このページは,塾の様子や教育に関すること,その他,
世の中の出来事について,塾長が思うがままに雑記しています。

08年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

12月

08/12/31(水)

大晦日の新聞のテレビ・ラジオ欄を見た。年が変わる時間帯には特別番組を組んでいる放送局が目立った。けれどもいくつかの局では通常通りと思われるプログラムを組んでいるところもあった。テレビ局・ラジオ局は関東地方だけでも相当数有り,はたしてどれだけの人が聴いているのだろうかと思った。NHKラジオ第二では「英語ものしり倶楽部」という番組で年を越す。こういった番組を作って放送をしている人もいるのだと思うと,仕事にはいくつもの役割があることを改めて知らされた。

08/12/30(火)

年内最後の授業を行った。個人指導の授業が続けて二講座あった。授業をしている途中,中学生が自習をしに来た。この年末まで勉強をしに来るのは感心なのだが,逆に家では勉強しにくい時期なのかもしれない。外に買い物に出ると,人の流れはさすがに先週に比べると少なくなったように感じた。地下の食品売り場にも行ったのだが,混雑具合は普段と変わらないように思った。けれども,毎度行列の出来るレジも,今日はその長さがいつもより短くなっていた。

08/12/29(月)

昨日は忘年会を行った。外ではなく教室内で行った。今年も終わりが近づいてきたのだとようやく実感できた。もっともまだ年内の授業は残っている。宴会は深夜まで続き,いつものパターンでそのままカラオケへと移動した。疲れている先生も居て,途中こっくりしていることもあった。朝になり宴は終わったのだが,外はまだ冬の暗さが残っている中,走り走り始めた電車に乗り込んだ。

08/12/28(日)

小学生対象のeトレの午前中は,10時開始と11時開始の2時間の授業がある。どちらを取るかは自由で,事前に選び申し込むようになっている。今回,日によって10時開始の授業と11時開始の授業を取っている児童が居たので,なぜ10時だったり11時だったりするのか訊いてみた。すると,朝やっているアニメの時間に関係しているのだと言った。土曜日と日曜日は少し遅い時間まで放映されているようなので11時からの授業を選んだ。平日はもっと早く終わるらしいので10時からの授業にしたようだ。こどもにはこどもなりのスケジュールがあるのだろう。

08/12/27(土)

普段,塾内ではサンダルを履いている。今年の秋に数年履いていたものがかなり傷んでしまったために新しいものを買った。スーパーの店頭に置かれているワゴンにあった,比較的廉価なものだった。サンダル自体は軽く最初のうちは動きやすく感じた。ところが,ふた月と保たずに右側の網掛けの部分が取れてしまった。いわゆる「安物買いの銭失い」ということになった。仕方がないので新しいものを買った。今度は靴屋で売っているしっかりしたものだ。値段は前回の四倍ほどしたのだが,おそらく数年は履けるだろう。その前に履いていたものも同様にしっかりした作りで,何年間使っていたのかさえ忘れてしまったものだったのだから。

08/12/26(金)

八王子教室の小学生対象で行っているeトレには,公立小学校の児童が来ている。小学校は昨日が終業式だった。塾に来ている生徒は,そのほとんどが私立の学校に通っているので,25日まで学校があること自体ちょっと新鮮に感じた。それはさておき,冬休み中にどこかに出掛けるのかを訊いてみた。ひとりの小学生の女の子が田舎に遊びに行くと言った。伊豆にあるらしい。伊豆といえば温泉が定番だ。近くに温泉があるかと尋ねると,近くどころか家にあるらしい。何とも贅沢な話だ。さらに海岸までは歩いて数分,裏手には川もあり,まるで旅館のようだ。魚が美味しいのではないかと言うと,ちょっと曇った表情をした。そう,彼女は魚があまり好きではないらしい。

08/12/25(木)

今日,年賀状を出してきた。生徒宛のものは先生方に一筆入れて貰うのに少し時間を要した。個人的な年賀状もどうにか出来上がり,一緒に投函した。これでひとつやらなければならない仕事が終わりホッとした。年末はどこも忙しいようで,銀行に行ってもデパートでも行列が出来ていた。先日,灯油を買いにガソリンスタンドに行ったとき,ガソリンが驚くほど急激に値下がりしてついでに給油しようかと思った。まだ値が下がるのではないかと思うとタイミングが難しい。そんなことを店員に話すと「年末になると混み合うので早めの方がいいですよ」と言われた。確かに年末のガソリンスタンドには,毎年車の列が出来ていたように思う。

08/12/24(水)

クラス授業の冬期講習は明日から始まるのだが,すでに個人指導の冬期講習は一部始まっている。今日は東中野教室も八王子教室も一組ずつだが授業を行った。八王子教室では期末面談もあった。街中の賑わいとは相反して,教室の中に喧噪はない。第一教育センターの高校三年生は,内部推薦か指定校推薦でほとんどの生徒は進学する大学が決まっている。けれども,受験生も居る。高校二年生にとっても,すでに来年に向けて始動しなければならない。進路の決まった生徒たちには,思いっきりこの時期を楽しんで欲しい。それだけの努力をこれまでしてきたのだから。

08/12/23(火)

文部科学省から高校の学習指導要領改定案が示された。小・中学校と同様に,脱・ゆとりが今回の主な改善点だろう。「英語の授業は原則英語で」といった,おおよそ現場のことを知らない『専門家』が,実現困難なことを提示した。英語どころか母国語でさえあやしい子どもが多い現実を直す方が先ではないか。仮に英語で説明しようとしても,先生の本意が果たして生徒に伝わるのだろうか。英会話に重点を置くようなニュアンスであるが,実際の生活でどれだけの英語が必要となるのだろう。海外旅行で使う程度なら,高校の教育課程に入れる必要はない。街中の英会話学校に任せておけばいいのではなかろうか。将来仕事で使うことがあるとしたら,むしろ文書で接することの方が多いように思える。大学で読む論文は英語で書かれたものが多い。会社レベルでの契約も文書に依るだろう。「使える英語」とは何か,もっと現場の声を反映させることがなぜ出来ないのか。いつも思うことだ。

08/12/22(月)

期末面談をしていて毎回感じることは,普段の生徒の様子と母(父)親と一緒のときの状況が異なることが多いことだ。得てして親の前では寡黙になりがちだ。年の功にはかなわないのだろうか。成績表を目の前に,親と塾の先生に挟まれては(実際には対面だが)なかなかことばも出にくかろう。少数派だが逆に普段とあまり変わらない生徒も居る。家庭環境によるものか,それとも大人に対して臆することがない度胸が据わっているのか,それは分からない。期末面談も今日がピークだった。集中して行うのはあと一日だ。

08/12/21(日)

夕方になり日もすっかり落ちた頃買い物をしに外に出た。風が強かったのは家の中にいる頃から分かっていた。外に出ると思いがけない暖かい風が吹いていた。冬至の今日は季節外れの暖かい日となった。暖房を入れずに走れる車に違和感を感じた。

08/12/20(土)

今週の木曜日から期末面談が始まった。今回は高校二年生対象。木曜日と金曜日は八王
子教室で行い,今日から東中野教室での面談が始まった。今日が面談のピークとなった。午前11時から始まって,終了したのは午後8時過ぎだった。この間休む時間はほとんどなかった。ずっと面談をしていたのだ。さすがに最後の方は喉が少し痛くなってきた。今回正解だと思ったのは,面談中電話を八王子教室に転送しておいたことだ。八王子教室には他の先生が冬期講習の準備で出勤していたので,代わりに電話に出て貰うようにした。緊急の場合は他の電話で連絡を取り,そうでない用件はメールで済ませた。一人で面談をしていて困ることのひとつは,電話のベルが鳴ることだ。

08/12/19(金)

問題集を発行している出版社の中には,学校配布用のものを作っているところがある。教科書などの準拠問題集として生徒に配布しているのだ。そういった問題集でも,解答を抜きにした状態で販売してくれるものもある。高校の物理の問題集で,挿絵が特徴的なものがあった。かなり簡略化されているのだが,かえってその方が分かりやすく表現されているのだ。たとえば物体の運動では「自由落下」と「投げ下ろし」がある。自由落下は文字通り橋の上から静かにボールを落とす絵が描かれ,,投げ下ろしでは手を振り下ろす動作と共にボールが川に落ちる様子が描かれている。しかも跳ね返るしずくの量も微妙に変えてあるのだ。誰にでも描けそうな絵で親しみやすい。注文していたその問題集が手に入り,ちょっとだけ嬉しかった。

08/12/18(木)

塾用の年賀状はだいぶ前に作り,生徒宛のものには担当している先生方に一筆お願いした。けれども,個人で出す年賀状はまったく作成していない。まだまだ日にちがあるから大丈夫,などと思っていた。ところが郵便ポストはすでに年賀用と一般用に分けられていた。それもそのはずで,今年も残りあと二週間を切ったのだから。流行語も発表され,今年の漢字も先日ニュースで流れていた。残りは十大ニュースくらいだろうか。今年の初めにあったことは何だったのだろうか,そんなこともすぐに思い出せないほど慌ただしく過ぎ行く気がする。

08/12/17(水)

一週間の生活のリズムが曜日に関わっているのは,ほとんどの人に共通していることだろう。小学生から大学生までなら学校が生活の中心なのでなおさらだろう。社会人にしても,休みの日が週の目印となる。いつもの水曜日は東中野教室で仕事をしている。ところが今週は違った。今日は八王子教室で仕事をした。その逆でいつもの水曜日は八王子教室で仕事をしている先生が,今日は東中野教室で授業を行った。用事があり電話で話をすると何だか感覚が違ってくる。今日が火曜日だと思ったりして話をするものだからかみ合わなかったりする。今週についていえば,金曜日と土曜日もいつもと違う場所で仕事をする予定だ。

08/12/16(火)

明大中野八王子校の後期中間試験の成績発表があった。高校三年を除くすべての学年での発表だ。通常この時期は成績を下げる生徒が多い中,今日授業できた生徒は前回より上がっているケースが多かった。学校行事が多いのが下がりやすい原因のひとつとなる。もちろん,全員が上がったわけではなく,横ばいだったり少し下げた生徒も居た。やはり気に掛かるのは直接教えている教科の結果だ。教えている側の満足度と,生徒自身のそれとは必ずしも一致するとは限らない。

08/12/15(月)

仕事の性質上,夜は遅くまで仕事をすることが多い。多いというよりはほとんどそうだ。
そのため食事時間も遅くなる。一日二食が基本で,夕飯は帰ってから摂っている。ほとんどが深夜の時間となる。食べてすぐ寝るのは良くないので,なるべく寝るまでに時間が取れるようにしている。今日もそんな一日の予定だった。ところが終電まであと一時間と迫ったところで,猛烈な空腹感に襲われた。いつもなら帰るまで我慢するのだが,今日はままならなかった。結局,深夜営業のスーパーまで出向いて少量のラーメンを買ってきた。思わぬ夜泣きそばとなった。

08/12/14(日)

週末の新聞には多数の新聞折り込みのチラシが入ってくる。電気店やスーパーのチラシの中に,正社員や派遣社員,パートやアルバイトなどの募集のチラシも入っている。折しもこの年末は大きな企業でさえもリストラせざるを得ない状況にあり,働けるのならどこでもいいという風潮もある。年末の高校生のアルバイトの定番と言えば郵便配達だが,それでさえ職を失った人の応募があるようだ。週明けにはどんな動きがあるのだろうか。年の瀬に気に掛かることが多い。

08/12/13(土)

明治大学への推薦内定を貰った高校三年生が,学校帰りに塾に寄った。進む予定の学部ごとに学校に呼ばれ,講習や今後の予定などの説明を受けてきた帰りだった。この時期,基本的に明大への推薦者は自宅待機となる。朝から夕方まで家に居なければならない。部屋で連絡を待っているだけなので,かなりヒマを持て余しているようだ。こういった時間に本を読んだり勉強したりするのがいいのだろうが,学年末試験で燃え尽きてしまった後だけになかなかその気にはなれない。話をする相手もそうそう居ないので,人と話すことにずいぶん欲しているようだった。喋ることで気持ちが落ち着くことがあるが,その一つだろう。一通りお喋りをしたあとも,まだ物足りなさそうにしながら帰って行った。

08/12/12(金)

塾の卒業生で卒業後しばらく数学の講師をしていたOBが突然遊びに来た。今は地方に行っているのだが,東京での仕事がありそのついでに寄ってくれた。年に一度は来るので,それほど懐かしいというほどではないのだが,こちらに来る度に足を運んでくれるのは嬉しい。ちょうど自習しに来ていた中学生は,彼に二年ほど前教わっていた。久しぶりに会うと,お互い懐かしそうだった。先生だった卒業生は元生徒を見て「大きくなったね~。背,追い抜かれたかな?」などとまるで親戚のおじさん状態だった。大人にとっての一・二年はほんの少し前なのだが,同じ時間でもこどもの成長を見るとそれだけ時間が過ぎたのを感じる瞬間でもある。

08/12/11(木)

昨日と今日は,12月のこの時期としてはかなり暖かな日となった。日中の気温は20度近くまで上がり,混雑した電車内では送風が掛けられていた。一か月ほど前の気候となった。「昨日も今日も暖かいですね。家を出るときにマフラーが要らなかったんですから」と,暖かさを肌で感じた生徒が言った。彼女の寒さの基準はマフラーのようで,冬にマフラーをしないで済む日は暖かいらしい。暑さや寒さの感じ方は人それぞれだし,ものごとの判断基準もまた,人それぞれなのだと思った。

08/12/10(水)

明大中野校の二学期末試験は明日で終了する。試験も終盤を迎えると,生徒たちに疲れがみられる。明日の試験対策の授業を行った。今日の試験勉強のため,睡眠不足の生徒が何人か居た。授業中眠そうな顔をしながら,それでも数学の問題に取り組んでいたりもする。体調を崩している生徒も居て,途中薬を貰いに教室を出る姿もあった。万全な体調で試験最終日まで過ごせる生徒はどのくらい居るのだろうか。むしろ,元気な方が問題があるのかもしれない。いずれにせよ年内の試験もあと一日だ。

08/12/09(火)

寒空の中,交通量調査をしている人たちの姿が目についた。八王子駅周辺には,駅の改札から始まり,コンコースや歩道橋付近,あるいは歩道に何人もの調査員の姿があった。折しも冬の雨,傘を差しながらカウントしていたがかなり寒そうだった。二階にある塾の教室からも,授業をしていると折りたたみの椅子に座り,レインコートを着た人の姿が見えた。途中から体を揺するようにして,少しでも暖を取ろうとしていた。雨の日に特別手当が付けばまだましなのかもしれないが,そんなことはきっとないのだろう。

08/12/08(月)

大学のゼミで,東京大学に行ってきた国語の先生が,お土産に大学で売っているポストカードを持ってきてくれた。三枚セットで売られている。その内の一枚は授業を受けに来ていた生徒に渡していた。残りの二枚は国指定重要文化財と記された「赤門」と農学部で栽培された大賀蓮の写真だ。大賀蓮の写真は一見作り物のように見えたのだが,ちゃんとした花が咲いている。バランスの良くとれた花びらと中央の黄色い花托が少し覗いて見える。大賀蓮は植物学者の大賀一郎博士が発掘し,栽培されたもの。発掘された蓮の実はいまからおおよそ2000年も前のものなのでロマンを感じるし,植物の生命力の強さを知らされた。

08/12/07(日)

最近,近所のスーパーでは昆布が丸ごと束で売られていることがよくある。以前からきざみ昆布としてよく売られていたのだが,長い昆布を巻いたまま売ってるのはそのスーパーだけだ。迷わずすぐにカゴに入れた。晩酌のつまみに細かくきざみ酢醤油とおろしショウガを掛けて食べてみた。市販されているものより太めに切ったため,歯ごたえがよすぎた。一晩では消費しきれない量の割に,値段が安いので助かる。残りはおでんにでも入れようかと思っている。

08/12/06(土)

塾の年賀状の原稿を作った。毎年作っているので,そろそろ昔のものをそのまま使ってしまおうかと思った。10年も前のなら,誰も気づかないだろう。さっそく1999年版のファイルを開いてみた。来年が2009年なのでちょうど10年前だ。この年の干支はうさぎで,生徒宛用の年賀状の挿絵には,どこかのサイトで拾ってきたうさぎが何匹も跳ねている図柄があった。生徒へのメッセージは毎年変えてある。2000年以降もいくつか読んでいると,そのときどきのことばが記してあった。結局,使い回しをするのは気が引けたので,今年も新たに考えて記すことにした。

08/12/05(金)

今日の天気の変化は激しかった。午前中は12月とは思えないくらいなま暖かく,強風に煽れたイチョウの葉が大量に路上に落ちていた。電車に乗ると蒸し暑くさえ感じた。出勤するとすぐに立て看板と「個別指導募集中」の上りを外に出した。しばらくすると音を立てて雨が降り出した。風がさらに強くなっていくのが建物の中に居ても分かるくらいだった。外が気になり出てみると,看板も上りも倒れていた。滅多にないことで,特に重たい看板が倒れたことは過去の記憶にない。予報では深夜になるとかなり冷え込むようで,わずか一日で一気に気温が下がるようだ。

08/12/04(木)

年末が近づくとまた新たなカレンダーが必要になる。塾の教室内に貼るカレンダーは,毎年銀行で貰ってくる。東中野駅の近くにある信用金庫にはすでに来年用のカレンダーがフロアーに置いてあった。そのときは急いでいたので貰わずに通り過ぎたのだが,近日中に貰いに行こう思っている。ここのカレンダーはイラストが描かれているのだが,これがよく見かけるイラストと異なり,ちょっとした物語を感じさせるのだ。ストーリーがある
訳ではないのだが,そう感じるのだ。いくつものキャラクターが描かれ,ひと言ふた言セリフが入っていたりする。さて,来年はどんなカレンダーなのだろうか?ちょっと楽しみだ。

08/12/03(水)

授業中に生徒から,高校生のときの苦手教科は何かと訊かれた。理系なのでやはり暗記教科は満足な結果が残せたという記憶がない。特に世界史や地理はいつも苦労していた。長いカタカナの人名や国名・都市名はどうにも頭に入らなかった。得意分野があれば不得意分野もあるのは誰でも同じだろう。どうしても思い出せなかったことのひとつに,高校のときの評価が5段階だったか10段階だったのかだ。中学は間違いなく5段階評価だった。でも,高校はどっちだったのかまったく記憶にない。塾に来ている大学の付属校の生徒と違い,公立高校だったので進学するのに学校の成績はまったく関係なかったのだ。いまと違い推薦入試やAO受験はほとんど無かった時代だ。学校の成績よりも,模擬試験の結果の方が気に掛かっていた頃だ。遙か昔のこと。

08/12/02(火)

そろそろコートが必要になる季節だ。まだこの冬はタンスから出していないのだが,だいぶ寒くなってきた。通勤途中,歩いている人たちを見ると,すでにコートを着ている人がだいぶ増えてきた。東京の最低気温の予報は向こう一週間,すべて一ケタ台になっている。日差しのある日など日中はまだ暖かいのだが,帰宅するのはいつも深夜なのでかなり冷え込む。特に八王子教室勤務の日は格別だ。八王子は同じ東京でもちょっと寒い。今シーズンは何回くらい雪が降るのだろうか。

08/12/01(月)

12月に入るのと同時に,明大中野八王子校の高校三年生から次々と明治大学への推薦内定の連絡があった。例年よりもかなり早い知らせにいわゆる『嬉しい不意打ち』にあった感じだ。今日連絡のあった生徒は全員第一志望の学部・学科だった。教わっていた先生にすぐに連絡した生徒も居た。それだけ,喜びも大きかったのだろう。これまでの苦労が報われる瞬間でもあるので,教えている側にとっても喜びを感じられる良いひとときだ。まだまだ自宅待機が続くらしいが,ゆっくりした時間を過ごすのもたまには良いものだろう。

11月

08/11/30(日)

冬には鍋物が美味しい。鍋に欠かせないものの一つに長ネギがある。スーパーに買い物に行くと,きれいに洗われた長ネギが二本から三本で150円前後で売られている。その一方で,泥付きネギというものが店頭に並んでいたりする。掘ったまま袋に入れられた長ネギが売られているのだ。8本くらいの泥ネギがビニール袋に無造作に入れられ200円前後で売られている。こちらの方がはるかに安いのは明らかだ。けれども,泥付きネギの売り上げはいまひとつだ。この時期の泥付きのネギは冷蔵庫に入れず,台所にそのまま置いても楽に一週間は保つ。きれいな野菜ばかり求めるのは消費者のわがまま。泥付きのネギの皮を剥くと,そこには綺麗なネギの白い肌が表れる。鍋にはもってこいの甘みと歯触りのネギだ。

08/11/29(土)

この前の日曜日に,東中野教室で数学特訓を行った。今日は,当日部活のために受けられなかった生徒の数学特訓を行った。これで今月は4回目の数学特訓となった。覚えている限りでは,一ヶ月に4回も数学特訓を担当したことはない。これだけ回数が多いと,先生と生徒のどちらが特訓を受けているのかとさえ思う。日曜日の数学特訓は午前中から始めるので夕方には終了する。けれども,土曜日の場合は学校が終わってから始めるので終了時間は夜になる。学校で授業を受けてきている生徒はやはり,日曜日と比べるとバテているのが判る。それでも特訓の必要性を感じているからこそ,きつくても最後まで問題に取り組む姿勢は十分に評価出来る。

08/11/28(金)

今日ははじめ八王子教室で高校一年生の試験対策授業をしてから東中野教室に移動した。移動は中央線を使うのだが,この路線は事故が多く電車が遅れることが多い。それだけに移動するときは気を遣う。幸い今日は問題なく運行していた。先日もこの雑記帳に記したのだが,とにかく今月は忙しい。そのためどうしても睡眠不足がちになる。移動中の電車は仮眠をとるのには好都合だ。座席に座りウトウトとしていると,ときどき目が覚めてはまた眠る,そんな繰り返しだ。ふと気づくと,いまから仕事なのかそれとも帰りなのか分からない瞬間がある。仕事が終わったあとならホッと出来るのだが,今日はそうではなかった。

08/11/27(木)

分かっていることだろうが,試験の前日には最後の追い込みで詰め込む生徒が多い。普段から地道にやっていればそれほど試験前日に慌てることはないのだが,結局は間際にならないとやらないのは毎度のこと。この反省を次回に生かせればいいのだが,同じ過ちをくり返してしまうのはいつの世も常か。明日試験がある高校生が遅い時間まで残って勉強していた。帰ってからもやるのだろうが,試験を受けるときは寝不足は大敵だ。特に数学などは寝不足で試験を受けると計算間違いをし易い。これもいつものアドバイスなのだが,最低でも90分は睡眠を取るように勧める。

08/11/26(水)

明大中野八王子校の定期試験が今週で終わるのだが,今度は明大中野校の二学期末試験がやって来る。今日,試験時間割発表があった。それに伴い,授業変更の予定を立てていく。生徒にとって良い時間割があるように,教える側にも良い時間割と悪い時間割がある。担当している授業と学校の試験が重なったりするとやりくりが大変だ。試験直前の授業が重なった場合,どうしても待って貰う生徒が出てしまう。待っている間,自習などして有効に時間を使えればいいのだが,全員がそう行く訳でもない。ちょっとした時間を息抜きに使ってしまうこともある。事の順位付けがうまくできないのは,結局は自己管理がまだ出来ていないということになる。

08/11/25(火)

一昨日の日曜日に,東中野教室で数学特訓を行った。今回は高校二年生を担当した。午前中は微分法の問題を解いた。普段から塾で数学Ⅱの授業を取っている生徒がほとんどだったので,比較的スムーズに進んだ。微分法は数学Ⅱの範囲だ。それどころか,予定していたプリントをとうに終えて予備の教材を解いていた生徒も居た。午後はベクトルを解いた。午前中の調子からすると,これもすぐに終了するかと思っていた。ところがほとんどの生徒が急激にペースダウンしてしまった。ベクトルは数学Bの範囲で,数学Ⅱとは逆にほとんどの生徒が塾で受講していなかった。計算のレベルとしては微分法の方がはるかに上なのだが,数学で大事な定義や基本的な図形の性質を知らずにいきなり問題に取り組むのは無理があった。生徒達が学校の授業をあまり熱心に聞いていないこともその一因にある。結局最後の20分は講義形式になった。こういったケースは珍しい。試験まであと十日ほどある。少しでもフォローしなければと思った。

08/11/24(月)

三週間ぶりの休みが取れた。今月は九日から『三連投』で数学特訓があった。振替休日があったため,今日は休みが取れた。さすがに二十日以上も休みがないと,疲れがたまっているのが分かった。十分に睡眠を取ったはずなのに,夕方になってまた眠気が襲ってきた。少しだけ横になろうとしたところ,結果的に四時間以上寝てしまった。こうして三週間ぶりの休みはほとんど寝ることに専念してしまった。

08/11/23(日)

ハッピーマンデー法以来,月曜日が休みのことが多くなった。そのため,毎週月曜日発売の雑誌は前倒しで土曜日に店頭に並ぶようになった。金曜日の深夜に仕事を終え,帰りにコンビニに寄ると,すでに翌日分の雑誌が並んでいることがある。本来なら月曜日にならないと見ることのできないものが金曜日にお目にかかれるのはちょっと違和感がある。三日ほど早いことになる。大学では祝日や代休でも月曜日に授業を行うところが増えてきた。曜日でスケジュールが決まっている業界にとって,月曜日の休みが多いのは悩みの種だろう。塾もその一つだ。

08/11/22(土)

八王子教室の外壁には黒板が掲げてある。宣伝用にほぼ毎月絵を描き換えている。黒板は一階と二階の中間にあるので,当然はしごを掛けなければ届かない。絵を描くときには作画する人以外にもう一人,下で抑える人が必要になる。時間に空きがあるときは手伝うのだが,いまは学校の定期試験が近いのでそれは出来ない。そこで,昨日試験が終わったばかりの高校三年生に頼んだ。最初に前の月の絵を消さなければならない。そこで,彼にはしごに登り絵を消すように指示した。普段高いところにあまり昇らないせいか,最初はちょっと「思ったより怖いですね」と言った。ところが何度かはしごを移動しながら同じ作業をしていると,徐々に慣れてきた様子だった。むしろ,通行人に見られているという恥ずかしさの方が勝ってきた。通りがかった女子高生が,自分たちの話題で笑っていたのがちょっと気になっていたようだ。

08/11/21(金)

秋も終盤ともなると,街路樹では落ち葉がかなり目立つ。この時期はやはりイチョウの葉だろう。黄色く色づいたあの形の葉っぱが路上を埋め尽くす。通勤途中の甲州街道は,かなりの距離をイチョウの木が覆っている。そのため,少し風が強い日は路面に所狭しといった感じで落ち葉が舞う。車の場合はそれほど気にならないのだが,バイクで走っている人はスリップが気になるかもしれない。目の前で転ばれたりでもしたらたまらない。車の事故のニュースが多いだけに,それを自分への戒めとして安全運転でいきた。

08/11/20(木)

八王子教室は今日も高校三年生が試験勉強をしに,何人もの生徒が授業を受けたり自習をしに来ていた。中学から通っている生徒も居る。ずっと同じ先生に教わっているので,学校の先生よりも長いつき合いのこともある。試験は明日が最終日なので,塾で勉強するのは実質今日が最後だ。そうなると,さすがに名残惜しいのか授業後に写真を撮ったり,冗談半分で握手などしていた。中学一年から来ていた生徒は,教わっていた数学の先生に「先生,修了証書をください」などと言っていた。授業は今日で終わりかもしれないが,まだまだ卒業まではかなり間がある。ちょっと寄ってみたい,そう思ったときに気軽に訪れることが出来る塾があることを忘れないで欲しい。卒業していっても生徒は生徒だ。

08/11/19(水)

今日ホームページ上で,冬期講習の案内を発表した。予定ではもっと早めにアップする
はずだったのだが,二週間ほど遅れてしまった。塾生に配布する講習案内も同様に遅れてしまった。明大中野八王子校が二期生になり,さらに後期中間試験が全学年11月中となり,今年の11月は忙しい月となった。数学特訓が三週連続あるために,その準備に追われている。さらに,試験対策の臨時講座や授業変更の連絡などをしていると,一日が終わってしまうことがある。明大中野八王子校の中間試験が終わると,今度は明大中野校の二学期末試験がやって来る。今年の夏期講習中は忙しい日々が続いたが,この秋はさらにその上をいくだろう。だからといって,一度発表した予定を遅らせるのはよくないこと。次の春期講習の案内こそ期限を守らなくてはいけない。

08/11/18(火)

女の子にとって髪は大切なもの。バッサリ切ったりしようものなら,周りから何かあったのかと聞かれかねない。それほど極端ではないのだが,かなり短めにカットした女子生徒が居た。ずいぶん思いきったものだと話しかけると,予定ではそんなに切るつもりではなかったらしい。美容院に行き,写真を見せてからカットした。ところがどういう訳か,彼女の思惑よりもかなり短くなってしまった。新人かと訊くと,以前からいる美容師だと言った。短く切っても長くカットしても料金に差がないので,たくさん切った方が得だとフォローされたらしいが,果たしてどうだったのだろうか。今週末には急激に気温が下がるらしい。寒い冬に向けてのカットの彼女に,帰りがけに風邪をしっかり予防するようにひとこと掛けた。

08/11/17(月)

明大中野八王子校の高校三年生の試験が始まった。これが学年末試験なので,彼らにとっては実質高校での最後の試験となる。今年のこの学年は,授業以外でも自習しに来る生徒が多い。昼過ぎから来て遅い生徒は午後11時過ぎまで勉強している。中にはお互い問題を出し合ったり,教え合ったりもする。テレビのドラマでやっていたという,歩きながら覚えるということをしている生徒も居た。三人で列を作り,通路を歩きながら世界史の人名や出来事を覚えていた。時計回りに回っていたかと思うと,急に「ハイ!反対回り」などと言い,急に反時計回りにもなったりしていた。自習室で勉強していた理系の生徒が,それを聞いているうちに自然に覚えてしまった。『テレビドラマ』式暗記法がいかに良いかが実証されたのだろうか? 何にしても仲のいい学年だ。明日からは明大中野校の高校三年生も最後の定期試験が始まる。

08/11/16(日)

今日は八王子教室で数学特訓を行った。先週は高校三年生対象で,今日は高校二年以下の生徒対象で行った。学校の試験が高校三年生だけ早いので,一週間違いになった。すなわち,高校三年生は明日から試験が始まる。下級生が数学の問題に取り組んでいる中,三々五々高校三年生が自習しに来た。こうした姿勢は後輩達も見て感じ取るものがあればいいのだが。もっとも,長時間の自習はどうしても集中力が切れることがあり,ときどき息抜きをしていた。その点,大変だけれども「特訓」という形で問題に望まなければならない環境も,試験が近い日には必要となるのだろう。

08/11/15(土)

以前英語を教えていた学生の先生から,大きな段ボールに入った贈り物が届いた。大学を卒業して製菓会社に就職した。中身は『ウイダーinゼリー』だ。個人で買うことがないような量を送ってくれた。試験勉強をしに来ていた生徒達は大喜びで,さっそく冷蔵庫に入れて準備していた。英語の先生は毎年お菓子を送ってくれる。教えていた生徒達のことをいまだに気に掛けてくれる。ちょうど教わっていた生徒が数人,自習しに来ていたので,すぐにデジカメで写真を撮りメッセージを添えてメールを書いた。

08/11/14(金)

いつもアンケートに答えているパソコンメーカーから,お礼として卓上カレンダーが送られてきた。卓上カレンダーといっても,かなりしっかりした作りになっている。ハの字型に開くと,片面が通常のカレンダーになっていて,裏面は左右に分かれて一月を半分ずつ,罫線の上に日付と曜日が記されている。12月までめくっていくと最後に“HAPPY LIFE”のタイトルのもと,いくつものシールが用意されていた。「旅行,飲み会,買い物」などよくあるものから,楕円の中央に『¥』と書かれた絵に羽をつけ,どこかへ飛んで行ってしまうものには「PAY DAY」と記されていた。支払日を気にする人が書いたのだろうか?

08/11/13(木)

人によって常識の基準は異なるのは当たり前のことだろう。高校二年の化学の授業で,理系としては当然覚えていなければならない数値を忘れてしまっていた生徒が居た。それを確認するのが授業なので,それはそれで構わない。ただ,どのくらい常識的なことなのかの例えとして,野球は何人でやるのか聞いてみた。男子生徒なので,当然知っていると思ったのだ。ところが彼は即答できずしばらくして「10人です」と言った。男の子なら誰でも知っていると思っていた常識が,その生徒にとっては常識ではなかったようだ。もっとも,少し後になって「守っているポジションを考えれば分かることでした」と言っていた。

08/11/12(水)

高校三年生の進路だが,そろそろ決まり始めている。早く決まるのはAO入試や大学から指定校として定められている場合だ。今年一番早く決まったのは東中野教室の明治大学のAO入試の生徒だ。ただし,このAO入試は一般の高校生には受験資格がなく,付属校の生徒に与えられた特権だ。数年前から始められ,塾内だけでもこれまでに4名が合格している。いわゆる内部推薦よりも早く決まるため,これから学年末試験を迎える同級生にはうらやましがられている。その高校三年生の試験も,いよいよあと数日で始まる。

08/11/11(火)

寒くなると暖かいものが欲しくなる。試験勉強で自習をしていた生徒が,ガスコンロで缶コーヒーを温められないかと訊いてきた。間違って冷たい缶コーヒーを買ってしまったのだ。直接温めたら危険なので,一緒に給湯室に行った。するとヤカンに並々と水を注いで準備していた。それでは時間が掛かるし,ガスも無駄になるので水を減らし缶を横にして温めるように言った。あとで聞いたのだが,買った店にあった電子レンジで一度温めたらしい。金属をそのまま電子レンジに入れると,場合によっては放電して危険な状態になることがある。怖さを知らないからこそ出来たことだろう。何事もなくてよかった。

08/11/10(月)

デパートに買い物に行ったとき,ドラッグストアにいくつもの湯たんぽが陳列されていた。「いくつもの」とは記したが,その数は相当のものだった。陳列棚にぶら下げられているのだが,三列にも渡って並んでいた。いったい誰がこれだけの湯たんぽを必要とするのだろうかと思った。色や形もさまざまで,昔の金型で出来ているものはあまりなかった。いわゆるエコロジーな暖房器具なのだが,そういったところがいまは消費者の目を引くのだろう。

08/11/09(日)

八王子教室で高校三年生対象の数学特訓を行った。学校の試験は今回で最後なので,生徒にとっても今回が最後の数学特訓となる。せっかくかなので,様子をデジカメに納めてみた。熱心に問題に取り組んでいる写真もあれば,カメラを意識したようなものもあった。生徒どうしが教えあっている写真もあり,それを見た同級生は「何だかいい感じ」などと言っていた。途中,カメラを生徒に渡していた場面もあり,中には訳の分からない写真もあったのだが,まあ最後だしそれもよしとしよう。

08/11/08(土)

いよいよ本格的に寒くなってきた。授業を受けに来る生徒のうち数人が「寒いですね」と言いながら教室に入ってきた。確かに今日は最低気温も10度をきり,いよいよ冬が近づいてきた感じがする。夕方になると我慢できなくなったのか,暖房のスイッチを入れていた。先日は自宅のこたつも出し冬支度が始まった。気になるのは灯油の価格だ。ガソリンはここへ来て値が下がってきたのだが,灯油はどのガソリンスタンドを見ても,この前の冬の値段と大して変わりがない。まだ前年度分が残っているということだろうか。このあたりの仕組みはちょっと分かりにくい。

08/11/07(金)

電車に乗っていると,他人の会話が勝手に耳に入ってくることがある。病院で検査をするときに,血液検査をするのは良くあること。注射の針を刺すとき,人によっては血管が見つかりにくいこともよくあること。二人連れの女子大生のうちの一人が,そんな状態であることを友達に話していた。検査に行った病院で,ちょうど新人の看護士に血を採られたらしい。案の定,彼女はまだ未熟でしかも,比較的新しい不慣れな器具で血を採っていたようだ。なかなか血管を見つけられないその新人は,とりあえず腕に針を刺した。当然血は出てこなかった。困った看護師は針を刺したままベテランに指示を仰ぎに行った。その間針はぶら下がったままだ。やがてベテラン看護師が来て事なきを得た。そばで聞いているだけでも痛さが伝わってきた。

08/11/06(木)

高校生の化学の授業が始まる前のこと。女子生徒が鞄の中からいくつものラッピングがされたものを取りだしていた。どう見てもプレゼントだ。尋ねてみるとやはり今日が誕生日だった。「17才の誕生日なのに塾だなんて,かわいそうじゃありませんか?」と半分自嘲気味に言った。彼女が誕生日であることを知った,心優しい先輩達は黙って外に買い物に出掛け,大きめの箱に入ったチョコレートを3つもプレゼントしていた。“お祝い”を貰った後輩はすぐに箱を開け,塾に残っていた生徒や先生に3個ずつ配っていた。

08/11/05(水)

だいぶ日も短くなってきた。塾での授業は夕方から始まるので,最初の授業をしているうちに外が暗くなる日もある。日本国内には時差はないのだが,実際には北海道と沖縄ではある程度の『時差』がある。今日の場合だと,日の出時刻は根室では5時58分で石垣島では6時52分でその差は54分だ。日の入りとなると,根室が16時4分で石垣島は18時1分なので,実に2時間近くも差がある。これはもはや『時差』と呼べるのではなかろうか。各地域でのお天気カメラからの映像を中継しているサイトを集めている高校生が居る。それぞれの地域の映像を見ていると,東京ではとっくに日が暮れているのに,沖縄ではまだ明るいことがあるらしい。そういったサイトを集めているのなら,ブログなどで公開すれば見に来る人も結構居るのではないかというと,「嫌です」とひと言。

08/11/04(火)

今日は午前中から教材会社主催のユーザー会に行った。毎年この時期に行われる。去年までは有楽町の会場だったのだが,今年は初めて品川での開催となった。品川駅に着くと,その様相の変化に驚かされた。前に品川に行ったのは,まだ新幹線が通過していたのより遙か前で,15年かあるいはそれ以上前かもしれない。その頃はまだそれほどホームの数がなかったように記憶している。ところが今日行ってみると24番線まであった。新宿よりも多いのだ。改札を出てからのコンコースも広くなり,やはり都心だなあと,まるでおのぼりさんのように見渡してしまった。

08/11/03(月)

自宅のこたつを今日出した。11月になってから出すのは,例年と比べると遅い方だろう。それだけ今年の秋は暖かいのだろう。こたつを出すには,夏用に出していたソファを移動しなければならない。移動する部屋には片付けていなかった雑誌や段ボールが山積みにしてあり,それに紐を掛けたりこたつの移動をしていると汗さえ出てきた。寒さを凌ぐための作業なのになんとも皮肉な結果だ。それでも,夜も遅くなる頃には冷え込んできて,こたつのありがたみを感じた。

08/11/02(日)

連休の初日の夜は日本シリーズを見た。プロ野球の地上波の放映が減り,視聴率の低下が原因でここ数年,あまりテレビ観戦ができなくなった。中継は試合開始前から始まった。白熱する投手戦は終盤まで続いた。テレビ中継は夜の9時近くになった。習い性なのか,この時間になると中継が終わってしまうのではないのかと思ってしまった。アナウンサーの「野球中継はこのまま続けます」のことばもにわかには呑み込めなかった。結局,試合終了まで見られたのだが,次の休みまでは見られないと思うとちょっと淋しかった。

08/11/01(土)

11月の声を聞いたと同時に,東京では木枯らし一号が吹いた。出掛ける前に,外の風が強いのは家の中にいるうちから分かっていた。さぞかし寒いのだろうと思いながら出てみると,日差しがしっかりあり案外暖かかった。電車に乗ると車内はごく弱い冷房か送風が掛けられていた。日が当たる側に座っている人は,日よけを下げていた。街中を歩いていても,すでにハーフコートを着ている大人が居るかと思えば,未だに半袖で元気に歩いているこどもを何人か目にした。

10月

08/10/31(金)

自宅の最寄り駅から八王子教室までは,深夜なら車で30分と掛からない。その短時間でどうこうなることはないので,落ち着いて仕事場へと戻った。教室の前に車を停め,一度閉めたシャッターを開け内側のドアも開けた。ほとんどの場合がそうであるように,心配していたコーヒーメーカーの電源は切ってあった,取り越し苦労だった。まあ,それでも安心は出来たのでよかった。車で来たついでもあったので,教室内の資源ゴミを全部車に積み込んだ。八王子教室は繁華街にあるため,こういったゴミを捨てる手立てがないのだ。いつも東中野教室に移動し回収して貰っている。資源ゴミはかなりたまっていて,後部座席に乗せると,座席は段ボールや本でいっぱいになった。夜も更け,だいぶ涼しくなっていたが全部積み終わる頃には少し汗をかいた。帰り道は窓を開けて帰ったのだが,深まった秋の夜風が心地よく感じた。

08/10/30(木)

先日,仕事が終わり鍵を掛けて帰路についた。終電車に乗り込み,雑誌を開いた瞬間ふと気掛かりなことを思い出した。コーヒーメーカーの電源を切っただろうか,と。雑誌を閉じ,帰る間際の十数分間の行動を思い出してみた。確かに最後に電源は切ったはず。もし切っていなければ匂いや音がするはずだと自分に言いきかせた。けれども,絶対に電源を切ったという確信はなかった。この手のことは一度気になり始めると確認しない限り不安は消え去らない。パソコンやコピー機などなら電源を切らなくても電気代が掛かるだけで大事には至らない。だが,熱を持つ電化製品の場合,最悪火災に繋がりかねないのだから,自分だけの問題でなくなる。結局,電車を降りてから駐車場に向かい再び八王子教室を目指した。(つづく)

08/10/29(水)

今まで使っていた蛇口のレバーは押せば水が出て,上げれば止まった。つまり上から下なら「出」,逆に下から上なら「止」だった。ところが今回の新しい蛇口ではそれが真反対なのだ。押すと止まり,引けば出るのだ。人間の習慣はそう簡単に抜けるものではない。20年以上もそうやって使ってきたモノを,今日から急に逆にしますと言われても簡単には直ならない。たとえば部屋の模様替えをしたときに,最初のうちは何度か前にあった場所に行ってしまうように。けれども,そこに目的のものがなければすぐに気づくはずだ。ところが蛇口の場合は困ったことが起こる。流しに平たい皿が置いてあるときなどがそうだ。水を止めようとしてレバーを引き上げる。すると過激なほどの水が噴出して,皿に落ち,あたりを水浸しにしてしまうこともある。特に相手が小皿のときなどがそうだ。あとどのくらいで慣れるのだろうか。レバーの動きが逆の規格になったのは,地震などで物が落下しレバーを押し下げたときに,部屋が水浸しになった例があるらしく,それを防止するためだと交換に来た業者の人は言っていた。

08/10/28(火)

自宅の台所の蛇口を交換した。根元が緩くなり,少しずつ水が漏れ始めたのだ。自力で
は修復が不可能だった。業者にみてもらったところ,放っておくと配管までダメになってしまうと言われた。浴室の蛇口も一緒に交換して貰った。水道の蛇口自体,15年もすれば交換が必要になるのが一般的らしい。その点では,我が家の蛇口はよくもった方だ。さて,ピカピカの新しい蛇口は見ていても気持ちいい。早速使ってみようとするといままでと勝手が違った。台所の蛇口はこれまでと同じ,アップダウンで水を出したり止めたりするレバー方式のものだ。(つづく)

08/10/27(月)

小学生の低学年を教えていると,大人にとっては簡単なことがこどもにとってはハードルが高いことに気づくことがある。算数で角度の単元を勉強している小学三年生が居る。角度の勉強は今回が初めてだ。まだ分度器など使う段階ではなく,直角を探すプリントを解いていた。図が描かれ,そこに三角定規の直角の部分を重ね合わせて確認するのだ。ところがなかなかうまく図の上に三角定規の直角部分を重ね合わせられない子がいる。角の反対側に三角定規を当ててしまい,なかなか正しいところに置けないのだ。まだ定規の使い方もほとんど知らない段階だが,こどもの理解力の速さにはいつも驚かされる。何度か三角定規を移動したり回転させているうちに,結局帰る頃には全問正解できるようになった。

08/10/26(日)

新しいDSが出たあとにどこで買うのがいいのか,さらに詳しい生徒に聞いてみた。一般の家電量販店ではほとんどが定価よりちょっと安い程度にしかならないらしい。安く売るのはブックオフやTSUTAYAなどの再販点らしい。モチはモチ屋ではではないがこうした情報はやはり使い慣れたものの方がしっかりしているようだ。店によっては半額くらいになるところもあるらしい。新機種販売まであと一週間を切った。

08/10/25(土)

以前,京都の公立中学校でDSを使って生徒の英単語力をアップさせたという記事を新
聞で見たことがあった。塾でもそれを取り入れることにした。英単語のソフト自体はそれほど高いものではないのだが,DS本体はそれなりの値段がする。教材として買うのに高すぎるというほどではないのだが,どうせなら安い方がいい。そのDS本体だが,11月には新しい機種が出るらしい。いま出ているものとそれほど値段が変わらないようだ。それならそこまで待って買った方がいいかもしれない,そう考えた。ところがそのことを生徒に話すと,新しい機種には単語など学習用ソフトにはそれほどのメリットがないと言われた。それなら,新しい機種が出た段階で古いのが安くなるだろうから,それを狙ったら方が得ではないかという意見だった。(つづく)

08/10/24(金)

明大中野校の高校二年生は来週から修学旅行で沖縄に行く。10月も下旬というのに,今日は東京でさえ少し蒸し暑かった。そうなると,沖縄ではまだ泳げるのではなかろうか。実際,向こう一週間の那覇は最高気温が30度近くまで上がる予報が出ている。真夏日だ。最低気温も24度なので,暖かいというよりは暑いくらいかもしれない。「半袖で大丈夫ですかね?」と言う生徒が居たので,十分大丈夫じゃないかと答えた。修学旅行のしおりには,シュノーケルやダイビングの予定が組まれていて,みんな楽しみにしているようだ。高校生活で最も大きなイベントのひとつの修学旅行は,何ともうらやましい限りだ。

08/10/23(木)

今日,仕事場の机の鍵を忘れてしまった。キーホルダーごと車の助手席に置いてきてしまったのだ。教室の入口は合い鍵を持っていたので無事だった。けれども,机の合い鍵は作ってなかった。普段なら机が開かなくても何とかなるのだが,今日は机の中に用事があったのだ。そこで,以前使わなくなったいくつもの鍵を仕舞ってあるトレイを取り出した。全部で30個以上はある。それら一個一個を試してみた。鍵穴に入るものもあれば,まったく受け付けないものもあった。端から順に試したのだが,どれも件の机の鍵ではなかった。鍵穴に入る鍵とラジオペンチを組み合わせて開けようとしたのだが,結局開けることは出来なかった。それほど頑丈な作りでもないのに,鍵はしっかりしているのものだと感心した。机の中の仕事は,今日は諦めるしかなかった。

08/10/22(水)

一昨日記した新聞の一面広告だが,ちょっと勘違いしていたようだ。どこを勘違いしていたかというと,最後の一面の化粧品会社と,その前の4面とは関係がなかったということだ。4面の広告は,それぞれのモデルの広告写真で「シンブンテイメント」と銘打たれていた。ただ,流れからすると化粧品会社の広告と繋がっていると勘違いした人が他にも居なかっただろうか?その場に居た学生の先生は,前4人のモデルと化粧品とのターゲット層がちょっとずれているのではないかと言っていた。彼は大学でマーケッティングを学んでいる。あとになって関連性がないことに気づいたとき,さすがだなと思った。

08/10/21(火)

夕方,授業を受けに来た生徒が虫刺されの薬を英語の先生から貰っていた。学校から塾に来るまでの間に蚊に刺されたようだ。秋とはいえまだ日中は蒸し暑く,蚊の活動期間が延びているのだろうか。人に近づくと蚊は目の敵のように潰される。刺されるとかゆくなるからだ。もし,あのかゆみが無ければそれほどまでに嫌がられないのではなかろうか,とは別の英語の先生の意見。確かに一理ある。ちなみにあのかゆみは刺されるからかゆくなるのではなく,刺している間に人に気づかれないようにするための麻酔の役目をしているから。麻酔は3分間ほど有効で,それが切れるとかゆくなる。昔見た科学番組でそう説明されていたことを,薬を塗っている生徒の姿を見ながら思い出した。

08/10/20(月)

今日の朝刊を開くと,突然モデルの女性の写真が一面いっぱいに載っていた。広告の趣旨が分からないようなものだった。さらに新聞をめくっていくと,次の一面にも同様の写真があった。その後めくること二枚,同様の写真が続いた。さらに次の面を見ると始めてそれが化粧品会社の広告であることが分かった。全国紙の場合,一面広告の値段は4~5千万円するらしい。計5面なので二億円は掛かった計算になる。それだけ宣伝費を掛けてどのくらいの効果が上がるのだろうか。

08/10/19(日)

この夏,雷のため一度は故障したDVDレコーダーだが,修理後はそれなりにはたらいている。故障した段階で新しいDVD機を買った。その段階ですでに買ってあったDVD-Rは使えなくなった。規格が違うのだ。修理で戻ってきた古いDVDレコーダーは,VHSビデオテープの再生録画ができる機種だ。それを使わない手はない。以前録った昔のビデオテープを使えなくなったと思ったDVD-Rにダビングしている。そのままダビングすればそれほど手間は掛からないのだろうが,コマーシャルをカットしたり,チャプターを入れたりと何かと編集をしてしまうのは性格なのだろうか。

08/10/18(土)

高校生にとって大学はまだ未知の世界のもの。大学へ行くと多くの学生は何かしらのサークルに入る。どんなサークルに入りたいか,高校生のうちからあれこれ考えるのは普通だろう。乗馬のサークルに入るかもしれないという女子高生が居る。こどもの頃に馬に乗ったことがあり,楽しかったようだ。彼女はさらに「馬の王子様っていうテレビに,この前明治大学の乗馬クラブが出ていました」と言った。馬の王子様?と,ちょっと耳を疑った。白馬に乗った王子様ではなく,馬自体が王子様ということか?彼女の聞き間違いかと思ったのだが,調べてみると確かにその番組は存在していた。ただ,王子様は馬ではなくちゃんとした役者が王子様役をやっているようだ。

08/10/17(金)

昨日記したビールだが,結局買った。仕事帰りの通り道にあるコンビニエンス・ストアに寄り,件のビールが並んでいることを確認してからレジに向かった。学生風のアルバイトが二人居た。ひげを蓄えた店員の方に,ダークビターをケースごと売ってくれないかと尋ねた。すると店員は少し首をかしげながら「ケースで残っているかなあ」と言いながら奥の倉庫へと向かった。程なく戻ってくると,すでに箱が空いたものを持ってきた。箱の中を覗くと半分くらい残っていた。何缶あるか数えて貰うと11缶残っていた。そこで,すでに冷蔵庫に並んでいるところから新に4缶取りだして買うことにした。ケースごとではないにせよ,満足のいく本数はキープできた。しばらくは楽しめそうだ。

08/10/16(木)

最近,コンビニエンス・ストアで気になるビールが売られている。サントリーから出ている「ダークビター」というビールだ。100%ビーターホップを使用というのがウリのようで,普通のビールより苦みが強く,確かにホップの香りも感じられる。サントリーモルツなので,天然水仕込みということも美味しさのひとつなのかもしれない。今日はビール党の先生も居たので,このことを話すと帰りに買っていこうかと言っていた。この商品はコンビニ限定で販売されている。限定醸造らしいので,いつまで売っているのか分からな
い。以前も同じようなことがあり,結局あまり飲まないうちに販売が終了してしまった。
それなので,今回は思い切って“大人買い”してしまおうかちょっと迷っている。

08/10/15(水)

東中野教室の講師室を少しだけ模様替えした。模様替えというよりは,空いたスペースにコピー機を移動した。今までそこに何があったかというと印刷機だ。よく生徒に印刷機とコピー機の違いを聞かれる。違いというよりは用途によって使い分けるのが普通だろう。枚数が多ければ当然印刷機だ。枚数が少ない場合や急ぐときにはコピー機を使う。さて,印刷機はどこに行ったか。それは追々記すとして,いずれにしても印刷機のあった場所にコピー機を移動した。移動自体はキャスターがついていたので,一人でも簡単に出来た。配線もパソコンほど複雑なものではないので,それほど苦労もしなければ時間も要らなかった。唯一つまずいたのが最初で,繋がっているケーブルを全部外した瞬間に,教材をコピーしに来た先生が居た。一旦すぐに繋ぎ直してから,他にコピーする先生が居ないか確かめてから再び作業をした。

08/10/14(火)

明大中野校の中間試験が始まった。今回は担当学年の時間割が個人的には助かる方だ。ただ,二日間だけかなり早い時間帯での授業がある。どちらも学校の試験が一時間しかない日で,試験自体は10時頃に終わってしまう。その結果,塾での授業は10時20分から始めることにした。この時間は夏や冬の講習での一講座目の時間だ。試験中,昼前後の授業はよくあるのだがこれだけ早い時間帯はそうそうない。いきなりの『早朝出勤』は体内時計がかなり狂う。それでも二日間だけなので何とかなるだろう。

08/10/13(月)

忙しさを理由に,最近ちゃんと本を読んでいないことを感じる。読んでいるものといえ
ば,通勤時の電車内で読むパソコン雑誌がほとんどだ。まともに本を読んだのはいつだろうか。この時間帯だけは何があっても決めたことをしよう,そうやって作る時間も必要だろう。それは仕事についても同じことがいえる。滞ってしまっている仕事がいくつかある。いつかやろう,などと思いつつ机の上に積んだままのものがある。考え方を変える時期かもしれない。

08/10/12(日)

電気製品を買うと取扱説明書は比較的よく読む方だ。自宅にあると説明書はテレビやビデオデッキの他,エアコンに扇風機,ケータイなどさまざまだ。中には電卓の説明書もある。隅から隅までというわけではないが,結構しっかり読む方だ。ただ,最近の取扱説明書は厚くなっている傾向にある。最近買ったDVDレコーダーもそうで,かなりのページ数がある。もし最初から最後までそれなりにしっかり読むとすると,2,3日は要するだろう。簡単な入門書的な説明書もあるのだが,それだけでは不十分だ。もう少し要領の得たものを作って欲しい。

08/10/11(土)

明大中野校は来週から二学期中間試験が始まる。今日は試験初日の科目の対策授業を行った。高校生の化学だ。授業を始めて中盤に差しかかったところ,生徒がかなり眠そうな様子がすぐにうかがえた。普段はあまり授業中に眠そうにしない生徒達だったので,試験勉強で「本当に」疲れが出て眠くなったのだろう。問題を解かせていても思うように進まなくなった。そこで思い切って少しだけ休憩時間を取るようにした。生徒には五分間だけ休憩すると言い残し,講師室に戻った。他の仕事をすること15分。教室に戻った。生徒達はまだ眠っていたがそこで起こした。起きたばかりは眠そうだったが,再び問題に取り組むと前よりも数段はやく解いていった。生徒が「どのくらい寝ていましたか」と聞くので,15分だけと答えると,もっと長いかと思ったと言った。高校生くらいだと15分ほどの仮眠で調子が戻ることはよくあることだ。

08/10/10(金)

今日は10月10日。このぞろ目のようなこの日はどうしても昔からの印象で「体育の日」と捉えてしまう。昭和39年の今日,東京オリンピックは開催された。晴れの特異日である今日は,やはり昼間のうちの天気は良かった。乾燥しているのがすぐに感じられたので,出勤前に少しだけ洗濯をした。‘少しだけ’というのは控えめでなく本当にそうだっのだ。普段はあまり使わないのだが,スーツのポケットに入れてあるハンカチを数枚手洗いした。洗ったあとしっかりしわを伸ばして干してから出掛けた。

08/10/09(木)

以前から片付けようと思っていた仕事に少しずつ着手し始めた。教材の直しだ。数学特訓は年に何度もあり,問題自体が学校の過去問のため,いわゆる「生きた」教材だ。そのためワープロに入力するとき,どうしても間違えてしまうことがある。数学特訓当日に誤植や答えに間違えがあることに気づくこともある。特訓が終わってすぐに修正すればそれで済むのだが,なかなかままならないときがある。その修正をし始めたのだ。それ以外にも,以前から気に掛かっていた問題の差し替えも始めた。本来,こうした問題作成に時間を費やしたいのだが,いつも目の前の仕事を優先させてしまう。そろそろこうしたことに真っ正面から向かい合う時間を意識して作らなければいけない。今日も通常授業で使っているプリントで,問題の差し替えをした方がいいと感じた問題が一題あった。

08/10/08(水)

明大中野校の二学期中間試験が近づいてきた。試験前の集中授業が,毎度のように行われている。自宅の近い生徒の場合,遅い時間まで授業があることも珍しくない。男子校のため,多少遅くなってもそれほど心配はない。八王子に比べると,圧倒的に都心に住んでいる生徒が多い。自転車通学をしている生徒も若干だが居る。その中の一人が,夜11時過ぎまで試験対策の授業を受けて帰って行った。帰る途中に警察官に捕まることはないのかと帰宅前に訊くと,最近はそういったことは少ないと言っていた。捕まったとしても,制服を着ていると比較的すぐに解放してくれるらしい。数学を二講座も受け疲れた帰り道になるので,気をつけて帰るように言って送り出した。

08/10/07(火)

高校二年の生徒が,学校の鑑賞教室で舞台パフォーマンスを見に行ってきた。「ブルーマン」という三人で構成されるグループだ。このブルーマン,始まりはニューヨークの路上パフォーマンスらしい。真っ青に顔を塗った姿は,ちょっと見ただけでは異様だ。見てきた生徒がパンフレットを持っていたので,見てみるとやはりちょっと怪しい雰囲気があった。ところが,それをそばで聞いていた先輩が,「ブルーマン,いいな~」とひと言。高校生の間ではよく知られているのだろうか。観客も巻き込んでパフォーマンスをするらしく,引率の先生が舞台に上げられいろいろと『いじられて』いたらしい。先生も何かと大変だ。パンフレットを何枚か持っていたその生徒は,それを欲しがっていた先輩に快くあげていた。

08/10/06(月)

東中野教室の明大推薦テスト対策ゼミは先週,八王子教室の統一学力テスト対策ゼミは今日終了した。高校三年生対象の授業だ。最終日は恒例の湯島天神の合格鉛筆を生徒に渡した。いつものことで,束の中から一本だけ,おみくじ代わりに引かせる。前回と同じものを引く生徒も珍しくない。今回も居た。交換して欲しいというのだが,おみくじに引き直しはないのでそれを受け入れるように言った。湯島天神がどこにあるか訊かれたので,場所を説明すると,彼らが希望している明治大学にほど近いことを初めて知った生徒も居た。さすがに誰が祀られているのかは知っていた。

08/10/05(日)

東中野教室で数学特訓があった。秋の気候となり朝から過ごしやすくなった。それなので最初冷房は掛けずに特訓を始めた。ところが,高校二年生の教室は10名を超えさすがすぐに暑くなってきた。除湿の風を送ると次第に涼しい風が流れ込んできた。そんなことをよそに,午前中に予定していたプリントをあっという間にこなしてしまった生徒が何人か居た。さらに上の問題をことなげに解いてしまう生徒も居て,頼もしさを感じながらもちょっと慌てたりもした。結局,午後までの特訓はこちらの思惑を大きく上回ってくれたのは嬉しい誤算だった。

08/10/04(土)

通勤時,電車に乗っているときは雑誌を読むことが多い。そのほとんどがパソコン雑誌だ。定期購読している雑誌は毎月第二・第四月曜日に発行される。通常,宅配便で送られてくるので,正規の販売日よりも少し早めの,前の週の木曜日にいつもは自宅に送られる。今年の9月のように,第五月曜日まである週は一週だけ間が空く。ほぼ二週間のペースで読んでいるので,そういったときは他のものを読んでいる。でも,結局は仕事がらみの本を読むことがほとんどだ。今回も,算数に関する本を読んでいる。数学に関する本の方が圧倒的によく読むのだが,最近は小学生対象の授業も増えてきたので算数も気に掛かるところだ。

08/10/03(金)

夜遅い授業となると,先に夕食を済ませてから授業を受ける生徒も居る。特に体育会系の部活に入っていて,練習が終わってからだとかなり空腹になってやって来る。午後七時からラグビー部の生徒の授業があった。生徒が揃ったところで教室に行ってみると,みな食事中だった。少し待ってから始めると告げると,生徒の一人が「お湯もらえますか」と言った。かなり大きめのカップラーメンを持っていた。それだけでなく,すでに彼は牛丼の大盛り弁当を平らげていた。以前も同じような光景を見たことがあり,生徒にどのくらいのカロリーを一日に摂っているかと訊くと,一食で2000キロカロリーを超えると言っていた。一日だと5000キロカロリーくらいになるらしい。それでも太らないのは相当量の練習を毎日しているからだろう。

08/10/02(木)

普段はあまり忘れ物をすることはないのだが,今日は鍵を忘れてしまった。数年前にも一度,同様のことがあった。そのときはビルのオーナーに頼んで鍵を開けて貰った。オーナーが近所に住んでいたので助かったが,迷惑を掛けてしまった。そのことを反省に,鞄の中には常に予備の鍵を入れてある。そのため今日は問題なく教室には入れた。家を出るときには自宅の鍵を掛ける。それなのにどこに忘れたかというと,車の助手席だ。車に乗り助手席に鞄とキーホルダーを置く。いつもだと信号待ちのときに鍵は鞄に仕舞うのだが,今日はその作業を忘れてしまったのだ。以前,逆に仕事場に車の鍵を置いたまま帰ったことがあった。駐車場に着き,車に乗ろうとしたときに鍵がないことに気づいたときはショックだった。目の前に自分の車があるのに乗れない虚しさはいまでも忘れない。やはり同様に,それ以降は車の合い鍵も鞄に入れるようにした。

08/10/01(水)

今日は10月1日,都民の日だ。この日は毎年赤い羽根募金の日となっている。中学生や高校生が駅前で元気よく募金を募っている。ところが,今日はその風景をまったく見ずに出勤した。生徒達は学校が休みだったので,八王子教室で高校三年生対象の特訓授業を行った。来週学校で実施される,明大推薦・統一学力試験の対策として,文系の生徒は社会,理系の生徒は理科の問題を多数解いてもらった。講習に来ていた生徒に赤い羽根募金のことを訊くと,「駅前にたくさん居ました」とのこと。どうやら通勤に使った経路は,募金活動の場ではなかったようだ。確かに人通りの少ないところを通ってきた。別に避けて通ったわけではない。一度募金をした生徒が,少し歩くとまた新たな募金活動をしてる他のグループに出くわし,そこを素通りするのはちょっと後ろめたさを感じつつも,判然としない気持ちになると言っていた。

9月

08/09/30(火)

十月中旬には体育の日に絡んだ連休がある。以前,生徒からこのあたりで出掛けるという話を聞いていた。近づいてきたのでどこに行くのか尋ねてみた。すると,その計画は中止になったとの返事。なぜ中止なのか訊くと,金銭的な問題らしい。そんなに掛かるものなのかとさらに訊くと,友達どうしで温泉に行くという計画だったらしい。ちなみにこの生徒は女子高生だ。秋も深まる頃に,今どきの高校生が温泉旅行に行くつもりでいたのがちょっと意外だった。女の子なら,ディズニーランドなどテーマパークに行きそうなものを,温泉とはちょっと渋い気がした。彼女の説では,近所にあるスパではどうしても温泉に行ったという気がしないということだった。

08/09/29(月)

昨日も記したのだが,ここへ来ていきなり涼しくなった。涼しいを通り越して寒いという生徒も出るほどだ。さすがにもう夏用の服は要らないだろう。そう思い,夏用のスーツをクリーニングに出そうかと思っていた矢先,昨日の天気予報で「異常天候早期警戒」という聞き慣れないことばを聞いた。異常天候早期警戒とは,「一週先から二週先を対象として,平年からの隔たりの大きな天候が発現する可能性が高まった場合に,その出現確率とともに影響に対する注意を呼びかける異常天候早期警戒情報の提供」をすることらしい。今年の春からこの情報提供を気象庁では始めた。昨日今日と涼しいのだが,数日後にはまた,この時期にしては暑くなる可能性があると予報士は言っていた。まだ,夏服を仕舞うには少し待った方がいいとも言っていた。それを聞いてハンガーから下ろしたスーツを再び戻した。

08/09/28(日)

初物という言葉がある。昨日から急激に涼しくなり,それまでの暑さはいったいどこへ行ってしまったのだろうか。明日には十月下旬の気候にまでなりそうだ。ここまで涼しくなると,食べ物にも影響してくる。日曜日の晩酌は,今シーズ初の鍋にした。買い物に行ったスーパーで,今夜は何にしようかと考えたときにふと思い浮かんだ。一週間前はおろか,数日前までは思いも寄らなかった鍋が,少し涼しくなっただけですぐに思い浮かべられた。今シーズンの初鍋は,野菜と豆腐を中心に作った。

08/09/27(土)

出勤するときの駅の改札口付近でいきなり「先生!」と呼び止められた。卒業生がきちんとしたスーツを着て,友達と一緒に出かけるところだった。どこに出掛けるのかと訊いたら,友達の結婚式に行く途中だと言った。あごに短いヒゲを生やしていたので,軽く引っぱってみた。ほんの二言三言交わして別れた。臨時的に何度か授業をやって貰ったことのあるその卒業生はいま同業者だ。去年就職し,おそらく小中学生を中心に教えていることだろう。別れ際に遊びに来るように言うと,何か相談したいことがあると言った。仕事も二年目になると,少しずつ見えてくるものがあるのだろう。

08/09/26(金)

暑さ寒さも彼岸まで,と言うが関東地方は今日で暑い日は終わるようだ。今日は昼過ぎから授業を行った。東中野教室の明大中野校高校二年生の授業だ。学校は今日,中学生が体育祭のため,高校生は午前中授業で終わった。そのためにいつもは夕方から始まる授業を繰り上げて行った。すると,いつもと様子が違っていた。居眠りをする生徒が少し目立ったのだ。いつもよりも早く終わり,楽なはずなのになぜかいつもより眠そうな生徒が多かった。どうして眠いのかと訊いてみたら,昼食をとったばかりの午後イチの授業は,自分の意に反して眠くなってしまうとのこと。気持ちは分からないでもない。時間に余裕があるからといって,必ずしも楽であるとは言い切れない一例だった。

08/09/25(木)

塾には生徒がゲームセンターで取ってきた,ぬいぐるみや景品がいくつも置いてある。その中のひとつに小さなぬいぐるみがある。「ピクミン」と呼ばれるその人形は,どう見ても決してかわいらしい代物ではない。目がギョロッとして,二頭身で足は申し訳程度についている。全体的にひょろ長く頼りない。塾にはすでに5,6年は住み着いている。このどう見てもかわいらしくないぬいぐるみが人気がある。小学生の女の子は来る度に遊んでいる。水かきのような手と足がかわいいという女子高生もいる。人気者の彼?はそのせいで,最近では背中から綿が少し出始めている。

08/09/24(水)

先日テレビを見ていたら女性タレントと共に「アラフォー」と言うことばが何度か出てきた。最初はそのタレントの名前かと思った。最近は,カタカナの女性タレントが多いのでそう思ったのだ。ところが,番組を見ているとどうやら彼女の名前ではないことが徐々に分かってきた。あとで調べたところ「アラフォー=Around 40」すなわち40歳前後の女性のことを指すらしい。これの元となることばは「アラサー=Around 30」で,使われ始めたのは去年頃から。差別用語のようにも思えるのだが,いくつかのサイトを見るとむしろその逆で,キャリアを積んだ世代として捉えられている。一つの属性を与えることにより,その世代をターゲットとした商戦として狙いやすくする手段でもあるようだ。

08/09/23(火)

先日新たに買ったDVDプレーヤーは,BS・CS放送が受信できる。今どき売っているDVDプレーヤーなら当然のことだろう。アンテナ自体はそれほど高いものでなかったので買ってきてベランダに設置した。休みの今日の昼間にプロ野球中継をCSで見た。いつも見ている地上波と比べると地味に感じた。アナウンサーと解説者のみで中継は進み,途中リポーターが入ることもなく,カメラの台数もいつもより少なかったようで,アングルは単調だった。でも,落ち着いて見るには十分だろう。イニングの途中でコマーシャルが入らず,またNHKとは異なり音声が入らずただ球場の様子を映し出すだけだった。いつもは要らないと思っているコマーシャルも,無いと何となく淋しく感じた。

08/09/22(月)

以前NTT関連会社の営業が来て,光回線にしないかと提案された。電話も光にすることで,結果的には経費削減に繋がるという説明だった。今日,技術担当者が来て光回線の接続が可能か調べていった。結果的に光は引けるらしい。ケーブルは階段の途中から引いてきて,壁を伝わりながら二階の教室まで配線することは可能だと説明された。階段から教室内へはどうやってケーブルを入れるのかと尋ねると,入口のドアの上部の磨りガラスのスチール枠に,小さいな穴が開いているのでそこを通すと言った。窓枠に穴がある?とちょっと驚きながら背伸びして見た。すると確かにそこには小さな穴が開いていた。以前テナントに入っていた会社が開けたのだろう。いまの教室に引っ越してきてもうすぐ3年になる。けれども,その穴の存在は今日まで知らなかった。

08/09/21(日)

今年の雨の降り方は少し異常なことが多い。今日も夕方になって降りが激しくなってきた。休みの日の夕方の買い物に出かけようと思っていた矢先だった。そのため,出かけるのが少し遅れた。激しい雨のあとにありがちなのだが,止むとそれまでのことがウソだったように雨は上がる。スーパーの入り口には,カゴに欠けられたビニール傘が一本取り残されていた。

08/09/20(土)

今年の夏は,本州付近に台風が接近することはなかった。今回の台風が今シーズンでは初めて関東までやって来た台風だろう。今日は八王子教室で午前中から授業があった。そのため,昨晩から台風の動きに気を掛けていた。結果的にはほとんど影響はなく,むしろ昨日の夜の方が雨が激しく降り,帰りの交通機関に影響が出たのではなかろうか。ただ,今朝まで遅れの出た路線も少しあったようだ。そのため,授業時間に間に合わなかった先生もいた。台風が過ぎた後の空は,少しの間晴れ間が見えたのだが,夜には再び雨が降り出した。

08/09/19(金)

今日は予定外のことが多かった。いつもなら夕方頃に来る小学生が,二時間以上も前にやって来た。個別指導のeトレを受けに来たのだ。すぐにノートパソコンを立ち上げ,授業の準備をした。しばらくすると約束をしてあった労働保険組合の職員がやって来た。急な授業が入ったことを説明すると,他に寄るところがあるらしく,先にそちらに行ってくれることになった。助かった。その後も何人かの小学生がいつもの時間よりも微妙に早く来たり,入塾希望の生徒が説明を聞きに来たりした。もちろんアポ無しだ。さらに,営業の人が寄ったりして何かと忙しかった。明大中野八王子校の生徒は今日が成績発表の日で,生徒達の成績表を集めるのにも追われた。いつもならすぐにその成績表をもとに,順位や偏差値を計算して塾専用の成績表を作り生徒に渡すのだが,今日は結局手をつけることが出来なかった。千客万来の日だった。

08/09/18(木)

いま,八王子教室では新聞を取っている。普段は取っていないのだが,今回はどうしても取って欲しいと配達員に強く懇願され,仕方なく三か月だけ取ることにした。毎朝配達される朝刊は,講師室に置いてある。それを見た国語の先生が,「この新聞もらってもいいですか」と言った。特に保存する必要性もないので構わないと返事をした。彼女自身が必要なわけではなく,大学の留学生がいろいろな新聞のスクラップを作っていて頼まれたらしい。数日分の新聞を,ブランド物の店の紙袋に入れ持ち帰っていった。

08/09/17(水)

学校の定期試験が終わると,試験問題を生徒から借りてスキャナに掛け保存している。授業の資料としても,また後輩のためにも後々必要となる。試験中は問題を借りるのだが,試験が終わった後には学校で配られる模範解答も保存しておく。ただ,すべての教科で解答が配られるのではない。そのため,中には生徒自身が自分の答案に書き込んだものをスキャンすることもある。良い点数の場合は氏名を入れたまま保存して構わない。もちろん生徒には了解を得る。ただ,中には不本意な点数であることもある。そういったときは当然氏名のところは隠す。後輩が見たときに,やはりバツが悪いだろうから。

08/09/16(火)

この時期にしては珍しく,先週の土曜日から三連休が取れた。休みが少ない月は一か月で二日くらいしか休めないので,その意味では今回はちょっとした休息となった。夏期講習から今回休みをとる前まではかなり忙しかったので,体を休めるには有意義な時間を過ごせた。ただ,休み明けの今日は逆にいまひとつ体の切れが悪かった。休み明けはだいたいいつもそうなのだが,夕方から夜になる頃には状態が戻ってくる。そう考えると,あまりいい休みの過ごし方をしてないのかもしれない。来年のこの時期は,祝日の関係で四連休がある。いわゆる『秋のゴールデンウィーク』が初めてやって来る。調べてみるとその次の秋のゴールデンウィークは2015年で,その次が2026年にやってくる。もっとも,2015年はともかく2026年までには祝日法が変わっているかもしれない。それに,いまから18年後のことは想像してみてもピント来ない。18年後はいまの生徒達が働き盛りになっている頃だろう。

08/09/15(月)

修理に出してあったDVDが戻ってきた。数日前に修理が完了したという電話があり,修理に出してあった店に取りに行った。伝票を出すと店員は棚に置いてある修理の終わったDVDを取りに向かった。どういう訳か受付には液晶のモニターが置いてあり映画が流れていた。寅さんだった。しばらくすると店員が戻ってきた。箱のない修理品はエアパッキンでしっかり梱包されていた。家に持ち帰りテレビに接続してみた。電源を入れると以前と同じように立ち上がった。気になる録画してあった番組だが,すべてがそのまま残っていた。これにはさすがに感動した。DVD機が落雷にあった段階でハードディスクの内容は消滅していたことは覚悟していたからだ。テレビの画面に以前録っていたものが残っていたことが見られて改めてホッとした。

08/09/14(日)

今日は中秋の名月。ところが今夜の空は完全に雲に覆われてしまい見ることができそうもない。夜遅く,雨が降ってきた。天気予報によると向こう一週間はほとんど晴れることはなさそうだ。この一週間は帰りが遅いことが多く,沈みかけた西の空に浮かんでいる月が妙に目についた。錯覚とはいえ,沈む頃の月は大きく見え妙に黄色くなっていた。夜になると秋の虫の声がよく聞こえてくる。ようやく夏も終わり秋を迎えたようだ。

08/09/13(土)

9月は上半期の決算期の会社が多いのだろうか,やたらと営業の電話が入る。残念なことに,こちらのタイミングと売りたい方とのそれとが一致しないことの方が多い。今年は夏期講習の頃から9月にかけて猛烈に忙しく,電話対応する時間さえ惜しいくらいだった。そもそもすべての話に乗っていたら,それこそ体がいくつあっても足りない。結局,ほとんどはその場で断っている。わざわざ来てもらっても,お互いの不利益になることの方が多いだろう。

08/09/12(金)

卒業生が就職が決まったと報告に来た。希望通りの旅行会社だったようで喜んでいた。卒業後しばらくは,何度も塾に遊びに来ていた。通っていた専門学校が塾から歩いて数分の場所にあったからだ。でも,働き出せば当然仕事場はいまとは違う場所になるので,そうそう遊びに来られなくなるだろう。みんなそうやって少しずつ離れていってしまうのだが,それが卒業であり生徒の成長なのだろう。

08/09/11(木)

長時間試験勉強をしていると,当然空腹になる。昼食を取り,夕方になり夕食を取っても夜になる頃はまた腹が減ってしまうのは当然だろう。大抵の生徒はコンビニやファーストフードにい行って買ってくる。ところが,八王子教室のすぐ横にはダイエーがある。地下には主婦御用達のスーパーもある。ここは24時間営業なのだが,夜9時を過ぎるとお総菜や弁当,サンドイッチなどが安くなる。それを狙って買い出しに行く生徒が居る。試験中何度も行っているので,慣れたもので塾を出て行ってからしばらくすると,ほぼ半額になった夜食を買って戻ってきた。

08/09/10(水)

秋は文化祭のシーズンだ。一年を通しての学校行事としても大きな催しになる。文化祭は来客をもてなすことよりも,むしろ生徒自身が作成する過程や,実際に文化祭が行われているときを楽しむことの方が主になっているように思える。数学の授業を受けに来ていた高校生は,授業が終わると再び学校に戻り文化祭の準備に取りかからなければならなかった。一方,ほとんど文化祭に関わらない生徒は,文化祭にそこまで入れ込む同級生の姿がちょっと受け入れられない様子だった。生徒によってもさまざまである。

08/09/09(火)

前期期末試験が中盤に差しかかった八王子教室の生徒は,高校三年生を中心にここ数日,遅い時間まで自習している。帰る時間帯はそれぞれだ。帰るときにはなるべく忘れ物をしていないか一声かける。生徒が帰ってしばらくしてから教室に行ってみると,折角まとめた公式やプリントを忘れてしまっていることがある。連絡がつき,ファックスで送れる場合はいいのだが,中にはままならないこともある。何事も余裕を持って行動すればそういったことも起こらないのだろうが,やはり試験中。勉強に追われみんな気持ちに余裕がないようだ。

08/09/08(月)

明大中野八王子校が今日から前期期末試験に突入した。試験中の授業以外にも,多くの生徒が自習をしに来ている。試験が始まったばかりなのでみんな真剣だ。授業以外の仕事をしているときでも,頻繁に生徒が質問しに来る。その度に手を止めるので仕事がなかなかはかどらない。それも致し方ないだろう。生徒どうしで教え合う光景も毎度のことだ。世界史を勉強していた高校二年生は,人名をうまく覚えられない友達に,塾の先生や同級生の名前を代用として使っていた。その声が時々聞こえてくるのだが,話だけ聞いていると何だか自分がすごい人物に聞こえてくる。それで覚えられるのなら,まあ良しとしよう。

08/09/07(日)

ダメ元でDVDレコーダーを修理に出した。買ったヨドバシカメラに修理に出した。修理の受付は一階の一番奥にあった。修理の見積もり自体は無料なのでとりあえず見積もりを頼んだ。昨日,その結果が出た。修理代金は新品の金額のほぼ半額だった。ただ中のデータは破損されていなかった。録画してあったものを取り戻す時間を考えると,修理代金を出しても十分その価値があると判断したので修理を継続するとこにした。さて,今年ほど雷の多い年は記憶になり。今回のことを反省して雷サージを購入した。説明書きには最大サージ電圧12,500Vを制限電圧240Vまで下げてくれる。このサージの威力は買ってきてすぐに発揮した。買って二日後の深夜に,近所で何度も落雷があり一晩で三度も停電があった。そのときに,電流が逆流してくる様子が目の前で分かり,テレビが「サー」という音を出して電源が切れた。もしサージを買ってなかったらどうなっていたのかと考えると,冷や汗ものだった。

08/09/06(土)

まったく反応の無くなったDVDレコーダーは,その後何をやっても起動することはなかった。落雷による家電製品への影響は,間接的には聞いたことはあったのだが,自分の身に起こるとは思わなかった。いわゆる他人ごとでしかなく,何の根拠もない過信だった。DVD本体が故障したことはもちろん痛かったのだが,それ以上にハードディスクにいくつもの番組を録画したままDVD-Rに焼いていなかったことの方が辛かった。パソコンと一緒で,失ったデータの大きさと,バックアップの大切さが身にしみた。真っ黒になった表示パネルを恨めしそうに眺めても,すべては後の祭りだった。(さらにつづく)

08/09/05(金)

部屋にはパソコン用の机があり,そのすぐ横にテレビやオーディオ,DVDレコーダーなどが入っている金属製のラックがある。DVDレコーダーは電源が入っていないときには現時刻を示す。帰宅し,時間を見るとDVDレコーダーの表示部分には何も示されていなかった。まったく何も表示されず表示パネルは真っ黒なままだった。ちょっといやな予感を感じつつも,背部のコンセントがちゃんとささっているか確認した。デッキを少し手前に引かないとすぐには見えなかった。15cmほど引き出し電源やテレビと接続するコードなどを一つずつしっかり挿入されているか確かめた。どれも問題なかった。一度コンセントを抜いて少し時間をおいて差し込んだ。けれどもDVDレコーダーはまったく起動する気配がなかった。これはいよいよまずいことになったと思い,ラックから取りだして本格的に調べてみることにした。(つづく)

08/09/04(木)

今年の夏は落雷が多かった。いや,まだ続いている。今日も夕方になって少しゴロゴロと鳴りだした。突然の雷雨に予測の難しい局地的な集中豪雨など日本各地で被害が出ている。雷で怖いのは過剰な電流が逆流することによる,家電製品への影響だろう。特に,パソコンは雷が落ちそうなときには電源を切って,コンセントからコードを抜かないと,最悪の場合データを失うだけでなくパソコンそのものが破損してしまうこともある。先日のこと,やはり昼間のうちにかなりの落雷があった日だ。自宅に帰り部屋の明かりをつけようとすると,オーディオの時計が点滅していた。停電時にいったん電源が切れると,エラーメッセージとしてそうなるのだ。留守中に雷が落ちて停電したんだな,そう思いながら明かりをつけた。するといつもと何かが違うことに気づいた。(つづく)

08/09/03(水)

夏休み明けの最初の東中野教室での授業日だった。毎度のことだが講習中は八王子教室中心の勤務となってしまう。その期間,いくつもの郵便物などの書類が溜まってしまう。これも毎度のことだ。さらに,それらを片付けるのにほぼ一日使ってしまうのもいつものこと。ただ,今回は思ったよりも量は少なかった。けれども,結局すべてを処理し終わったのはもうすぐ日付が変わる頃となってしまった。

08/09/02(火)

八王子教室の生徒は,前期期末試験まであと一週間を切った。試験前の授業が集中することと,自習をしに来る生徒が多いため,ごみ箱がすぐにいっぱいになる。不燃ゴミは毎週火曜日の朝に回収しに来る。今日がその日だ。昨晩,帰る前に不燃ゴミを出した。当然今日の始まりはカラだ。ところが,夜になり授業が終わる頃になるとすでにいっぱいになっていた。それだけ多数の生徒が飲食をしたということだ。でも,ごみ箱のフタを開け上から押しつぶすとかなり圧縮された。不燃ゴミだけに,その後反発してふくれるのだが,それでもまだ明日くらいまでは保ちそうだ。

08/09/01(月)

夏休みが終わり,新たに授業が始まった。とは言うものの,つい最近まで夏の講習を受けていた生徒が多いので,これといって久しぶりという感じはあまりしない。でも,月が変わり季節はもうすぐ秋を迎えるので,気持ちを新たにできる。まだ暑い日はあるだろうが,夜になるとかなり涼しくなってきた。勉強のしやすい時期ではあるが,学校行事の多いのもこの時期。どんなことが待っているやら。

8月

08/08/31(日)

夏休み最終日は,仕事は休みだった。夕方になりヨドバシカメラに出かけた。買い物ではなく修理するものがあった。修理の受付は店の一階の一番奥にあった。一階は主にカメラやカメラに関する品物が置いてある。一眼レフカメラやレンズの他に,フィルムや三脚,写真雑誌などが取りそろえてある。どれも少しマニアックなもので,普段あまり目にすることのないものが多かった。量販店ではパソコンや家電などが中心に扱われているイメージがあるが,さすがに本職であるカメラに関するものは充実しているのだと思った。

08/08/30(土)

八王子教室で数学特訓を行った。夏休みが明けるとすぐに期末試験がある。通常,数学特訓は日曜日に行う。けれども,今年のスケジュールでは明日の日曜日に行うよりも,学校がまだ夏休みなので今日の土曜日に行った方が,生徒にとっても都合が良さそうだったのでそうした。ただ,いつもの習慣で今日が日曜日と何度か勘違いしてしまった。通常だと数学特訓が終わった翌日は月曜日で,当然授業がある。その点,今回は一日休みをはさむのでちょっとだけホッとしている。生徒達の長かった夏休みも明日で終わる。

08/08/29(金)

昨日で夏の講習が終わり,今日は平日の休みが取れた。今年の夏は長時間の勤務が続き,少し疲れを感じていた。それは,今年の夏の休みの日に何度かみられた。今日もそのひとつだった。休みの日の寝だめではないが,授業のある日の睡眠時間を取り戻すかのように寝てしまった。起きたらすでに夕方。こんな不健康な生活時間ももうすぐ終わる。明日は八王子教室で数学特訓が朝からある。

08/08/28(木)

長かった夏の講習も今日で終了した。八王子教室の今年の夏は,高校三年生が毎日のように遅い時間まで勉強していた。九月に試験があり,その準備に追われている。ただ,前期期末試験がこの時期にあるのはいまに始まったことではないので,その意味では今年の生徒は真剣なのだろうか。でも,その割にときにはリラクックスしている様子がうかがえる。付き合う方も大変だ。「残業代は出ないんですか」と生徒に言われる場面もある。あと何年かすると,きっと印象に残る夏となっていることだろう。

08/08/27(水)

夏の講習もいよいよ終盤を迎えた。この終わりを迎える時期になって,朝起きる時間が少しずつ早くなってきた。けれども,せっかく慣れたこの時間帯の生活ももうすぐ終わってしまう。それも毎年のことだ。いっそのこと,早い時間帯で過ごせればいいのだが,そうもいかない。朝早くから出勤して,帰る時間帯が終電近くになってしまうこの講習の生活を考えると,期間限定でないととてもやっていけないことが解る。今年の夏は,ここ十年で最も密度の濃い忙しさだった。いわゆる塾の営業日で,担当する授業が無かった日は一日もなかった。ここへ来て少し涼しくなったので,最後まで暑さに負けずに過ごせそうだ。

08/08/26(火)

八王子教室に来ている明大中野八王子校の生徒は,夏休みが明けて一週間ほどで前期期末試験を迎える。その八日ほど前の今週土曜日に,試験対策の数学特訓を行う。教材は学校の過去問から選んで作っている。今回の高校三年生の理系は,微分法が試験範囲のひとつだ。その分野の問題選択をした。PDFで保存してある試験問題から,今回の試験に適しているものを選んでいた。古くは十年以上も前の問題にまでさかのぼった。中には当時の生徒の答案がそのまま残っていたりして,ちょっと懐かしがりながら眺めていた。数学以外の教科で,いまの三年生を担当している先生の問題があった。そばにいた生徒に画面を見せながら解かせた。それは平成11年度の問題だった。ほぼ満点の卒業生の答案を見ながら,いまどうしているのだろうかとちょっとだけ思いを巡らせた。画面の中の問題を解いている現役の高校三年生のことも,あと何年かすると同じように思い出したりするのだろう。

08/08/25(月)

夏の講習もいよいよ最終タームとなった。この時期に授業を受けに来ている生徒には,決まって宿題の進捗状況を聞く。順調に進んでいる生徒の方がむしろ少なく,ほとんどの生徒はこの一週間で追い込むことが多いようだ。残っている宿題の代表格は読書感想文だろう。まだ読んでいないという生徒も珍しくない。こどもの活字離れはここでもみられる。いまはネットで探すとそれなりに評論や感想文を探すことが出来るので,読まずに感想文を書くという離れ業が案外簡単にできてしまう。学校での夏休みの宿題の出し方も,先生方が工夫して考えなければいけない時代となった。

08/08/24(日)

デモの印刷機はフルカラーでインクはインクジェットと同じもの。ただ,そのインクの量だが基本四色すべて1リットルという「営業用」のものだ。初めて見たとき,そのペットボトルのような容器に驚かされた。最初の一枚が出るまではコピー機より遅いのだが,一枚目が出るとさすがに印刷機だけあってものすごく早い。一ヶ月ほど借りられるので,その間にたくさんのことを試したいと思っている。普段,生徒に渡す資料をモノクロで刷っているのだが,今回はふんだんにフルカラーでプリントアウトしている。折角なので,案内やポスターなども刷っておこうかと企んでいる。

08/08/23(土)

八王子教室に印刷機のデモ機を入れた。以前から一度使ってほしいと,メーカーの営業に頼まれていた。この印刷機はかなり大きい機械で,搬入するときは専門の業者がやって来た。大人が三人掛かりで狭い階段を,機械を傷つけないように運んできた。階段のコーナーや狭いドア口なども思ったよりも簡単にすり抜けた。予定していた場所に運び入れると,今度はメーカーの技術の人が組み立て始めた。それを見ていた女子生徒が「これは手作りのコピーですか?」と言った。いくら何でもそれはないだろうと,周りから突っこまれた。完成したままではではとても運び入れることなどできないので,分解して持ち込むのだ。一時間ほどして印刷機は完成された。(明日につづく)

08/08/22(金)

北京で行われているオリンピックもいよいよ終盤を迎えている。今回の日本が獲得しているメダル数は,前回のアテネよりかなり少なくなってしまいそうだ。それとは逆に,さすがに開催国の中国のメダル数はすごい。ところで,わが国のメダル数を予測するのは何もメディアばかりではない。講習で来ている生徒の父親は,金メダルの獲得数を予想している。それも漠然と何個とかではなく,誰と誰が取るといった仕方だ。父親の予測では10個とのこと。今日現在で9個なのでかなりいい線を行っている。ところがひとつ誤算があった。あと1個と迫った予測の中にいる選手が,これから出場すると勘違いしていたらしい。件の選手のことを娘に話したところ「すでにその競技は終わっている」と言われたようだ。負けじと父親は「ドーピングで繰り上がるかもしれない」と。それはちょっと難しそうだ。

08/08/21(木)

ケータイで録画したムービーは約3分ほどの“長編”となった。いわゆる身内で見る分には十分に楽しめるものだった。さて,この動画だが,その場ですぐに再生してみんなで見たのだが,当然あとで見たくなるのも人情。ところが,普段使っているケータイにはメール機能を付けていない。メールはすべてパソコンから送受信しているので,電話機能だけあれば十分だからだ。その結果,ケータイからパソコンにデータを移動してから送ることになった。ところがこの作業が思ったより難航してしまった。何が問題でどう対処したかは,近日中に8ビットで記すつもり。それはともかく,次回の飲み会がまた楽しみとなったそんな終わり方だった。

08/08/20(水)

卒業生との飲み会では,当然近況を訊いたりする。就職して二年目の卒業生は,一年目と違い仕事に対する不満や不安を抱えていたりする。いまの世の中,ひとつの会社にずっと居ることの方が少ないようで,同期入社ですでに辞めてしまった同僚も居るようだ。どこまでいまの仕事を続けるのか,悩みどころのようだ。当然こういった話は,高校生の頃に出るわけもなく,変わっていないように見えても成長している証なのだろう。楽しい時間はどんどん過ぎいわゆる宴たけなわになった頃,彼女らがお世話になった先生宛に,ケータイに動画でメッセージを残して貰うことにした。ケータイで録画撮りをしたのだが,思ったより長時間撮れることを知った。(さらに明日につづく)

08/08/19(火)

お盆休みも終盤の先週末の土曜日,卒業生5人と飲んだ。その内の3人は毎年恒例の飲
み会を行い,今年の春もその催しはあった。それなので,今年二回目の飲み会だった。他の2人のうち1人は卒業してから会っていなかった。今回は八王子で飲んだ。5人ともすでに就職している。業種はみなさまざまだが,2人はすでに就職2年目で他の3人は今年の春就職したばかりだ。一年目と二年目とではずいぶん様子が違う。この春就職したばかりの卒業生はまだ職場にも十分に慣れていなかったり,研修がまだ終わっていなかったりとさすがに新鮮味がある。やっと仕事と新しい環境に少し慣れた頃だろうか。お互い何年かぶりで会ったにも関わらず,まるで昨日まで同じ教室にいたかのような会話ができるのは,やはり同じ時間をたくさん過ごしたからこそ可能なことなのだろう。(明日につづく)

08/08/18(月)

お盆休みが明け,今日からいくつかの授業が始まった。クラス授業自体は水曜日から始まるので,今日は個人指導が中心となった。ここ数日間はおそらく静けさを守っていたであろう塾が,今日から急ににぎやかになった。午前10時過ぎから続々と生徒や先生が現れ,ちょっとした挨拶などもした。家族旅行に行った生徒からはお土産を貰った。毎年のことだが,真っ黒に日焼けして帰ってくる生徒が居る。いずれにしてもみんな無事に戻り,夏の終盤の講習が始まった。

08/08/17(日)

今日は久しぶりに『涼しい』日となった。東京の最高気温はかろうじて25度を超えた程
度で,暑い日が続いたのでかなりしのぎやすく感じた。お盆休みということも手伝って,ここ数日飲むことが多かった。その意味でも今日は休肝日にした。さすがに毎日飲んでいると,美味しさの感度が鈍くなってしまう。向こう一週間,また暑い日が復活するようなので,むしろそちらに取っておいた方が賢いだろう。

08/08/16(土)

食べ物や飲み物の嗜好は,人それぞれ異なるのは当然のことだろう。それでも定番のものはあって,長い間販売され続けられるものもある。ラガービールやコーラ,カップーヌードルなどがそのひとつだろう。さて,個人的には愛飲しているスポーツドリンクがある。ただ,どういう訳かそれらは二年と保たない。しばらくすると店頭から消えてしまうのだ。二年保たない=夏のシーズンを一度越えるのがやっと,なのだろうか。そうだとすると,一般向けする舌と自分の舌が異なるということになるのだろう。そう考えるとちょっとだけ不安になる。

08/08/15(金)

お盆休みの今日,車の整備のついでに近くの書店に寄った。書店と言うよりは,いわゆる再販本を扱っている店だ。一時間ほど掛かる整備中にその店に行った。まず,入ってすぐのところにあるワゴンのCDやDVDを見た。どれも少し前の映画や,ほとんど聞いたことのない歌手のCDが並んでいた。店の奥に進むとさまざまな本が並んでいた。ちょっとした書店よりは充実している品揃えだった。歩き進むと,学習参考書らしき売り場にたどり着いた。ここだけはさすがに一般の書店よりは貧弱だった。他の売り場もそういう意味では品揃えは薄いのかもしれない。けれども,そこに並んでいる問題集の中で一つだけ目を引くものがあった。大学入試センター試験の過去問題集が一冊105円で売っていたのだ。棚に並んでいた国語・日本史・物理そして化学の本をすべて抱え一気にレジへと向かった。

08/08/14(木)

夏休みも中盤を過ぎ,そろそろ後半へと突入する。小学生の頃は,8月15日は夏休み中の登校日で,休み中の特異日のように感じた。もっとも,小学生の頃には「特異日」などと言う言葉は知らなかった。のちに聞いた話では,15日の登校日は実は先生の給料日だったのではないかという噂もあった。まあ,こどもの発想で実際は先生方は夏休み中も出勤していたことだろう。長い夏休みもあと半月ばかりとなった。

08/08/13(水)

オリンピックもそろそろ前半が終わる。この前半で日本人選手が活躍している競技は水泳と柔道だろう。テレビで柔道を見ていると,ポイントが画面右上に表示されている。左から順に「技あり,有効,効果」だ。この表示,最初は「WYK」とアルファベットで表示されていたのだが,何日目からだろうか「技有効」となっていた。視聴者からクレームがついたのだろうか。それとも,テレビ局によって違うのだろうか。ところでこのポイントだが,二進法に少し似ている。効果が二つになると有効に「1」がつき「010」となる。ただ,二進法と少し異なるのはポイントの進み方によっては「020」となる場合もある。

08/08/12(火)

小学生に漢字を教えていると新しい発見がある。小学生の漢字の場合,教えるというよりは練習して貰うという方が正しいかもしれない。もし新しい漢字を作るとしたらどんな漢字が出来るだろうかと聞いてみた。すると,一人の子が上段の左側に氷,右側に上その下にバランスよく足,と書いた。なんと読むかと訊くと,「アイススケートだよ」との返事。ん~,さすが小学生の発想だと思った。

08/08/11(月)

夏の食べ物の定番の一つと言えばそうめんがある。茹でたあとにしっかり水で洗い氷水に入れる。ネギやミョウガなど薬味を細かく刻んで,最後にショウガを入れよく混ぜてつゆの完成となる。ところが,今日は冷や麦にした。特に理由はないが,何となく先に冷や麦に手が届いた。ところで,そうめんと冷や麦の違いはどこにあるのだろう。見た目の通りで,その太さで分類される。太さが1.3mm未満のものをそうめん,1.7mm未満を冷や麦という。では,1.7mm以上は何か?正解はうどん。この3つは結局太さで分類されるようだ。

08/08/10(日)

自宅の車庫に置いてある車のワイパーに何かが挟まっていた。ビニール袋に入っている
その紙の小片には「車高価買取」とあった。確かにいま乗っている車はかなり古い。端から見るといつ廃車してもおかしくないのだろう。そんな他人の企みとはうらはらに車を売る気などまったくない。すでにいま塾に居るどの生徒よりも“年上”となった“彼女”を手放す気などまったくないからだ。密かに思っている目標までまだ半分も行っていない。

08/08/09(土)

昨日の夜,北京オリンピックが開幕した。授業が終わり帰り着く頃にはもうそろそろ日付が変わる頃だった。ラジオから流れるニュースでは,オリンピックの開幕のことを知らせていた。もうすぐ自宅に着く頃,アナウンサーが「開会式は予定より延び,まもなく聖火が点火します」と言った。日本時間で午後九時過ぎから始まっているのに,まだ点火までたどり着いていないのかと,ちょっと驚いた。家に着きテレビをつけると,壁面をワイヤーで支えられながら聖火台に向かって走っている最終ランナーの姿が,ブラウン管に映し出されていた。かなり凝った演出だと思いながら見ていた。

08/08/08(金)

先日,自宅に一枚のハガキが届いた。コーヒーショップの閉店の知らせだった。以前の八王子教室のすぐ近くにあった店だ。いまでもそれほど遠くないのだが,わざわざ行くこともなく縁遠くなっていた。ハガキには店でつくったカードのポイントが消失してしまうことが案内されていた。貯まっていたポイントで1000円近い買い物ができたので行ってみた。もうすぐ閉店というだけに,品揃えの薄さは否めなかった。昔の様子を知っているだけにちょっと淋しい気がした。昔教室が入っていたテナントを見ると,以前あった店はほとんど無くなり誰がやっているのかまったく分からない新しい店がそこにはあった。

08/08/07(木)

夏の講習は朝早くから夕方まで長時間に渡る。今年の高校三年生は,授業が終わっても残って勉強していく生徒が多い。それもかなり遅い時間まで。塾に居る時間が10時間を超えることも珍しくない。当然腹も空く。自宅から弁当を持ってくる生徒,コンビニで買ってくる生徒などさまざまだ。中にはそれだけでは飽きたらず,100円ショップで鍋とインスタントラーメンを買い作り始める生徒まで出た。それを見ていた同級生がすかさずスーパーに具を買いに行った。長い時間の勉強だけに多少の息抜きは必要だろう。

08/08/06(水)

大学入試のセンター試験で,平成24年の試験から科目選択の弾力化をすると,文部科学省が発表した。例えばこれまでは物理と地学を同時に受験することは出来なかったのだが,それが改定された。ところで,教科と科目の違いは一般の人には少し分かりにくいかも知れない。日常会話で「受験で日本史を選択教科にしました」と言っても,それほど違和感はないだろう。教科は国語や数学,社会科などだ。一方,科目は現代文や古典,化学や生物などそれぞれの[教科」をさらに細分化したものを指す。今回の改定で理科の選択で化学と理科総合Aといった取り方をすれば,自分の得意科目を生かせる。一方,社会科は日本史Aと日本史Bを同時に選択できなく,これらの科目はちょっと損をしてしまうかもしれない。

08/08/05(火)

30人の中に同じ誕生日の人がいることを実際に確かめることは,個人データを持っていないとすぐには確認できない。ところが,簡単に手に入れられるデータもある。例えば歴代の総理大臣の誕生日を調べてみるのも手だ。恣意性を無くすのなら,テレビ番組表に載っている芸能人の経歴を上から順にWikipediaなどで調べるのも面白い。塾内でも実際に調べてみた。塾生の誕生日を読み上げ,生徒に印を付けさせた。当然,最初のうちは同じ誕生日は出てこなかった。十数名調べても出てこなかった。ところが20名付近で最初の同じ誕生日の生徒が現れた。さらに調べていくとすぐそのあとに二組目,驚いたことに三組目まであった。カレンダーにチェックを入れていた女子生徒は,同じ誕生日が発見される度に歓声を上げていた。その一組の中の生徒もその場にいて,ちょっと驚いていた様子だった。

08/08/04(月)

塾に置いてある「数の世界」という数学の本の中で,誕生日に関する確率の話が書いてある。フットボールの観客席の一部を枠で囲った写真の脇にこうコメントされている。「枠内にいる30人のうち,同じ誕生日の人が最低2人いる,ということを賭けると2:1より勝ち目が大きいだろう」と。実際に30人いれば,その中に少なくとも一組の同じ誕生日の人たちがいる確率は約70%だ。もし,学校のひとクラスが40人だとすると,その確率は90%近くまで伸びる。この話を初めて聞くと,そんなバカな!と思う人が多いことだろう。(明日のつづく)

08/08/03(日)

八王子祭りも今日が最終日だ。どこを見渡しても人の姿が絶えず行き交っている。窓から外を見ていると,見慣れないものが通り過ぎた。路線バスだ。しかも八王子近辺を走っていないはずの会社のバスだった。塾の前の通りは,普段路線バスなど走らない道だ。祭りの影響で,いつも通っている道路が封鎖されているのだろう。夕方になると,今日も浴衣を着た女子生徒がやって来た。昨日とは違う生徒だ。授業できていた先輩が折角だから写真を撮ろうというので,デジタルカメラを取り出して記念撮影をした。祭りが終わる頃に,今年の春に就職した卒業生も遊びに来た。夏はまだこれからが盛りだ。

08/08/02(土)

毎年恒例の八王子祭りが昨日から始まった。昨日は中休みで授業が無かったのだが,今日からまた高校三年生の講習が始まった。今の教室に引っ越してからは,以前ほどではないがやはり祭りの賑わいが聞こえてくる。時間帯によっては太鼓や囃子の音が教室内まで響き渡る。それもそんなに長い時間ではないので,何とか我慢できる範囲だろう。浴衣を着て祭りに来た高校二年生が,こんなときでさえ勉強をしている三年生を見て,ちょっと驚いていた。一年後には同じ状況になっていると言ったのだが,まだピンと来ないようだった。

08/08/01(金)

新しいキーホルダーを買った。これまで使ってきたものだが,最近は時々鍵が外れてしまい,キーホルダーとしての役割を果たさなくなってきた。自宅と二つの教室の鍵,それらに関する鍵を含めると10個近くの鍵となる。市販されているキーホルダーは多くて5個程度の鍵を付けられる。今までのものは6個付けられたので,かなり多い方だ。今回買ったものは5個のホルダーがある。結果的には一つのホルダーに2個の鍵を付けることにした。

7月

08/07/31(木)

塾で使う文具類は通信販売で買っている。ボールペンの替え芯という細かいものから,コピー用紙を一気に5000枚など注文すると,翌日か翌々日には届けてくれるから重宝している。紙ファイルやホワイトボード用のペンの補充を注文しようとカタログを取り出した。それを見た国語の先生が「私も頼みたいものがあるので一緒にいいですか」と言った。個人的に買うことの出来る通販もあるのだが,案外融通が利かないらしい。取り立てて断る理由もないので二つ返事で了解した。彼女が頼んだのは,クリヤーブックリフィルを100枚とノック式修正ペンの替え芯10本などだ。100枚と10本といったところが何だかちょっと普通ではない。まあ,それだけいろいろと書き物があるということだろう。

08/07/30(水)

昨日,仕事を終え帰ろうとすると外はものすごい勢いで雨が降っていた。終電まであとわずかだったので仕方なしに教室を出た。傘を差しても足もとはすぐに濡れてしまった。どうにか駅に着き電車に乗った。中央あたりの座席でさえ,ときおり雨が吹き込んできた。定刻を少し過ぎたところで,終電は無事出発した。と思った次の瞬間,立っていた女の子数人が突然「キャ~」と叫んだ。それと同時に進行方向前方から後方へと,まるで川のように水が流れてきた。座っていた人たちは靴が濡れないようにと一斉に両足を上げた。ちょっと滑稽な状況だった。途中駅で乗ってきた外国人三人が,車内をあきれ顔で見回し,やがて空いていた席に座った。

08/07/29(火)

夏期講習中でも,さまざまな営業がお構いなしにやってくる。今日も何件か来たようだ。『ようだ』と言うには訳がある。今回の講習は担当授業が多く,ほとんどの時間教室に居る。そのため来客があっても気づかないことが多々ある。その都度空いている先生が対応してくれている。もちろん大切なお客さんだと分かるときは一声掛かる。営業の場合は名刺やパンフレットだけを貰う。授業が終わり席に戻ると机の上にいくつかのパンフレットと名刺が置いてあった。授業中に来たようだ。いろいろ持ってきてくれるのだが,結果的にこの時期はほとんど右から左に流れてしまう。暑い中,わざわざ来てくれているだけにちょっと申し訳ない気分だ。

08/07/28(月)

八王子教室の講師室にはいくつかの知恵の輪が置いてある。生徒や先生が時々それらに挑んでいる。人によって得手不得手があるようで,ひとつの知恵の輪はすぐに外せるのだが,他のものに苦戦することがある。その逆もある。先日,最近塾に通い始めた小学生がそれに挑んでいた。けれども,彼らにはまだ難しすぎるようで,なかなか外せない。まったく外せないと面白くないだろうし,すぐに飽きてしまう。そこで今日,新しい知恵の輪を買ってきた。どれも『初級』と書かれ,「裏には七歳以上対象」と書かれている。早速挑戦してみた。すぐに外せるだろうと高を括ってやってみた。ところが思いの外うまくいかなかった。結局最初に熱心に取り組んだのは,大人である先生ばかりだった。でも,この調子だと今回のも小学生には難しいのだろうか。

08/07/27(日)

授業の補助としてNHK高校講座をずっと録画し続けている。今年は化学と世界史,それと家庭科を録っている。NHKの場合,臨時的な番組が入ることがある。災害や事故があったときなどがそうだ。この時期は高校野球がある。甲子園まで行けばそれほど急な変更はないのだが,地方予選は転校によりいろいろと変更がでる。関東地方の決勝を総合テレビで放映する。いくつかの都県が重なる場合,教育テレビでも放映する。金曜日が彫塑その日だった。そのため,金曜日放送予定いの化学が録画できなかった。その再放送はよく土曜日にあった。ところが,そのことを知ったのは今日だった。予約録画したあった番組を見ると,テロップでそうあった。すでに放送は終了してしまっていた。再放送はおそらく半年以上あとだろう。それまで待つしかない。

08/07/26(土)

今日で夏期講習の最初の四日間が終わった。明日は最初の休みになる。今年の講習は例
年よりも担当する講座が多く,ほとんどの講習日で四講座担当することになっている。今の段階でそれだけ入っているので,これからさらに増えるかもしれないと思うとちょっと恐ろしい。生徒が帰ったあとでないと出来ない仕事もあり,結局は帰る時間がいつもと大して変わらない。ただ,今年は残っていく生徒も結構居るので,一人での仕事をする時間がさらに後ろに押している。まあ,自習を希望しているのだからそれも仕方ないだろう。

08/07/25(金)

八王子教室の小学生の夏休みのeトレが今日から始まった。小学生を教えていると,毎
回新しい発見がある。漢字の練習をしている女の子は,画数が多い文字がきらいだという。書くのが面倒だからかと訊くとそうでもないようだ。正確に言うと,結果的には画数が多いのが原因だ。彼女の話では,学校で習う新しい漢字は書き順を覚えなければならない。覚え方は最初の一画を印字された漢字のすぐ下に書く。さらにその下に二画目を書く。そのときに,一画目は鉛筆で,二画目は赤色の鉛筆で書かなければいけない。三画目も同様で,二画目までが鉛筆,三画目は赤鉛筆だ。十数画ともなるとこの作業を何回もくり返さなければならない。それがすごく面倒くさいらし。それを聞いていた同級生の男の子が「オレ,全部鉛筆で書いちゃうもん」とひと言。まあ,それぞれの性格だろう。

08/07/24(木)

夏休みの宿題の定番と言えば自由研究だろう。講習を受けに来ている中学生に,小学生
の頃に何をやったか訊いてみた。一人の男子生徒は毎日の天気図をスクラップし,その変化を見たらしい。毎日のことなので,欠かさず切り取ることが大切だ。ところがある日忘れてしまった。すでに母親が捨ててしまったらしく,すぐに新聞屋に買いに行った。日にちの経った新聞はすぐに無くなるので急いだことだろう。別の生徒はペットボトルの水を飲み比べたと言っていた。相当の種類の水が出ているので,それらを比べるのは大変なことだったろう。どこの水が美味しかったかと訊くと,やはりよく名前の聞くメーカーのものが美味しかったと言った。気になる水の代金だが,これは親が出してくれたらしい。確かに小学生には厳しい出費だろう。

08/07/23(水)

今年度用の化学の問題集は,カバーには「2009大学入試」と印刷されている。去年のも
のは当然「2008」だ。さて,そのカーバーを取ると表紙の地肌が出て,そこにはほとんどカバーと同じように書籍の名前が記されている。ただ一点の違いを除けばだ。そう,そこには「2009」とか「2008」といった年号は印刷されていないのだ。試しに,他の似たような問題集も見たのだが,どれも年号は打たれていない。カバーだけを替えてその年度用に差し替えているようだ。この手の問題集は別冊として最新のセンター試験問題を入れていることがよくある。その部分だけが「新しい」わけだ。出版社側のことを考えると,毎年改訂版を出すことは編集に時間と費用が掛かるのだから仕方ないことだろう。使う側としても五年くらいは内容が変わらない方が都合は良い。

08/07/22(火)

高校三年生対象の明大推薦・統一学力テスト対策ゼミでは,市販の問題集を使っている。通常授業では自前でプリントを作成しているのだが,このテストは予備校のセンター入試の模擬試験を援用しているので,その類の問題集の方が合っているためだ。化学で使っている問題集もいわゆるセンター入試対策のもの。その表紙には「2008大学入試センター化学Ⅰ」と書かれている。春から使っている。今回,夏期講習から受講する生徒が出て新たに購入しようとした。ところが困った問題が発生したのだ。いま販売されているのは「2009」となっていて,すでに「2008」は店頭にない。注文すれば取れるらしいが夏期講習に間に合わない。仕方ないので,それほど内容に変化がないことを期待して新しい方の問題集を数冊買った。買ってきてあることに気づいた。(明日につづく)

08/07/21(月)

最近新装開店したスーパーマーケットに行ってきた。前の店が閉店したのはおそらく去年の冬もしくはそれより前だったので,ほぼ二年ぶりの営業となった。以前の店とは様相がすっかり変わり,一階がスーパーで二階にはディスカウントショップが入っていた。開店セールをやっているようで,目玉商品が目白押しだった。特に野菜は安く,キュウリは一本11円,エノキはひと株39円で売っていた。キュウリは痩せていなく,しっかりとしたものだった。近所の店と比べても3分の1もしくは4分の1くらいの値段だろう。適正価格といえないその安さに,それでも無駄にならないようにと思いキュウリを三本だけカゴに入れた。帰りの道でスーパーのすぐ近くにある八百屋が見えた。店先に積まれた野菜を見て,この店にどんな影響が出るのだろうかと思った。

08/07/20(日)

『意地汚い』と言うことばがある。食い意地が張っているということだ。机の中にしまっておいたお菓子を,先日発見した。何かの折に,生徒にあげようかと思い取っておいたものだ。しかし,いつのものかわからない。見た目もちょっと怪しい感じがした。とりあえず講師室の机の上に置いた。しばらくすると男子生徒の一人が急に「先生これなんですか,やばいんじゃないですか」と言ってきた。例の菓子を食べたのだ。事情を話すとすぐにはき出していた。置いてあるものを勝手に食べるからそういう目に遭うんだ,と言った。せめてひと言「食べていいですか?」と聞かない方が悪かった。いわゆる『バチが当たった』のだ。第二の犠牲者が出ないうちに,すぐにその菓子は捨てた。

08/07/19(土)

昨日,早く梅雨明けしないかと記したところ,関東だけでなくすべての地域で梅雨明け
したと気象庁が発表した。その煽りか,今日はかなり暑くなった。期末面談を行ったのだが,塾に来る保護者も生徒も汗をかいてやって来た。それもそのはずで,東京の今日の最高気温は35度を超えたらしい。猛暑日だ。そんな暑い中,卒業生にアルバイトを頼んだ。外での仕事だ。まさか,これだけ暑くなるとは思っていなかったので,ちょっと気の毒だった。せめてもの気持ちと思い,コンビニで冷たいものを買った。

08/07/18(金)

午後になって突然雨が降り出した。ちょうど通勤中の電車に乗っていたのだが,家を出るときにはまったく雨が降るような様子はなく突然だった。傘を持たずに出掛けたので,電車を降りてからどうしようかと思案していた。ところが着く頃にはすでに雨はほぼ上がっていた。湿度が上がった分,かなり蒸し暑く感じた。空を見上げて思った。今年,東京地方はまだ梅雨が明けていないのだと。学校が夏休みに入る時期まで梅雨明けしないのは遅いのではないかと思ったのだが,調べてみると関東地方の梅雨明けの平年は7月20日らしい。ということは,今年は平年並みということだろうか。はやくスッキリした夏空を見たい。

08/07/17(木)

夏期講習前の準備に追われている。そんな中,今日は物理の通常授業で使っているプリント問題を追加した。本来なら講習用の教材作成の方が先なのだが,これまでも気に掛けていた単元だったので,やらないといつまでもズルズル引きずりそうだったので思い切ってやり始めた。予定していたよりも時間が掛かってしまった。最近は以前つくった問題の手直しはするのだが,まったく新しくプリントをつくることが少なくなった。それだけにちょっと新鮮だった。時間的な余裕など無いはずだったのだが,はかりや風船などのちょっとした図はスキャナで取り込まず,自分で作図した。

08/07/16(水)

塾の通常授業は昨日で終了した。あとはいくつかの補講授業が残っている。東中野教室の明大中野校の生徒は,期末試験が終わったばかりでしかも学校が休みなので,ほとんどの生徒が間違って塾に来ることはない。ところが,八王子教室の明大中野八王子校の生徒は,学校がまだ通常通りあるので,勘違いしてくる生徒も居る。このあたりが三期制と二期制との違いだろう。三期制の場合,春・夏・冬休みできっちり区切られているので分かりやすい。一方,二期制だと春休みが区切りの一つにしかならないので,生徒も切り替えが難しいのかもしれない。前期の期末試験が九月にあるのもどうにかした方が良いだろう。ほとんどの私立大学がそうしているように,七月中に試験を終わらせてしまった方が,学習効果の面から考えると良いだろう。

08/07/15(火)

番組では実際に水から氷をつくる場合と,高温の水=湯からつくる場合の早回しの映像が映し出された。確かに最初の水温ははるかに湯の方が高いのだが,途中で湯の方が低い温度になってしまった。この現象は『ムペンバ効果』と呼ばれるもので,Wikipediaによると「特定の状況下で高温の水がより低温の水よりも短時間で凍る現象のこと」だ。番組では大きな冷凍庫内で水と湯をまく実験もしていた。水は床に落ちるのに対して,沸騰した湯はすぐに凍り床には氷として落下してしまった。このムペンバ効果はまだ,科学的に完全に立証されていないらしい。化学的なことよりも,熱力学に関することなのでどちらかというと物理的な検証が必要らしい。変数のことを考えると,数学的にもその困難さがあるようだ。ただ,そんなに難しい話は抜きにして,水にはいろいろな不思議な現象がある。同じ化学式でできている物質の中で,固体(=氷)が液体(=水)に浮く現象もH2Oならではだ。

08/07/14(月)

先日,自宅でNHKの「ためしてガッテン」を見ていた。氷に関する話だった。この番
組は毎回さまざまな常識だと思い込んでいることを打ち破ってくれる。その中でも今回の氷の性質についてはかなり驚かされた。氷というよりは水の性質といった方が正確だろう。冷凍庫で氷をつくるとき,普通なら製氷皿に水道から水を注ぐ。では,急いで氷をつくるためにはどうすれば良いだろうか。正解は熱湯からつくる。常識で考えると,熱湯を冷ますだけでも時間が掛かるのだから,その分凍るまで時間が掛かると考えられる。ところが,実験結果から水温が20度を超えたところから,凍る速度が速くなることが分かった。(明日につづく)

08/07/13(日)

東京もいよいよ本格的に暑くなってきた。自宅のエアコンは寝室と普段過ごす部屋とでは違ったメーカのものを使っている。普段過ごす部屋の方のエアコンだが,いまひとつ効きがよくない。部屋の温度が表示されるのだが,昼間だと30度を切るのがやっとだ。それゆえ,扇風機との併用になる。買ってまだ10年ほどなのだが,効きが悪いのは明らかだ。以前,東中野教室で使っていたクーラーは30年近く保ったのだが,新しい機械の方がむしろ早くだめになるのだろうか。

08/07/12(土)

大学院に通っている国語の先生から,同級生の女の子が結婚したことを聞いた。結婚した女性は塾の卒業生だ。国語の先生も同じく卒業生だ。国語の先生は小学生の時から,結婚した卒業生は中学から第一教育センターに通っていたので,歴史的にもかなり長い。まだ「こどものころ」のことを知っているだけに,感慨深いものがある。住んでいる場所はそれほど遠くないようなので,一度遊びに来るよう伝えて欲しいと言った。塾の歴史が長くなればそれだけ卒業生の数も多くなり,いつかは卒業生のこどもが塾に来る日がやって来るのだろうか。ちょっと楽しみだ。

08/07/11(金)

大分県での教員採用試験に関する汚職事件が発覚した。日を追うごとにそのずさんさが
明らかになってきている。教育する立場でありながら,自分たちは不正を行っているという事実に対して,どのような弁解も出来ない。それを見たり聞いたりしたこども達は,先生や大人達をどんな目で見るのだろうか。組織的な関与も浮かんできているようで,教わっている先生に対して疑心暗鬼になるこどもが出るだろう。『あの先生はお金で先生になったのかも』と。教員採用試験で合格するはずだった人たちの人生を考えると,取り返しのつかないことをしてしまった。純粋に,真剣に教師になりこども達に接したいと願っていたのに,不純な理屈で彼らの希望を打ち砕いたのだから。信頼を回復することは出来ないだろうが,せめて悪いことをした人は罰せられるのだ,という態度を示さないと,本当にこどもたちへの信頼は無くしてしまうだろう。

08/07/10(木)

その昔,ワープロ専用機があった。いわゆる文章を作るだけに特化したものだ。そんな話を高校生にしたところ,その存在自体は辛うじて知っていたのだが,各メーカーが出していた商品名を言うとまったく分からなかった。東芝なら「ルポ」,シャープは「書院」,NECは「文豪」といった具合だ。塾にはまだワープロの機械が残っている。折角なのでそれを立ち上げて生徒に見せた。画面を見た生徒は「電子辞書みたいだ」と感想を言っていた。実際に少し入力をしようとしたのだが,ワープロ機の初期設定はひらがな入力だ。どうすればローマ字入力になるかさえ忘れてしまっていた。さんざん使ったのだが,普段使っていないと忘れてしまうものなのだろうか。結局,ローマ字入力への切り替えは生徒の方が先に発見した。

08/07/09(水)

今日で明大中野校の期末試験が終わり,水曜日の担当授業もなかったので平日の休みを取った。平日に休みを取るのは随分久しぶりのことだ。いつものことだが,平日の休みは居心地がいまひとつよくない。八王子教室では通常通り授業があり,生徒は授業を受けに来ているし,他の先生は働いているからだ。とは言うものの,折角の休みなのでゆっくりさせて貰った。最近は日曜日でさえ中継されることが少なくなったプロ野球の放映があったので,それを楽しみに夕方から飲みながら観戦する準備をした。すべてが整いテレビのスイッチを入れると違う番組をやっていた。チャンネルを間違えたと思い他に変えてみた。ところがそこでも中継はしていなかった。新聞のテレビ欄で確認してあらためて正しい番組にあわせてみた。やはり野球はやってなかった。もう一度テレビ欄を見ると,雨天中止時の番組らしきものが放映されていた。野球は雨で中止となっていた。ついていないときはこんなものだろう。

08/07/08(火)

一学期末の忙しさのピークが今日で終わった。その中でも今日は特に忙しかった。東中野教室で高校二年生の期末試験対策授業を二講座行った。昼過ぎからだ。それが終わるとすぐに八王子教室に移動した。夕方から,同じく高校二年生の授業を一講座半行った。「半」の分は,先週出来なかった分の補講だ。ただ,明大中野八王子校の生徒はこの時期,試験がないのでそれほど切羽詰まっているわけではない。9時過ぎに授業が終わると今度は期末面談を行った。今回は高校三年生対象で,今日が最初だった。推薦に関わる試験は11月で終わってしまうので,付属校の生徒はこの時期に面談をする必要があるのだ。面談が終わったの10時過ぎ。さらにそのあと電話をする用事があり,最後は経理の仕事が控えていた。時系列的に直すとこんな一日だった。半日ほど前のことが,何だか随分前に起こったことのように感じる。

08/07/07(月)

整体に行き体の矯正をしてきたと,高校生の生徒が話した。整体=痛い,のイメージがあるのでつい痛くなかったかと訊いてしまう。以前も,国語の先生が整体に行った話を聞いたときに,同じような問をしたように記憶する。二人の返事は同じで,特に痛いことはないらしい。腰や背などに歪みがあったらしく,直して貰ったら左右の肩の位置が水平になったようだ。身長も伸びたのではないかと言うと,あとで測ってみることになった。けれども話題というモノは長く続かないもので,帰る頃には測定することはすっかり忘れてしまっていた。

08/07/06(日)

最近,電車の中ではパソコンの雑誌を読むことが多い。月二回発行されるこの雑誌は月
曜日が発刊日。六月は月曜日が五回あったため発行が一週遅れる格好となった。ほとんどの記事を読み終えたので,久しぶりに小説を読むことにした。今までに何度も読んだことのある短編集を鞄に入れた。電車に乗り適当なページを開いて読み始めた。以前読んでからずいぶん時間経っているので,内容を忘れていることはよくある。でも,読み続けていると思い出すこともよくある。けれども,今回読んでいるところは何ページか読み進めても思い出せない。どうやら初めて読むようだ。とっくに全部読み終えたと思っただけに,ちょと嬉しい出会いであった。ただ,ここのところまともに本を読んでない。

08/07/05(土)

昨日,東京では今年初めての真夏日となった。六月中に真夏日がなかったのは13年ぶりらしい。今日も昼前からすでに暑く,気温はどんどん上昇した。それでも去年のあの猛暑に比べればまだ楽な方だろうか。以前と比べると,塾でのエアコンの使用率は少なくなったように感じる。多少暑くてもエアコンのスイッチを入れていないと,少し前までなら生徒がすぐに冷房を入れたがったのだが,最近はあまりうるさく言わないようになった。もうすぐ洞爺湖サミットが始まり,そこでも二酸化炭素の排出量を含む環境問題が取り上げられるだろうが,こども達にも徐々にではあるが,環境を意識する気持ちが出始めていることを感じる。彼らが大人になる頃の生活に関わるのだから,関心が出てくることの方がむしろ自然な流れだろう。

08/07/04(金)

明大中野校は今日から一学期の期末試験が始まった。高校二年生は明日,理系教科の試験が二つある。そのため,今日はこの学年の授業が続いた。そのうちの一つ,今回の化学は生徒にとって難解らしく,試験対策用の問題と格闘していた。臨時で組んだ授業に飛び入りで参加したいという生徒も出て,授業は予定よりも延長して行った。試験中に勉強をしに来ていた生徒は,次回からはもっと早めに準備をしなければ,と焦ったりもする。その気持ちを持続させてくれればいいのだが,残念なことに試験が終わるとやがて夏休みが来る。勉強を定着させるとしたら,試験が終わって答案返却されたときにすぐに解き直すのがベストだろう。

08/07/03(木)

授業前に高校2年の生徒に学校での配布物を持ってくるように話した。彼女が帰るときに,忘れないようにそのことを確認した。ところが二人で顔を見合わせて悩んでしまった。何を持ってくるように頼んだのか,その頼んだモノを二人して忘れてしまったのだ。近くで聞いていた生徒が「二人が思い出せないんじゃ,私たちは何もしてあげられない」と同情とも批判とも取れるひと言。二人で悩むこと30秒あまり,生徒が「私の方が先に思い出した~い」と叫ぶ。さらに悩むこと二分。彼女には悪いがこちらの方が先に思い出した。生徒は先を越されちょっと悔しそうだった。頼んだモノは夏休み中の部活の予定表だった。

08/07/02(水)

そろそろ七夕がやって来る。たくさんの飾り付けが街中のあちらこちらに見られる。商
店街では電柱や街灯の柱に短冊が下がっている。高校生くらいの女の子が,友達とそれを見てあれこれ何か喋っていた。すると突然「これ○○ちゃんのだ」と言ってすぐに,自分のも見つけたようではしゃいでいた。八王子教室の女子生徒も駅のコンコースにある大きな七夕飾りに願い事を書いた短冊を作りたかったようだが,すでに募集期間は過ぎていたようだ。女の子は願い事が好きなのだろう。

08/07/01(火)

公立の小・中学生向けに,八王子教室では個別学習指導eトレの講座がある。この講座用の新しいパンフレットをいま作成中だ。七月中には印刷機メーカーがデモ用の機械を貸し出してくれる予定なので,それに併せて作っている。これまでの塾の案内とはちょっと一線を画したものを作ろうと計画している。その最後に,作成に関わった者の編集後記を入れることにした。その一文がまだ出来ていない。作成に関わった他の人はすでに書き上げている。分量からするとこの雑記帳の一日分の半分以下なのだが押せ押せになっている。今夜中には書き上げたい。

6月

08/06/30(月)

八王子教室では公立の小学生対象でeトレの授業を行っている。小学二年生から六年生までの子が授業を受けに来ている。小学生だとまだ先生に対する言葉遣いがしっかりしていない面がどうしてもある。先生に対していわゆる「タメ語」を無意識のうちに使ってしまうのだ。そんな様子を見ていた高校生が,「自分たちがそんなことばを使ったら怒られるだろうな」と言っていた。自分が小学生の頃,学校の先生とはどんな話ことばを使っていたのだろうか?思い出そうとしても遠い昔のことなので,とても思い出せない。何年生になるとちゃんと敬語が使えるようになるのだろうか。

08/06/29(日)

タイミングを逸すると時期が遅れることがある。生徒の衣替えはもうずいぶん前になる。仕事で着ているスーツは,そのほとんどが秋から冬を経て春のシーズンまでのものだ。夏用のものもいくつか持っているが,時期が短いことと基本的には仕事場に行けば上着を着ないので,それほど重要ではない。いつも使っているクリーニング店の割引券が昨日までだった。30%の割引なので冬用のものを一気に何着か出した。生徒達の衣替えも移行期間があるようで,グレーの夏用のものを着ている生徒も居れば,未だに黒い方で過ごしている生徒も居る。

08/06/28(土)

先週の日曜日に行った,東中野教室での数学特訓を受けられなかった生徒対象に,今日改めて数学特訓を行った。日曜日に行うのと異なり,土曜日は学校帰りに受講しに来る。その分やはり長時間の特訓は生徒も大変だ。午後1時30分から始まり,途中二度の休憩を入れて7時過ぎまで行った。それでも試験が近いので集中力はかなり持続できた。今日数学特訓を行った学年とは違う学年の生徒の授業をそのあとに行った。高校三年の生物だ。教える方もさすがにバテてきた。ところが,生徒の方もかなり疲れた様子だった。それもそのはずで,生物の授業の前は国語の授業がずっと詰まっていたのだ。そのせいか問題文を読ませると,「ネコのタマゴは…」ととんでもないことを言った。おいおいそれはネコの「らん」だろう,と訂正というかツッコミのような状況となった。一生懸命やっているのだが,思わず笑ってしまった。

08/06/27(金)

試験勉強のため,夜遅くまで自習をしていた生徒が居た。いつもだと家から電話で連絡
が入る時間になった。ところが今日に限って電話がない。ケータイは家に忘れたらしい。心配になって塾の電話を使って自分から電話をした。ところが何度呼び出しても家の人は出ない。「風呂に入っている時間だから出ないのかな」と最初はそれほど心配していなかった。それから30分後再び電話をしてみた。すると,今度も出ない。深夜に近づきつつあるのに,誰も出ないのはさすがにあり得ない。徐々に心配になってきた。何かあったのだろうかと。その後何度も電話をしたのだが,なかなか出ない。ところが,受話器を置いてすぐに電話が掛かってきた。彼の母親からだ。どうやらお姉さんが長電話をしていたらしい。いま時家の電話で長電話をするのは珍しいのではないか,と言うと「ケータイだと高くつきますから」と。女性と長電話はいつの世も常か。

08/06/26(木)

雨の日の忘れ物といえば傘が定番。特に,今日のように午後になって上がったときは忘れることが多い。八王子教室は入口のすぐそばに傘立てがある。授業が終わり帰っていく生徒の何人かは下まで降りるとすぐに戻ってきて傘立てから傘を取り出す。その様子が見える教室で授業をしていた生徒が時々,それを楽しそうに見ていた。しばらくすると授業を終えた先生が帰っていった。すると,案の定すぐに戻ってきて来た。「先生もですか~」と,様子を見ていた生徒がひと言。それでもみんなすぐに気がつくものだ。そんなことを彼女と話していたところ,傘立てには何本か置き去られた傘が残っていた。完全に忘れてしまう人も居るようだ。

08/06/25(水)

また試験前の忙しさがやってきた。今週から来週に掛けて,出勤時間のほとんどが授業となる。そのため,事務的な仕事は先生も含め,みんなが帰った後に片付けている。連絡するべきメールもかなり多数になり,一日にいったいどのくらいのやりとりをしているのか分からなくなるほどだ。まずいことに,保護者から来たメールがどこか行方不明になってしまったようだ。プロバイダーの迷惑メールフィルターに引っかかってしまったのかもしれない。フィルターに掛かるメールは一日におそらく200~300件くらいはある。でも,やはり慎重に消していかなければならないと思った。

08/06/24(火)

高校生の化学の授業で珍解答がまたひとつ出た。電池には電流が流れ出る極と入る極がある。電子の移動はその逆だ。そんな電池を説明する問題で,文章で出され用語を入れる問題を解いていた。「導線に電子を送り出す方を負極,導線から電子を受け取る方を( )という」といった問題だ。生徒に聞くと「ショウキョクです」と聞き慣れない答え。どんな字を書くのか聞いたところ「勝極」とのこと。「負ける」の反意語として考えたようだ。正解は当然「正極」だ。ところで,電池といえば乾電池がすぐに思い浮かぶ人が多いと思う。乾電池の場合,突起のある方が正極なのだが,時々逆に思っている人を見かける。

08/06/23(月)

銀行に用事があり行ってきた。キャッシュコーナーで通帳の記帳をしようとすると,タ
ッチパネルの接触が悪いのか,何度押しても反応が無かった。以前もその支店で同様のことがあったので係員を呼んだ。すると,ネクタイの先が画面に掛かっていると機械が反応しなくなるとのこと。こちら側に非があったのだ。ただ,他の銀行ではそういったことはいままでなかった。機械の違いによるものなのか,あるいは偶然他の銀行ではネクタイが引っかからなかったのだろうか。機械の高さも関係するのかもしれない。

08/06/22(日)

東中野教室で,今年度二回目の数学特訓を行った。今回の高校二年生を受け持った。午前中は三角関数の問題を解いた。この単元は,ほとんどの生徒が塾で通常授業を受けているので,比較的無難に解いていく生徒が多かった。ところが午後になって様子は変わった。午後は数列の「漸化式と数学的帰納法」という単元だ。どちらもやや理解しにくい単元だし,この分野の普段の授業を取っていない生徒が多かったので教える方も苦労した。学校でちゃんと理解している生徒と,そうでない生徒との差が激しく,すぐに解き終わる生徒も居れば,最後まで苦戦していた生徒も居た。普段の学校での授業はやはり大切だ。

08/06/21(土)

中学に入って初めての試験を迎えるらしく,英語の先生が数学の先生に何を勉強させればいいかを聞いていた。英語の先生のこどもの話だ。当然のことながら,普段は塾で何人もの生徒に教えている。専門の教科なら何とかなるのだろうが,分野が違うと勝手も違う。けれども,担当している教科であっても,家で教えることは案外難しいもの。いわゆる家庭内家庭教師は,関係が親子だったり兄弟姉妹だったりするとどうしても感情が入りやすく,教わる方も素直に受け入れられないことがあるからだ。塾では生徒の成績を心配し,家では娘の勉強が気掛かりと言っていた。子育てが終わるまでの十数年間,やはり母親は不安と不満を抱きつつ過ごすことになるのだろう。

08/06/20(金)

明大中野校と明大中野八王子校の高校三年生対象に,明大推薦・統一学力テストが実施された。明治大学への推薦に関わる大切な試験だ。毎回,予備校の大学入試センター試験の模試が援用される。ここ数年は代々木ゼミナール,駿台予備校それに河合塾のいずれかの模試が使われてきた。それゆえ,試験前には今回はどこだろうかと生徒はあれこれ予想を立てたりする。ところが今回はそのどれでもなかった。東進ハイスクールの模擬試験が使われた。問題自体は回収されてしまうのでどの程度のレベルかは分からないが,生徒の反応をみると他の模試とそれほどかけ離れたものではなさそうだ。ただ,日本史で受験した生徒に聞くと,第二次大戦あたりまで出たらしく,まだ学校ではやっていなかったので,自分で対策してなかった生徒にとっては厳しかったようだ。二回目の試験は秋にある。

08/06/19(木)

契約しているプロバイダーからメールが来た。ブログの更新をしていないので,終了してしまうという通知だった。ブログの存在自体すっかり忘れていた。すぐに内容を更新して,継続できるようにした。実はこのブログ,現段階ではほとんど何も書いていない。ブログを使ってこのサイトとは別の書き物をしようかと計画していたのだ。ところが,何かと忙しくなりずっと放置した状態だった。いい機会なので,今度こそちゃんとつくろうかと思っているのだが,忙しさはいまの方がその度合いが増したような気がする。

08/06/18(水)

明大中野校・明大中野八王子校の高校三年生は,明後日に明大推薦・統一学力テストが控えている。明大進学に大きく関係する試験なので,内部推薦を目指している生徒にとってはかなり重要な試験となる。加えて明大中野生は,そのすぐ後に期末試験があるので気が抜けない。その対策ゼミの授業を,東中野教室で今日行った。試験前としては最後だ。ところが理系の生徒が寝不足で辛そうだった。理由を訊くと,学校の数学で提出する課題があり,それに時間を取られたらしい。試験前には進路志望調査も書かなければならない。さらに,試験翌日の土曜日までに,今度は自分の長所を書いて担任に提出することになっている。調査書に必要とのこと。何にしても忙しい時期になったのは生徒も同じようだ。

08/06/17(火)

昨日の帰りの電車の中でのこと。スーツを着たサラリーマン風の三十代から四十代の男性三人が,座席に座って話をしていた。雑誌を読みながら,会話が耳に入ってきた。どうやら同業者らしい。小学生用の教材について話していた。電車は終電だったが,その三人は別々の駅で降りていった。やはり,この仕事はどうしても夜遅くなってしまう。そして,今日の出勤時の車中のこと。目の前に座っていた女子大生二人の会話。何やら男のことについて話していた。しばらくすると右側に座っていた女の子が,左側の子に理想の男について訊きはじめた。「自分を持っていて,容姿はあまり問わないが,身長は170cm以上がいい。……」など。何だかずいぶんしばらく聞いたことのないような会話を聞いてしまった。彼女たちはすぐに次の駅で降りていった。電車内の会話は,聞こうと思っていなくても勝手に耳に入ってくることがある。

08/06/16(月)

こどもが小さい頃に,時として親はどう考えても出任せとしか思えない嘘をつくことがある。比較的色の黒い生徒が居る。中高生くらいだと健康的でむしろ良いように思える。ただ,その生徒が小さい頃にどうして他の子よりも色が黒いのか母親に訊いたことがあった。すると彼女の母親は「コーヒーを飲み過ぎたから」と答えたらしい。推測するに,親がこういった返事をするのは面倒くさいか,ちょっとこどもをからかってやろうと思ったからだろう。きっと,いまそんなことを話しても「そんなこと言ったっけ」と言うことだろう。けれども,こどもは親を信じ切っているので,そういったことはずっと忘れない。以前,雑誌に書かれていたのだが,こどもにカニ味噌は高級すぎるので,「それはカニのフンだからこどもは食べちゃだめ」と言っていた母親が居た。何ともはや。

08/06/15(日)

録画しておいたものを見ようとしたら,違ったものが映し出された。昨日発生した地震関連のニュースが長引いたため,予定していた番組が変更されたようだ。震災だけに仕方ないのだが,いつに変更されたのか気になった。ニュースを見てもなかなかそれらしきものが示されない。結局最後までいつ放映されるか分からなかった。ホームページを見てもすぐには見あたらなかった。再度録画してあるものを見ると,最初の方,それも左端に縦書きで15秒ほどテロップが出ていたのに気づいた。横書きで出てくると思っていただけに,最初に見たときは見落としてしまったようだ。

08/06/14(土)

授業が終わり,その後少し考えてみた。すると電話の謎が解けた。掛かってきた電話は八王子教室からの転送電話で,確かに金曜日に授業のある生徒だった。その生徒の名字と勘違いをしてしまった生徒の名字が同じだったのだ。しかも二人とも住んでいる地域は一緒だ。すぐに八王子教室に電話をして,生徒が休むことを伝えた。自分の持っている授業が始まる少し前に,親から休むという電話を貰いすっかり自分の生徒のことだと勘違いしてしまった。母親も少し急いでいる様子だったので,電話での応答も短くなってしまった。あまり急ぐとよくないことのいい例だった。

08/06/13(金)

夕方になって,授業を欠席するという電話が生徒の母親からあった。体調が悪いために休むとのことだ。ところが授業が始まると,その生徒はやって来た。体調が悪いにも関わらず,自分の意志でやって来たのだと思い感心した。授業が終わる頃,生徒によく頑張って授業を受けに来たと言うと,特に体調など悪くないとあっさり言われた。母親から連絡があったというと,その時間帯に母親は家に居ないはずとのこと。塾の電話はナンバーディスプレイ対応の電話機で,彼の住んでいるところの市外局番だったので,すぐに分かった。母親が告げた名字も一致した。生徒に電話機の番号を見て貰うと「違います,うちのではありません」と決定打を打たれた。(ナゾは明日につづく)

08/06/12(木)

明大中野校と明大中野八王子校の高校三年生が明治大学で受けている公開講座は今日が最終日。大学では当然,学校の先輩が居るのでキャンパスを歩いていると時々見かけるようだ。そういった話は毎年よく聞く。ただ,そこですぐに声を掛けることはなかなかできない。他に知らない先輩も居るのだから無理もない。今回,公開講座で受ける予定だった授業が休講になってしまった生徒が居た。急に空いてしまったのでやることがなかった。そこで急遽,友達と校舎の入口付近で入ってくる学生をずっと見ていたらしい。なぜそんなことをしていたのかと訊くと,明治大学にいる芸能人がもしかすると来るのではないかと期待していたらしい。入ってきても分からないのではないかと言うと,「オーラが出ているからすぐに判るはずです」とのこと。

08/06/11(水)

明治大学の付属高校の三年生は毎年この時期,明大に行き大学の公開講座を受けている。高校三年生にとっては,大学の授業は高度なもので理解が難しいことが多い。それもそのはずで,逆に考えれば,高校一年生が三年生の教室に急に入ってきても同様のことが考えられる。それでも,中には少しでも理解しようと一生懸命ノートを取ってくる生徒も居る。高校生が授業に出ていることを知ってか,授業中に当てられて答えなければならないことが有ったと,今日の授業に来た生徒が言っていた。急なことなので,ちょっと恥ずかしかったらしい。順調にいけば,彼らも来年の今頃は大学生となって,今回受けている授業をまた取るかもしれない。

08/06/10(火)
八王子教室の生徒は中間試験の答案が返ってくる時期だ。担当している教科の答案は,
可能な限りチェックしている。今日は高校二年生の化学の授業があった。一人の生徒の答案を見ると,今までにない良い出来だった。生徒はもちろん喜んでいるのだが,教えている方もこういったときは嬉しい。とはいうものの満点ではないので,間違っている問題を見直してみた。するとその中に珍解答が一個見つかった。‘珍解答’と言ってもちょっと高度な解答だが,冷静に問題を読めばすぐに分かる。問題自体は専門的なのだが,結局は「ある溶液を何倍に薄めればよいか」といった内容だ。彼女の答えは「0.1倍」とあった。0.1倍に薄める=濃くする,ということになり通常では不可能。正解は「10倍」。そう,まったく逆の計算をしたためそんな答えになったらしい。一生懸命に解いていると,そういったことを見落とすこともある。

08/06/09(月)

日曜日の昼過ぎに,秋葉原で悲惨な事件が起こった。白昼の惨劇にその場に居た人たちは,想像しがたいほどの恐怖感を覚えたことだろう。ニュースを見て真っ先に思ったことは,もしや知り合いが居ないだろうか,ということだった。塾の生徒や卒業生あるいは先生の名がないだろうかと。その不安はしばらくして消えた。ただ,場所が場所だけに心配になった。事件直後の映像や写真を見ると,路上にうずくまる人々や人口マッサージをしようとする人と一緒に,おびただしい量の流れてしまった血が壮絶さを物語っていた。法的なことはよく解らないのだが,これだけの事件を起こしているのにテレビでは「殺人未遂の容疑者」となっていたのは理解できなかった。すぐに「犯人」と表現することはできないのだろう。

08/06/08(日)

日曜日の今日,NHKと民放で長時間の環境に関する番組が放映されていた。申し合わせてこの日にした訳ではないだろうが,ほとんど同じ時間帯で放送された。いい取り組みだけに,出来れば別の日にするとか,公営放送と民放なのであり得ないかもしれないが,どこかでリンクできればもっとよかったのではなかろうか。

08/06/07(土)

中間試験が終了し,成績表が戻ってくる時期となった。今日はまず東中野教室で高校二年生の保護者対象の大学進学説明会を行った。説明会が終了する頃に,高校三年生が授業にやってきた。今日が成績発表の日で,学校の成績表と分布表を元に,早速成績表を作った。塾の成績表は教科ごとの偏差値と平均点の偏差値,それから学年順位を算出して生徒に渡す。今回で一気に上がった生徒も居れば,二年の時から横ばいのまま推移してしまった生徒も居た。その後八王子教室へと移動した。明大中野八王子校は昨日試験が終わったばかりなのだが,やはり高校三年生は,すぐに次の準備をしなければならない。ただ,明大中野校とスケジュールが違うため,今日の段階ではいくつかの試験答案が返却されただけだ。友達の答案を見ては,あれこれ寸評を言い合っていた。

08/06/06(金)

暗記科目を勉強しているときに,声を出して覚える生徒が居る。英語の発音でもそうなのだが,声を出すことにより自分の耳にも入ってくるので,覚えるときに声を出すことは効果的な方法だ。ただ,近くで聞いているとどうしても耳に入ってくるので,それが明らかに間違いだと分かるとつい間に入ってしまう。情報を勉強していた生徒がブツブツ言いながら覚えていた。しばらくすると「キーボード上のCPUは…」と言うので,それはマザーボードじゃないのか,とひと言。用語を丸暗記しようとすると見えなくなることがある。果たして彼女はCPUやマザーボードがどんなモノなのか想像できたのだろうか。

08/06/05(木)

学校の定期試験中はいつもにも増して忘れ物が多い。勉強に関するものだと大変なことになる。それが翌日の試験に関するものだとなおさらだ。それゆえ,生徒が帰るときには何度も忘れ物がないか声を掛けるようにしている。それでも忘れる生徒が居る。夜もかなり遅くなった時間に,一人の生徒からメールが来た。明日の試験の教科書とプリントを丸ごと自習室に忘れたようだ。比較的家が近い生徒なので取りに来ると言うのだが,いくら近くてもすでに遅い時間だし,そのための時間的ロスも大きい。自宅にファックスがあるというので送ることにした。10枚を超えたのだが,それも致し方ない。試験中の忘れ物を無くす手立てを考える必要がありそうだ。

08/06/04(水)

塾では授業後に希望する保護宛に授業報告メールを送っている。その日に勉強したことや塾での様子,授業変更などの連絡をしている。メールを希望する保護者は案外多く,在籍者数の半分ほどに上る。このサービスを始めてから徐々に増えている。メールを打つ速度は先生によってまちまちだ。打つこと自体が速い先生も居れば,文章を考えるのに少し時間が掛かる先生も居る。一人の先生がメールを作成していると,他の先生は当然待っていなければならない。そういった状態が見受けられたので,八王子教室では以前,ノートパソコンでもメールが送れるようにした。メールサービスが後発だった東中野教室でも,最近はメール希望者が増え『渋滞』が避けられなくなった。そのため,東中野教室もノートパソコンでメールが出来るように設定した。ここ最近ほとんど使われなくなっていた東中野教室のノートパソコンだったが,久しぶりの復活となった。

08/06/03(火)

八王子教室の生徒は試験真っ最中だ。試験中の勉強の仕方はそれぞれだ。学校が終わると真っ直ぐ家に帰って一度寝てからじっくり勉強する生徒も居れば,塾に来て長い時間自習する生徒も居る。塾の自習室は,翌日に理系教科があるときが比較的混み合う。数学や物理は自分で解いていてつまずくとなかなか先に進みにくい。それゆえ塾に来て教わった方が得策と考えるのだろう。一方,暗記教科は一人黙々と覚える方がいいのだろうか。けれども,中には友達どうし問題を出し合って覚えていく生徒も居る。先に覚えた生徒が『臨時講師』になって同級生に教えている場面も見受けた。試験も中盤に入り少し疲れが見え始めた生徒も居る。さまざまだ。

08/06/02(月)

今日から明大中野八王子校の前期中間試験が始まった。先週から引き続き,塾内は混雑した状況だ。生徒が多く来ればゴミも多くなる。毎週月曜日の夜は不燃ゴミを出してから帰る。不燃ゴミなのでカサが大きくても,それほど重くはならない。ところが,ゴミを出そうとするとやけに重かった。そんなはずは無いと思い中身を確認した。するとそこには壊れたケータイがいくつも入っていた。生徒がどこかの店に置いてあったサンプルを持ってきてしまったらしい。ゴミを増やすだけで全くの無駄だ。そういったことを面白がる年齢の生徒が居るということなのだろう。思い起こせば十年くらい前にも似たようなことがあった。捨てた生徒は見当がつくので,今度注意しておこう。

08/06/01(日)

梅雨寒という言葉があるが,梅雨に入る前にそれを感じた。五月中にすでに夏日を経験しながらも,五月最後の日はかなり冷え込んだ。自宅では一度仕舞った羽毛の掛け布団を押し入れから出した。最初は少しためらったが,風邪をひいてはいけないと思いそうした。七月並みの暑さを経験したかと思えば,いきなり四月の気候に戻るこの時期。うっかりすると本当に体調を崩すことになる。今日の日中の部屋の温度は30度近くにまでなった。

5月

08/05/31(土)

来週から試験を迎える明大中野八王子校だが,試験二日前の八王子教室は授業や自習で教室も自習室もいっぱいになった。パーティションの位置を変えて勉強の出来るスペースを作ったりした。しばらくすると,集中して覚えたいという生徒が,五階にある倉庫を使ってもいいかと訊いてきた。八王子教室の入っているビルは四階建てで,五階は屋上へ繋がっている。その接続部分に倉庫が二箇所ある。塾ではその一方を借りている。使わなくなった本や書類,以前の教室で使っていた黒板などが置いてあるだけで,それほど荷物で混み合っているわけではない。そこで自習したいというのだ。確かに静かなので集中するにはいいかもしれない。ただ,あくまでも倉庫なので換気はよくない。幸いなことに,今日はそれほど寒くもなければ暑くもなかったので,冷暖房なしで勉強が出来たようだった。

08/05/30(金)

明大中野校は先週,中間試験があった。ほとんどの試験の答案用紙が帰ってきたところだ。気になるのはやはり生徒の結果だ。それと同時に,どんな問題が出たのかも気に掛かる。新年度最初の試験で,今年はどんなレベルの問題が出されるのか一つの目安になる。今日は高校二年生の授業があった。数学の試験問題を見ると,試験前に扱った問題も出ていた。一方で,塾の授業では取り上げられなかった問題も出題されていた。完璧にしようとするとかえって無理が生じることがあるので,すべてをカバーしようとは思ってはいない。ただ,出来る限りのことをして生徒には試験を受けさせたいといつも思っている。学校の試験問題は50分で解くには問題量が多かっただろう。倍の時間を掛けて解けば飛躍的に点数が伸びるのはいつものこと。試験はやはり時間との勝負になる。解答方針が立った後の計算速度を上げる工夫が必要だと感じた。

08/05/29(木)

高校三年生もこの時期になると進路に関して真剣に考え始める。塾に来ている生徒のほとんどは,内部推薦で大学に進学する。それ以外でも指定校推薦などを利用する生徒がほとんどだ。指定校推薦の場合も,学校の成績がかなり左右する。いわゆる評定平均を計算しなければならない。この計算はかなり複雑でそう簡単にはいかない。一人の生徒が最初自分で一生懸命計算していた。ところが次第に難しくなり,途中どうやって計算したらいいか訊きに来た。所定の用紙があったので,それを渡して計算するように話した。しばらくして計算し終わると,今後の目標を立てていた。

08/05/28(水)

いつもの水曜日は東中野教室での授業の日だ。今日も最初の時間帯はそうだった。ただ,明大中野校は明日と明後日に「スポーツテスト」が控えているため,学校が午前中の授業となり,塾の授業も時間を繰り上げて行った。なぜ,午前授業になったのかと生徒に訊くと,準備で先生が居なくなるためだと言っていた。東中野教室での授業を終えるとすぐに八王子へと移動した。明大中野八王子校は来週が中間試験だ。到着するとすでに生徒はだいぶ来ていた。入口のスリッパはほとんど無くなり,スリッパ入れのカゴは底まで見えていた。教室はかなり混雑していた。やがてすべての授業が終了し,残って勉強していた生徒が素足でやって来た。「結局これは履けませんでした」と彼女が手に持っていたのは小学低学年用のキャラクターの入った黄色いスリッパだった。それほど今日は混雑してしていたということだ。

08/05/27(火)

電車に乗っていると,網棚に置き去られた雑誌や新聞を大きめの紙袋に入れて持ち去る人を時々見かける。そんな話をすると,生徒の一人が「それって~~シューっていうんですよね」と言った。その「~~シュー」を彼女はすぐに思い出せずモヤモヤしていた。正解は「ビッグイシュー」。このことばを解説しているサイトによると「ビッグイシューとは1991年にロンドンで生まれ,現在は世界各国で発行されている雑誌のこと。日本では2003年9月に創刊された。ホームレスの人の救済ではなく,仕事を提供し自立を応援する事業」などのこと。なぜそんなことばを知っているのかと訊いてみると,情報源は学校の英語の教科書からだった。高校で使うリーディングの教科書には,確かに社会的な問題が取り上げられることがある。ただ,最初の網棚の話とはちょっとずれているようだった。

08/05/26(月)

高校三年対象の物理ゼミを行った。一気に三時間の長丁場だったので,終わる頃生徒はだいぶ疲れた様子だった。定期試験の期間外にも試験があり,それが明日らしく今夜はあまり寝られない,と言う生徒も居た。疲れている様子ではあったが,小学生が取り組んでいた百ます計算の残りを見て興味を示し,チャレンジしていた生徒も居た。昔そろばんをやっていたという生徒は,素早く計算を終え全問正解だった。それでも,所要時間は計算の速い小学生にはかなわなかった。

08/05/25(日)

八王子教室で数学特訓を行った。高校三年生は理系と文系で解く問題が異なる。理系の生徒の方が何倍ものプリントが用意された。それが当然といえば当然だが,理系だけに一問ごとの計算量も質も高くなる。一方,文系が解いている問題は,ちょうど理系の生徒が一年前,すなわち二年生のときに解いた問題を解いている。ところが,今回の理系の生徒が解く問題ではそれらの知識が必要なことが何度も出てきて,忘れていたりするとすぐ近くで文系の生徒が同じような問題を解いているので,理系としての立場が危うくなる。まあ,そのくらいの緊張感があってもいいだろう。学年が学年だけに,最後まで集中力が切れなかったのはさすがだった。

08/05/24(土)

明日は八王子教室で数学特訓がある。今回は高校三年生の受講者が多い。いつもだと一
つの教室で一つの学年なのだが,今回の高校三年はそれでは収まりきらないので,教室の仕切り板を外してオープンにした。二教室の壁を外して一つにしたのだ。移転してから初めのことだ。ただ,今までに外したことが全くなかったわけではなく,夏の暑いときには冷房の利きを良くするために,仕切り板を一枚だけ外したことはあった。けれども,今回はそれでは収まらず四枚の板を全部外した。

08/05/23(金)

登校途中の乗換駅で,目の前にいたサラリーマンふうの男性が,突然視界から消えてしまったと男子生徒が言った。その乗換駅はちょうどカーブの途中に駅があり,車両とホームとの間には場所によってはかなりの隙間がある。その間に男性は落ちてしまったのだ。いきなり消えてしまったので,彼はかなり驚いたようだ。結果的には大事には至らなかったようだ。ずいぶん昔のことになるが,やはりサラリーマンふうの初老の男性が,同じく車両とホームの間に足を突っ込んでしまったことを思い出した。そのときの男性はかなり痛そうな様子だった。

08/05/22(木)

明大中野校は明日が中間試験最終日。高校二年対象の数学の授業を行った。限られた時間だったので,事前に予想問題を準備しておいた。100分の授業ですべて終わるだろうと予測していたのだが,結果的には少し難しめの三問は解説するのが精一杯だった。本来なら生徒に解いてもらってから解説するのが本筋だ。けれども,すでに学校で試験を受けてきた後だけに,さすがに授業後半ともなるとバテてきた様子だったので解説に踏み切った。クラス授業の後に,別の生徒でまったく同じ問題を個人指導で扱った。やはり,個人指導の方が圧倒的に速く進み,逆に予定時間を余らせて終わった。試験も残すところあと一日となった。

08/05/21(水)

明大中野校が中間試験中のため,午前中から試験対策の授業を行った。それが終わるとすぐに八王子に移動した。明大中野校の試験が終わると,今度はすぐに明大中野八王子校の中間試験がやって来る。そのために,出来るときに授業をやっておく必要がある。移動には中央線を利用した。車中,体格のいい高校生が数人座っていた。部活の大きなバッグと,坊主頭から想像すると野球部のようだった。比較的空いている昼の時間帯だったので,他の客の迷惑にならない程度のじゃれあいをしていた。その内に,一人が疲れてしまい窓に頭をつける格好で眠ってしまった。それを同級生が上からそっとケータイで写真を撮っていた。電車内で写真を撮るのはちょっと行儀が悪いと思ったが,騒いでいるわけでもなかったので特に注意はしなかった。ただ,彼らを見ていて,塾に来ている生徒も部活で遠征に行ったときなどは同じようなことをしているのだろうか,などと思いながら見ていた。

08/05/20(火)

八王子教室で使っている一つのホワイトボードの,ペンやイレーザーを置く受け皿の部分が落下してしまった。これまでも何度か外れ掛かっていたのだが,昨日から今日に掛けて落ちてしまったようだ。八王子教室のホワイトボードのほとんどは,移転するときに新調した。ただ,東中野教室で以前使っていたモノがあったので,それを移動して使っていた。今回受け皿が落下したのはその一つだ。長年使っていたので致し方ないところだろう。すぐには直りそうになかったので,取り付けは後まわしにして授業をした。ペンとイレーザーは机の上に置いたのだが,そこはいつものクセで,板書し終わるとどうしても下に置こうとしてしまう。消すときもその都度机の上からイレーザーを移動する作業が必要になる。体で覚えた動作は,そうすぐには変えられない。

08/05/19(月)

今月は数学特訓が二度ある。最初の数学特訓は11日に東中野教室で行った。次回は25日に八王子教室である。数学特訓の教材は,基本的には学校の過去問で構成されている。去年一年間で,高校生の教材はほぼ出来上がった。あとは毎年新しい試験問題と差し替えるようにすれば,問題の‘鮮度’が保たれる。教材の準備をしていると,今回行う高校二年の教材で,まだ作っていない単元があることに気づいた。去年でほとんどの単元を網羅したはずだったのだが,まだ少し残っているところがあることは認識していた。それが今回の試験範囲になっていたのだ。あともう少しなので,今年こそ完成を目指したい。

08/05/18(日)

ここ最近,週末は天気が悪いことが多かったように記憶している。今日も決していい方ではなかったが,雨は降らなかった。昨日の午後は集中的に雨が降ったようで,運が悪かった人は降られたようだ。授業をしていると,急に過激な音がして雨が窓を叩く音がした。とたんに路面の色が変わり,雨を避けるために走り出す人の姿を目にした。梅雨まではまだ間があるが,今年の春は雨が多いように感じる。

08/05/17(土)

私立の学校の場合,学校指定の鞄があることがほとんどだろう。鞄以外にも靴や靴下,ワイシャツ・ブラウスなど衣類が主なところ。その鞄だが,多数の生徒が使っているので当然使い勝手の善し悪しは生徒によってさまざまだ。肩から提げるベルトの長さや内外にあるポケットの数など,細かいところに注文を付けるとキリがない。そんな鞄について学校でアンケートを取ったらしい。案の定,さまざまな要望が出た。けれども,結果的にそれらはまったく反映されなかったらしい。そんな不満を言う女子生徒が居たので,みんなの意見がすぐに反映されることはないだろうと諭した。直るとしても卒業後で,後輩達がその鞄を使うことになるのではないか,と言った。ちょっと気の毒だが,それが現実というもの。

08/05/16(金)

明大中野校が来週に中間試験を迎える。毎度のことだが,試験前には授業が集中する。春や夏の講習以外で,一日に3講座の授業をすることはあまりないのだが,今日がその日だった。3講座=300分=5時間だ。前後の休み時間や準備も入れると6時間近くに及ぶ。こうなると,授業以外の他の仕事はほとんど出来ない。無理にやろうとすると中途半端になるので,そこは割り切ってやらない方がいいのかもしれない。とはいうものの,どうしてもやらなければならない仕事はいつでもあるもの。今日も授業が終わった後の静かな教室で,あと片付けが待っている。

08/05/15(木)

授業が終わってから,数学の先生と少し前の生徒のことが話題になった。数学の先生が覚えている生徒も居れば,名前だけではすぐに分からない生徒も居た。塾で撮った写真が小さいアルバムにあったので,それを見ながら昔話となった。アルバムの写真を見ていて,最近の生徒の写真がないことに気づいた。そう,ここ数年はデジカメで撮っているため,ほとんどがプリントアウトせずにパソコンの中にデータとしてだけ残っている。どこかのメーカーのコマーシャルではないが,やはり写真はちゃんと形にしておいた方がいいのだろうと思った。

08/05/14(水)

日曜日に行った数学特訓の教材の誤植箇所を直した。問題や答の数値や符号が間違っていたところが少しあった。毎年直していっているのだが,それでも直しきれないところが出てしまう。特訓が終わった直後に直すのが一番いいのだが,それは困難なこと。終わってからやらなければならないことがあるからだ。それに,特訓が終わった後は疲れがどっと出るのでその気になれないのだ。今回の修正は全部で三箇所だったはずなのだが,二つしか見あたらなかった。その場で朱を入れたはずが見あたらないのだ。何度も見直してみたのだが,なかなか見つからない。結局四回目で発見できたのだが,赤のボールペンで小さく直したため,見つけにくかった。やはり修正は早めにした方がよさそうだ。

08/05/13(火)

ここ数日また寒くなった。つい先日は夏日もあったのだが,今日は三月下旬並の寒さだった。授業を受けていた生徒も,途中で暖房を入れ始めた。あとから来た男子生徒は,どちらかというと暑がりな方なのだが,今日は何の文句も言わず,暖房はそのままだった。そのくらい寒かったのだろう。教室の中はまだそれほどではないのだが,外に出てみると霧雨のような雨が,この時期としては不釣り合いなことばになるが,氷雨のような感触を受けた。

08/05/12(月)

授業をしていると一人の生徒が目を細めて見にくそうにしていた。眼鏡をしていないので眼が悪いとは思っていなかった。コンタクトもしていない様子だ。塾の教室は学校ほど大きくないので,黒板までの距離はそれほど遠くはない。学校で不便していないかと問うと,席替えの度に前の席を譲ってもらっているらしい。ネットから視力検査表を検索しそれを印刷し,休み時間に視力を測ってみた。彼は両目でも0.5しかなく,確かにそれでは見えにくいだろうと思った。眼鏡を持っている同級生に,どのくらいの費用で作成できるのか訊いていた。

08/05/11(日)

今年度最初の数学特訓を,東中野教室で行った。試験まであと一週間の今日は,ここ最近では少し涼しい日曜日だった。ただ,教室は生徒の若さを差し引いても,熱気で暑かった。それは,午前中の特訓が終わり昼休みになり講師室に戻ったときに特に感じた。人の多い教室と,誰も居ない講師室では室内の温度がかなり違っていた。単位面積あたりの人数が多いことも一因としてはあるだろうが,勉強するにはエネルギーが必要な分,それを発散するのだろうか。中には,涼しい日にもかかわらず,扇子で暑くなった体を煽っていた生徒も居た。

08/05/10(土)

数学や物理などは,学校の教科書によらずやるべきことはだいたい決まっている。国語や英語の場合,教科書の内容を勉強することが多いので本文が必要になり,そのあたりが理系教科とは異なる。理系教科には試験で必ずと言っていいほどよく出題される定番の問題がある。ただ,教科書にもそれに携わる先生によって多少はクセのある内容のものもある。その少数派の問題が出てきたとき,それに対処するか迷うことがある。ただ,プリント自体は出来る限り多くのパターンに対応できるようにしているが,だからといってすべてに応じていると膨大な量になり,いわゆる市販の問題集と大差なくなってしまう。その辺のさじ加減が難しい。

08/05/09(金)

普段,教室に誰も居ないときは電話転送サービスを使っている。ほとんどの場合,東中野教室と八王子教室間で使っている。休みの日などは自宅にも転送することもある。ただ,今日は大事な電話が入るかもしれなかったので,ケータイに転送をセットしておいた。出勤するまでは車の中なので,鳴ったとしてもすぐには出られないが,こちらから掛け直すことが出来る。幸いなことに仕事場に到着する寸前までは電話はなかった。ところがあと五分ほどで到着する頃に立て続けに三本ほど入った。最初の二つは出ることが出来なかったが,最後のはちょうど車を駐車場に停めたときに掛かってきたのでタイミング良く出られた。けれども,やはり運転中にケータイが鳴るのはあまり好ましくないと思った。

08/05/08(木)

昨日の帰り道のこと。深夜まで仕事が長引いた。仕事に区切りを付け,平日の比較的空いている甲州街道を下っていた。調布市内で信号待ちをしていたときのこと。先頭で停車していると急に揺れを感じた。それも結構強い揺れだった。車に乗っていると,陸橋の上に居たり,反対車線に大型のトレーラーなどが通ると揺れを感じることはある。まさしく陸橋の上に居るときに感じるような揺れだった。深夜に関東地方を中心に襲った地震だった。停車していたすぐそばにはコンビニエンス・ストアがあり,立ち読みをしていた人が当たりをキョロキョロと見回していた。ラジオをNHKに切り替えると,地震の速報をしていた。地震速報をする中,その日に放送する予定だったプログラムはすべて中止となり,後日改めて放送するとアナウンサーが申し訳なさそうに話していた。

08/05/07(水)

連休が明け今日から仕事が再開した。一般企業も今日から仕事が始まったところも多いだろう。そのせいか,今日はたくさんの電話が入った。その半分以上は営業に関するものだった。連休中も電話は自宅に転送しておいたのだが,その期間はほとんど電話はなかった。堰を切ったかのように集中的に電話が鳴った時間帯もあった。授業が終わった後だったのでまだ良かったのだが,連休明けの片付けなければならない仕事が溜まっていたのでちょっと困った状況だった。相手も仕事なのだから仕方ないが,そこまで集中しなくてもいいのに,と思うくらいの今日の夕方だった。やれやれ。

08/05/06(火)

連休最終日の夜,テレビ朝日で放映された「地球テスト」という番組を見た。タイトル通り,地球の自然や環境に関することを問題にした番組だった。番組のホームページから解答用のプログラムをダウンロードして,番組の進行と同時に解答しながら見ていた。前半は時間帯も早いせいか,こどもにも理解しやすい問題が多かった。後半になると戦争や紛争,環境問題など少し重たい課題が出てきた。番組としては問題と共に,今抱えている問題について論じたかったようだが,今日の段階ではその紹介だけでほぼ終わった。最後に全国平均や男女別,年齢別の平均点が発表された。すべて二択問題だったが,解らずに当てずっぽうに答えた問題もいくつかあった。自己採点では78点だったのだが,プログラムによる点数は77点だった。答えが解っていたのに,違う方を選んだ問題が二題あったのだが,偶然合っていた問題もあったので,そのあたりは相殺されるのだろう。解っているのに間違える,といったことはきっと生徒達はテストでよくやっているのだろと思った。

08/05/05(月)

普段休みがそれほど多くないせいか,連休も後半になると「休み疲れ」を感じてしまう。休みも最大三連休くらいが肌に馴染んでいるような気がする。普段は週に一回の休みだし,試験が近くなるとその休みさえ飛んでしまうこともある。それでも,それほど辛く感じない。むしろ,休みの翌日の方が体が怠く感じることもある。そういったときも,月曜日の夜になると調子は戻ってくる。

08/05/04(日)

スーパーで買い物をしていると,野菜の値段が変わっているのが分かる。最近ではキュ
ウリが安くなっている。少し前までは一本で60円くらいしていたのだが,最近では三本入ったもので100円を切ることもある。それに対して,椎茸などの菌類は出荷が安定してるのか,値段に変化があまりない。寒い時期には丸ごと売られていた白菜も,最近は切り分けして売られている。本来野菜は季節のものだが,今はどの時期でもほとんどの野菜が売られている。それが当たり前の感覚になってしまうのは,やはりどうかと自分でも思ってしまう。

08/05/03(土)

連休が今日から始まった。初日の今日は部屋を冬用から夏用に変えた。コタツを仕舞い
大きめの黒のテーブルを移動した。コタツと比べると面積が二倍ほど有り,モノがたくさん載るので重宝している。買って十数年経つのだが,良いものは良いようで未だにしっかりしている。難点は重すぎるので移動するときに苦労することだ。部屋の扉目一杯のサイズなので,少しずつずらしながら出す。すでに初夏のような陽気のこの春は,いつもより早い模様替えとなった。

08/05/02(金)

昨日の夜,授業をしていると何の前触れもなく,去年大学を卒業したOBが遊びに来た。
講師としても何年間か居たので,その場に居た生徒は大喜びした。明日から連休が始まるが,メーカーの技術職に就職した彼は,一足早く休みに入ったらしい。もっとも,年度末にはかなり忙しかったようで,休みが少なかった分早めに休暇を取れたと言っていた。昨日は授業中だったためあまり話も出来なかったので,今日の授業が終了する頃に来られないかと言ったところ,快い返事が返ってきた。塾も明日から休みに入るので,今日はゆっくり飲めそうだ。

08/05/01(木)

新年度になってそろそろひと月が過ぎた。新社会人も新しい生活に慣れてきた頃だろうか。この時期は,そういった新入社員が挨拶回りに良くやってくる。今日は二件ほどあった。出勤し看板を外に出そうとすると,スーツを着た新卒の女性がいきなり「第一教育センターの方でしょうか」と尋ねてきた。塾のすぐ近くの会社の新人だった。すぐに名刺と自己紹介の紙を手渡そうとするので,とりあえず教室に案内した。夕方には電話関係の会社の新人が来た。塾内の電話回線のことを少し話したものの,まだ詳しくは分からないらしく状況だけをメモして帰って行った。今年卒業した塾のOBや先生方も同じように,緊張の連続の毎日を送っているのだろうか。

4月

08/04/30(水)

四月最後の今日は全国的にかなり暖かい一日となった。暖かいというよりは,暑いと表現した方が適していたかもしれない。今日は東中野教室でまず授業をし,そのあとに面談があったので八王子教室に移動した。乗る電車はどれも冷房が掛かっていた。気に掛かったのは,窓を閉めきって走行している車が目立ったことだ。確かに少し暑かったのだが,窓を開け風を取り込めば快適に過ごせるくらいの昼の気候だった。電車にしてもきっと,窓を開ければそれほど暑くはないのだろうが,いまの電車は窓が開けられない仕組みになっている車輌も結構あるようだ。

08/04/29(火)

今年の連休は分散されている。それゆえ,初日の今日に何かをしておこうと思った。大したことではなかったのだが実行に移した。部屋の片付けだ。段ボールや雑誌など,いわゆる資源ゴミだけでもまとめておくとすっきりするのではないかと思い,部屋中の資源ゴミをかき集めた。するとテーブルの上から思いがけないものが出てきた。このテーブルは夏の間しか使わないものだ。そこから出てきたのはDVDのライティングソフトのCD-ROMだった。ずいぶんあれこれと探していたのだが,なかなか出てこなかったものだ。自分でしてしまった後始末の悪さに,やはりその場で整理する大切さを知った。

08/04/28(月)

ゴールデンウイークが明日から始まる。当然祝日が続く。明日の29日は「昭和の日」だが少し前までは「みどりの日」だった。高校生にそれ以外の連休中の祝日を訊いてみた。すると5月3日が何の祝日かを知っている生徒は少数だった。正解率が高かったのは5月5日の「こどもの日」だった。歌の影響もあるのだろうか。ゴールデンウイーク以外の祝日も訊いてみたのだが,驚くほど正解率が低かった。答えられないと苦し紛れに「母の日」とか「父の日」など,祝日でない日まで言っていた。今日は一部の生徒だけに訊いたので,今度他の生徒にも訊いてみようかと思った。

08/04/27(日)

休みの日の夜「素敵な宇宙船地球号」という番組を見た。三重県の公立高校にある食物調理クラブを取り上げていた。地元の食材を使った,いわゆる地産地消のレストランを,高校生が中心となって経営している形態をとっている。先生の指導の下,調理はもちろんのこと接客やレストラン運営について教わりながら成長していく姿が描かれていた。厳しい先生の指導にも,真剣に聞き入る高校生の姿を見ていると,すがすがしさを感じた。

08/04/26(土)

学校で使っている問題集は,市販されていない書籍が多い。学校専用で販売しているのがウリのところもある。学校の授業で扱っている以上,塾でその問題集が必要になることもある。生徒の自習用にもあった方がいい。出版社によっては解答抜きで販売してくれるところもある。でも,中には学校以外には絶対に販売しない問題集もある。そうなるともはや手に入れることは無理になる。そんな折りのこと,この春卒業したOBが来た。生徒の持っている問題集を見せたところ,まったく同じ問題集を高校生の時に使っていることが判明。それならば譲ってもらえないかというと,快く提供してくれると言った。やはり,卒業生は頼りになる。

08/04/25(金)

今週の火曜日に,全国の小学六年生と中学三年生を対象とした「全国学力・学習状況調査」が行われた。今回で二回目となる。試験は国語と算数・数学の二科目で行われ,「知識」と「活用」に分けて実施された。学校の試験や入学試験と比べると,理由などを問う問題が多く児童・生徒達は苦戦を強いられたのではなかろうか。数学の問題には,樋口一葉と福沢諭吉の写真が載っている問題があった。一見すると,国語か歴史の試験問題と見間違ってしまう。問題には上腕骨の長さから身長が推測出来る公式が示されてあった。その上で,上腕骨の長さの差が等しい男女の場合,身長差はどちらが大きいかが問われていた。単に答だけではなく,理由も添えるように指示してある。具体的に上腕骨の差を自分で決めてしまう方法と,文字式を使うやり方が一般的だが,どのくらいの中学生がそういったことに対応できただろうか。

08/04/24(木)

痛みを伴った治療は数分で終了した。終わった直後にはまだ痛みがかなり残っていたので,医者にどのくらいで痛みが引くか訊いた。医者は薬を出すので,それを飲むようにと言った。レーザーを掛けられた側の頬が腫れているのを感じた。実際手を当ててみると,幾分膨らんでいるのが分かった。そんな話を生徒にしたところ,同じくいま現在歯医者で治療を受けていると生徒が言った。彼もまた,治療では痛い思いをしているようで,麻酔を掛けても痛みを感じることがあると言っていた。誰しも,出来ることなら歯医者にかかりたくないのは当たり前のことだろうが,他の病気と違い虫歯は放っておいても治ることはないので,やはりどこかで決心して通わなければならないだろう。

08/04/23(水)

いま,親知らずの治療で歯医者に通っている。奥歯のさらに奥の狭いわずかな空間で,窮屈そうにその存在を示している。治療の経過中に少し痛み出した。歯そのものが痛くなったのではなかった。最も奥側で突起物が引っかかるのを感じ,それが歯茎を圧迫する形となった。そのことを歯科医に告げると,親知らずの治療中には良くあることだと言った。歯茎が化膿しかかっているので,レーザーによる治療をすることになった。チリチリという音と共に,少し焦げ臭い匂いがしてきた。レーザーなので実際に焼いているわけではないのだろうが,焦げ臭かったのは確かだ。やがて,かなり鋭い痛みが口の中から脳に伝わってきた。おそらく,ここ一年以内に経験した痛みの中では一番のものだった。(つづく)

08/04/22(火)

高校生の化学の授業中,女子生徒が急に悲鳴を上げた。「先生,何かが飛んでいます」と叫んだ。生徒の方を見ると,特に何かが居る気配はなかった。何も居ないのではないかと言うと「でも耳のそばで音がしました」と少しパニック状態だった。よく見ると,肩のところにそれほど大きくない蛾が止まっていた。振り払おうとするとすぐに飛び去ったが,どういう訳かまた同じ生徒の背中に付いた。生徒に動かないように言い,不要になった紙で床に振り落とした。結局その場で蛾は捕まった。それを見て,昨晩外から一匹の虫が入ってきたことを思い出した。その時は,他の仕事で忙しくやがて忘れてしまっていた。仕方がないとはいえ,結構騒がしくしてしまったので,他の教室で勉強していた生徒のところに謝りに行った。

08/04/21(月)

パソコンでもそうだが,直接手に触れるものが具合が悪いとストレスを感じる。銀行で振り込みをする用件が二つあった。カードを入れタッチパネルで暗証番号を押そうとすると,下段の数字の接触が良くなかった。以前にも同様のことがあった。同じ銀行だったが,今日操作した機械は前のモノとは明らかに違う場所のキャッシュコーナーのだった。暗証番号と金額,振込先の口座番号を間違いなく入力しなければならないので,なお慎重にならざるを得ない。特に,暗証番号は何度も間違えるわけにはいかない。結局,いつもよりは少し時間を掛けて送金した。

08/04/20(日)

中学の教科書は今年改訂されたものはなく新たに買うことは無かった。ところが,高校の教科書は改訂のあるなしにかかわらず,毎年買っている。今回高校三年生用の物理の教科書を買った。高校三年の物理なので,当然理系の生徒しか使わない。それゆえ,使う生徒は限られる。にもかかわらず,多い冊数を注文してしまった。教科書はその性質上,返品が出来なく無駄をしてしまった。自らのミスなのでそれは仕方ない。ただ,新しい教科書が来るたびに古い教科書と交換するのだが,中にはほとんど使われていない教科書もあり,もったいないと思いながら書棚から取り出す。

08/04/19(土)

毎年四月になると学校で使っている教科書を買う。生徒数が多い学年の場合,何冊かまとめて買う。小・中学生用の教科書は種類が少ないし,公立校では一つの自治体で使う教科書は共通しているので,比較的購入するのに難はない。ところが高校生になると途端にその種類は増える。同じ科目,同じ出版社でもいくつもの種類の教科書を出版していることは珍しくない。さらに,前年度の教科書に少しだけ手を入れた改訂版や新訂版なども出ているため,買うときに注意しないと間違ってしまうことがある。そのためだけではないだろうが,教科書には表紙の上の方に教科書番号というものがある。(つづく)

08/04/18(金)

四月になると新しい学生証が配布される。そこには当然,生徒自身の写真が貼られる。いわゆる証明写真だ。写真は学校で一斉に撮るので,次々と流れ作業的に行われる。そのため,本人にとっては‘失敗写真’と思えるような不本意なこともあるようだ。まあ,傍から見ているとそれほどひどいとは思えないのだが,そこはやはり年頃なのだろうか,もっといい出来の写真を欲しがるようだ。確かに,一度撮ってしまうと一年間はその写真の学生証を使うのだから,やはりいいに超したことはないのだろう。

08/04/17(木)

水泳のオリンピック代表選手を決める選考会が行われている。単に優勝するだけでは選手に選ばれず,派遣標準記録というタイムを上回らなければならないため,一緒に泳ぐ選手と共にタイムとも戦わなければならない。小学生の頃にスイミングスクールに通っていた生徒が,少し興奮気味に男子100m平泳ぎのことを話した。話題の北島康介選手ではなく,二位ながら派遣標準記録を上回った末長雄太選手のことだ。彼女が通っていたスクールで,同じ時期に泳いでいたらしい。末長選手と一緒に写っている写真をケータイで撮り,それを見せてくれた。身近な人がオリンピック代表選手に選ばれることはそう無いこと。それだけに嬉しいのだろう。

08/04/16(水)

学校の行事に併せて授業変更をすることはよくある。ゴールデンウイーク中はいつもと違う動きをすることもよくある。少し先の授業のことを決めようと生徒と相談をした。ところが,教室に貼ってある銀行で貰ったカレンダーと,塾の年間カレンダーの日にちがずれていた。間違って作ってしまったか,と一瞬ヒヤリとしたのだが,しっかり見てみるといまだに去年のカレンダーが残っていた。すぐに貼り替えるようにした。まだまだ完全に新年度への移行が終了していない。新年度の様相が落ち着くのは連休が過ぎた頃になるだろう。

08/04/15(火)

今年大学に入学した卒業生が遊びに来た。ただ,残念なことに直接会って話をすることが出来なかった。その卒業生は東中野教室の生徒で,当然東中野教室に来た。火曜日は通常,八王子教室勤務の日になっているため会うことが出来なかった。彼が帰ったあとに,東中野教室から写真を添付したメールが送られてきた。卒業生が持ってきた写真をスキャナに掛け添付してあった。入学式の前に撮ったようで,家の前でまだ着慣れないスーツを着て,まっすぐ立っているいわゆる記念撮影的な写真であった。カラーでスキャンできなかったため,送られた写真はモノクロとなったが,かえって趣のある写真となった。

08/04/14(月)

授業が終わり,生徒も先生も全員帰ったあとのこと。片付けものをしようと,流しにコーヒーメーカーのサーバーとカップを持って行った。すすぎ洗いをしていると,物陰に黒く動く生き物が居た。まだそれほど暖かくなってもいないのに,ヤツが出てきたか,と思って動く方を凝視した。ところがその動きはかなりゆっくりだった。よくよく見るとそこにはクモが居た。小さなクモならば何度も見かけてきたのだが,今日のクモはかなり大物だった。足を広げた姿は楽に500円硬貨を二回り位大きくしたほどだった。さすがに素手で持つには勇気が要るし,以前毒を持ったクモが都内で発見されたこともあった。そのまま放って置くのも手だが,どこに行ったか分からなくなるのは気持ちが悪い。結局,水を流しながらうまく誘導して配水管に流してしまった。殺虫剤で殺すのは,相手がクモだけに忍びなかったのでやめた。配水管から下水道へとうまく辿って助かればいいのだが。

08/04/13(日)

よくあることなのかもしれないが,見つからないものがある日急に出てくることがある。瓢箪から駒,ではないが探している物があきらめていたときに出てくることもある。その代表的なものが靴下だろう。はきやすい靴下の片方がここ半月ほど出てこない。よりによって状態の良いものが見つからない。真剣に探していないので,どこか他の洗濯物の中にまぎれ込んでいるのかもしれない。おみくじによくある「無くしも出る」を期待しているのだが,世の中それほど甘くはないようだ。

08/04/12(土)

今年の杉花粉は大量に飛んでいるようだ。花粉アレルギーの生徒は,授業を受けるのも大変だ。来て早々にティッシュの箱を持ち出し,何度も鼻をかんでいた。くしゃみも止まらなくなり,なかなか授業に集中できない様子だった。あまりのティッシュの量に,小さめのごみ箱を貸し与えた。ごみ箱はすぐにティッシュで埋め尽くされてしまった。薬で抑えている生徒も居るが,人によってその効き方も異なるらしい。梅雨時になれば治まるというが,いまはまだ春。アレルギーを抱えている人にとっては,まだまだ辛いときが続きそうだ。授業を終えた生徒はホッとした様子で帰って行った。

08/04/11(金)

新学期が始まって少し経った。学校ではクラス替えがあり,たいていの場合担任の先生も変わり環境は変わる。明大中野校も明大中野八王子校も,高校二年生で文系と理系にコースが分かれる。年にもよるのだが,去年も今年も理系の人数が例年よりも多い。理系離れが言われる最近では珍しい傾向だ。ところで,学校の教室数は限りがあるので,どうしてもクラス人数に偏りが出てしまうようだ。明大中野校の今年の高校二年においては,文系クラスは45名前後で一クラスなのだが,理系は55名ほどになる。理系クラスの生徒は「教室が狭く感じます」とひと言。10名も違えば無理もないだろう。

08/04/10(木)

昨日来た二人の卒業生は,大学の授業の履修の仕方を訊きに来た。人並みに取っていればそれほど心配ないのだが,初めてのこととなるとやはりいろいろと分からないことが多いのだろう。体育はいまでもスキーなどの集中授業があるようだ。こういった授業はおそらく倍率が高くなるので,まずは堅実に普段の授業に出るように勧めた。研究室に入るのはまだ先のことだが,信頼できる先生を見つけ,しかも自分で興味が湧く分野ならその先生について行くようにするといいだろうとアドバイスした。授業では自己紹介も済ませたようで,高校とはかなり異なる多種多様な人間が居るらしい。そういった話を聞くだけでも面白い。履修届を出すまでにいくつかの授業を受けるのだが,いまは何もかもが新しく楽しい時間を過ごしていることに,ずいぶん後になってから感じることだろう。

08/04/09(水)

この春卒業したばかりのOBが早くも遊びにやって来た。昨日が一人で今日が二人だった。昨日来た卒業生は,大学の入学式がアメリカで行われるため,つい先日ロサンゼルスまで行ってきた。お土産を持ってきて入学式やアメリカでの様子を話してくれた。新しい環境は楽しいらしく,高校生だった頃よりも明るくなった感じがした。大学までの定期をまだ買っていないらしく,これからみどりの窓口まで行くというと,彼の後輩が定期を買う人でかなりの行列が出来ていると言った。そういった時期なのだ。彼が帰ったあと,彼の行く大学の学長のブログを見た。すると,ユニバーサル・スタジオに行ったことが記されていた。OBはそんなことはひと言も言っていなく,比較にならないマイナーな場所のことを語っていた。彼らしいと言ってしまえばそれまでだが。

08/04/08(火)

今日の天候は,春としては尋常でないくらい風雨が激しかった。出勤するときの車中から見た外は,風に煽られる傘を必死になって守ろうとする人たちの姿が目に入ってきた。そのコミカルな姿に,ちょっとやりすぎではないかと思いつつ見ていた。ところが,それと同じことを自らそのすぐあとにやっていた。腰をくの字に曲げて,傘の柄を両手でしっかり持たないと,どうにかなってしまいそうな風だった。かなりしっかりした傘を差していたのだが,骨の一本が少し折れ曲がってしまった。今日は,明大中野八王子校の入学式だったのだが,入学式後に来た保護者の話では,例年だと外の桜の下で撮るはずの写真が今年は叶わず,講堂の中で写真撮影をしたらしい。東京の桜も今日の風で一気に散ってしまったことだろう。

08/04/07(月)

先週末から今週が入学式のピークだろう。駅のホームでは,真新しい制服を着た新入生とその母親の姿をここ数日で何度も見かけた。今年は桜が三月中に咲いたことと,四月になってからの春の雨のため,すでに花びらより葉の方が目立ち始めてしまっている。春は晴れの日が続かないと言われるが,今日と明日もまた雨のようだ。道にはたくさんの桜の花びらが舞っている。緊張した面持ちの一年生は,少しの不安を抱きつつも,それよりもはるかに大きい期待を抱きつつ新しい校舎に毎日向かうことになる。さてさて,どんな一年になることか。

08/04/06(日)

自宅で使っている包丁の切れ味が悪くなってきた。刃物なので仕方はない。先日,いつも行っているスーパーで包丁を研ぐサービスがあることを知った。一本五百円するのだが,素人がするよりは確実だろうと思いやって貰おうかと考えていた。夕方になっていつものように出かけた。ところが目的のスーパーに行くとすでに包丁研ぎのサービスは終了していた。五時までのサービスだったのだ。案内をちゃんと見ていなかったのがいけなかった。次回がいつなのかは決まっていない。仕方ないので,砥石をかって自分でやろうかと思っている。

08/04/05(土)

小学校での英語活動の概要が,文部科学省から先日発表された。英語の授業ではなく「英語活動」としているあたりに,真っ正面から向き合わないというニュアンスが窺われる。問題点はいくつか挙げられるが,その中で最も気になるものの一つは先生方の準備だ。5,6年生が対象の英語活動だが,高学年だけに先生方の準備も相当な負担となるだろう。現状だけでも学級運営や授業あるいは保護者会の準備など多忙な先生は多いはず。英語活動の負担が重くなるのは必至だ。その結果,授業を受けるこども達に英語に対する不確かな知識が備わったり,偏った捉え方が出来なければいいのだが。本来なら英語を専門に担当する先生を据えるべきだが,すべての小学校でそうすることはおそらく無理な注文となるだろう。

08/04/04(金)

春休みも終盤に入った。通常予定している春期講習自体はすでに終了したのだが,この時期は個人指導や部活でクラス授業を受けられない生徒の講習を行っている。そんな中,感心なことに自習をしに来た生徒が居た。いい心構えだ。勉強をしてしばらくすると,本屋に用事があったらしく出掛けた。ところが,なかなか戻ってこなかった。勉強していた時間が一時間くらいだったのに対して,三時間ほど戻ってこなかった。ようやく戻ってきたので,どうしたのかと訊くと,本屋でしばらく会っていなかった友達が居て,話し込んでいたらあっという間に時間が過ぎてしまったらしい。「何を主婦みたいなこと言っているんだ」と近くにいた先生に言われた。折角自習をしに来たのに,かえって叱られることになった。積もる話もあったのかもしれないが,やはり何事も『ほどほど』という加減がある。

08/04/03(木)

新年度の案内を今日,郵便で送った。三月に一度送っているので,今回は二度目になる。新年度の案内に加え,塾のカレンダーや授業料のお知らせなどを入れていくと結構かさばり,通常料金の80円では足りなくなった。それ自体は大した問題ではなく,むしろ案内の書類の多さが気になった。一度に多くの書類を入れるとピントがずれてしまうことがあるからだ。一番見て欲しいものがどれかが,受け取る側には分かりにくいこともある。そういった視点から考えると,大事な手紙はやはりそれだけで送る方がいいだろう。

08/04/02(水)

四月からガソリンの税金が変わり,近所のガソリンスタンドでも先月と比較すると20円ほど値下げされていた。看板には最近では考えられないくらいの値段が掲げられていた。この時期を待ってましたとばかりに,ガソリンスタンドにはたくさんの車が列をなしていた。普段はセルフサービスの店も,店頭で何人かの店員が忙しそうに出入りする車の誘導をしていた。

08/04/01(火)

今日から四月。新社会人は今日から出社したことだろう。今日は風こそ強かったものの,青空が広がりまずまずの天気だっただろう。これがもし昨日だったら,出社一日目から大変なことになっていたかもしれない。今年の春卒業をした塾のOBや,学生の先生達が今日から働き出したことを思うと,みんなどんな一日を過ごしたのか気に掛かる。

3月

08/03/31(月)

三月最後の今日,午前中はまさしく春の嵐となった。強い風と共に横なぐりの雨が降り,ときおり窓ガラスが揺れるほどだった。雲は厚く冬に逆戻りしたかのような空模様だった。もう,今シーズンは要らないだろうと思っていたコートを再び着て仕事に出た。雨自体は午後になり止み,やがて晴れ間が出て夕方にはすっかり雲は無くなりきれいな青空が広がっていた。けれども風は相変わらず強く,授業をしていると午前と同じような窓を揺らす突風が吹き荒れていた。咲いた桜の花はだいぶ散ってしまったのではなかろうか。

08/03/30(日)

春期講習になってから今日初めて,昼過ぎに出勤した。午前中に担当する授業が無かったため,他の先生に教室を開けて貰い,ゆっくりの出勤となった。教室に入るとすぐに「先生寒くありませんか」と生徒に言われた。そう,三月も終盤になって寒い日がやって来たのだ。けれども,もともと寒さには強い方なので,それほど寒くはないと返事をした。だいぶ暖かくなってきたので,すでにコートを持たずに家を出ている。それでも,昨日までは何とかなったのだが,今日はかなり冷え込んでしまった。夜になって外に出る用事がありそれを痛感した。桜が咲いたあとに雪が降ったことも過去にはあるわけで,油断するとまた寒さがぶり返すのかもしれない。

08/03/29(土)

春期講習の後半が始まった。春休みの前半で旅行に行っている生徒や先生が居て,いくつかのお土産を貰った。夏休みと比べると短いので,旅行も短めのことが多いようだ。ただ,中にはこの一年間が勝負となる生徒も居て,自宅で勉強に専念していた生徒も居た。当たり前だけれども,一人ひとりの状況が違う中,今何をするべきかを考えている生徒も居ることは確かだ。たいてい,そう意識するのは新高校三年生で,下級生はまだまだのんびりした春休みの過ごし方をしている。

08/03/28(金)

春期講習の中日は平日の休みとなった。春休み中に買い物に行くと,スーパーやコンビニには高校生らしきアルバイトが目につく。研修中という腕章をつけながら,おぼつかない手でレジを売ったり,言い慣れない「ありがとうございました」がぎこちない。

08/03/27(木)

春期講習も今日で前半が終了した。いつものことながら,講習中は睡眠不足が続く。出
勤時間が早くなるのだが,帰る時間が普段とあまり変わらないのはいつものこと。帰ってすぐに寝ればいいのだが,ついついいつもの生活パターンで過ごしてしまう。それでも,春期講習は四日間授業をして一日休みという作りなのでそれほど苦ではない。明日は平日だが休みだ。

08/03/26(水)

問題集が必要になり書店に行った。久しぶりに行ったその本屋は大幅に改装していた。床はすっかりきれいに張り替えられ,本棚の位置も以前とはすっかり変わっていた。そのためすぐに目的の書籍までにはたどり着けなかった。「高校理科」というプレートが貼られた方に進んだ。そこはさらに物理や化学,生物などに分類されていた。分類の仕方は以前と同じだった。欲しかった化学の問題集が三冊あったのでその中の一冊を手に取りレジに向かった。支払おうとすると,そこに置かれた問題集はなぜだか生物だった。どうやら三冊の中の一冊は生物の問題集だったようだ。確かに,最初書棚を見たときに,さまざまな科目の問題集が入り乱れていることには気づいていた。店員に訊くと,まだ整理し切れていないと言っていた。

08/03/25(火)

配達記録と記された郵便物が来た。書留ではなく配達記録とあった。一体何だろう?と思い差出人を確認したところ「ノートン・25サンクスキャンペーン!事務局」と封筒の裏側には記されていた。早速封を開けてみたところ,手紙と共に郵便為替が入っていた。すっかり忘れていたのだが,以前セキュリティソフトを買ったときに,キャッシュ・バックキャンペーンに応募していたことを思い出した。1000円の為替が二枚同封されていた。ことを忘れていただけに,嬉しい不意打ちとなった。

08/03/24(月)

今日から春期講習が開講した。新年度の始まりだ。春期講習は雨の中,午前中から始まった。まだ学校が始まっていないので,生徒自身は学年が上がったことをあまり認識していないのかもしれない。でも,生徒名簿の学年を一つあげると,生徒が順調に成長していることを感じる。幼く感じていた生徒が,たった一つ学年が上がるだけでも印象が変わる。中学生から高校生に進学する生徒は,すぐにはその学年が馴染まずにちょっと違和感を感じることもある。今年もまた始まった。

08/03/23(日)

急激に暖かくなってきた。東京では一気に開花宣言が発表された。通常,開花宣言は南
から北へと移動する,いわゆる北上するのが常識だと思っていたので,東京が南の地域より先に開花宣言されるのには違和感を感じた。けれども,この現象は今年ばかりではなく,九州地方ではここ数年,桜の開花は南下しているらしい。

08/03/22(土)

水曜日に引き続き,今日は東中野教室で期末面談を行った。今日は直接担当する面談はなく,いくつかの面談にスポット的に入りながら話が出来た。今回は保護者のみの面談も目立った。部活がある生徒が多かったこともその要因である。それでも,中には生徒と母親が面談にやってくるケースもある。いつものことだが,親と先生に挟まれると,生徒はさすがに返す言葉が少なくなる。塾で教わっている教科はまずまずの結果を残している生徒は面談する側も話しやすい。けれども中にはその逆のこともあり,教わっていない教科はしっかり結果を残しているものの,塾で勉強している教科で思うような成果が得られない場合もある。反省することは必要なのだが,失敗をもとに次にどう対処するかを考えることが大切。一人で考えるよりも,一緒に考えた方がいい知恵が出やすいのは面談をして感じることだ。

08/03/21(金)

もうすぐ大学を卒業するOBが遊びに来た。正確にはドライバーを借りに来たのだ。乗っていたバイクに不具合が生じたために,工具が必要になったらしい。一段落してから戻ってきた。すでに就職も決まり,あとは卒業を待つばかりの身だ。感想を訊くと,まだ学生でいたいと言った。卒業間際のモラトリアムだろうか。さらに,少し前に酒のせいでトラブルを引き起こしたことを話し始めた。ちょっとしたトラブルになったようで,学校からもお灸を据えられたらしい。本人も反省をしきりにしていた。「もっと大人にならないといけないですね」との弁。けれども,学生のうちの失敗はまだ許される部分もある。もちろん程度によるが。それが社会人になると,さまざまな人に迷惑を掛けることを知るいい機会になったはず。そう,前向きに捉えるように話した。

08/03/20(木)

春分の日の今日は休みだった。少しずつ日が長くなっているのは感じるものの,今日は冬に逆戻りしたような寒さだった。暗くなってから,晩酌の肴を買いにスーパーに行った。鮮魚売り場にはホッキ貝が並んでいた。殻が割れてしまっているものもあったので,触ってみてすぐに反応のあるものを拾い上げた。帰ってから調理した。ナイフで殻を開き貝柱とヒモを取り出した。最後に実の部分を取り出して少し叩いた。足と呼ばれるこの部位は見た目紫色でよくないのだが,湯に少しだけくぐらせると桜色に変わり実もしまり美味しくなる。ホッキ貝と並んでいたホタテと共に休みの食卓に並んだ。

08/03/19(水)

今日は八王子教室で期末面談を行った。今回の対象は現・高校一年までの学年だった。毎年,年度末の面談は直接担当することはあまりなく,ほとんどの面談を授業担当の先生にお願いしている。今回初めて面談を担当する若い先生も居て,終わってから感想を訊くと「緊張しました」とひと言。いつものことだけれども,面談は予定時間よりも長くなることが多く,7時くらいに終わるはずだった最後の面談が終わったのはとうに8時を過ぎていた。保護者も先生もそれだけ真剣ということだ。

08/03/18(火)

昨日は卒業生と飲んだ。毎年春に行われる恒例行事となった。すでに働いている卒業生も居るのだが,この四月から就職する卒業生も居る。当然,彼女たちの同級生の行方も気になるのであれこれ聞いたりする。高校生の頃は落ち着きがなかったり,頼りなかったりしていた生徒達も,やはり大人になっていくのだろうか,雰囲気も変わっていくようだ。彼女たちがまだ高校生だった頃の写真を今日仕事場で見た。その写真を撮ってからすでに六年が過ぎた。この六年間で何が変わって,変わらなかったものは何だったのだろうか,そんなことを思っていたら少し切ない気持ちになった。飲み会は夜の11時を回った頃にお開きとなったようだ。『ようだ』と表現するのは,不覚にも最後の方は記憶が完全に飛んでしまったのだ。ケータイに納められていた写真の時刻を見ると,写真を撮ったすぐあと,わずか10分後くらいに潰れてしまったのかもしれない。そこまでは,はっきり意識はあった。卒業生に迷惑を掛けていなかったか心配だったので,帰ってからすぐにメールをすると,心配するようなことはなかったとの返事。また次回を楽しみにしています,とメールにはあった。みんな確実に大人になっている。塾には卒業式がないのだが,そんな姿を知り少しずつ離れて行ってしまうことを感じたからこそ,切ない気持ちになったのかもしれない。

08/03/17(月)

最近は仕事場での禁煙化が進んでいるのだろうか。オフィスのあるビルの外で喫煙している人の姿をよく見かける。建物内に喫煙する場所を設けてもらえなかったのだろう。愛煙家の居場所はどんどん少なくなっている。八王子教室のある区域は,歩行しながらの喫煙は禁止され,決められた場所でしか喫煙できない。けれども,ビルの外に喫煙所があるので,タバコの匂いはしてくる。歩きタバコの規制自体は,煙によるものより他人,特に子どもに対して危険な行為なので,その意義からすると外の喫煙所は,そこで吸っている分には問題にはならないだろう。ただ,やはりあの煙は気に掛かってしまう。

08/03/16(日)

先日,地域情報紙の購読を申し込んだ。無料のもので,一週間ごとのテレビ番組表が掲載されているものだ。いわゆるタブロイド判の新聞形態をしている。情報誌としてはいいのだが,一緒に折り込みとしてたくさんのチラシが入っていた。創刊号なので,なおのこと多くのチラシが入っていたのかもしれないが,本体の三倍以上の量にちょっと辟易した。次号以降どうなるか,それによって継続するか考えようかと思っている。

08/03/15(土)

年度替わりはいつも慌ただしい。東中野教室と八王子教室の二つの教室があると,それぞれの教室ごとに講習の案内や事務・経理的な書類を作らなければならない。体は一つしかないので,当然二つの教室に同時に入ることなど出来はしない。それゆえ,連絡事項は電話やメールに頼らざるを得ない。文書となるとこれはもうメールしかない。メールにワープロで作ったものや,表計算あるいはデータベースソフトで作成したものを添付して送る。今日はそのピークだっただろう。一度に13もの添付ファイルを付けて送信した。お互いが解っている中での送受信なので問題はない。これが,保護者や生徒あるいは仕事関係での会社相手だと,さすがに多すぎてひんしゅくを買うことだろう。

08/03/14(金)

東中野教室で年度末の慰労会を行った。毎年この時期に恒例として行っている。少し雨が降る中で酒類の買い出しに行ってもらった。戻ってくるとすぐに買い忘れていたものに気づいた。氷が無かったのだ。ビール自体は冷えたものを買ってきたのだが,やはり飲んでいるうちに段々温くなってしまうので改めて買い出しに行ってもらった。寒い時期ではあるが,ビールは冷えているに限る。

08/03/13(木)

今朝のこと。まだ布団の中で眠っているとウグイスの鳴く声が聞こえてきた。その鳴き声はまさしく100点満点の鳴き声だった。「ホ~ホケキョ」とまるでこれがウグイスのさえずり方のお手本と言わんばかりの鳴き声だった。耳元で鳴いているのではないかと思うほどだったが,おそらく家の庭の木にとまっていたのだろう。ただ,まだ眠かったのと布団から出る気になるほど部屋が暖かくなかったのでそのままで聞いていた。同じく,そばで寝ていた猫は窓の方に身を乗り出して外を見ていた。そんな訳で,ちょっと寝不足気味での出勤となった。

08/03/12(水)

ケータイの電話番号が10桁から11桁に変わってもうだいぶ経った。1ケタ増やすだけで,
単純計算で10倍の番号が確保できるのだからその効果は大きい。車のナンバーも地名の後につく番号はだいぶ前に3桁になった。電話が日本で普及しはじめた初期の頃には,局番無しの4桁だけだった。いまでは考えられないシンプルさだ。現代でも,キリ番や語呂合わせのいい番号は,客商売として店舗を構えている会社や企業が取得していることが多い。その昔,東京23区内の局番が3桁から4桁になるときのこと。そのときは一律最初の数字を3にする措置をした。語呂合わせをしていた美容院の電話番号は「291」で始まり語呂は「にくいヘアーに…」だった。その頭の数が「3」で始まると,とんでもない語呂合わせになるのは火を見るより明らかだった。

08/03/11(火)

今日は一気に春らしい陽気になった。20度近くまで気温が上がったことだろう。この冬になってから初めてコートを持たずに出かけた。日差しのある場所ではその暖かさはかなり感じられた。ただ,どういう訳か建物の中の方が今日は寒かった。昼過ぎまではそうでもなかったのだが,少し日が傾く頃には暖房が必要になった。窓を開ければまだ外気の方が暖かく感じられた。明日はまたいったん気温が下がるようだが,もう二月のような厳しい寒さは無いようだ。三寒四温を経て春がやって来る。週末にはまた雨が降る予報が出ている。

08/03/10(月)

少し前に一度,平成20年度用の塾のカレンダーの作成をした。その作業がしばらく滞っていたのだが,今日再び着手した。作りながら思ったことは,月日の過ぎる速さだ。昔はそんなこと無かったのだが,最近はいまが何月なのか,どの季節なのか一瞬判らなくなるときがある。来年のことを言うと鬼が笑う,ということばがあるが,この時期にすでに来年の春のことを考えると,時間の感覚がおかしくなる。三月も中旬を迎え少しずつ春を感じる日が増えた。

08/03/09(日)

北京オリンピックの女子マラソン代表を決める最終選考レースが名古屋で行われた。有力選手が多数出場する中,もっとも注目されたのが高橋尚子選手だろう。彼女のシドニーオリンピックでの走りを始め,さまざまなレースでの見事なレース展開は誰の目にもとまったことだろうし,勇気づけられた人もいるはずだ。けれども,今回のレースでは序盤で高橋選手はトップ集団から離されてしまった。レース直後には,去年の夏に膝の手術をしていたことを明かした。「あきらめなければ夢はかなう」の言葉のもとにレースに挑んだ高橋選手だったが,今回はその夢は実現できなかった。さまざま人たちがコメントする中,彼女がかつて師事した小出監督のメッセージもあった。小出監督のもとを離れてからの高橋選手は方向性を失っているかのようにもみえる。自分のやり方を通すのもひとつの道だが,信頼できる師の元に戻ることもいまは必要なのではないだろうか。

08/03/08(土)

付属校に通う中学三年生は,受験がない分ゆっくりできる。この時期に中学の復習をすることもできれば,高校の予習も可能だ。授業で来た中学三年生が今日,学校から配布されたばかりの教科書を見て,中学とはだいぶ様子が違うことを感じていたようだ。特に英語は急に文字が小さくなり,挿絵などが少なくなり,文章の長さが中学とは比較にならないので,はじめて見ると驚くようだ。誰しも経験することだろうが,高校での教科書の厚みに少しプレッシャーを感じるのかもしれない。

08/03/07(金)

おおよそ三週間ぶりの休みが取れた。それも平日で。学年末試験が分散して,二月中旬からずっと試験の準備に追われた。併せて,年度末の処理と,新年度の準備が重なったため,これまでには無い忙しさがやってきた。試験時間割の巡り合わせも悪かった。ようやく取れた今日の休みは,ほとんど何もせずに過ごした。ある意味,贅沢な時間の使い方をしたのかもしれないが,ほとんど何もしなかった。唯一まともにしたことと言えば,昼過ぎまでさしていた陽射しを見て布団を干したことぐらいだろうか。

08/03/06(木)

学年末試験のため,今日も授業が集中した。はじめ,東中野教室で授業を行った。文系の高校生の化学だ。試験も後半となると,文系生徒にとっての理系教科は,しばらくぶりに勉強をするためだろうか,かなり忘れてしまっている。しかも試験中なので疲れも出ているせいか,ミスが目立ってしまいなかなか正解にたどり着けないことがある。教える側もジリジリとしてしまうのだが,問題を解いている本人が焦っているので,急がせないようにしている。そのつもりではいるのだが,どうしても教えておきたいことがあるので,後半は少し急いだりもする。しかも,そのあとは八王子教室に移動しなければならないのだ。移動中は久しぶりに本を読んだ。けれども,ここのところの疲れから,いつの間にか眠ってしまった。八王子教室に移動すると,明日が最終日の高校生は授業や自習で熱気を帯びていた。

08/03/05(水)

学校の試験において,社会科はどうしても暗記に頼る部分がある。歴史上の人名を覚えたり,世界各国の首都や主な川の名前などを覚えなければならない。確かに言えることは,覚えていないとどうにも答えを導けなことだ。一生懸命覚えるのだが,どうしても試験の時に出てこないこともあるようで,終わった瞬間に思い出したりして悔しい思いをしたことは,誰しもあることだろう。学年末試験を迎えている生徒達は,それぞれが工夫をしつつも苦しみながら覚えている。ただ,悲しいかな急速に覚えるので忘れるのも早いようで,なかなか定着できないのはいつの世も同じか。

08/03/04(火)

昨日のこと。仕事を終え駐車場に停めてあった車に乗ろうとすると,フロントガラスにホコリがたくさん付着していた。雨も降っていなかったし,それほど強い風が吹いていた様子でもなかった。近所で何か工事でもしていたのだろうか,そんなふうに思いながらも,それほど気にもとめずに帰った。帰宅し部屋に戻り,ニュースを見てその原因が分かった。中国大陸からやって来た黄砂の仕業だった。ニュースによると,以前黄砂は春を告げる風物詩的な趣があったのだが,いまは人体に有害なものまで運んできてしまうことがあるらしい。花粉症など昔は聞いたことがないようなことが,いまでは毎年当たり前のように騒がれている。やはり,地球上での気候を含めた環境の変化がいたる所で起こっているのを感じざるを得ない。

08/03/03(月)

試験中の対策授業を終え,コンビニエンス・ストアまで軽食を買いに行った。店頭にはホワイトデー用のお菓子と共に,ひなあられが並んでいた。そう,今日はひな祭りだった。ひなあられを見るまですっかり忘れていた。女子生徒が何人か残って自習していたので,ひなあられに手を伸ばした。塾に戻り生徒に渡すと,すぐに袋を開けて口に運んでいた。ちゃっかりした男子生徒が「ごちそうさまです」とひと言。

08/03/02(日)

日曜日だったのだが,学年末試験が始まるので,その対策授業を行った。その中のひとつの授業でのこと。授業が始まると,何だか今ひとつ調子が悪いという生徒が居た。座っている位置が悪いというのだ。「場所を変えると運気が変わるんです」と言う。それだけのことで本当に勉強が出来るようになるのなら苦労はしないのだが,本人がそうしたいというので好きな場所に座らさせた。すると,机を90度回転させ座った。普通だとあり得ない場所なのだが,そのまま授業をはじめた。すると,信じられないことに,その後の彼女の問題を解くペースがグングン上がっていった。試験が近いこともあるだろうが,いつもの倍いや三倍くらいの集中力で問題に取り組んでいた。にわかに信じがたいが,生徒の好きにさせることもときには好結果をもたらすこともあるのだと感じた。

08/03/01(土)

三月になり急に春らしい日が増えてきたように思える。真冬の身が引き締まるほどの寒さもほとんど無くなった。日中は春を思わせるような陽射しになることもある。実際に,テレビの予報では「桜の咲く頃の気候」といったフレーズを耳にするようなった。通勤で乗った電車では,少し混雑していたためか,あるいは春の陽射しのせいだろうか車内は暖かさを超え少し蒸し暑かった。しばらくすると,車掌が車内に送風を掛けることをアナウンスした。ほんの数分だったが,やさしい風が吹いて過ごしやすくなった。

2月

08/02/29(金)

今年はうるう年で,今日がその日だった。四年に一度しかないこの日は,ある種特別な日となるのだろうか。ラジオでは,この特別な日に何をするかのアンケートを取っていた。今月はやらなければならない仕事が多かったので,この一日があって実は助かった気がする。二月以内にやらなければならないことがあった。ラジオではパーソナリティーがリスナーからのメールを読んでいた。小さな子どもを持つ母親からのメールだった。四年ごとのこの日に子どもの写真を必ず撮り,成長の跡を見るというものだった。比較対象としては確かに分かりやすい日だろう。四年前のこの日,どう過ごしていたのかなどまったく覚えていない。四年後がどうなっているのか,いま同じ時を過ごしている人達とはどのくらい割合で,また同じ時を迎えるのか,ちょっとだけ考えてみた。

08/02/28(木)

試験が近づくと生徒の鞄がやたらと重くなる。普段学校に置いてある教科書や問題集,資料集などを持ち帰るからだろう。持ってみるとかなりの重量で,よく鞄がもつものだと感心する。実際に,高校生活も最後の方になるとボロボロになる生徒もいる。そろそろ卒業シーズンだが,中には先輩から鞄を貰う生徒もいる。使い方がいいのか手入れがいいのか,最後までまともな鞄のまま卒業する生徒もいる。

08/02/27(水)

その昔,学生の頃のことなのでそれこそかなり昔のことになるが,必要があってかなり長期間アルバイトをしたことがあった。ここでいう長期間とは休みを取らずにずっとという意味。記憶が正しければ,冬から桜の咲く春まで連続110日間,二つのアルバイトを掛け持ちした。今から思えばかなり無理をしたのだが,当時それほど辛いなどとは思わなかった。若かったのだろう。この前の日曜日は数学特訓があった。次の日曜日こそ休めると思っていたのだが,学校の試験時間割の巡り合わせで授業が入ってしまった。二週連続で日曜日に仕事が入ったので,今の予定では20日間ほど続けて仕事をすることになっている。世の中には年間で数日しか休みが取れない人も居ると聞く。その人達と比べればまだ楽なのかもしれない。けれども,学生の頃の五分の一にも満たない日数で悲鳴を上げているのは,やはり歳をとったとからだろうか。

08/02/26(火)

八王子教室では,高校二年生が学年末試験を迎えている。明日が最終日だ。それと同時に年度末を迎える。英語を教えている学生の先生は,この四月から就職が決まっている。そのため,今回の試験で塾での仕事も終わりになる。授業はいつもと同じように進み,最後の単元が終わると,彼女たちの授業も終わってしまう。もし,英語の先生がもう一学年違ったのなら,ちょうど一緒の卒業となったのだが,いつでもそんなにタイミングがいいことばかりではないのが現実だ。授業が終了すると,生徒達は終わることが実感できないのか,「なんだかまだ続くような気がする」と言っていた。先生からは勉強に関するものだろうか,一人ずつ手紙が渡されていた。生徒はすぐには読まず「家に帰ってから読みます」と言った。春は別れと出会いの季節と言われるが,もうそんな時期になった。先生と生徒達は一緒に塾を出て行った。外は少しだけ春を感じさせる雨が降っていた。別れに雨はつきものなのだろうか。階段を下りながら,女子生徒の一人が「雨の匂いがする」と言いながら駅へと向かって行った。

08/02/25(月)

高校生の数学の授業時に,問題集の問題を解いた。そのときに問題番号が555番の問題があった。すると生徒が「ぞろ目だ」と言った。2つ揃うとぞろ目だが,3つだとそう言わないのではないかと言った。ただ,確信があったわけではなかったのであとで調べてみた。明解国語辞典(三省堂)によれば「二個のさいころを振って同じ目が出ること」となっている。Wikipediaではさらに「2桁以上の数列がすべて同じ数字で構成されていること」となっている。広義の意味では生徒の言っていることが正しかった。いずれにせよ,ぞろ目は比較的人に好まれる傾向があるようで,検索してみるとたくさんのサイトがヒットした。

08/02/24(日)

東中野教室で数学特訓を行った。今日の対象学年は高校一年生と二年生だった。どちらの学年も学校の進度が速く,一年生は二年の内容を,二年生は三年の内容が試験範囲のほとんどだった。三学期とはいえ,一学年上の内容だけに苦戦する生徒も多かった。けれども,問題を解くにつれて徐々に状態は良くなった。高校一年の生徒の中には,かなりレベルの高い問題にまで達していた者もいた。

08/02/23(土)

昨日にも増して,今日も日中は暖かかった。ラジオからは「東京は三月下旬並みの暖かさです」と聴こえてきた。ところがその気候が午後になって突然崩れた。授業をしていると,窓を揺らすほどの強い風が吹いた。閉めてあったドアが開いてしまうほどの風だ。外に置いてある旗は土台から倒れ,パンフレットを入れてあるスタンドは壊れ何枚かのパンフレットが風に飛ばされてしまった。夕方になると気温も一気に下がり,授業を終えて帰る生徒達は「寒い寒い」を連発していた。

08/02/22(金)

今日の日中は陽射しも暖かく,穏やかな日となった。少しずつ春を感じるようになっていくのだろうか。ところが授業が始まる時間になって教室に行ってみると,暖房が全開で掛けられていた。風邪気味の生徒が居て,寒かったようだ。寒さや暑さの感覚は人によってさまざまで,今日くらいの気温でも寒く感じる人もいる。一般的に女性の方が冷え性が多いといわれるのだが,最近は男子生徒が寒がる傾向にある。授業が終わるとストーブの前にしばらく立ち,足を温めたりしている。そうかと思うと,塾に来ると上着はもちろんのこと,靴下まで脱いでしまう強者も居る。本当に人それぞれだ。

08/02/21(木)

食べ物の話題は年齢に関わらず共通している。家でカレーが多いという女子生徒は,昨日がカレーだったらしい。それなので,今夜の夕飯はおそらくカレーうどんだと言っていた。カレーは確かに作り置きができる分,一度で全部食べてしまうこともあまりない。カレーそばやシチューなどにもできるので応用範囲が広い。野菜などを炒めたものに水とカレーのルーを入れておき,そこに少し短めの時間茹でたパスタを入れてゆっくり絡めるのも美味しいと話しところ,今度やってみようかと言っていた。彼女の話によると,カレーは頭をよくするようで,勉強する前などに食べると効果が出るらしい。

08/02/20(水)

今年から明大中野八王子校の修学旅行の時期が年度末の三月になった。その関係で,修学旅行に行く中学二年生と高校二年生の試験時期が例年より早まった。今週末から始まる。もともと,中学三年生は明大中野校も明大中野八王子校も二月中旬に学年末試験がある。それ以外の学年は三月上旬に試験がある。試験が分散すると,それだけ一時期に忙しさが集中しないのだが,逆にいつまで経っても試験準備に追われている状態になる。どちらがいいかと言えば,当然一時期に集中する方がいい。二月中旬に始まり,ほとんど中断することなく次から次へと試験がやってくるので,教える側はずっと試験中の生徒と付き合わなければならない。これは思いのほか大変だ。

08/02/19(火)

地デジ用のアンテナを立て,作業を終えた業者の人が今度は室内のテレビで映りを確認した。我が家に一台だけある地デジチューナー内蔵のDVDデッキを通して見た。ところが思うように電波が受信できていない状態だった。最初に業者の人が見た感触では,家の周りには障害物となるような大きな建物もなく,電波の状態は良好に思われた。けれども,実際に見てみると,思うようにはならなかった。結局再び屋根に上り,アンテナに増幅用のブースターを取り付けた。その結果,受信状況は改善された。地上アナログの電波が消えるまであと四年を切った。ただ,業者の人も言っていたのだが,おそらくアナログ放送の終了は延期されるだろう。特に高齢者だけの家では,まだまだ対応できないのではないかとも言っていた。現場を見ている人間だけに,なお肌で感じるのだろう。ところで地デジでの画像はどうなったかというと,残念ながらまだ部屋のチューナーはアナログしか受信できないので,はっきりした感想はここでは記せない。あしからず。

08/02/18(月)

テレビの映りが悪いのは,アンテナが原因ではなかった。けれども,そのまま帰って貰ってもすでに出張料が掛かってしまう。どのみち,近い将来に地上デジタル用にアンテナを立てなでばならなくなる。あとで頼んでも,結局は料金に違いは出ないようなので,その場で地デジ用のアンテナ工事を頼んだ。業者の人はスライド式の長いはしごを二階の屋根に掛けると,するすると登りはじめた。比較的作業は簡単に終わるように思われた。(明日に続く)

08/02/17(日)

自宅のテレビのアンテナ工事をした。先日突然テレビの映りが悪くなり,業者に修理を
頼んでいた。本当は先週の予定だったのだが,雪が降ったため延期になった。工事業者の人が来て最初に訊かれたことが,屋根にアンテナが立っているかだった。当然あるものと思っていたのだが,少し離れた場所から見ると確認できなかった。工事しに来た人の話では,おそらく共同アンテナになっているだろうとのこと。家の壁の共同アンテナが配線されている場所を指摘された。自宅は築二十年ほどの一軒家なのだが,今まで共同アンテナであることと,屋根にはアンテナが立っていないことは始めて知った。(明日に続く)

08/02/16(土)

コピー機と印刷機の違いが分からない生徒は結構多い。単に日本語と英語の違いにしか思っていないか,違いが分かっていても説明できなかったりする。昨日,印刷機関連の会社の展示会に行ってきた。会場にはコピー機と比較すると,一目で筐体が大きいと分かる印刷機が何台も陳列されていた。デモンストレーションでプリントアウトしてみて貰うと,印刷の鮮やかさとその速さには驚かされた。パーソナルで使っているインクジェット機など比較するのもおかしいが,まったく足もとにも及ばない。デモ用に良い紙を使っているのだろうが,それを差しおいてもきれいな仕上がりだった。ドラム式でないインクを使う印刷機では,上部にインクを収納する場所があった。その蓋を開けて思わず笑ってしまったのだ。そこには大型のインクタンクが納められていた。その容量は1リットル。やはりパーソナル機と比べるものではない。この印刷機はコピー機としても使用できる優れもの。今すぐではないが,将来は使ってみたいと食指が動いた。

08/02/15(金)

明大中野校と明大中野八王子校の高校二年生は昨日,明大推薦・統一学力テストが学校で実施された。明治大学への推薦に大きく関わる試験だけに,入学試験さながらにみんな真剣だ。明大中野校は試験終了後に自己採点をした。すぐに結果が分かるのだから,試験を受けた生徒にとってもその結果がかなり気に掛かるところだ。自分の答案と正解を照らし合わせ,一喜一憂したことだろう。今回の試験は駿台模試から出された。駿台は難しいという思い込みのある生徒が多かったのだが,試験は最初から呑み込まれてはいけない。そういった点を次回の試験には活かして欲しいと思った。

08/02/14(木)

今日はバレンタインデーだった。明大中野校は男子校なので,それほど大騒ぎにはならいのだが,共学の明大中野八王子校はそれなりに賑わっていた。女子から男子にあげるだけでなく,女の子どうしであげたり貰ったりするのが最近の傾向のようだ。多い女子だと一人で10個を超えるチョコレートを貰っていたりもする。ただ,今年の極めつけは英語の先生が貰ったチョコレートだろう。塾に来る前に乗っていた電車で,突然黒人に話しかけられ,チョコレートを渡された。日本語はほとんど話せないようで,英語で会話をしたらしい。見かけ20代後半で,「最初はちょっと驚いたが,いい人のようだった」と英語の先生は言っていた。塾に来て開けてみると,かなり立派なチョコレートの詰め合わせだった。

08/02/13(水)

年賀状のお年玉くじの抽選発表が先日あった。例年だと一月中旬に発表されるのだが,今年は27日に発表された。理由としては郵政民営化に伴い方針が変わったようで,年賀状の販売を去年より延長し,その結果抽選日がいつもより遅くなったらしい。民営化された日本郵便のホームページで当選番号を見た。ところが,商品の説明が長すぎるため,当選番号が飛び飛びでしか見られなく参照しづらかった。これも民営化の煽りか,各スポンサーへの配慮だろうか。こういったことに敏感な人はやはり居るようで,当選番号をまとめて見やすくしてあるサイトもあった。

08/02/12(火)

年度末が近づいてきた。新年度の案内などは来月からになるのだが,その準備はすでに
始まっている。教材関連の業者だと,早いところで一月中には春期講習教材の案内が来る。どんな商売でも先のことを見越してやらなければならない。パソコンなどは年末を迎える頃にすでに春モデルが発表される。まさに『冬来たりなば春遠からじ』だ。ファッションの世界はさらにもっと早く季節の先取りをする。まだコートを着ている時期にすでに水着の新作が発表されるニュースなど,当たり前のように見ることが出来る。

08/02/11(月)

今日は祝日で休みだった。昨日が数学特訓で仕事をしていたので,こういった休みはありがたい。やはり,週に一日くらいの休みは欲しい。そんな休みの午後は,ネットをやりながらNHKの番組を見ていた。「平成20年いま大切にしたいもの」というタイトルで,午前中からずっと生放送をしていたようだ。昭和30年代の暮らしといまを照らして,昭和30年代はいまほどモノに恵まれていなかったが,こどもたちの笑顔があったと,出演者はコメントしていた。全国の都道府県からそれぞれ食材を取り寄せ,「平成大切弁当」を完成させた。食材を見せびらかしたり,派手な演出が無いところが民放と違うところか。弁当づくりをプロデュースした料理研究家が,一番感謝しなければいけないのは食材そのものに対してだと言う言葉が印象的だった。牛乳など乳製品以外は,ヒトは他の生物の生命を奪うことによって食を得ているのだと言っていた。

08/02/10(日)

八王子教室で数学特訓を行った。今回は中学二・三年生と高校二年生が対象。他の学年
は今月下旬に数学特訓がある。中学三年生は卒業の準備があるので,学校の試験も早めに行われるので毎年この時期に数学特訓を行っている。中学二年と高校二年は,去年までは他の学年同様,二月の終わりに実施していた。ただ,今年から三月に修学旅行が移動したため,学年末試験がいつもより繰り上げられて行われるようになった。それに併せて数学特訓の日程も早めた。

08/02/09(土)

また雪が降った。今回は,ちょうど授業がある時間帯に降った。中学生や高校生でも雪
が降ると嬉しいらしく,寒い中わざわざ外に出て遊んでいた。戻ってくると頭や肩に大粒の雪を載せていた。小さいながらも雪だるまを作ってきて,教室の机の上に置くので,さすがにそれは勘弁してくれと言うと窓の外に置いていた。はしゃぎすぎた生徒は,暖房の効いている教室に戻ると「暑い暑い」を連発していた。授業と授業の合間の休み時間は,ちょっとした気分転換になっただろう。

08/02/08(金)

数学の先生が,塾のプリントの問題の答が合わないと言いながら,問題プリントを持っ
てきた。その場で解いてみると確かに答が違っていた。ここ最近,自分で担当していない単元だったので,間違いに気づかなかった。今度の日曜日には八王子教室で数学特訓がある。昨年度の終盤から,学校の過去の試験問題をもとに,数学特訓の教材をつくっている。そうし始めてからもうすぐ一年が過ぎる。すなわち,今回でやっと一回りするので,高校生の数学についてはほとんど網羅できることになる。ただ,通常のプリント教材と同様に,見直しをしなければいくつか誤植があったり,間違った解答のままでいることがある。特訓まではあと二日だ。

08/02/07(木)

昨日は仕事を遅くまでしていた。教材を作っていた。切りがいいところまで作ってしまおうかと思ったのだが,外を見るとまた雪が降ってきた。車で帰るので,積もると大変なことになると思い途中で切り上げた。どうやらそれは正解だったようだ。帰るにしたがって降りは激しくなり,幹線道路でさえうっすらと積もりはじめた。交通量は極端に少なかったのだが,みんないつもよりはかなりゆっくり走っていた。自宅近くになり,通りの少ない道に入ると雪ははっきりと分かるくらい積もっていた。ちょっとした勾配でもスリップしそうなほどだった。いよいよ自宅前の道に辿り着くと,一面まっ白な道が続いていた。他の車や人が通った跡がなく,最初に通る車のあとにはしっかりとその轍が残った。

08/02/06(水)

今年の冬は雪がよく降るような気がする。今日も昼過ぎから降り始めた。仕事場に向かう車の中から,下校中の小学生の姿を見た。それほど大したことのない降り方だったので,ほとんどの子ども達は傘をささずに歩いていた。寒さから体を守るように,ひとつのマフラーを一緒にしながら楽しそうに歩いる三人組の女の子の姿があった。少し上りのきつい坂道では,降り注ぐ雪に向かって手袋をしている手をかざしながらかっ歩している背の高い女の子を見かけた。低学年の男の子達ははしゃぎながら帰り道を楽しんでいた。みんな家に着くまではあと少しだろう。

08/02/05(火)

ディズニーランドに遊びに行った女子生徒が,お土産のクッキーを持ってきた。二月の初め,毎年私立中学では入学試験がある。入試当日の在校生のほとんどの生徒は学校が休みになる。中学生や高校生にとって,平日の休みは普段あまり取れない。そのためか,この時期に友達と出かける生徒は多い。本来は自宅学習日になっているのだが,親の目もそれほど厳しくないようで,出かける生徒は多い。その中でもディズニーランドに行くケースが多いようだ。いつ行っても混んでいるところだけに,この時期の平日は狙い目なのだろう。けれども,行く日が限られるせいか,出先で同じ学校の生徒と出会う確率も高いようだ。塾内の生徒でもそれはあるようで,後輩がじっと自分の方を見ていたという女子生徒が居た。外で見かける先輩が誰なのかを認識するのに,ちょっと時間が掛かったのだろうか。

08/02/04(月)

昨日は節分だった。中学生や高校生ともなると,家で豆まきをすることはあまりないようだ。それでも少数の生徒が豆まきをしたといっていた。中には節分がいつなのかを正確に知らない生徒もいる。「節分はいつですか」などと,ピントのずれたことを訊いてくる生徒もいる。バレンタインデーやクリスマスは知っていても,日本的な行事がいつあるのか知らない子供が増えているのだろうか。ひな祭りや端午の節句は知っているだろうが,七五三がいつあるのか生徒達は知っているだろうか。

08/02/03(日)

東京で今シーズン始めて,しっかりした雪が降った。これまでも降ってはいたのだが,積雪したと言えるのは今回が初めて。日曜日だったので,生徒には影響がなかった。学校がある日だったらまた,塾での授業をどうするか悩んだところだろう。夕方,スーパーに買い物に行くと,雪の影響があるのだろうか,いつもよりも買い物客が少なかった。

08/02/02(土)

中学入試では,在校生が試験の手伝いをさせられる。試験監督をした生徒に感想を訊くと「退屈でした」とひと言。四教科受験の教室では,鉛筆を何度も机から落としてしまう受験生が居たらしい。その度に黙って拾い上げてあげた彼女は,五年前には同じ受験生だった。言ってはいけないことば「落としました」とは言わず,戻してあげたようだ。受験時に教わっていた塾の先生が最後の励ましに来ていたらしいが,そこは素通りしてしまったらしい。

08/02/01(金)

東京の私立中学校の入学試験が今日から始まった。毎年最も寒い時期の入試に,受験生よりも親の方が気掛かりではないだろうか。体調面など勉強以外のことでいろいろと苦労することだろう。少子化傾向は毎年加速しているけれども,首都圏での受験率はそれに反して高くなっている。それだけ,私学に対する期待が高いのだろう。早い学校では受験日と同日にすでに合格発表が行われるところもある。

1月

08/01/31(木)

いわゆる『クラス崩壊』までにはなっていないものの,生徒から聞く話では授業が成立していないと思える授業が学校ではある。それも,高校での話だ。指導力不足の先生の再指導に関する報道を時々目にすることがある。一般企業ではあり得ないことだが,学校では新任の先生の研修がほとんどなされないまま授業をもつことがある。それがあまり問題にならないのは,生徒は数年で学校を去ってしまうからだろう。卒業してしまえば関係なくなってしまう。授業の質が落ちていても,生徒はあまり気にしない。この辺りも一般企業とは異なる。質の悪いサービスを提供する店はすぐに潰れてしまう。塾でも同じことが言える。学校の授業を良くしていくためには,現場で教えている先生の意識が変わる必要性があるが,それが難しい。変革を好まない職場では,なかなか新しい動きは出来ないだろう。

08/01/30(水)

授業をするとき,生徒に学校での進み具合を聞くことはよくある。そのときに,学校の授業の様子も一緒に聞くこともある。第一教育センターの授業は学校の授業と違い,クラス授業といっても数名で行っていて,10名を超えるクラスはほとんど無い。一方,塾に来ている生徒が通っている学校の授業は40名を超えている。公立の小・中学校だと,もっと少ない人数で運営していることもあるようだ。私立の中学や高校でも,30名前後で授業を行っているところもある。ただ,いずれにしてもそれだけの人数だと,クラス全体を仕切る先生の力量は問われる。学校の授業をあまり聞いていないという生徒がよくいる。それを一方的に注意したり,非難するのが必ずしも正しいとは言い切れないことがある。生徒側からだけの話なので,全面的に先生が悪い訳ではないのだが,やはり教える側に問題があるのではないかと思えるケースがある。(明日に続く)

08/01/29(火)

先週土曜日に明治大学で面接を終えた高校三年生が来た。大学への推薦を貰った付属の生徒対象に,毎年一月最後の土曜日に,大学で面接が実施される。今日来た生徒は理工系に進学が決まっていて,面接では数学の証明をさせられた。面接時間は30分ほどだった。通常の面接時間と比べるとずいぶん長かったので,大変だったかと訊いたところ,それほどでもないと意外な返事だった。それもそのはずで,30分のうちの半分くらいは,面接官の先生が一人で話をしてくれたらしい。他の生徒の様子を訊いたところ,生徒一人に対して面接官が10名も居た学科もあったらしい。そこまで多いと,何人かはギャラリーなのかと思ってしまった。

08/01/28(月)

大相撲初場所は,久しぶりに横綱どうしの相星決戦となった。朝青龍の休み明けとあって,注目度が高かったのは視聴率が物語っていた。日曜日の夕方,テレビで見た。他のスポーツと比べると時間的にはそれほど長くない戦いだが,力相撲に見ている方も力が入った。白鵬の勝利に,しばらくそのあとの余韻に浸っていた。ところで,日曜日の夕方は自宅に居るときは笑点を見ていることが多い。昨日も自宅に居たのだが,相撲と重なったためDVDに録画した。夜遅くになってそれを見た。深夜に見る笑点は何だかちょっと不思議な感じがした。やはり日曜日の定刻の方が落ち着いて見られる。

08/01/27(日)

明治大学では昨日,附属高校の大学推薦者の面接が行われた。毎年,生徒一人に2から5名程度の面接官で面接は行われる。面接自体で合否が左右されることはほとんどないのだが,面接を受ける生徒にとっては当然緊張することだろう。結果的に面接が終わったあとに,塾生から何も連絡がなったので無事過ごせたのだろう。過ぎてしまえばなんてことないと思うだろうが,終わるまでは気が抜けない。経験者とそうでない者との差は大きい。

08/01/26(土)

来年度の塾用のカレンダーを作り始めた。最初にやることは,前年度のカレンダーを元に日にちを一日ずつずらすことだ。カレンダーは表計算ソフトではなく,ワープロで作っているので最初は手作業になる。来年度はうるう年がないのだが,今年の二月が29日まであるのですべての日をふたつ隣に移動すればいい。四月からはじめ,来年の三月までずらし終えてからちゃんとしたカレンダーで確認した。すると,三月の終わりの日の曜日が違っていた。追って見ていくと,最初から間違っていたのだ。そう,同じ日付なら後ろに移動しなければならなかったのに,その逆をやってしまったのだ。結局同様の作業をそのあとに余儀なくさせられた。やれやれ。

08/01/25(金)

卒業生が年始の挨拶に煎餅を送ってくれた。草加煎餅だ。煎餅を選んで送ってくれたわけでなく,彼自身がそこで働いているのだ。実際に煎餅をつくる部署にいて,将来的には煎餅をつくる職人を目指している。煎餅を焼く現場はサウナよりも暑く,冬でも汗をかくらしい。まだまだ教わることが多いようだが,あと十数年もすれば,仕事も覚えやがて独立していくのだろう。若いということはそれだけでたくさんの可能性を秘めている。まだまだ十分すぎるほどの時間を持っているだから。

08/01/24(木)

昨日,東京でも雪が降った。午前中から午後にかけて降ったのだが,やがて雨に変わり交通機関などにはそれほど影響は出なかった。出勤する前にテレビでニュースを見ていると,いくつかの場所から中継して様子を伝えていた。その中で八王子の駅前からの中継があった。JR八王子駅の北口にある歩道橋の映像が映し出された。見慣れたその場所は,八王子教室に出勤するときに通る場所だった。手すりに積もっている雪の様子をレポーターが伝えていた。やはり八王子は東京の中でも寒い場所で知られているようだ。ニュースを見た約一時間後,同じ場所を通って出勤した。当然のことだが,テレビ局のクルーの姿はすでにそこにはなかった。

08/01/23(水)

100円ショップには驚くほど安く感じる商品が多い。本当にこれが100円で出来るのだろうか,とか,儲けはあるのだろうかと思うものが陳列されている。そんな中,おそらくパズルはしっかり利益を上げていることだろう。その作りがかなり雑である。使えるようにするには,最初に少し手を入れなければならない。形の不揃いな木のパーツをひとつずつ紙ヤスリで削らないと,スムーズに動くようにはならない。生徒に新聞紙と紙ヤスリを渡して削ってもらった。二人の生徒で計30分ほど要したが,その後はストレスなしにパズルを楽しむことが出来るようになった。

08/01/22(火)

八王子教室の講師室にはいくつかのパズルが置いてある。積み木のようなものを積み上げるだけの単純なものや知恵の輪もある。長方形の枠の中にピースを入れるプラパズルもある。難しいものもあるが,中には100円ショップで売っている簡単なものもある。正方形の枠に1から15までの数字が記されたパーツを並べ替えてそろえるものもある。ただ,どちらにも共通していることは,買ってきてすぐに使えないことだ。作りが雑すぎてスムーズにはまらなかったり動かないのだ。無理に動かそうとするとかなりの力が必要となり,パズルを楽しむどころか,逆にストレスがたまってしまうのだ。(明日に続く)

08/01/21(月)

週末の予報では,東京都心でも雪が積もるかも知れないと言っていたのだが,今回は積雪までには至らなかった。確かに都心では積もらなかったが,やはり八王子は寒いのだろうか,場所によっては積もった。その場所は明大中野八王子校だ。八王子も市街地はまったく降らなかったのだが,授業に来た生徒によると学校ではいくらか積もったらしい。八王子市自体も確かに寒いのだが,明大中野八王子校のある場所は山の中の高台にあるだけに,さらに気温が低くなりやすいようだ。

08/01/20(日)

大学入試センター試験が昨日と今日行われた。今年は大きな支障はなかったようだ。雪の影響で交通機関が遅れることが多い時期だが,それもなかった。けれども,英語のリスニングでは今年も不具合があったようだ。50万人以上もの受験生が一度に受験するのだから,何も起こらない方が不思議なのかもしれない。受験生のケータイの着メロで英文を聞き取れなかった会場もあったようだ。お互いが緊張している中で,こういったことが起こると,本来の力が発揮できない受験生も出るだろう。

08/01/19(土)

風邪が流行っているようだ。この一週間だけでも,数人の生徒が風邪で塾や学校を休んでいる。通常,塾の授業は学校が終わる夕方から始まる。そのために,中には学校は休んでも塾の授業だけは受けに来る生徒もいる。しっかり防寒し,マスクをしてくる。ただ,体調が完全でないだけに,薬の影響なども出て少し辛そうな様子を見せる生徒もいる。休ませてやりたい気持ちもあるが,生徒自身が望んできているだけに教える方も心して掛からないといけない,そう思いながら授業を進めた。

08/01/18(金)

製紙会社の大手が軒並み,再生紙の古紙配合比率を偽っていた事実が,ここへ来て次々と発覚している。塾でも生徒に配る問題用紙には,たくさんのコピー用紙を使っている。塾で使っている紙は再生紙配合のものを使っていないので,今回のこととは直接の関わりはない。ただ,これらの紙はネットでの通信販売でいつも注文しているので,用紙を取り扱っている通販会社からいくつかのメールが来た。内容としては,古紙配合率の確認が取れるまでは件の用紙は販売できないという通知や,カタログの表示に誤りがあったことのお詫びなどだ。去年は食品に関する偽装がいくつも発覚したが,今年は環境に関することから偽りが出はじめた。まるで録画してあるビデオを見るように,お偉方が揃って頭を下げる映像がテレビでは映し出されていた。今年もまた,同じようなことが繰り返されるのだろうか。

08/01/17(木)

昨日,仕事を終え外に出ると雨が降っていた。ところが,それが雨ではなくみぞれであることはすぐに分かった。今年の初雪が降った。帰る頃はすでに日が変わっていて,深夜の帰宅となった。途中,少し降りの激しい場所もあり,フロントガラスの隅にワイパーで寄せられたみぞれは,少しまとまったものとなった。車の外の気温はかなり低く,バックミラーに映っているバイクの人は相当寒いだろうな,そんなことを思いながら帰った。自宅に着く頃はすっかり雪も雨も上がっていて,雲の切れ間からはおそらく澄んでいるであろう西の空に,輝いている星が見えた。

08/01/16(水)

新学期が始まって一週間ほどが過ぎた。学校ではこの時期,大きな行事はあまりない。
ただ,もうすぐ入学試験が始まるので,学校内部では慌ただしくなっているだろう。来週末にはセンター入試も控えている。毎年のように寒さが最も厳しい頃に試験がやってくる。おまけに,今年もインフルエンザの脅威があるので,受験生やその家族は気が気でないだろう。ふだんの予防も必要だが,受験生はしっかり予防接種をしておいた方がいい。

08/01/15(火)

通勤中に前を走っていたタンクローリー車の後部に貼ってあるプレートが気に掛かった。「チューポール,積載容量10,100リットル,積載量10,100kg」とそこに記してあった。チューポールって何だろう?積載容量と積載量の数値が同じということは,密度が水に等しいということになる。そんなことを思いながら,やがてタンクローリーとは別の道に曲がった。ネットで調べてみた。チューポールとはコンクリートなどに入れる溶剤のようで,有機物の一種らしい。それにしても,有機物で密度が1に近い物質は珍しいのではなかろうか。

08/01/14(月)

日本の上空を寒気が襲っているようで,久しぶりに本当に寒いと実感できる日がやってきた。温暖化の影響で,今年の冬はそれほど厳しい寒さを感じない。今日のような寒さが,従来の寒さなのだろう。沖縄では一月にもかかわらず,夏日が記録される日さえある。ほんの十数年前と比べると,やはり異常気象なのだろうか。

08/01/13(日)

横浜市の小学校で,女性教諭が五年生のクラス児童全員に体罰を加えたことが報道された。体罰の善悪や賛否はここでは問わない。現状を知らない勝手なにわか論者の批判や擁護は,その現状を知らなくては無責任な発言にしかならない。いつもそうなのだが,こどもの気持ちはどこにあるのだろうか。女性教諭への批判や,懐古的な論調は要らない。連帯責任を取らされたこども達,先生の言いつけを守らなかったこども達。彼らのことをほとんどの人が語らない。

08/01/12(土)

食べ物の美味しさは,材料の善し悪しが大きく左右するのは当然だが,料理の仕方でも変わってくる。昨日食べた自家製のおにぎりは,その食感がコンビニのものとは異なっていた。ひと言で表すのならば,‘密度’が違った。最初は少し堅く感じたのだが,そのしっかりしたにぎり方は,食べ進むにつれて心地よくなってきた。ときどき流し込むお茶にあっていた。茹ですぎたそばがまずいように,食べ物はその歯ごたえで感じ方がずいぶん違うものだとあらためて感じた。三個目の高菜のおにぎりを食べ終わったあと,普段だとそれくらいでちょうどいいはずなのに,もう一つくらい買っておけばよかったと思った。

08/01/11(金)

コンビニでおにぎりを買うことはたまにある。数学特訓のときの朝などは,時間がない
ので準備しながらも口に運べるので重宝する。おにぎりはおそらく世界的に見てもかなり歴史の古い‘ファーストフード’だろう。今日はいつもと違うところで買った。その店は和菓子やだんごの他に,いなり寿司や赤飯,もちろんおにぎりも販売している。すべて自家製のもののようで,店の奥で作り販売している。たらこと高菜,じゃこのごま和えのおにぎりを買って,通勤時の車の中で食べた。大きさはコンビニおにぎりとさほど変わらないのだが,全体に海苔がしっかり巻いてあり,味に落ち着きがあった。食べていると何かが決定的に違うのを感じた。何だろう?そう思いながら一個目のたらこを食べ終え,二個目のじゃこに手を伸ばした。(明日に続く)

08/01/10(木)

当たり前のことだけれども,体質は人によって異なる。もともと冬場は乾燥する時期だ
し,室内は暖房のためさらに湿度は低くなる。乾燥肌の人にとっては辛い季節らしい。‘らしい’と言うのも,自身では乾燥した空気をまったく苦としないからだ。生まれてこれまでに,乾燥して肌が荒れるとか,ノドが痛いといった経験がない。当然自宅にも加湿器など置いていない。それを生徒に言うと,ちょっとびっくりした様子だった。彼女の家には部屋ごとに加湿器が備えてあるらしい。でも,そういった状況だと,塾にも加湿器は必要なのだろうかと思った。今度,何人かの生徒や先生に訊いてみよう。

08/01/09(水)

塾の新学期が今日から始まった。高校二年生以下はいつも通りの授業でやって来て,い
つも通りに勉強していった。授業が始まる前に,大学推薦が決まった高校三年生が来た。月末にある大学での面接資料を見に来たのだ。この段階まで来れば,面接はほとんど形式的なものでそれほど怖れる必要性はない。いつもの自分を出して,正直に受け答えが出来ればすぐに終わってしまう。けれども,はじめてのことは誰でも不安がよぎるようだ。でも,先輩達が書いてくれた面接の内容や,面接室の状況の用紙を見て少し安心したようだった。その後はのんびりネットを見たり,お喋りをしていた。今まで頑張ってきたからこそ得られる,まったりとしたいい時間を過ごしている。

08/01/08(火)

冬休みにしても夏休みにしても,休みの最終日の中学生や高校生は,学校に提出する宿
題に追われる。数学や理科のように問題を解くような宿題はひたすら問題を解いていくしかない。答えがあればまだいいのだが,それほど甘くはないのが現実。社会科の宿題は調べ物がよく出る。ネットを活用するのは当然だが,生徒の様子を見ているとどのように調べればいいのか苦労しているのがよく分かる。検索を掛けるにもあまりにもキーワードがストレートすぎたりして,満足の得られないサイトにばかり行っては嘆いている。一度訪れたサイトをお気に入りなどに置いておかなかったばかりに,もう一度見たいと思っても戻れなかったりもする。こういう機会がないと,有用なネットの活用法が身につかないだろう。

08/01/07(月)

今日で正規日程の冬期講習が終了した。『正規日程』とわざわざ記すのは,まだ冬期講習としての授業が残っているということだ。さしあたって,明日だけでも何講座か授業がある。中には今月中旬頃まで冬期講習として組んである授業もあり,通常の授業との境界が見えにくくなったりもする。終わりがあれば始まりもあるわけで,今度はすぐに新学期の準備をしなければならない。年が明けてちょうど一週間。大学入試センター試験を皮切りに,受験生にとってはいよいよ正念場を迎える時期となった。

08/01/06(日)

昨日が誕生日だった生徒がいた。授業が終わって帰るとき,自ら誕生日だと言うと,偶然にも同じ誕生日の先生がいた。30人を1つのグループとすると,その中に少なくとも一組同じ誕生日の人がいる確率は約70%となる。その観点からすると,塾生および先生を併せると,その中に同じ誕生日の人がいてもそれほど珍しいことではなく,むしろいる確率の方が高くなる。40人を超えるとその確率は90%を超える。学校だと一クラスの中に同じ誕生日の人がいる可能性はかなり高くなる。歴代の総理大臣は58人いる。この人数だと100%に近い確率で同じ誕生日の人がいるはず。ヒマ,もとい,興味のある方は調べてみるのも一興かも。

08/01/05(土)

講習中の昼食は,生徒にとっても先生にとってもひとつの楽しみだろう。一日の長い授業の中で,最も長い休み時間でもある。今回の冬期講習は,昼食をはさんで授業を担当する日が多いため,あまり外に買いに行く余裕がない。そこで,塾の近くにある喫茶店で弁当を頼むことにした。喫茶店なのだが,弁当のメニューが充実していて,近所の会社員も結構買いに来ている。11時までに電話をしないと注文を取ってくれないので,時間を見計らって電話した。ところが電話に出ない。まだ今年は始まっていないのだろうか?と思い,受話器を一度置いた。しばらくしてもう一度掛けてみた。けれども二度目も出てくれなかった。結局あきらめて,昼食は急いで他の弁当屋に行った。そこに行くには喫茶店の前の道を通る。ところが,喫茶店はしっかり営業をしていた。普段は配達もしているので,もしかすると正月で配達する人が足らずに,電話注文には応じなかったのかもしれない。

08/01/04(金)

冬期講習の後半が今日から始まった。年末に比べると年始の方が授業数は圧倒的に多い。先生方は恒例のごとく新年の挨拶から始まる。生徒は比較的いつもと変わらぬ様子でやって来る。中には,入ってくると同時に「あけましておめでとうございます」とちゃんと挨拶の出来る生徒もいる。さまざまだ。午前10時過ぎから最初の授業は始まり,最後の授業が終わったのは6時半頃だった。始まりのときはいつも忙しい。軌道に乗るまで大変だ。

08/01/03(木)

今回の正月休みで,たくさんの録画しておいた映画やドラマ,科学・情報番組などを見ることが出来た。特に年が明けてからの方が進んだ。正月は昼間のスポーツ番組を見るくらいだった。昨日と今日は駅伝を見た。ただ,残念ながら早く起きることが出来なかったので,午後から見始めたので全体の3分の1くらいしか見ていなかった。駅伝は朝が早すぎるので,夜型の人間が観戦するにはちょっと厳しいものがある。それ以外は大学ラグビーや高校サッカーなどを見た。夜の番組はそれほど見るものがなかった。それゆえ暗くなってからこたつに足を入れて録りだめしたものを見ていた。

08/01/02(水)

正月休みはどうしてもいつもより酒量が増えてしまう。回りからは年中飲んでいるイメージをよくもたれるが,普段は週の半分も飲んでいない。この先長く飲むためには,定期的に休肝日をつくるように意識している。ただ,正月休みの夜はついつい毎日のように飲んでしまう。さすがに今日は休みにした。昨日飲んでいてもそれほど美味しく感じなかったし,中休みすれば次に飲んだときが美味しいので。

08/01/01(火)

まとまった休みは年に三度ある。正月休みとゴールデンウイーク,それとお盆休みだ。このうち,ゴールデンウイークはまとまったと云うよりは,途中仕事が入る日もあり,連休という訳にはいかない。今年の正月休みは六日間だ。今日で後半に入ったのだが,他の連休より短く感じるのは,やはり年末年始の慌ただしさのせいだろうか。