このページは,塾の様子や教育に関すること,その他,
世の中の出来事について,塾長が思うがままに雑記しています。

07年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

12月

07/12/31(月)

日本列島を寒波が襲っているらしく,日本海側や西日本で積雪が記録されている。飛行機の欠航も出ているようで,元日を実家で過ごせない人が出そうだ。雪のため高速道路で事故もあり,病院に行っている人もいるようだ。一年間無事に過ごせてよかった,と言えるのは本当に年を越したときでないとうかつには言えないのかもしれない。

07/12/30(日)

年末になるとスーパーの売り場には正月用の商品が並べられる。お節料理に関するものが多い。同じような商品でも,普段買っているものと比べても量が多かったり,ちょっと高級なものがそろえられるのか,値段がいつもより張る。タコなどでも大きめな切り方だったりする。カマボコも包装紙自体からしてちょっと高そうな雰囲気を匂わせ,一本500円以上のものがほとんどだ。この時期,いつものカマボコはどこに行ってしまっているのだろうか。

07/12/29(土)

昨日の忘年会は朝方まで続いた。いつものことだ。帰る頃はまだ暗かった。土曜日だったし,昨日が御用納めの会社が多かったのだろうか,電車もそれほど混んでいなかった。今日になり着ていたコートにビールが掛かってしまっていたことに気づき,すぐにクリーニングに出しに行った。外は思ったほど寒くはなかった。しっかり陽が落ちた時間だった。

07/12/28(金)

今日で冬期講習の前半が終了した。こうして今年も無事,年末を迎えるとが出来た。毎年この日は,八王子教室で忘年会を行っている。今年もそうだ。授業をしに来ている先生方はそのまま,そうでない先生や卒業生達は三々五々やって来る。久しぶりに会う卒業生もいる。外は寒いのだが,教室の中はしっかり温めて,今年も宴が始まった。

07/12/27(木)

いまの世の中,暖房はエアコンやガスもしくは石油のファンヒーターを使う家が多いだろう。床暖房なども普及してきただろうか。ところが,未だに昔ながらのストーブを使っているという生徒が居た。ヤカンを上に置けば湯の沸かせるタイプだ。乾燥する冬などは蒸気も出るので一石二鳥だろう。かなり昔の話だが,小学校では石炭のダルマストーブを使っていた。そのことを生徒に話したところ,現在ではほとんど見かけないものだけに想像するのが難しかったようだ。日直当番が用務員室まで行って,石炭をかご形の大きめのバケツに入れて運ぶのがひとつの役目だったことなど,いまの中高生にはさらに想像しがたいことだろう。

07/12/26(水)

自宅に宅急便で荷物を届けたが,不在だったというメールが来た。以前,クロネコヤマトに個人的にアドレスを登録しておき,そこにメールが来た。冬期講習中なので,自宅ではなかなか受け取ることが難しい。ところが,自宅近くのコンビニエンス・ストアで受け取ることが可能だとメールにはあった。以前同じようなサービスで,絶版になった書籍を注文したことがあった。今回もすぐに手配をした。するとすぐに返事のメールが来て,明日の午後二時以降なら指定のコンビニで受け取れとあった。コンビニだと24時間いつでも取りに行けるので仕事帰りに寄れるから助かる。こうしたサービスはどんどん進化している。

07/12/25(火)

例年よりも遅れていた,明大中野校の高校三年生の明治大学への推薦がやっと決まった。登校日の今日,何人かの生徒が学校帰りに塾に寄ってくれた。大学での学部・学科が決まりホッとしていることだろう。学校で自分の行くところが決まる瞬間はどんな気持ちでいたのだろうか。メールでも進路先を知らせてくれた生徒も居た。夜には電話で直接吉報をくれた生徒も居た。これで今年の高校三年生もほぼ行くところが決まり,教える側としてもひと安心できる。ただし,あくまでも‘ほぼ’であって,まだ全員の行き先が決まったわけではないので,完全に気を緩めるわけにはいかない。

07/12/24(月)

一気に年賀状を書き上げた。と言ってもそのほとんどはパソコンで行った。ネットで画像をダウンロードし,プリンターで宛名も含め印刷した。それだけだとさすがに味気ないので,自筆で一筆は加えるようにしている。本当に一筆になるのがほとんどだが,年に一回しかやりとりをしない人もいるのだから,近況でもいいから何かを記したい。けれども結局は「飲みましょう」が最も多かった。

07/12/23(日)

今日も昨日に引き続き東中野教室で面談を行った。最初の面談が12時からだったため,昼食を取らずに始めた。昨日同様に,ほとんど休む間もなく続くはずだった。ところが,途中一組の面談予定が,交通機関の関係で遅れることになった。すぐにその次の面談をする生徒の保護者に電話をして,30分ほどずらしてもらうようにお願いした。その結果,幸いなことに30分ほどの空き時間が出来た。その時間で急いで少し遅い昼食を取った。もし,遅れることがなかったら,夜まで食事にありつけなかったことだろう。

07/12/22(土)

一年で最も昼の時間の短い冬至の今日,東中野教室で面談を行った。昼前から雨が降り出し,今シーズンの初雪が降るかもしれない寒い日だった。ところが,面談は熱かった。やはり,あと一年で進路がほぼ決まってしまう高校二年生対象だと,長い面談が増えてしまった。毎度のことだけれども,生徒よりは保護者や先生の方が話の中心を占める。途中,こちらから生徒に質問を投げかけたり要望を聞くこともあるのだが,その答は文章になるよりは単語になってしまったり,なかなかことばとして口から出てこないこともあった。面談は途中区切れることはなく,合計で六時間近くになった。

07/12/21(金)

年の瀬が迫ってきたことを,帰るときに感じる。帰りはいつも終電かそれより一本か二本前の電車に乗る。駅に近づくと,明らかに忘年会の後だと分かるサラリーマンの姿が目につく。改札を通り電車に乗ると,さらにその数は増していく。勢い,酔っぱらうと声が大きくなるようで車内でも目立つ。自宅に帰るまでは当然しらふのままなので,酔っている人の状態がよく分かる。もっとも,塾でも年内最後の講習日には打ち上げをやるので,そのときは仲間入りすることになるだろう。

07/12/20(木)

この雑記帳を読んでいる生徒が何人か居る。時々「読んでいます」と言ってくれる生徒が居る。自分のことが取り上げられるとちょっと嬉しいらしい。雑記帳のトップには『塾の様子や教育に関すること,その他世の中の出来事について』記すように書いてある。実際の所,教育に関することが少ないように自身でも思う。その反面,塾での出来事は多い。それもそのはずで,生徒達は毎日何かしら面白いことをやってくれたり,ちょっとびっくりしたり,感心したりする発言がある。その意味では生徒が塾に来ている限り,毎日でも生徒のことを記すことは可能だ。でも,それだと内輪話ばかりになってしまうので,外のことも記した方がいいのだろう。

07/12/19(水)

今シーズン最初の寒さのピークが来たようだ。今朝 - と言ってもそれほど早い時間帯ではないが - 起きるとき,布団から出るのを少しためらった。曇っていたために,部屋の中の温度がここ数日で最も低くなったのだろう。午前中から学校や会社に行っている人にとっては,さらに過酷な朝の過ごし方になっていることは容易に想像できる。暖房も石油ファンヒーターとエアコンの両方をフル稼働するようになった。それでも足もとが寒いという女子生徒は,足にタオルケットを掛けたりする。

07/12/18(火)

長い間入口の窓ガラスに貼ってあったポスターを剥がした。新しいポスターを貼るためだ。貼ったのは二年近く前になる。大きめのポスターだったので,両面テープでしっかり貼り付けてあった。ポスター自体は簡単に剥がれたのだが,両面テープの粘着面が何か所か残った。テープ剥がし溶剤や,たわしさらにはスクレーパーというカッティングシートなどを剥がす道具まで使った。前にも塗装してあるドアに両面テープで貼り紙をしたことがあったのだが,セロテープと比較すると,どうも両面テープは粘着力が強いようで,そのときはドアの塗装がはげてしまった。

07/12/17(月)

今朝はかなり冷え込んだようだ。八王子の朝は氷点下にまで下がったらしい。朝の早い生徒にとっては,起きるときが辛い時期になっただろう。学校まで遠いところに住んでいる生徒の場合,起きる時間はまだ暗かったりもする。日が沈むのも早く,晴れている日でも夕方になると急に暗くなる。それもそのはずで,今週末は冬至になる。カレンダーの22日の欄には「冬至」と書かれたすぐ下に「ゆず湯」と記されている。

07/12/16(日)

タイミングが良いときと悪いときがある。今日は良い方だった。しばらく動かしていなかった車のバッテリーが上がってしまった。数日前にそれに気づいた。休みの今日,JAFに電話をして充電してからディーラーに持っていこうかと思っていた。午後になり再度エンジンをかけようかと試みたのだが,やはりダメだった。部屋に戻り日が沈む前にJAFに電話をしようと思っていた。すると,ディーラーが年末の挨拶と担当が代わることで訪れてきた。あまりのタイミングの良さに驚きながらも,車をみてもらった。結局,明日修理の人が直接来てバッテリーを交換してくれることになった。

07/12/15(土)

今日から期末面談が始まった。毎年,12月の面談は高校二年生対象。大学の付属校に通う生徒にとって,進学が決まるまで残すところ一年を切った。あと一年もすれば進路が決まっていなければいけないことになる。三者面談が基本なのだが,今日は母親だけの面談もあった。予定していた面談以外にも,急な面談があり集中的に忙しかった時間帯もあった。そうかと思えば,生徒だけの面談時間にその生徒が来られず,ぽっかり空いてしまった時間もあった。もっともその時間は,冬期講習が近いのでその準備に当てた。

07/12/14(金)

最近では珍しいことだが,久しぶりにブレーカーが落ちた。まず,仕事を始める前に食事をしよとし,電子レンジを使った。すぐにコピー機が使えるようにと思い電源を入れ,さらにパソコンを3台立ち上げた。当然蛍光灯はついていた。すると,突然バチッという音と共に部屋の明かりが消えた。ノートパソコンの画面だけが浮かび上がっていた。一度に使いすぎたようだった。コピー機が立ち上がるときは,結構電力を消費することはきいていたが,ちょっと使いすぎたようだ。2台のデスクトップパソコンは立ち上がっている途中だったが,再起動したところ問題は何もなかったようでホッとした。

07/12/13(木)

似通ったことばがある。どこで線引きをしたらいいか迷うことがある。例えば「林」と
「森」だ。どのくらい木が密集していると森で,本数が少ないと林なのか。はっきり森と呼べるものもあれば,微妙に思えるときもある。理系的な見地からすると,どこかではっきりしたい気持ちがある。新明解国語辞典によると「林=一帯に同種の高木が枝を交わすようにたくさん生えており,一目で他と区別されるところ。森=遠くから見ると濃い緑が盛り上がって見え,近づいてみると日のさすところがほとんど無い所」となっている。やはり,密度のことを言っているようだ。そんなことを生徒に話したところ,あっさり「山にあるのが森で平地が林じゃないんですか」と答えた。思わず納得してしまった。確かに,こちらの方が明解なようだ。

07/12/12(水)

文房具類は通販で買っている。ネットで注文すると,翌日もしくは翌々日に到着する。金額が2000円を超えると送料が無料になるので,カタログで気がついたときにリストアップして2000円を超えた段階で注文を出している。今日,品物が到着したので袋から取り出した。今回はボールペンの替芯と1kg入りのレギュラーコーヒーだった。その後,今回注文した品物のカタログのページに入れてあったしおりを取り出そうとしたところ,ひとつだけ確認してなかった品物があったことに気づいた。シャチハタの小さな円筒形の確認印の補充インクだった。あまりの小ささに,捨ててしまった袋の中に残っていたままだった。ごみ箱からすぐに取り出し,薄くなってしまったシャチハタ印に補充をした。

07/12/11(火)

ジェネレーションギャップという言葉がある。ある世代では常識的だったことが,別の世代ではまったくそれが当てはまらない場合に使うことばだ。そこまで大げさでないにしても,学校で実際にあることが,昔と今では異なることが時々ある。例えば血液型検査。昔は小学校に入学すると,はじめの身体測定で血液型の検査をしたように記憶している。耳たぶに小さな穴を開け採血した。ところが,いまのこども達は小学校で検査することはないらしい。生まれたときに検査したり,少なくとも小学校に入る前に調べているようだ。中高生だけではなく,大学生に訊いてもやはり同様だった。どの年代からそうなったのかは調べてみないと分からない。ただ,いずれも記憶が曖昧な頃に調べているのに変わりはなく,希に自分の血液型を間違えたまま覚えてしまう人も世の中には居るらしい。数学の先生の知り合いに,二十歳になって間違いに気づいた人が居たらしい。かなりショックだったのは言うまでもない。

07/12/10(月)

授業が終わった生徒が先生と話していた。その会話の中に「他人の人」という一節があった。ちょっと耳に引っかかった。他人の人だと『人』が重なってしまうのではないかと。正しくは「他人」だけでいいはず。同じような間違いに「外人の人」というのがある。これは「外国の人」というのが正しいだろう。ところで,テレビやラジオでは最近は「外人」とは言わず「外国人」と表現することが多くなったように感じる。ちなみにGoogleで検索したところ「外人」が110万件に対し,「外国人」は32万件と圧倒的に「外人」の方が多くヒットした。

07/12/09(日)

休みの日は,ビデオテープからDVDにダビングしたものを整理した。今日は音楽番組が中心だった。古いものは12年ほど前のものだった。さすがに一昔前となると,すでに今はほとんど見かけない歌手もいる。解散してしまったグループや,その時期だけ限定のユニットもあった。今現在も活躍している人もいて,12年経ったいまも見た目がほとんど変わらない人もいた。さまざまだ。さすがにビデオテープからのダビングなので,音質や画像は今よりも質の悪いものとなった。それでも,久しぶりに聴く曲は懐かしいものが多かった。

07/12/08(土)

そろそろ年賀状の準備をしている人も居ると思う。塾から出す年賀状は,毎年おおよそ250枚ほどだ。いわゆる年始の挨拶程度なので,特に手書きは加えないので,それほど面白味はないだろう。今のプリンターは性能もよく,枚数が多くてもあまり時間を要さない。ひと昔前だと,年賀状の印刷だけで一日がかりの仕事だった。先日,郵便局の前を通りかかると,年賀状の販売をしている局員が三人居た。毎年その場所で販売しているので見慣れた光景だった。すでに印刷まで終わっている状況だったので,そこを素通りしようとした。すると,一番若い局員がこちらに向かって丁寧に「こんにちは」と挨拶をしてきた。まるで知り合いにするように。突然声を掛けられちょっと呆然とし,間が抜けた状態になった。その局員とは面識が無いように思う。それともどこかで会ったことがあるのだろうか?

07/12/07(金)

車で幹線道路を走っていると,銀杏の落ち葉がやけに多く感じる。おそらく例年だともっと早い時期に枯れ葉のシーズンがやって来ていることだろう。通りでは「剪定作業をしています」と看板を出しながら,落ち葉を拾い集める作業をしていた。その付近だけは車線規制が引かれ,師走の道を急ぐ人達でいつもよりも多い交通量に,さらに拍車をかけ渋滞が発生していた。

07/12/06(木)

勉強をしているとき,特に試験が近づきせっぱ詰まって集中的に勉強をしていると,生徒は時々「こんな勉強,将来社会に出て使わないよ~」と言う。こういう状態のときは時間が足りなく焦っているとき。役に立つ,立たないは別としても,逃げの体制に入ってしまっている。もっとも,そうは言ってもほとんどの生徒は結局試験勉強に真面目に向き合う。ちょっとグチを言ってみたいだけなのだ。ところで理系にとっては,社会科系の暗記教科は苦手な生徒が多い。それこそ,理系にとっては歴史や地理など将来使うことはあまりないかもしれない。ところが,中には「古文が一番いらない」と言う生徒もいる。もちろん理系だ。彼女の弁では,歴史は好きだからやっていて面白いし,地理も旅行に行ったときに使うかもしれない。けれども,古文は将来使う可能性がまったく考えられないというのだ。確かに一理ある。でも,やはり彼女も試験勉強はきっちりやっている。

07/12/05(水)

高校一年生対象の物理と化学のゼミ授業を行った。試験前に一講座ずつ行うため,かなり密度の高い授業となった。生徒から学校で配布されたプリントや,学校の授業で取っているノートを参考に,なるべく短い時間でもそれなりの成果が上がるように,問題を吟味して出題確率の高いものを選んで解いていってもらった。100分授業が二講座終わる頃はすでに外は暗くなり,いつもなら夕飯の時間の頃だろう。若干長めになった授業が終わると,生徒は「ハラ減った~」とひと言。脳を使と案外カロリーを消費するものだ。

07/12/04(火)

東中野教室も八王子教室も,外壁に黒板を掛けてある。別に外で授業をしようというわけではなく,あまった黒板を宣伝代わりに使うようにしている。今までは文字中心の看板だったが,今月から八王子教室では絵の描ける人に描いてもらうことにした。どんな反応が出るのかは分からないが,とりあえずしばらくは月ごとに絵を替えていくつもりだ。今日,はじめて絵を黒板に入れた。その作業をしていると,ちょうど授業にやって来た女子生徒がそれを見て,「私も描きたい」と言った。八王子教室の黒板は少し高所にあるし,さすがに生徒に頼むわけにはいかなかった。出来上がった絵は優しいタッチのあたたかい絵となった。

07/12/03(月)

野球のオリンピック予選が先週金曜日から台湾で行われた。初戦のフィリピン戦こそ力
の差を見せつけて楽勝だったが,昨日の韓国戦はやはり接戦になった。テレビの視聴率も高く,注目度は高かったと思う。ところが,今日授業を受けに来た生徒に訊いてみると,案外見ていない生徒が多かった。高校生の男子ともなると,当然見ていたのかと思ったところ,「昨日試合があったんですか」とか「どことやったんですか」などと関心が無い様子だった。それでも,今日の台湾戦次第では,オリンピックの出場が出来なくなるかもしれないことを知ると,試合の行方を気にし始めた。授業が終わった女子生徒が,生徒用のパソコンで試合の様子を見た。見たときは日本がリードされていたのだが,彼女が見始めたから一気に逆転をした。「私が見ていると勝つんだよ」とご機嫌な様子で帰って行った。その後,日本がリードを守り,オリンピック出場を果たしたのは言うまでもない。

07/12/02(日)

原油高騰の折か,今まで遅い時間まで開けていたスーパーが早い時間で閉店するようになった。昨日の晩,いつも買い物をしているスーパーに寄ろうとすると明かりが消えていた。すぐに別のスーパーに行ったのだが,そこも様子がいつもと違っていた。駐車場は閉められ,あきらかに店の照明は落とされていた。結局,週末の楽しみは半減されてしまった形となった。もはや,昼のうちに買い物をしなければならない時代となったのか。

07/12/01(土)

いよいよ今年も最後の月がやってきた。いわゆる師走だ。言葉の由来は12か月の中でもかなり知られている方なので,ほとんどの人が知っているだろう。まだ一年を振り返るには早いのだが,今年一年はほとんど『師走』のような忙しさだった。年々忙しくなるのはいいのだが,年々歳を重ねていき当然,肉体的には厳しくなるのは否定できない。一年を振り返ると言えば,新聞では先日,この一年の重大ニュースが何かを募る記事があった。あまりにもさまざまな事件や出来事があり,今年の最初の方には何があったのか,記憶が曖昧になっている。

11月

07/11/30(金)

昨晩,仕事を終え自宅に帰りパソコンのスイッチを入れた。帰宅途中でも仕事関連のメ
ールが入ることもあるので,欠かさずチェックしている。とはいえ,帰り着く時間は‘まとも’な時間帯で生活している人にとっては深夜になるので,それほど多くのメールは来ていない。遅い時間に来るメールは,むしろ先生や生徒からだ。その他にはメルマガや自動配信されるものなど。ところが昨晩は,深夜三時近くになって仕事関係のメールがあった。そんな時間に普通の社会人は起きているはずもないので,おそらくプロバイダーのサーバーに残っていたか,何かの拍子でそんな時間になったのだろう。仕事のことから頭がすっかり離れていた時間帯だけに,少しだけ驚いた。

07/11/29(木)

塾のホームページがあることを知っている生徒は居るが,この雑記帳の存在自体は知らない生徒も結構居る。自分が入っている塾のサイトなどはあまり興味がないのだろうか。塾生でないにしても,中学生や高校生にとって塾や予備校のサイトを訪れることはあまりないだろう。彼らはケータイサイトの方がむしろよく見ることだろう。塾のサイトに雑記帳があることを話すと,何を書いているのか訊いてくる生徒も居る。塾であったことを書くこともあるので,みんながネタになることもある,と言うと少し興味を持ってくれる。実際,生徒ネタがある日は雑記帳を記すのも楽なのは確かだ。個性の強い生徒は,それだけ目立つわけでやはりネタになりやすい。

07/11/28(水)

先日,印刷関係の会社から来たメールのアンケートに答えたところ,来年の卓上カレンダーがお礼と共に送られてきた。そのカレンダーは,単なる卓上カレンダーではなく,消臭効果のあるものだ。カレンダーと一緒に入っている説明書によると,カレンダーの用紙は光エネルギーを最大限に有効利用し,アンモニアやシックハウス症候群を引き起こすホルムアルデヒドなどを分解するとのこと。実験結果のグラフを載せた説明書にはそう記されていた。少し前には学校案内と一緒に,二ヶ月ごとの来年のカレンダーが送られてきた。今年もいよいよ終盤を迎えたという実感が湧いてきた。週末には師走になる。

07/11/27(火)

仕事の前に床屋に寄ってきた。カット専門の店だ。カットだけなので,先に客が居なければ短時間で済む。早いときは10分とかからない。今日も先客は居なかったので,すぐに刈ってもらえた。ただ,カットする人によってその作業に差が出る。時間を競うように,テキパキとハサミを入れる人もいれば,性格なのだろうか,丁寧に調髪していくれる人もいる。今日は後者だった。仕事が立て込んでいたので,できれば早く終わってくれた方が助かったのだが,黙って座っていた。久しぶりにカットした頭は,寒くなったこの時期にはちょっと厳しいのだが,かなりぼさぼさになり気になっていたのですっきりした。仕事場に戻り電話が鳴り受話器を取ると,耳に直接冷たい感触が伝わってきた。

07/11/26(月)

原油の価格が上がっているためか,ここへ来て日用で使うものの値段が上がりはじめている。特に食品でその傾向がみられる。先日,いつも買い物に行っている店に行くと,煮干しがいきなり四割近くも値上げされていた。他にも高くなったものもあったが,ここまで一気に上がった商品はすぐには見あたらなかった。レジで会計を済ますと,ちょうど店長が居たので少し話をした。すると,煮干しよりももっと値上げされたものがあるという。それは鰹節だ。どちらも直接原油に関係なさそうだが,乾燥させるときに使うということだろうか。だとすると,それらの商品は天日干しされていないことになる。残念ながらよくあることだ。これらの値上げで困っているのが料理店だと店長は言っていた。ラーメン屋のようにたくさんの鰹節や煮干しを使ってダシを取っている店は悲鳴を上げているらしい。

07/11/25(日)

東中野教室で数学特訓を行った。高校一年生の今回の範囲は,図形が中心だ。少し前までは中学で扱っていた単元が,今では高校に移動している。付属中学から進学してきた生徒なら,中学で一度教わったことのある内容なのだが,結構忘れている。実際,今日の数学特訓を受講していた中学二年生の問題と,重複する部分があった。ただ,一度学んだことは思い出すのも比較的早いのがこの年齢の特権だろう。定理や解き方を思い出したあとは,スラスラ進む生徒の姿もあった。

07/11/24(土)

急激に冷え込んできた。暑い時期が長かっただけに,突然冬がやってきた気がする。八
王子教室では今日から石油ファンヒーターを使い始めた。これまではエアコンで暖を取っていたが,やはりファンヒーターの方が足もとは暖まりやすい。一方,東中野教室は半地下にあるためか,かなり寒い時期にならないと暖房はそれほど必要はない。明大中野校は男子校のため,男子生徒中心の東中野教室では,あまり寒がる生徒は居ない。やはり,女子の方が冷え性が多いのだろう。

07/11/23(金)

今シーズン初めてガソリンスタンドに灯油を買いに行った。例年に比べるとずいぶん遅い初買いとなった。原油の値段が上がっているためか,灯油もずいぶん高かった。ただ,ガソリンの値上げに比例するものではなかった。セルフスタンドなので,自分で給油するのだが,そこにはこんな張り紙があった。「ガソリンの代わりに灯油を給油するのは違法です」と。それを見てふと思った。灯油の成分で車は走るのだろうか,と。ある程度は走るかもしれないが,すぐに不調を訴えるのではなかろうか。結果,修理に要する額の方が値が張るのではないかと。一時期ガソリンの代わりに軽油を入れているという報道を聞いたことがあるが,同様なことをしている人がいるのだろうか。

07/11/22(木)

試験対策の数学特訓を行った。数学特訓は授業形式ではなく,演習形式で生徒に問題をどんどん解いていってもらう。問題を解いている生徒の一人をみていて,ちょっと不自然に思えたことがあった。問題のプリントを,机の上に真横の置いて解いているのだ。正常に置いた場合に対して,ちょうど90度左に回転させた置き方だ。座り方もかなり斜めに腰掛けていて,いつの間にか横に置いて書いている方がやりやすくなったらしい。見た目には疲れないのかと思うのだが,本人はまったくそんなことは気に掛からないと言っていた。

07/11/21(水)

今日で担当している今年度の高校三年生の通常授業がすべて終了した。最後に教えた生徒は,比較的塾に長く在籍していた生徒で,推薦ですでに大学が決まっていたので,最後の方は教科的なことよりも,大学に入るまでのことを話した。進路が決まってから,あまり充実した時間を過ごしていない様子は,傍目から見ても明らかだったので,もっと目的意識を持った方がいいのではないかと話した。彼自身もその自覚はあるようで,大学に入ってからスタートするような気持ちはどこかで持っているようだ。高校生までは与えられたものをこなせば何とかなる,いわゆるノルマ的な学習がどうしても多くなるのだが,これからは目標達成のために何をすればいいのか,そんな話で授業は終わった。

07/11/20(火)

試験中の忙しさのピークがやって来た。昨日と同じく,午前中は東中野教室で高校三年
生の授業をしてから八王子教室に移動した。この時期,明大中野校は高校三年のみの試験日程なのでそれほどでもないのだが,明大中野八王子校は全学年が一斉に試験となっている。試験時間割の関係上,明日は明中八王子校の高校生の理系科目の試験が多い日だ。生徒はまるで待ちかまえていたかのように,次から次へと質問にやって来た。授業も入っていたのだが,待ちきれない生徒が時々教室の方にやってきて,合間に質問をしたりもした。授業が終わってからもまともに座ることもできないまま,時間は過ぎていった。結局,最後の生徒が帰ったのは11時を回った頃だった。

07/11/19(月)

普段から,授業が終わって帰る生徒には忘れ物がないかひと言声を掛けるようにしている。そのひと言で,教室に戻り机の中の忘れ物を取りに行く生徒も少なからず居る。特に,試験中の忘れ物は大変なことになるケースもある。授業が終わった教室に行くと,翌日の試験科目のワークが机の中に残っていた。教科書よりもそのワーク中心に授業を進めている先生だったので,すぐに生徒の自宅に電話をした。母親が電話に出て,ワークを忘れたことを伝えようとしたその瞬間,忘れ物をした生徒が戻ってきた。あまりのタイミングの良さに笑ってしまった。

07/11/18(日)

急に寒くなってきた。寒い時期には布団を干すようにしている。たったそれだけのことだが,夜寝るときに,少しだけホッとする瞬間があるからだ。二週間ぶりの休みの今日は,不覚にもいつの間にか炬燵の中で眠ってしまった。起きると布団を干すには絶好の陽射しがそこにあった。けれども,睡魔の方がそれに打ち勝ち,結局布団に潜り込んだ。次に起きたときにはすでに布団を干すような時間ではなかった。

07/11/17(土)

試験中のため,午前中に東中野教室で授業をしたあと八王子教室に移動した。移動は中
央線を利用した。事故や故障で遅延が起こりやすい路線なのだが,今日それに遭遇してしまった。大幅な遅れはなかったので,生徒をそれほど待たせることはなかったのが救いだった。中野で乗った電車は豊田行きだった。八王子駅まではあと一駅という,ちょっともどかしい状態で乗り換えの電車を待った。しばらくしても次の電車が来なかった。やがて,臨時電車が走ることになった。反対方向から来た電車は,中央線の車両ではなく,いわゆる普通電車だった。対面式の座席の列車だ。この種の電車にはずいぶん久しぶりに乗った。わずか一駅間だったのだが,なぜかいつもより長い時間乗っていた錯覚に陥った。

07/11/16(金)

明大中野校と明大中野八王子校の高校三年生の学年末試験が来週から始まる。学校での定期試験はこれが最後になる。当然,塾での正規の授業も今週から来週にかけて終了する。毎年,高校三年生の授業をいくつも担当しているので,この時期で教えるのが最後になる生徒が何人もいる。実際,今日最後の授業がひとつあった。明日以降来週中盤までは,毎日のように『最後の授業』がある。今後会わなくなるわけではなく,大学が決まるまでには何度か顔を合わすことになる。けれども,やはり授業が終わってしまうのは寂しく感じる。

07/11/15(木)

もし,医者になるとしたら何科がいいかを授業中に生徒に訊いてみた。小児科がいいという答えがあった。女子生徒だ。歯科医や内科という意見もあったのだが,やはり外科は敬遠されがちだ。血を見たり,人体を切り裂くのは抵抗があるようだ。精神科医も自分自身が疲れてしまい大変そうだと言っていた。本当に医者になるわけではないので勝手な意見を言えるのだが,実際にどの医者になるにしてもそれ相応の苦労はあるだろう。生徒に,先生なら何になるかと訊かれたので,眼科医と即答した。眼の悪い人が多いし,コンタクトレンズや眼鏡の需要は多そうで,食いっぱぐれしなさそうだからだ。それに,注射も打たなければどちらかというと機器類がしっかり使えればできそうなので。最もこれも,何も知らない勝手な想像で言ったまでだ。外野はいつで気楽だ。

07/11/14(水)

社会科や国語などでは歴史上の人物名や作者名を問う問題はよくある。化学や生物でも,理論を提唱した科学者や実績を残した生物学者の名前が試験で出されることがある。ただ,それほど多くは出されない。高校の生物の遺伝の単元で,DNAに関する研究で名を残している生物学者が二人取り上げられている。アメリカの生物学者のジェームズ・ワトソンとイギリスのフランシス・クリックの二人だ。二人ともノーベル生理学・医学賞を受賞している偉い科学者だ。ただ,学校の教科として覚えるだけの生徒にとって,そういったことはほとんど関係なく,とにかく名前を覚えるだけで精一杯だ。この二人の名前はどちらもパソコン用語にも出てくる。それゆえ覚えやすいようなのだが,生徒の一人に質問すると「クリックとノートンです」と答えた。見事な間違えだった。彼のパソコンのセキュリティはきっとしっかりしていることだろう。

07/11/13(火)

数学の先生が,少し大きめのビニール袋に何かを入れて持ってきた。「これ,塾にプレゼントします」と手渡された。大きさの割に軽く,生徒に何ですか?と訊かれたのですぐに開けてみた。卓上用のクリスマスツリーが入っていた。もちろん,本物ではないが30cmほどの高さの緑色のツリーには青いリボンが掛けられていた。何年か前に,自宅にあったツリーを一時期飾ったことを思い出した。当時,授業が終わるとツリーを飾った場所の電気を落とし,それなりに雰囲気を出した。その頃の生徒達はすでに社会人になっている。少し昔のことだ。

07/11/12(月)

試験前の中学生対象の理科を教えた。普段は高校生ばかり教えているので,中学生を教えるときは,高校生とは違った準備が必要になる。特に中学の理科の場合,教えている学校の先生によって様子が随分と変わる。高校の内容をすでに取り入れている先生がいれば,きっちり中学の範囲を守って教えている先生もいる。化学反応式などは,生徒がノートをしっかり取っていないと,中学の教科書にはあまり書いてないので厳しいものがある。その点,今日の生徒はノートがしっかりしていたので助かった。

07/11/11(日)

酉の市が始まった。その風景を見ると今年も残り少なくなってきたのだと実感する。屋台が幾つも出店され,人波も多くなった。八王子教室で数学特訓を行った。自宅が近い生徒が,昼休みにいったん家に帰ったのだが,午後の授業に少し遅れて戻ってきた。酉の市の人の出で思うように道を通れなかったらしい。

07/11/10(土)

八王子教室は明日が数学特訓の日。明大中野八王子校の生徒対象だ。去年までは後期中間試験は12月にあったのだが,今年から学校のスケジュールが変わり半月ほど早くなった。ただ,この時期は部活の試合や練習が多いようで,日曜日に行う数学特訓と重なってしまう生徒もいる。それでも,午前中で練習が終わる生徒は午後からでも受けに来ると連絡があった。部活も大事だけれども,中学生・高校生にとってはやはり勉強も大事だ。

07/11/09(金)

明大中野校の高校三年生の学年末試験時間割が発表された。彼らにとってこれが高校生活最後の定期試験となる。今回の試験で,明治大学への推薦が決まる。試験は19日に始まり,24日で終了となる。四日間試験を受け一日休みが入る。勤労感謝の日だ。そのあとに一日だけ試験があるのだが,ちょっと間延びしてしまいそうだ。生徒の希望では,最終日に試験を三教科組んでくれればいいのに,と言う声があった。

07/11/08(木)

今日は普段の授業が終わったあとに,一講座の半分に当たる授業の補講をした。ちょっと遅い時間帯だったが,試験が近づいてきたのでそれも仕方ない。塾での通常授業は一講座100分で行っている。数学の授業だと,5~7問くらいは解ける。当然,授業時間が50分だとそれほど多くは解けない。授業をはじめてしばらくしてから時計を見ると,残り時間が10分ほどになっていた。たまにこういった変則的な時間で授業をすると,本当に50分が短く感じる。最も,それは教える側が感じることで,生徒はどう感じているだろうか。学校の授業はでどう感じるかと訊いてみると,授業によっては「50分がすごく長く感じることもあります」と返事が返ってきた。時間の感じ方は確かに相対的だ。

07/11/07(水)

高校生の生物で遺伝を教えている。メンデルの法則で有名なあの遺伝だ。遺伝の法則の中で,優性の法則というものがある。二つの形質(形や色を決める遺伝情報)がある場合,どちらか一方が表れやすいかというものだ。エンドウ豆だと丸い形の方がしわよりも優勢で,人間の血液型ではA型やB型の方がO型よりも優性であるのはよく知られている。生物の資料集を見ると,ヒトの遺伝に関するいくつかの形質についての優勢と劣性が記されている。巻き舌では「巻ける」方が「巻けない」方より優勢で,つむじは「右」が「左」より,耳たぶでは「福耳」の方が「平耳」よりそれぞれ優勢となっている。意外なのが『そばかす』や『えくぼ』で,「ある」ほうが「ない」方より優勢になっている。腕の組み方は,右手の親指が上に来る方が優勢になる。

07/11/06(火)

今年度から,明大中野八王子校の後期中間試験の時期が早まり,ここ数日は試験対策用
の教材準備に追われている。いつもだとこの時期は高校三年生だけの試験なのだが,今年からは全学年同時に行うようになった。毎日,教材作成をしているのだがそれでもなかなかはかどらない。今日,午前中に医者に行かなければならなかった。毎回,待たされる時間がそれなりにあったので,解答を作っていない問題をプリントアウトして持っていった。案の定,診察までに結構待たされた。いつもだと嫌気が差してくるのだが,今日は解答作りを待合室でたくさん出来たので,それなりに『充実』した。ただ,回りの人たちにがどんな目で見ていたのか少し気に掛かる。

07/11/05(月)

イージーオーダーでスーツを作った。今日は寸法を測っただけで,出来上がるのは少し
先になる。オーダーメイドにすると,出来合のものよりも自分の体にあったものになるので,着心地は当然違う。その分少し高くなるのだが,長く着るものだけに最近では少しこだわるようにしている。イージーオーダーは今回が初めてではなかったのだが,寸法を測っていた店員から手の長さが違うことを教えられた。左右の腕の長さが1.5cmほど異なるそうだ。人間の体が左右対称でないことは常識だろうが,自分の腕の長さがそれほど違うとは知らなかった。確かに,全身が映る鏡の前に立つと,上着の裾の位置と左右の親指の距離が明らかに違うことが分かった。体に歪みがあるのだろう。整体などに行けば矯正してくれることだろう。

07/11/04(日)

寒くなると始まるのが,石焼き芋屋と灯油の販売。自宅前には毎年来ている灯油の販売の車がやって来た。ようやく冬がやって来たのだと思った。ガソリンの高騰が騒がれているが,現状では灯油は昨シーズンと比べても,ガソリンほど高くなっていないように思う。出来ることならば,これから値上げなどして欲しくはない。ここ十年ほどは,あまり物価の上昇を感じなかったのだが,ここへ来て,食品を中心とする生活用品の値上げが目立ってきた。その一方で,賃金が上がっていないどころか,下がっている傾向にあるとニュースでは言っている。塾という商売をしていると,授業という商品を販売しながら,講師に給料を出すという,金銭の流れでいうと両面を持っているだけに複雑だ。

07/11/03(土)

文化の日の今日,穏やかに晴れた。さすがに晴れの特異日だけある。明日が日曜日で,久しぶりの連休となった。部屋の模様替えをした。模様替えというよりは,衣替えといった方が適している。夏用のテーブルを片付け炬燵を出した。大きなテーブルが炬燵に変わると,少し部屋が広く感じられた。炬燵を出す時期は例年よりは遅いように思う。それだけ今年は暖かかった,というよりは暑かった。炬燵を出すひとつの目安は,向こう一週間の最高気温が二十度を切ること,もしくは最低気温が一桁の日が一日でもあるとき。炬燵を出すと,今年最初に入ったのは飼っている三毛猫の方が先だった。

07/11/02(金)

今日の話題は,やはり昨日のプロ野球日本シリーズのこと。落合監督の采配に注目が集まった。八回までパーフェクトピッチングを続けてきた投手を,それが決まっていたかのように,九回に押さえの切り札の岩瀬投手に交代した。誰もが九回の山井投手のピッチングに期待をかけていただけに,一部の中日ファンを除けば見ていた人達はみな,がっかりしたことだろう。交代の理由はその後テレビのインタビューや新聞などで報じられたが,真実は藪の中か。ベンチの中のことは当事者でないと分からないと言ってしまえばそれまでだが,やはり一生に一度どころか,プロ野球の歴史上おそらく今後二度と起こりえないチャンスを逃したのはやはり『もったいない』の一言に尽きる。見ているこども達やファンに夢を与えることは,プロの選手や監督の使命だと思う。

07/11/01(木)

夕方,ヨドバシカメラに買い物に行った。買いたい品物の売り場は七階だったので,当
然エレベーターを利用した。途中,四階で乗ってきた人がいた。三十代で少し無精ヒゲを生やした人だった。彼は,六階のボタンを押してブツブツ何かを言っていた。すると「あれ五階でよかったのかな?」と言いながら,結局六階で降りていった。わずか二階上がるだけだったのだが,わざわざエレベーターを使う人もいるのだなと思った。ましてや,本当に五階に用事があるのなら,階段を使った方が早いように思うのだが。

10月

07/10/31(水)

やらなければならないいくつものことを抱えながら,どうしても目の前のことに気を取られてしまうことがある。人が生きていく上で,単純にひとつのことだけに没頭できたり,‘それだけ’をやっていれば済むということはまずない。誰もが何人もの人と関わり合いながら,生活をしている。そんなことを改めて考えさせられることが,ここ最近は多い。この雑記帳にしても,本来もっと記すべきことが他にもあるはずなのに,忙しい毎日を言い訳にして -自分に対してだ- あるべき姿でないこともある。仕事やプライベートなことも含め,最近本質をちゃんと見極めていないと強く感じる。残すところあと二ヶ月となった十月の終わりに思った。

07/10/30(火)

明大中野校の中学三年生と高校二年生が修学旅行に出かけた。中学生は京都・奈良,高校生は沖縄だ。秋はやはり学校行事が多い。曜日により塾での授業にも偏りは出るのだが,この学年が多い東中野教室の火曜日は,生徒がいつもより少ない分だけ静かになった。今はそれぞれの地で楽しんでいることだろう。一方,八王子教室は明大中野八王子校が文化祭代休のため,今日の授業は二講座しかなく,おそらく東中野教室よりも静かな一日となった。明日からまた授業が本格的に始まる。

07/10/29(月)

教材関連のセミナーが都内であったので行ってきた。ここ数年は有楽町の東京国際フォ
ーラムで行われている。自宅からの電車の乗り継ぎは何通りかある。ネットで調べてみると,どの経路もそれほど時間に差はない。それなので,今まで行ったことのない電車を選んだ。途中,横浜方面から都内に向かう京浜東北線に乗った。停車する駅名を見てふと思った。正月の箱根駅伝でよく耳にする中継所や通過する地名となる駅名が多かったのだ。鶴見に蒲田,そして大井町とどんどん都心に近づいていく。電車に乗っていても相当の距離を走っているように感じる。その距離を毎年学生がたすきを繋いでいると思うと,これはちょっとすごいことだな,と感じた。浜松町を超え,目的地の有楽町が近づいてきた。と思ったら,有楽町は通過して東京まで行ってしまった。乗っていた電車は快速だったのだ。駅伝のことを考えていたら,有楽町が通過駅であることをすっかり忘れてしまっていた。東京駅で山の手線に乗り換え,隣の駅まで戻った。セミナーには少し遅刻してしまった。

07/10/28(日)

夕方に買い物に行った。種類のコーナーに行き,いつも買っているウオッカに手を伸ばした。いつもと何かが違っていた。酒の置いてある場所は変わっていない。店に入って右手の壁際の場所に置いてある。反対側には野菜のコーナーがある。そう,いつもと変わらない売り場でウオッカの瓶に手を伸ばした。するとすぐ下の値札がいつもと違う数字を示していた。きれいにカットされたその値札には,前回来たときよりも70円高い値段がつけられていた。それでも,その酒は休みの日の晩酌には欠かせないものだったのでかごの中に入れた。レジで会計をするときにちょうど店長がいたので,値上げしたことを聞いてみた。穀物の出来も関係あるのかもしれないが,来月には焼酎も値上げするらしい。最近はものが値上げすることが少なかったので,こういったはっきりした形での値上げは戸惑った。そういえば,タクシーの料金も近々値上げするというニュースもあった。

07/10/27(土)

久しぶりに本格的に雨が降った。台風の影響もあってか,風も強かった。ビルの近くで
はその勢いはさらに増して,相変わらずビニール傘の残骸が植え込みなどに残されていた。塾に来た生徒も,傘の骨を折りペンチを借りて直していた。体の大きい生徒は,持ってきたビニール傘では降りの強い帰り道に濡れることを嫌がり,あまっていた大きめの傘を借りて帰っていった。明大中野八王子校では今日と明日は文化祭が実施されている。今日の雨で影響は出たのだろうか。ただ,明日は台風一過で,天候は回復しそうだ。

07/10/26(金)

今回の全国学力テストの都道府県別による平均点では,東北・北陸地方のいくつかの県が高得点の結果を出している。いわゆる教育県といわれている長野県は,小・中学生とも全国平均をやや上回る結果になったのはちょっと意外だった。関東と関西の中心都市となる東京都と大阪府ではかなり差が出たのも意外だった。それぞれの地域の性格の表れだろうか。特に大阪では小・中学生ともに,国語の基礎知識を問う問題で平均が80点割れを起こしているし,数学においては平均70点を切っている。生活環境と成績の関連調査も同時に行われた。その中で,進学塾に通っているこどもとそうでないこどもの数学の基礎知識問題の正答率には14%もの開きがあった。経済的な格差も見られた。国や市町村から就学援助を受けている割外が高い学校の方が,割合の低い学校よりも正答率は低くなった。親の経済的な格差がこどもの学力に関係している現実をみると,第一教育センターに通っている生徒は,私立学校に行きながらも塾にまで通わせてくれるのだから,その観点からすると恵まれていると思う。ただ,生徒をみている限り親に対する感謝が薄いように感じる。小学生の授業以外での学習時間は,一時間以上が全体の60%近くいるのだが,これは授業以外での学習場所=自宅の等式が成り立っているわけではなく,塾での学習時間も含まれたものだろう。

07/10/25(木)

全国学力テストの結果を文部科学省が発表した。このテストは今年の春に全国で実施されたもので,対象は小学六年生と中学三年生だった。全員参加を原則としたテストは43年ぶりで,その結果が注目されていた。基本的な問題と応用問題とに分かれていて,結果としては基本問題の出来は全体的に良かったようで,小学生の場合,国語・算数ともに全国平均は80点を上回った。中学生においては,国語の全国平均は80点を超えたのだが,数学は72.8点に留まったのが気になる。というのも基本問題の中には小学校で教わったような問題も入っているからだ。そういった問題の正答率が低いのは,時間経過によるものかも知れない。普段の学校のテストでも,定期試験が終わってしまうと前の単元のことをすっかり忘れてしまう生徒は確かにいるのだから。(明日に続く)

07/10/24(水)

昨日から今日にかけて,新聞やテレビなどの報道で,十年ぶりに改訂版が出る広辞苑が取り上げられている。十年ひと昔というが,この十年で新しいことばもたくさん出現したようだ。特徴のひとつとして,若者ことばとケータイやパソコンなどに関連した用語が上げられている。若い世代が使う略語や隠語のようなことばは大人は敬遠しがちのようだが,大人が彼らの言わんとしていることが解らないときに引くのに役立つのではないかという意見もある。ことばはどんどん変化していくもので,決して一定のところにとどまらないのは宿命だろう。

07/10/23(火)

夜,今年の春に就職をして大学を卒業した数学の先生が突然寄ってくれた。週末から東京で研修があり,その帰り道に来てくれた。たまたま三月まで教わっていた生徒が居て,久しぶりに会えて喜んでいた。研究職についた彼は,塾の卒業生だ。就職してまだ半年だが,希望の部署につけたようで,今の仕事も充実しているように見受けられた。今回の研修は専門的なことではなく,全社的なものだったらしい。しばらくすると同僚から電話が掛かり,帰る時間になった。帰るのに三時間ほど掛かるという信州路は,ほとんど東京近辺から脱出できない者からすると,ちょっとした旅行のように思える。もと教え子数人と,夜の八王子駅へと向かう彼に,年末にでもまた会おうと言った。

07/10/22(月)

録画する媒体は昔はVHSテープだった。ソニーを中心としたβ方式もあったのだが,VHSとの主導権争いの結果やがて消えていった。今はDVDが主流だが,果たしてあと何年くらい再生機器は売られているのだろう。今回,テープからDVDにダビングしていて,いったいこれらのDVDは今後何回見るのだろうかと思った。実際,ダビングしている番組の中にはまったく見ていないものもあった。結局は保存できているだけで安心してしまうのだろうか。映画などはいつか見ようと思っているうちに,テレビで放映されてしまったこともあった。

07/10/21(日)

以前録画しておいた昔のVHSテープを,DVDにダビングして保存する作業を自宅でしている。近い将来VHSレコーダーは無くなるだろうし,テープの劣化を考えると,やはり長期保存が利くDVDに移動するのが賢明だと思う。さて,ダビングだが単にテープからのコピーならそれほど大変な作業ではない。けれどもこれは性格なのだろうか,単に移動するだけでは満足できず,編集を施した。もっとも気になるのはコマーシャルのカット。デジタルにするには不要な部分はカットしたかった。他には番組のタイトルを入力した。データとしてはディスクに残るのだが,今のDVDディスクはインクジェットでその表面に書き込めるようになっているので助かる。ただ,ダビングをしていてふと思った。(明日へつづく)

07/10/20(土)

財布をどこかに忘れてきてしまった男子生徒が居た。落とし物なので,当然のことだがどこで落としたか分からなかったらしい。授業前に弁当を買う予定だったのだが,それができなくなってしまった。それを聞いていた先輩がおごってくれることになった。その二日後,財布の行方を訊いたところ,学校で出てきたらしい。誰かが拾って取得物として届けてくれていた。それを聞いた先輩が,「あれ,じゃああのときおごってやっったのはどうなるのかな」と冗談半分で言っていた。外で落としていたらおそらく出てこなかっただろうが,学校だと良心的な生徒届けてくれたのだろう。

07/10/19(金)

自宅近くのスーパーに買い物にいくと,営業時間が短縮されるお知らせが店の中に貼ら
れていた。その昔,スーパーは夕方の買い物客のラッシュの時間が過ぎると程なく閉店していた。その後,生活時間帯の変化やコンビニの登場,あるいは大資本によるマーケットの拡大により,地域に密着したスーパーも遅い時間帯まで営業するようになった。24時間営業のスーパーも登場した。ところがここへ来て,営業時間の短縮が出始めた。深夜まで営業していても,人件費や光熱費などの費用が余計に掛かるのだろう。経営する上で縮小は仕方ないのかもしれないが,遅い時間まで仕事をする者としては,仕事のあとに買い物がしにくい環境となった。

07/10/18(木)

試験中の授業は,その日の生徒の睡眠時間によって左右される。試験期間中は当然のことながら,睡眠時間を削って試験勉強をする生徒がほとんどだ。「前日はゆっくり睡眠を取って試験に臨みました」などと言える殊勝な生徒には滅多にお目にかかれない。寝不足ながらも,翌日の試験に少しでもプラスになればと思うからこそ,眠い目をこすりながらも問題に取り組んでいる。今日の授業では,ほぼ24時間近くも寝てない生徒が居た。さすがに途中で睡魔に襲われていたが,高校三年生だけあって何とか最後まで持ちこたえた。現役の中学生や高校生はもちろんのこと,かつて中学生・高校生だった大人達も,もっと早くから準備しておけばよかったと,つくづく思い返すことだろう。試験直後のその思いを抱き続けられればいいのだが,喉元過ぎれば熱さを忘れてしまうことがほとんどのようだ。その意味では試験が終わった日,あるいは翌日からすぐに次の勉強をはじめることは,ものすごく効果的な学習法ではある。

07/10/17(水)

普段の水曜日は東中野教室勤務の日だが,今日は明大中野校の中間試験の時間割の関係で八王子教室で仕事をした。いつもは居ない曜日に居ると,何だかちょっと感覚がずれるように感じる。水曜日だけあって,いつも開いている店が閉まっていたりして,街の風景も少し違って見える。用事があってデパートに寄ったのだが,心持ち空いているように感じた。

07/10/16(火)

今日も東中野教室から八王子教室へと移動した。移動中の車中でのこと。私立の小学校に通う,低学年の女の子二人がドアの近くでお喋りをしていた。最初は気にも留めていなかったのだが,二人のうちの一人の子はかなりのお喋りで,電車に乗っている間中ずっと友達に話しかけていた。しばらくするとその子は友達に「おもしろい話してあげようか」と言うと,友達は「ウン」と言った。すると彼女は早口言葉のように「まっ白なワニがいました。おしまい」と。友達は「エ~,もうおしまい。何がおもしろいの」と当然の反応。すると「まっ白なワニだからおも白いでしょ。尾も白いの」と,またもや早口で言った。近くで聞いていて思わず笑いそうになったのだが,一人で笑い出すわけにも行かず我慢していた。それにしても小学校低学年でこれだけのことが言えるのは,ちょっとすごいと思った。

07/10/15(月)

今日から明大中野校の中間試験が始まった。試験中は時間を早めて授業を行っている。時間割の巡り合わせにより,大変なときもあれば比較的過ごしやすいことがあるのは,生徒も教える側も同じだろう。今回は今日も含め,東中野教室で教えたあとに八王子教室に移動する日が三日ある。試験は五日間なので,確率的には高い方になる。自宅から東中野へ向かい,その後八王子に移動し帰宅すると,西東京をほぼ一周することになる。総移動距離は100kmくらいになるだろうか。電車での移動なので,乗ってしまえば楽なのだが,混雑具合によっては半分くらいの時間座れないこともある。

07/10/14(日)

異常な暑さを記録した夏だったが,ここへ来て急激に涼しくなった。それを合図にしたかのように,夜には石焼き芋屋が出現し始めた。駅前のロータリーに陣取り,自宅前にも石焼き芋屋の車が通りすぎて行った。石焼き芋で思い出すのは昔,塾の前を通り過ぎた石焼き芋屋を追いかけていった女子生徒のこと。ずいぶん前のことになる。

07/10/13(土)

明大中野校では来週,二学期中間試験がある。試験前には学校の過去問を解かせることが多い。試験問題は何年間にも渡って保存してある。その中から頻出問題や,今回の試験で重要である問題を選んで,ワープロに新たに入力し直す。物理の電気に関する問題では,回路図が入ることもしばしば。こういった図はグラフィックソフトで描く。教材もかなりの数つくってきたので,たいがいの図は描けるようになった。ただ,いろいろできるようになった分,細かいところにこだわりを持ちすぎて,無用に時間をかけることもある。以前なら,ちょっと複雑な図はスキャナをかけて貼り付けたのだが,今はできる限り自分でつくるようにしている。その結果,昨日は思いもよらないくらい遅い時間まで教材を作ってしまった。その分,物理の問題を解く生徒にも頑張ってもらえればと勝手に期待している。

07/10/12(金)

明大中野校・明大中野八王子校で昨日,高校三年生対象の明大推薦・統一学力テストが
実施された。今回は河合塾のセンター模試が援用された。一日だけの三教科による試験は,明治大学への推薦に大きく影響を及ぼす。明大中野校は試験終了後すぐに自己採点を行い,明大中野八王子校は今日,結果が出た。何人かの生徒に結果を訊いたのだが,悲喜こもごもなのはいつの試験でも常のこととなる。この学年も,高校最後の試験が終わるまで残すところあと一月半となった。

07/10/11(木)

もうすぐ誕生日を迎える生徒が居る。彼女は17歳になる。感想を訊くと,17歳はドラマやマンガの世界のように感じるとのこと。それだけ変化に富んだ年齢ということだろう。「あと三年もすると,ハタチになってしまう」といった感想ももらしていた。そこで,少し‘先輩’になる大学生の英語の先生にも訊いてみた。19歳から20歳になるときにどんな感想をもったかと。すると彼女は「大人に近づけることが嬉しかった」と言った。年齢の捉え方は人それぞれのようだ。ただ,23,24歳とこれから歳を重ねるのにはちょっと抵抗があるらしい。こちらの感想は,女性ならほぼ共通するのだろうか。

07/10/10(水)

東中野教室では来週,明大中野校の中間試験があるために教室は混み合っている。変更授業があったり,臨時授業の準備などに追われている。そんな忙しい最中にも,突然電話があったりアンケートの依頼などが,こちらの都合などお構いなしにやって来る。忙しいときには電話はすぐに切るか,出る前に断る。アンケートもこちらに応える義務がないものはとりあえず脇に置いておく。ただ,中には仕事の上でどうしても書かなければならないものもある。アンケートの中には記述式のものも有り,書く内容に窮することもある。やはり,アンケートは○×式か,三択くらいが助かる。

07/10/09(火)

年配の女性突然やって来て,「ここで合い鍵を作ってもらえないか」と尋ねられた。教
室の状況を見れば,どう考えても合い鍵など作っているように思えるはずもないのに。彼女が言うには,先日塾の入口の看板に,合い鍵を作るということが書いてあったらしい。もっとも,そんなことは決してあるはずもない。八王子教室のすぐ隣には,ダイエーがありその入口のところに合い鍵を作る店がある。おそらくちょっとした勘違いで,そこと間違えたのだろう。外まで出ていって合い鍵屋のある場所を教えた。たまには珍客が来るものだ。

07/10/08(月)

車検に出してあった車を取りに行った。店にはいくつもの真新しい車と共にオブジェも飾られていた。その一つに,きれいに磨き上げあれたボートがあった。通りに面するところに陳列され,前を通ればすぐに目に入る。車を扱っているところになぜかボートだった。どんな狙いがあるのか訊こうかと思ったのだが,結局は訊かずじまいだった。車検を終えた車のことを話しているうちに忘れてしまったのだ。整備されたばかりの車はさすがに調子よく走ってくれた。

07/10/07(日)

東中野教室で数学特訓を行った。数学特訓の時の楽しみといえば,昼休みの時の昼食だ。自宅から弁当を持ってくる生徒もいれば,近くのコンビニで買ってくる生徒も居る。そんな中,12時近くになるとピザの宅配便がやって来た。生徒の一人が頼んだらしい。一人でMサイズのピザを頼んだ。2000円を超える出費に,ずいぶん太っ腹だと思った。高校三年のこの生徒は,もうすぐ塾で受ける数学特訓も終わりになるので,一度一人でピザの注文をしたかったらしく,それが今回の行動となった。Mサイズのピザだと三人分くらいあるらしく,全部食べ終わる頃にはさすがに満腹になったようだ。

07/10/06(土)

明大中野八王子校のPTAが今日あった。前期期末試験の成績発表の日で,保護者にとっ
ては何かと気に掛かる日となる。学校の成績が上がれば,それは当然嬉しいことだろう。下がってしまえば,やはりどこに原因があったのかあれこれ考えてしまうもの。PTAの後に,急な面談などが入り忙しい一日となった。授業もあり,さらに明日には東中野教室で数学特訓もあり,さまざまな準備に追われた。翌日の朝が早いので,できれば早く仕事を終えたかったのだが,そんなことを思うときに限って,結局は遅い時間帯まで仕事が残ってしまうのがいつものパターンだ。幾つになっても自分が思うようにことが運べない。

07/10/05(金)

テレビで昼のニュースを見ていたら,日本人女性がイグ・ノーベル賞を受賞したというニュースがあった。映像では日本人女性が映し出され,インタビューに答える姿がそこにはあった。ずいぶん若い子が賞を取ったのだな,というのが最初の印象だった。それもそのはずで,彼女はまだ26歳の研究員だった。さて,イグ・ノーベル賞は「笑えるとしか言いようがなく,しかも記憶に残り,人々を考えさせる業績」に贈られるものらしい。今回受賞した山本麻由さんは,イグ・ノーベル賞の化学賞を授与されたのだが,その研究内容は「牛糞からバニラの芳香成分の抽出」とのこと。原料が原料だけに,食用にはあまり向いていないようだが,シャンプーやローソクの香料としては実用性があるみたいだ。また,牛糞という廃棄物を利用することを考えると,決して「笑えるとしか言いようがない」とは思えない。ただ,今回の授賞式では牛糞から抽出した成分でバニラアイスを作り,それを会場で配ったようで,さすがにこれを食べるには少し決心が必要だったようだ。この点に関しては「笑える」。

07/10/04(木)

私立中学校や高等学校からこの時期はさまざまな案内が届く。徐々に受験シーズンが近づいてきたということだ。送られて来るのは学校案内や受験申し込みの書類,学校説明会の案内や文化祭のパンフレットなどが入っている。ポスターやきれいなリーフレットなどもあり,力の入れようが伝わってくる。そんな中,学校の校章が入った来年度の手帳が入っていた。かなり薄手でシンプルな方だ。ただ,こういった類のものはなかなか使いにくい。その学校に属しているのならまだ使いようもあるだろうが,全くの部外者となるとそれも難しい。出入り口に「ご自由にどうぞ」と置いてはあるのだが,残念ながら誰も持っていこうとはしない。

07/10/03(水)

授業が始まる直前に,高校二年の生徒が質問をしに来た。問題と本人の答案を見てどこが解らないのか訊いた。時間が無くて焦っていたのか,元来の性格なのか,とにかく急いで結果を求めようとしていた。簡単な問題ならすぐに答えを出すのだが,質問の問題は国立大学の入試問題だった。入試問題だからといってすべてが難しいわけではないのだが,件の問題は一目見てすぐに解けるような問題ではなかった。授業も始まるので,生徒にあとで解いておくからと言った。計算用紙の上部に問題の概略を書き留めて授業に向かった。授業が終わり,その後机の上の書類や郵便物を整理した。整理しながらメモ書きのしてあった計算用紙の上部を切り取って捨ててしまった。計算用紙の残りは新たなメモとして使った。そう,授業が終わったら完全に質問された問題のことが頭から離れてしまっていた。遅い時間になり急に思い出し,ゴミ箱から問題を書いた紙をあわてて拾い出し解答を作った。やれやれ。

07/10/02(火)

郵便物は10通以上まとまると,別納料金で送れる。そのときに「別納郵便物等差出票」という用紙に,住所や差出人名,枚数などを記入する。この用紙だがどういう訳か,郵便局ごとで異なることが多い。八王子教室から最も近い駅前の郵便局は,ここ数年の間で何度も用紙の種類が変わった。昨日出しに行ったときに,以前の用紙では出せなくなり窓口で新しい用紙に書き直した。戻ってから古い用紙を処分したのだが,全部で四種類もあった。結局,これらの用紙は破棄するしかなくなった。

07/10/01(月)

郵政民営化が今日から始まった。仕事で主に使うのは「郵便事業会社」となる。「ゆう
ちょ銀行」や「かんぽ生命保険」は仕事ではほとんど取引していない。これまで通り,講習の案内などを送るのに郵便は必要になる。今日,早速郵便物があったので出しに行った。特にこれまでと変わったことはなく,必要な書類に記入して料金別納で出した。ただ,職員(局員?か)の制服が変わっていた。紺系統の地に,新たなイメージカラーなのだろうか,オレンジの線が入ったもので,見るからに真新しさが伝わってきた。領収書には今までは郵便局の名前が入っていたのだが,今回から「郵便事業株式会社」と印字されていた。

9月

07/09/30(日)

雨の日は車で出かける人が多いのか,それとも慎重に運手するのだろうか,駅までのわずかな道も混んでいた。途中にあるスーパーまでの短い道のりがいつもより少し長く感じた。しびれを切らした何台かの車が横道に入っていた。

07/09/29(土)

まるで手のひらを返したかのように急激に涼しくなった。涼しさを通り越して,少し寒いくらいだった。それもそのはずで,東京の最低気温は19度を下回り,11月下旬並だったようだ。こういうときに体調を崩しやすいのはいうまでももない。昨日は汗をかきながら塾にやってきた生徒や先生も居たにに。それでも西日本はまだ夏日のところもあり,逆に北海道ではすでに雪が降った地域もあるようで,夏と冬が同居したような日本列島となった。

07/09/28(金)

今日は明大中野高校で体育祭が行われた。明大中野校は校庭が狭いため,ここのところはずっと立川にあるグラウンドを借りて体育祭を実施している。通常,体育祭が終わってからはあまり授業を組まないようにしている。一日中外に居るので,参加する種目の多い少ないに関係なく,結構疲れてしまうようだ。けれども,今日は少数ではあったが,いくつか授業を組んだ。月が変わればもうすぐ中間試験が始まるので,致し方ないところでもある。目的意識が高い高校生の場合は,体育祭というイベントのあとでもしっかり授業は成り立つ。

07/09/27(木)

八王子教室の生徒は,学校の試験が終わり答案も返却され成績表が出た。夏休み明けのテストということもあり,前回の試験よりも下がってしまっている生徒が多いように見受けられる。各学年自体の平均点も下がっているので,その点も考慮しないと評価しにくい。ただ,生徒にとっては絶対的な数字が下がるのはやはりショックなようで,そのあたりの受け止め方はストレートだ。学校で出される分布表をもとに,各学年の成績表を作り相対的な数字が出てはじめて,それぞれの生徒の今回の評価ができる。

07/09/26(水)

AO入試で受験をしていた生徒から「合格しました」とメールがあった。今年度の合格者第一号だ。自分の進みたい方向がなかなか見いだせなかったのだが,夏休み前からいろいろと調べたり,先生方からアドバイスを貰い,自分にあった進路先を見つけた。嬉しい気持ちは本人が一番だろうが,こういった吉報は応援してきたみんなにも喜びが伝わって来る。卒業まではまだ半年近くあるので,これからは大学に入学するまでに,いままでやれなかったたくさんのことを試みられるだろう。これから受験の修羅場を迎える高校三年生が居ることを思えば,AO入試や推薦入試のメリットは大きい。

07/09/25(火)

今週も東中野教室も八王子教室もいつもとは異なる変則的な授業時間となる日が多い。明大中野校は文化祭の代休で今日は学校が休みだったし,木・金曜日と続けて体育祭があるために,授業変更を余儀なくさせられる。明大中野八王子校もようやく明日から後期授業が始まるのだが,水曜日は学校が午前中で終了するため,授業時間を繰り上げて行うものもある。いずれにせよ,あれこれと変更の多い時期だ。先生方と生徒とのスケジュール調整も何かと大変なのだが,今はほとんどの生徒がケータイを持っているので,連絡を取るのは楽になった。ただ,アドレスを頻繁に変える生徒も中には居るので,メールが戻ることもしばしば。そういったときはやはり自宅に直接電話するしかない。

07/09/24(月)

夕方に体調不良で入院をしている安倍総理の会見があった。病院からの中継をNHKも
民放もこぞって放映していた。久しぶりにメディアに出た安倍首相は,幾分痩せたようで,声もかすれていた。質問内容が決まっていたのか,それともある程度予測していたのか,会見中も記者の質問中もそれに関する簡単な文が画面下に記されていた。会見が予想より長かったのだろうか,民放は途中でコマーシャルが入った。やはりこういった時はNHKの方が頼りにはなる。

07/09/23(日)

異常なくらいの暑い夏もようやく終わりを迎え,日中の暑さに比べると夜は過ごしやくなった。プロ野球もこの時期になると優勝争いで緊迫した試合が続く。ただ,残念なことにここ数年の野球中継の視聴率の低下のためか,これだけ切迫した終盤戦に中継をしていないことが多い。先週は,優勝争いをしている伝統の巨人-阪神戦が中継されないという残念な状況となった。急な番組の組み替えは不可能なのかもしれないが,安易に数字を追うばかり,球場に行けないファンはしらけてしまうだろう。プロ野球がオフの時期にいくらでも放映できそうな,そんな番組に押されてしまっている。

07/09/22(土)

月曜日の休みが続く。前回が敬老の日で,明後日は秋分の日の振替休日となる。さらに二週間後に体育の日があるし,間の10月1日は都民の日で,東京都の公立校は学校が休みになる。私立校にしても,東京都に学校がある場合は休校となるところがほとんどだろう。結果として4週連続で月曜日の授業が無くなることとなる。塾では極端に一つの曜日だけ休みが多いと,その曜日で受講している生徒は損をすることになる。それを防ぐために,他の日で補講したり,休みでも授業を行うこともある。さすがに学校でも,月曜日だけに授業がある科目は,他の授業と入れ替えて行うこともあるだろう。

07/09/21(金)

明大中野校は今週末,文化祭が催される。生徒が置いていったパンフレットは教科書サイズで,文化祭のパンフレットとしては小さめな方だと思った。緑色を基調とした表紙には,薄紫色の桜の花びらが散りばめられてある。「桜山祭2007 紫紺魂 ~This is Meinaka~」が今年のテーマのようだ。文化祭は訪れる人達をもてなすことも大切だが,文化祭を行う生徒達が楽しくなければ良い文化祭にはならないだろう。祭りは自らが楽しむべきものだろう。

07/09/20(木)

講師室の壁に貼ってある鉄道路線図を見ていた先生が,素朴な疑問を投げかけてきた。中央線と中央本線はどこがどう違うのだろうか,と。その二つの存在は知っていたが,違いなど考えたこともなかった。「首都圏ネットワーク」と書かれたその路線図をよく見ると,路線ごとに色分けされていた。その結果,中央線は東京から高尾まで,中央本線は新宿から西に向かう路線を指すことが分かった。疑問を投げかけた先生に,首都圏と関東の違いを訊いたところ,即座に「首都圏は山梨が入っています」と答えた。答えた先生は山梨県在住だ。

07/09/19(水)

就職活動で忙しくなり,春先から休んでいた数学の先生が久しぶりにやって来た。彼女は塾の卒業生でもある。今は担当している授業はないのだが,やはり昨年度まで教えていた生徒の動向は気になるようだ。塾に来たのは,自分の勉強をするためだった。大学の図書室は静かすぎてかえって居心地が悪いらしい。自宅ではあまり集中できないと言っていた。適度に賑わいのある塾の自習室が,彼女にはお気に入りのようだ。自身の資格試験が週末にあるようで,その勉強を黙々としている姿はさすがに現役の中学生や高校生よりも集中力はあった。

07/09/18(火)

授業がすべて終わり,生徒も帰り教室に静けさが訪れた頃,都立高校の先生が学校案内を持ってやって来た。夜の九時を過ぎていた。都立高校といっても少し特殊な学校だ。三部制を敷いている単位制の高校で,中学校で不登校になった生徒を積極的に受け入れているようだ。生活指導には力を入れているらしく,学校が荒れていることはないと説明したくれた。いわゆる茶髪の生徒は一人も居ないと話していた。学校の仕事は朝早くからあるだろうに,夜の遅い時間帯まで学校の説明に奔走する先生が居るのだと思った。

07/09/17(月)

地球温暖化がさまざまな場面で取り沙汰されている。あるシミュレーションによれば,四季のはっきりしている日本も,あと数十年後には冬の時期がなくなってしまうらしい。4月から11月までが夏,春と呼ぶのか秋と呼ぶ時期があり,再び夏がやってくる。そんな絵空事が徐々に現実化してきたかのような今年の9月の気候だ。暑さ寒さも彼岸までとよく言われるが,彼岸を迎えるこの時期にもう少しで猛暑日にでもなろうかという真夏日を記録する今年の異常な気温は,今年だけのことだとはにわかには信じられない。

07/09/16(日)

久しぶりの連休の初日,思いのほか早く起きてしまった。休みの日といえばいつもは昼近くまで眠ってしまう。ところが,今朝起きたとき時計を見るとまだ八時前だった。最初,時計を見間違えたのかと思い一度目を閉じてから再び時計を見た。やはりまだ八時前だった。時計が止まっているのではないかと疑い,他の時計も見たがやはり八時前だった。寝直そうかと思ったのだが,眠気がなかったので起きた。起きてから午前中は録りためていたものをいくつか見た。それでもまだ昼前だった。いつも起きるような時間までに,以前からずっと気になっていたことが片付けられてほんの少しだけ得した気分の休みの初日だった。

07/09/15(土)

明大中野八王子校は昨日で前期期末試験が終わった。そのため,今日の八王子教室はい
わゆる『開店休業』状態だった。学校が休みだったため,生徒は誰一人寄ることもなかった。お陰でたくさんのものを整理できた。数学特訓で使ったプリントや,夏期講習の教材などをフォルダーに仕舞い,いくつかの郵便物を開封した。夕方になると,西側の窓から涼しげな胡弓の音が聞こえてきた。去年と同じく今年も「八王子おわら風の盆」が催されていたのだ。去年も塾には他に誰も居なく一人で見ていた。そういう巡り合わせなのだろうか。編み笠を深くかぶった浴衣姿の女性達を見て,もう一年経ったのだとふと思った。

07/09/14(金)

仕事に限ったことではないが,何事もため込んでしまうとあとが大変になる。自宅で主にNHKの高校講座や科学番組を録画しては,DVDにダビングしている。DVDはインクジェットプリンター対応で表面に文字を印刷できる。タイトルや番組の内容を印字している。それが夏の間にたまってしまったのだ。DVDに印字できるプリンターは東中野教室にしか置いていない。夏の間はほとんど東中野教室に入らなかったため,かなりの数の印刷待ちのDVDができた。一気にまとめてやったのだが,思いのほか時間を要してた。自宅や八王子教室にも同様のプリンターが欲しくなった。

07/09/13(木)

明大中野八王子校は明日で前期期末試験が終了する。最後の追い込みで,生徒は授業や自習をしに来た。勉強を終え帰るときに,忘れ物をしていないかと必ず声をかける。不安な生徒は一度教室に戻り確認してから帰って行く。「大丈夫です」と言いながら帰る生徒もいる。すべての授業が終わり,自習していた生徒が帰ったあとに掃除をしていると,机の中からノートや学校で配布されたプリントが出てきた。これはまずいのでは,と思いながら中身を見ると,すでに今回の試験が終わった教科のものだった。急いで連絡するほどのものではない。次回来たときに返却すれば済むことだろう。

07/09/12(水)

生徒の持っている教科書には,資料としていくつもの写真が印刷されている。高校生の化学ともなれば,身近な薬品や飲料物が取り上げられている。教科書なので,いわゆるメーカーや商品名が特定できないようにされているのだが,ラベルを見れば明らかにどこのスーパーやコンビニでも売っていると分かる飲みの物や食べ物,医薬品が掲載されている。中にはわざわざ一部の文字を変えてあるものもある。洗剤の「ドップ」や風邪薬の「ロルゲンコーワ」は笑える。「大田胃散」というのも見受けられた。ここまで来ると編集者が遊んでいるとしか思えない。学校の授業で退屈しているときの生徒への,編集者からの『贈り物』なのだろうか。

07/09/11(火)

学校の定期試験中に試験対策の授業を行っていると,どうしても疲れや寝不足から授業中に眠くなってしまうのは仕方ない。明日の試験のことを思うと,眠い目をこすってでも問題に取り組む。それでも睡魔は襲ってくる。冷蔵庫には何かの詰め合わせと一緒に入っていた保冷剤がある。それを生徒に渡し,腕や背中などを冷やして少しでも眠気から解放させる。そのうちに友達どうしでふざけあい,ワイシャツの中に直接入れたりしていた。結果,それで目が覚めればよしとしよう。

07/09/10(月)

郵便局の民営化に備え,塾の近くにある郵便局は郵便と貯金・保険のフロアが分離され
た。この中で仕事で主に使うのは郵便だ。さまざまな案内を郵送することが多い。今まで一階にあった郵便局だが,今月に入って郵便は二階に移動された。大して変わらないように思うかもしれないが,ほんの少しの違いで,今まで当たり前だったことがちょっとだけ不便に感じたりもする。移動されたフロアは真新しい白いカーペット敷きの床で,何だか急ごしらえしたようにも感じた。局員も以前より少なくなり,こぢんまりとした様相だった。カウンターには若い局員が応対していたが,奥の方ではほとんど座っているだけの年配の局員が居たのが気に掛かった。民営化になってもやはりそういった人はやっていけるのだろうか。民営化まであと三週間を切った。

07/09/09(日)

先週の日曜日は数学特訓が有ったために出勤していたので,今日が今月最初の休みにな
った。もっとも,九月は二度月曜日が休みになるので,いつもの月よりも少し多めに休めそうだ。部活をやっていて,日曜日も試合や練習に明け暮れている生徒なら仕方ないが,いわゆる帰宅部の生徒が休みを欲しがる傾向がある。実際に中学生や高校生の年間の休みの日は,一般の社会人に比べると多いように思える。社会に出るとそれほど休めるものではないことを,親の姿を見てもあまり感じないのだろうか。

07/09/08(土)

台風一過の今日はカラッと晴れた。台風は暖かい空気を一緒に運んできたようで,一気に気温も上がった。九月に入って一週間が過ぎたのに,また真夏の暑さとなった。ここ数日は暑いといっても,一度猛暑を経験してきた後ではそれほど厳しく感じなかったのだが,今日の暑さはまた別格だった。久しぶりに冷房を入れて生徒が来るのを待っていた。ドアを開ると何人かの生徒は「アア~涼しい」などと言いながら,汗をかきながら入ってきた。八王子教室の生徒達は来週から定期試験。今日も長い一日となった。

07/09/07(金)

東中野教室の郵便物の整理は今日で終わった。作業をしていると,かなりの数の案内やパンフレットなどの印刷物を捨てた。送る側は読んだり見て貰いたいという願いで出しているのだろうが,そのほとんどがほんの少し見るか,あるいはほとんど読まれることもなく捨てる方に分類される。必要ない書類なので仕方ないのだが,わずかひとつの塾だけでもそれだけたくさんの不要な紙を処分するのだから,日本全体ではどのくらいの紙が毎日捨てられているのだろうか。資源の無駄遣いの顕著たるものだろう。せめてもの救いとして,資源ごみとして処理するように心がけている。

07/09/06(木)

台風が近づいてきた。今回の台風は海上を進んできているため勢力を保ったまま東海・関東地方に近づきつつあるようだ。学校の対応も素早く,明大中野八王子校は生徒を早く下校させた。それに合わせて,塾の授業も可能な限り早い時間に移動して行った。それでもいくつかの授業は今日行うことができず,後日補講にした。明大中野校は,今日はいつも通り授業を行ったのだが,明日は早々と休校になることが決まった。年に一度くらいだが,こうして台風の影響を受ける日がある。

07/09/05(水)

毎年,夏期講習中はいろいろな事情があって東中野教室になかなか入れない。今日は久しぶりに東中野教室で仕事をした。講習明け,特に夏期講習明けは,たくさんの郵便物が机の上に置かれたある。ざっと数えただけでも30通は下らない。最初に重要そうな封筒を開け,中身を確認する。それ以外の後でも大丈夫そうなものはとりあえず机の端に整理して置いておく。その他にもやらなければならない仕事があり,結局は今日の内には全部を開封できそうもない。展示会の案内などはすでにその時期が過ぎてしまったものもあった。

07/09/04(火)

一昨日の数学特訓の日の午後のこと。生徒が問題に取り組んでいると,大きなオニヤンマが突然入ってきた。机の上の問題用紙に集中している生徒はすぐには気づかなかった。けれども,しばらくすると数人の生徒の目にオニヤンマの姿が映り始めた。女子生徒はキャーキャー言いながら席から離れ,オニヤンマの動向に注目していた。昔のこどもは網を持って追いかけたものだったが,今は人間が逃げ回る番なのか。人差し指を立ててぐるぐる回してみたものの,そんなものには興味なし,と言わんばかりに教室のあちこちを飛び回ったあと,西側の窓から街中に消えていった。

07/09/03(月)

今日から本格的に新学期の授業が始まった。夏期講習とは違った賑わいをみせ,教室や自習室が生徒でいっぱいになった。部活や個人的な都合で夏の講習を受講できなかった生徒とは,約二月ぶりに顔をあわせた。予想通り真っ黒に日焼けしていた。今年は日差しが強い日が多かったし,気温も異常なくらい高く,例年よりもしっかり日焼けしたのではなかろうか。その暑い夏もようやくかげりを見せ始めたようだが,明日以降また少しぶり返しそうだ。今日はエアコンのスイッチ入れなかった。

07/09/02(日)

八王子教室で数学特訓を行った。夏休みが終わったばかりなのだが,明大中野八王子校は来週の月曜日から前期期末試験が始まる。夏の講習は数日前に終わったばかりなのだが,もう試験準備に取りかからなければならない。数学特訓は午前9時から始まる。塾で実施する授業では,最も早い時間帯になる。それゆえ遅刻する生徒が出るのは毎度のこと。10分程度ならそれほど影響は出ないのだが,中には1時間以上遅れた生徒も出た。遅れた理由を訊いてみると,夏期講習と同じ10時20分から始まると思っていたとのこと。直前にあった習慣がそのまま体に馴染んでしまったようだ。来年から夏休み明けの数学特訓では,できる限り生徒に確認しようと思った。

07/09/01(土)

学校の新学期が始まった。今日,始業式を迎える私立の学校が多いと思うのだが,公立
の学校は土曜日が休みのため,夏休みがいつもの年よりも二日延びることになる。そのためか,日中の時間帯でも小中学生の姿が目立った。通勤時の電車では,私立中学の男子生徒が途中の駅で三人乗ってきた。久しぶりの学校で,友達どうし楽しそうに話をしていた。最近は,電車に乗るとすぐにゲームやケータイに夢中になるこどもが多いのだが,久しぶりに会ったことも手伝ったのだろうか,友達との会話にもっぱら熱心だった。

8月

07/08/31(金)

先日の月食があった翌日に,女子生徒が「昨日,月食の夢を見ました」と言ってきた。
どんな夢を見たのか訊いてみたところ,早送りのように月が欠けていく様子を見ました,と言った。月食を見たことのない彼女が,月食の夢を見たのは,前日にネットで以前あった月食の動画を見たためだったようだ。ネットで見た画像が頭に残り,一方曇っていて月食が見られなかったためにそんな夢を見たのだろう。夢は昼間にあったことを整理するためにあるらしが,彼女はきっちり埋め合わせをしたようだ。

07/08/30(木)

猛暑だった今年の夏も,少しずつ涼しくなり始めた。昨日と今日はほとんど冷房をかけずにすんだ。あまり雨の降らなかった夏だったが,ここへ来てそれを補うかのように降り始めた。ただ,来週になると再び暑さが戻ってくるようで,週間予報を見ると30度を超える日が続く。9月の気温とは思えないのだが,これが今の気候なのだろう。

07/08/29(水)

学校で出された宿題で,ネットで調べなければならないものがある。その調べ物を塾にやりに来る生徒が何人か居る。ところが,インターネットでの検索の仕方が今ひとつ分かっていない生徒が結構いることが分かった。ゲームやケータイの使い方はよく知っていても,こうした実践的なことを知らない生徒はまだまだ多い。検索に適している言葉の選び方が分からなかったり,重たいPDFファイルを開いては「全然動きません」という生徒も居る。中には有用なリンクが貼られていそうなのに,そのことすら気づかずにサイトを閉じてしまい,新たなサイトを探し回ることもあった。

07/08/28(火)

期待していた月食だったが,今日の夜空は雲で覆われていた。月の姿さえ確認すること
ができなかった。もっとも,仕事が長引いてしまい,どちらにしてもゆっくり月食を楽しむことはできなかった。いくつかの天文サイトを訪れたのだが,アクセスが集中しているのか,どこも繋がりにくかった。三鷹の国立天文台では,動画配信をする予定だったのだが,悪天候のため中止になったようだ。メディアプレーヤーにはてるてる坊主の映像が映し出されたままだった。晴れているであろう北海道の天文台サイトに行ってみると,一分ごとに静止画が更新されていた。今度東京で皆既月食が見られるのはいつのことになるのだろうか。

07/08/27(月)

明日は満月。暑い夜の空に浮かんでいる月は,いつもにも増して赤く色づいている。それもそのはずで,明日は皆既月食が見られる。そのことを知らなかった国語の先生が「最近やけに月の色が赤くなっている」と言っていた。生徒にも月食が近いことを話すと,意外と知らない生徒が多かった。ところが,残念なことにあすは札幌と沖縄を除く地域では,曇りもしくは雨の予報が出ている。仕事が終わってからどこか見晴らしのいいところまでドライブをしてみようかと企てていたのだが,ちょっと難しくなりそうだ。予報が外れてくれるといいのだが。自習をしに来ていた女子生徒がてるてる坊主を作てくれた。

07/08/26(日)

夏休み最後の日曜日のためか,今朝は小さなこども連れの家族が目立った。夏休みの想い出作りなのだろうか。通勤時に目にする光景を見ていると,いつも父親は大変だなあ,と思う。週休二日制の仕事ならまだましだが,日曜日しか休みがないとしたら,週一度の休みの日まで早起きをして出掛けるのだから,休みが休みでなくなるだろう。こどものことを考えると,その思いが出掛けるためのエネルギーになるのだろうか。駅のホームでこども達が騒いでいると,お母さんがピシャリと叱っていた。

07/08/25(土)

夏の講習もいよいよ最終段階に入った。生徒の夏休み自体も,残すところあと一週間となった。久しぶりに塾に来る生徒も居る。学校の宿題の進み具合を訊いてみると,まだかなりの量を残している生徒も結構居る。一か月が過ぎても半分どころか4分の1も終わっていないのに,どこにその根拠があるのか分からないが,何とかなると自信たっぷりの生徒も居る。毎年のことで,それなりに慣れてしまっているのだろうか。なかなか計画的にものごとを進めることは難しいようだ。

07/08/24(金)

塾の入っているビルの階段にコオロギが居た。捕まえようとすると,ぴょんと跳ねて逃げていった。その気になれば捕まえられたのだが,結局そのままにしておいた。授業が終わった生徒が,帰るときに騒いでいた。今のこども達は生の虫には弱いようだ。仕事が終わり帰る時にはコオロギはまだ階段の端の方でそのままで居た。翌日出勤すると,コオロギは階段にへばりつくようにして死んでいた。昨日の段階ですでに,誰かに踏まれて弱ってしまっていたようだ。最初に見つけたときに外に出してやればよかったと思った。虫が市街地に住むのは困難が多い。

07/08/23(木)

夏休みの宿題をやりに塾に来ている生徒が何人か居る。ただ,長時間やっていると,疲れが出たり集中力が切れて,冗長になることがある。そんなとき,簡単なクイズ的な問題を出したりする。ちゃんとした問題もあれば,なぞなぞのようなものもある。ちゃんとした問題に「くにがまえの漢字」という問題がある。大きめの正方形を書き,その中に縦と横の線を引いて16等分する。ひとつ目の正方形に「国」の字の中身だけ書き,その他にどんなくにがまえの字があるか書かせる。16個のくにがまえをスラスラ書ける人はまず滅多にお目にかかれない。実際には20以上の漢字があるのだが,よく使われるのは12~13個くらいだろう。漢字に自信ある方はどうぞ。何も調べずに30分以内でできたなら,自慢してもいいのではないかと思う。

07/08/22(水)

夏休みは友達や家族で出掛ける機会が多い。友達どうしなら海や遊園地などの近場を日帰りで行くことだろう。家族となら泊まりの場合もある。お盆休みもあるので,田舎に帰る人も結構居ることだろう。休み中に家族と沖縄に行って来た中学生の生徒が居た。沖縄本島ではなく離島に行ったようで,海が驚くほどきれいだったと言っていた。沖縄の海は東京近辺に住んでいる人間にとっては,やはり感動的なのだろう。彼女はその後,部活の合宿で別の海に行ったのだが,先に透明度の高い海を見たために,あとから行った海には入りたくなかったらしい。でも,休みになってもほとんど遠出しない者からみると,何ともうらやましい話である。

07/08/21(火)

大学入試センター試験の過去問の出題が解禁になるらしい。どういうことかというと,これまでは過去に出題された入試問題は再び出題されることはなかったのだが,今後はそれを出す可能性もあるということだ。過去問の出題を控えてきたのは,全身の共通一次からなので,かなりの長期間そうしてきたことになる。特に古文においては問題作成が困難になってきているらしい。確かに限られた作品から良問を作るのは難しいだろう。ただ,理系教科においては,過去問解禁といってもあまりピンと来ない。理系教科はかなり似通った問題がパターン化しつくされ,指導要領の範囲内で問題を作るには,とっくに限界が来ているように思う。教える側の意見かもしれないが,数学や物理などはどの年の入試問題を見ても大して変わらない気がする。もっとも,受験生はその年限りの人がほとんどなので,その対策が大変なのも充分承知している。

07/08/20(月)

今日から夏の講習の後半が本格的に始まった。講習中は一日に複数の授業を担当することがある。普段,学校がある日は多い日で2講座までしか担当しないのだが,講習中は午前中から夜まで授業があるので,多いときには一日で4講座持つこともある。1講座=100分なので,4講座は学校の50分授業に換算すると8時間分に相当する。それだけに4講座行うと疲労度もかなり増す。昔は試験中など一日に7講座以上やったこともあったのだが,それほど疲れたという感覚は無かったように思う。やはり,若かったのだろうか。

07/08/19(日)

比較的料理は好きな方だ。ほとんどが自己流で,特にどこかで習ったわけではない。そんな中でも,麺料理は頻繁に作るし,料理の中では得意な方だ。昨晩,呑みながらテレビを見ていると,ふと急に冷製パスタが食べたくなった。階下に降り大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かした。しばらくすると鍋の湯は沸騰し,そこにパスタを一握り入れた。タイマーが壊れていたので,出窓に置いてある目覚まし時計で時間を計った。茹で上がりすぐに麺を冷水に浸した。ホイールトマトと塩で味付けをして部屋に戻って食べた。すると異変に気づいた。麺が堅すぎたのだ。茹で時間が短かすぎたようだった。酔った状態で作ったので茹で時間を間違えたのかもしれないが,冷製にするには麺が締まることを計算に入れると,標準時間よりはもっと長めに茹でるべきだった。リベンジは次の休みで果たそうと企てている。

07/08/18(土)

八王子教室のすぐ前にあるコンビニが,もうすぐ閉店してしまうようだ。いわゆるほとんどの商品が100円均一の店で,客も良く入っているようだったのでちょっと意外だった。買い物に行った生徒が店員に訊いたところ,次に何に店になるかは分からないとのことだった。塾から徒歩10秒ほどで行け,食品以外にも文具や雑貨も置いてあって重宝していただけに残念だ。次も同様の店ができることを願っている。

07/08/17(金)

お盆休みが終了し,今日から仕事を開始した。授業自体はまだほとんど無く,本格的に
始まるのは来週からになる。とはいうものの,若干の授業があった。その中で,高校生の男子生徒が真っ赤に日焼けしてやって来た。最近焼きました,と言わんばかりの赤さだった。それもそのはずで,昨日海に行って焼いてきたらしい。しかも七時間以上も陽に当たっていたと言う。昨日は国内最高気温を更新した日で,日本中ほとんどどこも暑かったはずで,その炎天下で長時間焼いたのだから,軽いやけど状態になったようだ。字を書くにも痛がる始末。あまりにひどい状態だったので,明日の様子を見て日曜日になる前に医者に行くことを勧めた。何事もほどほどに。

07/08/16(木)

国内での最高気温を今日,二つの地域でその記録を更新した。40.9℃という,体温だと
しても生死に関わるくらいの温度まで上昇した。朝起きて,冷房の効いていない部屋に行くと,温度計は38℃を指していた。それよりもさらに高い気温なのだから,長い時間外にいることさえ危険なことかもしれない。それでも,甲子園では球児が二時間以上も試合をしているのは想像以上に大変なことだろうし,ここまで来るとちょっと危険な行為なのかもしれない。自宅近くにある母校である中学校では,一昨日体育館で部活をしていた生徒が突然倒れた。熱中症だったらしい。残念なことに,今朝になって亡くなってしまったとニュースでは言っていた。ここまで高温になると,やはり運動は控えるべきなのだろう。これは,指導する側が注意すべきことである。

07/08/15(水)

昨日,この春まで数学の講師をやっていた卒業生と飲んだ。講師でもあったし,塾の卒業生でもあった。電機メーカーに就職し,初めてのお盆休みで帰ってきていた。以前から飲む約束をしていたので楽しみにしていた。彼に教わっていた卒業生も呼んで塾内で夕方から飲み始めた。職場は楽しいらしく,初めてのひとり暮らしもそれなりに無難にこなしているようだ。研究職なので男ばかりの職場のようで,回りにはあまり若い女性は居ないらしい。理系だったので,大学から通じて随分永いこと男ばかりの生活環境からなかなか抜けきれないようだ。また年末に飲もうと言い,朝まで続いた飲み会は完全に日が昇ったあとに終了した。

07/08/14(火)

お盆の時期は,やはり都内の道は空いている。近所の店に買い物に行くのにも,いつもより交通量が少ないのがすぐに分かる。昼間でも,母親が子どもを連れて一緒に買い物をする姿は夏休みならではだろう。スーパーでは入り口付近に花火セットや,お盆用の商品が並べられている。夏真っ盛りの暑い日はまだまだ続きそうだ。

07/08/13(月)

お盆休みの高速道路の渋滞がピークを迎えつつあるようだ。テレビのニュースでは,見慣れた映像が映し出される。上り線が渋滞になっている一方で,下り線はそれを見透かすかのようにスムーズに進む車があった。そんな中,渋滞の最後部にバスが追突する事故があった。死亡者が出たその事故は,無惨に潰されてしまった車の映像が映し出された。渋滞の一番後ろ側は無防備で,自分で対処できないことが多いだけに,後続車の安全運転に任せるしか無くなる。

07/08/12(日)

暑い夏の夜の楽しみはなんと言っても,しっかり冷えたビールだ。特に,今年の夏のようにちゃんと暑くなると,その美味しさも格別だ。夏のビールが無くなったら,生きていく気力がほとんど無くなると言っても過言でない。ビールのサイトにもよく訪れ,いくつかは会員登録してある。先日,キリンビールから会員向けの小冊子が届いた。チルドビールの会員情報誌で今回が創刊号らしい。チルドビールとは,簡単に言うと無濾過で造り,冷蔵状態で出荷販売されるビールだ。味はふつうのビールと比較すると,苦みが強くしっかりした味わいがある。子どもがビールに口をつけるだけで,「苦い」と顔をしかめる姿があるが,チルドビールはビールを飲み慣れた人でも初めて飲むときは苦みを強く感じるかもしれない。最初の一杯目に飲むには良いビールだろうが,一度に大量に飲むものではない。

07/08/11(土)

気温の感じ方が,自宅と仕事場で違う。どちらにも温度計がある。仕事場では26℃くらいでも暑く感じる。それなのに,自宅では28℃でもそれほど暑く感じない。湿度に違いがあるためそう感じるのだろうか。もっとも,仕事場ではちゃんとした格好で居るので,その分暑く感じるのだろうか。それにしても暑い日が続く。

07/08/10(金)

銀行に用事があって行ってきた。この時期は比較的すいている。それでも,少し待たされたので,用紙が置いてある近くにあったパンフレットのようなものを手に取った。大手の旅行関連の出版会社とタイアップしたものらしく,表紙には「全国人気温泉地遊び方BOOK」と記されていた。開いてみると,人気のある温泉がランキングされていた。実際に入ったこともある温泉もあった。トップ3は箱根,湯布院,草津の順だった。その他には別府,指宿,道後温泉など誰でも知っているような温泉地が並んでいた。家の小さな湯船に浸かる毎日。たまには大きくて開放的な温泉に行きたいと思った。

07/08/09(木)

夏の暑さもピークを迎えたようだ。ここ数日と向こう一週間,東京はどの日も最高気温が35℃前後まで行きそうな勢いだ。これだけ暑にのに,営業で外を回っている人はすごいと思う。何がすごいかというと,今日も塾に一人来たのだが,スーツをしっかり着ていることだ。テレビで見る政治家はクールビズの洋装だが,世間一般の営業はなかなかそうも行かないのだろうか。冷房の掛かった教室からスーツを着込んで歩いている人を見た生徒が「暑くないんですかね」とひと言。せめて,塾に来たときだけでも上着は脱いで貰うように勧めたい。

07/08/08(水)

暦の上では今日は立秋だが,暑さのピークがやって来たかのように暑い日が続く。夜の気温が25℃を超えると熱帯夜,昼間においては30℃を超えると真夏日,さらに35℃を超えると猛暑日と言う。この「猛暑日」はまだ聞き慣れない気がする。それもそのはずで,今年の四月から気象用語として登場したらしい。以前はそれほど35℃を超えることがなかったのが,ここ数年では夏になると当たり前のように35℃を超える地域が日本のどこかであるのだろう。地球の温暖化を象徴する言葉だ。授業に来ている生徒も「暑い暑い」と言いながら教室に入ってくる。エアコンの温度を低くする生徒が居る一方で,温暖化問題を考えて,その設定温度を上げる生徒もいる。同じ中高生でも意識の違いがみられる。

07/08/07(火)

今日で夏期講習が一段落した中学生が,授業終了後なぜか塾内をうろうろと歩き回り始めた。何をやっているのか訊いてみると,「宝探しをしているんです」との返事。友達どうしで所々に物を隠し,お互いにそれを探し出すという遊びだ。机の中や計算用紙の間を見て回り,挙げ句の果てには棚やコピー機の紙が入っているトレイまで開け始めた。さすがにそれは止めるように言った。まあ,他愛ない遊びだし,長かった講習が終わったばかりなのでそれなりに大目に見た。ただ,彼らは中学三年生なのだが,付属校の生徒は夏もそれほど躍起になって勉強しなくて済むところが良いのだろう。公立中学に通う生徒とはこの辺りがまったく緊張感が違う。

07/08/06(月)

八王子教室のトイレと流しは教室を出てすぐの踊り場付近に設置されている。水が必要になり流しのドアを開けると,ハトがゴミ袋の陰に居た。目が合いお互いがびっくりした。捕まえようとすると,飛ばずに体をかわすように逃げた。階段を上がり,教室の中に入っていった。他の先生と一緒になって追いかけたのだが,逃げ足が速くなかなか捕まらなかった。追いかけること三分,やっと捕獲した。捕まってしまうと急におとなしくなった。ケガをして飛べないと可哀想だったので,一階まで降りて放した。ハトが教室内に入ったのはこれで二度目だ。前回は引っ越す前の教室でいきなり飛んできて,室内を一回りしてすぐに出て行ってしまった。もう,十数年も前のことだ。

07/08/05(日)

この春まで数学を教えていた先生にメールを送った。三月まで教わっていた生徒が居たので,折角なので一緒にメッセージを書いてもらった。すぐに書き終わると思い,パソコンを明け渡したのだが,なかなか書き終わらなかった。ケータイのメールならサクサクと打ち込むのだが,パソコンは勝手が違うのだろうか。二人に書いてもらったのだが,結局一時間以上もパソコンを占拠していた。送られた先生は,その圧倒的な量とインパクトのある文に驚いたことだろう。

07/08/04(土)

三年前の夏期講習中,当時中学生だった生徒が,八王子祭りの最中友達を連れて塾に来た。折角なので,当時買ってまだ間もないデジタルカメラで写真を撮った。女子生徒が浴衣を着て塾に来たのが今年で三度目だ。けれども,以前と異なり今回は浴衣を着たままで勉強をした。途中,あの「氷の彫刻展」が始まる時間になったので,いったん休憩時間にして見物に出掛けた。祭りの二日目は威勢よく踊るこども達や,太鼓の音が交通整理の警察官の笛の音をかき消すように聞こえてきた。祭りは明日まで続く。

07/08/03(金)

毎年この時期,八王子市では八王子祭りが盛大に行われる。八王子教室が移転する前は,塾の前の通りで盆踊りや「氷の彫刻展」などさまざまな催し物が行われ,かなり賑やかになり正直,授業を行うのに苦労した。移転してからはそういった賑わいはなくなり,比較的落ち着いて授業が出来るようになった。祭りといえば浴衣だ。今日,勉強しに来た高校一年の女子生徒が二人,浴衣を着てやって来た。家の人に手伝って貰ったらしく,正しい浴衣の着方をしていた。やはり女の子の浴衣姿は華やかである。これまでにも浴衣姿で塾に来た女子生徒は居た。ずいぶん昔のことになる。高校三年の生徒で,そのときは浴衣姿の生徒相手に期末面談をした。その次は三年まえのこと。(つづく)

07/08/02(木)

夏期講習中は時々,近所の喫茶店で弁当を注文する。喫茶店で弁当というとちょっと不思議に思うかもしれないが,その店はれっきとした喫茶店だ。それにも関わらず,弁当のメニューが豊富だ。その数は五十種類は軽く超える。それだけ種類が多いと,選ぶのに迷うことがある。面倒なので,日替わり弁当を頼むことが多い。日替わり弁当は曜日ごとにメニューが決まっている。このメニューは二か月ごとに新しい献立に変わる。八月の木曜日は「夏野菜カレー」だったのでいつものように電話で注文した。一緒に頼んだ生徒に取りに言って貰うと,「先生,これうけますよ」と言いながら持ってきてくれた。何だろうと思いながら見てみると,どう見てもカレーには見えなかった。そこには「豆腐ステーキ」があった。このメニューは金曜日のものだった。どうやら,曜日をひとつ勘違いしてしまったらしい。曜日を間違うのは,こんな場所でも起こることを知った。

07/08/01(水)

通勤時のこと。電車を降り改札を抜けてコンコースを歩いて教室に向かった。いつもよく見かける風景だが,路上には何かの雑誌を配っている数人の女性が居た。遠くからもその存在が分かるくらい,大きな声で配っていた。旅行のパンフレットか,求人案内の冊子でも配っているのだろうと思った。何気なく受け取ると,それはいわゆるコミック雑誌だった。表紙には誰でも知っている噺家の絵があり,掲載されているものの中には,結構有名な作家も見受けられた。それにもかかわらず無料で配布しているのは意外だった。雑誌を開いてみても,それほど多くの広告があるわけでもなく,どこから収入を得ているのだろうかと思った。表紙には「0円 2007.7.31 No.29」と記されていた。すでにそれだけ発行されていることになる。

7月

07/07/31(火)

夏期講習も中盤に入った。講習で来ている高校一年生に,学校で出された宿題の進捗状況を訊いた。すると,今日来ていた生徒全員,ほとんど手をつけていない状況だった。夏休みに入って十日が過ぎた。全体の四分の一だ。にもかかわらず,終わっている宿題が全体の一割にも満たない。ちょうど今日で七月も終わり,明日から八月なので,一ヶ月間の宿題の計画を作らせた。最初の意気込みはいいのだが,今日までほとんど手をつけていないという事実を認識して,無理な計画は立てないように注意して作らせた。まだ三十日もある,などと思っていると,あっという間に時間は過ぎてしまうもの。

07/07/30(月)

昨日の雷雨以上に,今日の午前中は激しい雨が降った。降り方がちょっと異常なくらいで,その音の強さで一度目がさめた。今日は夏期講習の合間の休みだった。布団の中でその音を聞きながら,今日が休みでよかったと思った。昼過ぎに再び起きると,雨はすでにほとんど止んでいた。まだ梅雨は開けていなかった。今夜から明日にかけてもまた雨が降る予報が出ている。また明日から夏期講習が始まる。ほどほどにしてくれればいいのだが。

07/07/29(日)

昼間に一度にわか雨が降ったのだが,夜になって雷と共に急激に雨が激しく降り始めた。外を見ると,いわゆる蜂の巣を突っついたように,何人もの人たちが雨を避けてビルの中に避難し始めた。予報通りの雨だったのだが,案外準備をしていない人が居るものだと思った。こうした雷雨があったあとにすっきり晴れ渡り,それで梅雨が終わるというパターンが多いように記憶しているのだが,果たして今回はどうだろうか。夜の雨だけに,その後の空の様子はちょっと窺いにくい。天気予報によると,東京は火曜日まで雨。いましばらく梅雨は続くのだろうか。

07/07/28(土)

夏休み中は各地で花火大会が催される。いつ頃からだろうか,こうした花火大会が増えたのは。この時期,情報誌などではこぞって特集を組んでいる。七月最後の週末もいくつもの地域で有ったようだ。八王子でもやはり,今日打ち上げられた。授業が終わった生徒達が,先生を引き連れて?そそくさと出掛けていった。みんなが出ていってしばらくすると,遠くから打ち上げられる音がして来た。まだ梅雨明けしない東京だが,今年もまた夏が来たのだな,と思いながら八月に使う教材作成をした。

07/07/27(金)

夏休みの午前中の電車は家族連れが目立つ。見るからにしっかり何泊もしそうな家族もあれば,近場に日帰りで出掛けるグループも見かける。普段,あまり早い時間帯の電車に乗ることがないので断言できないのだが,夏休み中はこうした人たちの分だけ電車は混み合うのかもしれない。もっとも,いわゆる通学・通勤の時間帯は,電車で通学する生徒が居なくなる分,いつもよりは空いていることだろう。

07/07/26(木)

夏期講習の第二弾が今日から始まった。休みの次の日は月曜日,というのが普段の生活パターンなので,今日が木曜日であることにちょっと違和感を感じる。生徒も長期の休みのとき,特に夏休み中の曜日感覚は少しずれるのかもしれない。講習中で注意しなければならないのが,土曜と日曜日の電車の時間。特に,八王子のような郊外では,一本電車を逃すと思ったよりも授業に遅れてしまうことがある。それに比べると,やはり東中野教室は都会にあるだけに,あまりそういったことは影響しないようだ。

07/07/25(水)

今日は夏期講習の合間の休みの日だった。平日の休みはゆっくりできた。クレジット会社からの毎月の請求書や,電話料金関連の請求書,年金や健康保険の納付書など,すでに支払いが済んだ分の書類を整理した。話題になっている年金の納付通知も出てきた。ここ数年分だけなので,もっと昔のものはしっかりとどこかに仕舞ってあるはずだ。学生の頃に借りていた奨学金の返還終了の書類も出てきて,しっかりすべて返したのだと,自分のことながらいまさら感心した。もっとも,借りたものを返すのは当たり前のことなのだ。

07/07/24(火)

学校の移動教室に行ってきた高校一年生が勉強をしに来た。移動教室自体は結構疲れたようだったが,大勢で行く行事なので楽しそうだった。オリエンテーリングでは迷子になってしまったという生徒も居た。修学旅行と違い,それほど長い旅行でもないし,移動することも少ない行事なのだが,わざわざお土産を買ってきてくれた生徒が二人も居た。同じ信玄餅を買ってきてくれた。そんなに気を遣わないで,二人で一つでいいのに,と言いながらもその気持ちは嬉しかった。夏期講習で来ている先生方や先輩などに配った。

07/07/23(月)

小学生の子どもをもつ英語の先生が居る。学校では同級生どうしのコミュニケーションを取るためなのだろうか,「交換ノート」というものがあるらしい。その順番が来たときに,英語の先生はいつか塾で話していた名前に関する話題を提供したようだ。名前の話題といってもそれほど大それたものではない。結婚して女性の姓が変わった場合,ちょっと‘おもしろい’ことになりかねない名前の,そんな他愛ない話題だ。例えば,『まり』さんが『小田』さんや『水田』さんと結婚した場合など。『網(あみ)』姓の人が『まい』さんと結婚して,英語圏で生活する場合もちょっと‘おもしろい’ことになる。

07/07/22(日)

一週間後に参議院議員の選挙がある。先日,新聞に折り込まれていた選挙公報が,講師室に置いてあった。休み時間に先生方がその公報を見ていた。じっくり読んでみると,結構過激なことが書いてあることに気づく。問題発言をして辞職したり,野党から叩かれる大臣がここ最近多いが,公報ではそれ以上に過激なことが記されているように感じる。まあ,それぞれの政党や候補者の考え方があるのだからそれはそれで構わないだろう。真面目に考えて,公報の文章を考えているのだろうが,中にはその考え方について行ける有権者が本当にいるのだろうかと思える候補者もいる。都議選や市議選に比べると,絶対的な候補者が少ないせいか,選挙運動でそれほど賑やかでないのが救われる。

07/07/21(土)

夏期講習が今日から始まった。一年で最も長い講習は,まだ梅雨明けしていない,あまりはっきりしない天気で始まった。夏のカラッとした陽気はもう少し待たないといけないようだ。湿度が高いせいか,蒸し暑い日が続く。講習中は午前から授業があるために,毎度のことながら早起きしなければならない。でも,まだまだ準備をしなければならないことがたくさんあり,夏期講習初日はいつもと同じ時間帯で帰ることになりそうだ。

07/07/20(金)

「化学結合」と書かれたフォルダーを開くと,そこには今回の講習で使えそうな問題が並んでいた。早速プリントアウトをして直すところがないか見てみた。教科的な内容としては,ほぼ十分なのだが,フォントの統一が出来ていなかったり,括弧が全角のままだったりと,いま作っている教材と比べると,そういった部分がところどころ気になってしまった。どうやって編集したのか,すぐには分からない箇所もあった。十年ほど前に作ったプリントなので,いま見るとアラが目立ってしまう。でも,最近作った教材も,あと十年もすればやはり同じ感想を抱くのだろうか。ただ,教科的内容の完成度が高かったので安心した。

07/07/19(木)

いよいよ週末から夏期講習が始まる。この時期は講習用の教材プリントを作成しなければならない。とはいうものの,いままでの蓄積があるので,すべての教科で作らなければいけないわけではなく,むしろ以前作ったものが使えることの方が多い。それでも,新課程になった教科は手直しや,場合によってははじめから作ることもある。高校一年の化学で,それが生じた。ゼロから作るのはやはり大変だ。そう思っていたら,かなり昔に作ったファイルに,似たようなタイトルを発見した。(つづく)

07/07/18(水)

今日から期末面談が始まった。この時期の対象は高校三年生だ。最も重要で,切実な時期を迎えている。明治大学の付属校に通う彼らにとっては,秋以降の試験も推薦に大きな比重が掛かる。それだけに,この夏の過ごし方次第では進路の行方に影響が出てくる。中にはすでに安全圏に入っている生徒も居て,そういった生徒の面談はこちらも比較的気楽に対応出来る。大変なのはボーダーライン上にいる生徒だ。毎度のことながら,予定時間をオーバーすることもしばしば。面談が続くことは分かっていたので,早めに昼食を取ったのだが,途中サッと口に運べるようなものを買っていなかったので,面談がすべて終わるまでちゃんとした食事が取れなかった。長時間喋ることは,結構カロリーを消費する。

07/07/17(火)

邦題で「好きと言えなくて」というその映画は,容姿に自信のないラジオパーソナリティーをしている女性と,彼女と同じアパートに住んでいるモデルの二人が,一人の男に同時に思いをはせるというロマンティックコメディーだ。映画を見ていくうちに,やはり以前どこかで見たことがあることに気づいた。決定的だったのは,モデルの方が,ラジオパーソナリティに成り済ました場面だった。以降のあらすじはだいたい覚えていたのだが,結末がどうなっていたかは思い出せなかった。そのまま最後まで見て,その伏線が映画の最初に貼られていたことは,結局最後まで思い出せなかった。その意味では,ラストは初めて見たときと同じ感覚だった。ところでこの映画,主役はあくまでもラジオパーソナリティーの方だと思うのだが,ケースのクレジットではモデル役の方が先に記されているのには何か訳があったのだろうか。

07/07/16(月)

久しぶりの連休が取れた今日はその二日目。先日,図書館で借りた映画を見た。DVDではなく,ビデオでの貸し出しだった。テープを入れ再生すると,最初はいくつかの映画の予告が始まった。でも,そのビデオがつくられたのは今から十年ほど前のものだったので,どれを見てもすでに見たことのある映画だったり,あるいは初めて知ったものもあった。やがて映画が始まった。最初のいくつかのシーンを見ると,以前に見たことがあるかもしれない,そう思いながら場面は進んだ。(つづく)

07/07/15(日)

昨日は夜に知り合いと飲んだ。台風が近づいていたので,帰りの電車が少し気になりながら飲んだ。でも,結果的にはそれほど大したことはなかった。駅からは車を駐車場に置いて帰った。ふだんなら歩いて帰るのだが,さすがに雨の降り方も少しずつ激しくなったのでタクシーで帰った。今使っている駅からタクシーを使ったのは初めてだったので,料金がどのくらいだろうかと思った。歩いて帰れる距離なので,予想したとおりワンメーターで自宅までたどり着けた。

07/07/14(土)

今日で夏休み前の通常授業は終了した。まだ,若干の補講が残っているが,いちおうは今日で終了だ。東中野教室の生徒は,一学期が終わるので切りがいい。ただ,八王子教室の明大中野八王子校の生徒は,前後期の二期制のため,夏休み明けにすぐ期末試験がある。学校の授業はもうほとんど終わっているので,夏休みを除けばすでに試験前に差しかかっていることになる。でも,生徒はそういった意識はなく,もうすぐ迎える夏休みのことの方が気に掛かるようだ。

07/07/13(金)

大型で強い台風が発生した。すでに沖縄地方ではかなりの被害が出ているようだ。走行中の車が横転するほど強烈な風は,竜巻を除けばあまり聞いたことが無い。天気予報などでは「十年に一度の台風」と言っている。この「十年に一度」とか,「ここ数年で最大規模」といった言い回しは,毎年のように聞いている気がする。それだけ,大きな自然災害が増えたということだろうか。夏期講習中は,台風による授業変更を何度もしたことがあるのだが,幸いなことに関東地方に今回の台風がやって来るのは日曜日のようなので助かりそうだ。それでも,明日の夜の授業は少し早めに移動した。

07/07/12(木)

数学の問題で分からないところがあった生徒が質問しに来た。その中に,指数の中にさらに指数が入っている問題があった。指数とは2の3乗の「3乗」を指す。通常「23」と書く。この3乗の部分にさらに指数があった。問題自体はそれほど難しくないけれども,印字してある文字があまりにも小さく,いったいどれくらいのポイントで作ってあるのだろうかと,変なところで感心してしまった。でも,さすがにそこは若いだけあって,文字を認識すること自体には何の問題もなかったようだ。

07/07/11(水)

ゴールデンウイーク明けから今月上旬まで,日曜出勤が何度かあったために,休みが少なかった。その代わりというほどのものではないが,平日の今日,休みを取った。東中野教室は学校が試験休みのため授業がないのだが,八王子教室はまだ通常授業を行っていた。他の先生方が仕事をしていて,生徒が授業を受けに来ていることを考えると,やはり平日の休みはあまり落ち着かない。急な用事がある場合は連絡が入るようになっているのもその一因だろう。結局何もなかった。調べものがあったので,夕方になってから図書館に出かけた。

07/07/10(火)

梅雨も終盤に差しかかったのか,東京でも久しぶりにしっかり雨が降った。予報よりも早めに降り始めた雨は,夜になっても降り続いている。九州地方の異常な降り方からすれば,おとなしい方だと思う。気温も久しぶりに夏日に届かなかったようだ。けれども,湿度が高いためか,あまり涼しく感じなかった。

07/07/09(月)

最近事故による電車の遅延が目立つように思う。連鎖しているかのように起こっている。ニュースとして見る分には,影響を受けた人たちは大変だなあ,とまさしく他人事として捉えられる。でも,自分自身に降りかかったときにはちょっと迷惑に感じる。八王子で仕事をしていると,終電近い時間帯の電車は,他の路線の連絡を待つことが多々ある。特に,中央線は遅れることが多いので,その確率は結構高い方だと思う。東中野教室の生徒は帰りの電車の時間を気にせずに出るのだが,八王子教室の生徒は時刻表を確認することが多い。都心部と郊外との違いだろう。

07/07/08(日)

九州地方で異常なほど雨が降っている。ニュースでは「観測史上最高」と言った言葉が何度も聞こえてくる。温暖化の影響だと言うニュースキャスターもいる。確かに,世界規模でも温暖化や渇水など異常気象が起こっているのは事実だ。でも,地球という人知を越えた大きな生命体はいつか,ヒトの起こしてきた愚行に簡単に鉄槌を打ち込むのではないだろうか。

07/07/07(土)

今日は七夕。西暦の下二桁から記すと7が三つも続く。街中にはたくさんの笹が見られ,それぞれが願い事を短冊に込めて飾ってある。八王子駅北口広場には,多数のTシャツに願い事が書かれ織物のモニュメントの回りに掲げられていた。数日前,そのTシャツに女子高生が手を伸ばして願い事を書き込んでいた姿を見た。

07/07/06(金)

八王子教室のすぐ近くに出来た書店に行ってみた。店舗の広さとしては八王子地区で最大らしい。デパートの3フロアーにおよぶ広さだ。本は図書館のような書棚に並べられ,通路は比較的広めに取ってあるので通りやすい。明るい店内で雰囲気は良い印象だった。コンピュータ関連の本が充実して,あまり見かけないソフトの解説本も置いてあった。学習参考書関連の本もそれなりに充実していたが,この時期にまだ教科書ガイドが置いてあったのはちょっと意外だった。果たして売れるのだろうか,と思った。大学入試センター試験の問題集が充実していたのが印象的だった。

07/07/05(木)

今日も試験中の対策授業のために,いつもよりかなり早い時間に出勤した。東中野教室で授業をしたあとに,八王子教室にすぐ移動して二講座行うスケジュールだった。途中,食事をまともに取る時間がないのは必至だった。そこで,家を出る前に軽く食事を取ろうと思った。普段はあまりそういった時間に食事は取らない。ところが,冷蔵庫を見るとほとんど何も残っていなかった。あったのは少しの長ネギと豆腐が一丁だった。ご飯は茶碗に一膳強ほど残っていた。仕方ないので,豆腐を崩してダシと酒・醤油を混ぜ合わせ,豆腐に掛けてかき回した。長ネギを加え,それをドンブリに入れたご飯の上に載せてみた。冷や奴丼の出来上がりだ。食べてみると,暑い日には丁度よく,麦飯のように流し込めた。強くはお奨めできないけれども,一度お試しあれ。

07/07/04(水)

明大中野校は一学期の期末試験が昨日から始まった。試験中も翌日の対策授業をいくつも行っている。授業にやってくる生徒は,もちろん学校の試験を受けたあとに来るので,中にはかなりの睡眠不足状態で塾にやってくる生徒も居る。睡魔と闘いながらの勉強は,かなりきついようだ。先に少し仮眠を取らせてから授業を始める先生も居る。隣の教室の国語の授業では,一行読むだけで三度も起こされた生徒が居た。それでも最後までしっかり勉強をしていた。「次からはもっと早めに準備をするぞ」と一人の生徒が言った。こういった反省も毎度のことだが,今度こそ活かして欲しい。

07/07/03(火)

自習をしていた生徒が,付箋が必要になったらしく買ってくると言った。付箋なら少しくらいあると言って,鞄の中から取りだした。電車の中で本を読んでいて,気になった箇所があったときに貼っておくために入れてあった付箋だ。しばらくすると,使い終わった生徒が戻しながら,「先生,ありがとうございます。でも,これ付箋じゃなくて,ガムを噛み終わったあとに包む紙じゃないですか」と言った。そんなことはないだろう,と返事を返した。でも,気になったので他の生徒に訊いてみた。すると,やはり同じ答えが帰ってくると同時に「俺,いま持っています」と言いながら,胸ポケットからまったく同じ『付箋』を取りだした。付箋と思っていたその紙は,どうやらガムの包み紙が正しかったようだ。「付箋としても使えますよ」と,数学の先生がフォローしてくれた。やれやれ。

07/07/02(月)

教育実習に行っていて,しばらく休んでいた先生が久しぶりに塾に来た。小学校の実習だったので,四週間という長期の実習だった。塾ではふだん高校生を教えているので,子どもとのコミュニケーションを取るのに苦労したらしい。確かに,高校生と小学三年生とではかなり違うことだろう。後半になると,実際に授業も自分でするようになり,実習案の準備などでかなり少ない睡眠時間で過ごしたらしい。小学校なので,外で授業もあったためか,少し日焼けした顔が印象的だった。最後には手紙も貰い,泣いてしまったと言っていた。貴重で充実した一か月を過ごしたみたいだ。

07/07/01(日)

高校の数学で統計的な内容を扱う単元がある。資料を集計して表にしたり,グラフを描いたり平均値を計算したりする。その中に「メジアン」という言葉が出てくる。データを順番に並べたときに,中央に来る値のことを指す。小さい順に並べるのがふつうの並べ方だ。そうやって教えるし,ほとんどすべての生徒がそうしている。ところが,今年の生徒のひとりに,大きい順に並べる生徒が居た。もちろんそれでも正解に達するのだが,数字の並べ方はほとんどの人が小さい順に並べる中,その逆の並べ方はちょっと新鮮だった。

6月

07/06/30(土)

明大中野校は来週に期末試験がある。通常,土曜日は八王子教室勤務の日なのだが,今日は先に東中野教室で授業をしてから移動をした。さて,今日は中央線が架線工事のために夕方から本数を減らして運行することになっていた。最初は新宿を経由して,京王線で移動しようかと考えたのだが,八王子教室での授業までは時間に余裕があったので中央線で移動した。武蔵小金井で接続の電車に乗ったのだが,ラッシュアワー並の混雑だった。途中駅でいつもより長めに停車していたようだが,試験準備のためにここ数日は寝不足だった分,電車内で熟睡できて八王子に着く頃には少し回復していた。

07/06/29(金)

今日,明大中野校と明大中野八王子校の高校三年生対象の,明大推薦・統一学力テストが行われた。高校三年での一回目の試験だった。代々木ゼミナールの模擬試験が援用された。受験した生徒はもちろんのこと,塾としても結果が非常に気に掛かるところだ。明大中野校は試験直後に自己採点するので,自分の点数がおおよそ分かる。予想以上に点数が取れた生徒も居れば,思ったほどでもなかった生徒も居た。理科や社会は自分で選択して受験できるのだが,次回は違う科目を考えている生徒も居た。それぞれが反省するべき点を抱えながらの一回目の試験だった。

07/06/28(木)

高校生の数学の授業で,順列と組合せの問題を扱った。その中で,アルファベットを並べる問題があった。辞書式に並べた場合の問題だ。いくつかあるアルファベットの順番が,Aから言い始めないと分からないという生徒が居た。中学生くらいなら仕方ないかもしれないが,高校生でもいまはそんな状態なのだろうか。多くの生徒は電子辞書を所有している。紙の辞書を使うことが減った弊害だろうか。

07/06/27(水)

試験前の臨時授業を行った。高校一年対象の化学だ。まだ高校生になったばかりなので,内容的には簡単なものが多い。でも,中には最近高校三年の理系の生徒に教えた内容と似通った単元もあった。数学ではあまりないことなのだが,理科では中学校で教わったことをもう一度高校でやり直すことがときどき見受けられる。「フレミングの左手の法則」や「遺伝」などがそうだ。社会科でも日本史や公民分野は同じような傾向が見られる。当然,学年が上がれば少しずつ難しくなるのだけれども,テスト問題だけみると中学生のテストなのかそれが高校生のものか判断しにくいこともある。それだけ,付属校に通っている中学生は高度なことを教わることもある。でも,ほぼ同じ内容なのに,高校生が解けない様子を見ると,ちょっと頼りなく感じる。

07/06/26(火)

学校の定期試験が近づくと,生徒から試験対策の臨時授業の希望が出る。理系教科の教材は,同じ単元であれば前年度までに使っていたもので間に合うことが多い。けれども,年度によってあるいは担当する学校の先生によって微妙に変化する。過去に作った問題で十分対応できることがほとんどなのだが,出来る限りその年にあった問題を取り扱いたくなるのが心情だ。問題作成を妥協したくなることもあるが,悔いを残したくないという思いはいつでも持っている。

07/06/25(月)

電車は遅れた時間を取り戻そうとしているのか,いつもよりスピードを出していたように感じた。ところがその勢いもすぐになくなってしまった。再び停車してしまったのだ。車掌のアナウンスによれば,踏切内に再度不審者が侵入したらしい。しばらくしても動く気配がないと,しびれを切らした若い女性が一人,最後部の車掌室に詰め寄るように歩いていった。しばらくすると,旅行鞄を持った男性も車掌室に向かった。朝の時間帯は急ぐ人が多いのだろう。待つこと20分,侵入者は下り電車の運転手によって保護されたとのアナウンス。駅に到着し電車を降りてすぐに,塾から一番近い先生に連絡を取り,至急教室に入って貰うように手配をした。

07/06/24(日)

東中野教室の数学特訓の日。数学特訓は午前九時開始の,塾としては早い時間帯の講習だ。生徒が来る時間よりも早めに教室を開けなければならない。そのため,ふだんと比べてもかなり早い時間に出勤する。ところが,不測の事態が起こることもある。早起きをして自宅を出た。自宅から最寄り駅で電車を待っていた。予定の電車がやって来た。もうすぐ駅に到着するほんの手前で電車は止まってしまった。駅のアナウンスは何もない。待つこと五分。やがて電車は動き始めてホームに入ってきた。ドアが開き乗車すると,しばらくしても発車する気配がなかった。やがて,アナウンスがあった。線路内に人が入ったとのことだった。その排除のために,しばらく電車は動かなかった。安全が確認できた後,やっと電車は動き始めた。(明日に続く)

07/06/23(土)

教科書は三年ごとに改訂されたり版が変わったりする。学校でもずっと同じ出版社の教科書を使う教科もあれば,毎年のように違う教科書を使う教科もある。理系教科は比較的同じ出版社を使う傾向にあるが,高校の英語などは変えることが多い。いまの高校生は,ちょうど新しい教科書と古い教科書が同居している時期で,同じ学年でも化学Ⅰは古い方で,化学Ⅱは新しい教科書を使っていたりする。東中野教室と八王子教室では学校が異なるため,教科書も微妙に違う。同じ教科書を使っている教科もあるから余計混乱する。机の近くに一覧表を貼ってあるのだが,それでも時々間違った教科書を書棚から引き出すこともある。来年になれば少しは落ち着いてくれはずなのだが。

07/06/22(金)

東中野教室の数学特訓が近づいてきた。今年の高校生の数学特訓の教材は,学校の過去問を中心に作ることにした。生徒にも先生にもそう宣言したので,意地でも作り上げようと思っている。一昨日は高校三年の理系の問題を作成した。微分法の応用なので,計算も面倒な問題も多かった。過去問はスキャナーに掛けて保存してあるのだが,中には解答がないものもある。選んだ問題の中に何題もそういったものが含まれていた。答えを作らないわけにもいかないので,作成しながら問題をワープロに入力していった。結局全部作り終えた頃は深夜三時を過ぎていた。コンビニで「鮭と刻み梅」というおにぎりを買い,食べながら帰った。少し温くなった水と妙にあっていた。家に着く頃はすでに空が明るくなり始めていた。夏至も近かい日だったので,なおさら朝が早かった。

07/06/21(木)

「狐の嫁入り」という言葉がある。いわゆるお天気雨のことで,晴れているのに雨が降ってくる状態を指す。授業が始まる少し前にそんな空模様になった。ひときわ大粒の雨が突然降り出した。けれども空はしっかり晴れているし,遠くを見ると傾き掛けた陽がサンサンと輝いていた。雨はすぐに上がったのだが,タイミングの悪かった先生や生徒は濡れてやって来た。でも中には,ほんの短い時間の雨だったにもかかわらず,しっかり傘の準備をしていた生徒も居た。

07/06/20(水)

授業準備は基本的には前日までには終わらせておく。当日になると慌ててしまうので,なるべく避けるようにしている。ただ,学校でどこを扱っているかが分からないときは,どうしても当日生徒に訊いてから,教材を考えることもある。そういった場合は,たいてい以前作ってある教材を使うので,それほど問題はない。今日がそんな日だった。準備のためにいつもより少し早めに出勤した。ところが,到着すると来客があり,すぐに面談をすることになった。それが終わると,今度は別の面談希望の保護者から電話があった。面談が終わった頃はすでに授業開始10分前だった。最初の授業が終わると,今度は生徒と今回の試験結果と,今後のことを少しだけだが時間を取って話した。何とも忙しい一日の始まりだった。

07/06/19(火)

英語のヒアリング用に,新しいラジカセを買った。以前,英語の先生が生徒にCDで英文を聴かせようとしたときに,作動しなかったので新しいのを買った。ラジカセの操作ボタンは少し前なら,再生や早送り,巻き戻しなどは英語表示されていたものが多かったのだが,今回買ったものはほとんどが日本語で表示されていた。今の若い世代でラジカセを使う人は居なく,こうした機器を使うのは年配の人が多いためだろう。英語表示されているのは本体後部の,PHONESとBEAT CANCEL,AC INPUTなどだ。取扱説明書によるとBEAT CANCELとは,ラジオの録音中に「ピー」という音が出たときにスイッチを切り替えると,ビート音が小さくなるとあった。

07/06/18(月)

八王子教室の入口には,「第一教育センター」と書かれたアクリルで出来ているプレートが貼ってある。縦45cm×横50cmほどの大きさで,重さは400g程度だ。階段の踊り場部分が入口でそこに貼ってある。建物の中なので,時期によっては壁に結露が当然着く。その影響もあってか,このプレートが少しずつずり落ちてきてしまった。右側だけ2cmほど下がったので,はがしてつけ直すことにしたにした。プレートと壁に着いている両面テープをはがすのだが,かなり強力にくっついていた。ヘラやガラスクリーナー,紙ヤスリにカッターなどを総動員してようやくきれいになった。これだけ人力ではがそうとすると大変なのに,時間経過によって少しずつ下がってくるのだから,地球の引力の強さをあらためて実感させられる。

07/06/17(日)

日曜日恒例の夕方の買い物に行った。いつもの食材を中心とした店に行った。最近は泥付きのネギが店先に置いてあるのが,今日はすでにきれいに剥いてある長ネギが置いてあった。10本は有に超える長ネギがビニール袋に包まれていたのだが,それだけの本数が入っていながらわずか150円と格安だった。すぐにカゴに収め,店内に入るときれいに洗われた長ネギが三本で200円近くて売られていた。同じ店でのこの違いは何だろうと思いながら,店内の他の野菜にすでに目が移っていた。

07/06/16(土)

試験が終わると生徒は学校のテストを持ってくる。塾ではそれをスキャナーに掛け保存しておく。国語や数学,英語はもちろんのこと,実技系の教科も保存する。塾で授業として行うことはないのだが,生徒が過去にどんな問題が出たかを見たがることがよくある。中学生の試験には音楽がある。他の教科と比べると問題量が少ないのだが,楽譜や楽器の絵などが特徴的だ。その中に,リコーダーに関する問題があった。ところでこの『リコーダー』という名称だが,昔は『たて笛』と呼んでいたように記憶する。どの時代あたりからリコーダーに変わったのだろうか。今の大学生の世代では完全にリコーダーと呼んでいたようだし,三十代でもそうらしい。だとすると,ずいぶん昔から変わったことになる。

07/06/15(金)

夏期講習のページをやっと今日アップロード出来た。塾内ではすでに案内は配り始めているのだが,ホームページに掲載するまでに少し時間が掛かった。いくつもの仕事があり,どうしても目先のものからやって行かなければならなかったからだ。塾のカレンダーでは,6月1日に夏期講習の時間割を発表することになっているので,ちょうど半月遅れてしまった。もっとも,今の時期に配布したりアップしたところで,真っ先に夏期講習の予定を決めてくれる殊勝な生徒はどれほど居るだろうか。

07/06/14(木)

英会話学校のNOVAが,受講生との契約期間によるトラブルのため,経済産業省から指導を受ける事件が起きた。教えるという共通点があるものの,学習塾と英会話学校ではかなり性質が異なる。NOVAをはじめとする英会話学校の授業料の長期契約は,日常的なことだったのだろうか。長年塾をやっていて,授業料を納めて貰う立場からすると,それほど先までの授業料を請求する感覚は持ちあわせていない。教育産業で宣伝に費用を掛けすぎると,授業の質の低下はどうにも否めないし,会社自体の存続が危ぶまれることさえ有った。受講生からの授業料で新しい教室を展開していくという,自転車操業に似たことをやっていたとしたら,教育をするという意識よりも,利益を先に追求したと言われても仕方ない。

07/06/13(水)

授業に来る前に,自宅近くで火事があったと高校生の男子生徒が言った。幸いぼや程度で済んだので大したことはなかったらしい。今の子らしく,ケータイで写真を撮り何枚か現場の様子を納めてあった。動画も撮ってあったようで見せてくれた。小さい画面ながら解像度がいいようで,消防団員や立ち入り禁止の黄色いテープの様子などはっきり確認できた。最近では,テレビでも事故現場の様子をケータイで撮った映像を目にするようになった。

07/06/12(火)

授業が終わって戻ると,入口付近に無造作に段ボール箱が一つ置いてあった。ここ最近
コピー用紙や事務用品などを注文した記憶はなく,何かと思い送付状を見た。すると,一昨年まで塾で英語の講師をしていた先生から送られたものだと分かった。箱を開けるとそこには相当な数のチョコレートが入っていた。その英語の先生は,大学を卒業して製菓メーカーに就職をしたのだ。就職して二年目となり,仕事のペースにも慣れたようで,少し余裕が出たとメールが来た。未だに生徒とも連絡を取りあうことがあり,お互いに励まし合ったりしているらしい。今年こそは一杯交わしたいと結ばれていた。卒業してからなかなか飲みに行けず,何度も誘っていたからだ。

07/06/11(月)

試験が終わるとその結果が気に掛かるのは生徒も教えている先生も同じこと。高校一年生の数学の答案を見た。場合の数の問題があった。1から200までの整数に2や7の倍数が何個あるかといった問題だ。普通なら200÷2,200÷7と計算するのだが,答案を持っていた女子生徒は201÷2,201÷7と書いてあった。結果的にはそれでも答えはあうのだが,厳密に言えば間違いだ。なぜ201になったのかを訊いてみたら,1から100なら100個で,100から200に101個あるから併せると201個になると説明。かなりややこしい計算だ。1から200までだから単純に200個で済まされるはずなのだが,彼女の中ではどうしても201個になってしまうらしい。100を2回数えていることを理解するまでにはかなり時間が掛かった。思い込みが激しいとなかなかそこから抜け出せない良い例だった。

07/06/10(日)

小説や映画は,そのときの環境や年齢などいつ見るかによってその評価が異なることがある。録画してあった昔見た映画を見た。テレビ放映されたときに録画したのは半月以上前で,それほど積極的に見ようとは思っていなかった。ところが,実際に見始めると以前見たときとはまったく違う作品のように思えた。思いっきり笑える場面もあったし,そんなふうに捉えることもできるのだな,と思える場面もあった。大学生の頃に読んだ本が,いま読むと新鮮に受け入れられるのと同じような感覚だった。

07/06/09(土)

明治大学の付属校である明大中野校と明大中野八王子校の高校三年生は,毎年この時期に大学に行き公開授業を受けるようになっている。順調にいけば来年の今頃は大学生になり,自分の学びたい方向に進んでいるはずだ。公開講座は来週ある。受ける授業はすでに決まっているのだが,どんな先生が居るのか気に掛けている生徒がいた。その生徒が,今年大学を卒業した塾のOBの先輩にメールで訊きたいと言うので,アドレスを教えた。卒業生はこの春まで塾で数学を教えていた先生でもある。大学を卒業して,今は地方で研究職に就いている。先輩の生の声はやはり参考になることだろう。

07/06/08(金)

欲しい本があったので書店に行った。題名を伝えるとすぐにパソコンで在庫があるか調べてくれた。結果は在庫切れだった。注文して取り寄せて欲しいと言うと,すでに絶版とのこと。在庫がなければ書店ではどうにも出来ないと言われた。自宅に帰りアマゾンで探してみた。題名で検索を掛けるとすぐに見つかった。状態も良さそうだったので,すぐに注文した。注文してわずか二日後に本は届いた。状態は確かにまともであったし,値段も送料を含めても,定価より200円ほど高いだけで済んだ。届いた本は1977年8月初版,1989年8月の発行とあった。

07/06/07(木)

八王子教室はテナントビルの二階に入居している。当然のことだが階段の照明は蛍光灯を使っている。一階から二階に上がる踊り場の上にある蛍光灯が,数日前から点滅している状態が続いていた。簡単に届く場所なら交換できるのだが,切れかけた蛍光灯は二階の高さとそれほど変わらないところに位置していた。不動産屋に連絡をして,電気屋に交換して貰った。交換した蛍光灯は,これまでの昼光色から白色灯になった。そのため,階段の明るさのイメージがずいぶん変わった。明るくなったのと同時に,白々とした印象をもった。今まで階段がどれほど暗かったのかがよく分かった。

07/06/06(水)

広辞苑によると「望」は「地球が太陽と月との間にあり,三者一直線をなすこと。満月。望月(もちづき)」とある。まさしく満月そのものの説明だ。「望月」という名字はときどき耳にするが,良い状態を表していることになる。こどもの名前に「望」の字を使うこともよくあること。名前を付けるときに,満ちるという意味合いがあることを知って付けているのだろうか。いずれにしても,こどもの成長を願うには打って受けの文字だろう。

07/06/05(火)

塾内には授業の予定を決めるために,あちこちにカレンダーが貼ってある。銀行で貰っ
たものもあれば,塾独自で作ったものもある。新聞の折り込みと一緒に入っている月ごとの新聞社作成のカレンダーも貼ってある。ふとそれを見ると,月の満ち欠けがおおよそ一週ごとに書いてある。今月のカレンダーでは,『1日望,8日下弦,15日朔,22日上弦,30日望』となっている。1日と30日には○が,15日は●がマークされ,上弦の日は左半分が黒く塗りつぶされ,逆に下弦の日は右半分が黒く塗りつぶされている。上弦と下弦はよく使われる言葉だ。「朔」とは新月のことで,旧暦で月初めのこと,すなわち一日(ついたち)を表す。さて,満月の「望」という字。これは知らなかった。(明日に続く)

07/06/04(月)

教科を教えているとたとえ話をすることは多い。高校三年生の政経の授業で,オオカミに関するたとえ話をしていた先生が居た。それを隣で自習していた下級生の女子生徒が聞き,講師室に来て「先生『おおかみと7匹のこやぎ』って話知っていますか?」と尋ねられた。『三匹のこぶた』の間違いではないかと訊き返すと,こやぎで間違いないとのことだった。しかも二人の女子生徒がそう言うのだ。調べてみると確かにあった。童話にありがちな結末は残酷な話であった。回りの他の先生や生徒はほとんど知らない話であったのだが,仲のいいその二人の女子生徒は,こどもの頃に同じ絵本を読んでいたことになる。

07/06/03(日)

二週間ぶりに休みとなった日曜日は,昼過ぎまでゆっくり寝た。昼食はスパゲッティーを茹で,長ネギを刻みもやしとともに炒め,カレーペーストにしてパスタにあえて食べた。食べながらテレビで野球を見た。デーゲームではプロ野球が二試合,それ以外に東京六大学野球をNHKと民放で中継していた。去年から注目されている早稲田実業高校から早稲田大学に進学した斉藤投手が登板したからだ。ふだんではあり得ないほどの観客が神宮球場に押しかけていた。ひとりのスターが生まれることにより,これだけの社会現象になるのは,いつの世も見られる光景だろう。試合は早稲田大学が前半で大量リードをしたものの,中盤で斉藤等投手が崩れ面白い展開となった。結果的には早稲田大学の連覇となった。転じてプロ野球を見たのだが,今の勢いでは大学野球の方が分があるように思えた。

07/06/02(土)

先に塾に来ていた生徒が,後から来た同級生に「昨日の月見た,きれいだったよ」と尋ねた。「そんなの見てないよ」と訊かれた男子生徒は素っ気ない返事だった。おそらく昨晩は満月だったと思うのだが,夜は少し薄曇りだったような気がする。でも,時間帯や場所によっては空に浮かんでいたことだろう。来週から試験が始まるので,あまりのんびり月を見ることなどないのかもしれないけれども,彼女のようにほんの少しの時間でも月を見る余裕があってもいいだろう。

07/06/01(金)

卒業生からせんべいを貰った。就職をしていま働いているところで焼いたものらしい。草加せんべいなので堅焼きせんべいだ。味にこだわっている店らしく,醤油味をベースに,しっかりした海苔が巻かれているものや,青のりが付いた香りの効いたせんべいがあった。現在はせんべいを焼く部署にいるらしく,仕事場はかなり暑くサウナでさえ涼しく感じるほどらしい。社長自ら焼き方を教えてくれることもあるようだ。一年目は何かと大変だけれども,立派な職人を目指していくのだろう。

5月

07/05/31(木)

来週,学校の定期試験を迎える八王子教室は,試験前の追い込みでいつもにも増して賑わいが激しかった。教室が一杯になり,自習室もほぼ満席という混雑さだ。そんな忙しい思いをしていると,余計な仕事ばかりが出たりもする。財布を忘れた生徒から電話があったり,靴を間違えて履いて行ってしまった生徒がいて,その連絡を取ったりした。変更に関する連絡も目白押しだが,こちらはメールで連絡できる分まだいい。まだ試験が始まっていないのだが,教える側は始まる前の方がよほど忙しい。試験が始まった方がよほど楽になるような気がする。

07/05/30(水)

五月も終わりを迎える頃には,夏期講習の準備を始めなければならなくなる。最初にすることは時間割と担当を決めることだ。前年度の時間割をもとに決めていく。時間割はそれほど大きく変更することはない。担当する先生も,基本的にはふだんクラス授業を担当している先生が入るのでそれほど難しくもない。去年組み込んだ表をもとに担当を割り当てるのだが,学生の先生で卒業した人は当然今年の先生に変える。まだ卒業して間がないが,社会人として今どんなふうに過ごしているのかと思ったりする。生徒はもちろんのこと,先生の入れ替わりがあるのは塾も学校も同じだ。みんなどんどん成長していく。

07/05/29(火)

日曜日に数学特訓で教室を開けたときのこと。シャッターを開き,ドアを開け中に仕舞っておいた看板とパンフレットスタンドを外に出した。すると,二十歳くらいの男女が,路上に捨てられていたたばこの灰を拾っていた。女の子がビニール袋をもち,それを開いているところに男の子が吸い殻を入れていた。向こうから挨拶をしてきたので,ご苦労様と返事をした。日曜日の朝八時過ぎのことだ。休みの日の早い時間から,きちんとした若者もいるのだと思った。八王子教室のある地域は,今年の四月から禁煙区域になった。

07/05/28(月)

授業前に高校二年の生徒が後輩に名刺を配っていた。学校の情報の授業で作ったものだ。そういえば先日,インターネットで名刺のことを調べていた生徒が居たことを思い出した。名刺には名前が書かれそれにふりがなが振ってあり,住所や電話番号が記されたあった。さらに,イラストも入れるようになっていたらしく,猫やイルカの絵が入っている名刺だった。このイラスト,結構しっかりした出来映えなのだが,マウスを使って描いたらしい。みんな器用だ。

07/05/27(日)

八王子教室で,今年度最初の数学特訓を行った。午前9時から午後4時まで,途中一時間の昼休みをはさみ,合計6時間の特訓だ。受ける方も大変だが,教える方も終わる頃にはそれなりに体力を消耗する。けれども,今日はそれだけでは終わらなかった。明後日の火曜日に高校二年生対象の化学ゼミがあるのだが,その日どうしても受講できない生徒が居た。その補講を今日行った。山登りや長距離走などそうだが,いったん休んでしまうと次の一歩が辛くなることがある。数学特訓が終わり,少し休んだ後に再び授業をはじめるのは結構大変だ。でも,授業を受ける生徒は元気だった。重い腰を上げて授業をはじめたのだが,だんだんエンジンがかかってきた。それは,理解しようとする生徒の姿勢が感じられたからだ。そのうちに,いつも以上に調子が出てきて,予定よりも多くの問題を扱うことができた。

07/05/26(土)

明日は八王子教室で数学特訓がある。高校生の教材は,今年から学校の過去問を中心に作ることにした。東中野教室と同様だ。生徒に配る案内にもそう記したので,裏切ることはできない。半月ほど前の東中野教室のときも大変だったが,今回はもっと大変な作業となった。高校一年から三年まで,各学年二科目ずつあるので,かなりの量になる。しかも,明大中野八王子校は二期制のため,明大中野校より幾分試験範囲が広い。結局,前日の今日はほとんど一日中,問題作成に時間を費やした。生徒は明日が大変だろうが,準備する方は始まるまでが苦労する。

07/05/25(金)

梅雨の走りだろうか,昨日の晩から今日に掛けてしっかり雨が降った。この時期ですでに夏日はおろか,真夏日を迎えてしまった地域もかなりあるようで,今年はどうやら猛暑になりそうだ。四国では早くもダムの貯水量がほとんどなくなったところもあり,農作物のことを考えると,やはり降るべきときにしっかり雨が降った方が良いのは当然だろう。ただ,今日の雨のため,予定していた明大中野八王子高校の体育祭が来週に順延になった。平日に行うために,また変更をしなければならない講座が出てしまうかもしれない。その点では,出来れば雨は降って欲しくなかった。勝手な願いはやはり,その通りには行かないようだ。

07/05/24(木)

明大中野八王子校は,明日が高校の,明後日が中学の体育祭だ。梅雨が近づきつつあるこの時期,天気が心配。体育祭にしても,文化祭にしても始まるまでの準備が大変だ。練習中にケガをする生徒は毎年絶えない。擦り傷や筋肉痛などがそのほとんどなので,それほど深刻ではない。授業の合間には『練習の成果』を教室で実演する生徒もいる。やはり若いのだろう,元気だ。

07/05/23(水)

授業前の仕事をしているときに,高校生の女子生徒が「先生,この前の新月のよるに金星が光ってました。月と金星がよく見えました」と嬉しそうに報告してきた。授業前だったので,少し慌ただしく忙しかったので生返事をした。女子生徒が教室に入ると,上級生の男子生徒が,「今のちょっとおかしくなかったですか?新月が見えるはずないじゃないですか」とひと言。確かに新月が見えるはずがない。もし,見えたとしたらよほど凝視したことになるのだろう。今度その生徒が来たときに,もう一度訊いてみよう。

07/05/22(火)

明大中野校の中間試験も明日で終了する。今日はその試験対策の授業を行った。高校三年生の化学だ。化学を受ける生徒は,今日の試験が一教科だけだったために,10時過ぎから授業を開始した。そのため,今日はいつもよりもかなり早い時間に出勤した。普通の会社勤めの人と比べれば,ゆっくりの時間ではあるが。年に何度かの混雑している電車に乗ると,たくさんの人たちがつくづく通勤で苦労しているのが解る。東中野教室で授業を終え,八王子教室に移動する頃は昼間の空いている電車に乗った。早起きした分,車内では熟睡できた。

07/05/21(月)

誕生日を迎えた先生が居た。何人かの生徒から誕生プレゼントを貰っていた。その中の一人は普段から金欠を訴えている生徒だった。どうやってプレゼントを買うための費用を捻出したのか訊いてみた。基本的に学校はアルバイト禁止だ。プレゼント費用は自宅で稼いだらしい。母親の手伝いをしてその『お駄賃』として貰ったとのこと。その生徒は高校生だ。ふと思ったのだが,高校生になって親の手伝いでお金をもらえるのはちょっと驚いた。それぞれの家庭の成り立ちの違いを感じた。授業がすべて終わり,一人で仕事をしていると,誕生日を迎えた先生からメールが来た。メールには,暗闇の中に鮮やかな炎を放つキャンドルの写真が添えられていた。

07/05/20(日)

二週間ぶりの休みとなった。今月は日曜日に二度,数学特訓があるために,いつもよりも休みが少ない。休みが少ないので,体を休めるためだけの休みになってしまう。昼過ぎに起きて遅い朝食を取り,メールをチェックするとすぐに夕方になる。決して健康的な休みの過ごし方ではないのだが,月に二度の休みだとそうなってしまう。もう少し休みが欲しいのが本音なのだが,そうも言っていられないのが現実。生徒が忙しくてなかなか時間が作れないとよく言うが,やはり大人の方がやらなければならないことが多いのは事実だろう。また明日から一週間が始まる。

07/05/19(土)

八王子教室は四階建てのビルの二階に入っている。入口にはシャッターがある。三・四階の方が先に来ているときは当然開いている。今日はまだシャッターが閉まっていた。シャッターを開けるとさらに扉がある。扉に鍵を差し込み回してみると,空転して一向に開く気配がなかった。仕方がなかったので,一階の店に内側からあけて貰った。一階はアクセサリーなどを扱っている店で,午前中から開店している。すぐに管理している不動産屋に電話をし修理を頼んだ。迅速に手配してくれたらしく,すぐに鍵屋は来た。ところが,鍵屋が試した限りでは問題がなかった。その後試すと,若干回り方が悪いものの鍵は掛けられた。問題はそのあとだ。鍵を抜こうとしても抜けないのだ。何度か試みた結果,特定の位置で鍵を引き抜くとスムーズにいくことが判った。でも,そんなことでいいのだろうか,と思った。

07/05/18(金)

今年卒業生した生徒が,昼過ぎに遊びに来た。塾がある場所からすぐ近くの学校に通っ
ている。話を聞けば,これまでにもしばしば遊びに来ていたらしい。試験対策の授業で早めに出勤したため,今日顔を合わすことが出来たのだが,これまで何度も来ていたとは知らなかった。高校のときよりも,今の方がはるかに勉強していると言っていた。試験も多数あるようで,それなりに充実しているようだ。授業があったので,あまり長くは話せなかったのだが,高校生の頃とほとんど変わらない様子にホッとするものの,そろそろ変化があってもいいのではないかと思った。

07/05/17(木)

明大中野校の高校生の中間試験が明日から始まる。試験対策の授業を昼過ぎから行った。高校三年生の物理だ。学校の過去問を中心に,約二時間ほど問題演習を中心に行った。それが終わるとすぐに八王子教室に移動した。同じ明治大学の付属校だが,明大中野校と明大中野八王子校は定期試験の時期が異なる。そのため,八王子教室では通常の時間帯で授業を行った。曜日ごとに東中野教室・八王子教室に入る日が決まっているのだが,定期試験中は例外だ。今回の明大中野校の試験時間割は,個人的にはあまりよい巡り合わせではなく,三回ほど今日のように移動しなければならない。ちょっと辛いけれども,生徒が必要としていることなのでそれを果たすのが義務だ。

07/05/16(水)

先日,教材関連の説明会が横浜であったので行ってきた。こうした説明会は,午前中から行われることが多いので,早起きするのが大変なのだが,このときは午後からだったので助かった。小一時間ほどのプレゼンテーションがあり,その後仕事場に戻った。横浜から八王子までは横浜線一本で移動できる。乗り換えがないので楽だと思った。ところがそうでもなかった。まだ昼の時間帯だったので電車は空いていたし,陽気もまずまずだった。ところがしばらくすると座り疲れてきた。横浜から八王子までの所要時間は約一時間。ふだんは長くて30分くらいしか電車に乗ることがないため,電車の座席に座り慣れていなかっただろう。通勤であまり苦労することがない,ヤワな体になってしまっている。

07/05/15(火)

荒れる天候が多い春,今日もまた嵐のような午前中だった。自宅付近では風が激しくなり,横なぐりの雨が降りやがて雷も鳴り出した。助かったのは,出勤する頃には雨も上がり少し日差しが出てきた。傘の必要もなかった。夕方になり授業が始まった。すると,生徒が「今日はすごかったですね。ヒョウが降りましたよね」と言った。それにはまったく気づかなかったし,場所も離れていたので状況も異なるだろう。ヒョウが降ったことを報告してくれた生徒は,窓から手を出してヒョウを受け止めたらしい。痛くなかったかと訊くと,柔らかかったとの返事。ところが,その後やって来た生徒の話では,結構堅くて痛かったという感想だった。実際に,先生方の車にはヒョウと一緒にたくさんの落ち葉が張り付いていたらしい。

07/05/14(月)

明日,漢字のテストがあるという高校二年生の生徒が居た。友達が出題されるテキストを持っていたので,一緒に練習するように勧めた。自習室で覚えたあと,問題を出し合っていた。他の学年の授業をしていたのだが,それが終わってから問題を出して実際に書いてもらった。練習した成果はあったようで,最初と比べるとだいぶ正解率が高くなった。問題を出すときに,漢字を読み上げたのだが,読む方はそれなりに出来たが,書き取りになるとちょっと自信がない漢字もあった。漢検四級レベルなので,やはり普段手で書いていないことが影響しているのだろうか。

07/05/13(日)

東中野教室で,今年度最初の数学特訓を行った。今年から高校生の教材は学校の過去問
を中心に作るようにした。従来の教材と比べると,量が少なくなり,時間が余ってしまうのではないかと懸念していた。ところが実際に問題に取り組んでもらったところ,ほとんどの生徒が準備してあった教材で足りてしまった。ふだんからもう少しちゃんと問題練習に取り組んだり,しっかり学校の授業を聞いていれば,もっとたくさん練習できるのだが,それも思うようには進まない。昔と比べると,年々生徒の練習不足を感じるのが,ここ数年の数学特訓を終えたあとの感想だ。

07/05/12(土)

中学生や高校生の男子生徒だと,ゲームセンターに行く子どもは多い。もう,ここ十数年あるいはそれ以上だろうか,そういった場所には行ったことが無いので,どんな様子になっているのかまったく想像できない。入口がオープンになっているので,少しは中が見えるのだが,細かいところはさっぱりだ。UFOキャッチャーでオモチャやストラップなどを持ってきては,塾に置いていく生徒もいる。先日のこと「先生,これプレゼントします」と言って差し出したのが充電式のひげ剃りだった。電気店で買えばそれなりの値段のしそうな代物だ。他にどんな高価なものがあるのだろうか。

07/05/11(金)

今年の春は,荒れる天候が多いように感じる。今日は朝から台風並みの強風が吹き荒れ,電車の遅れも出ていた。出勤前に見ていたニュースでは,風に煽られて転んでいる高校生の姿や,真っ直ぐ立つことさえ困難な中,わざわざ中継をするというお馴染みのアナウンサーの姿があった。車に乗っていても時々ハンドルが取られそうになるくらいの強い風だった。高層ビルの近くを通ると,その威力はさらに増し,歩道を歩いている人々はみな前屈みになって前進していた。夜になって風は治まったが,昼間の暖かさと比べると冷え込んだように感じた。

07/05/10(木)

明大中野八王子校のほとんどの学年は,昨日遠足で出掛けた。横浜に行った生徒にどこに行ったか訊いたところ,シーバスに乗って山下公園に行ったり,ラーメン博物館でラーメンを二杯食べてきた生徒が居た。ラーメン博物館のパンフレットを持っていたので,見せてもらった。旭川から熊本まで,さまざまな地方のラーメンがあるのだが,彼が選んだ一杯は東京ラーメンだった。まあ,好みだったのだろう。それはさておき,中にはわざわざ横浜まで行ったのに,どこの街中にもあるようなところで遊んでいた生徒も居た。さまざまだ。

07/05/09(水)

連休中に家族旅行に行った生徒が,飛行機の中から虹が見えたと言った。飛行機で移動するときは天候にかなりの変化があるので,注意して見ていれば巡りあうこともあるだろう。見た感想を訊くと,地上で見るのと同じく丸く見えたとのこと。女の子らしく,虹の麓には本当に宝があるのかと言うので,物理的に虹に追いつくことは出来ないという,何とも味気ないことを言ってしまった。理科の授業だったので仕方ないかもしれないが,もうちょっと気の利いた答えを今度は考えておこう。

07/05/08(火)

授業を受けに来ていた高校生の男子生徒が,やたらと空腹を訴えていた。いつもはそれほどでもないのだが,今日は特にきつかったらしい。最後にいつ食べたのかを訊いてみると,昼休みのときだった。ただ,弁当や学食で食べたのではなく,家庭科の調理実習で作ったものを昼食にした。献立は混ぜご飯と豚汁だったのだが,一緒のグループで作った女子が今ひとつの出来だったらしい。日曜日の昼に放映されている番組でも,女の子が料理で苦戦している姿をよく目にする。時には,彼の方が上手に調理する場面もある。今どきの風景なのかもしれないが,やはり料理は母親から教わるのが自然な形だと思う。

07/05/07(月)

連休が明け,今日から通常の授業が再開した。だいぶ暖かくなったので,麦茶を作っておこうかと思い冷蔵庫を開けてみた。すると,連休前から入れっぱなしだった麦茶が凍ってしまっていた。それほど低い温度に設定していたつもりでは無かったのだが,完全に凍っていて,膨張したために容器がパンパンに張っていた。冷凍室の霜もかなり付いてしまっていたので,それも除去した。いったんスイッチを切り,ドアを開けたまま放置した。やはりそういった状態は不自然なのだろう。複数の先生と生徒になぜ開いたままなのかを訊かれた。霜は一時間ほどできれいに取れたのだが,凍った麦茶は夜になってもまだ残っていた。

07/05/06(日)

連休最終日は雨となった。そんな日に炬燵をしまった。ここまで気温が上昇する日が多いと,さすがにもう使うことはないだろうと思ったのだ。炬燵を仕舞い木製の大きめのテーブルを出した。夏用のテーブルだ。ソファも移動して,これで夏用の部屋への模様替えが終わった。しばらくすると,今シーズン初めて出したばかりのソファには,ちゃっかりねこが先に寝転がっていた。

07/05/05(土)

ゴールデンウイークも終盤を迎えた。昨日今日と,気温が上昇し,ニュースでは水浴びをしているこどもの映像が流れていた。ただ,気温の割にはそれほど暑苦しく感じないのは湿度のせいだろう。昨日は30%前後の湿度だったため,案外過ごしやすかった。今日は昨日よりは湿度が高かったようだが,それでもさわやかな陽気だった。空気が乾いていたので洗車した。久しぶりに手洗いしてみると,覚えのある傷や,知らぬ間に付いてしまった傷を見つけた。車も人と同じで,長いこと乗っていると,いつの間にかこうした傷が付いてしまうのだろう。経年によるシミらしきものもあったのだが,丁寧に擦ると消えるものもあった。洗い終わって少しすると,すでに車体は乾き始めていた。

07/05/04(金)

昨日,卒業生と飲んだ。連休後半の初日に,地元の居酒屋で久しぶりに楽しい時間を過ごせた。彼女達とは卒業してから何度か飲んだのだが,毎回楽しみにしている。近況を聞いたのだが,さまざまなことが起こっていたことを改めて知った。それぞれが生きていく中で,知らない間に節目を迎えたり,乗り越えなければならないことがいつの間にか起こったりしている。しっかり飲むメンバーばかりだったためか,初めて行った店なのにメニューにない美味しい日本酒を店のマスターが出してくれた。居心地がよかったので,結局開店時から閉店までずっと居続けた。また次回が楽しみになった。

07/05/03(木)

プロ野球の巨人が昨日で通算5,000勝を挙げた。1936年に初勝利してから,70年以上掛けて積み重ねてきたのだから,その歴史は長い。最初の1,000勝までは16年要したものの,それ以降はほぼ14年ごとに1,000勝ずつしている。単純に計算しても,6,000勝は見られるだろうが10,000勝はどう考えても無理。今朝来た新聞は40,000号を越えているのだが,これも100年以上掛かった数字。積み重ねられる数字にはやはり時間が必要なのだろう。

07/05/02(水)

明日からゴールデンウイークの後半に入る。昨日と今日は平日だったため,ほとんどの学校は平常通り授業が行われた。生徒達は明日から四連休に入る。何人かの生徒に連休中に出掛けるのか訊いてみた。返ってきた答えはまちまちだった。家族で国内外の旅行をする生徒,近場で友達と済ませる生徒,まったく予定の無い生徒などなど。多いのはやはり部活の練習や試合だ。そういったことを聞くと,この連休中も休むことができない先生が結構居ることを知った。

07/05/01(火)

増えることがあっても,減ることがほとんど無いのが,データとして取っておくCDやDVDだろう。ごく希に処分することもあるが,処分の仕方も最近では難しくなってきた。保存していると当然,それらを仕舞うスペースが必要になる。DVDを収納するラックやケースにそれらを保存してあるのだが,そろそろ不足してきた。以前,無印良品で買ったラックが,コンパクトな上かなりの枚数のDVDを納められた。50cmほどの幅でケースに入れた状態で100枚ほど収納できる。それを買い求めに行ったのだが,現行品ではないとの返事。仕方ないのでカタログだけ貰い,帰った。先週のことだ。その後,丁寧にカタログを見ていくと,いま使ってるものと同じラックを発見した。早速今日,店に行き注文してきた。DVDだからこのくらいで収まるのだが,CD-Rだったら大変なことになっていただろう。もっとも,それ以前の媒体だととんでもない量になっていたことだろう。

4月

07/04/30(月)

ゴールデンウイークに入った。今年は暦通りに休めそうで,今日はその二日目となった。東京では夏日になり,起きたときの部屋の気温は30度の少し手前だった。窓を開け放ち,外の空気を入れた。春と夏の間のこの時期は,季節の区分けとしては春なのだろうが,初夏とも言える不思議な季節だ。今日は明らかに夏の陽気だった。

07/04/29(日)

出勤時に乗った電車で,幼稚園でいえば年少組くらいの男の子が目の前に座っていた。このくらいの歳の子だとあまり落ち着いて座っていることができずに,隣に座っている大人に迷惑を掛けるのが普通のことだ。けれども,男の子は終点までじっと座っていた。終点からひとつ前の駅を発車すると,そろそろ下りる準備に取り掛かった。前に抱えていたリュックを背負い始めたのだ。電車が好きなのだろうか,新幹線の絵が描かれたリュックを器用に後ろにまわし,まだはっきりしない小さな手を肩掛けに通そうとしていた。一度ではうまくいかず,何度か試みていた。その間,お母さんは手伝いもせずじっとこどもの動作を見つめていた。四度目の試みでやっと手が通り,無事リュックを背中の定位置に納めた。シャツにも電車の絵がプリントされていた。男の子はお母さんと手をつないで,少し混雑したドアからホームに下りていった。

07/04/28(土)

昨日,東中野教室で仕事を終え帰宅の途についた。思いの外仕事が長引き,帰りの時間は深夜となった。薄曇りだったのか,西の空に沈みかけていた月は,少しだけ雲に覆われていた。20号線を真っ直ぐ西に向かっていたので,月は正面に有った。ところが,走っているうちに徐々に真っ正面にあった月が右側にずれ始めた。一直線だと思っていた道が,実は少しずつ南に向いていたことになる。しばらく走ると再び月は真っ正面に姿を現した。やがて甲州街道を南に折れると,しばらく月は右側に沿って併走していた。

07/04/27(金)

半月前に東中野教室の講師室の模様替えをしたことを記した。今日はその第二弾を行った。生徒の自習室用のパーテンションが先日届き,今日は机やコピー機,パソコンなどの配置を改めて行った。今までのパーテンションは背の高さを超えるくらいあったのだが,今回購入したものは胸の高さで,座ったときにちょうど目線の位置くらいまでになる。そのため,同じ広さのはずなのに随分広く感じるようになった。街中でもビルに囲まれている場所よりも,視界を遮る物のない公園の方が,空が大きく感じるのに少し似ている。模様替えは今日で終了するつもりだったのだが,まだやり残してしまったものが出た。それでも大方は終了したのであとは微調整だけだ。

07/04/26(木)

高校生の男子生徒が「塾に左利きの人は居ますか」と突然訊いてきた。思い当たる節として,先生に一人居たのでそう答えながらなぜそんなことを訊いたのかを訊き返した。すると,左利き用のはさみを提供してくれるとのことだった。その生徒自身も左利きなのだが,はさみを使うときに,無意識のうちに右手で切っていたらしい。実際に,左利き用のはさみを右手で切ってみると確かに切れ味が悪かった。右利きの人が左手ではさみを使うのは案外難しいのだが,左利き用のはさみは確かに左手で切った方がスムーズに切れることが分かった。提供してくれたはさみは,文具入れに入れた。

07/04/25(水)

まるで梅雨入りしたかのような天気が続いている。平年より少し寒いくらいなのだろうが,暖かい日を何日か過ごしたので少し寒く感じる。雨が降る日はほとんどの人が敬遠しがちだろう。そんな中,高校生の女子生徒が翌日の天気のことを気にして訊いてきた。昨日のことだ。予報によると雨が降るのではないだろうかと話すと喜んでいた。理由を訊いてみると,最近新しい傘を買ったので早く使いたいからだと言う。やがて「本当」の梅雨を迎えるのだが,雨の日を楽しめるものを持っていると,いやな雨も待ち遠しくなるのかもしれない。雨の日の楽しみ方を知っている子が居るのだな,と思った。

07/04/24(火)

全国の児童・生徒を対象とした,全国学力テストが今日,実施された。約32,700校で実施され,受験者数が230万人を超えるこのテストは,大学入試のセンター試験の規模をはるかに超える。これだけ大がかりな試験は43年ぶりになるらしい。ここまで大規模でないにしても,以前市町村単位で行われていた学力試験を思い起こさせる。この試験の実施に対しては,賛成意見も反対意見も共に出た。受験を拒否した地域もあり物議をかもしている。昨今言われている子どもの学力低下を客観的に知るには,分かりやすい試験だろう。けれども,それを測るだけならばここまで大がかりでなく,生徒を抽出してもその程度は測れる。大事なのは継続して調査すること。テストの結果によって,指導能力の差を心配する意見もあるようだが,それを反省材料として生かし,教える側の質の向上につながるのなら十分価値がある。ただ,主体はあくまでも子どもにあるべきで,そのことをないがしろにした議論はするべきでない。

07/04/23(月)

塾にはNHKの高校講座のDVDが置いてある。希望する生徒はパソコンで見ることが出
来る。高校三年生が生物のDVDを見たいというので貸し出した。八王子教室の生徒用パソコンは比較的授業をする教室に近い。そのため,授業をやっているときはそれほど音声を大きくできない。それでもスピーカーに耳を近づけ一生懸命聞こうとしている姿を見て気の毒に思った。イヤホンを持っていないかと訊いたところ,無いとの返事。ところが,授業を受けていた同級生が持っていたので,それを借りた。生徒の話では,100円ショップでもイヤホンは売っているというので,明日にでも買ってこようかと思う。

07/04/22(日)

今年は高校一年の教科書が改訂された。最近の教科書は新しくなればなるほどフルカラー化が進み鮮やかになる。理科の教科書では元素の周期表が巻末に折り込みであり,ほとんどの元素が写真入りで紹介されている。ただ,金属はどれも「金属」であって,違いが分かりにくいものが多い。それでも,大きさや光沢に差がある。問題は気体になる元素だ。どれも透明なビンに入れられているのだが,透明なだけに色の付かない気体は何が入っているのか写真では分からない。それを見た生徒が「実は何も入っていないんじゃないですか」とひと言。一生懸命写真を撮った人には申し訳ないがそう言われても仕方ないかもしれない。とは言うものの,周期表は教室の壁に貼り,活用しようと思っている。

07/04/21(土)

八王子市の市議会議員の選挙が明日に迫り,八王子教室の回りには「最後のお願い」に立候補者を乗せた車が何度も行き来していた。今日でおしまいなのだが,あまりのボリュームの大きさに,さすがに辟易させられた。そんな中,通り過ぎる選挙カーに生徒が冷やかし半分で手を振り声を掛けると「ありがとう,しっかり勉強してね~」と逆に励まされてしまった。塾内の先生方は爆笑の渦だった。さすがに言葉では生徒よりも一枚も二枚も上手のようで,手を振っていた生徒はひと言も返せなかった。

07/04/20(金)

仕事に出かける前にテレビを付けていると,臨時ニュースを知らせる音と共に,画面の上にテロップが出た。またもや発砲事件に関する内容だった。物騒な世の中になり,決して珍しい出来事ではないと思いながら見ていると,事件が起こったのが自宅からそれほど遠い場所でないことが分かった。しかも,最初に発砲があった場所は,どうやら数年前までに借りていた駐車場のすぐ近くだった。そのことを知ると,ちょっと背筋が寒くなった。もっと穏やかに過ごせる世の中にはもう戻れないのだろうか。

07/04/19(木)

授業が終わった生徒が帰ろうとしたところ,自分の靴が見あたらないと言いだした。下駄箱を見ると,いくつもの同じような学生靴が並んでいた。どれも「HARUTA」と書かれたローファーだ。内側に名前の書いてある生徒もいるが,ほとんどの生徒は何も書いてない。先に帰った生徒で,思い当たる節があったので,すぐにメールを送った。しばらくして返事が来た。靴には名前が書いてあるので,間違えることはないとのことだった。そこで,教室に居た生徒全員を呼んで,自分の靴を持って貰った。すると,残った一足の靴を見て「あれ,それかもしれない」と言いながら履いてみると,それが当人のものだった。ちょっと恥ずかしそうにしながら帰って行った。人騒がせであったが,靴が無くなっていなくてよかった。

07/04/18(水)

小学生の頃,ふざけながら友達にはさみの先を向けたときに,担任の先生から厳しく叱られたことがあった。道具として使うはさみを正しく使わないこともあったが,人に刃物を向けることに対して先生は怒ったのだ。道具は正しく使えば便利なものになるのだが,誤った使い方をすれば凶器にもなる。けれども,どう使っても凶器にしかならないものもある。昨晩のニュース番組では,長崎市長への襲撃事件と,米国・バージニア工科大学で起こった乱射事件が生々しく報じられていた。どちらも人道を外れた人間が起こしてしまった愚行だ。狙撃され道路にうつぶせで倒れる市長。関係者の悲痛な声。救急車に運ばれ心臓マッサージを施す映像が目の中に入ってきた。工科大学の乱射事件では,そのときの様子を学生がケータイのカメラに納めていた映像が流れていた。銃声が聞こえるたびに,誰かが命を落としているのかと思うと,やるせなく悲しい気分になった。何の術もなく無抵抗なまま死んでいった学生達は,死ぬ間際に何を思ったことだろう。誰もがみな,今日死ぬなどと思って家を出なかっただろうに。犯人は自殺をし,残された遺族はどこに怒りをぶつければいいのだろうか。同日に起こった二つの国での悲惨な出来事に,さまざまなことを考えさせられた。

07/04/17(火)

今頃寒の戻りだろうか,また少し寒くなった。授業を受けに来た生徒も,今日は少し冷えると言うので,久しぶりに石油ファンヒーターをつけた。おそらく一か月以上は使っていなかった。そのせいか,少しほこりの焼ける匂いがした。教室に備え付けてあるエアコンもスイッチを入れた。しばらくしてその教室に行くと,妙に寒かった。リモコンを見てみると,運転切り替えが「冷房」になっていたのだ。それでは確かに寒くなるはずだ。冷房に切り替わっていたのは,先週は暖かい日が続き,西日が差す時間には教室は窓を開け放してもまだ暑いくらいになっていたからだ。気候の変化が大きいここ数日の出来事だった。

07/04/16(月)

学校の授業もやっと本格的に始まった。中学にせよ,高校にせよ一年生は特に最初の授業では自己紹介や先生の話などが多く,なかなか本題に入らない。中にはそうでない先生もいるようだが,それは少数派だろう。クラスに慣れたかと生徒に訊くと,まだ名前と顔が一致しないようだ。前の学年と比べて,新しいクラスはしっくり来ないのか,‘昔’が懐かしいと言う生徒もいる。クラス替えは生徒にとって大きな意味合いを持つのがよく分かる。それでも,一年後の今頃には今のクラスが懐かしく感じることがあるかも知れない。

07/04/15(日)

ビールを買うと,ビンや缶に応募用のシールが貼ってある。それを集めて景品応募のハガキに貼り送ったものが当たった。くじ運はそれほどいい方でなく,同じビール会社の景品にこれまで何度も応募してきたのだが,当たったためしがなかった。ところが先日,当選の景品が送られてきた。梱包を開けると景品のビールの大瓶が二本入っていた。「日本のビールの先駆けを飲もう!」と書かれた紙が中に入っていた。名前の通り,先駆けとなる限定復元醸造ビールが赤色の箱の中に納められていた。一本を開けてみた。いまのビールと比べると,「先駆け」と言うだけあってコクは強くなくさっぱりした印象があった。残りの一本はいつ開けようかと思いつつ,休みの晩は過ぎていった。

07/04/14(土)

塾の教室には日差しをさえぎるためのブラインドがある。生徒はときどき,それを上下させて遊んでいたりする。ブラインドを下げっぱなしにしたまま帰ることがあり,あとで戻すこともある。下げたまま帰ったのには理由があったようだ。授業が終わり,教室に残っている生徒が,ブラインドをしまうにはどうすればいいのか訊いてきた。ひもで上まで上げ,そのひもを上げたときの方向と逆の,いわゆる‘外側’に少し傾けるだけでブラインドが収まることを教えた。すぐにその操作をすると,ブラインドが下がってこないことを確認し,ちょっとだけ感動していた。新しい発見があったのだろう。

07/04/13(金)

東中野教室の講師室の模様替えをした。生徒の自習用スペースを作るために,机やコピー機の位置を変えた。もっともやっかいだったのは,やはりコピー機の移動だった。物理的に重たいということもあるが,いまのコピー機は単なるコピーをするためだけの機械ではなく,ネットワークプリンターとして,またファックスやスキャナーといった役割も持っているので,いくつものケーブルが繋がっている。それらを一旦外しもとに戻す作業が案外手間取った。ケーブルをたぐって,新たな経路を作り接続する。ほこりまみれになりながら,小一時間ほどで模様替えは一応終了した。あとは,床にむき出しになっている配線ケーブルにカバーを付ければ完成となるが,それは購入してからのこととなった。

07/04/12(木)

この時期学校では身体測定や健康診断がある。一年間でどれくらい成長しているかは,成長期の年齢では気になるところだろう。中学生の頃は,男子の身長の増加率は大きいのが一般的だ。女子は小学生の後半くらいがそのピークだろう。ところが,中には中学生になっても伸び続けている女の子もいる。確かに,一ヶ月くらい見ていなかっただけで,少し大きくなったのではないかと感じる生徒もいる。一年間でどれくらい伸びたかを訊いてみると,4cmも伸びているとの返事。男子ならよくあることで,中には10cmくらい伸びる生徒もいる。高校生の女子生徒でもまだ伸び続けている子もいる。成長の変化量に,‘一般的’は必ずしも当てはまらないようだ。

07/04/11(水)

最近,テレビや新聞などを賑わしている出来事(事件?)で,「准教授」というこれまであまり聞き慣れない単語が登場している。この「准教授」は,これまではいわゆる「助教授」と呼ばれることが一般的だった。それが今年度からは,「助教授」に変わって導入された職階のことをそう呼ぶようになった。ちなみに准教授の定義は,今回の学校教育法の改正によると「専攻分野について,教育上,研究上又は実務上の優れた知識,能力及び実績を有する者であって,学生を教授し,その研究を指導し,又は研究に従事する」と規定されている。これまでの「助教授」ということばでは,「助監督」や「助手」など,いわゆるサポートにまわる人といったイメージが強すぎたのだろう。漢和辞典によると「准」の字は「準」と同じ意味だが,画数を省略したもので,官庁の文書で多く用いられるらしい。

07/04/10(火)

学校もいよいよ本格的に新学期が始まった。進級の学年である,新中学二・三年生や新高校二・三年生はクラスメートこそ変わるものの,それほど大きな変化があるわけではない。中高一貫校の場合,新高校一年生の変化は大きいだろう。明大中野校,明大中野八王子校共に高校受験で新たに入学する生徒が多数居る。特に,今年の明大中野八王子高校は,中学からの生徒よりも,高校から入ってくる生徒の方が多いようだ。そうでなくても新しいクラスでは,中学から進学した生徒でさえも知らないクラスメートが多数出る。まあ,すぐに友達になったりするのだろうが,最初の数週間は妙な緊張感が漂うのかもしれない。けれども,そんな中からもしかすると一生のつき合いとなる友達が出来るかもしれない。

07/04/09(月)

春の陽気は変わりやすいのだろうが,今年はさらに著しく変化している。中国からの黄砂がかなり日本にも降りかかったり,竜巻が発生したり,桜が咲いてから東京では雪が降った。今回の雪は,都心部で降ったようだが,いつもは寒いはずの八王子では降らなかったようだ。温暖化による異常気象が原因の一つかもしれない。夜の二つのニュース番組では,少し前に海外における温暖化による渇水のレポートがあった。

07/04/08(日)

いわゆる泥つきネギというものが,スーパーの入り口あたりに置いてある。少し大きめ目のビニール袋に,まさしく泥のついたネギが5,6本入って100円前後で売られている。しっかり太いので,大まかに切って鍋に入れるにはちょうどいい。店の中に入ると,きれいに剥かれた長ネギが束ねて売られている。だいたいが3本で150円くらいする。しかも細い。どう比較しても泥つきネギの方がしっかりしているし安い。けれども,店頭の泥つきネギはいくつも売れ残ったままだった。折れ曲がった形の悪いキュウリ,虫食いのキャベツ,味はこういった野菜の方がいいのだが,あまり売れない。まあ,それで美味しい野菜を比較的安価で手に入れられるのだから良しとするべきだろうか。

07/04/07(土)

必要があって,久しぶりに昔のパソコンを立ち上げてみた。もう,一年半くらい電源を入れていないものだった。OSが何だったかも,メモリーやハードディスクの容量もさっぱり見当がつかなかった。モニターに繋ぎ,電源コードを差し込みいざ立ち上げた。カリカリカリという音と共に,かなり待たされてやっと画面が見えてきた。Windows Meだった。その後,すべての準備が整って使えるようになるにはおおよそ10分ほど要した。再びこのパソコンを使おうと思っているのだが,使用目的を限定するつもりなので,一度OSから再インストールしようかと思っている。それにしても,久しぶりに見るデスクトップの壁紙に,昔はこんなふうに使っていたのかと,ちょっと懐かしいものに出会った気がした。このパソコンは10年ほど前に買ったものだ。

07/04/06(金)

日本時間の今日未明,大リーグ・レッドソックスの試合をラジオで聴いた。松坂大輔投手のメジャーデビューの試合だ。試合開始は午前三時で,これが普段の生活時間帯なら決して遅い方の時間ではない。けれども,いまはまだ春期講習の残りがある時期で,いつもよりは早起きをしている。自宅はBS放送が見られる環境ではないので,ラジオ観戦となった。映像がなく耳だけで状況を知るのも悪くはなかった。試合は前半の得点差が少なく緊迫した運びだった。観客の声も歓声とブーイングが混じり,いかにもアメリカらしかった。五回を終えた段階で,レッドソックスがリードし,松坂投手は勝利投手の権利を手にしていたのだが,その段階ではまだ勝敗の行方は分からなかった。ただ,仕事のこともあり午前五時でラジオのスイッチを切り床に入った。起きてからネットで結果を見ると,その後一点を失いながらも10奪三振で勝利投手となっていた。号外が出るほどの騒ぎとなった。日本中がかなり注目していた試合だったようだ。

07/04/05(木)

また塾の講師による時間が発生した。小学生の児童を「かわいかったから」という理由で勝手に連れ出したのだ。親には連絡をしたとこどもには嘘をついていた。こども達とのコミュニケーションを取りたかったのかもしれないが,してはいけない手段を取ってしまった。一時は行方が分からなくなったことに対して,こども達の親はいてもたってもいられない気持ちになったことだろう。この講師は以前にも同様の事件を起こしていたのだが,そのことを塾の経営者は知らなかったらしい。こういった情報は,よほど目を見はっていないと,気づくことは困難だろう。雇われるとき,本人がそのことを申請することはまず無いのだろうから。経営者は講師を雇うときに,そこまで疑って素行調査をすることも普通ならしないだろう。同じ塾を経営する者として,やはり紹介でない人間を雇うときの難しさを感じさせられた事件だ。ただ,こども達が無事帰ってきたことが,今回の事件の唯一の救いだろう。

07/04/04(水)

暖かくなってきたと思ったら,ここへ来て冬の寒さに逆戻りとなった。一度はクリーニングに出そうかと思っていたコートを再び取り出した。クリーニングに出さなくてよかった。普段使っているクリーニング屋は,暖かくなったタイミングを計ったように割引案内のハガキが来たばかりだった。

07/04/03(火)

春期講習は今日が最終日。公立学校はそろそろ新学期が始まるのだが,明大中野校や明
大中野八王子校はまだまだ春休みが続く。塾の授業は来週から始まるのだが,学校が代休だったりオリエンテーションなどで短縮になり,塾の授業は変更を余儀なくされる。その変更を先生と生徒で決めてもらったり,知らせたりするのに追われた。とりあえず今日で終わるのだが,まだ明日以降もいくつかの授業が残っている。

07/04/02(月)

春期講習を受けに来ている生徒が,休み時間に塾の近所を散歩して帰ってきた。すると「先生,同じ名前の塾がこの近所にあります」と報告。報告してくれたのは比較的最近入塾した生徒だ。近距離に同じ名前の塾などあるはずがないのだが,生徒が歩いた場所を聞いて納得した。八王子教室は一昨年の暮れに引っ越したのだが,以前塾のあったビルではまだ看板がそのまま残っていたのだ。生徒はそれを見て勘違い?したようだ。早く撤去してくれればいいのだが,クレーン車を借りなければならなく,オーナーがそのままにしているのだろう。

07/04/01(日)

今日から四月。暖冬だった今年の冬も完全に終わり,昨日も今日も春と言うよりは初夏に近いくらいの暖かさだった。春期講習も終盤に差しかかった。いつもの夕方からの授業と異なり,朝から先生方もやって来る。穏やかな気候というものの,そこはまだ春。暑いというところまでにはならない。ところが到着したばかりの先生が,うっすら汗をかいていた。自宅からずっと歩いてきたらしい。健康のためであるらしいが,その距離は8キロメートル。さすがにちょっとした距離だ。一時間半ほど掛けて来たと言っていた。歩ききると清々しい気持ちで授業に臨めるらしい。

3月

07/03/31(土)

毎度のことながら講習中は曜日感覚が狂う。基本的に講習は四日行って一日休み,次の四日がまた始まる。したがって,平日に休んだり日曜日に授業が入ったりする。事務用品のことで,通販会社に問い合わせしたいことがあり電話をした。すると,本日の営業は終了しています,とアナウンスがあった。そこで初めて,今日が土曜日であったことを思い出した。急ぎの用件ではなかったので何の問題もなかった。明日・日曜日は春期講習の後半二日目の授業がある。

07/03/30(金)

春期講習の中日の今日は休みだった。風が強かったが,気温は上昇し日中はかなり暖かくなった。今日はプロ野球・セリーグの開幕だったので,夕方からテレビ観戦の準備をした。いつもより早めにスーパーに行くと,閉店間際にある安売りのシールは貼られることもなく,定価で買うことになった。車の中で聴いていた生中継で,もう少し早く準備しておけばよかったと思える場面もあったが,仕事が休みで生で見られるだけでもよしとしよう。

07/03/29(木)

夕方になって,塾の前にあるコンビニに買い物に出かけた。すると,警備をしている制服姿の警察官の姿が目立った。何事かあるのだろうかと思いながら,教室に戻った。しばらくして授業を終えて帰った生徒が,駅前からメールを送ってきた。「石原都知事が来ていて,駅前がすごいことになっています」と。それで警察官が多い理由が分かった。駅までは徒歩四分ほどの場所に塾は位置しているのだが,さすがに演説の声は聞こえなかった。

07/03/28(水)

パソコンに向かい仕事をしていると,春期講習の高校二年生の英語の授業が聞こえてきた。英単語の試験の解答をしているときのことだ。「カンゴシ」の「シ」の字は「師」と「士」でどちらが正しいか話し合っていた。「看護師」と「看護士」だ。以前から気になっていたので,いったん仕事の手を止め,Wikipediaで調べてみた。それによると,もともと女性の仕事であった「看護婦」に男性の雇用が始まり,性別を区別するために「看護士」とした。その後,法改正で男女の区別なく統一され「看護師」になったらしい。あやふやなことはやはり,ちゃんと調べるとすっきりする。

07/03/27(火)

十日ほど前にこの雑記帳に記した,平成18年度いっぱいで辞める先生が,今日最後の仕事をしに来た。授業ではなく面談があった。面談予定日には保護者が来られなかったため今日になった。先生として,また学校の先輩としてどのように勉強をすればいいのか丁寧に話してくれた。面談を終えしばらく生徒と談笑していた。折角なのでデジカメで写真を撮ることにした。何枚か記念撮影を終えると,今度はパソコンに繋いであるウェブカメラで動画を撮ることにした。何か面白いモノを残して置いて欲しいという生徒のリクエストにしっかり応え,二本も動画に収まってくれた。何度見ても笑えるその映像は,きっとこれからもみんなで楽しめることになるだろう。

07/03/26(月)

正式な春期講習が今日から始まった。先取りではじまっている講習を除けば,今日から平成19年度の開始となった。今年も一年が始まった。講習の初日はたいがい何かと忙しいことが多い。準備はしっかりしてあっても,予定していないことも起こる。けれども,今回はそれほど大きな混乱もなく開始できた。大人になると,一年ごとの変化は乏しいのだが,小学生から高校生の頃はその成長が著しい。去年までは知らなかった新しい知識を,毎日増やしていけるのだから。いま勉強している生徒にはそういった実感は湧かないかもしれないが,そういった時期をはるか昔に経験した者からはよく見えてくる。

07/03/25(日)

春の嵐というにはあまりに激しすぎる午前中の天候だった。窓ガラスを揺らす強い風,横なぐりの雨,まるで夏にやってくる台風だった。出かける用事があったので,道路状況も気になった。自宅の車庫の車に乗るときに,傘をたたみ乗り込むだけで濡れてしまった。運転席に座り,エンジンを掛ける前に服に付いた大粒の雨粒を振り払ってから出かけた。道中,走る先は雨に曇っているのか,あるいは霧が出ているのか見通しが悪かった。しばらくすると雨は弱まり,午後には西の空が明るくなってきた。

07/03/24(土)

春期講習は来週から始まるのだが,中には個人指導などですでに始まっている授業もある。講習授業を受けに来ていた生徒が,百円ショップで何やら昔懐かしいものを買ってきて遊んでいた。セメダインのようなチューブに入っている『練り物』をストローの口につけ,息を吹き込んでガラスのようにふくらますものだ。見た目はシャボン玉のようだが,粘着質がありすぐに割れない。作り方によっては球体になったり,そら豆のようにくびれが出来たりする。何とも幸せな光景だ。そんな遊びをしたあとは,しっかりと授業を受けていた。

07/03/23(金)

昨日に引き続き,今日は東中野教室で期末面談を行った。生徒が持ってくる成績表をもとに,教科ごとの偏差値と推定順位を算出して保護者や生徒に渡す。それは面談のひとつの資料となる。偏差値や順位はその場で計算するのではなく,すでに表計算ソフトに関数で自動的に出るように作成してある。入力するのは学校から貰らう成績概況という度数分布だけだ。ところで,算出した数値が明らかに間違っていることが稀にある。今回もある学年でそれが出た。すぐに悪いところを探すのだが,これが結構難しい。正しくできたものと丁寧に比較しながら間違った箇所を探し出し修正する。今回は括弧( )が四重に重なった場所があり,その対になる場所が数式でいうところの,『項』がひとつずれていたために生じた。たった一箇所なのだがそれだけで出る結果が大きく違う。簡単な例えだと,(10+2)×3と10+2×3とでは,答えが異なる,そんな感じだ。

07/03/22(木)

今日と明日は年度末の面談日。今日は八王子教室で行った。午後三時を皮切りに,夜の七時近くまで続いた。毎年,この時期は高校一年生以下が対象で,基本的には教科担当の先生が面談に当たる。そのため,塾長として特定の生徒・保護者との面談は組んでいないので,夏や冬に行う面談よりも余裕が持てる,はずだった。実際には,教科担当の先生が話している横に座り,流れを読みながら話に加わる。冬の高校二年生,夏の高校三年生のときは同時に二組以上の面談を行わないのだが,逆に複数の先生が面談を担当するときは,同時に何組もの面談が重なる。その結果,ほとんど話ができないケースもある。出来ることならば,全員と話をしたり,聞いたりしたいのだが,体ひとつではそれも無理な話。けれども,担当の先生がそれを十分に補ってくれる。やはり,直接教えている先生のアドバイスは,生徒の耳に届きやすいようだ。

07/03/21(水)

春分の日の今日,仕事は休みだった。乾燥して空気が澄んでいたのだろう,暮れてから外に出ると綺麗な上弦の月が西の空に浮かんでいた。見事な三日月のすぐそばには,宵の明星・金星が月に負けないくらい輝いていた。写真に納めようかと試みたのだが,デジタルカメラの性能がそこまで追いつかなく試みは失敗した。東京では昨日,桜の開花宣言が発表された。昼の時間がこれからは夜よりも長くなり,いよいよ本格的な春を迎える。今日3月21日は,第一教育センターの“誕生日”でもある。

07/03/20(火)

東中野教室で年度末の慰労会を行った。さまざまなことがあった今年一年であったが,今年もこうして一年が過ぎた。年度末の納会の意味も込め,先生方全員で大掃除をした。大掃除の定番といえば,ガラスふきがある。まずは部屋の内側からきれいに拭いた。そのつもりだったのだが,それほどきれいに拭いたように見えなかった。教室に戻り再び拭いてみたのだが,今度は外側が汚れているように見えた。そんなことを数回繰り返していると,結局どちら側も決定的に汚れていたわけでないことが分かった。外から見る風景と内から見るそれには違いがあったのだ。そんなことを思いながら,慰労会は過ぎていった。

07/03/19(月)

買い物に出かけて戻ると,入り口に卒業生が二人待っていた。戻る時間を書いたメモをドアに貼ってあったので,待っていてくれた。塾に用事があった訳ではないのだが,通り道だったため寄ってくれた。卒業後も何度か飲んだことのあるOBだ。そのため,それほど久しぶりという感じはなかった。一人はこの春から社会人になる。仕事の関係で一人暮らしをはじめると言っていた。つい最近まで生徒として来ていたように感じるのだが,もう四年が過ぎた。街中では卒業していく先輩達に贈るのだろうか,花束を持った女子高生の姿をよく目にする。自宅近くの中学校も今日,卒業式だった。

07/03/18(日)

クレジット・カード会社から,暗証番号設定の案内が郵送された。「カードをより安全に安心してご利用していただくため」暗証番号を設定するらしい。暗証番号は数字のみの四桁で設定する。クレジットカードの場合,その番号だけでも16桁にもなり,さらに新たに四桁加わると計20桁になる。肝心のカードの裏にはさらに7桁の数字が入っている。合計で27桁。全世界の人が100枚カードを持ったとして,千兆年以上はもつ数字だ。それでも解読ソフトを使えば数時間で全パターンは読めるらしい。やはり,数字のみのパスワードには脆弱性があるのだろうか。それにしても多すぎるパスワードには辟易している。

07/03/17(土)

東京で観測史上もっとも遅い初雪が降った。東京といっても都心の話。八王子では一月下旬に一度雪が降った。その意味では,やはり八王子は東京の西の端にあり,東京郊外のため区別されるのだろう。ただでさえ八王子は台地になっていて,都心はおろか多摩地区の他の市と比べても,冬は寒く夏は暑いので仕方ない。気象関連のサイトを調べてみたところ,都心の初雪と八王子市の初雪がいつ頃あったかという記録は別々になっていた。

07/03/16(金)

今年度の授業もいよいよ最後の方になった。この春で大学を卒業する学生の先生もいる。今日が最後の授業となった先生が,授業に来るとすぐに先生に花束を渡していた。花束を貰ったことが少ないその先生は感激しながら受け取っていた。女子生徒の居る八王子教室ならではの光景だ。男子だけの東中野教室ではなかなか考えにくいことだ。花束を貰った先生も塾のOBで,生徒の頃から数えると八年ほど来たことになる。そう思うと長いつきあいになる。

07/03/15(木)

すっかり春を迎えるこの時期になって,寒の戻りがやって来た。まだ初雪の降っていない東京で明日,雪の予報が出た。そのあと数日間も最低気温は2,3度で最高気温も10度にとどく程度だ。例年よりも灯油の減り方が穏やかだったのだが,ここへ来て消費量が加速した。灯油はガソリンスタンドで買って運んでくるのだが,今年はあと一回くらいで済むだろうか。

07/03/14(水)

先週終了した学年末試験の答案返却が始まった。結果が気に掛かるのは当然のところだ。春期講習のこともあるので,試験結果を聞きがてら電話をしてみた。かなり高い確率で母親が電話に出る。いまのケータイの時代に,生徒自身が家の電話に出ることなどほとんど奇跡に近いだろう。話は試験のことだけでは留まらず,普段の家での様子や部活のこと,勉強への取り組み方などいくつもの方向に広がっていく。普段,ゆっくり話をしたり,あるいは聞いたりする機会が少ないので,ついつい電話が長くなってしまう。結局,予定していた内の三分の一ほどの家に電話をしたところで,遅い時間になり今日は打ち切った。

07/03/13(火)

朝 - といっても昼に近いことが多いが - 起きると,朝刊を広げながらパソコンを立ち上げ,メールをチェックするのが日課となっている。同時にネットにも繋げる。ポータルサイトは新聞社のホームページにしている。そのサイトのトップに赤い文字で,大阪空港発高知空港行きの全日空機が,車輪が出ないまま胴体着陸するというニュースが表示されていた。すぐにテレビをつけると,NHKをはじめほとんどの局が高知空港から中継していた。テレビをつけて間もなく,飛行機は着陸を試みた。後ろの車輪だけで着陸し,ゆっくりと前方を滑走路に滑らすように着け,火花を散らしながら停止した。火災にならなく,また怪我人もなく事なきを得た感じだった。キャスターやアナウンサーが,飛行機の専門家にこういった事態の訓練はしているのか質問していたが,答えはどれも同じで,実際に胴体着陸の訓練はしていないと言っていた。確かに,胴体着陸そのものの訓練の実施は考えにくい。ただ,どの専門家もこうした事態に対処する訓練はしていると言っていた。着陸してから乗客が降りるまでに少し時間が掛かり,乗っていた人たちはヤキモキしたことだろう。

07/03/12(月)

取引のある会社や,定期購読している雑誌社から時々アンケートが来る。比較的マメに応える方だと思う。アンケートによるのだが,回答した謝礼が来ることがある。回答者全員に送られる場合もあるが,どちらかというと抽選の方が多い。だから,それほど期待せずに回答する。ところが,先日ソニーから景品が送られてきた。パソコン雑誌にあったアンケートに応えたらしい。『らしい』というのは,自分でいつどんなふうに回答したかをよく覚えていないからだ。送られてきたものはポップアップライトだった。収納するときは折りたためる小品だ。クリップが付いているので,本などにも挟める。小さい割にはかなり明るいので,車の中で使うのにも便利だろう。

07/03/11(日)

休みの日の夜,電話が鳴った。仕事の電話を転送してあるので,その電話かと思い受話器を取った。女性の事務的な声がしてきた。仕事とは関係なかった。朝日新聞社の電話による世論調査アンケートだった。前半が安倍内閣に関することだった。支持するか否か,政策は評価できるかなど。後半はブッシュ大統領に関すること。中心はブッシュ政権によるイラク攻撃と,自衛隊派遣についてだった。アンケートはいくつかの選択肢から選ぶもので,五分ほどだった。ただ,何だか公民の試験でもされているような気分だった。最後に年齢と職業,インターネットは使っているかといった個人的な質問があり,アンケートを取った女性は丁寧に礼を言って電話を切った。アンケート結果は後日,朝日新聞に掲載されるらしい。その後,夜も遅くなったので電話転送は解除した。

07/03/10(土)

学校の学年末試験が終わったばかりだが,中学生の男子生徒から試験結果の電話連絡があった。まだ答案返却はされていないのだが,気になったらしく先生に聞いたらしい。わざわざ電話してくるくらいなので,当然良い結果だった。教えている教科担当の先生は休みの日だったのでそのことを話すと,教科担当の先生に伝言を頼まれた。内容はテスト結果を伝えること,さらに「ツイスターと言っておいてください」と。そう言えば分かるはずです,と謎めいたことを喋っていた。授業の時に何かを約束したのだろう。

07/03/09(金)

今日で学年末試験が終了した。そのため今日は授業が無かった。昨日までの喧噪がウソ
のように静かな一日となった。教室の掃除をした。昨日生徒が勉強したあとが残っていた。ホワイトボードには,試験勉強に疲れたときにでも書いたのだろうか,誰かの唄の歌詞が書かれていた。そのすぐ下には,こどもが描いたような絵があった。試験後はさすがに塾に寄ることもなく,友達どうしで遊びに出かけているのだろう。それとも,疲れて真っ直ぐ帰り眠っているのかもしれない。

07/03/08(木)

明日が試験最終日。授業が終わった生徒が帰ろうとしたところ,他の用事で来ていた先生に呼び止められた。そのまま帰ってしまっても,家で勉強ができるか不安な様子を察して,生徒に残るよう促した。生徒は講師室の席に座り,その先生が明日の試験で出る英単語の反復練習を始めた。そばで聞いていると,かなりの数の英単語を覚えなければならないのだが,何度も反復するうちにやがて生徒も覚えていった。間接的に聞いていて,生徒同様に最後の方にはいくつかの単語を思い出しながら覚えられた。繰り返しの学習が大事なことだが,出来ることならばもう少し早めに覚えて欲しいものだ。生徒は帰り際,明日まであと何をやるべきか確認していた。

07/03/07(水)

学年末試験も終盤に差し掛かった。試験中のため,授業を受けに来る生徒も自習しに来る生徒も睡眠不足だ。中には空いている教室で,完全に横になって仮眠を取っている生徒もいる。目覚まし代わりにケータイを鳴るようにセットしていた男子生徒の教室で,けたたましい音が聞こえてきた。隣の教室まではっきり聞こえるほどだ。それでもその生徒は起きることもなく,『目覚まし時計』の音は止まった。そこまで熟睡していたので,そのときはすぐに起こさなかった。電車で鳴ったとしたらかなり迷惑だろう,などと生徒と話しながら授業を進めた。30分ほどしてその生徒はやっと目を覚まし,その後の夜までの授業はしっかり受けていた。

07/03/06(火)

試験中は妙にテンションが上がってしまうこともあるようだ。自習しに来ていた生徒が二人で,軽食を買いにコンビニまで出かけた。しばらくして帰ってきたのだが,遠くから二人の声はよく聞こえた。戻ってきた生徒のうちの一人が,膝を擦りむいて帰ってきた。コンビニにあった鎖を飛び越えようとしたところ,足を引っかけて転んでしまったらしい。血は出ていないものの,擦りむいた箇所を消毒剤で手当てするように指示した。怪我をした場所が足だったので,試験勉強には影響しないだろう。きき腕を怪我でもしたら,字を書くのも難儀になる。消毒剤をつけながらあまり痛くないと言うと,一緒に買い物に行った友達が「お風呂に入る時きっとしみるよ」と返していた。

07/03/05(月)

学年末試験が始まった。試験中も,翌日の試験対策の授業を行っている。特に,理系教科が翌日にある学年の授業が目立った。授業が無い生徒も何人か自習しに来た。授業で教室は全部使用しているため,自習室で勉強をしていた。ところが,しばらくして新たに自習をしに来た生徒が居た。結局,講師室を使って勉強していた。自習室の机で勉強していた生徒も,夜になって講師室に移動してきた。六人掛けの講師室の机は,三人ずつ対面する長方形のテーブルだ。その席にちょうど先輩と後輩が向かい合って座っていた。お互いよく知っている仲なので,後輩が先輩に解らないところを質問していた。先輩は自分の勉強をいったんやめ,後輩に教えていた。

07/03/04(日)

夕方,日が暮れかかった頃外に出てみると,東の空には橙色に染まったまんまるな満月が浮かんでいた。カメラに納めようかと思ったのだが,実際に見る月と,画面に映ったそれに差があったため撮るのをやめた。日も沈みとっぷりと夜につかった頃に外を見ると,空は厚い雲に覆われて,月の姿はまったく見えなかった。やはり写真に撮っておけばよかったのかな,と思うものの,春を感じるこの季節に冬の空の月の残像が目に焼き付いたのだからよかったのだろう。

07/03/03(土)

来週から始まる試験対策の授業が目白押しだった。土曜日なので学校は早く終わり,午後には授業が始まった。いつもの二倍から三倍の授業時間だったが,さすがに試験を目前に控えているだけあって,いつもは早めに集中力が切れてしまう生徒も,最後までもった。夕方,母親からメールが届いた女子生徒が居た。ひな祭りの準備をしているとのこと。今日は三月三日のひな祭りだ。早く帰してあげたい気持ちもはたらいた。そんな思いをよそに,生徒の方が「終わらせてから帰ります」ときっぱり。しっかりしている。

07/03/02(金)

自習室の書棚に見慣れないものが置いてあった。学校の美術の授業で作ったのだろうか,焼き物の大きなさいころがあった。一の目のところが大きく穴が開いた状態になっていて,小物が入れられるようになっている。ただ,鉛筆立てにするには浅すぎるし,お茶を飲むには縁が厚すぎる。溝を作っておけば灰皿になるが,それはあまり高校生には適した作品とは言えないだろう。作品を塾に残したいというよりは,持って帰るには重く,鞄がかさばってしまうから置いていったという感じがするさいころだ。

07/03/01(木)

この前の日曜日に,部活の関係で受講できなかった生徒の数学特訓を行った。いつもの数学特訓は,午前中から夕方に掛けて行うのだが,今日は午後から開始した。そのため,終わったのはすっかり日の暮れた夜となった。数学特訓=日曜日に行う,とういう等式がいつものことなので,平日に行うと少し感覚がずれてしまう。教えている最中,今日がどうしても日曜日と錯覚してしまうのだ。それでも,問題を解いている生徒を見れば日曜日には着るはずのない制服姿に,やはりいつもと少し違うのだと気づかされる。

2月

07/02/28(水)

今年は暖冬であるが,春一番以降何度も強い風が吹き荒れている。『吹いている』のではなく『吹き荒れている』といった方が的を射ている。出勤時の車中から外を見ると,風の強さがよく分かった。自転車に乗っている小学生の女の子が,歩道の隅にしばらく動かずに顔を下に向け強い風が去るのを待っていた。すぐあとに,車でさえ揺らすほどの風が吹いて来た。砂塵が大きく舞っている様も目の当たりにした。夜になって少し風はおさまったが,気温が低くなった分極端に寒く感じた。二月最後の夜に冬を見た思いをした。

07/02/27(火)

郵便物と一緒に塾の郵便受けには,ポスティングによるさまざまなチラシが入る。その中に,ファーストフードの割引券が入っていた。生徒がよく行く店のものらしいので,講師室の机の上に置いた。数日すると,割引券は虫食いのように穴がいくつも開いていた。生徒が使ったのだ。それなりに活用できて良かったのだが,実は先生方も結構使っているようだ。

07/02/26(月)

試験前の慌ただしさがやって来た。試験の時間割が発表になると,さすがに普段のんびりしている生徒も焦りを感じるようだ。中学生にせよ高校生,あるいは大学生でも試験がないとなかなか勉強に本腰を入れられないのはいつの世も同じ。やはり自分が評価される試験は気掛かりなのだろう。その試験に併せ,これも毎度のことだが臨時講座が押し寄せてきている。自ら行う授業,他の先生にお願いする授業など様々だ。自分で担当する場合は極端な話,授業直前までに教材が出来れば間に合う。けれども,他の先生にやってもらう場合はそうも行かない。臨時の講座が急に決まったときなどは,ちょっと複雑な気持ちになる。

07/02/25(日)

今年度最後の数学特訓を,東中野教室・八王子教室同日で行った。八王子教室付近では,朝早くからたくさんの警察官が歩道や沿道で見回りをしていた。車道の中央分離帯の植え込みや歩道のあちこちを見回り,ものものしい雰囲気が漂っていた。誰か要人でも来るのだろうかと,警察官の動きを横目に教室に向かった。しばらくするとその理由が判った。八王子近辺で駅伝が行われるという立て看板が目に入った。以前にも見ていたのだが,それが今日であることはまったく意識していなかった。数学特訓が始まり,昼頃になると誘導するための笛の音が聴こえてきた。

07/02/24(土)

試験対策用の問題を作るときに,学校の過去問を参考にすることは多い。過去問のストックは,以前はコピーをしてファイルに収めておいたが,最近はスキャナーを掛けデータとして保存している。PDFファイルにしてあって,それをモニターで見る。生徒の答案をとってあることもあり,昔の問題を見ると卒業した生徒の名前が出てきて懐かしい。中には,現在塾で講師をしている卒業生のものもあり,年月を感じる。さすがに保存している答案用紙の点数はよい点が多い。

07/02/23(金)

もうすぐ学年末試験が始まる。試験が近づくと,生徒のカバンは教科書や問題集などでかなりふくらむ。たくさんの本が入ったカバンから,女子生徒が伊予柑を取り出した。コンビニの袋に全部で六個入っていた。鹿児島の親戚が送ってくれたらしい。塾に持っていくように母親に言われたのだが,重たいのでいやだと言ったのだが,いつの間にかカバンの中に入れられたようだ。お母さんの気持ちに感謝。持ってきた生徒の友達と一緒に授業前に英語の先生も食べていた。伊予柑が外に出たものの,試験前のカバンのふくらみはあまり変化がなかった。

07/02/22(木)

空気が乾燥している季節は,花粉症やインフルエンザで苦しんでいる人が多い。乾燥していて最も怖いのが火災だ。授業中にやたらと消防車のサイレンが鳴り響いていた。近くで火事があったらしい。ただ,教室からは見える範囲ではなく,ひたすらサイレンの音ばかりが授業の邪魔をした。授業が終わって帰った生徒からメールが来た。塾から200メートルほど離れた雑居ビルが焼けていたとの報告だ。一階と二階がファーストフードの店が入っていて,三階が日焼けサロンがある。その三階から失火したようだ。生徒のメールによるとすでに鎮火していて,ぼや程度で済んだらしい。ビルのテナントに入っているという意味では塾も同じことなので,他人事ではない。こういった機会に,火の元はしっかりみるようにしようと思った。

07/02/21(水)

テレビや新聞,あるいはネットのサイトの天気予報で,桜の開花予想が発表され始めた。今年は暖冬のため,さぞかし早く桜が咲くのかと思いきや,必ずしもそうとは限らないかもしれないらしい。「休眠打破」ということばが,今年の開花予想のキーワードになりそうだ。気象庁のホームページで,休眠打破については次のように説明されている。『さくらは,夏頃に翌春咲く花のもととなる花芽を形成し,休眠に入ります。花芽は冬の低温に一定期間さらされると休眠から覚めます(休眠打破)。花芽は休眠打破のあと温度の上昇とともに生長し開花します』。ところで気象庁のホームページでは「桜」ではなく「さくら」とひらがな表記されていたのには,ちょっとだけ意表を突かれた気がした。

07/02/20(火)

二月は小の月でもさらに日数が短い。まだ今日は20日なのだが,今月も残すところ一週間ほどとなった。そういった意味では月末の準備は普段の月よりも早い。新聞の折り込みには,集金は通常25日から始めるのだが,今月は日数の関係上22日頃から始める旨のチラシが入っていた。昨日今日とやっと冬らしい寒さとなったのだが,明日はまた暖かくなるらしい。三月の声を聞けば,春はもうすぐそこまでやって来る。

07/02/19(月)

一昨日の問題だが,どれが答えかはWindowsに標準搭載されている,サウンドレコーダーというソフトで確認できる。スタート→すべてのプログラム→アクセサリー→サウンドレコーダーと進み,サウンドレコーダーを起動させる。次に,マイクで件の言葉を録音する。右端の赤いボタンを押すと録音できる。次は再生だ。再生は真ん中の三角印のボタンだ。これだとそのまま再生される。次にエフェクタをクリックし「逆転再生」を選ぶ。すると,三つの言葉のうちまったく同じように発音されるものがある。お試しあれ。ただし,この操作はマイクがないとできない。安いマイクなら600円程度で買えるし,あっても邪魔なものではない。

07/02/18(日)

休みの日曜日は用事があり都内に車で向かった。今日は初めての東京マラソンが行われた。都庁を出発し,浅草や銀座,東京タワーなど都内の名所を巡り,ゴールの有明・東京ビッグサイトを目指した。用事があったのは山手線の外側だったので,600か所以上有った交通規制には掛からなかった。そのせいか,予定よりも早く着いた。道はかなり空いていた。いつもよりもはるかに交通量の少ない幹線道路を走っていると,きっと昭和40年代の道はこんな感じだったのだろうと思いながら車を走らせた。午後になり,帰る頃はいつもと同じような状況だったが,日曜日としてはやはり空いていたと思う。

07/02/17(土)

仕事帰りの電車に乗り,七人掛けの席の一番端に座った。雑誌を取り出し読もうとしたその時に,正面の広告が目に入った。いわゆるなぞなぞがそこにはあった。「ひっくり返せるものはどれ?お食事,おかし,お飲み物」といった問題だ。どこかのゲームメーカーの宣伝だった。出しかけた本を仕舞い考え始めた。電車に乗っていたのは20分ほどだったが,結局解けなかった。気になり,メーカーのサイトに行ってみた。その問題を今日,ホワイトボードに書いたところ,同じ問題を見た生徒が「その答なんですか」と言うので,他の生徒と一緒に考えてもらった。どれも「お」が付くのがヒントとなる。電車内の広告は,年齢に関係なく見ているものだと思った。ひっくり返せるものがどれか知りたい人は,『ナゾトキ』と検索するとたどり着けるはず。

07/02/16(金)

日本のプロ野球は,春のキャンプも中盤に差し掛かり,もうすぐオープン戦が始まる。今年は新人の話題も多く,新しいシーズンが楽しみだ。去年の今頃は,ワールドベースボールクラシックで盛り上がり,日本の野球の質の高さを証明した。それ以前のオリンピックでは,メダルは取れるものの,優勝までには至らなかった。そのオリンピックでも貢献し,長いこと近鉄バファローズで主軸を打っていた中村紀洋選手の,日本球界の扱いの粗末さにどうかと思う。一時期は日本人選手最高年俸となった選手が,テスト生として野球を続けていることに驚きを覚えている。野球をやれるのならどこでもいい,と言う中村選手のシドニー五輪で敗戦したときの涙が忘れられない。同じ強打者として現役時代を終えた落合監督の下,テスト生からレギュラーを勝ち取り,オリックスバファローズとの交流戦で戦う姿を見てみたい。

07/02/15(木)

男子校と共学校とでは,生徒の雰囲気が異なるのは当たり前のこと。昨日勤務していたのは東中野教室で,来ている生徒は明大中野校の生徒が中心だ。明大中野校はいわずとしれた男子校。今日は八王子教室勤務の日。こちらは共学校の明大中野八王子校の生徒が来ている。さて,昨日はバレンタインデーだった。学校ではチョコレートやクッキーがかなり行き交ったらしい。一日遅れで今日授業のあった女子生徒が,担当の先生に嬉しそうに渡していた。手作りも多くなってきたようで,小さなバスケットの入れ物に入れて持ってきてくれた中学生もいた。女の子どうしでも交換するのがいまは当たり前のようで,高校生の生徒は多すぎてかえって困っている様子だった。でも,そんなやりとりがこの年齢くらいにとっては楽しいのだろう。

07/02/14(水)

東京では随分久しぶりに本格的な雨が降った。今年になってこれだけしっかりした雨は初めてではないだろうか。道行く人を見ると,吐く息が白くなっていた。暖かい日が続いていただけに,今日くらいの気温でも寒く感じる。それでも日中の最高気温は13度くらいまで上がったようで,これは三月中旬並みの暖かさだ。授業を終えて帰ろうとする先生が「雪になるかなあ~」と言うので,これだけ暖かいとちょっと無理じゃないでしょうかと返事をした。降るとあとが大変だが,やはり雪がまったく降ることのない冬は,何となくみんなさみしく感じるのだろうか。

07/02/13(火)

八王子教室では現在,黒板ではなくホワイトボードを使用している。数学の先生が授業でこういったものを使ったらどうでしょうか,と小さいホワイトボードを持ってきた。全体的に説明するには,壁掛けの大きいもので出来るとしても,個別的に教えるときに便利だというのだ。20×30cmの小さなホワイトボードだ。有っても悪くないけれども,値段次第だと返事をすると「100円ショップで売ってます」との返事。その10倍くらいの値段を予想していただけに,それほど安いのなら何枚かそろえてもいいと思った。

07/02/12(月)

昨日の数学特訓中に,今日は何の祝日かを訊いてみた。すると,祝日という意識がなく単なる日曜日だと思っていた生徒が多かった。でも,そうすると翌月曜日がなぜ休みなのかの理由がなくなる。それでも何の祝日か言い当てられる生徒は居なかった。2月11日はそれほどマイナーな祝日なのだろうか。このくらいの年齢だと,建国記念の日よりもバレンタインデーの方が気掛かりなのだろう。建国記念日は辞書によると「日本書紀伝承による神武天皇即位の日を紀元の始まりとして制定した祝日」となっている。外国では「独立記念日」がそれに相当していることが多いようだ。ところでこの「建国記念日」は日本の祝日としては「建国記念の日」が正しいのだが,「の」が省略されているのをよく目にする。

07/02/11(日)

今日は東中野教室・八王子教室ともに中学三年対象の数学特訓を行った。明大中野校も
明大中野八王子校もこの学年だけは毎年,学年末試験が早く行われる。公立中学だと,中学校最後の試験はそれほどしっかりやらないこともあるだろうが,付属である両校は普段と変わらない。自校の高校の入学試験問題を解かせることもある。どちらの学校も,入試問題となるとレベルが高く,もし受験したとしたらどのくらいの生徒が合格圏内に入るだろうか。それはともかく,午前九時から始めた数学特訓は,比較的集中力が途切れることなく進んだ。

07/02/10(土)

JRの駅にあるNEWDAYSで買い物をした。Suicaにチャージしてあるので,いつもSuicaを使って買っている。買い物をすると,ペンギンのキャラクターが入った巾着をくれた。いま,キャンペーンをやっていて,400円以上Suicaで買い物すると貰えるらしい。広げると19.5×24.5cmで,巾着としては比較的小さい方だと思う。‘3rd Anniversary’とプリントされている。Suicaが出来てもっと年数が経ったと思ったのだが,どうやらSuicaを使ってNEWDAYSで買い物ができるようになってから三周年ということらしい。何を入れればいいか考えたが,あまり思いつかなかった。結局,こういった類のものは何かあったときに生徒に景品としてあげている。

07/02/09(金)

一昨日行ったOA機器のフェアは,都庁近くのビルで開催された。担当の営業の人と都庁についての話に及んだときの話。まだ若いその営業の人は,都庁は始めから新宿にあるものだと思っていたようだ。以前はどこにあったのか訊かれたので,丸の内にあったと言った。調べてみると,都庁が新宿に移転したのは1991年で,いわゆるバブル経済末期の頃だろうか。新宿に移転して間もない頃,最上階の展望台に行ったことを想い出した。丸の内にあった都庁跡にはいま,東京国際フォーラムがある。それほど昔のように思えない出来事が,もうこれだけ時間が過ぎたのだと思いながら,都庁前にある地下鉄の下り口へと向かった。

07/02/08(木)

推薦が決まった高校三年生の授業を一つ行った。週末にTOEICの試験があるのでその対策授業だ。ヒアリングのテストがあるので,CDラジカセを持ち出して音を出そうとした。ところがしばらく待ってもいっこうに音が出なかった。だいぶ長いこと使っていなかったのだが,その間に調子が悪くなってしまった。すぐにパソコンを立ち上げて,そのCDドライブを使って授業をしていた。パソコンがあるのは講師用の机の近くだったので,場所をそこに移して授業は進められた。

07/02/07(水)

コピー機のメーカが主催する,OA機器のフェアに行ってきた。都庁からほど近い高層ビルのワンフロアを借り切って行われていた。コピー機がメインで展示され,実際にデモンストレーションも行っていた。その他には,ホワイトボードに書いたものをそのままプリントアウトできる『コピーボード』という製品があった。パソコン周辺機器でよく聞くメーカーも来ていた。ところで,フェアを行っていたビルに行くまでに,ちょっと気に掛かったことがあった。以前その付近を歩いた記憶があったのだ。行きは時間がなかったので,すぐに会場に向かったのだが,帰りは少し余裕があったので回り道をしてみた。すると,その付近は昔,学生の頃の悪友が住んでいたアパートのすぐ近くだった。飲んで夜遅くなり,帰れなくなったとき何度か彼のアパートに泊めて貰ったことがあったのだ。ものすごく懐かしい風景に出会った気がした。ただ,悪友が住んでいたアパートはとうとう見つけられなかった。西新宿は開発がどんどん進み,おそらくは高層ビルの一つに呑み込まれたのだろう。

07/02/06(火)

暖冬が続いている。今日も昼間はかなり暖かくなり,コートが要らないくらいだった。その煽りで,札幌の雪祭りの初日は例年よりも10度近く気温が高く,石像づくりにも苦労したようだ。東北地方では,雪不足のため初めて雪祭りが中止になったところも出て,地球温暖化の深刻さがあからさまになってきた感じがする。日本は四季がはっきりしている国であったのだが,夏が長くなり冬と呼べる季節がかなり短くなった。

07/02/05(月)

暑さや寒さの感じ方は人によって異なるのは当然のこと。暖冬とはいえ,夜は冷え込む。教室自体が暖かくても,足もとだけ冷えるのもよくあること。授業中の生徒が寒いというので教室に行ってみると結構暖かかった。上着を脱いでいる生徒も居れば,先生は腕まくりをして半袖状態で授業をしていた。かえって暑いくらいだった。でも,本人が寒いというので寒く感じたのだろう。そこで,電気ストーブを足もとに置くように指示した。この電気ストーブ,普段あまり使っていない。スイッチを入れるとやがて電熱線が赤くなり始めた。それと同時に焦げ臭い匂いがしてきた。シーズンはじめの冷暖房機特有のあの匂いだ。窓を開けて換気したかったが,それでは寒いという生徒が「意味がない」と言うので,匂いの方を我慢してもらうことにした。

07/02/04(日)

いつもの日曜日を過ごしていた。一週間前にこの雑記帳に記したいつもの店に買い物に行った。最近は店先に泥付きの長ネギが安く売られている。鍋の材料にネギは最適なのでほとんど毎回買っている。今日は太めの長ネギが四本で99円だった。ところで前回買った飲用できる料理用ワインだが,結局料理にはまったく使わずに飲んでしまった。1.8リットル入りを三回に分けて飲んだ。結局あればあるだけ飲んでしまうのは,火を見るよりも明らかだった。それゆえ今日は同じワインは買わずにいつものウオッカに手を伸ばした。

07/02/03(土)

先日,少し遅めの初詣に行ってきた。穏やかな晴れの日だった。すでに何本かの梅の木が,ほのかに色づいた花びらを咲かせていた。神社に行くとおみくじを引くのが自然な行動だ。初穂料100円を投入口の真ん中に入れようとしたけれども,ちょっと考え直して一番上から入れた。引いたおみくじには「末吉」と書かれていた。末吉だけあって,書かれていた内容はどれも歯切れが悪い。待ち人は「遅けれど来る」らしい。商売は「後程利益多し」なので,じっくり仕事に臨めば良さそうだ。願望は「叶う。されど無理な願いはよせ」とあった。さすがにこれを見たときは,思わず笑ってしまった。さて,どうなるやら。

07/02/02(金)

二月の声を聞くと,本格的に新年度の準備に取りかからなければならない。一年で最も忙しい季節を迎えるために,早めに出来ることは時間があるときにどんどん進めていく。それと並行して,学年末試験のことも頭に置いて仕事をしなければならない。常に色々なことに気を回す必要がある。明大中野校・明大中野八王子校の中学三年生は,もうすぐ学年末試験があるので,試験準備もしないといけない。公立中学校だと,中学最後の試験は『おまけ』みたいなのもで,それほど真剣に受けないことが多い。けれども,そのまま高校に上がる付属校の最後の試験はいつもと変わらず実施される。むしろ,教科によっては試験範囲が中学で学んだことすべてということもあり,生徒にとっては準備が大変になる。

07/02/01(木)

今日から東京の私立中学校では入学試験が始まった。大学受験と違い,中学や高校受験は当日発表される学校もかなりある。即日発表は合格が決まればホッとすることだろう。それに反して,すでに入学している生徒はのんびりしている。映画を見に行っている生徒が居るかと思えば,クッキングスクールでケーキを作り,塾の冷蔵庫に置きに来た生徒も居た。彼らや彼女らも,数年前は受験でこの日は大変だったのだろう。今年の入試初日は風はやや強かったが,この時期にしては比較的穏やかな日差しだった。

1月

07/01/31(水)

暖冬を文字通り肌で感じる一日だった。天気予報によると,今日の東京は桜の咲く頃の陽気となった。日差しが柔らかく,いまが一月であることを忘れさせられるようであった。実際,出勤するときの車中では,上着を脱いで運転していた。対向車や併走する車も窓を開けているのが目立った。日が沈むまでは暖房も付けずに過ごせた。暖冬の煽りで,札幌の雪祭りは運営が大変そうだ。不断ならこの時期,ワカサギ釣りで賑わう湖も閑散としているところも出ているようだ。年が明たのはついこの前だが,少し世間を賑わす事件や企業の失態が多いように感じたこのひと月だった。でも,まだ今年は序盤が始まったばかり。そんなにうつむかなくても,まだまだ先には何かがあるはず。

07/01/30(火)

中学の入学試験が近づいてきた。入試の日は在校生は当然学校が休みになる。それに応じて,塾の授業も変更することが多い。授業変更すると,そのことを忘れてしまう生徒もいる。中学生や高校生くらいだと,手帳に書き留めることが少ないようで,忘れてしまう確率も高くなる。ケータイに予定を入れることもあるのだが,それを見ることさえ忘れてしまうことがあるようだ。生徒が持っている手帳と言えば,学校の生徒手帳が真っ先に上がるのだが,肝心の生徒手帳を持っていない生徒も多いようだ。いまは便利な時代で,生徒が来ないときにはすぐにメールで連絡できるのだが,あまりこれに頼りすぎるのもよくない傾向だ。大事な約束をおろそかにしてしまうクセが身についてしまわなければいいのだが。

07/01/29(月)

先週土曜日は,明治大学の付属校から進学する,いわゆる内部推薦の生徒対象の面接が大学で行われた。その面接を受けた生徒が遊びに来た。面接自体はそれほど大したことはなかったらしい。二人一組で面接会場に入ったところ,彼の同級生の名前が少し変わっていたらしく,そのことで最初は談笑したと言っていた。その後もそれほど難しいことは訊かれなかったようで,面接のアンケートを書いてもらったところ,後輩へのアドバイスの欄にはひと言「楽です」と書いてあった。

07/01/28(日)

休みの夕方,いつものように買い物に行った。食材専門店で買い物をした。酒類のコーナーにはビールやウイスキーの他にワインが置いてある。どこの店にもあるビンのワインの他に,ペットボトルの透明な容器に入った2リットルのワインがあった。値段はかなり手頃だ。有機酸が誇張されているラベルが貼ってあった。どちらかというと,パスタなどの料理ワインのようだ。店の人に聞くと,飲用でも十分だという。その一言に負けて買って帰った。

07/01/27(土)

普段ワープロで問題や案内書を作っているので,手書きにするものはそれほど無い。それゆえに,ボールペンで書いたものを修正するための修正液はほとんど使わなくなった。たまに使おうとすると,すでに固まっていてまったく出てこないこともよくあった。それで,数年前からは修正テープを使うようにした。これなら,しばらく使っていなくても問題ない。修正テープには,中のテープを詰め替えるタイプがある。ボールペンでさえも替芯を使っているので,当然修正テープもそうしている。さて,修正テープが無くなりいざ交換しようとした。説明書の通りにカートリッジを外そうとしたら,意外なことにテープだけ交換するのではなく,プラスチックのかなりの部分も交換するようになっていた。結局,本体に対して外装のプラスチックケースはほんの少しの割合しかなく,ほとんど全部を交換するのとたいして変わらないように感じた。

07/01/26(金)

昨日の晩,横浜線で人身事故があった。八王子教室に来ている生徒の多くは,横浜線を利用している。事故が起こったのは午後八時過ぎだった。授業が終了する時間は,ほとんどの生徒が九時だったので,その頃までにはさすがに復旧していて大丈夫かと思った。ところがしばらくして,まだ復旧していないことを保護者からの電話で知った。すぐにネットで状況を調べると,いったん運転再開の目途が立ったのだが,再び止まってしまったという情報が得られた。結局,ちゃんと復旧したのは午後十一時を回った頃だった。終電までそれほど余裕のない時刻に,生徒や保護者にメールや電話で家に帰れたかの確認をし終えた。その後,その日最後の横浜線に乗り家路についたのだが,車内のアナウンスによると,救出作業にかなりの時間を要していたと言っていた。

07/01/25(木)

切手が必要になり郵便局に買いに寄った。月末ということもあって少し混んでいて待たされた。待っている間に,受験生と思われる女子高生が,速達か書留で願書を出しに来た。しばらくすると,別の高校生が受付に行き,郵便局員に書類や封書の書き方を教わっていた。来月になれば,東京の中学入試が始まり,十日もしないうちに高校入試もやって来る。大学受験となると,受験準備は親任せではなく自分でやらなければならないこともある。願書を出しに来た二人の高校生は,真剣なまなざしと共に緊張感がこちらにも伝わってきた。

07/01/24(水)

久しぶりに地下鉄に乗った。以前,ある学校から貰った東京メトロの『パスネット』というカードがあったので使ってみた。行きは券売機に入れて切符を買った。帰るとき,もしかして,と思い改札にいた駅員に尋ねてみた。少し前にあったJRのオレンジカードのように,自動改札に直接入れても大丈夫かと。すると,残高があれば問題ないとの返事。Suicaと同様に,初乗りの分だけ最初に差し引かれ,降車駅で自動的に精算されていた。

07/01/23(火)

明治大学への内部推薦をもらい,今週末に大学で面接を控えた高校三年生がやって来た。教わっていた英語の先生に訊きたいことがあったようだ。彼が受ける今年の面接では,英語で質問されることになると高校の先生から言われたらしい。その準備に来たのだ。面接で聞かれることを想定して,英語の先生と質問およびそれに対する答えを一緒に考えていた。自己紹介のことや,高校の部活では何をやっていたかなど。時事問題を聞かれたらどうしようかと心配していたが,英語でそこまで聞かれることはないとは思う。それでも,簡単な質問について英語の先生と話し合っていた。

07/01/22(月)

高校二年の生徒に授業前の空いている時間で,昨日行われたばかりのセンター入試の数学ⅠAを解いてもらった。比較的力のある生徒であったので,時期的にはちょっと早いが解いてもらった。授業で不正解だった問題の解説をしていった。今年の問題は例年に比べると少し難しかったようで,予備校の予想点では去年よりも軒並み十点以上低い予想点が出ていた。実際に生徒と一緒に解いてみると,確かに手強い問題がいくつかあった。センター入試はそれほど難しくないと高をくくって取り組むと,案外噛みついてくる問題もあった。特に,最後の場合の数と確率の問題は,上手に数え上げないと正解に達するのは難しい。他にアプローチの仕方があるのかも知れないが,今日の授業では丁寧に数え上げて解いていった。

07/01/21(日)

よく見る夢のひとつに,常識では考えられないほどの坂道を車で上っていくことがある。傾斜角はときに90度にまでなり,どう考えても車では上りきれるはずがない。それでも,落ちないように目一杯エンジンを噴かし進もうとする。その夢が少し変化した。車ではなく,自分の足で上るようになった。道の代わりに階段になってだ。夢判断できる人なら,どう分析するのだろうか。車と違い,自分の足では途中でやめてしまったところがちょっと情けなかった。

07/01/20(土)

昼過ぎに少しだが雪が降った。降ったかと思ったらすぐに雪は止んだ。おそらく今シーズンの初雪だろう。暖冬を象徴するかのような遅い初雪になった。ところで,初雪の定義は「その地域での最高気温後に最初に降った雪」となっている。したがって,もしも四月中旬に最高気温が出て,その後に雪が降れば四月の初雪もあり得る。もっとも,そういった可能性はほとんどないだろうが。それはさておき,今日と明日は大学のセンター入試が行われる。今年もやはり寒さの厳しい入試日となった。受験生は風邪など引かぬように万全の予防と準備をして欲しい。本番はこれからの人が多いだろうから。

07/01/19(金)

納豆の売れ行きは相変わらず好調なようだ。買い物に行った先生が,納豆売り場にはほ
とんど納豆が並んでいないと言っていた。残っているのは,あまり聞き慣れないメーカーのものだけだったとのこと。この納豆ダイエットは,毎日朝夕に摂らなければならないらしい。また,ある特定のメーカーのものでないとあまり意味を成さないと言っている先生もいた。何だか,今回の騒ぎで納豆に対するそれぞれの思いが表れたような気がする。そろそろ飽きてくれないだろうか。

07/01/18(木)

今週末には大学のセンター入試がある。毎年,この頃は一年の中でも最も寒い時期の一つで雪が降ることが多い。入学試験の季節到来だ。明大中野八王子高校も,来週火曜日に推薦入試がある。一般入試の日はどこの学校も在校生徒の授業はなくなるもの。ところが,推薦入試となると,必ずしもそうとは限らない。学校の行事予定表を見ても,中学入試の日などは学校が休みになることが記されている。ところが,推薦入試の日は,推薦入試の試験があることと部活動が休止になること以外,何も書いていない。でも,実際に明大中野八王子校は休校になるようだ。去年も休みであることを覚えていた生徒が居たのだ。なぜ覚えていたのかというと,その日にディズニーランドに行ったからだ。その証拠に,一年前の入場券をいまでも持っていたのだ。休みだったことを覚えている以上に,まだ入場券を持っていることの方が驚いた。

07/01/17(水)

阪神淡路大震災から今日でちょうど12年が経った。通勤途中で聴いていたFMでは,防災特集をやっていた。番組の前半では,大きな地震が来たとき,避難所がどこにあるのかアンケートを取っていた。その結果,知っている人はほとんど居なかった。確かに,自宅近くの避難場所なら分かるのだが,仕事場となるちょっと自信がなかった。避難場所には一時(いっとき)避難所があり,まずはここに避難する。大規模な災害時はその後,広域避難所に避難することになる。阪神淡路大震災のように,その後長期化する場合は,収容避難所で避難所生活を送ることになる。そんな放送を聴きながら,歩道には学校帰りの小学生の姿が目に入った。この子達が生まれるより前に,阪神淡路大震災があったことになる。それもそのはずで,そのときに生まれた子ども達は今年,中学生になる。

07/01/16(火)

企業にとって決してやってはいけないことがある。塾においては,何をさしおいても,こどもたちの安全が最優先される。それが,守られなかった事件が少し前にあったことは,同業者として悲しい出来事だった。食品を作る会社の衛生管理がずさんであれば,一気に会社の存続まで危ぶまれることがある。それは,以前の事件でも分かっていることだ。今回の不二家による‘会社ぐるみ’と言われても言い訳できないほどの事件は,多くの人を不幸に陥れたことになる。気の毒なのは,工場とは直接関係のない商品をまっとうに売ろうとしていた人たちだ。あるいは不二家の商品を,それ専門で売っている人たちだ。大きい企業の犠牲に,今回も小売店がなってしまう可能性が出てしまった。

07/01/15(月)

テレビの情報番組の影響で,納豆の売り上げが飛躍的に伸びているらしい。ダイエット効果があるということが大きな要因だと思う。確かにここ一週間ほど,どこのスーパーに行っても納豆売り場の棚は空っぽだった。買い物をする時間帯が遅いので,それも仕方ないとあきらめていた。もともと,納豆はよく食べる方で,週に二・三回は食卓に並ぶ。にわか納豆食いとは訳が違うのだ。それだけに,こんなに長く食べていないとさすがに欲しくなってくる。それで,昨日は日が暮れる頃に買い物に出かけた。ところが,その時間でもすでに棚にはたった一個の納豆もなかった。近所のスーパー二店舗に行ったのだが,両店ともきれいさっぱりなかった。買い物客が店員に納豆はないのかと詰め寄っていた。そこで今日,仕事前に塾のすぐ隣のスーパーに寄った。さすがに昼過ぎには納豆は並んでいた。ほぼ一週間ぶりで手に入れ,ちょっとホッとしながら仕事を始めた。

07/01/14(日)

数学特訓のときは朝早く起きて教室に向かう。普段目にしない日曜日の光景のひとつに,部活で試合に向かう中学生や高校生の姿の多さがある。今日はその逆で,日曜日の夕方の電車に乗った。駅のホームには,試合が終わったあとの高校生の姿が目立った。まだ一年生なのだろうか,大きなゴミ袋を抱えてきた男の子の姿が目に入った。日曜日の生徒の姿を少し見た気がした。

07/01/13(土)

八王子教室はビルの構造上,都市ガスは引けない。そのため,湯を沸かすときはカセット式のコンロを使っている。火力は都市ガスに比べると弱く,思ったよりも時間が掛かることがある。そろそろ沸く頃かな?と思いつつもいつまでたってもケトルの笛が鳴り出さない。しびれを切らせて流しに行ってみると,炎がやたらと弱くなっていた。カセットのガスの残量が少なくなると火力が弱くなる仕組みなのだ。急ぐときはいったん新しいものに交換して再び湯を沸かす。

07/01/12(金)

教室で使っているエアコン本体の,室温を示す部分が‘21’と‘-0’を繰り返し表示しながら点滅していた。リモコンをあれこれ操作したり,本体のプラグをいったん抜き,しばらくしてからコンセントに差し込んでみても状態は改善されなかった。同じエアコンが他の部屋にもあったので,それを見に行った。もう一方の方は正常に作動し,室温も適正な温度を表示していた。ただ,その教室にいた先生が,調子の悪い方のエアコンが時々止まってしまうことを指摘した。そのことばを聞いて,ピント来た。件のエアコンの前面カバーを開け,フィルターを取ってみると,チョークの粉がたくさん付着していた。目詰まりしていたのだ。フィルターの掃除をしてから装着してみたところ,正常に作動し始めた。チョークの粉はかなり細かく,しかも黒板のすぐそばにあるので,一般家庭よりも頻繁に掃除をする必要性がある。

07/01/11(木)

冬場は乾燥し,気温も低いので風邪を引きやすくなるのは毎度のことだ。体調を崩しかけている生徒や先生が居る。新学期が始まったばかりだが,欠席する生徒もいれば,体調不良でどうにも来られなくなった先生も出た。生徒は仕方ないにしても,教える側の先生は仕事なのだから,体調管理はしっかり取ってもらいたいもの。とはいうものの,病気は100%予防できるわけではないので,絶対的な要求ではない。日頃の管理にもかかわらず,そうなってしまうことだってある。でも,最善は尽くすべきだろう。

07/01/10(水)

昨日から新学期の授業が始まったのだが,昨日は明大中野校も明大中野八王子校もまだ冬休み中だったため,塾の授業は変更した。両校とも今日から学校が始まり,塾も実質今日から授業が始まった。高校二年生は,明大推薦・統一学力テストの模擬試験を行った。文系の生徒も理系の生徒も今回は共通科目の受験となった。国語,数学,英語の順番に受験していくのだが,三時間目の英語では,少しバテてきた生徒も出たようだ。それでも,中には試験後に授業のあった生徒も居た。一番長い生徒の総時間は,7時間にも及んだ。

07/01/09(火)

踵がだいぶザラザラし,靴下を履くときに引っかかるので軽石でこすってみた。角質がボロボロになってきていたようで,こすってみるとかなりすっきりした。すっきりしすぎたようで,仕事のときに履いているサンダルは,踵の部分でツルツル滑るようになった。

07/01/08(月)

今日は成人の日。各地で成人式が行われた。街中には晴れ着の女の子の姿が目立った。ところで,いつの頃からだろうか,成人式のあった夜のニュースでは,式典で騒いでいる新成人の姿が映し出されるようになった。数年前に成人になった先生に訊いてみたところ,彼が小学生の時にすでにそういった類のニュースを見た記憶があると言っていた。昔はただ単に,成人式があったことと穏やかな式典の映像が流れる程度であった。式典を行う自治体はさまざまな工夫をしてなければならなく,年頭最初の大きな仕事となるのだろう。

07/01/07(日)

冬期講習中は,学校の成績表を生徒に持ってきてもらう。教える側としても生徒の成績は気になるところだ。ところが,今日で三日目になるのだが,なかなか持ってこない生徒が居る。故意かあるいは本当に忘れてしまうのかは分からないが,見せたくないという気持ちがはたらくのだろうか。病気にかかったときの診察ではないのだが,悪いところが分かってこそ対処が出来るもの。どの教科の成績が下がっているのか,あるいは試験でどこが間違ったのか,そのパターンを見ることにより直すところが決まってくるものだ。

07/01/06(土)

今年の冬は強烈な低気圧が今日までに二度やって来た。今回の低気圧による大きな被害は,東京では出なかったようだが,地域によっては吹雪や雪崩のおそれがあるらしい。先月の時は関東各地で雨量が多かったり,落雷の被害もあった。これまでにあまり聞き覚えはなかったのだが,今回は「爆弾低気圧」という言葉が何度か現れた。名前のインパクトはすごいのだが,何をもって「爆弾」なのかと思った。気象用語としてはちゃんと定義されているようで,簡単に言えば短時間で急激に気圧が下がる場合を指すようだ。緯度によって爆弾低気圧となる変化量が定義されている。東京の場合,緯度が約35度39分で,定義にしたがって計算すると24時間で約16.2hPa降下した低気圧が爆弾低気圧になる。大したことがないように感じるが,毎日気圧を気にしながら生活しているわけではないので,この感想はちょっといい加減だ。台風一過ではないが,低気圧の通過後は急激に天気は回復するみたいだ。

07/01/05(金)

今日から冬期講習の後期が始まった。今年最初の授業となる。年頭なので先生も生徒も一通りの挨拶をするのが恒例だ。先生と生徒の各組合せで挨拶するとなるとかなりの数になるが,そこはみんなほどほどに済ましていた。年末の講習に比べると,この時期の方が圧倒的に授業数は多いので,塾はいつもの賑わいが戻ってきた。こうして今年もスタートした。

07/01/04(木)

昨日の「箱根駅伝」の続き。箱根駅伝といえば,中継は日本テレビが昔からずっとやってきたように思っていたのだが,実際には1987年の第63回大会からなので,今年で20年を越えることになる。となると,中継の合間に流す昔の白黒の映像は,他局で残した記録なのだろうか。ところで,出場資格のある関東学連に山梨の大学が入っているのはちょっと不思議だ。関東地方には山梨県が入っていないからだ。その一方で,首都圏には山梨県が含まれる。このあたりの定義が少し曖昧になっているような気がする。関東中心の駅伝だが,関西でも同じように中継はされていたようだ。

07/01/03(水)

正月三日目は少し早く起きて,箱根駅伝を見た。正式名は「東京箱根間往復大学駅伝競走」で,今年で83回目を迎える。年々大学間の差が無くなったらしく,一位と二位以降との差が縮まってきた。それでも今年は,九区から最後の十区のところでタスキが繋がらなかった大学と選抜があった。ところで,以前から不思議に思っていたことがあった。それは関西の大学が一切出場していないということだ。ウィキペディアで調べてみた。箱根駅伝に出場できるのは,関東学連に所属している大学に限られるらしい。関西はもちろんのこと,四国や九州あるいは東北・北海道の大学も出場は出来ないらしい。意外だったのは,関東学連に所属しているのは大学だけでなく大学院も所属しているところもあった。

07/01/02(火)

用事があって外に出かけた。思ったよりも道は混んでいて,正月早々に出かける人が結
構居るのだと感じた。すでに開店している店も思いのほかあった。コンビニやファミリーレストラン,ガソリンスタンドはもちろんのこと,レンタルショップや紳士服の販売店などが営業していた。昔と比べると,正月から営業している店が多くなったということは,それだけ早くから働く人がいるということになる。

07/01/01(月)

年が明けると新年用に用意してあるのだろ,新しいコマーシャルが目立つ。年が改まると,今年こそは,と思う人も多いことだろう。月が変わる,年が変わることによって人は気持ちを新たに切り替えることができる。個人的にはそれほど大きな変化が無いこの数年だけに,そろそろ新しい動きがあってもいいのではないかと思っている。それとも変化は自らつくるものだろうか。