このページは,塾の様子や教育に関すること,その他,
世の中の出来事について,塾長が思うがままに雑記しています。
09年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
09/12/31(木)
日が暮れる頃に,年末最後の買い物に行った。いつも行っている食材の店は午後5時に閉店だったのでぎりぎり買うことが出来た。店仕舞いを始めている時間帯に,急いで必要なものだけをかごの中に入れていった。次に行ったのは,いつもだと仕事帰りの深夜に寄るスーパーだ。深夜の時間帯だとスムーズに通れる駐車場までの道は,今日は入口より前のところで何台もの車が並んでいた。普段使わない屋上の駐車場まで上り,エレベーターを使い地階の店まで降りた。店内は正月の食料を求めてたくさん買い物客が商品を物色していた。買い物を終え屋上まで戻ると晴れ渡った東の空には大きな満月が浮かんでいた。冬の夕暮れの月は,風も強かったこともあり少し寒々しく感じた。それでも,一年の終わりにきれいな満月が見ることが出来,少し得した気がした。
09/12/30(水)
最近は年賀状が年内に戻ってくることがある。表の宛名書きの上には「準備期間中に調査しましたがあて所に尋ねあたりません」と記されている。この一年で引っ越しをしたのだろう。毎年,年賀状が届き住所が変わったことを知るとすぐに修正をする。そうすることで,翌年の年賀状を書くときには間違いが少なくなるからだ。ただ,年の途中に住所変更を知った場合,そこまで気が回らないこともある。新しい住所が分かればすぐにでも書き直すのだが,戻ってきた年賀状は現段階では分からない。年が明け年賀状が送られたのならすぐに返事を書こう。
09/12/29(火)
昨日は八王子教室で忘年会を行った。先生方はもちろんのこと,卒業生も多数来た。久しぶりに会う卒業生もいて,ちょっとした同窓会のような雰囲気となった。お互い顔見知りの先輩後輩も一緒になり思い出話をしていた。人数が多かったので,いつもの宴会用のスペースでは間に合わず,広めの教室の仕切りを取って広げ宴会会場とした。7時頃から始まった忘年会は途中参加の人が徐々に増えていった。深夜の午前三時頃になってカラオケへと場所を移した。終了したのは朝の5時を過ぎていた。そこからまっすぐ帰る人と,再度塾に戻る人とに分かれた。塾に戻り,残っていた片付けものをして新年に備えるようにした。
09/12/28(月)
冬期講習の前半が今日で終了した。年末の大掃除ではないが書棚の整理を昨日の夜にした。それなりに時間が掛かることは覚悟していたのだが,思いのほか掛かってしまった。古い本を出しつつも,まだこの本は必要になるかもしれないなどと思いつつ仕分けに苦しんでいた。案の定,作業は予定よりも長い時間要した。そうした作業をしていると捨てきれぬものがあるのはいつものこと。
09/12/27(日)
これまで使ってきた生徒の成績表は,学校の定期試験ごとに上段に十段階評価を,下段に偏差値が示されるようになっていた。表の右の方には平均点や推定順位が表示される。新しいものはさらにもう一段付け加えた。新しい段にはひとつ上の段の数値を返すように設定した。ただし,エラーが出た場合は空欄になるように新たな関数を用いた。その上でいままであった中段は非表示にして,プリントアウトしてもエラーが分からないようにしたのだ。一学年分で5段の追加,三学年分だと15段も新たに増え,しかもかなり式をいじらなければならなかった。数値を入れて検証が終わる頃に時刻は終電間際になってしまった。それなりに時間が掛かることは覚悟していたのだが,ここまで要するとは思っていなかった。今年の冬の講習中は,いますぐ必要でない仕事になぜか取りかかっている。それでもいつかは,あのときやっておいて良かった,と思える日が来ることだろう。
09/12/26(土)
塾では学校の成績表をもとに,教科ごとの偏差値と学年の推定順位などを計算した成績表を作り,それを生徒や保護者に渡している。表計算ソフトで作成していて,これまでに何度かマイナーチェンジしてきた。明大中野八王子校の中学生の成績表が去年から少し変わった。それに併せて手直しをしたいと以前から思っていた。今日,その作業をした。これまでのものだと,データが揃わなかったり,病気などで生徒が試験を受けていない場合エラーが表示されてしまっていた。実際に見た目が悪く,プリントアウトするときにその部分を削除していたこともあった。ただその場合,削除したあとにうっかり上書き保存をしてしまうと大変なことになる。成績表には膨大な関数を使っているので,一度壊れると直すのに苦労するのだ。もちろんバックアップは取ってあるのだがやはり危険は伴う。(つづく)
09/12/25(金)
今年最後の冬期講習が今日から始まった。春や夏の講習に比べると比較的短い期間の講習だ。そのため,早起きする日が少なくて助かる。毎度のことながら講習中は睡眠不足になりがちだからだ。冬の朝は寒く布団から出るまでがやや億劫だ。もっとも,今日はここ数日と比べても暖かくそれほど苦でもなかった。ただ,それ以上に夢見が悪かったようで,起きたときに脱力感を感じてしまった。始まりの日なのにちょっと残念だった。もちろんそんなことは個人的なことだし,仕事には関係ない。そう,仕事とは無関係な夢だった。そんなショックも自宅を出る頃にはほぼ忘れていた。駅に向かうときの朝の冷たい空気が心地よく感じた。
09/12/24(木)
東中野教室の期末面談は先週の土曜日に一気に行った。八王子教室は何日かに分けて行っている。今日はその二日目。思えば一年前も同じように期末面談を今回と同じく,高校二年生対象で行っていた。その前の年も,さらにその前の年も同じことだ。この時期の面談対象の学年は長いこと変わっていない。推薦で大学の決まった三年生はのんびり過ごしていることだろう。いまの二年生も一年後同じように過ごして欲しいと思った。もっとも,今年の高校三年生は全員が推薦で進学するわけではなく,中には受験希望者も居る。受験生にとってはこれからが勝負所だ。面談を終え外を見ると,ファーストフード店にはクリスマス用のチキンを買うために行列が出来ていた。そんな風景を見て,今日がクリスマスイブであることを思い出した。
09/12/23(水)
祝日の今日は休みが取れた。仕事自体は休みだったのだが,一部仕事をした。それほどたいしたことではないのだが,八王子教室に灯油を運んだ。一度にポリタンクを3つ持って行くので,二階とはいえその重たさは堪える。休みの夜の教室はシンとしていて冬であることもあり寒々としていた。仕事場までの道は休日の夜のせいか比較的空いていて,往復の時間も思ったほど掛からなかった。家を出るときに部屋のこたつの中にいた猫は,帰る頃までには外に出ているだろうと予想していたのだが,寒かったからだろうかまだ暖かい場所にいた。しばらくすると出てきて膝の上に乗ってきた。
09/12/22(火)
冬至の今日もここ数日と同様で寒かった。その寒空の中,八王子教室の外壁にある黒板の絵を新しいものに差し替えた。作画自体はいつも頼んで描いてもらうのだが,黒板の有る場所が一階と二階の間なのでいつも脚立を立てて描いて貰っている。そのため下で支える人が必要になる。いつもだと卒業生などに頼んでいるのだが,今回は出来る人が居なく専任の先生と交代で下に立った。一人につき約40分ほど担当した。さすがに描き終える頃は体も冷え込み,夜になって少し鼻水が出てきた。風邪を引くまでには至らないだろう。それよりも,作画している人の方がその倍の時間寒風にさらされていたのだから大変だったと思った。感謝。
09/12/21(月)
以前作りかけていた,高校化学の講習用プリントを完成させた。特に急ぐ教材ではなかったのだが,今回は珍しくそういったことに時間を充てられそうだったので,プリント作成作業に取りかかった。最近はめっきり教材を作る機会が減り,新鮮な感じさえ覚えた。本当なら常に教材の吟味はしたいと思っている。いままで何度か作ろうと思っていた表も出来上がり,プリントアウトしたものを見て少しだけ自己満足した。実際にこの教材が使われるようになるのは来年以降になるだろうが,そのときになって『作っておいてよかった』と思うことだろう。
09/12/20(日)
仕事用の年賀状はだいぶ前に印刷を終え,宛名書きも終わった。あとは発送するだけだ。個人的な年賀状を今日作成した。毎年お世話になっているサイトに行き,イラストをダウンロードしてそれを去年作ったもののイラストと入れ替えるだけなのですぐに済む。あとは若干の手直しをすれば完成だ。次に宛先の整理だ。去年の宛先を元にして,新たに出す人や喪中の人を外すなどの作業だ。宛先のリストを見ると,年賀状のみの付き合いの人が多いことをあらためて知る。何年も会っていないそれらの知り合いは,実際にはどんなふうに生活しているのだろうか。
09/12/19(土)
今日は東中野教室での期末面談を行った。高校二年生が対象だ。面談は午後からだったが,その前に他の面談もあった。学校のPTAが午後にあり,その前に希望があったのだ。期末・期首のこの時期は,塾にとっても生徒の入れ替わりがある頃で,他の塾に通っている生徒の保護者の来室もある。その手の面談をしていると,推薦の内定を貰った高校三年生が報告にやって来た。すぐにでも話を聞きに行きたかったのだが,ここは面談が優先だ。そのあたりは生徒も心得ているようで,別の部屋でお喋りをしながら待っていた。面談が終わるとすぐ次の面談があったので,生徒とは少ししか話が出来なかった。それでも,晴れ晴れとした生徒の表情をほんの少しでも見ることが出来て良かった。年が明けたらあらためてゆっくり話をしよう,と言った。その後面談は夜の九時過ぎまで続いた。
09/12/18(金)
「久しぶりに古い500円玉を見ました」と生徒の一人が財布の中から一枚の硬貨を取り出した。旧500円硬貨はいまのものと異なり,「500」の「0」の中は空洞でただの数字だった。現在発行されている硬貨は,見る角度により「0」の中に縦書きで「500円」の文字が浮かび上がる『潜像』という技術が用いられている。500円硬貨が発行されたのは1982年なのでもうすぐ30年となる。新しい500円硬貨はそれほど古くはなく,2000年にデザインのマイナーチェンジがあった。まだ10年も経っていない。けれども手元にある500円硬貨10枚 - 必要性があるのでいつもそのくらい準備している - を見るとすべて新しいものだった。わずか10年足らずで古い硬貨をほぼ‘駆逐’したことになる。それ以外の硬貨は未だに昭和のものさえあることを思えば,偽造などの不正使用から守るための高額硬貨の運命なのだろうか。
09/12/17(木)
ここへ来て本格的に寒くなった。東京でも朝方は0度まで気温が下がる。起きるときに布団から出るのが辛い季節だ。生徒が皆帰ったあとには教室の掃除をするのだが,雑巾を絞るときの水が冷たい。昨晩は駐車場に置いてあった車のフロントガラスとリアガラスが共に凍りついていた。せめてフロントガラスの氷が溶けないことには走り出せないので,しばらくは車を温めながら車内で待った。寒い時期にしっかり寒くならなければ生活に困る人も居る。だから冬は冬らしく寒くなった方がいいのだろう。
09/12/16(水)
大学の推薦を貰った生徒が遊びに来た。試験前に勉強をしに来たときと同じように,空いている教室に行きTOEICの勉強をしたり本を読んだりしていた。しばらくして見に行くと,少しヒマそうにしていたので手伝いをして貰った。先日銀行で貰ってきたカレンダーの貼り替えを頼むと快くやってくれた。貼り替えは予定よりちょっと早いが,いずれやらなければならないことだ。貼る場所によって画鋲だったり両面テープだったりする。二人だったので,テープを切る役と貼り付ける役とに分かれテキパキと作業を進めてくれた。時間にするとそれほど掛かるものではないのだが,こういったことは案外やれないまま時間が過ぎるもの。それだけに助かった。進路の決まった高校三年生を見ながら,ホッとできる瞬間だった。
09/12/15(火)
東中野教室は八王子教室より一足先に,今日から冬期講習が始まった。この時期の対象は高校二年生だ。来年二月に行われる明大推薦テストの対策ゼミだ。つい先日,高校三年生が終わったばかりなのだが,もう次の学年の準備をしなければならない。去年もやはりこの時期に講習は始まった。年明けにはすぐに模擬試験もある。一方,八王子教室は昨日までが通常授業だった。まだいくつか補講授業が残っているので,冬期講習に入るまでにはまだ10日以上間がある。この違いは学校の授業スケジュールに関わっている。三期生の明大中野校は,期末試験が終わったばかりでいまは試験休み期間だ。その時期を生かして勉強をしている。明大中野八王子校は二期生なので,学校もまだ通常通りに授業を行っている。同じ付属校でも時間の進み方が異なるように感じる時期のひとつでもある。
09/12/14(月)
印刷の終わった年賀状の中で生徒宛のものには,今年も担当している先生方にひと言書いてもらっている。やはり印刷のみよりも直筆で書かれている方が生徒にとっても嬉しいことだろう。内容は先生によりさまざまで,授業中の話に関連することを記す先生も居れば,どの生徒にも定型のように同じことばを綴る先生も居る。元日に届いたときに,そのことばをどんな風に捉えるのかは生徒個人によりそれぞれ異なることだろう。担当する年賀状の枚数は,多い先生で10枚ほどだ。なるべく多くの先生に書いてもらうようにしている。
09/12/13(日)
毎年一月には,明大中野校・明大中野八王子校の高校二年生対象で明大推薦・統一学力テストの対策として模擬試験を行っている。何年か前の過去問を使用して,実際に生徒各自が現段階でどのくらいの点数を取れるかを知って貰うためだ。今回から新しい問題を使う予定でいる。その準備をしていると,去年の模擬試験の様子を見ていた先生から解答用紙のことで意見があった。これまでは選択した番号や数字を塾で作成した用紙に直接記入させていた。ところが生徒はその解答用紙を見るとガッカリした様子が窺えるというのだ。本番とは違うことを感じ取ってしまうらしい。これまでそんなことはまったく考えたことはなかった。テストを行う側と受ける側とに温度差があったのだ。細かいことだがそういったことも感じ取らなければいけないと思ったし,また現場の大切さを知った。
09/12/12(土)
年の瀬を迎え今年も塾内に貼るカレンダーを銀行で貰ってきた。冬期講習や一月からの予定などを話すときは,どうしてもカレンダーを見ながらあれこれ話す。塾で作成しているカレンダーは来年三月まで作ってある。一方,銀行のカレンダーは壁に貼る一枚物なのでまだ今年のものが貼ってある。先生や生徒と今後の予定の話をしていると,時々日にちが一日ずれていることがある。それもそのはずで,片や塾のカレンダーを見ているので,その日付は来年のものになる。ところがもう一方が今年の一月を見ながら予定を組もうとしているからずれるはずだ。新しいカレンダーは冬期講習の始まる25日頃に貼り替える予定だ。
09/12/11(金)
昨日の午後は連続して3つの求人関連の営業の人が来た。午後3時から始まり,ほぼ一
時間ごとにやって来た。そのうちの二人は事前に約束をしていた。求人雑誌が一社と,モバイルサイトを中心としているところが二社だった。どこの会社も二十代の女性ばかりが来た。最初のうちは仕事に関する話をしているのだが,次第にいまの教育環境の話になったりもした。地方出身の人にとっては,東京圏の進学状況は少し解りにくいようだ。いつの間にか営業の人の話から,こちら側が説明する役をすることになったりもする。まだ結婚していないが,将来の自分のこどもの進学について真剣に考えている人も居た。
09/12/10(木)
第二水準でもなければ外字でもない「郎」の字。いやいやそれどころか,日本人の名前としてはあまりにもありふれたこの字が印刷されないのが不思議だった。そこで,印刷されていない生徒のもとの名簿の文字をコピーし,ワープロに貼り付けて拡大してみた。するとそこには見たことがないような一画があった。この字「郞」<コピーアンドペーストしてワープロなどに貼り付けて大きくしてください>は第三水準の漢字で,JIS=9638,シフトJIS=FBB6となっている。こんな漢字が存在していることは初めて知った。それにしても,データベースに最初に入力したときに,なぜこの漢字が出てきたのだろうか。それが不思議だ。ともあれ,疑問は解決されスッキリした。その後,先生方や仕事関連の印刷がスムーズにいったのは言うまでもない。
09/12/09(水)
年賀はがきへの印刷は次から次へと進んだ。一昔前なら二日くらい掛かったものが『営業用』の印刷機だと一分間で100枚近く印刷してくれる。楽なものだ。最初に生徒宛の年賀はがきの印刷が終わり,他の先生とチェックした。すると,一部の生徒の名前が欠けていると指摘された。印刷し終わったはがきを全部見直したところ,該当する生徒は二人だった。すぐにパソコンの画面で確かめると,確かに特定の生徒の名前の部分が表示されていなかった。そのうちの一人はすぐに原因が解った。旧字を使っていたのだ。たまたま印刷に使ったフォントにその文字が含まれていなかったのだ。他のフォントに切り替えたところその問題は解消した。フォントはホントに大事だ,などとバカなことを言っていられたのもそこまでだった。もう一人の生徒の名前はまったくそんなことはなかった。問題となった漢字は「郎」の字だ。他にも使っている生徒が居たので印刷されないはずがなかった。ここで行き詰まり,一緒にチェックをしていた先生と頭をつき合わせて悩んだ。(つづく)
09/12/08(火)
年賀状の印刷をした。文面やイラストなどは去年のものをもとにして作るのでそれほど手間取らずに終わった。プリンターも『営業用』レベルの印刷機があるので,印刷は至って簡単に済む。今年もっとも時間がかかったのは宛名印刷だった。ワープロソフトで宛名書きをするのだが,いつも使っているソフトは今年バージョンアップした。その分,去年と使い勝手が違ってしまったのだ。結果的には慣れてしまえば新しい方が楽なのは分かった。けれどもそれはあくまでも「結果的」の話。初めてのことはやはり苦労する。データベースから住所録に読み込むのだが,その作業が去年までと形式が変わってしまい理解するのに時間がかかった。それでも何とかそれは乗り越えられた。次は実際に宛名印刷に取りかかる番だ。はがきの表面をセットして最初の一枚だけを印刷した。郵便番号も住所も,そして宛名もすべて所定の場所にきれいに収まった。これで大丈夫,そう思い残りの年賀はがきの宛名印刷を開始した。(つづく)
09/12/07(月)
夕方の授業のひとつに中学三年の英語があった。先生の都合により,いつもより少し早めて行う予定だった。ところが時間になっても生徒が来なかった。普段から真面目でサボることもなく,時間も守る生徒だ。試験後だけに授業自体を忘れてしまったか,あるいは時間変更したことを忘れてしまったのではないかと心配した。授業開始時間から20分ほどして担当の先生がメールをした。するとしばらくして塾からすぐ近くの本屋に居ると返事が返ってきた。返事が来てからしばらくして塾に来て,すぐに遅れた理由を訊いた。書店で立ち読みをしていたら,読書に集中しすぎて時間を忘れてしまったらしい。遅れたことは確かによくないのだが,それだけ本に夢中になれるのは決して悪いことではない。中高生や大学生の本離れが言われる昨今,塾に来ている生徒は読書が好きな生徒が割と目立つような気がする。
09/12/06(日)
二週間ぶりに休みが取れた。今年は夏の講習から忙しさがずっと続いた。いつまでたっても講習が続いている,そんな感覚で過ごしてきた。高校三年生の試験が終わり,高校二年以下も定期試験の終盤を迎えやっと一段落できる時期となった。体調に不調を感じることもなく,いつもと同じように過ごしてきたように感じていた。けれども午後までゆっくり休んでもまだ体の隅々に疲れが抜けきれないことを感じ,どこか少し無理をしていたのかもしれないと思った。また明日から新しい一週間が始まる。いままでほどの忙しさはないが,次のことを考えなければいけない時期となった。
09/12/05(土)
来年の六月に南アフリカで開催される,ワールドカップの組み合わせ抽選会が行われた。日本はシード国のオランダの他,カメルーン,デンマークと同じE組となった。どの国もランクは日本よりも上で苦戦が強いられるのは必至だ。スポーツ関連のどのサイトを見ても,大方厳しい意見が多い。けれども本戦まで勝ち上がってきた国なのだから,どの組に入っても厳しいのは違わないだろう。学校の定期試験の時間割も同様で,学校がどんな試験時間割を組んでも,毎回生徒からは悲鳴のような苦言が聞こえてくる。暗記教科が重なったとか,数学と物理が同じ日にあるのに最終日は楽な教科しかない,などなどだ。比較する対象が違いすぎるかもしれないが,組合せの難しさは同じように思える。
09/12/04(金)
高校一年生の化学の授業時のこと。陽イオンと陰イオンを組み合わせて化合物をつくり,その名称を記す問題があった。縦と横の表の縦の欄が陽イオン,横の欄が陰イオンで構成され,表の中に化学式と名称を書くようになっている。「Na+」と「OH-」なら「NaOH,水酸化ナトリウム」といった具合だ。この問題の場合,ほとんどの生徒が化学式を書いてから化合物の名称を書く。ほとんどどころか,これまで教えてきた生徒はすべてこの順で解いていた。ところが今日の授業で逆の順番に解いていた生徒が居た。ほぼ正解していたので特に注意をしなかった。解く順番は生徒それぞれで異なることもあるのだと思った。
09/12/03(木)
明治大学への内部推薦の内定を貰った明大中野八王子校の生徒が昨日・今日と塾に来た。まだ正式に決まった訳ではないものの,やはりホッとした表情をしている。学部別に登校日が決まっていて,制服で来る生徒も居れば,私服姿で大学での面接までに読む指定図書をわざわざ塾に持ってきて読んでいる生徒も居る。内部推薦に関する作業は明大中野八王子校の方が明大中野校よりも少し先に進んでいるようだ。明大中野校の生徒は,今週末もしくは来週の初めまでに進路がどうなるかがある程度明らかになる。結果を待つ生徒,特にボーダー付近に居る生徒は緊張の連続の日々を送っていることだろう。
09/12/02(水)
宅配便業者の人に,段ボールに包まれた机を入ってすぐのスペースに置いてもらうように指示した。すると業者の人が「組み立てサービス付きなので,ここで組み立てます」と言った。そういえば注文するときにそのようなことが書いてあったことを思い出した。もう一人,一緒に作業をする人が来て二人ですぐに段ボールから机のパーツを取り出した。慣れた手つきで作業に掛かりはじめた。天板を床に広げ足の部分を電動式ドライバーで取り付けた。数分後には完成し,無用となった段ボールをたたみ始めた。ちょうど食事をし始めていたのだが,食べ終わる前に完成してしまった。組み立てるときの説明書と,簡易六角レンチを手渡され簡単な説明を受けた。自分たちで組み立てていたらおそらく3・4倍の時間を要したことだろう。広くなった机はさっそくその日の夕方から活躍しはじめた。
09/12/01(火)
八王子教室の個別指導用の部屋に新しい机を買った。いままでのものより少し大きめのものだ。幅は同じなのだが奥行きが44cmから75cmへと広がった。白を基調としたシンプルな机だ。主に小中学生を対象とするeトレでは,答案を作るとそれを先生に提出し丸付けをして貰う。そのときにどうしても自力で解けない問題が出る。その説明を受けるのに奥行きのある机の方が,生徒自身もそこにプリントを置いて書き込むことが出来る。それが狙いだ。さて,その机だが配達時は当然組み立てられていない。宅配便で送られた机をさっそく組み立てようと思った。(つづく)
09/11/30(月)
自習をしに来ていた高校三年の生徒が勉強が終わったあと,旅行用の少し小さめのアタッシュケースを抱えて帰ろうとしていた。試しに持ってみるとかなり重かった。女の子が持つには限界くらいではないかと思われるほどだ。何が入っているのかと訊くと,授業で来ていた友達から借りたマンガの本がぎっしり詰まっているとのこと。100冊は優に超えている。それほどのマンガをどうするのかというと,高校から明治大学の推薦の連絡が来るのを待っている間,いわゆる自宅待機期間中に読むと言っていた。毎年,電話連絡を待っている生徒は,退屈していることを聞いているのでそれも有りかもしれない。けれどもさすがに100冊は多すぎないだろうか。明大中野八王子校・高校三年生の自宅待機は今日から始まった。
09/11/29(日)
東中野教室の数学特訓を行った。今日は高校一年生を担当した。今回の数学特訓は,新しい生徒が多かったのが特徴だ。そんな中でも,問題に対する取り組み方は大きく変わらなかった。少しでも先の問題を解いていることを競ったり,友達どうし教え合う光景はいつものことで,予定していたプリントが次々と減っていく状況は好ましかった。予定時刻を過ぎてもまだ物足りないような生徒が出るくらい,最後には頼もしい終わり方だった。
09/11/28(土)
普段あまりしないネクタイを締めていったところ,自習室で勉強していた生徒が「先生,今日はカンガルーだ」と珍しいものでも発見したかのように言った。だいぶ昔のことだが,ホームステイでオーストラリアに行った生徒のお土産の品だ。出掛ける前にそれほど意識もせずにそのネクタイに手を伸ばしたのだ。それにしても見ていないようで見ているのはやはり女子生徒だ。違うネクタイをしていた今日の姿を見て「今日はカンガルーじゃない」と,お目当てのものを買いに出掛けたものの売り切れだったときのように,ちょっとガッカリした様子だった。
09/11/27(金)
通常だと東中野教室勤務の日だったのだが,今日は八王子教室で仕事をした。明大中野八王子校の高校二年生以下の試験が来週から始まることと,東中野教室での担当授業が無かったためにそうした。さらに今日は明大中野八王子校の高校三年生の成績発表の日だったので,生徒が塾に寄る可能性があった。昼過ぎに何人かの生徒が来た。一般受験の合格発表と同じで,うまく行った生徒も居ればかんばしくなかった生徒も居る。悲喜こもごもの状況で,接する側も注意が必要だ。そのあたりの空気を読んでか,当確組の生徒は比較的おとなしく帰っていった。最終的な結果が今日ですべて出たわけではなく,あと数日待たなければはっきりしない。その数日間は生徒はもちろんのこと,子を持つ親にとっても長く感じることだろう。
09/11/26(木)
美術の絵の宿題を出された高校生が,何を描こうか悩んでいた。定期試験も近いので,そうそう時間もかけていられない。けれども提出しないわけにもいかない。しばらくすると,椅子の上に立ち何か作業をし始めた。椅子の上に立った生徒の目の前には,以前卒業生が置いていったひまわりの絵があった。どうやらそれを写していたのだ。しばらくすると友達に「美術の宿題の絵は描き終えた」と自慢げに言った。描いたのではなく写したのではないか,とチャチャを入れると「終わればいいんです」とあっさりと返事した。その様子を見た友達は,他にも絵がないか訊いてきた。ひまわりの絵は美術部の生徒が描いたものだ。
09/11/25(水)
終了の予定時間を過ぎてもなかなか終わらない授業があった。試験前なのでよくあるこ
とだ。教わる側も必死だが,教える側も『これだけはやっておきたい』と思う内容がある。それにしてもかなり延長していると感じた。ようやく授業を終え,講師室に戻ってきた先生がそこにある掛け時計を見て「この時計合っていますか」と言った。おもむろに見るとほぼ正確な時間を指していた。その先生がいままで授業をしていた教室に来て欲しいと言った。すると,その教室の時計は一時間半近くも遅れていたのだ。そのことがあった少し前に保護者から電話があった。帰りが遅いので心配して掛けてきたのだ。結果的には一時間以上も長く授業をしていたことになる。そのことに先生も生徒も気づかないのだからよほど集中していたのだろう。とは言うものの,やはり時計は正しくないといけない。特に夜遅い時間まで授業が及ぶことのある塾ではそれは大事なことだ。近々に件の時計を替えよう。
09/11/24(火)
今日の午前中,塾の関係者対象のセミナーに行ってきた。今回の会場は横浜だった。都内でも先週催されたのだが,生徒の試験期間中と重なり行けなかったので今日の方にした。今日の会場はホテルの催し会場だった。先月行ってきた秋葉原の会場に比べるとかなり狭かった。参加希望者が多いこともあって机はなく椅子だけだった。それだけにメモが少し取りにくかった。照明も少し暗く感じた。セミナー自体は得ることがいくつかあったので参加してよかった。第一部と二部に分かれ行われたのだが,前半だけ参加して後半は他の先生と交代した。全部聞いていたら合計で三時間以上のセミナーになるので,最初から交代制で出ることにしていた。三時間はかなりの長丁場になる。もっとも,授業を受けに来る生徒はもっと長い時間を過ごすことはしょっちゅうある。
09/11/23(月)
昨日は八王子教室で数学特訓を行った。高校二年生以下が対象だ。午前九時から始まり午後四時までが定刻だ。部活をしている生徒の中には午前中に部活が入り途中から出席する生徒も居る。それだけ数学で何とか結果を残したいという気持ちがあるのだろう。午前と午後に三時間ずつ行うので,午後だけの参加だとどうしても練習量が少なくなる。数学特訓が終了した午後四時になりほとんどの生徒はすぐに帰った。それもそのはずでかなり長時間,数学の問題の取り組んだからだ。けれども午前中に受講できなかった生徒は暗くなってからも残って勉強していた。それにつきあってくれる先生もいる。
09/11/22(日)
生徒にとっての10年と,先生の10年間の違いを感じることがある。塾に通っている生徒は,最上級生で高校三年だ。彼らは18歳だ。10年前はまだ8歳で小学校の低学年だった。一方,教えている先生のほとんどはこの10年間でそれほど大きな変化はない。久しぶりに遊びに来る生徒に「先生変わっていませんね」などと言われことは,それが多少のお愛想が入っているにしてもいつものこと。10年前は小学生だった生徒に対して,10年前もいまもそれほど違わない生活をしている状況を比べると,その変化の度合いの大きさの違いにためらいさえ感じる。いま塾に通っている小学生の10年後はどんなふうになっているのだろうか。
09/11/21(土)
学校の定期試験は通常50分で実施される。理系の数学などでどうしても時間が必要な場合は60分で行うこともある。逆に中学の実技系である技術家庭や音楽,高校生の保健体育や家庭科,情報などが30分の短縮時間で行われることもある。明大中野校の高校三年・文系の数学演習は中間試験は無く期末試験のみ実施される。授業が週一時間でしかも内容は統計学なので軽い方だ。その試験を受けた生徒の一人に試験の出来を訊いた。彼によればまずまずの結果だったようだ。ただ,試験時間に関しては少し慌てたらしい。というのも,その生徒は試験時間が30分だと勘違いしていたらしい。実際の試験時間は50分だ。授業時間数が少ないことと,期末試験しかないのでそう思い込んだようだ。必死に計算をして,何とか30分で終わらせようとした。ところが30分が過ぎようとした頃に,質問がないかと数学の先生が巡回しに来た。そこではじめて試験時間が50分であることを知ったようだ。その後は余裕を持って見直しが出来たのは言うまでもない。
09/11/20(金)
通常,金曜日は東中野教室勤務の日。出勤すると塾の隣りでけたたましい騒音がしていた。道ひとつ挟んだビルの解体をしていたのだ。このビルは飲食関連の会社の研修所だった。つい先日閉鎖をすることになり,その後ビルの取り壊しの予定を知らせる案内が来た。重機を入れての解体が今日だった。午後には高校三年生が来て,明日の試験対策の授業を受けに来た。窓とドアを閉めれば騒音はそれなりに遮断できたが,それでも時々大きな音を立てて取り壊していた。ビル自体は塾の入っている建物よりもはるかに新しいので何だかもったいないように感じた。夜になり作業の終わったビルを見ると,大地震に見まわれたあとのように,建物は半壊した状態となり少し不気味な様相を呈していた。
09/11/19(木)
明大中野八王子校の高校三年生は明日で定期試験が終了する。高校最後の定期試験だ。
その追い込みで今日も遅くまで何人もの生徒が残って勉強をしていた。集中して静かに勉強している時間もあれば,息抜きで少し賑やかな時間帯もある。中学から来ている在籍の長い生徒も居れば,三年生になってから来はじめた生徒も居る。去年同様,高校三年は人数の多い学年となった。帰る時間帯はまちまちで,徐々に残って勉強する生徒は少なくなっていった。すべての生徒が帰ったあとの教室は,急に静まりかえり少し淋しさを感じる。こうして今年の八王子教室の高校三年の主な授業は終わった。『主な』というのは,まだ一般受験の生徒も居るので,その授業は受験が終了するまで続く。明日は東中野教室の高校三年の最後の授業となる。
09/11/18(水)
試験が終わった教科の教科書や問題集を積極的に提供してくれる生徒が居る。本当に要らないのだろうが,気を利かせながらたくさんの問題集を置いていってくれるので,ほんの気持ちとしてのお返しをした。以前,何かで貰ったアイスクリームの引換券を渡した。それほど大したものではないと思ったのだが喜んでくれた。まあ,お互いの気持ちの問題だろう。今日も教科書を置いていこうとする生徒が居たので,試験が終わったのかと訊くと明日の試験のものだった。さすがにそれはまだ早すぎるので,提供して貰うのは明日以降にするように言った。
09/11/17(火)
高校三年生は学校での定期試験が終わると,これまで使ってきた教科書や問題集が不要になることがある。文系の学部に進む生徒にとっての数学や理科,理系に進む場合は古典・漢文などはおそらく今後使うことはほとんど無いだろう。塾に自習に来ていると,そういった教科書や問題集が自習室に山積みになる。持って帰るのが面倒な生徒はそのまま塾に寄付していくれる。すべての本が塾として必要かというと,そうでもないものも実際にはある。けれども中には学校配布教材といって,一般の書店では販売することのない問題集があるので,そういったものは後輩のためにもなるので貴重だ。(つづく)
09/11/16(月)
相変わらすインフルエンザが猛威を振るっている。学級閉鎖となっている学校がいくつもある。これまでほとんど感染していなかった高校三年生もここへ来て,だいぶ目立つようになってきた。高校最後の試験も終盤を迎え,少し気が緩んできたのだろうか。一度インフルエンザにかかった生徒が再度かかったケースもあった。詳しいことは分からないが,型の違うインフルエンザにでもかかったのだろうか。不思議なのは大人には感染しにくいことだ。こどもがインフルエンザになっても親まで感染した話はあまり聞かない。塾内でも先生方はほとんどが元気だ。ある一定以上の大人がかかりにくいのは,現段階では正しいようだ。とは言うものの決して油断は出来ないので,予防対策はしている。来年高校受験をする生徒は,今日予防接種に行って来た。
09/11/15(日)
本格的に寒くなり,ストーブやこたつなど暖房器具が必要な季節となった。東中野教室
の講師室はガスファンヒータを使っている。ガスの元栓は事務室の少し奥まったところにある。そこから少し長めのホースを引きファンヒーターに繋げている。電源コード同様,こればかりは無くてはならないものだ。ただ,ガスホースの場合,電気線よりは太くその存在感はある。床に這わせているのだが,どうにも邪魔になる。キャスター付きの椅子を少し動かすだけですぐに踏んだり引っ掛けてしまう。そんな状況を見ながらふと思った。ホースを机の裏側に回してしまったらどうだろうかと。すぐにファンヒーターからホースを外し作業に取りかかった。作業自体はほんの数分で済んでしまった。パソコン関連のケーブルだとすぐにこういったことは思いつくのだが,ガスホースについてはいままで考えもしなかったのはなぜだろう。すっきりした床を見ながらそんなことを思った。
09/11/14(土)
エンゲル係数とは,家計の消費支出に占める飲食費の割合を指す。一般にこの数値が高いほど生活水準が低いと言われている。そのことを生徒に話すとすぐにピンとこなかった。中にはエンゲル係数が高い方が豊かな生活をしていると捉えていた生徒も居た。そこで,一つの例えとしてイチロー選手の食事のことを上げた。以前何かの番組で,彼が昼食で具の入っていないカレーを食べているシーンを説明した。イチロー選手の収入と,食費に掛かる割合を考えてみると,いかにエンゲル係数が低いかは高校生男子にはすぐに理解できたようだ。昔は中学の社会科でエンゲル係数のことを教わったように記憶している。けれども,いまの時代にはこの単語はあまり使われなくなってしまったのだろうか。さて件の「負の相関」の話だが,エンゲル係数が高い=生活水準が低い=収入が少ない,という関係式が成り立つところに,収入とエンゲル係数が「負の相関が強い」という答が出ていたことになる。
09/11/13(金)
高校三年生の統計の授業では「相関係数」というものを勉強する。「身長と体重」のように2つの数値にどのような関連があるのかを調べる。この例では,一般的に身長が高い人の方が体重が重い傾向にある。こういう場合を「正の相関が強い」という。変量をx,yと文字に置き換えてグラフに点を取っていくと右上がりになる。「気温と湿度」,「100m走のタイムと垂直跳びの高さ」など,身の回りには比較的「正の相関」になるものが多い。「負の相関」となるものは比較的少ない。その一例として「収入とエンゲル係数」がある。プリントの問題にその単語を見つけた生徒が「エンゲル係数って何ですか?」と質問してきた。(つづく)
09/11/12(木)
高校三年生は来週に試験を迎える。最後の追い込みにみんな躍起になっている。学校の実質的な授業も終盤を迎えている。長年教わってきた先生の授業も最後となる。定年退職を迎える先生にとっては,いまの教え子が最後の生徒となる。そんな先生に色紙を送ることになったらしく,寄せ書きをしている生徒がいた。寄せ書きの内容だが,一見ちょっときついことを書いてあるような文も見受けられた。ここまで書いていいのか?と思うような内容もあった。けれども裏返せばその先生のことを悪く思っていたら決してそんなことは書けないだろう。むしろ生徒から愛されているのだろう。自分たちの卒業と共に退職する先生のことは,卒業してからもきっと,同級生の中では話題になることだろう。
09/11/11(水)
今年も高校三年生の進路志望調査書を書く時期がやってきた。明治大学に進学を希望する生徒が提出する書類だ。明大中野校は明日まで,明大中野八王子校は明後日までに提出しなければならない。明大中野校の方は比較的文章も短くて済む。基本的に一つの学科について三行ほど書けば十分だ。それも合計で六学科で済む。一方,明大中野八王子校は一学科について原稿用紙一枚分くらい書かなければならない。B4用紙に点線で横罫線が入った用紙が全部で四枚渡されている。その紙を見た明大中野生は「こんなに書ける訳ない」と驚いていた。明大中野生は三行でさえ苦労している。そんな姿を見ていると,明大中野八王子校の生徒の苦労は計り知れない。
09/11/10(火)
ここ最近,どういう訳か早めに起きてしまう。眠りにつけないわけではないので睡眠不足をそれほど感じることはない。予定より二・三時間早く起きたときには,録画撮りしておいた短い番組を見ながら部屋の整理をしたり,以前から買いたいと思っていた雑貨を買ったりして,それなりに有効に時間を使っている。晴れた日には布団も干した。昨日も今日もそんな午前中だった。昨日は食材の店で食料を買ったあと,ドラッグストアーに寄り,いくつかの消耗品を買った。今日はホームセンターに行き,自宅で必要なものを買い出してから仕事に出かけた。たまにはのんびり寝ていたいのだが,高校三年生の試験が大詰めを迎えていることもあるのだろうか,こちらまで少し気持ちが昂ぶっているのかもしれない。彼ら・彼女たちの高校最後の試験は,あと二週間もすればすべて終了する。
09/11/09(月)
昨日行った八王子教室での高校三年の数学特訓では,理系も文系も一緒の教室で問題に取り組んで貰った。当然のことだが理系の方が圧倒的にプリントの量は多く,問題のレベルも高い。文系の生徒が比較的順調に問題をこなす一方,理系はいくつもの箇所でつまずいてしまった。文系の生徒に茶々を入れられることもあったが,それを発憤材料として取り組んでいたのかもしれない。結果的に,文系のほとんどの生徒が予定していたプリントを終えたのに対して,理系は予定通りに進まなかった。終わらなかった分は試験までに何とか追い上げてもらわなければならない。
09/11/08(日)
高校三年生対象の数学特訓を行った。昨日が東中野教室で今日は八王子教室だった。どちらもこの学年にとっては最後の数学特訓だ。東中野教室は文系の生徒対象で,統計に関する問題を解いた。この単元は普段の数学と異なり,どちらかというと実務的なものとなる。データを集計してそれを分析する。電卓を使い平均やちらばり具合を調べる。ヒストグラムや折れ線グラフも書く。そのためいつもの論理的な数学の問題を得意とする生徒にとっては,逆に苦手なようだった。ただ,内容的には軽かったので,これまでは日曜日の午前中から夕方までやっていた数学特訓だったが,今回は土曜日の午後,それも3時間だけで十分だった。
09/11/07(土)
自宅から八王子教室までは約一時間ほど掛かる。それだけの時間があれば,中盤に差し掛かっていた試合はゲームセットに近いだろうと思った。けれども予想よりは進んでいなかった。終盤はヤンキースが勝ちパターンの継投で,通算27度目のワールドシリーズを制した。MVPは解説者の予想通り松井選手に決まった。仕事を終え自宅に帰り,録画しておいた試合を見た。その中で,松井選手の最終打席では観客からMVPのコールがされていた。地元のファンからはすでに認められたのだとその映像を見て思った。優勝が決まってからチームメート達と喜びを分かち合う彼の表情は,誰に対しても等しく同じで屈託のない笑顔だった。翌日の主要新聞紙はこぞってコラムや社説で彼の偉業と功績を讃えていた。それほどまでに日本のファンやマスコミは松井選手のことを認めたのだろう。巨人からヤンキースに移籍するときの会見では笑顔を見せなかった。華やかなはずの会見が,まるでお通夜のように静かだったように記憶している。それだけに秘める思いは強かったのだろう。試合が終わるとすぐに,今度は松井選手の去就について騒がれ始めている。でも,ほんの少しでもいい,いま暫くそんなことは忘れるべきときだと思う。松井選手もファンも,そして騒ぎ立てるマスコミも。
09/11/06(金)
メジャーリーグのワールドシリーズは昨日決着がついた。9年ぶりにヤンキースが優勝を果たした。日本時間では午前中に試合が始まった。少し早起きをしてテレビで中継を見ていた。ちょうどヤンキースがリードをし始めた頃だった。ほどなく松井選手の打順が回り,タイムリーヒットを打った。それと前後するように,リプレイで第一打席のホームランの映像が何度も流れていた。試合はその後もヤンキースがリードを保ったまま続いた。松井選手の第3打席ではさらにタイムリーヒットが出て,合計6打点を一人でたたき出した。その時点で解説者はMVPを取るかもしれないと予測していた。第3戦から第5戦までは代打でしか出場していなかったので,さすがにそれは難しいのではないか,などと思いながら試合の途中で家を出た。仕事場に到着し,すぐにネットで試合状況を見た。思ったよりも試合の進行は遅かった。(つづく)
09/11/05(木)
今度の土曜日と日曜日に,東中野教室と八王子教室でそれぞれ高校三年生対象の数学特訓がある。その準備に今日,東中野教室用のプリントを印刷した。それなりの枚数が必要なので,印刷機のある八王子教室で印刷した。7ページで構成されているひとつのファイルを印刷しているときにそのトラブルが起こった。どういう訳か,4ページ目以降が画面に表示されているように印刷されないのだ。いろいろと試してみても直らなかった。上書き保存したり,名前を変えて保存してもその謎は解消できなかった。最終的には解決できたのだが,そのためにずいぶん無駄に時間が費やされた。原因が分かってしまえば大したことないのだが,分かるまでずいぶん苦労した。なかなか解けないパズルのように。
09/11/04(水)
東京でも木枯らしが吹きはじめ,本格的に冷え込むようになってきた。北海道や新潟ではすでに積雪のあった地域もあり,雪かきをしている様子がテレビで流れていた。寒さに歩調を合わせたかのように,再びインフルエンザに罹ってしまった生徒が目立ち始めている。学校でも学級閉鎖や学年閉鎖がまた出はじめた。そのため塾内では変更を余儀なくさせられている授業がいくつかある。高校三年生においては,明大中野校も明大中野八王子校も今月の20日過ぎには学年末試験が終了してしまう。そのため,早めに変更しなければならない。これまでこの学年はほとんどインフルエンザによる影響は出ていなかったのだが,ここへ来て少しだが状況が変わり始めている。あとほんのわずかな期間のこと,無事過ぎてくれればいいのだが。中学生や高校生へのインフルエンザの予防接種はまだ始まっていない。手続きが大変なのは分かるが,こういった現実を目の当たりにしていると,一刻も早く手を打たないと後手後手になってしまう。こどもたちが居る現場を見ていると,一日でも早く対策を施して欲しいと願うばかりだ。
09/11/03(火)
祝日の今日はすっきりした天気だった。先日の台風が来たあとの青空も見事なほどの快晴で,そのときの空は雲一つなかった。今日の天気は夕方になっても変わらなかった。暮れなずむ頃に買い物に出かけると,西の空にはきれいな夕焼けが広がり,東の空に大きな満月が昇っていた。低い位置にある月が大きく見える現象は錯覚だと分かってるものの,登りかけの月を見るとその理屈が素直に信じがたいのはなぜだろうか。そんなことを思いながらゆっくりと車を走らせた,
09/11/02(月)
飛石連休の今日,東中野教室は通常通りに授業が行われた。八王子教室の明大中野八王子校の生徒は,昨日までの文化祭の代休で今日は学校も塾も休みのだった。ただ,高校三年生は希望者対象で学校でTOEICの試験があった。その試験のあとに数学の授業を入れた。TOEICの試験は午前中で終わったのだが,生徒は当然昼食を取ってから午後の授業に臨む。午前中に二時間もの試験を受けたこともあり,さすがに数学の授業時には眠気に負けてしまう生徒も居た。高校最後の定期試験まであと二週間と迫ったこの時期には,どうしてもやれるときにやっておく必要がある。そうしないと後が厳しくなるのは目に見えている。11月に入り今年の三年生も終盤を迎えたことを思うと,慌ただしさの中にも淋しさを感じる。今週末には明大中野校・明大中野八王子校ともに,高校三年生の試験時間割が発表される。
09/11/01(日)
昨日,高校三年の文系数学の生徒が,統計を勉強していることを記した。統計ではまずデータを集計し,それを表にしてから分析をする。教科書レベルでは,データ数はそれほど多くないので,いわゆる手計算で何とか処理できる。実際にはもっと多くのデータを処理しなければならないのが現実だろう。ただ,少ないデータでも結構手間が掛かる計算もある。その手の処理はやはりコンピューターの方が得意だ。学校で配られたプリント問題の答えがなかったので,その場ですぐに表計算に入力をして,ソフトの中にある関数を使って答えを出した。データを入れるまでは少し時間が掛かるのだが,それが終わればあっさり答えが出る。簡単に答えが出てしまう嫌いもあるが,こういった処理の仕方も出来れば生徒に教えたいと思った。
09/10/31(土)
明大中野校の高校三年文系の数学では,二学期は統計の分野を勉強している。数学の中でも比較的取り扱われない箇所で,入試問題などではほとんど出ることはない。けれども,基本的な統計処理の原理を知ることができるので,大学で経済学を学ぶのなら,こういった単元はやっておいた方が後々のためになるだろう。計算には電卓を使う。ところがほとんどの生徒が,電卓の基本的な操作を知らない。取扱説明書にはきちんと書いてあるのだが,誰も読まないようだ。そういった実践的なことを教えると,電卓の隠れた『才能』に「こんなことができたんですね」と素直に感動する生徒も居る。最近の電化製品のように,分厚くなった説明書はさすがに全部読む気にはならないが,やはり機器類は取扱説明書を最初に読んだ方がいいように思う。
09/10/30(金)
プロ野球もメジャーではワールドシリーズが始まり,ヤンキースとフィリーズは今日現在で一勝一敗となっている。ヤンキースが松井選手の活躍で,今日でイーブンに戻した。日本シリーズは明日から始まる。野球の好きな男の子なら,この時期は試合の行方が気になる頃だろう。男子生徒の中にはかなり野球に詳しい生徒が毎年必ず居る。今シーズンの結果や,最近あったクライマックスシリーズのことなど事細かに分析していた。ところが,中にはそれほど野球のことを知らない生徒も居る。それなのに,どういう訳か特定の選手については知っていることがある。友達との会話の中で選手のランク分けを細かく言い合っていた。その分け方がCとかDとかでしているので何かと訊いてみると,どうやら野球ゲームでの選手の能力を表す指標らしい。そういったことにはまったく疎いのだと言うと,「先生も野球が好きならやってみるといいのに」と勧められた。確かに野球は好きだが,ゲームの類に時間を取られるのは嫌なので,やんわりと断った。
09/10/29(木)
高校の男子生徒が教室に入ってしばらくしてからネクタイを締めて出てきた。どうした
のかと尋ねると,文化祭で友達が劇で使うものを借りたらしい。黒のズボンにワイシャツ,それにネクタイをしていると社会人のように見えた。ついでにスーツの上着を貸して着せてみた。スーツは少し小さかったのだが,上着を着るとなおさら大人っぽく見えた。中学一年から来ている生徒なのだが,体もがっしりしてあらためて成長の跡がよく分かった。デジタルカメラを取り出し,写真に納めたのは言うまでもない。
09/10/28(水)
かなり昔の話となるが,学生の頃は秋葉原でアルバイトをしていた。その頃の秋葉原は隅から隅まで電気街だった。毎週日曜日に歩行者天国となる通りに面した店は,すべてが電気屋だった。飲食店も雑貨屋もなかった。少し裏に行けばレアな商品を扱うパーツショップが,店内だけでは収まらず,路上にまで箱に入った部品を並べていた。昼食を取るにも,ほとんど決まった店しかなかった。そんな硬派な時代だった。大学を卒業したあとも何度が買い物に出掛けたことはあった。ただ,ここ十数年は秋葉原まで出向く機会がなかった。ユーザー会の前には少し時間に余裕があったので,雨の中歩いてみた。街並みの様相が明らかに昔のそれとは異なっているのがすぐに分かった。バイトをしていた店が有った場所は駐車場となり,電気屋の代わりにコンビニエンスストアや牛丼屋,それに怪しげな喫茶店が並んでいた。高層ビルが立ち並んでいるため,どこを歩いても風が強かった。噂には聞いていたが,すでに秋葉原は昔の秋葉原ではなかった。学生の頃には小汚い食堂でアルバイト仲間とワイワイ言いながら食べていたことを,いまではすっかりお洒落なつくりの,夜には雰囲気のある居酒屋になりそうな店で食事をしながら想い出した。
09/10/27(火)
教材ソフト関連のユーザー会は定刻通り始まった。毎年参加しているせいか,今年は途中で少し発言をする場を設けられた。生徒の前で話すことは日常のことだし,保護者会などで親の前で説明することもしばしばある。けれども大勢 - おそらく100名近くは居ただろう - の塾長あるいは塾関係者の前で話すのはさすがに緊張した。話をするときに視線が一斉に集まるのが分かった。話は数分で終わり,再び司会者へとマイクは渡った。その後ユーザー会はほぼ予定通り終わり,一緒に行った講師と会場となった秋葉原UDX内にある店で昼食を取った。(つづく)
09/10/26(月)
塾専用の教材会社と,その教材会社と提携している教材ソフト会社共催のユーザー会が午前中にあった。毎年この時期に行わる催しだ。今年の会場は秋葉原UDXだった。秋葉原駅の電気街口改札を出るとすぐにその存在感のある建物が目に入った。雨と強いビル風のため,ゆっくり眺めながら歩くというわけにはいかなかった。UDXへ続く歩行者デッキには,中途半端な感じで屋根が付いている箇所があったのだが,横なぐりの雨に結局は傘を差さなければならないという,ちょっと間の抜けた感じで会場へと向かった。週の初め,しかも午前中の秋葉原ということもあるのだろうが,街中もUDX内も人の姿は少なく閑散としていた。途中,ユーザー会の案内板を持った係が二人いて,誘導してくれた。会が始まる20分ほど前に到着すると,まだ来場者はまばらだった。それでも時間と共に徐々に席は埋まっていった。(つづく)
09/10/25(日)
昨日はセ・パ両リーグで,日本シリーズの出場権をかけたクライマックスシリーズ(CS)が終了した。両リーグとも優勝チームが勝ち残ったのだから順当といえるだろう。同日にシリーズ進出チームが決まるのは珍しい方だろう。CSの方式には賛否両論がある。その中でも,メジャーリーグとは異なりチーム数が少ない日本では,リーグ三位まで出られるのはどうかと思う。今年のヤクルトのように勝率が五割に満たないチームがもしCSを勝ち抜き,日本一になったとしたら,素直におめでとうとファンは言えるのだろうか。リーグで負け越したのに日本一という矛盾が生じてしまう。少なくとも五割を超えないチームには,CSへの出場権を与えないようにするべきではなかろうか。メジャーのワイルドカード方式なら五割を切ることはまずあり得ない。システムとチーム数の違いはどうしようもない。今年は本当に強いチームどうしが戦うので,面白い試合が続くシリーズとなることだろう。
09/10/24(土)
銀行のキャッシュカードの暗証番号は四桁の数字で決められる。セキュリティからすると,決して十分とはいえない。むしろ,簡単に見破られてしまう危険性がある。それゆえATMのコーナーでは暗証番号の変更が出来るようになっているし,また数字の並びもランダム表示するところもある。どのくらいの確率で同じ番号が存在するかを調べてみた。四桁の場合,50人を超えると10%を超え,120人ですでに50%以上の確率で少なくとも一組は同じ暗証番号が出来てしまう。知り合いの人数を少し数えてみれば,すぐにこのくらいの数になってしまうことだろう。それだけにちょっと意外な数字であった。桁数を八桁まで上げると,さすがにその確率は低くなる。八桁を使うと一億通り,すなわちほぼ日本の人口に等しい数の暗証番号が作成できる。それでさえも3700人を少し超えたところで,少なくとも一組の同じ番号が出てしまう確率が半分を超える。数字だけではすぐに限界に達してしまう。それゆえ,パソコン関連のさまざまなパスワードにはアルファベットの大文字と小文字や記号などを使うのだろう。そうすることによって,飛躍的に同じものが出来る確率は低くなるし,見破られる危険性も低くなる。
09/10/23(金)
明大中野校の中間試験が終わり,テスト返却もほぼ終わった。高校三年生にとってはいよいよ大詰めの時期を迎え,内部推薦を貰えるかどうかの瀬戸際の生徒にとっては,テストの点数に一喜一憂している。残り一回の試験でどのくらいの点数を取れば大学に行けるのか,そういったことが気に掛かる生徒が何人か見受けられる。まだ試験がもう一度あるのだから,チャンスは残っていると言える。それゆえ,最後まで諦めずに自分で出来る限り最大限のことをやって欲しい。学校も含めまわりがピリピリしている様子が生徒から伝わってくる,そんなこの時期だ。
09/10/22(木)
昨日,雑記帳をアップロードしてからあらためて第一教育センターのサイト全体を見た。すると,修正しなければいけない箇所がいくつもあった。特に授業料のページは未だに「平成19年度」となっていて冷や汗をかいた。授業料金自体は変わっていないので,その点においては救われた。ただ,授業期間を示す日にちは二年前なのでまったく合っていなかった。その他にもすでに終わっている「大学進学説明会」の案内がそのままだったり,八王子教室のカレンダーが修正されていなかったりなど不具合が見つかった。もっとも,この手の細かい部分はよほど注意深く見なければ誰も気がつかないところなので,自意識過剰なのかもしれない。でも,はじめて第一教育センターのサイトを訪れる人は,それが正しいと思うかもしれないので,やはりもっとこまめに見直さなければいけないと感じた。
09/10/21(水)
塾にはコピー用紙や事務用品あるいは書籍など,段ボールに入れて送られてくる。その他にも頂き物の菓子類などの小さな箱もある。それらの箱は二次利用がない限り資源ゴミとして出している。この手のゴミは知らず知らずのうちに増えてしまい,事務室の隅に追いやられている。だいぶたまってきたので一気に片付けた。授業前の男子生徒が居たので手伝って貰った。先生も併せると四人で箱を潰してたたみ紐掛けをした。こういった作業は一人で黙々とやると辛いものがあるが,大勢でワイワイ言いながらやれば,当然短い時間で終了しそれほど苦ではなくなる。段ボールがまとめられた空間は少しスッキリした。
09/10/20(火)
先日のこと電車内で懐かしい単語を聞いた。小田急線内でのこと。途中から乗ってきた老夫婦が,最初は身の回りで起きたことを話していた。長いこと夫婦でいると,会話が少なくなりがちだと聞いたことがあるが,この老夫婦に関してはそれは当てはまらないようだった。電車に乗って居る間中,二人の会話が途切れることはなかった。しばらくすると今度は今日の行き先のことを話し始めた。その会話の中で「新宿で国電に乗り換えて…」ということばが耳に入ってきた。「国電に乗り換えて」ということばに,思わず昔の風景である駅員が立っていた改札口のことを思い出した。おそらく,いまのこども達に改札に人が立って切符を切っていた,と言ってもピンと来ないだろう。「切符を切る」と言う表現自体誤解を招きそうだ。そういえば,昔はよく検札が来て切符にハサミを入れたものだ。この「ハサミを入れる」という表現も,いまのこどもには通じないかもしれない。
09/10/19(月)
夢には思いがけない人が登場することがある。身近な人であったり,しばらく会っていない人のこともある。あるいは会ったこともない有名人が登場することもあるだろう。高校三年の生徒に「昨日先生にものすごく怒られている夢を見ました」と言われた。突然だったので,どうリアクションを取ればいいかちょっと戸惑った。ふだんの授業時に生徒を叱ることはあっても怒ることは無い。その生徒に対してもそれほど厳しい授業をした記憶はない。むしろなごやかな方だろう。彼女の深層心理に何があったのだろうか。何かとこの雑記帳に話題を提供してくれる生徒だけに,ちょっと気に掛かる。
09/10/18(日)
そろそろ部屋の模様替えをしようかと思っている。昼間はまだ暖かいのだが,夜になると冷え込むのが十月下旬のこの頃だ。自宅の部屋では仕事に出かけるときの昼間にはかなり暖かくなり,日によっては未だに扇風機が必要になる。ところが,仕事が終わり帰宅すると暖房までは必要がないものの,しっかり着込まないと寒さを感じる。あと半月もすればしっかり暖を取る必要がありそうだ。
09/10/17(土)
明大中野校の中間試験は,木曜日の高校二・三年を皮切りに,順次試験が開始された。金曜日には中学二年から高校一年が,今日には中学一年の試験が始まった。学年により試験の科目数が異なるので,このように日にちがずれて組まれている。試験日程に併せて塾でも試験対策の授業を行うのが常だ。今日もいくつかの授業が組まれていた。ところが高校一年の生徒が授業開始時間になっても来なかった。休んだりサボったりするような生徒でないので心配して自宅に電話を掛けた。すると,今日の試験時間が一時間多くなっていることが分かった。なぜならば,インフルエンザで学級閉鎖となったクラスがあり,試験日程が一日あとに遅らせて始めたため,当初土曜日は二時間だったものが三時間になっていたのだ。数日前には分かっていたのだが,試験間際のゴタゴタに担当していた先生もすっかり忘れてしまっていた。幸いにも明日は日曜日なので,今日勉強することに大きな問題はなかった。スケジュール管理の難しさはいろいろなところに潜んでいる。
09/10/16(金)
ふだんの金曜日は東中野教室で授業を担当している。明大中野校の中間試験が昨日から始まり,試験時間割の巡り合わせで,今日は八王子教室で授業を行った。明大中野八王子校は試験前でもないのに教室が混み合った。講師室や自習室まで使って授業を行った。それでも足りなくなりなり,高校三年生の教室に高校一年生の授業を割り込ませて貰った。下級生である一年生は最初嫌がったのだが,状況が状況だけに受け入れてくれた。授業が始まれば,それぞれの問題に取り組み次第に集中していった。他学年が一緒の時間は30分ほどで,そのあとはいつも通りの授業風景に戻った。
09/10/15(木)
昨日記したコボちゃんだが,巷でも結構話題になっているらしい。塾の中でもネットのニュースで取り上げられていることを知っている先生が居た。読売新聞の今日の朝刊でもその話題を取り上げていた。弟になるのか妹になるのかという問い合わせがあったり,お祝いのメールが届いているようだ。四コママンガのことでこれだけ騒がれるのだから,やはり日本は平和だといえる。最近では「あぶさん」が引退するとのことで,実際に福岡ドームで引退式を行ったというのだから驚かされる。古くは「あしたのジョー」で主役級の力石徹の葬儀式が上げられたこともあった。アニメの殿堂の行方は分からないが,マンガは日本文化のひとつとして成り立っていることを感じた。
09/10/14(水)
今日はいつもよりも少し早めに起きた。朝刊を開き四コママンガを見て驚いた。我が家は読売新聞を取っている。四コママンガは「コボちゃん」が長期連載されている。コンボちゃんは幼稚園児で,これまで家族の中のアイドル的な存在として愛されてきた。そのコボちゃんがお兄ちゃんになることが今日の四コママンガで分かった。他の重要な記事を読む前に,何回か読み直してしまった。「サザエさん」と同じように家族を中心としたマンガだけに,家族構成が変わることに驚いた。植田まさし氏の単行本は数十冊持っているのだが,「かりあげ君」に代表されるように少し毒のあるコミカルな題材が植田氏の得意とするところだと思う。そんな一面が今日のオチにも垣間見られた。その一方で,新聞連載ということもあり,コボちゃんはほのぼの系といえる。コボちゃん家の居候だった中学校教師タケオさんの結婚など四コママンガらしからぬ展開がここに来てみられている。このあたりのことは連載8000回を超えた頃,植田氏がインタビューで答えていたことを今日のマンガを読みながら思いだした。やがて一万回を迎えるこの作品に,ファンとしても今後が気に掛かる。
09/10/13(火)
秋は文化祭の季節だ。早い学校だと9月頃から始まり遅いところは11月の上旬にある。明大中野校は先日,10月の上旬に催された。明大中野八王子校はおおよそひと月後の10月31日と11月1日を予定している。文化祭が近づくに連れ,準備に追われる生徒が出てくる。東中野・八王子教室共に,文化祭の前後は「文化祭準備期間中」と称して,塾の授業も休みにしている。それだけ生徒も準備に拘束されるからだ。早速今日も,高校二年生の授業で遅れてきた生徒が居た。クラスでやる劇の準備をしていたらしい。文化祭まではまだ半月以上も間があるのだが,何とも早い準備だ。試験よりも早く準備をしているのだな,と言うと生徒は苦笑していた。
09/10/12(月)
久しぶりに連休を連休として休めた。9月は八王子教室の生徒が,今月は東中野教室の生徒の定期試験があり,夏休みが明けてからもほとんど気と体の休まることはなかった。体の方は疲れをそれほど感じていなくても,実際に休みの日は午後まで起きられないのだからやはり疲れがたまっているのだろう。そんな休みの日でも,東中野教室では高校三年生を中心に国語と英語の授業があった。授業終了後に保護者宛に授業内容を知らせるメールを送っているのだが,それをカーボンコピーで同時に送ってもらうように先生方にお願いしているのだ。休ませてもらっている間にも,こうして生徒たちの希望に応えて夜遅くまで授業をして貰いありがたく感じている。
09/10/11(日)
この時期,カメムシが大量に発生している。大量というとちょっと大げさかもしれない
が,やたらと教室の中までやってくる。直接人に危害が加わるものでもないのだが,やはりあの風貌と臭いに生徒も先生も驚いてしまう。殺虫剤に対しても強く,スプレーを少し掛けた程度ではびくともしない。床に這っているのを掃除機で吸い込もうとしても,這いつくばってその場に留まろうとする。吸い込まれた後にも強烈なにおいを残すなど,なかなか手強い。臭いさえなければここまで憎まれないのだろうが,それが彼らの運命なのだろう。
09/10/10(土)
いまはほとんど使っていないエプソン製のレーザープリンターが八王子教室にはある。一昔前のものだが,A3用紙まで印刷でき,また宛名ラベルを印刷するときなどにはよく使っていた。先日のこと,このプリンターを買ったヨドバシカメラから手紙が来た。このプリンターで不具合が生じたという内容だった。電子部分の故障により,発煙しその後発火したケースが出たらしい。その修理にエプソンのサービスマンが台風の去った後の木曜日の夕方にやって来た。修理自体は簡単で,中の基板に半導体を取り付けるだけだった。作業に来た人の話では,発火したのは何万台の内の一台だけで,他に問題は報告されていないらしい。その僅か一台だけのために,いくつものユーザーを訪れ修理するのは大変だろう。ただ,それがメーカーの信頼に繋がるのだから仕方ないと言えば仕方ない。件のプリンターに最近太い線が入ってしまっていたので,ついでに原因を聞いたところ,トナーの劣化だと指摘された。トナー自体はまだたくさん余っているのだが,新しいものに変えれば直るとのこと。トナーはリサイクル品の場合8000円ほどする。さて,どうするか。
09/10/09(金)
明大中野校・明大中野八王子校の高校三年生対象,明大推薦・統一学力テストが実施された。本来なら昨日行われるはずだったのだが,台風の影響で今日に延びた。今回は河合塾の全統マーク模試が援用された。試験問題は回収されたので,問題のレベルはすぐには分からない。ただ,学校で自己採点するので,生徒各自の点数はある程度予測がつく。授業を受けに来た生徒に早速その結果を書いて貰った。今回は英語と文系の国語が難しかったようだ。やはり気に掛かるのは教えてきた数学の出来だ。特に今年は文系なのに社会科の代わりに数学で受験した生徒が塾内では目立った。結果だが10段階評価で最高が9だった。その他にも高得点が多く,他教科よりも全体的な出来は良かった。この試験が終わると,高校三年生にとっても残すところあとひと月と十日ほどとなった。
09/10/08(木)
台風18号は昨日の夜の段階ですでに東京に影響が出ることが明らかだった。水曜日の晩は,深夜に帰宅したのだが帰り道はいつもより空いていたものの,強風とときおり強く降る雨で思いのほか走りにくかった。帰宅してから見ていたテレビの台風情報も,時間を追うごとに被害が拡大していく様子が分かった。今朝になり,明大中野校のホームページを見ると,学校が臨時休校になったことを知らせていた。そのため,東中野教室の授業もすべて休講にした。必要最小限の連絡だけして,すぐに八王子教室に向かった。家を出る前には間隔を置きながらも走っているはずだった電車が,いったん止まっていたことが駅に着いた段階で分かった。結果的には40分ほど待たされて電車は来た。八王子教室に入る頃にはすでに日が差し始めたいた。それでもまだ東京は暴雨風域から抜けていなかったのですぐに先生と生徒へ連絡を始めた。何年かに一度の台風による授業変更だが,今回も連絡には時間がかかった。皮肉なことに,すべての連絡が済んだ頃には台風はすっかり去ったようで,風も穏やかになっていた。
09/10/07(水)
台風18号の影響が現実的になってきた。東中野教室の明大中野生が,夕方になり授業に来たところ明日の学校の対応を訊いた。すると午前六時の段階で何らかの「警報」が出ているか総武線が止まっている場合,学校は休みになるとのこと。予報では関東地方には明日の午後に最接近するようなので,この決定は微妙なところだ。生徒も早く休みが決まらないかとやきもきしていた。一方,八王子教室の明大中野八王子校は,今日の午後にはすでに明日の休校が決まったようだ。対応の違いは学校へのアクセスの違いだろう。明大中野八王子校の生徒の半分は五日市線や青梅線を使っている。武蔵野線を利用している生徒も居る。このあたりが災害には弱い。結局,明日行われる予定だった高校三年生対象の明大推薦・統一学力テストは金曜日に延期された。塾の授業も八王子教室はすべて休講とした。東中野教室は台風の行方と明日の明大中野校の対応により決める。
09/10/06(火)
今年もまた台風の季節がやってきた。今日の段階ではまだ南の海上にある台風18号だが,明後日には関東地方に接近しそうだ。大型で強い台風が発生すると毎年のようにテレビでは「ここ10年内で最大級の台風」と報じる。確か去年も同じようなことがあったように記憶する。毎年が10年となっているので,感覚がやや麻痺してしまうのは危険に思う。明後日には明大中野校と明大中野八王子校の高校三年生にとって重要な試験があるので,台風の進路が気に掛かる。台風とはまったく関係ないのだが,夏の甲子園で超高校球児が登場すると,「10年一人の選手」などと話題に上る。これも同様に毎年のように聞く。卓越した選手だと言いたいのだろうが,慣用句としては使いすぎるとこれまた麻痺してしまう。
09/10/05(月)
東中野教室で数学特訓を行った。通常,数学特訓は日曜日に行うのだが,明大中野校が昨日まで文化祭だったために今日の特訓となった。今日学校は文化祭の代休だった。そのため,朝の早い時間帯の電車に乗った。日曜日の数学特訓と違い,通勤ラッシュの電車だった。乗り慣れない電車はかなり暑く,決して乗り心地のいいものではなかった。少し離れたところでは,若い女性と初老の女性が押し合ったことで何かもめていたようだ。混んでいるので余計イライラするのだろう。学生か社会人かは分からないが,若い女性の方は降りるときに捨て台詞を吐いていた。数学特訓が終わった後に八王子教室に移動した。今度は途中から座ることが出来た。朝の9時から数学特訓が始まり,夜の授業の終了時間は9時を少し過ぎていた。
09/10/04(日)
10月は衣替えの季節。普段着ているスーツを夏ものから秋冬用に替えるためにクローゼットからクリーニングに出しておいたものと交替した。まだ暑い日もあれば,夜にはかなり冷え込むこの時期,出勤時にはどのスーツにするか少し考えるてしまう。それも昨日までで夏物のスーツはすべて仕舞った。10月も中旬になれば,もう夏日になることもほとんどないだろう。
09/10/03(土)
遅刻をした生徒は,確かに電車の乗り違いをしていた。彼女の言い分では乗り換えを間違えたようなニュアンスだった。いわゆる乗り換えホームを間違えたのかと思った。ところが,友達の話では完全に反対方向の電車に乗ってしまったらしい。しばらくしてから間違いに気づき正しい電車に乗り換えた。それだと確かにかなり遅れてしまうことはうなづける。彼女の程度がどのくらいかは知らないが,これまでにも方向音痴の生徒は居た。その昔,小田急線の鶴川駅に行く予定だったはずが,町田駅からまったく反対方向の鶴巻温泉に向かってしまった生徒が居た。共通する文字「鶴」だけでそちらが正しいと思い込んだようだ。以前,臨海の「青海」を奥多摩の「青梅」と取り違えて延々と山に向かってしまった人が居ることを聞いたことがある。
09/10/02(金)
昨日は都民の日で通常授業は休講だった。ただ,八王子教室では高校三年生対象の統一学力テスト対策ゼミを朝から行っていた。学校が終わったあとの普段の授業とは異なり,朝から始まる授業では遅刻者が出ることが多い。遅刻する生徒はだいたいいつも決まっている。このあたりは学校生活でも似通っているだろう。ところが,普段きちんと来る女子生徒が一人,授業開始時間になっても来なかった。授業が始まってから40分ほどした頃にやっと来た。理由を訊くと電車の乗り換えを間違えたとのこと。通学路と同じはずなのになぜそんなことがあるのかと尋ねると,前日は友達の家に泊まりそこから来たためいつもと勝手が違い電車を間違えたらしい。それならあり得ることだと思った。今日になり,その友達が授業を受けに来た。(つづく)
09/10/01(木)
10月1日は都民の日。都内の公立の小・中学校,高校は学校が休みだった。私立の学校でも東京都内の学校は休みのところが多かったことだろう。ただ,この都民の日は学校関係者にとっては常識かもしれないが,そうでない人にとっては認識していないこともある。特に東京圏に住んでいないとその意識は低い傾向にある。大阪出身の数学の先生などは,なぜ10月1日が休講日になっているのか解らず理由を訊かれた。夕方になり,英語の先生がいつもの授業があると思ってやって来た。もちろん今日は休講日。都民の日であることを言うと「そうでした!」と言って思いだしたようだ。英語の先生は塾のOBで,ほんの数年前までは都民の日に学校を休んでいたはずだ。大学生となったいまでは,そんな記憶はだいぶ薄れてしまのだろう。
09/09/30(水)
日本古来のおもちゃとしてベーゴマがある。40代以上の男性ならこどもの頃に遊んだことがあるだろう。路地裏でバケツに布を貼り付けその中で回し友達と競った。どこの家庭にもいくつかのベーゴマが転がっていたものだ。英語の先生がこどものお土産としてベイブレードを買い,それを生徒達に見せていた。現代版のベーゴマだ。昔のベーゴマは麻のヒモを巻いて回したのだが,それなりに技術を要した。一方,ベイブレードはその点は改良され,幼いこどもでも簡単に回すことができるようになっている。昔のベーゴマ同様,英語の先生のこどももいくつかのベイブレードを持っている。ただ,今回買ったものは左回りのもので,ちょっと手に入りにくいとのこと。ベイブレードに詳しい生徒が居て,右回転と左回転だと互いに逆回転のため衝突の仕方が激しいと解説していた。こども達は自分のベイブレードのことを「オレのベイ」などと言って自慢しあうようだ。まったく知らない世界だ。けれども,形を変えてもこうした遊びは残っているのだと感じた。このおもちゃを開発したのは昔のこども達だろう。
09/09/29(火)
小さめの袋に入っていたナツメグを半分ほど食べたところでネットでナツメグのことを調べた。しかし,どのサイトも香辛料としてのナツメグのことばかりで,決して「生食」ということばにぶつからなかった。検索ワードに「生食」と入れても出てこなかった。そこでWikipediaでナツメグのことを調べてみた。そこには「ニクズク科の一種の常緑高木。およびその種子から作られる香辛料」と一般的な説明が並んでいた。ところが読み進めると毒性という項目があり,次のように説明があった。「通常使用量では特に問題を生じないが,多量(約10g以上)のナツメグは毒となる」とあり,さらに「マリファナに似た幻覚を生じることがあるほか,摂取量が多い場合,肝臓障害をひきおこすことがある」と続く。ここまで読んで少し酔いが覚めてきた。すでに10gどころかその数倍は食べてしまった。ただ,それはあくまでも「生食用」のナツメグだ。その段階で何の症状も出ていなかったので,毒を食らわば皿まで,の気持ちで残りのナツメグも食べてしまった。食べたすぐあとに幻覚など見なかったのはもちろんのこと,二日経ったいまも何の問題もなく生活できているのだから大丈夫なのだろう。今度買った店で売っているときには,食べ方を聞いてみよう。
09/09/28(月)
日曜日の晩酌はいつものこと。酒の肴はたいていは刺身や冷や奴など決まっている。けれども昨日は人生において初ものである生食用のナツメグがその中に並んだ。ナツメグはカレーなどに入れる香辛料として使われるのが一般的だろう。それが生食としてあること自体ちょっと不思議だった。それでも店頭に「生食」と書いてあるのだから大丈夫だろうと自分に言いきかせてから食べ始めた。身は少し固く,中心に種がある。やや酸味をおびているものの,酒の肴としてはまずまずの代物だ。サクランボウの味と食感が生のナツメグに近いだろう。ナツメグは全部で40粒ほどあった。食べ進むに連れ,本当に生で食べて大丈夫なのだろうかと思い始めた。(つづく)
09/09/27(日)
休みの夕方には車検が終わった車を取りに行ったついでに買い物に行った。日曜日にはいつも行っている,食材中心に扱っているスーパーに行った。野菜売り場には近所で取れた野菜が置いてある。狙い目は一袋に入れられている椎茸だ。乾燥されたものではなく生の椎茸で,それなりの量が入っていていつもだと100円で売られている。けれども今日はそのお目当ての品はなかった。その代わりではないだろうが「生食用・ナツメグ」が二袋ほどあった。見た目は大きめの大豆というよりはドングリのような実が透明なビニール袋に収められていた。生椎茸と同じ100円だったので,仮に失敗してもそれほど惜しくもないと思いすぐに買い物かごに入れた。(つづく)
09/09/26(土)
連休中は八王子教室で高校3年生の統一学力テスト対策ゼミの講習があった。ただし,連休すべての日に出勤したわけではなく,途中一日だけ他の先生に授業を頼み休みをとった。休みをとったのは秋分の日の23日だ。その日はたまたまセリーグの優勝がかかった試合があった。休日のためデーゲームだったその試合を,最初からテレビで観戦することができた。途中まで均衡した試合は,終盤巨人が中日をリードし,三連戦三連勝をして優勝を決めた。その前日,優勝が決定する試合を見られるかもしれないことを生徒に話すと,それを狙って休みを決めたのではないかと言われた。そんなことが予測できるはずもないし,仮にもし分かっていたのならきっと予言者になれるだろう。
09/09/25(金)
明大中野校は昨日が中学の,今日は高校の体育祭が行われた。昨日も今日も天候には恵まれて,絶好の体育祭日和となったことだろう。その体育祭のため,今日はいくつかの高校生の授業は変更した。ただ,今日行った授業もあった。当初,体育祭が終わる予定時刻から逆算して5時過ぎから始める予定だった。ところが,体育祭が予定より早く終わったため,結局いつもとあまり変わらない時間に生徒は来てしまった。こういった行事は時間的には押して長くなりがちだ。不思議に思い生徒に理由を訊くと,インフルエンザの影響で学年全体で行うプログラムがカットされたためらしい。その学年全体のものだけに出る予定の生徒も居て,結局見に行っただけで終わった生徒も居た。授業を受けに来た生徒の中には,強い陽射しのため今日一日で日に焼けたことがすぐに分かる者も何人か居た。
09/09/24(木)
昼過ぎに銀行に用事があり行ってきた。月末でしかも連休明けの銀行はかなり混雑しているのではないかと思い覚悟をしていった。ところが思ったほどATMには列ができていなく,一分ほどの待ち時間で済んだ。両替機も一人待つだけだった。思わぬ肩すかしだった。これがもしあと一日ずれて,連休明けが25日だったら本当に混雑していた事だろう。
09/09/23(水)
カレーの食事会はすぐに品評会にもなった。評価が高かったのは「お母さんカレー」と「キーマカレー」だった。スパイスが効いていることと,コクがあることが良かったようだ。逆に「ほうれん草カレー」は唐辛子が入っていないためインパクトが弱すぎた。同時に数種類のカレーを食べると余計にその刺激の少なさが目立ってしまった。もし一品だけ注文して,それがほうれん草カレーだった場合,次はないかもしれない,そんな厳し意見もあった。最初のナンを食べ終えると少し物足りなかったので,すぐにもう一枚追加した。焼くのに時間がかかるようだったのだが,同じビルのよしみ,配達をしてくれた。結果的に二枚目を食べ終える頃にはみんなちょっと多すぎたかな,という意見だった。それでも外で食べるカレーは久しぶりだったのでそれなりに堪能できた。
09/09/22(火)
八王子教室の入っているビルの一階に新たにカレーショップができた。開店して今日で5日目だ。以前はハンバーガーショップがあったのだが,夏前には閉店して新しい店ができた。基本的にはテイクアウトの店で,5種類のカレーとナンもしくはライスが付いている。すでにそこのカレーを食べている生徒が居て,美味しかったという感想だった。講習を受けに来ていた生徒と英語の先生とで昼食をカレーにした。5種類のうち4種類のカレーとナンを3枚買ってきた。4種類のカレーは「お父さんカレー」「お母さんカレー」「キーマカレー」そして「ほうれん草カレー」だ。講師室の机の上にカップに入ったカレーとナンを紙皿に並べるとすぐに『食事会』が始まった。(つづく)
09/09/21(月)
世間一般ではシルバーウィークの最中で連休中だ。そんな中,八王子教室では高校三年生対象の統一学力テスト対策ゼミが開講した。来月八日にある試験対策の授業だ。「直前ゼミ」と銘打っている。今回はこの連休中に行うAコースと,学校登校日や家庭学習日を利用するBコースに分けた。Bコースは来週から始まる。出席率だが圧倒的に後半のBコースの方がいい。やはり期末試験開けすぐに行うのは嫌なのだろうか。あるいは連休は休みたいという気持ちがはたらくのだろうか。結果的に今週中はかなりの少人数クラスとなった。もっとも,生徒にとってはその方が『お得』なはずなのだ。
09/09/20(日)
初のシルバーウィークが始まった。秋分の日によって連休が可能となる何年かに一度のシルバーウィークだ。初夏のゴールデンウィークに対することばで,アンケートによって命名されたらしい。ゴールデン(金)に対してシルバー(銀)がそれに準じることと,敬老の日が含まれることがその理由のようだ。先進国の中では日本は祝日がもっとも多いようで,『働きバチ』的なイメージのある日本人からするとちょっと意外だ。ただ,西欧などは有給休暇やバカンスがしっかり取れるようなので上手に休暇を取ることが出来るようだ。現行法では次のシルバーウィークは6年後の2015年となる。
09/09/19(土)
自宅の書棚の中板の高さを調整した。文庫本が入っていたところを単行本が入る高さに調整した。以前は文庫本が多かったのだが,最近は単行本の方が多くなったために引っ越
しをしたのだ。本を入れ替えるときに,前に読んだことのある本を少し開いてみた。読んだ本には読み始めた日付と読み終わった日付を記している。ところが読んだことがあると記憶している何冊かの本にその形跡がなかった。内容もほとんど覚えていない本もあったので,この機会に読み直そうかと思う。
09/09/18(金)
乾ききってしまったホワイトボード用のマーカーの先を,使い捨ての小さなスプーンに水を入れて浸けてみた。しばらくするとインクが出てくる様子がうかがえた。復活したか!と思いホワイトボードに書いてみるもののインクは出てこなかった。何度か試してみたものの,結果は同じだった。そこで今度はアルコールで試してみた。以前,数学の先生が持ってきた「スピリタス」という度の強いウオッカがあったのでそれを使った。度数は96度もある。先ほどと同じスプーンに少しだけ出してみると,飲み物というよりは薬のような匂いが漂ってきた。再びペン先を浸けてみると,水のときよりもインクの出がいい感じなのがすぐに分かった。充分にインクが出たことを確認してから字を書き始めた。すると,今度は途切れることなくインクがしっかり出てきた。よくよく見るとマーカーには「アルコール溶剤使用」と記されていた。水よりもアルコールの方が良かったのは当然のことだったようだ。
09/09/17(木)
八王子教室ではホワイトボードを使用している。ホワイトボードにはマーカーで板書する。マーカーはインクがなくなればカートリッジを交換する。マーカーには「お知らせセンサー」という名称が付いていて,インクが少なくなると目で見て分かるようになっている。ところが,明らかにインクが十分残っているのに,まったく書けない事がある。キャップを閉め忘れてしまうとそうなるのだ。ワザとではないだろうが,閉め忘れてしまうことがあるのだろう。そうなると新しいカートリッジに交換するしかない。いままでは。ところが一人の生徒が「水に浸けたら出るかもしれない」というので試してみた。(つづく)
09/09/16(水)
今日は東中野教室で授業を二講座ほど行ってから八王子教室に移動した。移動には中央線を利用した。夜の中央線は帰宅のラッシュ時間で,久しぶりに混雑した電車に乗った。中野駅で乗り換えて乗った電車は,通勤快速の河口湖行きだった。河口湖というと,大学のサークルの合宿で使うイメージがある。そんな遠くから通勤している人が居ると思うとちょっと大変だと思った。国分寺を過ぎたところで座ることができた。しばらくするとウトウト眠ってしまった。気がつくと八王子駅に着く直前だった。さすがに寝過ごして山梨まで行くことはなかったが,八王子駅を過ぎてもまだ結構混雑していたのが,多くの中央線がそうである高尾行きとは異なる。長距離通勤をしている人にとっては,八王子でさえもまだ中間地点くらいなのだろうか。
09/09/15(火)
試験期間中の喧噪と慌ただしさがで八王子教室は今日もにぎやかだった。授業が終わり,自習していた生徒達が全員帰ったあと,教室に行ってみるとプリント類の忘れ物が結構目立つ。試験直前の切羽詰まった気持ちで勉強していると余裕がなくなるのだろうか。翌日の試験のプリンでなければいいのに,と思いながら忘れ物を置く場所に移動する。帰り際にはなるべく忘れ物をしていないか注意を促すのだがなかなか徹底できない。毎度の「もっと早くからやっていればよかった」のセリフを聞きながら,帰り支度をしている先生に質問攻めをしている生徒の姿が多く見られた。
09/09/14(月)
前期期末試験を明日に控え,八王子教室では今日もたくさんの生徒が自習をしに来た。主に高校三年生の姿が目立った。試験直前の対策授業で保護者に連絡をしたところ,インフルエンザに罹り試験の前半が受けられない生徒が居た。せっかくこれまで勉強してきたのに試験が受けられなく残念がっていた。特に高校三年生にとっては推薦が掛かっているのでそう簡単には休めない。けれどもそれがただの風邪ではなく,インフルエンザだと登校することさえ難しいだろう。大学の推薦を貰うまであと二回しか試験がないのだから,ボーダーラインの生徒にとっては切実な問題となる。幸いなことに,現段階で塾生の高校三年生は全員問題なく過ごしている。ただ,中には少し風気味の様子を窺わせる生徒も居るので,試験が終わるまでは安心できない状況だ。
09/09/13(日)
二週間ぶりに休みが取れた。前日の雨から今日は一転,さわやかな日となり久しぶりに布団を干した。車のハンドルの状態がよくなかったので,午後には工場に行き状態をみてもらった。今月最初の休みはのんびり過ごしたのだが,実は午前中の早い時間に起きてしまった。というのも,今日は試験前の八王子教室で生徒が自習しに来ていたからだ。他の先生に教室の開け閉めは頼んでおいたのだが,何となく居心地が悪かった。なかなか落ち着いて休むことは出来なさそうだ。
09/09/12(土)
八王子教室の入っているテナントビルは四階建てだ。四階の上は屋上となる。ただ,その屋上に繋がる部分には倉庫が二箇所ある。その一つを塾で借りている。主に古くなった教科書や問題集,事務書類や使わなくなった黒板,机などが置いてある。8畳ほどの広さがあり,それほど荷物を詰め込んでいないのでそれなりの空間である。来週に試験を控えた明大中野八王子校の生徒,特に高校三年生が授業や自習で来ている。自習室もいっぱいになるほどだ。自習するスペースも厳しい状況の中,生徒が倉庫で自習したいと言いだした。あまり好ましくないものの,その方が集中できるというので,長時間でないのなら使用することを許可した。今年はそれほど自習する生徒が多いということでいい傾向ではある。教室がもう少し大きければ生徒にとっても快適なのだが,こればかりは急にどうにか出来るものではない。
09/09/11(金)
食べ物には人によって好みがあるのは当たり前のこと。高校生ともなると,徐々に大人
の食べ物を好むようになってくるケースもある。授業中に突然「ああ~,サンマが食べたい」とひとりの男子生徒が言った。特にサンマのはらわたが好みのようで,ひたすらそれを強調していた。それを聞いていた同級生が「はらわたのどこが美味いんだ?」とひと言。すると「はらわたを食べなきゃ意味がないんだよ!」と反論。結局この二人が『和解』することはなかった。サンマの好きな生徒はしばらくすると今度は「サザエが食いた~い」と言った。やはりサザエも肝が好きなようだ。その話が長くなるのも授業に差し支えるので,ほどほどにするように注意した。再び授業に戻るとサンマ好きの生徒がぼんやりしていた。どうしたのかと問うと「サザエのことを考えると集中できないんです」と。確かにいまは食欲の秋ではあるが,そこまで執着するのはどんなモノだろうか。
09/09/10(木)
インフルエンザが本格的にはやり出しているようだ。明大中野八王子校でも中学2年で学年閉鎖が,中学3年でも今日1クラスで学級閉鎖が始まった。塾生でも一人,インフルエンザにかかってしまった生徒が居る。水際対策だが,塾にやって来る生徒には毎回アルコール消毒するようにしている。洗面所にも薬用のハンドソープを備え付けた。来週から期末試験が始まるだけに,本当に気が抜けない状況となった。
09/09/09(水)
今朝方,東京メトロの東西線で車両事故があり,朝の通勤・通学ラッシュの時間帯でダ
イヤが乱れた。そのため多数の人たちに影響が出たようだ。この東西線を利用して通学している明大中野校の生徒もかなりの数居たことだろう。彼らは落合駅を利用しているはずだ。そのため,学校の授業が遅れて開始したのではないかと懸念した。ところが午後三時前,水曜日のいつもの授業開始時間の頃に生徒はやって来た。その生徒に訊いたところ,遅れて登校した同級生も若干居たようだが,いつも通り授業は始まったらしい。さすがは都心の学校,こういったことには強い。それもそのはずで,東中野への足は,東西線以外にも総武線と大江戸線がある。さらに少し歩くけれども,西武新宿線の中井駅からも歩ける距離にある。
09/09/08(火)
来週から始まる明大中野八王子校の定期試験に併せて,それぞれの先生が日にちや時間を変更して授業を行う。基本的には試験の前日に授業を希望する生徒が多い。担当する学年・教科によっては試験日が重なることは毎度のことだ。すべての生徒の希望がいつも叶う訳ではない。できることならばそうならないように,先生方で補完し合うこともある。試験中は生徒も大変だが,教える側もスケジュールの調整をするのに忙しい。塾内に貼ってある試験時間割とにらめっこしながら,試験勉強の計画をどう立てようかと思案している生徒も居る。試験はちょうど一週間後の火曜日から始まる。
09/09/07(月)
来週から始まる明大中野八王子校の前期期末試験対策として,高校1年の化学の授業を行った。周期表に関する問題では,写真入りの大きめの周期表で説明をした。周期表にのっている元素は,一昔前までは103個と決まっていた。ところが現代化学では人工的に新しい元素が作り出され,徐々に増えている。現在は118個までの元素がある。90番目以降のほとんどの元素は放射性元素で人工的に作られたものだ。それを知った一人の男子生徒が「じゃあ俺が新しい元素を作ってやる」と言った。どのくらい本気なのかは分からないが,そういった気骨のある生徒は面白いし将来が楽しみだ。
09/09/06(日)
夏の装いも必要が無くなった頃と思った今日,八王子教室では期末試験前の数学特訓を行った。午前中はまだ涼しかったのだが,日が高くなるに連れ徐々に暑くなっていった。午後にはブラインドを下げなければならなくなり,冷房もしっかり入れた。普段ならそれで間に合ったかもしれないのだが,数学特訓は受講者が多かったのでなかなか思うように冷えなかった。日の当たる教室は暑くなり,途中から高校1年生と3年生の教室の仕切りの壁を一部取り外して,風が流れるようにした。
09/09/05(土)
明日は八王子教室で数学特訓がある。長時間にわたる数学特訓では,午前と午後に一回ずつおやつの時間を取っている。気分転換とエネルギー補給を兼ねている。このおやつだが,せんべいやチョコレート,ゼリーなどを買ってくる。買う人間が決まっているので,毎回同じようなパターンになりマンネリ化している。そこで今回は自習しに来ている高校生に頼んだ。人数と予算を告げ,買いに出かけた。しばらくして彼女たちは大きめの袋にたくさんおお菓子を入れて戻ってきた。量的にはいつもよりもはるかに多い。何をそんなに買ったのかと思いすぐに開けてみた。すると袋の中には30本以上の『うまい棒』があった。いわゆる大人買いだ。一本10円なのでそれだけ買っても予算内で収まったのだ。他に3種類買ってきてくれた。おやつの種類についても少し注文を出したのだが,ちゃんと甘いものとしょっぱいものを混ぜて選んでくれた。
09/09/04(金)
東中野教室に通っている明大中野校の生徒は,夏休み明けの授業が今週から始まった。いわゆる夏休みぼけのせいか,いまひとつ調子が出ていない生徒が多い。しかも高校三年生でさえもその傾向は見られる。世の受験生はこの夏休みは予備校に通い,かなりの時間を勉強に費やしているはずだ。高校三年の夏でものんびりできるところが,付属校の余裕なのだろう。受験せずこの時期に楽が出来るからこそ付属校を選んだという生徒も居る。それも一理あるが,もう少し緊張感を持って望んで欲しい。もっとも,推薦枠ギリギリの生徒にとっては厳しい夏休みとなったことだろう。
09/09/03(木)
授業が終わり後片付けをしていると,個人指導の教室の床に小さな黒い物体を発見した。羽のある黒光りをしているあの虫かと思った。ところがよく見ると,丸い体に長めの曲がった足が生えていた。コオロギだ。野生の生きたコオロギを見るのはずいぶん久しぶりだった。自習で残っていた虫好きの生徒がすぐに捕まえ,手のひらの中に納めた。彼の自宅にはコオロギを食する虫が居る。その餌にしようと考えたようだ。ただ,野生のコオロギは何を食べているのか解らないので,ペットに与えるのに抵抗を感じたようで,結局最後は窓から逃がしていた。それにしても塾の周りはビル街なのに,いったいどこからやって来たのだろうか。
09/09/02(水)
毎年のことだが,今年も講習開けの東中野教室での最初の授業日には,たくさんの仕事が待っていた。成績表や郵便物を整理したり,経理上の処理もしなければならない。講習中の教材も仕舞う必要がある。いつまでも出しっぱなしという訳にはいかないのだ。パソコンのメンテナンスもやった。溜まったメールの整理やWindowsのアップデート,届いていたファックスを見て,要らないものはどんどん削除していった。スタッフやシフトの関係上,講習中はいつも八王子教室で仕事をするようになっている。一か月半ぶりに東中野教室に出勤すると,今日来た先生全員に「お久しぶり」と言われ,ちょっとこそばゆい感じがした。塾長がそんなに長期間に渡って片方の教室だけに入っているのは,決して好ましいことだとは思っていない。それを回避するにはスタッフの補充が必要なのだが,そんなに簡単に出来ないのが現状だ。ホワイトボードの八王子教室に対して東中野教室は昔ながらの黒板だ。固い音をさせながら,チョークで板書をする感触は個人的には好きな方だ。
09/09/01(火)
世の中に珍名はいくつもある。誰しも身の回りにこれまでに珍しい名字の友達や知り合いは居たことだろう。塾にもたくさんの生徒が通っているのでそれなりに珍名は存在してきている。大学のことを調べるために塾に置いてあるパンフレットを持っていった生徒が,しばらくしてから「ちょっと聞きたいことがあるのですが」とやって来た。何かと思えば現役の学生が通っている学部・学科について述べている箇所だった。そこには学生の名前も記されている。『七五三掛』という名字だった。その読み方を聞いてきたのだ。『しちごさんかけ』である可能性はほぼないだろうと思った。ただ,初めて見る名字だったので調べてみた。正解は『しめかけ』だった。あるサイトによると,四文字名字の数の多い順では『七五三掛』は14位で比較的多い方らしく,これはちょっと意外だった。同じ『七五三』を使う名字では『松七五三』は第77位と圧倒的に少ないようだ。
09/08/31(月)
夏休みも今日で終わりになる。明日から学校の新学期が始まる。八王子教室では毎日,多数の高校三年生が自習をしに来ていた。自習室の机,あるいは個人指導用のスペースには,まるで自分の机のごとく教科書や問題集,あるいは雑貨までも置いている生徒が目立った。それぞれが自分の『居場所』を決めてあるよう状況だった。その夏休みも終わり,明日からは他の学年も勉強しに来るので,各自の荷物は持ち帰るように指示した。中には大きな袋にたくさんの荷物を詰め込んで帰っていく生徒も居た。まるで勉強合宿の帰りのようだった。
09/08/30(日)
夏休みの終わりは8月31日というのが当たり前のようになっていた。ところが最近はこの常識が打ち破られてきた。特に公立の中学校においては9月1日に新学期が始まらないケースがかなり目立つ。土曜日を休みにしたことにより授業日数が不足した事もその一因のようだ。祝日法により月曜日の休みが多いことも関係しているのかもしれない。同じ自治体でも新学期が始まる日が異なる。昔ながらのスケジュールが身についている人間にはとっては,スッと体には入ってこない。
09/08/29(土)
昨日で夏の講習も終わり,今日と明日は連休となった。最後の夏休みだ。例年だと一日だけの休みなのだが,この時期としては珍しく連休となった。初日の今日は,録りためていたものを一気に見た。今朝は休みなのにどういう訳か朝から起きてしまい,午前中から見始めた。軽い番組は倍速で見て,次から次へと『処理』していった。午後になって字幕の映画を見ていたのだが,途中から眠ってしまった。それでも今日のうちにほとんど見ることができ,かなりすっきりした。
09/08/28(金)
まだ夏だというのにインフルエンザが流行している。これから秋を迎え冬になることを
思うと,いったいどうなるのだろうかと心配になる。夏にも関わらずマスクをしている人の姿も見かける。新学期の始まっている公立の学校でも,すでに学級閉鎖を行っているところが出ているほどだ。塾に通っている明大中野校,明大中野八王子校共に,インフルエンザに罹った生徒が出たようで,9月からの授業に影響が出るかもしれない。八王子教室の入口には先日からアルコール除菌のスプレーを置いて,予防を促すようにした。ささやかな対策だが,まったく何もしないよりはいいだろう。このアルコール除菌剤だが,現段階でほとんどの薬局で姿を消している。いつも文具類を買っている通販のサイトで注文しようとすると品切れの表示が出て注文できない。はやりかなりの人達がインフルエンザに対して敏感になっているようだ。アルコール除菌剤は新学期から東中野教室に置くつもりだ。
09/08/27(木)
夏休みも終盤になると,生徒にとっては学校の宿題の進みが具合がかなり気になるところだろう。中学生,特に男子生徒だとその遅れが目立つことが多い。自由研究で何をしようかと考えていた生徒が居た。その結果,先日世界陸上で100mの世界新記録を出したボルト選手について調べることになった。ところが彼はそれほど,というよりはほとんど陸上には興味がないらしく,ネットで調べ取って付けたように画用紙にボルト選手の母国・ジャマイカについて書き始めた。ジャマイカの地形や特産物のことなど,絵を入れながら何とか完成に近づいていった。ところがよくよく見ると,肝心のボルト選手の名前を「ボルトン」選手などと書き,周りから揶揄されていた。そのレポートでひとつ分かったことは,ジャマイカには「ジャマイカ湾」というものが存在することだった。最初はそれこそ取って付けたような名前だと思ったのだが,どうやら実在するらしい。
09/08/26(水)
まだ八月も何日か残しているのだが,ここ数日でだいぶ涼しくなってきた。特に朝夕はかなり気温も下がり過ごしやすくなってきた。涼しくなるにはまだちょっと早すぎる感がある。講習の午前中は窓を開け,冷房を入れずに授業を行った。午後になり少しずつ暑くなってきた。八王子教室の個人指導を行うひとつの教室は,本棚やついたてに囲まれて少し空気が籠もり暑くなりやすい。授業の途中から卓上の扇風機を持ってきた。だいぶ前に買ったもので,普段は足もとに置いてある。本棚に取り付けスイッチを入れるとカバーの部分が棚にぶつかってしまった。すぐに調整しようとすると,軸の部分が360度回転することが分かった。その他にも前面に鏡が付いていることや,アロマオイルを入れるポケットがあることなど,買った当時も安価な割には『盛りだくさん』だと感心したことを思い出した。
09/08/25(火)
「野球はツーアウトから」とよく言われる。最後まであきらめずに試合に臨むべきだという格言のひとつだろう。でも実際は,九回ツーアウトとなると絶望的だ。それが六点差もあればなおさらだろう。甲子園球場で行われた昨日の決勝戦は,その絶望的な場面から始まった。誰もが最後のバッターになるまいと,ボールを見極め次々とランナーで塁を埋め,いつ終わるともない攻撃が続いた。片手間に見ていたのだが,途中からは完全にテレビの画面に釘付けになった。守備側にもあり得ないミスが出て,これはもう神がかりなのではないかと思った。けれども,冷静な解説者の話では,ふだんから追い込まれた状況での練習がここへ来て出ているらしく,球児達の練習の積み重ねがあってこそのことであることを知った。最後のバッターの痛烈なライナーが三塁手のグラブに吸い込まれるようにして試合は終了したが,その瞬間勝者は疲労困憊の状態で喜びを表していた。負けたチームは自分たちのやるべきことが最後になってできたことに満足だったようで,どちらが勝者だったのだろうかと思わせる幕切れだった。
09/08/24(月)
講習の中休みの今日,高校野球の決勝戦をテレビで観戦した。高校野球の中継といえば昔からNHKが当たり前だったのだが,今日はあえて民放で見た。プロ野球の試合と違い展開の速い高校野球はすぐに結果が出るし,地元がすでに敗退しているいまとなっては,どちらかのチームを応援しなければならないというカセもなく気楽に見られると思った。試合は思った通りかなり速いペースで進んでいった。中盤までは拮抗した緊張感のある試合だった。ところが中盤で一方的な試合となり先がみえた。すでに大勢は決したと思い,テレビを消し本でも読もうかと思った。けれども他の用事を済ませながらスイッチは切らずにそのままでいた。その後互いに追加点を加え,試合は最終イニングになっていた。(つづく)
09/08/23(日)
今年の夏の講習も,高校三年生は何人も自習しに来ている。講習のある生徒も授業のあとに残ってしばらく勉強をしている。良い傾向だ。長時間勉強しているとどうしても集中力は切れてしまう。そのため,気分転換に生徒用のパソコンでマインスイーパをしている生徒を見かける。このゲームは論理的な思考を要する。勉強をしているときよりも集中しているように見える生徒も居る。当然,ゲームをする時間はそれなりに制限を掛けて許可している。マインスイーパをやっている姿を見て,興味を示し今回やり始めた生徒も出た。ルールをすぐに理解する生徒も居れば,何度説明を聞いてもうまく理解できない生徒も居た。
09/08/22(土)
講習時の午前中の授業は,通常10時過ぎから始まる。学校の授業時間から比べれば遅い方だが,ふだんは午後というよりは夕方からの授業が中心の塾にとってはかなり早く感じる。ところが今日はもっと早い時間に最初の授業があった。公立の小中学生対象のeトレを受けに来ている生徒が,9時半から受けたいと昨日のうちに連絡があった。学校の部活の練習が昼過ぎから入ったため,早めに終わらせなければならなくなったのだ。それに併せて出勤した。比較的早めに来る生徒なので,9時過ぎには到着するように家を出た。ところが,教室に着くとすでに生徒は入口で待っていた。個別指導の教室の壁に貼ってある彼の夏休みの部活の予定表を見ると,朝の7時過ぎから練習する日が何日もあった。学校関連行事の時間帯は早いのだとあらためて思った。
09/08/21(金)
午前中に美容・理容関連の大学のオープンキャンパスに寄ってから,午後の講習を受け
に来た生徒が居た。友達何人かと一緒に行ったのだが,彼女だけ授業時間が早めにあったため,結局カットして貰えなかった。ただ,話を聞くとカットしたりセットするのはまだプロになっていない学生がするらしい。去年行ったときには友達のヘアースタイルがいわゆる『盛った』ようになり,かなり恥ずかしい思いをしたらしい。よく言えば学生が自由な発想でスタイリングを考えたのだろう。どのくらい本気でやっているのかは知らないが,中には学生のノリで大胆なものを好き勝手にやっていることもなかろうか。
09/08/20(木)
今日から八月通常授業が始まった。夏の講習としてはいよいよ最終タームを迎えたことになる。夏期講習が始まる頃にはいくつもの講座の手配をしなければならなかったのだが,ここまで来ればその作業もほぼ無くなった。次は九月からの準備を開始しなければならない。次の準備をするためには,夏の始まりと同じで人=生徒や先生が講習で来ているうちにスケジュールの確認をしている。授業の合間を縫って予定を訊いていくので,机のまわりにはいつもより多い付箋が貼られている。今度はこれを徐々に減らしていく仕事がやって来る番だ。
09/08/19(水)
人に指摘されるまで,思い込みで間違ってモノを覚えていたり,そうだと信じ込んでしまったような経験は誰しも一度や二度あることだろう。高校の生徒が「築地って北海道にあると思っていました」と言った。彼女は東京在住だ。なぜそんな勘違いをしていたのかと訊くと『魚を卸している場所=築地』という図式が彼女の中で出来ていたらしい。それにしてもなぜ北海道なのだろうか。他にも市場は全国各地にいくらでもあるはずなのに。それだけ北海道の市場の様子にインパクトがあったのかもしれない。そういえば以前『月極駐車場』は全国展開されている大きな駐車場だと勘違いしていた人が居た。
09/08/18(火)
通勤中によく読むのは定期購読しているパソコン雑誌だ。隔週発行なので二週間もあれば主な記事は読み終えられる。今日,新しい号を開いた。巻頭の方には最近のニュースやトレンドの記事があり,たいていの場合そこから読み始める。そのあとに特集があり,後半は初心者から中級者向けのスキルアップの記事が載っている。最後にはコラムや読者からの投稿,編集後記がある。その最後の方に次号の予告がある。電車が終点に近づいた頃にちょっと気になったのでそれを見た。すると次号は今週末には送られてくるスケジュールだった。ちょっと早すぎないか?と思ったのだが正常だった。今回はお盆休みが入ったことと,先に読んでおきたい本があったので件の雑誌を開く機会がなかったのだ。
09/08/17(月)
お盆休みも明け今日から仕事が始まった。今日はまだ授業がそれほど無かったため,比較的静かだった。高校三年生が何人か自習しに来たのだが,休み前に比べると集中して勉強していたように見受けられた。午後の日が高いうちに買い物に出かけたのだが,まだまだ残暑が厳しかった。夏休みも終盤に差しかかっているのだが,その名残を惜しんでいるとはとてもいえないような強い日差しがそこにはあった。生徒にとってはそろそろ宿題の進行が気に掛かる頃だろう。講習は木曜日から本格的に始まる。
09/08/16(日)
お盆休み中にいくつかやっておきたいことがあった。部屋の片付けや読みかけの本を読んでしまうこと。新しいソフトの勉強など。旧い友達への連絡もしたいと思っていた。長いことやれなくそのままにしていた事がその中にいくつか含まれている。もうすぐ休みが終ろうとしている今日となって,少し駆け込み的に済ませてしまったモノもある。『夏休みの宿題』は半分くらいしか出来ないまま今年の休みも過ぎようとしている。仕事のようには - あるいは仕事だってそうかもしれないが - 順調にものごとが進まないことは世の常なのだろうか。この雑記帳を記している段階で,休みはあと半日残っている。さて,残された時間で何ができるだろうか。
09/08/15(土)
休みの最中も仕事場から電話の転送はセットしてある。何か緊急の用事があって連絡を取りたい人がいるかもしれないからだ。ただ,さすがにお盆のこの時期は仕事に関する電話はほとんど掛かってこない。週末ということもあるのだろう。生徒や先生からの連絡は電話よりもむしろメールで来ることの方が多い。時間や状況を気にせずにやりとりできる分,気楽に利用するのだろ。
09/08/14(金)
お盆休みに入り夜はゆっくり野球をテレビ観戦した。同時にネットも立ち上げてあるので,試合と同時進行で関連するサイトを見た。試合を見ていると気に掛かるのが記録のこと。調子のいい投手が連勝したり,連続三振するバッターがいるとすぐにネットで調べてみたくもなる。そのあたりが自宅でのんびり観戦できるメリットだろう。ただこれがもっと大事な試合だったり,国際試合だったりするとそんな余裕がなくなる。その分,ある程度先が見通せるこの時期のペナントレースは見る側も緊張感が少しゆるむのだろう。試合の行方がほぼ見えたところで途中からうたた寝をしていた。起きたときには試合は終了していた。
09/08/13(木)
個別指導eトレの中学生の国語の問題文を,生徒が問題に取り組んでいる間に読んでみた。単元は指示語で,文章自体は短いのですぐに読み終えられた。最初に読んだのは,行商人に連れられたロバの話。重たい荷物を背負わされたロバが,川を渡るときに転んでしまい荷物の塩が川に流されてしまった。結果,荷は無くなりロバは楽になった。その翌日,ロバはまた楽になろうと川に辿り着くとわざと転んでしまった。ところが,今度の荷物は綿だったため水を吸いかえって重くなってしまった。なまけ心を戒める説話のようだ。次に読んだ話はイタリアで泥棒にあった日本人女性の話。詳しい話は割愛するが,どちらも教訓めいたもので,距離を置いて読むにはちょっと面白く感じた。はたして,問題を解いていた生徒はどう感じたことだろう。
09/08/12(水)
八王子教室の外壁に掛けてある黒板の絵を新しく描き直して貰った。基本的には毎月更新しているのだが,六月以降は梅雨の時期と重なり,絵を描く人のスケジュールと天候がうまく合致せずおおよそ三か月ぶりの新しい絵となった。黒板は一階と二階の間にある壁に掛かっているためはしごを掛けて描いている。そのため,はしごを押さえる役割も一人居る。たいていの場合卒業生に頼んでいる。今回もそうだ。今日の昼過ぎから描いてもらったのだが,午後の気温はかなり高く,しかも黒板には直射日光が当たっていた。作画の所要時間は二時間近く掛かる。そのため,途中で休憩するように指示した。そうでもしないと熱中症に罹ってしまう恐れがあったからだ。40分ほどしたところでいったん教室に入り涼を取って貰った。冷たいものをとり,その後前半と同じくらいの時間で描き上げてくれた。無事描き終えた絵は,夏らしくアサガオの入ったものとなった。
09/08/11(火)
お盆休みの二日目は夜更かしをし,朝方まで起きていた。日が明けてから朝のニュースをぼんやり見ていた。午前5時過ぎのニュースは前日に起こった事件や,東京近辺に海の幸を求めに行ったレポートが流れていた。すると突然番組の流れとは全く関係なく画面右下に関東・東海地方の地図が表示されるとともに,緊急地震速報の警報が流れた。「緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください」といった緊張感のあるメッセージがあり,その数秒後に揺れを感じた。その後はどのチャンネルでも競って震源地である静岡の状況を中心に報じていた。今回初めて目にした『本物』の地震速報に一瞬何のことか呑み込めなかったのだが,すぐに事態は理解できた。個人的には状況を理解できただけで実際に行動に移せなかったのは残念だった。結果的に東京での揺れはそれほどではなかったので,次回同様のことがあったとき役立てないといけないだろう。そう前向きに考えれば,無駄な夜更かしではなったはず。
09/08/10(月)
台風が日本列島を直撃していないにもかかわらず,西日本を中心に大きな被害が出ている。東京でも今日の午前中には強い雨が降った。台風九号自体その勢力はそれほど大きくも強くもないのだが,前線との関係で被害が拡大しているようだ。日本の気候区分はもはや亜熱帯気候に属するのではないかと思うほどだ。暖かい冬が多く,夏には突発的に激しい雨が降る。今回のような台風による川の氾濫や土砂崩れが毎年当たり前のように報道されている。危険な地域に住んでいる人には気がかりで仕方ないだろう。
09/08/09(日)
今年の塾のお盆休みはすでに始まっているのだが,昨日と今日は八王子教室で授業を行
った。明日からは二日間休みをとるが,その後また授業がある。長すぎる休みは性に合わないのか,飛び飛びでも授業があった方がかえって安心できる。正規の講習中は早い時間帯に授業が始まるのだが,お盆の時期は少し遅めになる。
09/08/08(土)
今年も八王子祭りの季節となった。八王子祭りは毎年,八月上旬の週末三日間で行われ
る。今年は昨日から始まった。幸いなことに夏期講習とほとんど重ならないスケジュールだった。昨日は休室で今日も授業はひとつだけだった。自習しに来た生徒も居たが,外は少し賑やかではあったが教室の中まで騒音は届かなかった。窓の外では浴衣を着た中学生や高校生の姿が目立った。夕方に激しい雨が降ると店の軒先を借り雨宿りする人達の姿が目に映った。角で交通整理をしている警官の笛の音向こう側で,不規則にやって来る山車とお囃子が祭りの喧噪を駆り立てていた。
09/08/07(金)
一昨日には夏の打ち上げを八王子教室で行った。先生方が中心となるのだが,何人かの卒業生もやって来た。卒業生は同じ学年ばかりが集まるのではなく,先輩・後輩がいろいろと混ざっている。現役の学生も居ればすでに社会人のOBも居る。こちらから見れば同じ卒業生なのだが,彼らにとってはそれぞれが先輩であり,後輩でもある。そのあたりの微妙な距離感が見ていておもしろい。年齢はわずかしか違わないのにちゃんとした序列がそこにできるのが同じ学校で学んだ者の特徴なのだろうか。そんなこととは関係なく宴は遅くまで続いた。
09/08/06(木)
講習の合間の平日の休みにはいくつかの電話があった。仕事場からの転送電話もいくつかあった。掛かってくる電話は自宅に直接掛かってくるものと,仕事の転送電話の区別はできない。それゆえ,出るときには「第一教育センターです」と言っていいのかちょっと躊躇してしまう。ただ,自宅に掛かるものより仕事関連の電話の方が圧倒的に多いので,たいがい塾の名を言って出る。ただ,中には自宅に用件のある電話もあるので,そんなときは相手がちょっと驚いたりする。当然だろう。
09/08/05(水)
今日で夏の講習の前半は一応は終了した。『一応』というのはまだいくつかお盆前に授業があるからだ。今年はお盆の最中にも授業があり,それほど長い連休とならない。もっともあまり長い連休は体に馴染まないので,むしろ時々授業がある方が助かる。授業は高校三年生が中心で,やはり夏だからといってのんびり出来るものではない。この夏が勝負である生徒はまだまだ長い夏となることだろう。
09/08/04(火)
講習を受けに来ている生徒が,授業が終わってから近くの公園で花火をしに行くことになった。仲のいい友達と数人で暗くなってから出かけた。ところがすぐに戻ってきた。バケツとロウソクが必要だったようだ。バケツはあるのだが,さすがにロウソクは無かった。塾内で使うことはまず無いだろうから。すでにライターを買ってあったようなので,それで済ますように言った。確かに花火をするときには後処理を考えるとバケツは必要だ。やりっ放しはいけないし,何よりも火事になったら大変だ。今日,出勤する前に聴いていたFMでは,祭りと花火の曲の特集をしていた。
09/08/03(月)
自習の合間に高校の女子生徒二人がホワイトボードに洋服の絵をいくつも描いていた。そんなにいっぱい描いてどうしたのかと訊くと,明日以降着ていく服を何にするかを考えていたらしい。そんなことは当日決めればいいのに,と言うと「それだと時間が掛かり遅れちゃうんです」と言った。ふだんは制服で通っているのでそういった問題は無いのだが,夏休み中は私服で来ることが多い。女の子にとっては切実な問題のようだが,何日分もの洋服を次々に描いていけるのも女の子だからこそ出来るワザだろう。
09/08/02(日)
いま乗っている車は少し古い車で,最初からカーナビは付いていないし,新たに設置する予定もない。それなので,カーナビを実際に車に乗りながら見るのは初めてのことだった。自宅でエンジンを掛けるとすぐに画面は立ち上がり,当たり前だが現在位置は自宅を示している。走っていると道路の状況やガソリンスタンド,コンビニなどの位置が示される。カーナビが便利なのは何となく分かっていたのだが,実際に使ってみて新たに実感した。道を曲がるとそれに併せて画面も回転しているのが分かる。機械好きにはたまらないことばかりで,試してみたいことだらけだった。その他にはETCも装備されていたが,これは今回は使いそうにない。鍵の開閉も運転席だけで一斉に出来るなど,古い車に乗り慣れた者にはどれも目新しいことばかり。ただ,確かにコンピュータ制御されたいまの車は便利なのだが,運転しているというよりも移動手段としての“マシーン”のように思えた。その点においては,昔の車の方が愛着は湧きやすいのかもしれない。
09/08/01(土)
車を修理に出すことになった。駅前で借りている駐車場に停めていたとき,隣の車に軽く接触され塗装が剥がれたのだ。見た目はそれほどひどい傷がついた訳ではないのだが,隣の人が自ら傷をつけたことを連絡し,保険で修理をすると申し出てきたのだ。もちろんこちらにはまったく非が無かったので修理することになった。いつも車検を頼んでいる,件の車を買ったディーラーに依頼した。事前に見て貰ったところ,修理に一週間ほど要するとのこと。保険で代車も出してくれるというのでその手配も一緒に頼んだ。代車にはカーナビが付いている。(つづく)
09/07/31(金)
今年は梅雨が明けた後も雨がよく降る。夏を除く季節は布団を干す機会は結構ある。唯一夏場は朝がはやい日が続くのでなかなかその機会がない。暑い時期なので布団を干すと熱気を帯び暑くなり却って睡眠に影響が出る。けれども,今年のこの湿気にはちょっと嫌気がさす。干せるとしたら休みの日だけなのだが,その休みにほとんど晴れない。本当に梅雨は明けたのだろうか。今夜も湿った布団で眠るしかなさそうだ。
09/07/30(木)
今月の中旬から始まった高校三年生対象の期末面談が今日で終了した。今年は本当にたくさんの生徒が居て,面談する側も大変だった。面談に掛かった延べ時間はどのくらいだったのだろうか?少なくとも24時間は超えているはず。もし一気にやったら - そんなことは決してないのだが - 丸一日掛けても終わらないと思うと少しぞっとした。この学年は学校でも三者面談があるので,生徒にとっても堪えた者が結構居ることだろう。もっとも,親を伴った面談はこれから先はほとんど無いだろう。
09/07/29(水)
明日で夏の講習の前半は終了する。高校一年生の化学の授業で,明日どうしても医者に行かなければならない生徒が居た。ケガをした箇所のギプスを外しに行くのだ。そこで,急遽今日の授業が終わったあとにやらないかと持ちかけた。朝から講習を受けているので,かなり長時間となり嫌がると思ったら「構いません」とあっさり返事をした。すると,もう一人の友達もその授業に付き合うことになった。通常講習が終わったのは午後六時過ぎだった。それから二人は塾の近くの中華料理店にラーメンを食べに行った。しばらくして戻ってきた。その店ではいつも大盛りで食べているのだが,急遽決まった授業のため持ち合わせが無く,通常のラーメンを頼んだところ店の主人は特別に大盛りをサービスしてくれたらしい。彼はその店の常連らしく,店主が気を利かせてくれたのだ。ありがたいことだ。
09/07/28(火)
八王子教室の午前中は,公立小・中学生対象の個別指導eトレがある。小学生の場合,基本的には算数の復習や漢字検定に向けて読み書きの反復練習をする。ただ,中には学校の宿題を持ってきて,毎回少しずつやっていく生徒も居る。小学五年生の宿題は一冊のドリルに国語・算数・理科・社会が納められている。主に一学期の復習が宿題として出される。ドリルを開くと真ん中あたりに全国の地図があり都道府県を記入するようになっている。さらに三種類に色分けするように書かれている。自分の住んでいる都道府県は赤,行ったことのある都道府県は青,そして知っている都道府県は黄色に塗る。このあたりが小学生向けなのだろう。
09/07/27(月)
中学から高校生くらいの男の子にとって,背がどのくらい伸びるのかは切実な問題だ。
特にまわりと比べて比較的低い子にとってはその思いは強いだろう。一般的に,男子の場合高校くらいまででその成長はほぼ止まってしまう。部活によってもその差は出るようで,バスケットボール部や陸上部は伸びやすい。その一方,どちらかというと地面に近い場所で運動する柔道は損をする,と柔道部の生徒がちょっとぼやいていた。実際のところはちゃんと統計を取らないと分からないのだが,その傾向は塾に来ている生徒の学校ではあるようだ。
09/07/26(日)
関東の梅雨明けはずいぶん前に宣言されていたようだったが,その後もジメジメした日は続いていた。本当に梅雨が明けたのだろうかと思う日ばかりだった。ところが先週末に雨が上がったかと思うとその後にすっきりした青空と,白い雲が空に広がっていたい。まさしく夏の空だった。梅雨入り宣言や梅雨明け宣言は何年か前から一度発表された後に訂正が出るようになった。今回もそれに当てはまるのではなかろうか。今日もすっきりした青空が広がり,暑さの中にも湿気が少ない分日陰に入れば涼しさを感じることもできた。学校も夏休みに入り,本格的な夏がやっとやってきた気がする。
09/07/25(土)
夏期講習の最初の四日間が終わった。まだ夏の時間帯に体がついていかずに寝不足状態
が続いている。帰りの電車では座るとほどなく眠気が襲ってくるのだが,自宅に帰るとあまり眠くならない。結局,普段とそれほど変わらない時間まで起きていてしまう。来週中には講習の時間帯に慣れればいいのだが。
09/07/24(金)
先週末から今週の火曜日までは東中野教室で期末面談を行っていたため,しばらく八王子教室には入れなかった。水曜日になって夏期講習が始まり,久しぶりに八王子教室勤務となった。夏期講習初日,出勤してパソコンやコピー機の電源を立ち上げ,準備に取りかかった。ひと通り済むといつもコーヒーを沸かす。暑い夏でも同じことで,もう十数年来 - あるいはもっと昔からかもしれない - そうしている。コーヒーメーカーのサーバーを取り出し,水を入れようとすると先週までと様子が異なることに気づいた。サーバーに付いていたコーヒーのシミがきれいになっていたのだ。誰か先生が洗ってくれたと思った。ところが実は洗ったのは生徒だった。しかも男子生徒だ。気分転換にそうしてくれたようなのだ。ありがたいことだ。
09/07/23(木)
太陽が欠け始めたのを確認すると,すぐに講習を受けに来ていた生徒に声を掛けた。授業は大事だが,こうした体験はそうそう出来ることではないので生徒に見せた。欠け方が少しなのと,曇り空でよく見えないことも手伝ってか,案外生徒の反応は冷ややかだった。もっと劇的な変化がみられると思ったのだろうか。それでも中には「すごい!」と呟く生徒も居た。とてつもなく大きな天体のなせるワザなのだが,そのすごさは伝わったとは言えなかった。再び授業を始めしばらくしてから空を見たのだが,すでに雲に隠された太陽はその姿を確認することはできなかった。ツアーを組んでまで皆既日食を見ようとした人々は,場所によって悲喜こもごもだったようだ。次に日本で皆既日食が見られるのは26年後の秋だ。その頃には興味を示さなかった生徒達も人の親となり,わが子と天体ショーを楽しんでいるのかもしれない。
09/07/22(水)
夏期講習が今日から始まった。初日の今日は天文的な“イベント”があった。皆既日食だ。もっとも,東京では部分日食しか見られない。最初の授業は午前10時過ぎから始まった。日食が始まる30分ほど前だ。授業中も時々空を気に掛けていたのだが,外はあいにくの曇り空。少し雨がぱらつくこともあった。それでも日食の時間が近づくと少し明るくなった。窓から身を乗り出し外を見ると,薄くなった雲の向こう側にそのシルエットがまるで月のような白い太陽が見えた。最初サングラスを掛けて見たのだが,それさえも必要がないくらいの光の強さだった。全体の5分の1ほど欠けた太陽がやや南寄りに見えた。日食が始まった。(つづく)
09/07/21(火)
東中野教室での期末面談が今日で終了した。今年の高校三年生は生徒数が多いため,四日間に分けて行った。日曜日と今日は連続して面談があったため,まともに食事を取る時間がなかった。そのため,おにぎり片手にお茶をすすりながら生徒の成績を入力していった。入力作業の間が,面談室から離れる唯一の時間だったので。そんな慌ただしい面談が終わると,今度は授業の組み込みや先生や生徒・保護者への連絡が待っている。それでも明日からの講習が始まれば少しは流れに乗れることだろう。
09/07/20(月)
日曜日の昨日は期末面談で仕事だった。どうにか今日は休みが取れた。休み=日曜日という等式があるせいか,ちょっと感覚がずれた一日だった。昼もだいぶ回った時間に起き,前の日に電源を切り忘れたパソコンをスリープ状態から立ち上げた。メールをチェックしてからデスクトップ上のカレンダーを見て今日が海の日であることを思い出した。テレビをつけてみると平日の番組をやっていた。日曜日と同じように夕方になりいつものスーパーに買い物に出かけた。
09/07/19(日)
期末面談の時間まで間があった生徒が,昼食のカップ麺を食べようとしていた。ポット
には湯が無くやかんで沸かすことになった。東中野教室はガスコンロを使っている。やかんに水を入れいざ火を付けようとしたところ,どうしていいか分からない様子だった。点火の仕方が分からないのだ。まず,元栓を開き次に手前にあるつまみを回すように指示した。ところが最初でつまずいたのだ。元栓が開けなかった。ガスホースが繋がっているものがそうだと言ったのだが,すぐに見つけられなかった。何とか元栓を開くと,今度はつまみの回し方が分からなかった。恐る恐る操作するのだが,恐がって点火することができなかった。結局火を付けるところは手伝った。「こわいな~」と言ってその場を離れていった。家ではどうしているのかと訊くと,ほとんど自分でやることはないと言っていた。
09/07/18(土)
今日の期末面談が終わってしばらくしてから,八王子教室から電話があった。「お客さんが来ました」と言ってそのお客さんと代わった。一年ほど前に大学を卒業したOBだった。「土曜日なので居ると思い寄りました」と懐かしい声で言った。彼が塾に来ていたのはもう八年も前になる。そんなに長い年月が過ぎたように感じなかったのは,卒業生も同じだった。すでに就職して一年が過ぎ,少し落ち着いてきたようだ。いまは八王子から二時間ほど離れた場所が仕事場のため,あまり地元に戻ることができないらしい。けれども,今年のお盆の休みには帰っているというので飲む約束をした。今日の面談でも彼を引き合いにした場面もあった。
09/07/17(金)
今日から東中野教室の高校三年生対象の期末面談が始まった。もっとも,今日はほとんど面談はなく,もっぱら片付け作業と教材準備に徹した。夏期講習用の教材は以前から作ってあるので,それほど時間を要さなかった。ただ,これまでばらばらになっていた単元が,高校の化学にあったのでそれをまとめてみた。すると,どうしてもいままでの教材では不十分であることが分かった。そのため急遽補充するプリントを作成した。最近はあまり新しく教材を作ることもなく,ワープロはもっぱら講習などの案内作成時に使っている。新しいプリントを作るのは,時間が掛かるのだが楽しみの一つでもある。
09/07/16(木)
今日も面談や新しい生徒や先生との打合せなど,いくつもの予定をこなしていった。講習前の忙しさは毎度のことなのだが,今回のそれはいままでに経験したことのないものだ。それも過ぎてしまえば過去のことになってしまうのだろう。面談・面接,打合せが終わると最後に授業が待っていた。その授業まで自習をしていた生徒は,その間に頑張りすぎたのだろうか,授業が始まる頃にはやや疲れが見えていた。軽い食事を取ったあと,自習室で居眠りをしていたのだ。授業を始めるために起こしたのだが,最初のうちはちょっと調子が出なかった。それでも定刻をオーバーしながらも予定していたプリントはすべて解き終えることが出来た。
09/07/15(水)
夏の暑さも一気に加速して,梅雨明け後は猛暑が続いている。電車に乗り込んでくる人
もホッとひと息つけるようだ。塾の冷房はあまり強く掛けないようにしてある。設定温度は25度前後だ。経済産業省の推奨する28度よりは低いのだが,さすがにその温度だと生徒は暑がる。つい先日も涼しいことを期待していた生徒が,教室に入った瞬間に「暑い!全然涼しくない」とぼやいていた。ところが今日は入ってきたときに「今日は涼しい」と言った。同じくらいの設定温度だったはずなのだが,外との温度差が今日の方があったためそう感じたのかもしれない。暑さの本番はまだまだこれからだ。
09/07/14(火)
個別指導eトレの授業に小学生の女の子が一人,定刻になっても来なかった。他の生徒の授業が始まっていたので,すぐには電話が出来なかった。しばらくすると母親から電話があった。歯医者に行ったため遅れて塾に向かうということだった。ちょうど一週間前の同じ日に,やはり同じ学年の男の子が,歯がグラグラしていることをこの雑記帳に記した。どうやら小学五年生くらいで奥歯が永久歯に生え替わるようだ。母親の話では,いま無理に抜くと永久歯の生え方が悪くなるので,そのままにしておいて痛み止めを飲ましているらしい。eトレにはまだ下の学年の生徒もいるので,やがてその子達も同じ道を通っていくのだろう。
09/07/13(月)
授業が終わったあとや,自習が済んで帰るときには生徒に忘れ物がないか声を掛ける。それでも忘れ物をしてしまう生徒は結構居る。筆記用具だったり教科書だったり,主に勉強に関するものが多い。それ以外ではipodや電子辞書などちょっと高価なものもたまにある。自習していた生徒が帰ってからすぐに電話があった。忘れ物をしたらしい。机の下に持ち帰った体操着を置いたままにしていたようだ。洗濯するために持ってきたのだが,自習している間にすっかりその存在を忘れてしまった。モノがモノだけに焦って連絡してきたのだ。女の子にとってはやはり一大事なのだろう。
09/07/12(日)
休みの前の日に以前録画しておいた映画を見た。3時間半の大作だ。自宅で映画を見るときはくつろぎながら見るのがいつものこと。酒の肴を用意して,冷えたビールを飲みながら見始めた。映画なので部屋の明かりは落として見ていた。ところがアルコールが入っていたことも手伝ってか,徐々に眠くなってきた。ソファに寝そべってみる番組はいつもだと数十分程度でも長い方で,3時間を超えるものはそうそうない。結局途中で断念することになった。昔の映画なので,長いのかもしれないが前半が冗長に感じた。後半は改めて近日中に見ようと思っている。
09/07/11(土)
今年の春に一度遊びに来た卒業生が再びやって来た。職場が異動になるためその報告がてら,夏の打ち上げの日程をしっかり確認していた。彼女が生徒として来たいた頃に教わっていた先生が,土曜日に居ることを知っていたので,それも一つの目当てだったようだ。まわりの友達からは,結婚や入籍の知らせが多いようで,いささか『食傷』気味のようでもあった。そう思いきや,彼女自身もそろそろ結婚に近づいているという突然の報告もあった。時の流れを感じる瞬間でもある。ほんの少し前までは高校生だったのに,いまはしっかり社会人として活躍をし,あと数年もすれば母親となるのだろう。
09/07/10(金)
個別指導のeトレでは毎月,生徒や保護者宛に「eトレ通信」というものを配布している。担当の先生がそれぞれ読み物やコラムを書いている。その中のひとつにジグソーパズ
ルがある。小学生でも分かるような簡単なキーワードで作るため,担当する先生は毎回苦労しているようだ。完成したあと,指定してある箇所の語を並べると,ひとつのことばが出来るようになっている。そのことばは季節のものと決めている。4文字で夏を表すいいものがないかと,他の先生と相談していた。なかなかいいことばがない中,昨日のニュースでたくさんの風鈴が映し出されていた映像を思い出し提案した。教室の中にも風鈴は二つあるのだが,窓を閉め切っていたため鳴ることはなかった。垂れ下がっている短冊を少し揺らすと涼しげな音が鳴り渡った。
09/07/09(木)
今日から期末面談が始まった。この時期の対象は高校三年生だ。大学の付属校に通っている生徒対象なので,夏休みが過ぎると残りはあとわずかになってしまう。今回の試験結果では,方向転換せざるを得ない生徒が出る可能性があるのもこの時期だ。去年は八王子教室の高校三年生が多かったのだが,今年は東中野教室の方が多い。両方併せるとかなりの人数になるので,長く熱い面談となりそうだ。期末面談以外にも仕事関連で向こう一週間はたくさん人と面接や話し合いがあるため過密スケジュールとなりそうだ。ダブルブッキングするといけないので,表計算でタイム・テーブルを作った。
09/07/08(水)
乳歯から永久歯に生え替わるのは最初は「六歳臼歯」から始まり「十二歳臼歯」が終わりだということが,調べた結果わかった。したがって小学五年生で奥歯が生え替わるのはいたって普通で健康であるしるしのようだ。いままでは塾生のほとんどが中学生・高校生だったのでこういった場面に巡り会うことはなかった。子供の成長の過程を見られるのも,小学生対象の授業を設定した一つのメリットだろう。
09/07/07(火)
eトレで個別指導を受けに来ていた小学五年生の男の子が,口の中に何度も指を入れて
気にしていた。どうしたのかと訊くと「歯がグラグラする~」と叫びながら奥歯を何度も触っていた。一緒に授業を受けていた同学年の女の子が「バイ菌がつくよ」と注意していた。昨日あたりから少し痛み出し,かなり不安定な状態になっていたようだ。母親に言ってあるのかと訊いたろころ,まだのようだった。歯は大事なのだからちゃんと言わないとダメだと言うと「歯医者に連れて行かれるからヤダ!」ときっぱり言った。見ると虫歯のようではない。それが乳歯か永久歯かは分からなかった。小学五年生ともなればすでに生え替わっていると思ったからだ。(つづく)
09/07/06(月)
録画状態をチェックした番組はNHK教育テレビの「今日の料理 ビギナーズ」という番組。アニメのおばあちゃんが簡単な料理のレシピを紹介していく。料理を作るときは実際の映像が流れる。わずか5分の中で,毎回三品が紹介される。ちょっとしたコントも入り,見ていて飽きさせない。今の時期は夏野菜を使った料理が中心だ。その名の通り,初心者向けにトマトの湯むきや,鶏のささみを焼くときのちょっとしたこつなどを解説してくれる。ほんの片手間にでも作れそうな料理が多く,また酒の肴にも適しているものが紹介されすぐに実践したりもした。最初に録画したものを見たその次の日から,毎日予約するようになったのは言うまでもない。
09/07/05(日)
自宅のDVDレコーダーの録画状況を確かめようと思い,短い時間の番組を録画してみた。いまの設定がどうなっているか知りたかったのだ。そのためには,長い番組をわざわざ録画する必要はなく,短いものが最適だった。そういったものはNHK教育テレビに多い。DVD機で表示されたプログラムには11時25分から5分間だけの番組があった。とりあえずそれを録画することにした。その結果,チェック状態に問題なかった。チェックした後,その番組をすぐに削除しようとしたのだが,せっかく録画してみたので見ることにした。わずか5分だけのその番組は,思ったよりも興味を引いた。(つづく)
09/07/04(土)
試験前はいつでも教室が混み合う。昨日から始まった明大中野校の期末試験は,来週水曜日まで続く。今日はかなりたくさんの授業が集中した。今日の最初の時間帯の授業には教室に収まりきらないほどの生徒がやって来た。在籍している生徒全員が居たのではないかと思うほどだ。いつもだと一組で行う教室も,今日は二つから三つに分けなければ収まらなかった。一方で,十数名のクラス授業もあり,自分の授業時間まで自習している生徒は講師室まで使うほどだった。試験時間割によって,今日みたいな日が出来るのだろう。東中野教室での授業が終わり,八王子教室に移動した。八王子教室の明大中野八王子校は先日試験が終わったばかりなので,かなりまったりした様子だった。八王子教室の空いている教室を見て,可能ならば東中野教室の生徒に分けてあげたいと思った。
09/07/03(金)
学校の鞄の中には教科書やノート,それに筆記用具が入っているのが普通だろう。洗濯するために体操着を持ち帰ることもある。女の子なら鏡やヘアブラシくらいは入っているだろう。そんな中,普通でない生徒が居た。いきなり鞄からダンベルを取り出したのだ。しかもその重さは7kg。他の荷物もある上に7kgのダンベルは重すぎないだろうか。なぜそんなものを持って来たのかと訊くと,高校三年になり部活をやめ,体がなまったことを実感した。そのため鍛え直そうと思い立ったらしい。それにしても7kgといえば生後半年くらいのこどもと同じくらいの重さだろう。
09/07/02(木)
本格的な梅雨のシーズンを迎えている。東京ではジメジメとした日が続いている。湿度が高く蒸し暑いのには辟易するが,災害がないだけまだいい方だろう。ニュースを見ていると,九州地方の豪雨はちょっと異常なほどに感じる。川が氾濫し土砂崩れがいくつも起こり,おそらくいつもの景色とはまったく異なる様相を呈しているだろうその映像を見ると,異常気象が原因なのだろうかと感じる。それとも,もはやこれがこれからの日本の気候となってしまうのだろうか。
09/07/01(水)
明大中野校の期末試験が週末に迫ってきた。試験前は学校の過去問を解くことはよくある。今日は高校三年文系の生物の授業で過去問を解いた。過去数年の問題から集めて解くのだが,年によっての偏りはそれほど無く,基本を押さえれば十分に対応できる。学校で教わったことをしっかり学んでいれば心配ない試験問題だ。ただ,年によって担当している先生が異なるので,細かいところで微妙に違いが出たりする。胞子植物が「イヌワラビ」だった年があった。今年の生徒は「スギゴケ」で覚えている。分からない用語が出ると「イヌワラビは要らない要らない」などと放棄する。そんなときは問題をその場で変更して手を加える。
09/06/30(火)
昔からよく新聞や雑誌で見かけるものに,同じものがいくつも並べられた写真に顔を近づけ,平行に見たり交錯して見ることにより,3Dのように立体絵が浮かんでくるものがある。この作業だが,人によって得手不得手があり,どうも後者の方に当たるらしい。未だにうまくいったためしがない。高校の男子生徒がその本を持っていた。視力回復が目的らしい。この立体的な絵を見ようとすることにより,視力が回復するらしくその手の本は結構出ているようだ。折角だったので試しにやってみたのだが,今回も絵は浮かんでこなかった。生徒曰く「見えると結構感動しますよ」。感動への道のりはまだまだ遠いようだ。
09/06/29(月)
高校の男子生徒がいきなり「ごみ箱の中を見てもいいですか?」と言ってきた。何か間違って捨ててしまったのかと訊くと,そうではなく紅茶の紙パックに貼ってある応募シールが欲しかったようだ。残念ながらごみ箱には目的の『ゴミ』は無かった。ところが彼は自習をしに来ている先輩の机の上に件の紅茶の紙パックが置いてあるのを発見した。「先生,貰えないですかねえ?」と小声で言うので,先輩に声を掛けた。すると応募シールはすでに友達にあげてしまったあとでそこにはなかった。何が貰えるのかは知らないが,高校生の間で流行っているのだろうか。実際,こうして気に掛ける生徒が居るのだから,企業の宣伝としてはうまく行っているケースなのだろう。
09/06/28(日)
二週間ぶりの休みの今日は,昨日までの暑さがウソのような涼しさだった。今月の日曜日は二度数学特訓があったため,今日の休みが二回目だった。平日は授業がありなかなか休みが取れなかった。これだけ休みが少ないとさすがに休みのための休みの日となる。日が長い分買い物に行く時間はまだ明るかったが,一日が過ぎるのがはやく感じた。
09/06/27(土)
今週から急激に気温が上がり,本格的な夏の到来となった。仕事前に用事があったので車で出かけた。駐車場に停めた段階で,すでに車内はかなり暑かった。30分ほどで用件は済み車に戻った。ドアを開け車内に乗り込もうすると,ものすごい熱気が襲ってきた。汗をかきながら乗り込み,温度計を見ると45度を示していた。よくよく見ると,そのアナログな温度計は45度以上針が動かないようになっていた。実際には何度だったのだろうか。夏の閉めきった車内がどれだけ危険なのかが分かった。ハンドルを持つとかなりの熱気を帯びていた。
09/06/26(金)
東中野教室の明大中野高校三年生に,昨日行われた明大推薦テストの自己採点を書いて貰った。今日で在籍している生徒のほとんどの点数が分かった。生徒もさることながら,親はどのくらいの点数が取れているか気に掛かるだろう。学校の平均が出ていないのでまだ比較できないのだが,ある程度の人数が揃えば全体の平均も推測出来るものだ。今年の二月に行われた第一回目の明大推薦テストでは,塾生の平均点の方が学校平均よりも三教科合計・10段階評価換算で0.7点ほど高かった。今回も学校平均を上回ることを願うばかりだ。
09/06/25(木)
明大中野校と明大中野八王子校の高校三年生対象の明大推薦・統一学力テストが行われた。二年生の二月に一回目を受けているので,今回が二回目になる。試験は代々木ゼミナールの「全国センター模試」が援用された。明大中野校は試験後に毎回自己採点をしているので,すぐに自分のおおよその点数が分かる。早速,授業で来た生徒に結果を書いてもらった。今日はまだ人数が少ないので,ちゃんとした平均点は出ていないが,明日になればおおよそ分かるだろう。明大中野八王子校は今回は自己採点をしなかったので,自分の点数は分からず,各自の感触で点数を推測するしかない。試験では手こずったという生徒が目立った。次の試験は十月上旬にある。
09/06/24(水)
授業が始まる前に,突然コピー機の営業が来た。いま使っているメーカーの人なので,少し話を聞くことにした。本当は授業前の準備をしたかったのだ。それが終わると入れ替わるかのように今度はネット回線に関する業者が来た。以前,2・3度来たことのある人だけれども今度は話を聞くのは断った。授業開始まで10分と無かったからだ。とどめは最初の授業が終わったあとの電話回線の業者だ。最初,電話機の簡単な確認だけで,5分ほどで済むというので応対した。ところがいきなり回線変更についての話をし始めた。次の授業も迫っていたので,その場で断った。契約を取りたいことは分かるが,アポイントも取らず,またこちらの都合も聞かずにいきなりやってくるのはやはりルール違反だ。
09/06/23(火)
今日の東京はいきなり気温が上がった。八王子教室の建物の中は比較的ひんやりしているのだが,さすがに今日は冷房を入れないと厳しい日となった。窓を開け空気を入れ替えようとすると,案の定外の方が暑かった。授業を受けに来た小学生が,息を切らせて入ってきた。そんなに急がなくてもいいのに,というと急いできたわけではなく暑いからだと言って,冷蔵庫の麦茶を飲んでいた。ちょうど空になっったので,次の人のために水を入れ新しい麦茶のパックを入れた。その後にあった高校生の授業では,自分たちが帰る頃まで外はまだ明るいんだと言っていた。一昨日は夏至だった。
09/06/22(月)
先生を採用するときには当然履歴書を書いてもらう。その履歴書をもとに,給料台帳を
作る。台帳には氏名と住所,それに生年月日などを記入する欄がある。台帳の生年月日欄は「昭和・平成」となっていて,どちらかにマルする。ところが,若い先生のほとんどは生年月日を西暦で書く。それがいまの主流なのだろうか。それなので,毎回手帳やネットで調べて昭和や平成に変換をしている。学生の先生もいよいよ平成生まれが増えてきた。ところで,給料台帳には「大正」がないのは意外に思った。大正15年生まれは今年83歳になる。
09/06/21(日)
東中野教室で期末試験対策の数学特訓を行った。高校三年生の理系以外の生徒は午後3時までの講習となる。決まった時間になるとたいていの生徒はそそくさと帰っていく。ところが,高校三年の理系の生徒はそのあとに90分ほど延長して特訓がある。理系はやることが多いのでそれだけ必要なのだ。3時を過ぎるとみんな帰ってしまう中,理系の先輩に付き合って数学特訓の問題を解く生徒が居た。結局,先輩がすべての問題を解くまで一緒に問題に取り組んでいた。あまりに速いペースで解く先輩の姿を見ながらも,いくつかの問題に取り組んでいた。
09/06/20(土)
明日は東中野教室で数学特訓がある。数学特訓の申し込み締め切りは,原則二日前となっている。けれども,毎度のことながら直前になってからの申し込みが出ることがある。今回も何件かあった。プリントは少し多めに印刷して準備しておくのだが,それでも足りなくなり急遽追加して印刷した。学年も中学1年から高校3年まで全部揃い,当初予定していた先生だけでは足りなくなった。これも急遽卒業生に連絡をして手伝って貰うことにした。いつのときも準備が大変だ。
09/06/19(金)
夏休み前には毎年,高校三年の生徒および保護者対象に期末面談を行っている。約一ヶ月後に行うので,その案内を郵送するのと同時に生徒にも配布し始めた。生徒はともかく,今は両親共々はたらいている家庭も多いので,早めに出さないと予定が入ってしまうことがある。郵便で送った案内が届いたと同時に,何人かの親から日程の変更希望の連絡が入った。今回の面談日は平日と日曜日があり,人によっては平日がダメだったり,逆に日曜日には必ず仕事が入るという親も居た。今年は東中野教室の高校三年生が多いので,かなり大変な面談となるだろう。
09/06/18(木)
中間試験期間中の生徒が昼食を買って勉強をしにやって来た。午前中の試験が終わり,食事を取ってから明日の試験に備えるつもりだ。今日の試験の様子を訊きに行ってみると,机の上には四分の一に切られた大きなスイカが陣取っていた。スーパーに行って昼食と一緒に買ったのだ。確かに蒸し暑い日が続き冷たいものが取りたくなる気持ちは分かる。けれども,それだけ大物のスイカを塾で食べている姿はあまり記憶にない。何もかけずにそのまま食べていたので,塩を振った方が美味しくなるのではと提案すると,彼女たちは何もかけない方が好みらしかった。食べ終わったあとの皮はどこに捨てればいいか訊かれた。
09/06/17(水)
理系に進んだ大学二年の卒業生が突然ふらっとやってきた。本当に突然だった。ちょうど東中野教室から八王子教室に電話連絡をしている最中だった。電話で話していた先生は,高校時代の彼を教えていた。いったん用件を中断して電話を代わった。受話器越しに懐かしそうに昔のままのやりとりをしていた。最近は東中野教室にも八王子教室にも卒業生がよく遊びに来る。たまたまなのだろうが,そういったことが重なることもある。卒業生が来るとどうしても仕事が滞ってしまうのが玉にきずなのだが,授業以外の仕事ならあとでどうにか片付くだろう。
09/06/16(火)
今日から明大中野八王子校の前期中間試験が始まった。初日の試験が終わり,授業や明日の試験勉強のため自習しに生徒が昼過ぎからやって来た。すぐに今日の試験問題を集め,スキャナを掛けた。担当している学年・教科の試験はやはり気になる。生徒にどのくらいできているか訊いてみると,毎度のことながらさまざまな反応を見ることができる。答えが合っているか気になる生徒が居た。自分の答えをすべて書き残し,どれだけ取れているか採点して欲しいと言ってきた。さすがにすべての問題をその場で解くには時間が無く,いったん預かり時間ができてから解答を作ると返事をした。しばらくして時間ができたので解答を作成した。高校三年の文系数学の問題だ。今回の範囲は積分法全般だった。試験問題自体は最後の問題を除けばほぼ予想通りのものばかり。すぐに解答を作りあげ,生徒に渡すと一喜一憂していた。これも毎度の光景だ。
09/06/15(月)
先週末の朝,遠くからラジオ体操の音楽が流れてきた。寝ぼけながら,もう夏休みに入ったのだろうか?と自問した。いやいやまだ六月中旬のはず,そう思い再び眠った。出勤するときにその音源がどこからやって来たのか分かった。我が母校である近所の中学校からだった。ちょうど運動会があったらしく,ラジオ体操は準備運動のようだった。校舎の窓には「全力人間」とスローガンらしきプラカードが掲げられていた。校庭では運動会特有に賑やかさが感じられ,観客席では保護者がカメラを回していた。その数はそれほど多くないように思えた。幼稚園や小学校の頃と比べると,おそらく少ないのだろう。『外野席』である校庭を囲う金網にへばりつくように見ている人が居るのが印象的だった。
09/06/14(日)
みんなのキャンパスは,大学の先生の情報を無料で得られる。多くの情報サイトがそうであるように,会員にならなくてもいくつかの情報を見ることは可能だ。ただ,詳しい内容を見る場合には会員登録の必要だある。このサイトもそうだった。まだ大学一年生の彼女にとっては,今後有用になるだろうと思い会員登録を進めた。無料で利用できることもあるので,その方がいいと思ったのだ。登録自体は少し面倒だった。メールアドレスや大学名,生年月日などを入力する画面が次々に出てきた。学生にとってはちょっとハードルが高いと思えた。それでも無事最後まで進み何とか会員としての利用が可能になった。けれども,いま必要な先生の情報が案外少ないことがわかりちょっとがっかりしていた。生きた情報を得るのはそれほど簡単に手に入れられないことはわかったのかもしれない。
09/06/13(土)
大学に入ったばかりの新入生にとって,どの授業を履修すればいいか,あるいはどの先生の単位が取りやすいかは気になるところだろう。そういった情報は,友達どうしでやりとりするよりも,サークルなどの先輩に聞いた方が確実だ。同級生では過去のことが分かりにくいし,似通った情報しか手に入らない。ところが,いまのネット社会は便利で,ほとんどの大学のかなりの数に上る先生の情報を掲載しているサイトがある。大学の各学部・学科を授業・先生別に,さらに授業の評価をクチコミで探せる「みんなのキャンパス」というそのサイトは,現役の学生ならば‘知りたい’と思う情報を手に入れることができる。(つづく)
09/06/12(金)
今日の夜に行った高校生の授業は延長した。先週,部活の遠征があったため授業ができず,その分を今週と来週で行うことになっている。塾の授業は一講座=100分で,それを2回に分けて行うだから一度に150分の授業となる。さすがに長い。それゆえ途中で休憩を入れた。最初にいつも通り100分行い15分ほど休憩したあとで50分の授業をした。100分という長さに慣れているので,後半の50分はすぐに終わってしまったように感じた。それを言うと,生徒はそう感じていないようだった。教える側と教わる側の相対的な時間の感じ方には差があるようだ。
09/06/11(木)
来週から中間試験が始まる明大中野八王子校の臨時授業がいくつかあった。いつもと違う曜日に来る生徒は,どの教室に入ればいいか少し戸惑ったりもする。明大公開講座があったため,高校3年生の授業が少なかったので教室は足りたのだが,これがいつもの木曜日ならかなりごった返したことだろう。先生も生徒も煩雑な中ではあるが,夏期講習の案内や配布物などしっかり配るものだけは忘れないようにした。
09/06/10(水)
明大公開講座は,昨日と今日は明大中野校の高校三年生が対象の日だった。農学部の授
業を受けてきた生徒は,理系の授業なのになぜだかフランス語で紹介される文章があったらしい。しかも高校生でその授業を受けていたのは彼だけで,かなり戸惑ったようだ。ただでさえ緊張している中たったひとりで,しかも知らない言語での紹介など何重もの驚きだっただろう。それにしても他に誰も付属校の生徒が受講していない授業とは,実際にはどんな講義だったのか。ちょっと興味が湧いた。
09/06/09(火)
夏期講習の案内を作りあげ,印刷も今日終わった。去年の秋にフルカラーの高速印刷機
を買ったので,印刷は以前と比べるまでもないほど早く仕上がった。去年まではモノクロ部分は印刷機で,カラー部分はインクジェットのプリンターで印刷していたので手間がかなり掛かった。時間も相当要した。その点に関してはずいぶん助かっている。ただ,去年までの原稿をもとに今年の案内を作っているので,原稿のモノクロ部分にカラーの挿絵などを移動しなければならない。それも今年済ませてしまえば来年からは援用できる。
09/06/08(月)
明大中野八王子校の高校三年の生徒が,明大公開講座を受けた後に授業に来た。授業開
始時間より少し遅れて来た。それもそのはずで,大学で受けた授業が延びたらしい。農学部の生物に関連するその授業は,やはり高校生には難しかったようだ。資料を見ると,プレゼンソフトで作成されたものはその大半が英語で書かれていた。専門性のある授業で,しかも英語となるといかに理系志望の生徒とはいえ,授業をどのくらい理解できたのだろうか。授業が長かった分,レポートもたくさん作らなければならないとちょっとぼやいていた。もっとも,理系に進むのならそのくらいのことは日常起こることは覚悟しておいた方がいいだろう。
09/06/07(日)
八王子教室で数学特訓があった。数学特訓の前日は早めに寝るようにしている。普段が午後からの仕事なのだが,数学特訓の日は午前9時からの講習なので,かなり早く起きなければならない。交通機関の状況や相対的な時間が絡むので単純な比較は難しいだろうが,一般の会社員が午前9時に出社するところが,午前5時頃までに出なければならないのと似たような感覚だろう。とにかく早い。そんな状況を乗り越えて,今年最初の数学特訓は始まった。学年によっては,問題量が多くなかなかはかどらなかったところもあるが,午後4時にはほぼ予定していたプリントは終了した。
09/06/06(土)
明日は八王子教室での今年度最初の数学特訓を行う。学校では今日,中間試験の時間割
が発表された。数学特訓はその名の通り,長時間に渡り数学の問題と格闘する。そのため,途中で生徒におやつを配る時間がある。夕方になり近くのスーパーに買い物に行った。午前中に2種類,午後にも2種類のお菓子を配る。チョコレートや飴,ビスケット類だ。いわゆる乾き物が多いので,少し趣向が違うものも欲しい。以前は必ずコンニャクゼリーをその中に入れていたのだが,事故が起こってからは売られないようになった。しばらくしてから他のスーパーでは見かけるようになったのだが,塾の近くにある店では未だに陳列されていない。その商品を販売しない方針なのだろう。それでも,代用品は出ているようだったので,今回はそちらにした。
09/06/05(金)
今月は決算期の会社が多いのだろうか,事務機器関連の会社から連日電話が入る。上司から契約を取れと言われているようで,かなりしつこい営業も居る。自社の都合を押しつけて,何としてでも売りたいのがよく分かる。先月末にも同様の電話が入り,その日のうちにでも契約を結びたいという勢いだった。売る側の勝手で,買う側としては決して『いま』というタイミングで必要なわけではない。そのあたりが食い違うことがある。あまりしつこい電話には,時には少し強く出ることだってあるのだ。
09/06/04(木)
明治大学の付属校である,明大中野校・明大中野八王子校の高校三年生は,毎年この時
期に「明大公開講座」と銘打った授業を大学に受けに行く。進学を希望している学部・学科の授業を受けてレポートを書くことになっている。大学の講義は遅いものだと午後六時頃に終了する。そのため,塾の授業も変更せざる終えないことがある。中には大学の授業が終わってから来る生徒も居る。ただ,明治大学の場合校舎が3つあり,それぞれで授業時間が異なってくる。公開講座を受けに行く生徒が,実際に授業が何時に終わるか分からないこともある。自分が何限目を受けることまでは分かっているのだが,実際の時間となると曖昧だ。大学のホームページを見ても要領を得ないことがある。そこで頼りになるのは現役の学生だ。早速今年卒業した生徒にメールをすると,ほどなく返事が返ってきた。こんなときでもやはりOBはありがたい。
09/06/03(水)
マイクロソフトはこの秋に,新しいオペレーティングシステムの販売を開始することを発表した。この前のVistaが出てから3年も過ぎていない時期での販売だ。塾で使っているパソコンはいまだにすべてがXP環境だ。広く一般でも,まだまだXPが幅をきかせているだろう。実際にこのサイトのアクセス解析を見ても,ここ四ヶ月ではXPが約68%,Vistaが約22%だ。新しいOSを入れるメリットを感じない人が多いのだろう。結果的にVistaは過渡期のOSになってしまうのだろうか。新しいOSが出る周期が早いと思っている人は多く居るだろう。10年くらいの周期が落ち着いて過ごせるように思う。アクセス解析を見ると,いまだにWindows98を使っている人がわずかだが居ることが分かる。けれども,それとてほんの10年前のことだ。
09/06/02(火)
夕方から自習をしていた生徒が,暗くなってから姿が見えなくなった。7時過ぎからの授業を受ける生徒だ。授業時間が近づいても戻ってこなかった。友達と一緒に自習をしていたのだが,教科書やノート,それにケータイまでも残したまま居なくなった。夜になりどこかに食事に行き,入った店が混んでいて,注文したもののなかなか料理が出てこなくて待っているのだろうか?勝手にそんなふうに憶測していた。授業時間が少し過ぎた頃に二人は急いで戻ってきた。予想ははずれた。彼女たちの行っていたのは卓球場だった。いま,学校の体育の授業では卓球をしている。もと卓球部の一人が友達にコーチしていたらしい。少しだけ遅らせて始めた授業は,その分少しだけ終了時間も遅くなった。
09/06/01(月)
六月になり,学校では衣替えの季節だ。皮肉なことに,夏日さえあった暑い五月に比べ,ここ数日はむしろ涼しいくらいだ。このサイトのトップページの「第一教育センター」のロゴも夏用の涼しい色に今日から変えたのだが,かえって寒々しくさえ感じる。まだ梅雨入りしていないようではあるが,最近は太陽をあまり見ていない。特に週末に天気が悪くなるような傾向だ。しばらくして,気象庁から「梅雨入りしていました」などと発表されないだろうか。さすがにまだ早すぎるか。
09/05/31(日)
不具合を起こしてしまったeトレは,結局サポートセンターへ電話することになった。土曜日だったので,電話は通常とは別のところまでしなければならなかった。サポートセンターの指示により,20分ほどで無事システムは回復し,ソフトも立ち上がった。担当の先生がサポートセンターの人とやりとりをして,さんざん苦労をして復帰させた様子を見て,さすがに事を起こしてしまった生徒は神妙にしていた。いつもはおしゃべりなその生徒も,その日ばかりは帰るまでおとなしかった。少しは薬になったようだ。それにしても,生徒が連打したくらいでシステムにかなりのダメージが及ばないようにしてほしいと思った。乱暴に扱ったことは確かに非を認めるけれども,子供のすることなのだから,今回のようなことは想定できるはずだ。
09/05/30(土)
来週,中学での最初の定期試験がある公立中学校の一年生が,eトレの対策講座を受け
ていた。eトレはパソコンを使い問題をプリントアウトする。生徒が実際にパソコンに触れるのは,先生が丸付けをしたあとにその採点を入力するときだけだ。基本的にはプリント教材を解くので,机に向かうことの方が多い。ところがその採点入力のときに『事件』は起こった。点数を入力するときに,テンキーを連打していたところ,突然eトレが終了してしまい,デスクトップが現れたのだ。これまでにもそういったことがあり,何度か生徒には注意をしてきた。いつものようにソフトを再起動しようとしたところ,警告音と共に「ファイルがみつかりません」というメッセージが出た。次に,パソコン自体を再起動してからまたソフトを立ち上げた。二度目も同じメッセージが出た。これはちょっと厄介なことになったのではないか,とeトレを担当している先生が呟いた。(つづく)
09/05/29(金)
梅雨入りしたかのように,昨日・今日と強い雨が降っている。気温も一気に下がり,今
日の東京は四月下旬並の気温だった。日が落ちればさらに涼しくなってきた。夜になってから始まった授業では窓を閉めて行っていた。授業が始まってしばらくすると,ひとりの生徒が少し遅れてやって来た。遅刻だ。急いで来たようで暑かったのだろう,すぐに窓を開けた。先に来ていた生徒は「ありえない」とモンクを言いながらも窓はそのまま開けておいた。さすがにしばらくすると涼しくなってきたようで,その後は窓を閉めて授業を受けていた。
09/05/28(木)
新任の英語の先生の研修授業を行った。中学生の英語の授業をやって貰った。授業が始まる前は緊張した面持ちで,静かに講師室で待っていた。普段,その授業を担当している先生がはじめに授業をして,その後新任の先生に実際に授業をして貰った。授業前の様子から考えると,比較的落ち着いて授業をしているように見えた。先輩の先生は「見られる方も緊張しました」と感想を言っていた。誰でも最初は同じようなものだろう。
09/05/27(水)
明大中野校は今日が高校1,2年生,明日が中学生のスポーツテストがある。そのためスポーツテストの無い学年は短縮授業となった。それに併せて授業時間を変更している。今日は午前中で終わったため,土曜日と同じような時間帯で授業を行った。明日は高校生が5時限目で終了することを知ったのは夜になってからだ。それから大慌てで生徒や先生に連絡をし始めた。明大中野校のスポーツテストは毎年行われ,毎年似たようなことをしてしまっている。もっと早めに気づいていれば対応も楽なのだが,年に一度のことは直前にならないと思い出せないこともある。‘トホホ’な気持ちで何人もの先生・生徒にメールや電話を今年もしている。やれやれ。
09/05/26(火)
個別指導を受けに来ていた小学生の男の子が,算数の問題と格闘していた。単位の換算をいま勉強している。「1.23km=□m」とか,「840g=□kg」といった具合だ。ところが問題を解いていると突然,髪の毛をかきむしり「砂が落ちてくる~」と叫びだした。学校の運動会の練習時に,頭に砂がかかったらしい。解いていた問題用紙はあっという間に砂だらけになってしまった。学校の砂はごみ箱へと直行したのだが,机の上はザラザラになった。なかなか解けない問題に対して,ジレンマを感じたのだろうか。その後は少し落ち着いて解いていたのだ良しとしよう。その状況を知った高校生がひと言「どうやったらそんなにたくさん,頭に砂がつくんでしょうね?」
09/05/25(月)
その昔,高校の古典の授業で堤中納言物語の中の「虫めづる姫君」というもを教わった。平安時代のお姫様でありながら,蝶になる前の毛虫を好む姫君の話だ。細かい内容までは覚えていないが,理系の人間にとってあまり興味を引かない古文にあって,一風変わった話だったのでいまでも覚えている。いまの時代でも女の子で虫を好むことは希だろう。「自宅の風呂場にムカデが居ました」と生徒の一人が話しかけてきた。彼女は最初,何かヒモのようなものがあると思いながら浴室に入った。その後シャンプーをしているとそのヒモが動いていることに気づき,大声で母親に助けを求めたらしい。目の悪い彼女は,ムカデとは気づかずに入ったらしい。確かに自宅の風呂場にムカデが居ることは想定できないだろう。さて,彼女の母親はどのようにして退治したかというと,近くにあったカビキラーをかけ,弱ったところを狙い取り除いたようだ。さすがに姫君もムカデまでは可愛がらなかっただろう。
09/05/24(日)
自宅で引っ越しをした。自宅の引っ越しではない。何の引っ越しかというとパソコンの引っ越しだ。新しいパソコンを購入し,古いパソコンからメールの設定やデータを移動し
たのだ。いままで使っていたパソコンと比べると,スペック的にはそれなりによくなったのだが,特筆すべきはその大きさだろう。これまで使っていたパソコンは机の上にその存在感が十分にありすぎたのだが,今回のパソコンはかなりコンパクトなものとなった。重量は八王子教室で使っているノートパソコンよりも軽く,その気になれば書棚にも並べられる。すっきりした机とともに,机の中も思いっきり整理してみた。
09/05/23(土)
出勤時,駅までの道がいつもより混んでいて,予定していた時間よりも到着が少し遅れた。その結果,乗るつもりの電車を一本逃した。そのため,駅まではゆっくり歩いて行った。次の電車まで少し時間があったからだ。ところが駅の改札に着くと,最初に乗る予定の電車の時刻掲示がまだ出ていた。ダイヤに遅れが出ていたのだ。ついている,と思いながら急いでホームへと向かうとちょうど電車が入ってくるところだった。普段は電車の遅れがあるとモンクのひとつも言いたくなるのだが,今日は逆に感謝した。自分のそんな気持ちを客観的にみると,人は勝手なものだと思った。
09/05/22(金)
この春卒業したOBが昨日・今日と遊びに来た。昨日はすべての授業が終わってひとりで仕事をしているときにやって来た。大学生活は高校に比べると楽なようだが,教職の授業を履修し体育会系のサークルに入り,アルバイトもしているので結構忙しいと言っていた。卒業した学校にも部活の後輩の指導で何度も行っているらしい。今日は別の卒業生が大学から電話をしてきた。「今から遊びに行っていいですか?」と言ってから,一時間ほど後に友達と二人でやって来た。一人はサークルに入り,かなり遊び回っている。いわゆる遊び系のサークルで,飲んだり合宿をしたりして,散財しているようだ。遊んでばかりではなく,もっと自分のためになるサークルにも入ろうかと言っていた。ちゃんと考えているのだ。もう一人は法学部で勉強しているのだが,高校の頃とほとんど変わらず,大学生になったいまも飄々と過ごしている。卒業生が来るとあまり仕事にならないのだが,『その後』の話が聞けるのだからそれもまた良いことだろう。
09/05/21(木)
新型のインフルエンザが日本でもはやりだした。関西で患者が出たので,
やがて関東にもやってくるだろうと思っていた。それは突然やって来た。しかもいきなり塾のある八王子市在住の高校生が罹っているというというニュースが昨日飛び込んできた。あまりに唐突だったので,ちょっと驚いた。明大中野八王子校は今日と明日で体育祭があるので,その実施がどうなるのかが気になった。結果的には今日中学校の体育祭は行われ,高校も予定通り明日行うようだ。感染する確率は低いようだが,やはり近所で起こっただけに少し敏感になっている人が多いようで,八王子駅周辺ではいつもより多くの人がマスクをして歩いていた。
09/05/20(水)
財団法人・日本漢字能力検定協会の前理事長とその長男の前副理事長が昨日,背任容疑で逮捕された。遅すぎる感があるが,やっと操作の手が届いたようだ。来月行われる漢字検定試験は,予定通り行われるようだが例年よりも受験者数は減る模様だ。心配なのはこれまで受験して合格した生徒たちだ。今回の事件により,漢字検定の権威が落ちたことは否めなく,取得した漢字検定の級に影を落とさなければいいのだが。まじめに勉強し,得た知識は各自の力になるのだし,愚かな大人がした行為などに汚されることまったくない。臆することなく堂々としていればいい。
09/05/19(火)
学校の物理や化学の計算問題で,電卓の使用を許可している先生が居る。どの学年,どのレベルで使用の許可をするかは先生の判断による。教える側としてはあまり歓迎できないのだが,学校で実際に使っていいとなると,それを否定する訳にもいかない。まあ,この件に関しては賛否両論あるだろう。それはさておき,物理の計算問題を解いていた生徒が使っていた電卓は,100円ショップで売っているものだった。ルートの計算機能はもっているものの,みるからに心もとない。もう少ししっかりしたものを使った方がいいようにアドバイスした。試験時に不具合でも起こしたりしたら大変なことになる。100円ショップは値段の割には良い商品もあるのだが,やはり使い分けが必要だろう。
09/05/18(月)
一昨日のこと。卒業生が突然やって来て「すみません,プリンターを貸してください」とひと言。自宅で作成した文書をプリントアウトしようとしたところ,プリンターがまったく動かなくなってしまったらしい。まだ買って一年半くらいしか経っていないようだ。機械なので,そういうこともある。有料になることを伝えると,すぐに持ってきたUSBメモリーキーを立ち上がっていたパソコンに差し込み,目的の文書をプリントアウトした。自宅が近いので困ったときには塾の設備を使えるのは彼にとっては便利だろう。よく塾の手伝いも頼むので,卒業後何度もやって来ている。
09/05/17(日)
今年は夏を迎える前に,台風までとは言わないが風の強い日が多いように思う。昨日か
ら今日に掛けて風が強く,自宅で干していた洗濯物も,物干しごと落とされてしまった。夕方,買い物に出かけようとすると,近所の主婦が風で飛ばされた花や葉を掃いていた。夜になっても風は収まらなかった。明らかに天候が荒れているのがわかった。
09/05/16(土)
紫外線がもっとも強いといわれる5月も中盤を過ぎた。日によってはかなり気温が上昇する日もあるが,今日のようにちょっと涼しくなることもあるこの季節だ。暑がりの男子の場合,すぐに冷房をつけたがる。逆に,今日のような気候だと,少し足もとが冷えるという女子生徒も居る。八王子教室にはそういった生徒のために,タオルケットが置いてある。今日もそれが必要になった。ところがいつも置いてある場所に行くとそれがない。タオルケットが行方不明になるほど広いわけでもないので,他の場所を探してみた。棚の上,机の中,椅子の下など思い当たるところを探してみた。ところが簡単には見つからなかった。結局,他のもので代用することにした。その後も探してみたのだが,いま現在も見つかっていない。
09/05/15(金)
明大中野校の中間試験が近づいてきた。試験は来週から始まるので,試験対策の授業が続いている。今回は高校三年生の生物の授業を何回か担当することになっている。同じ教材で同じ内容の授業をすると,あとの授業の方が充実してくる。これは毎回感じることだ。学校での授業内容や,学校配布プリントとノート,さらには生徒から直接聞く情報が入ってくるので,あとの授業を受ける生徒の方がその恩恵を受けられる。それだと先に受けた生徒が割に合わなくなるので,そういった生徒と顔を合わす機会があると,少しでも新しい情報を提供するようにしている。生物の授業はまだ試験前日にも行う予定だ。
09/05/14(木)
今月に体育祭を行う学校は結構あるようだ。梅雨に入るまえを狙っているのだろう。明大中野八王子校もその内の一校で,来週に予定をしている。学校行事なので当然塾の授業も変更する。変更がすんなり決まる授業もあれば,先生と生徒の都合が合わずになかなか決まらないクラスもある。しかも明大中野八王子校の体育祭は中学と高校に分けて行うのでなおさら大変だ。願わくば天気が良く,予定通りに終わって欲しい。そうでないとさらに予備日のことまで考えなければならなくなる。
09/05/13(水)
東中野教室は,中野区の閑静な住宅街の一角にある。三階建てのマンションの一階に教室はある。そのため,夜ともなるとかなり静かになる。近くにいくつもの店がある八王子教室とは異なる。生徒も先生もみんな帰ったあと,ひとり残り教材を作ったり,事務的な仕事などを片付けることがある。遅い時間帯なので電話もほとんどなく,集中して仕事がこなせる大切な時間だ。生徒にはよく,遅い時間にひとりでいて怖くないかと訊かれる。その感覚はちょっと理解できない。生徒が言う怖さとは心理的なもので,仕事場でそんなことを考えたこともない。もっとも,仕事とか関係なくふだんからあまり怖いなどと感じることはない。むしろ,最近は何かにつけ怖がる男子生徒が多いように思う。がんばれ男子。
09/05/12(火)
高校三年生ともなると,真剣に進路のことを考えるのは当然のこと。塾に来ている明大中野校と明大中野八王子校の生徒は,明治大学の付属なのでほとんどの生徒が内部進学を希望している。ただ,中には明治大学には無い学部・学科を希望して別の大学へ進学する生徒も少数派だが居る。その場合も,一般受験ではなく指定校推薦を利用するケースが多い。指定校は大学から高校へ直接募集が掛かる。指定校の要項を調べた手帳を持っている生徒が居た。中学から来ている生徒だ。以前はずいぶん頼りなかったのだが,さすがにしっかりしてきたと少し感心をした。自分の進みたい道をいろいろと考えているようだった。ただ,彼女のちょっとユニークな点は,自分の適正について「私,手相では文系向きなんです」とさらりと言うところ。まったく無視できない要素かもしれないが,進学と手相を交える発想はちょっと珍しい。
09/05/11(月)
昨日は東中野教室で今年度最初の数学特訓を行った。いつも受講者が多い高校三年生だが,文系コースには数学の中間試験がないため比較的少人数の特訓だった。そのため,複数の学年をひとつの教室に入れて行った。部活での先輩・後輩同士の生徒もいて,それなりに交流を持ちながらの数学特訓となった。中学生が終盤になって少し集中力が切れてきたようだったが,先輩たちが最後まで集中していたため,サボることはできなかった。その点では効果があり良かった。
09/05/10(日)
東中野教室入り口付近のガス漏れ工事は,まだ暗くなる前の夕方から始まった。機械を
使い人ひとりが入れるくらいの穴を腰の深さまで掘っていた。調べたところ,配管に合計5箇所も穴が開いていてそこから漏れていたらしい。しとしと雨が降る中,夜の9時過ぎがまで作業は続いた。係員に遅くまでご苦労様,と言うと緊急を要することもあるので,24時間体制で臨んでいると言っていた。さらに,ガス漏れは非常に危険なことがあるので,少しでも察知したらすぐに連絡をするように言われた。今回,事なきを得たからよかったものの,配管にいくつもの穴があったことを考えるとぞっとした。危機管理の意識をもっと強く持たなければいけないと思った。
09/05/09(土)
東京ガスの係員は,ガス漏れの探知機を塾の入り口付近で操作し始めた。最初何の反応もなく,ガス漏れはしていないようなことを言った。確かにガスの匂いはしていないように感じた。ところが,コンクリートの裂けている部分に検知器を近づけると,ピピッという音がした。さらに裂け目の中に探知する部分を入れるとピピッ,ピピッ,ピピッと何度も鳴り始め,仕舞いには連続して警告音を鳴らし続けた。明らかにガス漏れがしているのだ。制服を着ている若い方の係員はすぐにケータイで連絡を取り,作業の段取りをし始めた。しばらくするとさらに二人の作業服を着た係員が来て工事を始めた。授業中ではあったが,コンクリートを掘る大きな音が響いてきた。生徒は「うるさい~」と言うものの,ガス漏れは危険なのだから我慢するように諭した。(つづく)
09/05/08(金)
東中野教室の講師用入り口付近で,わずかにガスの匂いがした。今日に始まったことではなく,以前から少し感じていた。先日窓を開けて授業をしていると,何だかガス臭いと言う生徒が居た。いままでは自分だけの錯覚かと思っていたのだが,生徒がそう感じていたのでやはりガス漏れのことが頭に浮かんだ。今日も出勤すると,少し匂いがした。ガス漏れは危険なので,最寄りの東京ガスの営業所に電話をした。状況を話すと電話口の女性は少し慌てた様子ですぐにガスが漏れた時の連絡先を教えてくれた。そこに電話をすると,すぐに係を寄こすという返事があった。しばらくして,東京ガスの制服を着た若い係員と作業服を着た男性が来た。作業服の男性が,ガス漏れを検知する機械を入り口付近で操作し始めた。(つづく)
09/05/07(木)
連休が明け今日から授業が始まった。東中野教室と八王子教室とでは様子がずいぶん違った。東中野教室の明大中野校の生徒はもうすぐ中間試験が始まる。そのため,連休明けとはいえ準備に追われるこの時期だ。今度の日曜日には数学特訓もあるので慌ただしい。一方,八王子教室の明大中野八王子校の生徒は,中間試験までまだ一か月以上の間がある。おまけに,今日は高校二年を除くすべての学年で学校行事があった。遠足や球技大会だ。そのため,通常の授業を行ったのは高校二年だけだった。今日は天気が悪かったので,遠足もいまひとつだったかもしれないが,連休明けの平日だけにどこも空いていたのではなかろうか。
09/05/06(水)
連休の後半は雨が続いた。昨日と今日はBSで野球を見た。ところがこのBSは天候が悪いと受信状態が悪いことがある。運が悪いことに,この二日間はその悪状態が続いた。雨が激しくなりといわゆる「花吹雪状態」が続き,音声も途切れる。仕舞いには「E202」のメッセージが出て,まったく受信できない時間もあった。皮肉なことに,コマーシャルのときには安定してることが多かった。それでも,去年まではまったく見ることのできなかった試合が見られたのだから良しとしよう。
09/05/05(火)
自宅の部屋の模様替えをした。冬用から夏用だ。夏用の方がテーブルが広くなるので,パソコン環境はよくなるのだが,その分部屋が狭くなる。どちらがどうというわけではないのだが,年に二度の模様替えはやはり気分が変わる。遅い年は5月下旬に模様替えをしていたが,ここ数年は連休中にすることが多い。それだけ暖かくなるのが早くなったのだろう。
09/05/04(月)
連休の初日の昨日,卒業生と飲んだ。毎年恒例の飲み会だ。去年はお盆の頃に開いたが,今年はゴールデンウイーク中の飲み会となった。みんな就職をし,すでに一年から二年が過ぎた。職場にも慣れた頃で,それぞれに希望や不満が出始めた頃のようだ。職場が変わったり変わらなかったりと状況はそれぞれ異なる。学生に戻りたといという卒業生も居れば,もう勉強はしたくないという意見もあった。仕事ではなく,個人的な環境が変わったと言う卒業生も居た。まだ少し先の話になるだろうが,徐々に結婚も意識し始める年齢となった。高校生の頃に撮った写真を持っていくと懐かしそうに見ていた。
09/05/03(日)
八王子教室の外壁には,宣伝用の黒板が掲げてある。月に一回くらいのペースで描き換えている。黒板は一階と二階の間にあるので,はしごを掛けて描いてもらっている。危険なので下でひとり,支える役目が居る。ほとんどの場合卒業生に頼んでいる。黒板に文字と絵を描くには一時間以上掛かるので,少し退屈してしまう。季節によっては暑かったり寒かったりで,それなりに大変だ。あとで気づいたのだが,絵を描き始めたから30分ほどした頃に,はしごを押さえていた卒業生からメールが届いていた。やはりヒマだったようだ。メールにはすぐ近くで人が倒れていて,救急車が来ていたという内容だった。ちょうどその時間は授業をしていた。確かに少し騒がしいと感じていたのだが,生徒共々授業に集中していたため気づかなかった。
09/05/02(土)
高校三年生の明大推薦・統一学力テスト対策ゼミの物理の授業では毎回宿題を出している。最近では「弦の振動」に関する問題を出した。学校では昨日,学力テストがあった。そこで出題された問題に,宿題と類似した設問があった。試験問題を持ってきた生徒がちょっと悔やんでいた。宿題をやったのが,その試験のあとだったのだ。宿題自体は試験よりもかなり前に出していたので,先にその宿題をやっていたら出来ていた。過ぎたものは仕方ないし,模擬試験なのだからその反省を今後に活かせればそれで良しとしよう。
09/05/01(金)
だいぶ暑くなってきた。すでに4月の段階で十分に暑い日があったのだが,5月を迎えさらに陽射しが強くなったように感じた。授業を受けに来る生徒も「暑い」と言いながらやって来る。暑ければ当然喉も渇く。八王子教室の場合,すぐ外にいくつか自動販売機もあるし,コンビニエンスストアまで歩いて一分と掛からない。ところが,東中野教室は住宅街の中にあるため,買い物においては八王子教室と比べものにならないくらい不便だ。それでも自動販売機は一つだけある。それをあてに外に出た生徒がすぐに戻ってきて,「先生,自販機がなくなっています」と言った。外に出ると,確かにそこには自動販売機はなかった。あったはずの場所のコンクリートには,その痕跡が残っていた。自動販売機が置いてあったビルは,この春まで飲食業の研修所だったのだが最近閉鎖した。それに伴い,自動販売機も撤収したのだろう。塾で新たにおいて欲しいと生徒は言っていたが,塾生以外が買うことがほとんどないので,おそらくそれは難しい注文となることだろう。
09/04/30(木)
出勤する前に銀行に寄った。ゴールデンウイーク中の平日のため,ATMには長蛇の列が出来ていた。それほど急ぎではなかったので,並ぶのはやめにした。次に個人的な振り込みがあったので,他の銀行に行ってみた。やはり似たような状況だった。そこも並ばずにすぐに出た。夕方になり再び銀行に行った。もうすぐ5時になる頃だった。さすがにその時間帯になると並ばずにすんだ。個人的な振り込みの方の銀行は,ATMコーナーはガラガラになっていたのでゆっくり操作ができた。それにしてもなぜ,あれほど3時前にみんな銀行に行くのだろうか。全部がその時間でないと困るようにも思えないのだが。おそらく明日はもっと混雑することだろう。
09/04/29(水)
連休を利用して,少し部屋の整理をしようかと思っている。先日の自宅のリホームのさいに,クローゼットを整理していると,思いがけず昔来ていたジャケットが出てきた。廃棄するために出したのだが,残しておこうかと思った。けれども10年以上も着ていないものはおそらくもう着ないだろうと考え直し,結局は古着として捨てることにした。
09/04/28(火)
今年のゴールデンウイークは,早いところではすでに始まっている。最長は16日間という企業もある。生徒によると,すでに朝の通学時間帯の電車はいつもよりも少し空いていたらしい。講習時を除くと通勤ラッシュには無縁の身としてはその『季節感』はまったく感じられない。ただ,長期の休みは手放しで喜べないようだ。不況の煽りで仕事が無く休暇にしている会社もあると,商学部で学んでいる英語の先生が言っていた。先行きの見えない状況に,海外旅行で潤うはずのこの時期に,得体の知れないインフルエンザが流行するというタイミングの悪さ。旅行会社にとっては頭の痛いところだろう。
09/04/27(月)
小学生にアルファベットの練習させていて少しに気になることがあった。それは書き順だ。漢字には正しい書き順があり,それ専用の辞書がある。アルファベットの場合,それほど多くの文字があるわけではなく書き順自体は難しいものではない。ところが正しい書き順は案外難しいことが分かった。正しいと思っていたものがそうでないことが判明した。EやFは今まで上の横棒から書くものだと思っていた。ところが,正しい書き順は縦の棒から引くらしい。Nはまず左側の縦線で,次は右側の縦線だ。おそらくほとんどの人は,2番目に斜めの線を書くか,あるいは一筆書きで書くだろう。その他にいくつも,思っていたものとかけ離れたアルファベットの書き順があった。分かったことは,基本的に大文字は縦線から引き始めるのが多いということだった。
09/04/26(日)
ここ最近はかなり暖かい日が続いていたが,昨日久しぶりに冷え込んだ。雨が激しく降ったこともそれを助長させたのだろう。暖かい日が続いたので,そろそろ暖房器具を仕舞おうかとさえ思っていた。さすがにまだ早いのかもしれない。昨日の晩は久しぶりに暖房を掛けて部屋を暖めた。
09/04/25(土)
この春から新たに加わった先生が居る。初めての授業はやはり緊張するようで,準備も怠りない。受ける側の生徒にとっては新任でも先生は先生なので,そういったことは関係ない。新任の先生の一人は塾の卒業生だ。教わる側から教える側に変わると,教えることの難しさを知る。自分が教わっていたときは,不完全なままでも構わない。ところが,教える側になるとそれは許されない。勢い準備にも力が入るのだ。長い間塾で授業を受けていたにも関わらず,授業の終了時間を間違ってしまったそのOBは,20分以上も長く授業をしていた。伝えたいことが沢山あったのか,あるいは熱心に教えていたら時間を忘れてしまったのだろうか。いずれにせよ,教える素質はあるようだ。
09/04/24(金)
出勤すると,郵便局からひとつ宅配業者からひとつ,不在票の紙が郵便受けに入っていた。どちらもフリーダイヤルで再配達の手続きが取れるようになっていた。早速郵便局の方から電話をした。案内はすべて自動音声での応答だった。郵便番号,電話番号,初回の配達日,お知らせ番号などを次々と電話機のボタンで操作していく。最後に配達の希望日時を押して終了する。今日の午後5時から7時を希望した。次は宅配業者へ電話した。郵便番号以外はほとんど同じ操作だった。最後にやはり希望配達日時をプッシュした。ところが,当日の再配達はできないというアナウンスが返ってきた。仕方ないので明日以降を希望した。ところがしばらくすると,この宅配業者の人が荷物を持ってきた。再配達の手続きとは関係なく,しばらく時間をおいてから届けに来たようだ。同じような業種でも,このあたりの対応は異なる。
09/04/23(木)
ゴールデンウイークが近づいてきた。基本的には祝日の授業は休みなのだが,曜日によっては授業設定日となっている日もある。その点今回の木曜日は祝日に掛からず,授業変更の必要もなく楽だと捉えていた。ところが明大中野八王子校においてはそうではなかった。来週の木曜日は学校の創立記念日で休みなのだ。4月30日分の授業を翌週の5月7日に変更をしようと生徒に相談を持ちかけた。すると生徒の一人が,「その日も無理です。遠足があります」と言った。二週連続で授業が行えないのだ。30日に来られないかと打診すると,すでに予定を入れているとのこと。もっと早く抑えておけばよかったと思ったものの,後の祭りだった。
09/04/22(水)
自宅に届いていた個人的な年賀状は1枚だけ,八王子教室は2枚だけ四等の「お年玉切
手シート」が当たっていた。最後に見たのが東中野教室に送られてきた年賀状だ。当選番号を見るときはまず,下二桁だけを合わせて見ていく。その後,念のため一番上の六桁目から見直していく。順番に見ていくと途中,やはり四等の当選番号「94」があった。さらに続けて見ていくと下二桁が「89」というはがきがあった。卒業生から貰った年賀状だ。外れか,と呟きながら六桁目から見直すと一瞬だがちょっとだけ驚いた。その年賀はがきの番号は「345989」だったのだ。下三桁が一等とちょうど逆になっているのだ。なまじ1番違いよりも惜しい気がした。結果的に今年もこうして切手シートを4セット貰うことで終了した。
09/04/21(火)
先日,今年の年賀はがきの当たりくじの商品交換をしてきた。当選番号が発表されたのは1月下旬だったので,ずいぶん遅くなってしまった。当選番号の照合をする余裕がなかったのだ。仕事で貰う年賀はがきと個人的に貰うそれを合わせると,それなりの枚数になる。だからといってたくさん当たるわけではない。ほとんどの場合「お年玉切手シート」だ。それだって50枚に1枚の割合でしか当たらないのだから,仮に1000枚の年賀はがきを貰っていても20枚しか当たらない。仕事抜きでそれほど貰う人は,世の中それほど居ないだろう。これまでの最高は三等だった。今年の一等の商品は液晶テレビ,マッサージチェア,IH炊飯ジャーなどだ。その一等の当選番号は「345898」だ。(つづく)
09/04/20(月)
新学期が始まって一週間ほど過ぎた。授業も一回りして,少しずつ新年度の動きに慣れてきた。生徒の学年もひとつ上がり,それにも慣れてきた。そう思っていた矢先,中学3年を担当している先生の授業報告メールの件名が,「中2授業報告」となっていたことに気づいた。先週から始まったので,今日が二回目の授業だ。やはりまだ前年度を引きずってしまう先生も居るようだ。この四月から新たに加わった先生も居て,これから研修授業をしなければならない。しっかり落ち着くまでにはもう少し時間が掛かりそうだ。
09/04/19(日)
自宅のリホームをした。それほど大げさなものではなく,傷んだ屋根の修繕とやや具合
の悪くなった二階の数か所のドアを直して貰った。長いこと使っていると,家も少しずつ痛んでくる。屋根は部分的に剥がれ,梁を少し直し屋根を張り替えた。ドアは開閉するときに重くなり,一か所は体で押しつけないとしっかり締まらないくらいになっていた。修繕自体は三時間ほどで終わった。スムーズに開け閉めができるようになったドアはかなり軽く感じ,それまでの習慣になってしまったドアの閉め方では却って大げさになってしまう。家を建てたときはその状態だったはずなのだ。軽くなったドアに少しだけ心地よさを覚えた。
09/04/18(土)
この春高校を卒業し,大学生になったOBが来た。大学での様子をあれこれ話してくれた。学食がいくつもあり,その中でのお気に入りのメニューを教えてくれた。大学へ行くバスで出来る行列も,四月が過ぎれば減るだろうと先輩が言っていたようだ。高校と違い地方出身者が多いのが特徴で,個性的な友達が早くも出来たようだ。容姿と声が一致しない友達,初対面ではいかつい印象だった先輩が実は案外普通だったりしたこと。いまは身の回りで起こるすべてのことが,新鮮に目に映るのだろう。履修する授業もほぼ決まり,徐々に学生生活も安定しつつあるようだ。髪を少しさっぱりさせて,春らしく軽やかな感じになった彼女は,これからどんな大学生活を送るのだろうか。
09/04/17(金)
授業をしていると,終了時間を気にしている生徒が居た。授業後何かあるのかと尋ねる
と,家族で食事に行く予定があるらしい。しかも「廻らない方の寿司屋です」と言う。贅沢じゃないかと,同級生から羨ましがられる。それだと確かに時間が気になるだろう。何か特別なことでもあるのかと訊くと,定額給付金を使うとのことだった。こうしてすぐに消費に回すのは,政府の狙いからすると好ましい使い方なのだろうか。彼らに給付される額は二万円なので,親としても嬉しい限りだろう。大家族の家もあり,一家で貰う給付金の合計額が10万円を超えるという生徒も居た。個人的にはまだ受け取っていないのだが,果たして何に使うのだろうか。まだ全く考えていない。
09/04/16(木)
新年度特有のことなのだが,塾での初めての授業がいくつもある。生徒はもちろんのこと先生もやはり最初の授業は緊張感を持って臨む。お互いが初対面だとその度合いはさらに増すだろう。人対人なので相性もある。お喋りな生徒なら最初は入り込みやすいのだが,長い目で見ると後々苦労することもある。寡黙な生徒の場合は,共通の話題を探ったりすることもある。そうかと思えば,長く塾に通っている生徒は,年度初めにも関わらず,堂々と遅刻をしてきたりもする。長いつき合いだからといって,時間を守らないのはよくないことなので注意をすることから授業が始まった。
09/04/15(水)
4月の中旬だというのに初夏のような暑さが続く。授業を受けに来た生徒が,すぐにエ
アコンを入れるために,リモコンを取りに来た。教室の中はそこまで暑くないように感じたのだが,歩いてきたばかりなので体に熱がこもっていただろう。冷房を掛け授業を始めた。最初のうちは快適だったのだが,20分も経つ頃には「何だか寒い」と言い出した。それもそのはずで,18度に温度を設定していた。まだこれから本格的に暑くなる。イヤイヤ,本来はまだ春のはず。やはり温暖化の影響が出ているのだろうか。
09/04/14(火)
新年度を迎えると,学校では毎年身体測定がある。一年でどのくらい成長したか,親にとっては楽しみな数字だろう。もっともそれも小学生か,男の子なら中学生くらいまでのことだろう。さすがに高校生ともなると成長はほぼ止まってしまう。今回の測定で身長が2cm縮んだという高校生の女の子が居た。さすがにその歳で縮むはずがない。測定ミスだったのではないかと言うと,「デジタルだから間違うはずがない」と測定した先生に言われたらしい。いずれにせよ,去年か今年のどちらかで間違ったのだろう。もしかすると,両方とも正しくなかったのかもしれない。
09/04/13(月)
今日から新学期の授業が始まった。学校よりも少し遅いスタートとなった。ただ,実際に学校ではまだ授業はほとんど始まっていないようで,今の時期はむしろ先取りが出来る。新しい学年になると,教科担当の先生も代わることが多く,そういった先生たちに慣れるまでしばらく時間が掛かりそうだ。塾もこの時期新しく入ってくる生徒が多く,授業の調整に追われている。授業を組むタイミングもあり,スムーズに決まることもあればそうでないこともある。
09/04/12(日)
家電量販店でも,スーパーでもポイントが付くカードがある。日曜日の夕方にいつも買い物に行くスパーでは,ポイントごとに300円分の『ポイント券』が付いてくる。有効期限は2年後の3月まであるので,かなり先のことになる。カードと一緒に財布のカード入れに入れてある。ただ,紙でできているので長いこと財布に入れていると徐々にボロボロになっていく。それなので長く財布に入れておけない。実はこの券,3枚そろえると1000円の買い物券になる。少しだけだがお得になるのだ。ただ,3枚揃えるには少し時間を要する。それなので今日,意を決して - それほどのことでもないのだが - 使った。ところが支払とのときに次のポイント券が出てきた。もうちょっと我慢するべきだったのだろうか。
09/04/11(土)
新学期からの履修教科のことで相談をしに数人の生徒が来た。来る前に近くの河原で花見をしてきたらしい。自分たちで弁当を作る力の入れようだ。夏を先取りするかのような陽気に誘われてか,素足で川に入ったらしい。最初は靴のまま石の上を歩いていたようだが,徐々に深みにはまり靴と靴下を脱いで水に足を浸けた。夏日になるくらいの“暖かい”を超えて暑いくらいの日だからそれもありかもしれないが,はしゃぎすぎて転んだりしたらさすがに寒いだろう。もっとも,そんなことはなく無事花見を終え塾にやって来た。
09/04/10(金)
昨日と今日はすでに初夏のような陽気となった。日中は半袖で歩いている人の姿も見か
けるほどだ。日本上空を大きな高気圧が覆っているため,好天が続いている。出勤時のことだが,窓を閉めて走っている車が多く見受けられた。今日の気温で窓を閉め切ると,車内はかなり暑くなるはず。すでに冷房を入れているのだろうか。そこまでは暑くないし,窓を開ければ心地よい風が入ってくる。ちょっと気が早いように思う。夜には満月がきれいに浮かんでいた。過ごしやすい日がもう少し続いてくれると嬉しい。
09/04/09(木)
学校も新学期が始まった。それに併せたわけではないのだが,塾のホームページのいく
つかのコンテンツを一気に更新した。そのためいま現在のトップページはだらけになってしまった。急いで更新すると間違いも出てしまう。それの修正もしなければならい。もっとも,ここのサイトを訪れる人は,そこまで細かく見ることもそうないだろうからほとんど気づかないだろう。結局は作る方が気になるばかりだ。けれども,昨日から今日に掛けてトップページのリンクの張り方が間違っていた。その修正はほぼ一日後の今日となった。この期間に見に来た人はいつもと違うトップページに違和感を感じたのかも知れない。
09/04/08(水)
八王子教室にはしばらく紙折り機はなかった。ところが最近,簡易式の紙折り機を購入した。東中野教室のが『機械』だとしたら,八王子教室のはちょっとした『おもちゃ』のようなものだ。パーソナルのインクジェットプリンターよりも軽い。しかもこの紙折り機はA4しか三つ折りに出来ない。それでも人の手で折るよりはるかに速く正確に折ってくれる。いままでの手間を考えると,やはり重宝している。案内物はB5のものもあるのだが,拡大印刷してA4にするようにした。一度機械に頼ると,手で折る作業がかなり煩わしく感じてしまうのだ。その分他の仕事に時間が割り当てられるのだから,やはり助かっている。
09/04/07(火)
塾では講習や授業料のお知らせなどさまざまな案内が出る。生徒に直接渡すこともあるが,郵便で送ることがほとんどだ。封筒に入れる場合,当然三つ折りにして送る。この折るという作業だが,案外手間が掛かる。しかも,人の手で行うとどうしてもキッチリ三等分するのは困難だ。そんなことをカバーしてくれる機械がある。東中野教室には随分前にそれを導入した。機械自体かなり大きく,折り方も幾通りもありかなり重宝している。しかもそのスピードたるや,人間ワザではない(当たり前だ)。初めてその紙折り機を見たときは,思わず拝んでしまいたくなるくらいありがたかった。(つづく)
09/04/06(月)
気温もかなり上昇し,すっかり春になった。どこの桜も今が満開で華やかだ。自宅近くの母校でもある中学校の桜は,少し遅咲きの方らしく,東京の桜が満開となった頃はまだ五分咲き程度だった。花よりも緑色の葉の方が目立つくらいで,すでに葉桜になってしまったのかとさえ思った。毎年見ているのだが,同じ東京の他の桜よりこれほど時間差があったのだろうか?忙しい時期に咲く桜の季節は,それが鮮やかなだけに逆にちょっと恨めしく思うこともある。たまにはゆっくり花見をしながら昼寝でもしたい。
09/04/05(日)
三度目の目張りをしようとすると,数学の先生がひと言。「ブラインドを下げたらどうですか」と。そう,八王子教室の窓にはどこもブラインドがあったのだ。教室は日が当たると閉めることがあるのだが,ノートパソコンの置いてある場所はこれまでほとんどブラインドを下ろしたことがなかった。すごく簡単な作業なのにまったく気づかなかったのはいわゆる盲点だろうか。夜になって目張りしていた紙をていねいに剥がした。
09/04/04(土)
八王子教室のeトレ用のノートパソコンは窓側に置いてある。最初はもっと内側にあったのだが,去年の秋にコピー機の入れ替えをしたときに移動したのだ。窓際に置くことによって,ひとつ問題が発生した。それは直射日光が当たってしまうことだ。精密機械だけにやはり悪い影響が出てしまうことが懸念される。そのため,日が当たらないように窓に目張りをした。ところが,季節や時刻により日の差す方向が異なってくる。その都度,新しい目張りを増やしてきた。これまでに二度行った。ところが春先の午後には新たな光の経路が発見された。(つづく)
09/04/03(金)
新学期の準備に追われている。学年がひとつ上がることで,受講する科目に変更が出たり,曜日や時間が変わるのもこの時期だ。新たにやって来る生徒も居る。生徒や先生方のスケジュールの調整に苦しむ時期でもある。大学生や院生の先生は大学のカリキュラムが出て,実際に履修届を出さなければ自分のスケジュールがはっきりしない。それが分かるのは今月の中旬頃だろう。一方,生徒は学年が変わったからといって大幅な違いは出ないだろう。中学校にしても高校にしても,時間割の変更はあっても終業時間に違いがないからだ。ただ,学校に行き授業が始まらないとなかなかエンジンが掛からないのも事実だ。
09/04/02(木)
今日は平日だったが,春期講習が一段落した昨日のあとの休みだった。平日の休みの過ごし方は慣れていないので少し居心地が悪い。とは言うものの,特別な時間を持ったわけではなく,いつもの休みのように体を休めることに専念した。ニュースによると,東京の桜が満開となったらしい。今年卒業した生徒達も,そろそろ大学の入学式が始まる頃だろう。満開の花の下での入学式は気持ちいいものだろう。
09/04/01(水)
春期講習は今日で一応は終了した。ただ,期間外にもまだ講習はある。私立の学校は始
業式までまだ間があるが公立校は来週の初めには学校が始まる。大学の入学式も早いところは今日有ったようだ。新社会人も今日から出社したことだろう。やや天気の悪い日だったが,新しい環境で緊張感を味わった人も多い一日だっただろう。
09/03/31(火)
生徒自習室用のところにある本棚を整理した。特に,社会科の教材が並んでいる棚は,かなり入り乱れていた。日本史の間に世界史の教科書が割り込んでいるくらいならましで,国語や英語,果てはパソコン関連の本まで入っていた。科目ごとにそして本の高さ順に並べ直した。その中に「歴史自主研究」という黄色いカバーの本があった。明大中野八王子校で作られたものだ。中身は生徒がそれぞれ題材を決め調べたものが手書きで記されていた。中学二年生のものだ。ところが,これを書いた生徒たちはこの春卒業したばかりの生徒たちの代だ。いま見ると稚拙な内容が多く,かなりいい加減に仕上げてしまったものもあった。成長した生徒の姿を知っているだけにかなり笑えた。本棚の整理がしばらくお留守になったのは言うまでもない。
09/03/30(月)
すでに生徒も先生もみんな帰ったあと,パイプハンガーにコートがひとつ取り残されていた。どうやら生徒が忘れていったようだ。塾に来る前は寒かったのだろうが,日中に帰るときに着るのを忘れたのだろう。あと二日もすれば四月になる。それだけ昼間の日差しは暖かくなったということだ。まだまだ夜は冷え込むけれども,確実に春はやって来ている。
09/03/29(日)
春期講習の後半が今日から始まった。今回の講習から第一教育センターで初めて授業を受けに来る生徒も居た。最初は誰でもはやり緊張はするようだ。慣れない場所での授業だし,初めて会う生徒や先生ばかりなのだからそれも仕方ない。実は教える側にとっても初めての生徒は緊張するものだ。どんな生徒が来るのだろうかという気持ちと,授業が終わったあと生徒は満足してくれたのだろうかなど気に掛かる。今日から通い始めた生徒とはどのくらいのつき合いになるのだろうか。新たな出会いは始まったばかりだ。
09/03/28(土)
旧八王子教室での階下の工事の騒音は尋常ではなく,目の前にいる生徒に『怒鳴り』ながらの授業となった。それもいまとなっては昔のこと。そのとき授業を受けていた生徒はその後,先生としてしばらく塾に来ていた。大学を卒業後結婚した彼女は,いまは一児の母となった。わずか十年にも満たない間での出来事だ。看板の取り付け作業を終え,急に静けさを取り戻した教室の中で,ほんの少しだけそんなことを想い出した。
09/03/27(金)
春期講習の授業をしていると,外で何かの作業をしているけたたましい音が聞こえてきた。同じビルに入っていた一階上のテナントが先日引っ越し,新たなテナントが入ったのだ。そこの看板を掛け替えていた。コンクリートに打ち付ける釘の音がうるさかったのだ。騒音と共に,小学生が「ワ~~」と声を出していた。その工事も午前中には終わった。普段の時期なら午前中に授業は無いのだが,学校が休みのこの時期はその限りではない。春期講習真っ最中なのだ。それでも今日はまだ短かったのでましな方だった。以前,八王子教室が引っ越す前のこと。階下に飲食店が入ったときの工事の騒音はただ事ではなかった。(つづく)
09/03/26(木)
WBCで日本が優勝した翌日,出勤前にキオスクに寄った。スポーツ新聞が目当てであ
ることは言うまでもない。たくさんの写真で彩られたいくつもの新聞が並べられていることを想像した。ところが店先にはスポーツ新聞は一部残らず無かった。有ったのはまったく色気のない一般紙だけだった。そう,すでに売り切れてしまっていたのだ。他の駅でも探したのだが,まったく同じ状況だった。出勤時間がすでに通勤ラッシュの時間帯よりはるかに遅かったので,すでに買われてしまったようだ。ちょっとガッカリしながら仕事を始めた。夕方になり,食事を買いにコンビニエンス・ストアに行った。すると,そこにはいつもよりもはるかに多いいくつものスポーツ新聞が積まれていた。弁当と一緒にいくつかのスポーツ新聞を小脇に抱えレジへと向かった。
09/03/25(水)
野球のワールド・ベースボール・クラシックが昨日で終了した。日中にも関わらずかなりの高視聴率で,日本中が注目していたことが分かった。決勝戦が始まったのはちょうど授業中だった。試合が決まる頃は担当授業が無かったので,ボリュームを小さくしてラジオで応援をしていた。最初仕事をしながらだったのだが,試合が決まりそうな九回裏あたりからあまり手につかなかった。実際,夜のニュースを見ると同様の輩が居たようで,電気店のテレビ売り場で観戦していた会社員が結構居たようだ。国会でも気になったらしく,答弁を早めたとかいう話もあった。プロ野球のオープン戦を見に行った観客が,スタンドでワンセグに見入っていた姿は少し笑えてた。(つづく)
09/03/24(火)
今日から春期講習が始まった。またひとつ生徒達の学年が上がった。この春期講習から
塾に通い始める生徒も居れば,以前から居る塾生も三々五々やって来る。特に何か大きな変化があるわけではないのだが,始まりのこの時期は少しの緊張感がある。三月もすでに残り一週間。時間が過ぎるのが早く感じるように,生徒の成長はもっと早いのだろうか。たったひと学年上がるだけで,この子たちがもうこの学年になったのか,そう思うこの季節だ。
09/03/23(月)
講習時には毎回,教材に頭を悩ますことがある。特に春期講習は難しい学年がある。基本的には春期講習は予習講座なので,新学期のことを勉強するようになっている。ところが,学年や科目によっては次に何をやるのかはっきりしないものがある。新高校一年生などは教科書の最初からやるので分かりやすい。ところが新高校二年生の物理は先が読みにくいこともある。前学年で単元の途中で終わっていれば次にどこをやるかは分かる。ところが,ちょうどキリのいいところで終わっていたりすると,次にどこに進むのかが微妙になることがある。候補として2つくらい上がるのだがそれも冒険だ。ここ数年の傾向をみて考えているのだが,なかなか悩ましいこともある。
09/03/22(日)
先日買ったフライパンの最初の準備をした。フライパンに簡単な取扱説明書が付いていたのだ。まず「塗膜飛ばし」をするように指示してある。錆び防止のため表面に塗ってある塗膜を飛ばす作業だ。フライパンを数分空焼きする。フライパン全体を煙が少なくなるまで空焼きするのだ。その後少し冷ましてからクレンザーを掛けタワシでしっかり洗う。これで終了だ。その他にも調理前の使用法や,使用後の手入れなど丁寧に記されてあった。このフライパン,実は100円ショップで買ったもの。実際は210円の品物だったのだが,案外しっかりしている。取扱説明書には「気をつけて頂ければ長持ちする使いやすい鍋です」と書かれている。安い商品だが,作り手の気持ちが伝わる商品に思えた。
09/03/21(土)
今日は東中野教室での大学進学説明会があった。説明会の前後には面談があり,また仕事関連のアポイントや,まだ塾に通っていない生徒の保護者の突然の来室があるなど,面談の数から考えると,予想していたよりも忙しい一日となった。夕方には部活関連のPTAのため最初の説明会に来られなかった保護者対象に説明会を行った。そういった仕事がすべて終了してから,今日一日の整理をし始めた。結局,帰る時間はいつもと大して変わらなくなった。
09/03/20(金)
昨日の八王子教室での期末面談は,高校一年生以下が対象だった。多数の保護者が生徒と共に,あるいは別々にやって来た。高校生の男子生徒の場合,親と一緒に来ることはほとんどなく,友だちと先に生徒だけで来たりする。一方,女子生徒は母親と一緒に来るケースが多い。このあたりが男女の違いだろうか。数名の先生が担当したのだが,次から次へと続く面談で,予想していたより忙しい一日となった。明日は東中野教室の番だ。
09/03/19(木)
八王子教室で期末面談を行った。そのあとで。今年で“卒業”する先生の送別会を行った。最初生徒として塾に通っていた彼女は,途中大学の関係で東京に居なかった時期を挟み十数年間の付き合いとなった。生徒としていた頃のこと,先生として過ごしたここ数年のこと,さまざまな想い出を語ってくれた。前日急に決まったにもかかわらず,大勢の先生が揃ったのも彼女の人徳だろう。
09/03/18(水)
修学旅行から帰ってきた高校二年生が久しぶりに塾に来た。補講でやって来た生徒もいれば,今後の進路のことを調べに来た生徒もいた。学校の主な行事が済んだいま,これからの時間は進学のことが中心となるだろう。中学生の頃から塾に来ている生徒と話をすると,さすがに大人になったのだと感じる。中学生と比べるとやはりその成長がよく分かる。少しだけ時間を貰い,今年の卒業生の進路先を記した貼り紙を掲示する手伝いをして貰った。
09/03/17(火)
「+8000円の支出」を負の数を使って表す問題を解いていた生徒が少し悩んでいた。や
はり逆の言葉がすぐに見つからないのだ。そこで「出る」の反対は何かとヒントを与えると,「入るだから…,収入だ!」と思いだした。以前,漢字検定の勉強をしていたときに,対義語にこの組合せがあったらしい。数学を解く場面で,漢字の勉強が役に立つこともある。中学の数学になると「自然数」とか「整数」といった数学で使う新しいことばがどんどん出てくる。それでもこどもたちの吸収力の速さにはいつも驚かされる。
09/03/16(月)
eトレで勉強をしに来ている小学六年生は,今日から数学を始めた。算数から数学へと移行した。数学の最初は「正負の数」という単元。「せいふのすう」と読む。こういった新しい言葉はすぐには馴染まないようで,中には「しょうの数」と何度か間違えて読む生徒もいた。正の数を負の数で表す問題もある。例えば「北へ5m」は「南へ-5m」といった具合だ。この手の問題は数学よりも言葉をどのくらい知っているかが必要になる。いわゆる対義語が分からないと答えが出ないのだ。「上下左右」や「東西南北」などは簡単だが,「利益」の逆が何かは小学生には少し難しいようだ。(つづく)
09/03/15(日)
車のウインカーの調子がおかしかった。右折用の方は問題ないのだが,左折の方は点滅が早くなった。一秒間に4,5回は点滅しただろうか。運転にそれほど影響するものでもなかったので,しばらく放っておいた。たまたまディーラーに行く用事があったので,ついでに訊いてみた。すると,後方のウインカーの電球が切れているためにそうなったとのこと。一個だけのランプだと目立たなくなるため,早い点滅となるらしい。車を降りウインカーを点け,後方から見ると確かにまったく点滅していなかった。危険だと思った。運転に支障が無いどころか,実際には危ない状態で運転していたことになっていた。ちょっとぞっとした。
09/03/14(土)
昨日帰宅するときに,空を見上げると上空の月の周りをものすごい勢いで雨雲が走り去っていた。昨晩から今朝に掛けて,この時期ではあまり記憶にないくらい激しい風が吹いていた。台風並みというよりは,並の台風を超えていたような風が,窓を叩き街路樹を襲った。出勤するときに,路上に何かの果実が落下していたのが確認できた。昨日,九州を出発した最後のブルートレインの東京への到着が遅れようだ。もっとも,旅に予定外のことは付きもので待たされた鉄道ファンもあとになれば想い出となるのだろう。
09/03/13(金)
いつも使っているワープロソフトの新しいバージョンが販売され購入した。二週間ほど前の話だ。ところが,未だにパソコンにインストールしていない。その作業をする余裕がなかなか出来ないのだ。年度末を迎え,やらなければならない仕事が多いのがその理由のひとつ。けれども,インストールくらいならしようと思えば出来るだろう。踏みとどまっている大きなわけは,使い慣れたままの状態の方が安心できるからだ。バージョンアップすると,当然のことながら以前との使い勝手が異なる。もちろんメーカーとしてはよかれと思ってやっていることだ。ただ,ユーザ側からすると最初のうちは戸惑うこともある。ましてや,やるべきことが多いこの時期。一歩踏み出せないことだってある。
09/03/12(木)
先日卒業したばかりの高校三年生が学校帰りに遊びに来た。卒業後なのになぜ学校帰りなのかというと,明大中野八王子校は今年,明治大学への進学者を対象にTOEICの講習を行っているのだ。卒業後のこの時期に行うこと自体,生徒には不評なようだ。講習帰りのその生徒は,教材として使われているプリントをカバンから取り出した。どんなプリントを使っているかを見せるためではなかった。そこには延々と絵が描かれていた。その数,延べ9枚にも及んでいた。友達と絵でしりとりをしていたようだ。さまざまなタッチで多数の絵が描き連なっていた。残念ながら,英語の講習は退屈だったらしい。講習を行う時期も悪いのだろう。わざわざ卒業式のあとに行うようなものだろうか。二月中にはずいぶんヒマを持て余していたようだったので,むしろその頃に行った方が生徒も集中して受けられたことだろう。
09/03/11(水)
年度末の打ち上げを東中野教室で行った。卒業生の先生が居るなどOB会も兼ねた年度末会となった。この慰労会は夕方から始まるのだが,その間にもいくつか電話が入ってきた。春期講習や残っている授業の補講のことなど,教務的なこともあれば,営業などの電話もあった。その度に中座するので,結構酔いが早く回った。塾内で行った一次会が終わると,若い先生を中心に二次会へと移動した。
09/03/10(火)
遅ればせながら塾の新年度用のカレンダーを作成している。本来ならもっと早く作っておくべきだったのだが,目先の仕事 -定式試験対策などの教材準備がそのほとんどだ- に追われこの時期まで押してしまった。新しいカレンダーを作る度に,一年の短さを感じてしまう。向こう一年の予定を作るので,この時期に来年の春期講習のスケジュールまで決めなければならない。お陰で年間の祝日はすべて順を追ってそらで言える。明大中野・明大中野八王子コース用のカレンダーなどは,母校でもないのにかなり細かく各校のおおよそのスケジュールが頭の中に入っている。逆に,公立校の春・夏・冬休みが始まるのがずいぶん遅く感じる。けれども,昔自分が通り過ぎてきた時間は公立校のそれだった。
09/03/09(月)
新商品が発売されると,その嗜好にある人たちは一度は購入しようとする意欲が出る傾向にあることは,マーケティングでも調査済みのことだろう。菓子類や清涼飲料水など,コンビニエンスストアで新商品が並ぶたびに生徒が買ってくることはよくある。その気持ちはよく分かる。新しいビールが店頭に並ぶとき,それを見て通り過ごすことはなかなか難しい。そういった商品の中には「あたり」もあるが圧倒的に「はずれ」の方が多い。それでも人が新しい商品に手を出すのは,好奇心に加え新たな出会いによる発見の喜びがあるからだろう。「期間限定」の宣伝文句も消費者の心をくすぐる。
09/03/08(日)
自宅から近い駅で借りている駐車場を管理している不動産屋から手紙が届いた。いま借りている駐車場の一部を時間貸しの駐車場にするために,場所を移動して欲しいという通知だ。いま借りている場所は道路沿いで駅に近い方にある。ところが新しい場所はかなり奥になり,駅からは遠ざかる。あまりいい条件ではないので,すぐに不動産屋に電話をした。いままでの場所に近いところへの移動を希望したのが,その通りになるかは微妙なところだ。代案として,他の場所の駐車場が無いか打診した。すると,駅に近いところに一か所あるとの返事。ただ,いまよりも月額で2000円ほど高くなる。駅までの距離を取るか値段を取るか,ちょっと悩んでいる。
09/03/07(土)
生徒が試験中のときには早い時間帯で授業を行うことはよくある。そのたびに,乗り慣れない時間帯の電車に乗る。それでも朝のラッシュアワー時よりはるかに楽な時間の電車なのでそれほど混雑することはない。その点に関しては,毎日の通勤で恵まれている。ところが今日の出勤時には思いがけず「満員電車」に巡り会ってしまった。この状況に出会うたびに,毎日同じよな電車に乗って仕事に出かける人たちの苦労を感じる。
09/03/06(金)
先月,漢字検定を受検した小学生が合格証を持ってきた。公立小学校に通っている生徒だ。受験をしないので,こうした外部の試験はほとんど受けたことがなかった。いつもとは違った環境での初めての試験でいきなり合格できたのが嬉しかったようだ。合格証と一緒に,試験の点数も一緒に送られていた。それによると正解率が9割を超えていた。塾での普段の個別指導で何度も練習を積み重ねてきただけに,合格は間違いないと思っていたが,その予想をはるかに超えた高得点だった。こうしたひとつの目標を持ちながら学んでいくことの喜びを忘れないで欲しいと思った。
09/03/05(木)
学年末試験もいよいよ大詰めを迎えている。試験前の対策授業が今日も目白押しだった。高校二年生の数学の試験対策の授業を三講座行った。すべて同じ教材だ。それが今年度の特徴であることは,この雑記帳にも先日記した。同じ問題でも,数学が得意な生徒と苦手な生徒でかなり解く速度が異なることが,続けて授業を行うとなおさらよく分かる。試験が始まると,ほとんどの生徒は翌日の試験勉強に追われ,数学の問題をしばらく解いていないので,結構忘れてしまっている。本当に定着させるには,やはり普段からの学習が必要なのだろう。試験中に「次からはもっと早くに準備をする」といった嘆きも毎度のこと。
09/03/04(水)
一般入試で大学受験をしていた生徒が,母親と共に合格報告に来た。二月中に受験をしていたのだ。合格通知書を一緒に持ってきてくれた。合格が決まるこの瞬間は,本人は言うまでもなく教えている側にも感慨深いものがある。塾に来ている多数の生徒は,内部推薦もしくは指定校推薦で大学に進む。少数派ではあるが,一般受験をする生徒の緊張感はまた別のものがある。さて,自宅で合格通知を受け取った彼女だが,実は右足首をねんざしていた。通知書を受け取ったとき,喜びのあまり階段を三段ほど滑り落ちたらしい。受験生にとって縁起のいいことではないのだが,受かったあとのことなので笑い話になる。まるでマンガを地でいったような話だ。一か月後には大学生になる彼女は,塾に置いてあったいくつかの大学のパンフレットを整理してから「また遊びに来ます」と言って帰っていった。
09/03/03(火)
小・中学生対象のeトレでは,宿題をきちんとやってきたり課題をクリアする度にスタンプカードにスタンプを押している。ポイントをためるとそれに応じて文具類や図書カードなどが貰えるのだ。このシステムが思いのほかこども達には好評で,ポイントを得るために一生懸命問題に取り組んだり,宿題もしっかりやるようになった。それでいいのだろうかという意見もあるのだが,理由はどうあれ効果が上がっているのには違いない。ポイントだが,カードを忘れた場合は押さないことになっている。それでも忘れてしまうことがある。忘れたことを親に連絡すると,わざわざ持ってきてくれることもある。それでは親の負担にもなるので,忘れやすい生徒は塾で預かるようにしている。その数が徐々に増えているのはやはり忘れてしまう不安があるのだろうか。
09/03/02(月)
八王子教室の入っているビルの階段のペンキ塗りをしている。あの独特の匂いが教室の外に漂っている。当然「ペンキ塗り立て」の貼り紙がされている。それを見た小学生が「ペンキ塗り立てって書かれると,ついさわってみたくなるんだよな」とひと言。塗っている職人のことを考えるとそれはダメだと言うものの,こどものいたずら心はどこかしらにあるのだろう。もっとも,本当にさわってしまうほど幼くはない。昔は塗り立てのコンクリートにネコの足跡がついているのをよく目にしたが,最近はあまり見かけないように思う。実際はどうなのだろうか。
09/03/01(日)
三月は卒業シーズンだ。塾に来ている明大中野八王子高校は今日,明大中野高校は明日卒業式だ。今年もまたみんな無事に卒業していく。中学から来ている生徒は五年から六年も塾に通っていることになる。始めて来たときはまだあどけなさを残していたのに,卒業する頃は随分大人になるものだと感じる。さっていく生徒もいる。いまいる小学生や中学生も少しずつ成長していくのだろう。
09/02/28(土)
試験前の授業が集中している。今年ほど同じ学年の同じ教科を教えることは珍しい。試
験前はさらに集中するので,何度も同じ内容の授業をしている。その類のひとつの授業が終わったときに生徒が「同じことを何度も教えていて嫌になりませんか?」と聞いてきた。彼らの授業のあとにまた,ほとんど同じ内容の授業が続いたのだ。確かに同じ授業ばかり続くよりも,他学年・他教科の方が気持ちを入れ替えて出来るのでいいこともある。ただ,同じ内容の授業をしていると新しい発見があるのでそれはそれで面白い。生徒側で考えると,あとの授業の方を取ることを勧める。それだけ生徒のどこが出来ていないのか,理解不足の箇所がどこかが分かるので対応が出来るからだ。比較すればあとの方がいい授業が出来ている。
09/02/27(金)
出勤してパソコンを立ち上げ,メールをチェックしようとした。ところがネットワークが接続されていないというメッセージが出た。送受信を数回試みるも同じ状態だった。インターネットに繋げてみても「ネットワーク接続の問題」という画面が出てあとは何も表示されない。他のソフトは立ち上がり,印刷も出来る。どこに問題があるのだろうか,すぐには分からなかった。しばらく調べたところ,スイッチングハブの電源がまったくついていないことに気づいた。電源が切れていたのだ。ところがこのハブ,電源のスイッチはない。コンセントを繋ぐアダプターが壊れたか,本体自体が故障したようだ。近くにハブを売っている店があればいいのだが,東中野教室の場合そういった店はない。仕方ないので,コピー機に繋がっているハブから,いくつか外しても大丈夫そうなLANケーブルをとり,主に使っているパソコンに差し替えた。いわゆるハード的な故障だった。
09/02/26(木)
試験勉強で自習をしに来ていた生徒が帰ったあとの机の中に,いくつものプリントが残っていた。すでに終わってしまった教科のものばかりなので問題はない。塾には個人指導のスペースがあり,生徒によって好みの場所が有る。自分の座る場所がある程度決まっているのだ。それゆえ,まるで自分の部屋のように塾の机を使っている。馴染んでくれていると捉えればいいのだが,後片付けがしっかり出来ていない点は今後指導していかなければならない。明らかに不要と思われるプリント以外は束にして取っておいた。今度来たときに整理させるつもりだ。
09/02/25(水)
月末の25日,しかも雨が降っていたので道が混んでいるだろうと予測した。実際,出掛ける前に自宅で道路状況を見ると,通る予定の幹線道路の混雑が目立った。早い時間帯の授業もあったので遅れるわけにも行かなかった。自宅を出て走り出すと,最初はいつもと変わりなく進んだ。中間地点ではいつもよりむしろ早いくらいだった。やがて混雑が表示された地点に到着。ところが渋滞など無く,直線道路はずっと先まで見渡せたくらいだった。仕事場には予定よりも20分ほど早く着いた。ちょっとしたタイミングのずれなのかもしれないが,何だか肩すかしにあった気持ちだった。まあ,遅いよりははるかにいいのだが。
09/02/24(火)
この時期には珍しく雨が続いている。今日の降り方はそれほど激しくもなく,時間帯によっては傘が必要でないこともあった。自転車で塾に来る小学生は,多少濡れたとしても傘は差さずにやって来た。傘を差しながらの運転は危険だからだ。基本的なことは大人よりもこどもの方がしっかり守っていることが多い。ケータイを操作しながら自転車に乗っている大人を見かけのは珍しいことではない。塾に来ている生徒にしても,時間にルーズになるのは中学生・高校生の方だ。なんとも困ったものだ。
09/02/23(月)
明大中野八王子校の高校二年生の学年末試験が先週末から始まった。明日の試験は理系は物理と化学,文系も化学がある。その対策授業を午後に集中して行った。最初の授業は理系の化学から。覚えることが多い単元だが,以前からくり返しやって来たので今日は学校の過去問を中心に解いていった。次の授業は文系の化学。理系に比べるとはるかに軽い内容なのだが,専門分野ではないので思うように進まなかった。それが終わると再び理系の物理をやり,引き続き化学の授業も少し追加して行った。とどめは文系の化学の補足授業だった。結局2時から始まった授業は,夕食の時間を除くとおおよそ八時間にも及んだ。ここまで来ると,生徒よりも教える側の方がハードになる。もっとも,生徒達は帰ってからさらに自分で覚えなければならないので,これからが正念場となるだろう。それにしても毎度のことだが,みんなもう少し早めに準備が出来ないのだろうか,と思ってしまう。
09/02/22(日)
今年度最後の数学特訓を,東中野教室と八王子教室で同時に行った。今回担当したのは,東中野教室の高校二年生だ。生徒が解いているのをみて感じたことは,授業で一度教えていたのですでに理解していると思っていても,教える側の思惑とは異なり,必ずしも生徒が解ける力をつけていないことがあることをあらためて認識できたことだ。そういったことを確認できたことに,問題を解いている生徒よりも収穫があったように感じた。数学特訓を行う時期が試験日程と照らし合わせると早いという意見もあるが,生徒の理解度のチェック機能を果たしていると考えると,むしろ試験10日前の今頃実施する意義は十分あると感じた。
09/02/21(土)
試験勉強を終えて教室の片付けをしていた生徒が,何枚もの裏紙を持って来て「この努
力の残骸はどこに捨てればいいですか」と言った。暗記するためにぎっしり書かれた世界史のさまざまな出来事は,妙に太い字で書かれていた。なぜそんなに太いペンを使うのかと訊くと,彼女は「私,筆ペンだと覚えるんです」と言った。ちょっと珍しいけれども,人それぞれ使う文具が異なるのだろう。生徒が帰ったあとに,不燃ゴミを捨てようとすると,そこには使い切った筆ペンが一本あった。
09/02/20(金)
明大中野校と明大中野八王子校で一昨日行われた,明大推薦テストの自己採点の集計を取ってみた。素点を覚えている生徒も居れば,10段階評価に換算したものまでしか覚えていない生徒も居た。まあ,それはまだいい方だろう。中には自分の解答を書いていなかったのだろうか,点数が分からないという生徒も居た。自分の不出来を知らせたくないからだろう,という同級生による憶測もあった。それはともかく結果が気になるのは先生も生徒も同じこと。それ以上にキリキリしているのは親の方かもしれない。そんな心配を察し,アドレスの分かっている保護者宛にメールで平均点を知らせた。
09/02/19(木)
試験が近づくと,友達からノートを借りのはよくあることだ。それをコピーして試験に
臨む生徒もよく居る。借りるノートはたいがい真面目に学校の授業を聞いているか,もしくはしっかり板書を写している生徒のものを借りてくる。ところが,その内容が必ずしも正しいとは限らない。間違って写してしまうことがあるのだ。それが正しいかどうかなど,ノートを借りる生徒にはなかなか見抜けない。その結果,間違ったまま覚えそのまま答案に書いてしまうのだ。やはり自分で地道にしっかり授業を聞いて,ノート作成をすることから勉強は始まっていることに気づかないとことには,そこに成長は見られない。
09/02/18(水)
今日,明大中野校と明大中野八王子校で同時に明大推薦・統一学力テストが実施された。高校二年生対象で,明治大学への推薦に関わる大事な試験だ。今回は駿台模試で出題された。いつものことだが,問題用紙は回収されたのでどの程度の難しさだったかはすぐには分からない。生徒の感想や,学校での様子から伺うしかない。明大中野校は試験後すぐに自己採点をするので,解答を問題用紙に書いておけば自分のおおよその点数をすぐに知ることが出来る。それなので,授業に来た生徒に早速点数を記入して貰った。一方,明大中野八王子校は当日の自己採点はしないため,自分の点数が分からずしばらくは悶々とせざるを得ない。同じ付属校でも,微妙に違いが見られる。
09/02/17(火)
高校生の数学の授業をしているときのこと。いま勉強しているのは微分法だ。高校の数学においても,少し難しい単元になりつつあるところだ。計算も複雑になってくる。問題に取り組んでいた生徒が突如「ニシムクサムライ」と叫んだ。周りの生徒も一瞬キョトンとした。次の瞬間笑いが起こった。そう,彼女はルート2の近似値が必要になったようで,語呂合わせで思い出そうとしたのだ。けれども「ニシムク…」は小の月の覚え方。すぐに間違いに気づかなかった当の生徒は,少しタイミングがずれて笑い始めた。年号もそうだが,数字の覚え方にはいくつもの語呂合わせがある。それが混ざってしまったのだろう。それにしても思いっきり外した感がある。ルート2の正しい語呂合わせは「ヒトヨヒトヨニヒトミゴロ」だ。
09/02/16(月)
明大中野校も明大中野八王子校も高校二年生から文系・理系コースに分かれる。明治大学自体が文系学部が多いため,付属の高校も必然的に文系の生徒が多くなる。学校での試験も科目によっては文系と理系で問題を分けることがある。その反対で,例えば数学のおいて文理共通の問題も出題されることが多い。明大中野八王子校の高校二年生において,化学はいま同じような単元を勉強している。当然理系の方が深く学ばなければならない。授業が終わったあと自習していた理系の生徒に,文系の生徒が問題を出していた。ところが,理系の生徒がすぐに答えられなかった問題があったようだ。化学と言えど,今回は暗記しなければならないところが多く,そのあたりがまだ不完全だったのかもしれない。けれども,やはり理系として専門教科は文系に負けていては面目が立たないだろう。それでも,そうやって少し悔しい思いをした方が覚えるのかもしれない。
09/02/15(日)
通勤中にはよくパソコン雑誌を読んでいる。その中の記事にUbuntu(ウブントゥ)という,OSの記事があった。Linuxを核としたフリーのOSで,パソコンのスペックはそれほど高いものを要しないと記事にあった。休みの今日にすでに何年も使っていなかった古いパソコンを取り出した。さて,このUbuntuについては後日8ビットで記すつもり。それはそれとして,久しぶりに立ち上げたWindows95の画面はちょっと懐かしかった。インテリマウスは通用しないとか,久しぶりに使ったフロッピーディスクなど,ちょっと新鮮な気持ちになった。一通りの作業を終え,あらためてVistaの画面を見ると,その快適に動く画面にホッとした。
09/02/14(土)
季節外れなどという言葉では済まされないくらい,今日の気候は異常だった。東京でも23度台となり,小田原や静岡では26度を超え夏日となった。夏日!?いまは二月のはずなのに。これは六月下旬並の陽気らしい。もうすぐ夏がやってくる頃だ。いったいいまが何月なのか,錯覚を起こしてしまいそうだ。電車に乗れば軽く冷房が掛かっていた。そんな話を生徒にすると,学校からの帰りのバスもやはり冷房が掛かっていたと言った。東京の明日の予測最高気温は17度となっているのだがその後ろに(-7)と記されている。前日よりも7度低くなるということだ。ずいぶん寒く感じるのだが,それでも17度もある。ただ,来週には再び最低気温は0度近くまで下がるようで,体調を崩す人も出ることだろう。試験を控えている生徒にとってはちょっと厄介な話だ。
09/02/13(金)
九州から関東地方に掛けて春一番が吹いた。仕事に出掛けようと外に出た瞬間,妙に暖
かいのがすぐに分かった。昨日の天気予報でも,九州地方に春一番が吹くのは言っていた。それが一気に関東まで来たことになる。夜遅い時間の授業があった。授業をしているとどうしても風がドアや窓を叩きつけ,その度に大きな音がして生徒は気になってしまったようだった。少し気の弱い生徒などは,それだけで少しビクビクしていた。意外な一面も見られた。ただ,集中して勉強するにはあまりいい環境でなかったかもしれない。そのあたりはもっと工夫をするべきだと,授業が終わってから反省した。
09/02/12(木)
先日雑記帳に記した,高校三年生の「ぶらり男旅」の計画表だが,まだ生徒が取りに来
ていない。入口付近に置いてあるので,後輩の目に触れるようだ。帰り際,何気なくそれをみていた生徒が「先生博多ってこういう字でしたっけ」と聞いてきた。みてみると「博田」と書いてあった。明らかに誤字だ。その後輩は「これでちゃんと行けるんですかね?」とグサリ。さらに見ていくと他にも誤字があった。先輩としての威厳がなくなりかねないかもしれない。やはり漢字はちゃんと書けるに越したことはない。
09/02/11(水)
八王子教室で数学特訓を行った。高校二年生対象の特訓は午前九時から始まり午後四時まで続いた。ところが今日はそれだけで終わらない生徒も居た。理系の化学の授業が続いたのだ。20分ほど休憩したあとに授業を開始した。試験が近いので仕方ないのだ。けれども彼らが受験生だった頃は今日と同じくらいか,あるいはそれ以上のこの時期勉強をしていたことだろう。ハードと思うかもしれないがちょっと前のことを考えるとそれほどたいしたことないように思え,歯がゆく感じるのは教える側ばかりなのだろうか。自分に甘い生徒が増えたように思う。
09/02/10(火)
夜遅くまで授業を受け,その後自習していた生徒が飲み物を買いに出かけた。すぐに階段を上る気配がした。そのときにガタッという音がした。どうしたのかと尋ねると,階段の途中でちょっとつまずいたらしい。彼の右手には炭酸飲料があった。自習していた教室に戻り,しばらくすると今度は雑巾を借りに来た。案の定,こぼれたのだ。ゆっくりそっと開ければ大丈夫だったのではないかというと,かなり注意深くそうしたようなのだが炭酸の勢いの方が勝ってしまった。教室に行くと,まだスポーツドリンク特有の香りが残っていた。
09/02/09(月)
年度末が近づきつつある。塾としてはもっとも忙しくなる時期だ。毎度のことながら遅れてしまっている仕事がある。優先順位をつけて整理しているのだが,これがなかなかままならない。自分でやらなければ他の先生の仕事が滞ってしまうものは先にしなければならない。何よりも,授業に関することは後まわしに出来ない。そんなこととは関係なく,タイミングの悪い電話やいわゆる余計な仕事が入るのも仕方ないのか。歩みが遅くとも少しずつでも進むしかない。
09/02/08(日)
自宅のファックスのインクリボンが切れた。普段ほとんど使うことのないものなので,突然切れるとちょっと戸惑う。仕事場ではファックスはコピー機と一緒になっていてそういった不便がないだけに,思い通りにならない機械に少しだけいらいらした。前回リボンを交換したときにも同じような思いをしたのだろうが,滅多に交換することのない作業に,その手順を忘れてしまうのだろう。もうちょっと分かりやすくしないと,こういったものは廃れるだろう。真剣に自宅の複合機の購入を考えたのだから。
09/02/07(土)
これまでの経験からして,これはちょっと違う道を走っているのだろうと感じた。再び電気店のチラシの地図を見ると,途中右折する場所が有ったのが分かった。けれどもすぐには引き返さずに,そのまま走り続けた。道路案内板に目指している地名があったからだ。さらに,いつもその近くを通っている高層マンションが進行方向の先に見えていたので,間違った道に進んでいないことが分かっていたのだ。10分ほど『初めての道』を走っていると,二車線の道路は急に下っていった。右側が目的地の方だったので,すぐに車線を変更するとその瞬間いつも通っている道に出たことが分かった。空間移動ではないが,知らない道からいつも使っている道に突然飛び出すことはちょっと不思議で,それでいて心地良い不意打ちにあった感覚を抱く。普段使っている道に出た瞬間に,何とも言えない安心感を抱きながら車を走らせた。
09/02/06(金)
東中野教室ではエアコンと石油ファンヒーターで暖房を取っている。エアコンは部屋全体を暖めるのだが,足もとを暖めるのは石油ファンヒーターの方に分がある。そのファンヒーターがもうひとつ必要になったので,出勤途中で郊外の電気店に寄った。自宅に入っていた折込チラシで,掘り出し物を見つけたのだ。通勤で使っている道から一度外れたところに目的のその店はある。予定通りの品物を買い,再び仕事場へと向かった。ところが思っていた通りにいつもの道に戻れなかった。店のチラシにあった簡単な地図を大雑把に見て,おおよその勘で車を走らせていたのだ。(つづく)
09/02/05(木)
今日は予定外の来客が多かった。最初は明治大学へ推薦が決まった高校三年の生徒と母親,それから塾の卒業生で同じく明大へ進学した兄の三人で挨拶に来てくれた。明大中野八王子校は,昨日が内部推薦者の合格発表日だった。昨日も訪れてくれたのだが,あいにく東中野教室勤務の日だったので会うことが出来なかった。大学での面接が終了した段階で推薦はほぼ決まっているのだが,やはり正式に決まってホッとした様子だった。教える側としてもそれは同じ気持ちだ。その後,講師希望の外国人や,アルバイト雑誌の営業の人などが続々とやってきた。やがて授業が始まる時間となり,やりかけた仕事はすべて机の上に置きっぱなしにした。後片付けは明後日になりそうだ。
09/02/04(水)
ギリシャ数詞で4を表す身の回りにあるものでは,海岸の浸食を防ぐ「テトラポット」
が代表だろうか。こうしてみると8までのギリシャ数詞で2と7は身の回りに思い起こせるものが無い。そんなことを話していると,一人の生徒が「次男の『ジ』があります」と,ちょっとした発見をしたかのように少し興奮気味に言った。一緒に授業を受けていた生徒と共に一瞬静まり,すぐにドッと笑い声があふれた。それもそのはずで,どう考えても次男は日本語なのだ。冷静になれば分かることだが,彼女にはひらめいたのだろう。でも,間違えることによって覚えることもある。他の生徒にしてもこれだけ印象的なことがあったのだから,一緒に覚えたのは言うまでもない。
09/02/03(火)
中学入試のため,今日も学校が休みだった生徒の授業を昼過ぎから行った。高校二年・文系生徒対象の化学だ。文系でありながらも化学は必修科目となっている。いま勉強しているのは有機化学だ。この単元では,ギリシャ数詞を使って化合物に名称をつけることがある。化学式に含まれる「基」と呼ばれるものの個数を数えるときに使うのだ。順番に「モノ,ジ,トリ,テトラ,ペンタ,…」といった具合だ。ギリシャ数詞というと,普段の生活とはかけ離れていると思われるかもしれないが,実際には案外使われている。1を表す「モノ」は「モノレール」とか「モノラル」,「モノトーン」など。3のトリは「トリオ」,5のペンタは「ペンタゴン」などだ。「オクト」は8を意味するのだが,これには「オクトパス」や「オクターブ」などがある。1オクターブ=8度音程なので,オクターブが8を意味しているのが分かる。(つづく)
09/02/02(月)
首都圏の中学入試が昨日から始まった。早い学校では当日発表もあり,すでに合格を手にしている受験生も居る。入学試験日は当然学校は休みになる。明大中野校は今日と明後日が入試日なので,中日の3日も含めると四連休となる。受験生とは打って変わって,のんびり過ごせるのは何とも羨ましい。しかしながら,それだけ休みがあると宿題が出るのが常だ。学年や先生にもよるのだが,宿題の量が尋常でないこともある。出す側は遠慮しないのだろうか。もっとも,よくよく生徒に聞いてみると以前から出されていることもあるようだ。中学受験のピークも明日でほぼ終わる。
09/02/01(日)
自宅で使うキッチンタイマーを買った。以前は百円均一の店で小さいものを買ったのだが電池がすぐに切れてしまうことが続いたので,ちゃんとしたものを買った。やはりしっかりした作りになっているものは使いやすい。このタイマーだが,店に並んでいるときにはいくつもの他のタイマーと陳列されていた。今回購入したものにした決め手がどこにあるかというと,表示画面が大きいことと他の商品より安かったことだ。パッケージには「100分計,カウントダウン,スタンド,マグネット,ストラップ穴,リピート」と記されていた。たかだかキッチンタイマーにこれだけの売り文句があるのはちょっと驚きだ。ただ,他のタイマーにも同様の機能はついている。結局は値段に大きく左右されたのだろうか。小さな商品だけれども,こういったものにもキャッチコピーを考える人がいるものだと思った。
09/01/31(土)
土曜日にeトレを受けに来ている小学校低学年の女の子が居る。一週交替で算数と漢字の書き取りを勉強しに来ている。送り迎えはお母さんがいつもついてくる。今日は算数の日で長さの計算プリントに取り組んで貰った。彼女の土曜日は忙しく,塾の前には水泳に行き,勉強した後は体操を習っている。いつもの場所に座ってすぐに「先生,お母さんがカバンをまちがったみたい」とちょっと恥ずかしそうに言った。中身は次の体操の道具だった。筆記用具が入っているはずもなかったので,すぐに鉛筆と消しゴムを渡してあげた。授業が終わり再びお母さんが迎えに来た。カバンを間違えたことを言うと,お母さんは大きな袋から塾用のカバンを慌てて取り出した。それを見て納得した。どちらのカバンもピンク色をしたものだった。すぐに今日持ってくるはずの宿題プリントを出して貰った。丸付けは次回までにすることにした。
09/01/30(金)
冬には珍しく雨がしっかり降っている。空気が乾燥しているだけに,たまにはこのくらいの湿り気があってもいい。さらに助かるのは,雨にも関わらず,それほど冷え込まないということだ。授業にやってくる生徒は,傘を差していても濡れてしまい,見た目は少し寒そうに感じる。けれども「寒い寒い」などと言いながら教室に入ってくる姿は見あたらない。雨は今夜から明日に掛けて激しくなるという予報も出ている。首都圏の中学入試は今度の日曜日から始まる。受験生やその親にとっては気に掛かるところだろう。
09/01/29(木)
推薦で大学の決まっている高校三年生が遊びに来た。卒業旅行の計画を立てたらしく,それの練り直しをしていた。中国地方から九州に行くようだ。安くあげるために,電車は細かく乗り継ぐ。「ぶらり男旅」と書かれた計画表は,かなり綿密に作られタイトルとはちょっと趣が異なるようにみえた。性格なのだろうか。それを見た後輩は「こんなにしっかり計画を立てるものなんですね」と驚いていた。それにしても何とも楽しそうだった。旅行は行く前の準備からすでに始まっている。あれこれ束縛の少ないいまのこの時期は,おそらく人生の中でもそうそうない時間だろう。あとは無事旅行から帰ってきてくれることだ。春には土産話が聞けるだろう。
09/01/28(水)
部活を終えてから授業を受けに来る生徒が居る。授業開始時間が,他の授業が終わるよ
うな時間帯に始まることもある。体を動かしてくるので当然お腹は空く。高校生,それも男子生徒となるとかなりの量を食べる。空腹時には勢いどうしても多めに食べてしまうのは仕方ない。その結果,授業中に少し眠くなってくる。それが分かってか「腹八分目がいいんですかね~」と力のない声で言う。確かにそうなのだが,やはり空腹には勝てないのだろう。そんなハードな状況の中,遅い時間まで数学の問題と格闘して帰って行った。
09/01/27(火)
使っていた電子辞書が壊れてしまったと,国語の先生が話してきた。状況を聞くと液晶部分がおかしくなったようだ。液晶自体はそれほど高価なものでないので,一度修理に出してみたらどうかと言った。新しく買うとそれなりに金額が張ってしまう。とは言うものの,実際に修理代がどのくらい掛かるのかは分からない。気になったので,ヨドバシカメラに行ったついでに訊いてみた。すると,最低でも一万円近くは掛かるという返事だった。陳列されている電子辞書を見ると,新しく購入する金額の半分くらいは必要そうだった。戻ってから国語の先生に訂正した。どうやら新たに買った方がいいのではないかと。さてさて,お年玉付き年賀はがきの二等の賞品には電子辞書が入っている。今日,郵便局にあった当選番号が書かれた紙を二枚貰ってきた。一枚は国語の先生に渡すことにした。彼女の年賀はがきにあたりがあればいいのだが。
09/01/26(月)
塾は土足禁止で,先生も生徒もスリッパに履き替えて貰っている。スリッパ自体は消耗品で,一年から一年半くらいしか保たない。いま使っているスリッパは前方が開いていて足の先が出る夏向きのものだ。このスリッパの場合,先端が徐々にほつれてしまい結果的にワニの口のように上下に開いてしまう。それほど乱暴に履いているわけではないのだが,不特定多数が履くので長持ちしないのだろう。今回新たに購入したのは布製で先端は閉じている。これまで使っていたものよりも安いのだが,見た目はいいように思える。ただ,実際に使ってみないとどのくらい保つのかは分からない。
09/01/25(日)
今年の冬は暖かく,まだ東京ではまともに雪は降っていない。昨日の昼には少し雪が舞ったのだが,積もる気配はまったくなかった。日が差せば日中はかなりの暖かさになる。先日も,東中野教室に出勤するときはそれほど寒くもなく暖房を入れずに出かけた。車内の最初の気温は12度だった。走り出して日が車の中に差し込むと,徐々に気温は上昇していった。一時間もすると18度くらいまで上がり,結局最後まで暖房は要らなかった。冬でさえこれだけ車内は暖められることが分かった。
09/01/24(土)
今日は担当している授業の生徒全員が学校で英検の試験があり,いつもの時間に来られないことが分かっていた。そのため,その授業は後日補講することになった。結果,今日は担当授業がなかった。今年度に関しては,授業が組まれている日に授業をしないことはほとんど無かった。それだけにちょっと変な感じがした。授業が無ければそれなりにやることもあるのだが,思いの外進まないのもまた不思議だ。ただ,なかなか出掛けられずにいたので,いくつか買い物ができたのは,わずかながらの収穫だった。
09/01/23(金)
インフルエンザが流行っているのだろうか,あるいはただの風邪なのかもしれないが,
体調を崩している生徒が目立つ。先週から今週に掛けて,いつもよりも欠席が多かった。学校を休んでいる生徒も居る。生徒に訊いてみると,多いところでは数名欠席者が出ているクラスもあるようだ。いつものことだが,風邪には予防が一番だろう。引いてしまってからでは遅い。あとはゆっくり療養するしかない。町田市の病院で起こったインフルエンザの院内感染では,お年寄りが亡くなっている。風邪に比べるとインフルエンザはたちが悪い。抵抗力の弱い人にとっては,文字通り命取りになるのだから回りが注意しなければいけない。それを怠ったのが病院であることが情けなく感じた。プロ意識と危機管理が不十分だったと言われても仕方ないだろう。
09/01/22(木)
小・中学生対象のeトレの新聞の折り込み広告を,不定期ながら出している。去年の秋に,八王子教室では新しい印刷機を導入した。フルカラーながら印刷コストは安く,またかなりの高速で印刷できる。大量に刷ってもそれほど高くならない。ふんだんに色が使えるだけに,チラシも綺麗に出来上がる。文章など内容がきっちり決まればあとはレイアウトやデザインをどうするかになる。いくつかのパターンが出来上がり,どれがいいか先生や生徒に訊いてみた。今回は2パターンに絞った。結果的にはほぼ半々になり,どちらを取るか迷った。好みは人それぞれだということが分かった。ただ,誰もが自分が選んだ理由をあれこれ意見してくれたことは参考になった。
09/01/21(水)
正確には日本時間の今日の深夜,アメリカの第44代・オバマ大統領の就任式が行われた。現地の正午に就任式が行われる予定だったようだが,少し遅れていた。テレビでもNHKとフジテレビが生放送で中継していた。この手の放映で毎回感心するのが同時通訳の早さだ。英語は分からないので,どのくらい正確に訳されているのか知らないが,かなりのスピードで日本語に訳していた。パレードまではライブで流れなかったが,深夜にも関わらず視聴率は高かった。塾内でも就任式と演説を熱心に見ていた先生も居れば,まったく関心のない先生も居た。
09/01/20(火)
待つこと数分,鑑識がようやく現場の写真を撮り終えた。あらためて警察官に中に入っ
ていいかと聞くと,まだ他のアングルからも撮るらしくさらに待機するように言われた。一枚の写真を撮るだけでも,番号や○と書かれたプレートを置かなければならないらしく案外手間取った。教室に入れたのはさらに五分ほど待ってからだった。二階から現場を見下ろすと,「捜一」とか「鑑識」などと書かれた腕章をした警官がまだ居た。中には「立会人」という腕章をしたスーツ姿の比較的若い二人が,何をするでもなく現場を見ていた。今日の朝刊によると,近くのパチンコ店の売り上げを集金に来た信用組合の職員が,二人組の男にスタンガンで襲われたとあった。襲われた職員にはケガはなかったらしい。大きくニュースに取り上げられるような事件ではなかったものの,こんなに近くで事件が起こったかと思うとちょっと怖い話だと思った。生徒達が居る時間帯でなかったのが何よりだった。
09/01/19(月)
月曜日は八王子教室勤務の日だ。いつものように出勤すると,教室の周りは異様な状況だった。パトカーが何台も止まり,私服や制服の警察官が30人くらいは居ただろう。教室をはさむ二つの道路の曲がり角には,立ち入り禁止を示す“KEEP OUT”と書かれた規制線が張られていた。一瞬ドキッとした。塾の入っているビルでの事件ではないかと思ったからだ。しかし,その心配はすぐに解消された。青色の制服を着た鑑識の人たちが,塾の向かいの駐車場の写真をしきりに撮っていたからだ。規制線の手前で立ち止まり,近くに立っていた警察官に中に入れないかと尋ねた。警察官は鑑識が写真を撮り終えるまで待つように言った。仕方がなかったので,塾まであとわずか10メートルほど手前のところで待つことにした。(つづく)
09/01/18(日)
大学入試センター試験の二日目が終わった。今日は理系教科の試験が中心だった。早速,新聞社のサイトから今日の問題を見てみた。昨日の国語や英語と比べると,数学は例年並みの問題が出題された。過去の傾向をしっかり踏まえていた受験生にとっては,むしろ楽な試験ではなかっただろうか。別の視点から見れば,理系の受験生には差がつきにくい試験だったように思う。数学ⅡBにおいては問題量・計算量が多く処理する能力を要するという講評もあったが,それほど大げさに云うほどではないように思う。確かに計算力は必要だが,それだけの準備をしていないようではこの試験を乗り切れる体力がないといえるだろう。
09/01/17(土)
大学のセンター入試が今日から始まった。初日の今日は,国語と社会,外国語の試験があった。文系教科が中心だ。予備校や新聞社のサイトでは,速報で問題や正解,あるいは今年の傾向・分析を早々にアップしていた。国語や英語,日本史の分析を見ると,今年は昨年度よりも難化している傾向にあるようだ。そんな中,韓国に留学していたことのある先生が居たので,韓国語の問題を見てもらった。初めの方は英語と同様に発音問題が並んでいた。中盤からは長文が出ていた。会話文では日本人の男の子と女の子,それに欧米系の女の子が韓国文化を知って貰うために何を選べばいいかといった内容だった。彼女がその内容を説明していくれるのだが,案外滑稽な結末にちょっと笑えた。普段長い文章のハングル文字を見たことがなかったのだが,あらためて長文を見ていると,ハングル文字は記号化された文字のように感じた。
09/01/16(金)
タイミングが悪いことはある。ここ数日,何度か同じ人から電話があった。昨日の雑記帳に記した営業と同業者だ。電話の内容は,おそらくこちらからすれば急ぐ必要はない要件だろう。どの電話のときも来客中であったり,授業中であることがほとんどだ。他の先生が代わりに電話に出てくれたこともあった。ここまでタイミングが悪いと,さすがに縁がないのだろうかと思っていまう。一度で用件が済む人だって居るのだから。アポ無しでやって来る営業にしてもそうだ。人との出会いなんて,そんなものなのかもしれない。
09/01/15(木)
滞ってしまっている仕事があったので,少し早めに出勤した。教室に着き,看板を外に
出そうとしたときに,階段の上に人の気配を感じた。すぐにひとりの女性が降りてきた。見覚えのある顔だった。アルバイトや仕事探しをするときに,コンビニエンス・ストアや駅周辺に置いてあるフリーペーパーの雑誌関係の人だ。何度か足を運んで貰っていたのでとりあえず話を聞くことにした。いますぐ募集する必要性はないのだが,原稿だけでも作って貰うことにした。彼女が帰ってからそれほど間を置かずにまた他の営業が来た。まったく同じ業種の人だった。この営業の人も二度ほど来ていたのだが,どちらのときも授業中だったので会うことが出来なかった。結果的に同じような話を二度聞き,同じような依頼をすることになった。ちょっとしたコンペになった。結局,片付けてしまおうと思った仕事はほとんどははかどらず,やがて授業を受けに生徒たちがやって来る時間となった。やれやれ。
09/01/14(水)
年末から行ってきた期末面談だが,年末は忙しく来られない保護者は当然何人か居る。商売をしていれば忙しいだろうし,そうでなくても一年の中でも何かと立て込む時期だ。そのため,いくつかの面談は年を越してから行っている。今日は夕方から二つの面談があった。前後に授業をはさむ形となったので何かと慌ただしかった。当然,授業準備は事前にしているのだが,予定外のこともある。特に新学期が始まったばかりは不確定要素が多い。学校の授業がまだほとんど進んでいないクラスもあれば,予想に反して進んでしまっていることもある。なかなかマイペースでは進めない。
09/01/13(火)
言葉には反意語や対義語なるものがある。goo辞書によると対義語は次のように定義されている。「同一の言語のなかで,その持つ意味が反対の関係にある語。『出席⇔欠席』のように中間の段階が考えられないもの,『大きい⇔小さい』のように中間の段階のあるもの,『親⇔子』のように両者が相互関係にあるものなどがある」となっている。さてここからが本題。猫舌の対義語は何か?普通,すぐには思いつかないものだろう。実際に調べてみたが見あたらなかった。「猫舌の反対は犬舌だとずっと信じていました」という高校生が居た。こどもの頃にすり込まれたことがずっと残っていたようだ。それにしても猫の反対が犬という発想は,いわゆる「ネコ派・イヌ派」の影響だろうか?対義語を調べてくれるサイトがある。URLはhttp://hanntaigo.main.jp/。興味のある方はどうぞ。
09/01/12(月)
学校の宿題のため,都内の研究施設まで出かけた高校生が居た。農業に関する学部へ進学を考えているその生徒は,母親の薦めで都心でも可能な作物の取材を試みた。新聞や雑誌,ネットなどで取り上げているような記事をそのまま援用するのではなく,自分で調べたところは素晴らしい。カメラを持っていくのを忘れたらしく,ケータイのカメラで撮ってきた。解像度が高くないことと室内のため採光が不十分だったため,中には分かりにくい写真もあったが,そこはアイデアで切り抜けていた。やはり生の情報は確かなことなのだと思った。
09/01/11(日)
今年最初の休みがやってきた。冬期講習からの疲れが残っていたので,年始めの連休は助かった。特に体の疲れを感じていただけに今回の連休は貴重な休みとなるだろう。休みの初日,夕方になり買い物に出かけると,空がいつもより明るいことに気づいた。東の空に昇ったばかりの満月が浮かんでいた。今年初めての満月だ。昨日よりは低い気温も,風がないだけで感じ方がこうも違うのだろうかと思った。
09/01/10(土)
ほぼ一日掛けて願書を書き上げた受験生は,その翌日には銀行に行き受験料を振り込み,郵便局で速達もしくは配達記録で願書を郵送した。受験料を振り込む銀行も複数に渡ったようだ。同じ大学でも,受験様式によっては銀行が異なるケースもあったらしい。そんな苦労をしながらもどうにか準備は終わった。願書に貼る証明写真の大きさが異なることもあり,自分で写真をカットしなければならない大学もあった。大学側ももう少し受験の手間を簡略化することを考えられないのだろうか。受験料を振り込んだ銀行で,合格鉛筆を貰えたのがせめてもの救いだっただろう。
09/01/09(金)
大学が独自で特色を出そうとしているのか,配点に勾配をつけるケースが多い。大学受験のシステムは,いまの高校生の親の世代の頃と比べると雲泥の差がある。昔の受験はひとつの大学に対して受験機会は一度というのが普通だった。もちろん,複数の学部・学科を受ければ受験回数も複数回になった。ところがいまの受験制度では,同じ大学の一学部・一学科を受験するにしても,受験機会は複数回ある。それゆえ願書を書くだけでもかなりの時間と労力を要する。注意事項が多すぎるのだ。記入するのにも鉛筆でいい大学もあればボールペンというところもある。記入の手引きもかなりの厚さになる大学がほとんどだ。行政書士ではないが,願書を専門で書く人が居たら,多少の金銭が掛かっても頼んでしまった方がいいように感じた。願書の作成時間を貴重な勉強時間に充てられるのだから。(つづく)
09/01/08(木)
受験シーズンが近づいてきた。来週末には大学のセンター入試が控えている。毎年この
時期は一年でもっとも寒い頃となり,雪が降ることもあった。今年はどんな日になるのだろうか。大学受験を控えた生徒が,郵送する願書を夜遅くまでかけて書いていた。いまの私立大学の入試はどの大学も多様化して,さまざまな方式がある。センター入試を利用するものもあれば,昔ながらの一般入試もある。ただしその入試も得意科目を活かすものもあれば,配点の比重が教科によって異なるものもある。どの型で受験するか,その選び方次第で結果を左右しかねない。(つづく)
09/01/07(水)
年が明けて一週間が過ぎた。買い物に外に出掛けると,出初め式をする法被を着た人た
ちとすれ違った。松の内が明けると松飾りを外す頃になる。正しくは「松の内」は15日までを指すようだが,最近は7日までのイメージが強いようだ。松飾りで思うことは,ここ数年車につけている人がめっきり減ったということだ。意識しているわけではないのだが,今年になって前方のナンバープレートあたりに松飾りをつけている車は一台しか見ていない。その貴重な一台を見て,最近ほとんど見ないことを思い出したのだ。引っ越す前の八王子教室からは,出初め式が目の前で見られたことも思い出した。
09/01/06(火)
今回の高校二年生の化学の講習では,無機化学の金属元素を勉強している。ナトリウムやカルシウム,鉄や銅などの元素だ。この単元はどちらかというと化学の中では無味乾燥になりがちだ。個々の元素どうしのつながりが弱く,知識の詰め込みだけになる傾向がある。暗記してしまえばそれで済む部分もある。そこで今回は,NHKの高校講座を授業に取り入れるように担当の先生に勧めた。高校講座は一回の授業が30分とコンパクトだが,映像のもつ説得力があり,授業と併用すれば効果が上がると考えたからだ。単元によっては内容が軽すぎるところもあるが,化学反応の様子や,何よりも色の変化が分かるのはまさしく『百聞は一見にしかず』だ。
09/01/05(月)
年賀状が届く時期が,そろそろ終盤に差しかかった頃だろうか。生徒からの年賀状が,遅ればせながら届いている。中にはいま冬期講習で来ている生徒の年賀状もあり,年賀状を読んでいるとリアルタイムで書いた本人が目の前に居ることもある。生徒からの年賀状の場合,手書きでメッセージを書き添えてあるケースがほとんどだ。その内容にも生徒それぞれの個性が表れる。進学先が決まった高校三年生の文面はどれもあたたかく,読んでいてホッとする。教わった先生一人ひとりにメッセージを添える生徒も居れば,今後の豊富を伝えるものもある。三年生ではないが,転居の知らせを年賀状で同時に済ませる強者も居る。さまざまだ。
09/01/04(日)
今日から冬期講習の後半が始まった。塾にも活況が戻ってきた。正月はどんなふうに過
ごしたかと訊いたところ,ひとりの生徒は「走りながら年を越しました」と答えた。何かと思えば,友達と初詣に出かけたときのことだった。神社に行く前にコンビニエンス・ストアに寄ったのだが,そのときすでに午後11時58分になっていた。年越しは神社でしたかったらしく,大急ぎで目的地まで走った。ところがすでに初詣をする人達で入り口付近は列が出来ていた。ほどなくその場所で歓声が上がったのを聞き年が明けたことを知ったようだ。テレビではよく見る風景ではあるが,みんなさまざまな年の越し方をしているのだろう。
09/01/03(土)
今日は中一日だけだが休みだった。まとまった休みは年間でそれほどないので,こういったときにたまっていたものをやるようにしている。今日は主にこれまで録りためていたテレビ番組を整理した。DVDレコーダーで録画してあったものをダビングしたり,すでに見たものを削除したりしていた。去年新たに買ったレコーダーは,いわゆる地上デジタル対応で,あの厄介なダビング10も関係している。使い勝手がいまひとつ悪く,まだ慣れていない部分もある。性格なのだろうが,ちゃんと整理しないと気が済まない。果たして保存したものは何回見るのだろうか?そんなことを自問自答しては,まだ読み終えていない何冊かの本棚に並んだ本を見て,これと似たようなものだな,などと呟いたりした。
09/01/02(金)
今日から授業が始まった。本来の冬期講習は明後日から始まるのだが,今日はそれとは別に個人指導の授業があった。受験をする生徒の授業だ。やはり受験生にとって,正月だからといってのんびりしている訳にはいかないのだ。出勤して思ったことは,すでに営業を始めている店が案外あるということだった。飲食店や薬局をはじめ,八王子教室の入っているビルの一階のアクセサリーショップもすでに営業を開始していた。自宅近くのスーパーは元日から営業しているところもあり,働き者が多いのだと感じた。不況の折,働きたくても働けない人が居る。働けないよりも働く場所が有った方が幸せなのは言うまでもない。
09/01/01(木)
大晦日から元日の朝までは,深夜のテレビを見ていた。その後だいたいいつもと同じような時間帯に寝た。一度,ちょうど日が昇る頃に目が覚めた。初日の出だ。それからまた再び眠った。いくつかの夢を見たのだが,仕事に関連するものがあった。やはり今年も仕事に追われる年なのだろうか。高校三年生が何人も登場した。今年卒業する生徒たちだ。夢の中では捜し物をしたり,忘れ物をしたりとやや不安を感じる暗示があった。もっとも,初夢は元日の夜に見る夢なので,今夜に掛かっている(何が?)。いずれにせよ,新しい年が始まった。