期学校での講習があるものの,受験生と比べるとやはりのんびり過ごせる。明治大学では昨日,全学部統一入学試験が行われた。学部ごとの入学試験も明日から始まり,来週にはすべての学部の入試は終了する。その一方で,付属の生徒達は伸び伸びと過ごしている感がある。大学に入る前に短期留学をするという生徒が,英語の先生にいくつものアドバイスを受けていた。大学を一般受験で受けなければならない高校生からすると,何とも羨ましいことだろう。もっとも,受験生はいま,そんなことを知る余地もないだろう。予備校の模擬試験でどんなに良い結果が出たにしても,本番の試験でうまく行かなければ終わってしまう。そんな情況下,他の学校の生徒のことに考えが及ぶ余裕はいまは無いはず。

12/02/05(日)

土曜日の明大推薦合格発表の帰りに寄った高校3年生は,卒業してからのアルバイトのことを話していた。仕事の内容もさることながら,時給が良いバイトがないかと物色していた。話を聞いていて驚いたのは,アルバイトの最低賃金がずいぶん高くなっていることだった。以前は時給700円台も有ったように記憶しているのだが,いまの東京都における高校生の最低賃金は837円らしい。ずいぶん高く感じるのだが,当の生徒は「850円じゃ安い!」などと言っている。もっともこの数値は東京都と神奈川県くらいのもので,他の地域では未だに600円台の最低賃金の県もあるようだ。

12/02/04(土)

明大中野八王子校で,高校3年生を対象とした明治大学への推薦合格発表があった。12月に成績表が出て推薦の内定を貰った段階でよほどのことがない限り推薦が取り消されることはない。それゆえその段階でほぼ安心できるのだが,やはり正式な通知が出た段階で,本当に安心できるだろう。その気持ちは生徒よりもむしろ親の方が強く感じるかも知れない。合格発表は保護者も学校に行くことになっている。発表の帰りに塾に寄った生徒が何人か居て,思ったよりもあっさりとした行事に「わざわざ親が来なくてもいいのに」と言っていたが,長い間不安な気持ちを抱きながら過ごしてきたことを知っている身としては,決してそんなことは無いだろうと思った。明大中野校の発表は二日後にある。

12/02/03(金)

ここ最近の東中野教室での仕事は,模様替えすることが多い。教室にカーペットを張り,自習室も新たに作りつつあるのだが,実際に机を配置しても使い勝手がよくないこともある。今日の明大中野校は中学入試のため生徒は休みだった。そのため,主に高校二年生の授業を午前中から行っていた。他の学年の授業もいくつかあったが,夕方以降はほとんど授業は無かった。そんな中,自習用のブースを移動した。部分的に解体しないととても動かせる代物ではなかった。ところが解体しても簡単には動かせなかった。結局,授業が終わった生徒に手伝って貰うことになった。それにしても堅いねじを緩め,少し重たいものを運んだだけで手が“笑ってしまう”状態になったのはちょっと情けなかった。

12/02/02(木)

高校生の学校で出された日本史のプリントをどのくらい覚えているかチェックした。空欄を赤のチェックペンで記入した箇所を,チェックシートを被せ生徒にどんどん答えていって貰うのだ。次から次へと答を言っては,チェックシートをずらしていく。空欄には歴史的な事柄や人名,年号が記されているのだが,年号以外は難しい言葉が並びいまひとつピンと来ないものが多い。昔高校生だった頃に日本史の勉強はしたのだが,そんな用語があったのだろうかと感じてしまう。高校二年生レベルともなると,内容が難しいのかも知れないが,自分の専門分野でない教科はそんなものかも知れない。

12/02/01(水)

首都圏の中学入試が今日から始まった。塾生が通っている明大中野八王子中学は今日と明後日が,明大中野中学は明日と明明後日が入試日となっている。その関係で,八王子教室のいくつかの授業は他の日に移動して行った。東中野教室の授業だが,入試準備のため学校が午前中で終了したために,時間を繰り上げて行った。午後1時頃には生徒が来始めた。けれども何人かの生徒は時間になっても来なかった。入試準備の係によっては下校時間が異なったようだ。授業開始時間を過ぎてからようやく来た生徒に事情を訊くと,掃除当番の生徒がおおむね遅れたようだ。作業自体は午後2時頃まで掛かったのだが,それにもかかわらず昼食をとることは出来なかったらしい。それだとさすがにすぐに授業を始める訳にもいかなかったので,何はともあれ急いで食事を済ませるように指示をした。

1月

12/01/31(火)

いま使っているクレジットカードのひとつは,インターネットプロバイダーへの毎月の使用料や,保険会社への保険料の引き落としに使っている。どちらも銀行の預金通帳からの引き落としでも出来るのだが,いつからだろうかそうしている。年会費は2100円でそれほど大きな額ではない。年会費が掛かる分,ビジネス用のスーツやワイシャツなどを販売している洋品店の商品券が送られてくる。額面は4000円で年会費の約2倍となる。それを使って毎年,その店でネクタイや靴下などを買っている。この時期はバーゲンをやっているので,商品券を使うと思っている以上に安く買えることがある。結局,仕事で必ず必要なものなので,その店でないにしてもいずれ買わなければならない。しかも,スーツを扱っている店だけに品物もある程度しっかりしている。そんな訳で,そのクレジットカードは使い続けるだろう。

12/01/30(月)

基本的に買い物は現金で支払うことにしている。去年,仕事の拠点をアメリカに置いている旧友と飲んだとき,現金で支払うよりもクレジットカードで支払う頻度の方が圧倒的に高いことを聞いた。日本での現状を見ると,まだまだ現金払いの方が多いと思う。それはさておき,そんな状況でもカードは少しだけ持っている。いざというときのこともあるのだが,最初に作ったときの事情などほとんど記憶に残っていない。持っているカードは年会費が掛かるものと無料のものが有る。無料のカードの方が後から作ったのだが,年会費が掛からないことが新たに作った理由のひとつだった。先に作った方は年会費が掛かる。ほとんど使わないものに会費を支払うのはもったいない,そんな風に考えている。けれどもそのカードを使い続けるには訳があるのだ。(つづく)

12/01/29(日)

新聞にはほぼ毎日のようにチラシが入っている。週末ともなれば新聞本体より分厚くなることもある。不動産や家電製品,車などさまざまな広告が入っている。この時期は塾のチラシも多くなる頃だ。先日,スパーで買い物をしたときに大売り出しのチラシが入っていた。それを持ち帰って見ていると,チラシのどこを見ても店の名前がないことに気づいた。買い物をしたときに貰ったので,その店のものであることは分かるのだが,自宅に持ち帰った人がテーブルの上にでも放置した後しばらくしてから見たときに,どこのチラシなのかと首を傾げないだろうかと思った。やはりチラシには店名と電話番号くらいは入れておいた方がいいのではなかろうか。

12/01/28(土)

八王子教室のすぐ側にあるスーパーでは,一階の中央付近に生活雑貨が置いてある。そこへ行くとトイレットペーパーと箱ティッシュが山積みされている。いつものように安い商品を買おうとすると,アルバイトだろうかメーカーから派遣されたマネキンの女性にその会社の商品を勧められた。単価を計算するとやや高めだったので迷っていると,サービスでトイレットパーパーを3個付けてくれるという。さらにウエットティッシュも3個サービスしてくれると追い打ちがあった。ずいぶん押しの強い人だと思った。結局,彼女の熱心さに負けて買うことにした。もっともそれだけいろいろ付けてくれたので,結果的には安い買い物ができたことになった。

12/01/27(金)

トイレットペーパーと箱ティッシュが少なくなったので,近くのスーパー
に買いに行った。いつも買う商品は決まっている。その店で一番安いものにしているのだ。ただし単に値段が安いだけのものを買う訳ではない。箱ティッシュの場合,160組320枚のものもあれば,200組400枚の品もある。例えば160組5箱で240円と200組5箱で280円の品が並んでいる場合280円の方を買う。店頭で280円×0.8=224円と計算すると,明らかに200組280円の方が安いのが分かる。トイレットペーパーの場合,ダブルだと長さが30mの商品が多いのだが,中には27.5mというものもある。よく注意しないと見落としてしまうところだ。(つづく)

12/01/26(木)

久しぶりに立ち上げた東中野教室のインクジェット機だが,印刷状態が悪かった。そこですぐにプリンターのユーティリティーからヘッドのクリーニングとリフレッシングを行った。その後試し刷りを2枚ほど行ったところようやくまともなものが得られるようになった。やはり月に一度や二度は,必要がなくてもプリンターは使わなければならないことを学んだ。特にインクジェット機においてそれは必要だろう。それはともかく,今回の印刷時に黄色のインクの交換をしたのだが,果たしていまこの機種のインクはまだ販売されているのだろうか。ちょっと心配になった。

12/01/25(水)

東中野教室には3台,八王子教室にも3台それぞれプリンターがある。コピー機あるいは印刷機として併用しているメインとなる複合機の他に,これらメインで使っている機械がもし故障したときのバックアップとして使っているものもある。その中で,東中野教室に置いてあるインクジェット機はここ最近使っていなかった。パーソナルで使うような小さなプリンターだ。インクジェット機の場合,インクはノズルから出るので,長いこと使っていないとインクの出が悪くなる。どうしても色を付け印刷したいものが有ったので久しぶりに使ってみた。複合機でも出来ないことはないのだが,それほど大それたものでもないし,何よりも複合機の場合,一枚あたりのコストが高いのでインクジェット機を使うことにした。さて,いざ印刷したところ印刷物の汚れがひどかった。そのままでは使い物にならないほどひどい出来だった。(つづく)

12/01/24(火)

夜遅くまで勉強する生徒は,コンビニエンスストアやファーストフードで食事を買ってくることが多い。中には自宅から弁当を持ってくることもある。梅雨時や夏場は夜まで保たないだろうが,この時期なら傷む心配はないだろう。自習をしに来た中学生が鞄から出した弁当を見て驚いた。懐石風の弁当が,つくりの良い箱にきちんと収められていたのだ。どうしてそんなすごい弁当を持ってきたのかと訊くと「母が持たせてくれたんです」とのこと。春雨やエビチリなど中華風のその弁当は,やはり中学生の弁当としてはちょっと違和感があったように感じたのだが,当の生徒は喜んで食べていた。

12/01/23(月)

東京ではずいぶん長いこと雨が降らず,ずっと乾燥した状況が続いていた。ところ先週末に雨が降ったかと思いきや,今日の夜には雪が降り始めた。それもかなりの勢いで,午後9時を過ぎた頃には幹線道路でさえ積もりだした。授業はすべて終了していたのでいつもよりも早めに上がることにした。帰りの電車はすでに少し遅れはじめていた。それでもそれほど大きな遅れもみられず家に帰り着けた。そんな訳でこの雑記帳は帰宅してから書いている。休みの日以外にこうしたことをするのはほとんど記憶に無い。自宅に無事帰り着き,こたつに入りながら日が変わる前にゆっくり出来ることがたまに有ってもいいのではなかろうか。ニュースでは首都圏の雪の様子を知らせている。

12/01/22(日)

古いスチール製の棚の解体は,授業が終了した午後9時頃から始めた。単にネジを外すだけなので,二人で作業すればそれほど時間は要さないだろうと思った。ところがそうはいかなかった。年数が経っているだけに,ネジが錆び付いてしまっている箇所があり,かなり力を入れなければ回らなかったり,中には六角の角が削れてしまったものまで出た。一人で外せないネジは,反対側のナットを一人がラジオペンチで押さえ,もう一方の六角ネジを残りの一人が担当するという共同作業も必要だった。結局すべてのネジを外し終えるまでに40分ほど要してしまった。思えば解体した書棚は,今回手伝ってくれた生徒が生まれる前に組み立てたものだ。そのときも誰かに手伝って貰ったように記憶している。

12/01/21(土)

東中野教室では,ここ数年で教室や講師室などの内装を施している。その結果,古くなった書棚や机,椅子など廃棄するものが出るのは当然のこと。今回はスチール製の書棚を2つほど処分することにした。組み立てたのはおそらく20年以上前のことだ。六角レンチで合計100個ほどのネジを取らなければならない。さすがにこの数は多く,一人でやるには厳しかった。そこで授業を受けに来ていた生徒に手伝って貰えないかと訊くと,快くやってくれると返事をしてくれた。授業が終わった後に生徒と共にネジを取り始めた。二人ならばそんなに時間はかからないだろうと思ったのだ。自宅から持ってきたレンチも2個あり丁度よかった。(つづく)

12/01/20(金)

大学入試センター試験が先週の土・日曜日に実施された。私立大学の入学試験もそうだが,昔と比べると入試の方法がずいぶん複雑となった。だからといって,試験をする側に落ち度が許されるはずもない。報道にもあるように,今回のセンター入試では不手際が目立ちすぎた。今年は社会科の試験方法が変わったため,問題用紙の配布の仕方が去年とは違うようになった。その周知が徹底していなかった。人間のやることだからミスは仕方ない。けれども,北海道大学では試験監督をする教授陣の26%が,事前説明会を欠席したとの報道があった。また,佐賀大学では難病の受験生が別室で放置されたという事実もあった。大学の先生方にとって,受験はいくつもある仕事に内のひとつとして捉えている,そう思われても仕方ない。予備校などで行う模擬試験の数倍もする受験料を取るのだから,それに見合った専門の人間を配置するべきではないだろうか。予備校の模擬試験では大学受験料よりもはるかに廉価であるにも関わらず,懇切丁寧な解答や成績表,合格判定などが出る。試験の実施もほぼ滞りなく行うことだろう。大学側は入学試験をもっと真摯に受けとめて欲しい。

12/01/19(木)

高校3年の生徒が明治大学への推薦内定が決まったことを報告に来た。同じ部活に入っていた生徒達で約二年間教えてきた。それなので,塾での授業時間帯など周知のはずなのだが,どういう訳か授業の真っ最中にやって来た。とりあえず先輩達が書いてくれた明大面接の資料などを見て待って貰った。それでも授業が終わるまでにはかなりの時間があったので,授業の生徒には問題を解く時間を与えて3年生とわずかな時間だが話をした。講師室で待っていた3年生は,相も変わらずパソコンを立ち上げては訳の分からないサイトにアクセスしていた。明治大学での面接まではまだ少し間があり,だからといっていま急いでやることも無いのが正直なところだろう。しばらくして授業に戻る時間になると,部活を続けている生徒は学校へ戻り,そうで無い生徒は家路へと向かったのだろう。

12/01/18(水)

今年の初夏に東京でも見ることが出来る日食だが,太陽の観測というとやはりサングラスが必要だろう。セキュリティーソフトの精算時に見た,レジ脇に置いてある観測用のサングラスは980円だった。セキュリティーソフトは店頭価格よりは安くなったものの,ネット販売ならもともとが安い値段だったので,別段値引きをして貰った訳ではない。けれども快くネット販売と同じ価格にしてくれた店員が,日食の情報まで提供してくれたことと,ネットと店頭の価格差がほぼサングラスの値段と同じだったので,迷わず観測用サングラスを購入することにした。何種類かあったので,違いを尋ねると単に模様が違うだけだとのこと。フレアが写っている太陽と,地球が描かれているものを選んで,セキュリティーソフトと同じ袋に入れて貰った。

12/01/17(火)

ヨドバシカメラにセキュリティーソフトを買いに行った。10台のパソコンで使えるソフトだ。買い物に出掛ける前に,ヨドバシカメラのネット通販で値段を確かめた。ところが店で購入しようとしたところ,1000円以上も高かった。そこでネットではもっと安かったことを言うと,すぐにヨドバシのサイトを確認してその値段にしてくれた。何でも試しに言ってみるものだ。精算をしているときレジ脇には『太陽観察用サングラス』という品物がいくつも並んでいた。それを手に取って見ていると,店員が「今年日本で見られる日食用に売れていますよ」と言った。そう,今年の5月下旬には日本のかなりの広範囲で皆既日食,さらには金環日食が見られるのだ。その次に日本で見ることが出来る金環日食は18年後の2030年で,主に北海道全域で見ることは出来るのだが,他の地域では部分日食までしか観測できないらしい。(つづく)

12/01/16(月)

今年もインフルエンザが流行りだしている。先週までは誰も罹っていなか
ったのだが,今日になって八王子教室だけでも二人の生徒がインフルエンザで休むと連絡があった。インフルエンザにせよ風邪にせよ,予防が大切なので早速塾に来た生徒にはアルコール消毒をするようにスプレーを回した。東京ではずいぶん長いこと雨が降っていない。これだけ乾燥していると,ウイルスにとっては良い環境となって空気中を舞っていることだろう。今年の冬は特に夜はかなり冷え込む日が多く,夏の暑さとは異なる体力の奪われ方をしているのだろうか。先週末には大学入試センター試験があり,2月になれば中学受験をはじめとして,高校入試・大学入試が目白押しだ。受験生にとっては特に気の抜けないこの時期,インフルエンザの予防はしっかりしなければならない。

12/01/15(日)

先生の食べている牛丼弁当を見た女子中学生が「おいしそう」と言った。塾の近くの店で買ってきたものだ。キャンペーンで安くなっているから買ってきたらどうかと勧めた。ところがそれは出来ないという。女子中学生が一人で牛丼屋に入るには抵抗があるというのだ。確かに牛丼屋で女子中学生はおろか,女子高校生の姿を見たという記憶は無い。彼女が言うには,特にカウンター席に座る勇気が無いという。女の子にとって牛丼屋はハードルが高いようだ。「先生ならサーティーワンに一人で入るようなものじゃないですか」と言われたのだが,それはピンと来なかった。なぜならばアイスクリームを買うということがまず無いからだ。でも,女子中学生や高校生しか居ない店に入れと言われたならば,きっと躊躇することだろう。

12/01/14(土)

昔の教材テキストを見ると,以前それらを使って授業をしていた形跡が残っていたりして懐かしく思う。10年以上も前の本もあるので,中に挟んである紙などを見るとその当時のことが想い出される。それらは生徒だけのことでは無く,その教材を使っていた先生のことも思い起こされる。けれども想い出に耽っていると片付けがいつまでも終わらないので,そこは切りをつけて次の作業へと移らなければならない。結局,すべての片付けを一日で終わらせることなどできるはずもなく,また来週やり直すことにした。一段落させた時間はすでに日付が変わっていた。

12/01/13(金)

東中野教室の棚の整理をした。古いスチール製の棚に納められていた問題集や参考書を,新しく設えた書棚に移動したのだ。主に数学や算数の問題集が入っている棚だ。すでに古くなっていまでは使うには少し無理がある問題集は廃棄することにした。単に古いから捨てるという訳ではなく,中にはいまでも十分に役立つ問題集もある。いまの課程では扱わなくなったものの,学校の先生によってはその単元を取り上げることもある。中学生では標本調査の母集団に関する推定を学んでいたこともあった。高校生においては,いまでは空間における直線や平面の方程式はまず取り上げられなくなったのだが,十数年前の問題集にはしっかり一つの単元として成り立っていた。(つづく)

12/01/12(木)

仕事場に着く前に郵便局や銀行に寄って,振り込みや現金の引き出しなど
の用事を済ましておいた。実は,いったん出勤して一段落してから出掛けようかとも思っていたのだが,若干時間に余裕が有ったので先に済ましておいたのだ。その後教室に到着し,いつも通りに仕事を始めた。すると思いのほかすぐにでもやらなければならない用件が生じ,それに要する時間がさらに思いのほか掛かってしまった。結果的に先に金融機関に行っておいて良かった。後でも出来ることを残しておくと,その『後で』が大変になってしまう典型的な例になるところだった。

12/01/11(水)

今年に入ってからはじめて,東中野教室で仕事をした。毎度のことながら,しばらく間が開いてしまうとたくさんの片付けなければならない仕事が山となって積まれている。そんな中でも優先順位がある。当然授業がその最たるもので,最低限のことをやってから授業に臨んだ。年末に改装した教室の机の配置だが,やはり使い勝手が良くなかったのか,パーティションも含め,いくつか移動されていた。まだ使い始めたばかりなので,もう少し様子を見ていかなければどういった使い方が良いのかは分からないだろう。新たに備え付けた書棚にもまだ本はまったく入っていない状態で,なかなか思うようにことは進まない。それほど慌てることはないが,早くスッキリ片付けたい気持ちはある。

12/01/10(火)

今日から新学期の授業が始まった。もっとも,東中野教室の授業は学校が始業式で午前中で終わってしまうために,いくつかの授業は時間を変えて行ったり,後日補講とした。八王子教室の方は学校が二期制のため,今日から通常授業だったので,塾の授業もいつも通り行った。ただ,どちらの教室も高校二年生だけは明大推薦・統一学力テストの模擬試験を実施した。毎年この時期に過去問を使って行っているテストだ。冬休み明けでまだ本調子でない生徒も居たようだが,本試験まであとひと月ほどしか猶予が無いので,早く本格的に取り組んで欲しいと願う。冬期講習中に対策ゼミを受けた生徒の出来が特に気に掛かるところだ。

12/01/09(月)

成人の日の夕方,テレビでニュースを見ていた。毎年のように荒れた成人式が報道される中,今年は震災の影響かそうした騒ぎはいつもよりも少ない気がした。もっとも,騒ぐ輩を報道するからこそ調子に乗ってしまう新成人が出てしまうのではないだろうか。同じニュースの中,天気予報では冬の空特有の澄み切った空に満月の映像が出ていた。その後で買い物に出掛けると,東の空にテレビと同じ満月が浮かんでいた。

12/01/08(日)

冬期講習開けの休みがやってきた。早い時間帯に慣れていたせいか,休みの今日は思ったよりも早めに起きてしまった。外を見れば快晴。しばらくできなかった布団干しをした。年末から布団に入るたびに,部屋を暖めていても布団の中がやけに冷たく感じていて心地よくなかった。仕事に出ると雲一つ無い空を見つつ,でも布団干しができなかった。それが今日やっとどうにか解消できた。部屋の温度だけでは計れない,寝るときの気分の違いがある。

12/01/07(土)

冬期講習が今日で終了した。ここ数日,朝の気温がかなり低かったので,毎日起きるのが辛かったのだが,それも今日で終わると思うとホッとする。朝が弱いのに加えて,寒い上に帰りがいつもとあまり変わらないという三重苦から開放される。講習が終わる度に,普段が遅い時間帯の仕事で良かったと思う。たまに早い時間に仕事をしていると,毎日そうやって仕事をしている人達の苦労がよく分かる。

12/01/06(金)

自宅で飲むビールは,基本的に近所のスーパーで瓶ビールをケースごと買っている。ケース買いの場合,一度に大瓶20本を買うのでかなりの重さになる。当然車で買い付け,店員に台車で車まで運んで貰う。年末にこの大瓶以外にお気に入りのビールが,やはりケースで売っていたのでこれも同時に20本注文した。合計で40本だ。さすがにこれだけあればしばらくは足りるだろう。さて,車に積み込むときに顔なじみの店員から「仕事は何をやっているのですか?」と訊かれた。どうやら何か商売でもしているのだと勘違いされたようだ。それも仕方ない。ビール以外にも煮干しやおろし生姜,カットワカメなど一度に大量に買うことがあるのだから。全部自分で飲むことを言うとさすがにちょっとびっくりしていた様子だった。いや,お客相手だから言えないだろうが呆れていたのかも知れない。けれども好きなものは好きなのだから仕方ない。

12/01/05(木)

高校一年生の授業をしている最中に,生徒が何かの順番を決めているような話をしていた。何を話しているのかと注意したところ,次の休み時間に行くトイレの順番だった。塾にあるトイレの数は,当然のことながら学校ほどたくさんは無い。そのため休み時間が全学年一斉に揃ってしまう講習中はトイレが混み合うのだ。しかも塾の授業時間は学校のそれよりもはるかに長く,またこの時期はどうしても足もとが冷えやすい。時計を見ると休み時間はまだしばらく先だった。ガマンはよくないし,集中力も欠けてしまうので授業中ではあったが順番に用を足すように指示した。その間,それまでに解いていた問題の補足となる問を板書して待っている生徒に解かせた。

12/01/04(水)

今日から冬期講習の後半が始まった。年明け最初の授業だ。年間の流れからするとまだ途中ではあるが,そこは新年なので気分も新たにはじめられる。ところがやはりはじめの日は不安定さが出てしまい,午前中の授業が始まってしばらくしても来ない生徒が若干居た。少し待ってから連絡をしようかと思っていると,やや遅れてバタバタとやって来た。新年の挨拶もそこそこに,生徒は急いで自分達の教室へと向かった。そんな今年の始まりだった。

12/01/03(火)

年賀状はいわゆる年一回だけの『お付き合い』的な要素がある。「今年こそ会いましょう」とか「今年は飲む機会を作ろう」などとお互い書くのだが,その実現がなかなか出来ないことは暗黙の了解なのだろうか。年賀状には近況が書かれることもよくある。結婚したりこどもが出来たりすると,写真入りでそのことを報告してくるケースが多い。それ以外では仕事での自分の地位がどうなったかなども記されている。編集長や店を任されるようになったなど,そんな内容もある。最初の頃に教えていた卒業生も40代となり,会社の中では中心的な存在となったことを実感できる瞬間だ。

12/01/02(月)

個人的に出した年賀状が,何通か戻ってきてしまった。引越して住まいが変わったためだ。こうなると相手から来るのを待つしかない。さて元日,件の知人から年賀状が来た。早速新しい住所の方で年賀状を出し直した。そこで去年の年賀状と比べてみると,すでに去年の年賀状には新しい住所が記されていた。年賀状送付先のリストは直しているつもりでいたのだが,去年はそれを怠っていたようだ。今年においては冬期講習が終わる頃に全部見直そうと思っている。

12/01/01(日)

祝日である元日が日曜日のため,明日2日は代休となっている。カレンダーを見てふと気づいた。ただ,正月三が日はほとんどの人が休みであるために,この代休は誰に得があるのだろうかと思った。正月早々仕事をしている人にとっても,代休だろうがそれが仕事の休みには繋がらないだろう。可能ならばこの代休はどこかに回せないのだろうかと思ったが,そんなことはないだろう。次に元日が日曜日になるのは5年後のこと。